JP2005340874A - 集音装置、撮像装置、及び通話装置 - Google Patents

集音装置、撮像装置、及び通話装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 小型の携帯機器の筐体内への浸水によるマイクの破損を防止する。
【解決手段】 マイク11はカメラ100の筐体内部に配置されており、当該筐体の外面に設けられた開口部を通って到来する音を集音して電気信号へ変換する。マイク電源12はマイク11へ電力を供給する。電極5及び6は当該筐体の内部に配置されている。抵抗10の端子間電圧を監視しているCPU2は、当該開口部からの浸水がマイク11へ及ぶ前に当該浸水の検出を行い、当該浸水を検出したときにはマイク電源12を制御してマイク11への電力の供給を遮断する制御を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、音を電気信号へ変換する集音装置、並びに集音装置を装備する撮像装置及び通話装置で使用される技術に関し、特に、浸水による故障を防止する技術に関する。
従来、車両等でのウィンドシールドワイパの動作を制御するための雨滴検出の技術として、例えば特許文献1や特許文献2に開示されているものがある。これらの技術は、対向電極間に雨滴が付着したときに生じる対向電極間のインピーダンスの変化を検出するというものである。
また、特許文献3に開示されている水中スピーカの漏電防止装置は、水中スピーカの内部への浸水による漏電を検出するために、スピーカ回路とセンサとの間に水を介して流れる電流が検出されたときに、スピーカ回路への駆動信号の入力をカットするというものである。
この他、特許文献4には、潜水中における周囲の水圧を検出するための圧力センサをデジタルカメラに備え、所定値以上の水圧を検出したときには撮影禁止とするという技術が開示されている。
特公平6−54301号公報 実開昭59−34354号公報 特公平7−48915号公報 特開2003−143460号公報
例えばビデオカメラやデジタルカメラ等の撮像装置、あるいは携帯電話等の通話装置などといった、小型の携帯機器において、音を集音するためのマイクを備えているものがある。このような機器では周囲の音を筐体内のマイクへ導くための開口部が筐体に設けられるが、この開口部から水が侵入してマイクが浸水した状態で、動作に必要な電力をそのマイクに印加すると、水を通して電流が流れることによりマイクを破損してしまうことがある。従って、このような破損を防止するためには、筐体内への浸水を検出し、この浸水が検出されている間はマイクへの電力の供給を行わないようにする必要がある。
前掲した特許文献1や特許文献2に開示されている雨滴検出の技術は、人体が触れる状況を考慮しておらず、雨滴検出用の電極が外部に露出しているため、上述したような小型の携帯機器での利用には適していない。また、これらの技術は、そもそも電子機器を浸水から保護することを目的としたものではない。
また、前掲した特許文献3に開示されている技術では、スピーカ回路とセンサとの間に水を介して流れる電流が検出されてから駆動信号の入力をカットするため、電流検出から駆動信号をカットするまでの間にスピーカ回路等が破損してしまう可能性がある。
更に、特許文献4に開示されている技術は、周囲の水圧が十分に高い状況でないと水圧の検出は容易ではなく、雨滴程度の浸水を検出することは困難である。また、この技術で利用可能な圧力センサは高価であり、更には上述したような小型の携帯機器に搭載するには容易とはいえないほどの大きさがある。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、小型の携帯機器の筐体内への浸水によるマイクの破損を防止することである。
本発明の態様のひとつである集音装置は、筐体内部に配置されており、当該筐体の外面に設けられた開口部を通って到来する音を集音して電気信号へ変換するマイクと、当該マイクへ電力を供給する電力供給手段と、筐体内部に配置されており、当該開口部からの浸水が当該マイクへ及ぶ前に当該浸水を検出する検出手段と、当該検出手段が当該浸水を検出したときに当該電力の当該マイクへの供給を遮断する制御を行う電力供給制御手段と、を有することを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
なお、上述した本発明に係る集音装置において、当該検出手段は、当該開口部から当該マイクへ至る当該音の伝達経路の途中に配置されている検出子を用いて当該浸水を検出するように構成してもよい。
また、前述した本発明に係る集音装置において、当該電力供給手段が当該電力の当該マイクへの供給を開始する前に当該検出手段が当該浸水を検出したときには、電力供給制御手段は当該電力の供給を開始させないように当該制御を行うように構成してもよい。
また、前述した本発明に係る集音装置において、当該浸水から当該マイクを保護する保護手段を更に有するように構成してもよい。
なお、上述した集音装置を備えることを特徴とする撮像装置も本発明に係るものである。
また、前述した集音装置を備え、当該マイクによって集音された音を表している電気信号を送信する送信手段を更に有することを特徴とする通話装置も本発明に係るものである。
なお、この本発明に係る通話装置において、当該電力制御手段が当該電力の供給を遮断したときに、当該音を表している電気信号に代えて所定の信号を当該送信手段に送信させる送信制御手段を更に有するように構成してもよい。
本発明は、以上のように構成することにより、筐体内への浸水によるマイクの破損が防止される効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、ここでは、動画録画機能及び静止画撮影機能に加えて音声記録機能を有するカメラで本発明を実施する実施形態について説明する。
まず図1について説明する。同図は本発明を実施するカメラ(撮像装置)100に備えられている集音装置である音声信号処理部の構成を示している。
スイッチ1はカメラ100のユーザによって操作され、当該操作に対応付けられているユーザからの各種の指示、例えば録音の開始・終了や電源のオン・オフといった指示を取得する。
CPU(Central Processing Unit )2は、カメラ100全体の動作を制御する中央演算装置である。なお、CPU2は時間の経過を計時するタイマ機能を有しているものとする。
記録媒体3は例えば半導体メモリを有するメモリカードであり、マイク11によって取得された音声を表している音声データやカメラ100によって撮像された画像を表している画像データが記録される。
表示装置4は例えばTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)液晶ディスプレイであり、カメラ100で撮像した画像の表示や、カメラ100での録音動作の状態を示す画面の表示などを行う。
電極5及び6は、マイク11による集音のためにカメラ100の筐体に設けられている開口部からの浸水を検出するための検出子である。
検出用電源7は検出用の電流を電極5へ供給する電源である。
A/D変換器8は、増幅器9から出力されるアナログ値である電圧値をデジタルデータへ変換する。
増幅器9は抵抗10の両端間の電圧を増幅する。
抵抗10は、一方の端子が電極6に接続されており、他方の端子はグランドライン(カメラ100内の基準電位ライン)に接続されている。
電極5と電極6との間が開放状態(絶縁状態)にあるときには、抵抗10の両端間の電圧はゼロである。一方、カメラ100の筐体内への浸水により電極5と電極6とが水を介して導電状態となると、検出用電源7から供給される電流が抵抗10を流れるので、抵抗10の両端間には電位差が発生する。増幅器9はこの電位差を増幅し、A/D変換器8は、増幅器9から出力される増幅後の電圧値(浸水検出電圧値)をデジタルデータへ変換してCPU2へ出力する。
マイク11は例えばコンデンサマイクであり、カメラ100の筐体に設けられている開口部を通って到来するカメラ100の周囲の音を電気信号へ変換する。
マイク電源12は、マイク11を動作させるために必要な電力をマイク11へ供給する。
増幅器13は、マイク11から出力される電気信号(音声信号)を増幅する。
A/D変換器14は、増幅器9から出力されるアナログ信号である音声信号をデジタルデータである音声データへ変換してCPU2へ出力する。
カメラ100の音声信号処理部はこれらの構成要素から構成されている。
次に図2及び図3について説明する。図2はカメラ100の外観図であり、図3はカメラ100におけるマイクユニットの構造を示している。
カメラ100の筐体15の外面には多数のマイク孔16が設けられている。ここで、図3を参照すると分かるように、筐体15の内部にはマイク11が配置されており、マイク11は、筐体15に設けられている開口部であるマイク孔16を通って到来する音を集音する。
また、電極5及び6は、マイク孔16からマイク11へ至る音の伝達経路であるチェンバ17内の途中であってマイク11よりも鉛直方向で低い位置に配置されている。従って、マイク孔16から筐体15内部への浸水がマイク11へ及ぶ前にその浸水を検出することができる。また、電極5及び6は筐体15の内部に配置されており、筐体15の表面には露出していないので、電極5及び6が人体に直接触れてしまうことはない。
なお、図2における録音スイッチ1−1及び電源スイッチ1−2はいずれも図1におけるスイッチ1の一部である。録音スイッチ1−1はユーザからの録音の開始・終了の指示を取得し、電源スイッチ1−2はカメラ100に対するユーザからの電源のオン・オフの指示を取得する。
また、図3における撥水性クロス18は、筐体15内部への浸水からマイク11を簡易的に保護する、防滴処理の施されている布であり、音を透過させる。なお、マイク11は撥水性クロス18で覆われている。
以下、カメラ100のCPU2によって行われる制御処理について説明する。なお、これらの処理は、不図示のメモリに予め格納されている制御プログラムをCPU2が読み出して実行することによっていずれも実現される。
まず、図4について説明する。同図は音声記録処理の処理内容をフローチャートで示したものである。なお、この処理は、前述した電源スイッチ1−2をオンとする操作が検出されると開始される。
まず、S101において起動処理が行われる。この処理はCPU2自身の初期化処理であり、例えば、CPU2内部の各種のレジスタを初期化する処理などである。なお、この初期状態において、マイク電源12はマイク11への電力の供給を行っていない。
S102では、録音開始指示を取得したか否か、より具体的には前述した録音スイッチ1−1をオンとする操作を検出したか否かを判定する処理が行われ、この指示を取得するまで(判定結果がYesとなるまで)このS102の処理が繰り返される。
S103では、電極5及び6によって筐体15内部への浸水を検出したか否かを判定する処理が行われる。なお、この浸水の検出の手法の詳細については後述する。
このS103の判定処理において、浸水を検出したと判定したとき(判定結果がYesのとき)には、S104において、録音不能表示、すなわち浸水のため録音を行うことができない旨をユーザに視覚的に示す画面を表示装置4に表示させる処理が行われ、その後はS102へと処理を戻して上述した処理が繰り返される。
一方、S103の判定処理において、浸水を検出していないと判定したとき(判定結果がNoのとき)には、S105においてマイク電源12に指示を与えてマイク11への電力の供給を開始させる処理が行われ、マイク電源12による電力の供給が安定した後、続くS106において、音声記録処理を開始させる。音声記録処理は、マイク11から出力されて増幅器13で増幅された音声信号をA/D変換器14で音声データに変換させ、得られた音声データを記録媒体3に記録する処理である。
このように、マイク11への電力の供給を開始する前に筐体15内部への浸水の有無の検出を行うようにし、浸水が検出されたときにはマイク11への電力の供給を開始しないようにしたので、浸水によって生じるショートに起因するマイク11の破損が確実に防止される。
S106の処理によって開始された音声記録処理の実行中に処理はS107へと進み、筐体15内部への浸水を検出したか否かを判定する処理が行われる。なお、この判定処理は前述したS103の処理と同様のものである。
このS107の判定処理において、浸水を検出していないと判定したとき(判定結果がNoのとき)には、S108において録音終了指示を取得したか否か、より具体的には前述した録音スイッチ1−1をオフとする操作を検出したか否かを判定する処理が行われる。ここで、録音終了指示を取得したと判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS110に処理を進める。一方、録音終了指示を未だ取得していないと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS107へと処理を戻して上述した処理を繰り返す。
一方、S107の判定処理において、浸水を検出したと判定したとき(判定結果がYesのとき)には、S109において、録音中止表示、すなわち浸水のため録音を継続することができない旨をユーザに視覚的に示す画面を表示装置4に表示させる処理が行われる。なお、このとき、浸水の発生に関する情報(発生日時など)を併せて取得する。
S110では、マイク電源12に指示を与えてマイク11への電力の供給を直ちに中止させる処理が行われる。
続くS111では録音終了処理が行われる。この処理は、前述した浸水の発生に関する情報を記録媒体3に記録させる処理である。なお、この情報は、今回の音声記録処理において記録媒体3に記録された音声データに対応付けて(例えば音声データが格納されているデータファイルについてのファイル情報として)記録媒体3に記録するようにする。
S111の処理を終えた後には、S102へと処理を戻して上述した処理が繰り返される。
以上までの処理が音声記録処理であり、この処理をCPU2が実行することによってカメラ100での音声記録が可能となる。
次に、浸水の検出の手法について、図5を参照しながら説明する。同図は浸水検出処理の処理内容をフローチャートで示したものであり、上述した音声記録処理におけるS103及びS107の判定処理において実行される。
まず、S201において検出開始処理が行われ、検出用電源7に指示を与えて検出用の電流の電極5への供給を可能な状態とする。
S202では、浸水検出の打ち切りのための所定の条件を満たしたか否かを判定する処理が行われる。この判定は、具体的には浸水検出処理を開始してからの時間経過が所定の時間を超えたか否か、その所定時間経過前に録音録音終了指示取得したか否か、などを判定する。
このS202の判定処理において所定の条件を満たしたと判定した(判定結果がYes)ならば、S203において浸水未検出終了処理を実行し、その後はこの浸水検出処理を終了する。浸水未検出終了処理は、浸水の検出がされなかった旨を浸水検出処理の処理結果として元の処理(例えば図4の音声記録処理)へ返すと共に、検出用電源7に指示を与えて検出用の電流を供給しない状態とする処理である。
一方、S202の判定処理において所定の条件を満たしていないと判定した(判定結果がNo)ならば、S204において、A/D変換器8から出力される浸水検出電圧値を電圧値xとして取得する処理が行われる。
S205では、この電圧値xが、予め設定されている電圧値Aよりも小さいか否かを判定する処理が行われる。この電圧値Aは、電極5と電極6との間が導通しているとみなすか否かを判定する閾値(導通スレッシュ電圧)である。
このS205の判定処理において、電圧値xがこの電圧値Aよりも小さいと判定したとき(判定結果がYesのとき)には、S206において、検知時間tをクリアして初期値であるゼロとする処理が行われ、その後はS208に処理を進める。一方、このS205の判定処理において、電圧値xが電圧値A以上であると判定したとき(判定結果がNoのとき)には、S207において、検知時間tを取得する処理が行われる。ここで、検知時間tは、電圧値xが電圧A以上の値を継続している時間、すなわち、繰り返し実行されるS205の処理がNoの判定結果を連続している時間である。
S208では、この検出時間tが、予め設定されている時間Tよりも長いか否かを判定する処理が行われる。この時間Tは、筐体15への浸水を判定するための閾値である。
このS208の判定処理において、この検出時間tが時間Tよりも長いと判定したとき(判定結果がYesのとき)には、S209において浸水検出終了処理が行われ、その後はこの浸水検出処理を終了する。浸水検出終了処理は、浸水の検出がされた旨を浸水検出処理の処理結果として元の処理(例えば図4の音声記録処理)へ返すと共に、検出用電源7に指示を与えて検出用の電流を供給しない状態とする処理である。
一方、S208の判定処理において、この検出時間tが時間Tよりも短いと判定したとき(判定結果がYesのとき)には、S202へと処理を戻して上述した処理が繰り返される。
以上までの処理が浸水検出処理である。
この浸水検出処理におけるS204からS209にかけての処理について、図6を参照しながら更に説明する。
図6(1)は、筐体15への浸水が一時的に発生した場合、例えば水滴がカメラ100に落ちてマイク孔16から筐体15へ浸水したような場合を示している。
この場合には、(1−a)に示すように、電極5と電極6との間には殆ど水は残らず、チェンバ17内における電極5及び6の鉛直下方へと落ちてしまう。(1−b)はチェンバ17内の水量の変化を示している。ここで、値Bはマイク11が浸水して破損してしまう水量を示しているが、この場合にはチェンバ17内の水量は値Bに届くことはない。
(1−c)はこの場合における浸水検出電圧値xの変化を示しており、水が電極5と電極6との間に留まっている間は一時的に浸水検出電圧値xが閾値Aを超えているが、この浸水検出電圧値xが閾値Aを超えている時間(検出時間t)は閾値Tを下回っている。従ってこの場合には前述した浸水検出処理におけるS208の判定処理の結果はNoとなり、マイク11を破損するほどの筐体15内への浸水は発生していないと判定される。
一方、図6(2)は、筐体15への浸水が継続している場合、例えばカメラ100を水没させてしまったような場合を示している。
この場合には、(2−a)に示すように、チェンバ17内の水位は電極5と電極6とを同時に沈めてしまうほどまで上昇する。(2−b)はチェンバ17内の水量の変化を示しているが、この場合には水量が値Bを超えてしまうので、このままマイク11に電力を印加すれば浸水によってマイク11は破損する。
(2−c)はこの場合における浸水検出電圧値xの変化を示しており、浸水検出電圧値xが閾値Aを超えている時間(検出時間t)は閾値Tよりも長くなっている。従って、この場合には前述した浸水検出処理におけるS208の判定処理の結果はYesとなり、マイク11を破損するほどの筐体15内への浸水が発生していると判定される。なお、図4の音声記録処理においては、この判定結果の場合にはマイク電源12によるマイク11への電力の供給が遮断されるので、筐体15内への浸水によるマイク11の破損が防止される。
次に図7について説明する。同図は動画撮影処理の処理内容を示すフローチャートである。この処理は録音と同時に動画の録画をカメラ100に行わせるためにCPU2に行わせる処理であり、この処理によれば、マイク孔16から筐体15への浸水が検出されている期間は無音録音としながらも録画については継続される。
まず、S301において起動処理が行われる。この処理はCPU2自身の初期化処理であり、例えば、CPU2内部の各種のレジスタを初期化する処理などである。なお、この初期状態において、マイク電源12はマイク11への電力の供給を行っていない。
S302では、録画開始指示を取得したか否か、より具体的にはスイッチ1を操作して当該指示に対応付けられている操作を検出したか否かを判定する処理が行われ、この指示を取得するまで(判定結果がYesとなるまで)このS302の処理が繰り返される。
S303では、電極5及び6によって筐体15内部への浸水を検出したか否かを判定する処理が行われる。なお、この浸水の検出は、図5に示した浸水検出処理の実行によって行う。
このS303の判定処理において、浸水を検出したと判定したとき(判定結果がYesのとき)には、S304において、無音記録処理、すなわち無音を示す音声データを記録媒体3に記録する処理を開始させ、続くS305において、マイク電源12に指示を与えてマイク11への電力の供給を直ちに中止させる処理が行われ、その後はS307に処理を進める。なお、この無音記録処理においては、無音データの記録を行ったことを示す情報を、記録媒体3に記録した無音音声データに対応付けて記録媒体3に記録する処理も行う。
一方、S303の判定処理において、浸水を検出していないと判定したとき(判定結果がNoのとき)には、S306において、マイク電源12に指示を与えてマイク11への電力の供給を開始させ、マイク11によって取得される音を表す音声データを記録媒体3に記録させるようにする。
S307では、動画記録処理、すなわち、不図示の動画記録部を動作させて撮像された動画像を表す動画像データを、並行して記録中の音声データと関連付けて記録媒体3に記録させる処理を開始させる。
S307の処理によって開始された動画記録処理の実行中に処理はS308へと進み、筐体15内部への浸水を検出したか否かを判定する処理が行われる。なお、この浸水の検出も、図5に示した浸水検出処理の実行によって行う。
このS308の判定処理において、浸水を検出したと判定したとき(判定結果がYesのとき)には、S309において、前述したものと同様の無音記録処理を開始させ、続くS310において、マイク電源12に指示を与えてマイク11への電力の供給を直ちに中止させる処理が行われ、その後はS314に処理を進める。なお、この無音記録処理においては、無音音声データの記録開始日時を示す情報を、記録媒体3に記録した無音音声データに対応付けて記録媒体3に記録する処理も行う。
一方、S308の判定処理において、浸水を検出していないと判定したとき(判定結果がNoのとき)には、S311において、マイク電源12の現在の状態を調べ、マイク電源12がマイク11への電力の供給を現在行っているか否かを判定する処理が行われる。ここで、電力の供給を行っていると判定したとき(判定結果がYesのとき)には、S314に処理を進める。一方、電力の供給を行っていないと判定したとき(判定結果がNoのとき)には、S312において、マイク電源12に指示を与えてマイク11への電力の供給を開始させ、マイク11によって取得される音を表す音声データを記録媒体3に記録可能とし、続くS313において無音記録処理を停止し、無音を表す音声データに代わってマイク11によって取得される音を表す音声データの記録媒体3への記録を開始させる。なお、このとき無音音声データの記録を停止した日時を示す情報を、記録媒体3に記録した無音音声データに対応付けて記録媒体3に記録する処理も行う。
S314では、録画終了指示を取得したか否か、より具体的にはスイッチ1を操作して当該指示に対応付けられている操作を検出したか否かを判定する処理が行われる。ここで、録画終了指示を取得したと判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS315に処理を進める。一方、録画終了指示を未だ取得していないと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS308へと処理を戻して上述した処理を繰り返す。
S315では、マイク電源12に指示を与えてマイク11への電力の供給を直ちに中止させる処理が行われ、続くS316において、前述した動画記録処理を終了させる。その後はS302へと処理を戻して上述した処理が繰り返される。
以上までの処理が動画撮影処理であり、この処理をCPU2が実行することによって、録音と同時の動画録画がカメラ100で可能となり、この動画録画において、マイク孔16から筐体15への浸水が検出されている期間は無音録音として録画が継続されるようになる。
次に図8について説明する。同図は静止画撮影処理の処理内容を示すフローチャートである。この処理は静止画の撮影・記録をカメラ100に行わせるためにCPU2に行わせる処理であり、この処理によれば、マイク孔16から筐体15への浸水が検出されている期間は、撮影した画像が光学的な影響を受けている可能性をユーザに告知する。
まず、S401において起動処理が行われる。この処理はCPU2自身の初期化処理であり、例えば、CPU2内部の各種のレジスタを初期化する処理などである。
S402では、撮影指示を取得したか否か、より具体的にはスイッチ1のひとつであるレリーズスイッチの操作を検出したか否かを判定する処理が行われ、この指示を取得するまで(判定結果がYesとなるまで)このS402の処理が繰り返される。
S403では静止画撮影制御処理が行われる。静止画撮影制御処理は、不図示の撮像部を動作させて被写体像を撮像すると共に、不図示の画像処理部を動作させ、撮像して得られた静止画像を表す画像データに対してデータ圧縮処理等の各種の処理を行わせる処理である。
S404では、筐体15内部への浸水を検出したか否かを判定する処理が行われる。なお、この浸水の検出も、図5に示した浸水検出処理の実行によって行う。
このS404の判定処理において、浸水を検出したと判定したとき(判定結果がYesのとき)にのみ、S405において、浸水警告表示、すなわち、水のため撮影した画像が何らかの光学的な影響を受けている可能性がある旨をユーザに視覚的に示す画面を表示装置4に表示させる処理が行われる。なお、このとき、浸水の発生に関する情報(発生日時など)を併せて取得する。
S406では、前述したS403の処理によって各種の処理が施された後の画像データファイルに、浸水が検出されていたことを示す浸水情報をヘッダ情報若しくはフッダ情報として付加する処理が行われ、続くS407において、その画像データファイルを記録媒体に記録する処理が行われる。その後はS402へと処理を戻して上述した処理が繰り返される。
以上までの処理が静止画撮影処理であり、この処理をCPU2が実行することによって、静止画の撮影・記録がカメラ100で可能となる。
次に、本発明に係る集音装置を携帯電話(通話装置)に実装する実施形態について説明する。
本発明を実施する携帯電話における送話信号処理部の構成を図9に示す。
図9に示す携帯電話200の送話信号処理部の構成を図1に示したカメラ100の音声信号処理部の構成と比較すると、図1における記録媒体3の代わりに変調部21、増幅部22、及びアンテナ23とROM24とが設けられた点で異なるのみである。
変調部21は、搬送波である所定の周波数の高周波信号を、マイク11によって取得された音声を表している音声データで変調する。
送信部22は変調部21から出力される変調信号を増幅し、得られた高周波信号をアンテナ23へ入力して電磁波として空間に放射する。
ROM24は、音声による所定のメッセージを表している音声データが予め格納されているメモリである。
なお、この携帯電話200において、マイク11は、図3に示したマイクユニットと同様の構造で取り付けられているものとする。従って、電極5及び6により、マイク孔16から筐体15内部への浸水がマイク11へ及ぶ前に、携帯電話200の筐体15内への浸水を検出することができる。
次に図10について説明する。同図は通話制御処理の処理内容を示すフローチャートである。この処理は、図9に示した携帯電話200全体の動作を管理するCPU2によって行われる処理であり、携帯電話200で相手方への送話を可能とするための処理である。なお、この処理は、不図示のメモリに予め格納されている制御プログラムをCPU2が読み出して実行することによって実現される。
まず、S501において起動処理が行われる。この処理はCPU2自身の初期化処理であり、例えば、CPU2内部の各種のレジスタを初期化する処理などである。なお、この初期状態において、マイク電源12はマイク11への電力の供給を行っていない。
S502では、通話開始指示を取得したか否か、より具体的にはスイッチ1を操作して当該指示に対応付けられている操作を検出したか否かを判定する処理が行われ、この指示を取得するまで(判定結果がYesとなるまで)このS502の処理が繰り返される。
S503では、電極5及び6によって筐体15内部への浸水を検出したか否かを判定する処理が行われる。なお、この浸水の検出も、図5に示した浸水検出処理の実行によって行う。
このS503の判定処理において、浸水を検出したと判定したとき(判定結果がYesのとき)には、S504において、メッセージ送信処理が行われ、その後はS502へと処理を戻して上述した処理が繰り返される。メッセージ送信処理は、浸水のためユーザの声を送話することができない旨のメッセージを表している音声データをROM24から読み出して変調部21へ入力し、送信部22に送信させる処理である。このときに送信された電磁波が受信されて通話の相手方の通話装置でこのメッセージが復調されることにより、浸水によって通話不能であることが相手方に通知される。
一方、S503の判定処理において、浸水を検出していないと判定したとき(判定結果がNoのとき)には、S505において、マイク電源12に指示を与えてマイク11への電力の供給を開始させ、マイク電源12による電力の供給が安定した後、続くS506において、通話処理を開始させる。通話処理は、マイク11によって集音されたユーザの話声を表している音声信号を増幅器13で増幅させた後にA/D変換器14で音声データに変換させ、得られた音声データを変調部21へ入力し、送信部22に送信させる処理である。
S507では、筐体15内部への浸水を検出したか否かを判定する処理が行われる。なお、この浸水の検出も、図5に示した浸水検出処理の実行によって行う。
このS507の判定処理において、浸水を検出していないと判定したとき(判定結果がNoのとき)には、S508において、通話終了指示を取得したか否か、より具体的にはスイッチ1を操作して当該指示に対応付けられている操作を検出したか否かを判定する処理が行われる。ここで、通話終了指示を取得したと判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS509に処理を進める。一方、録画終了指示を未だ取得していないと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS507へと処理を戻して上述した処理を繰り返す。
S509では、前述したS506の処理で開始した通話処理を終了させる処理が行われ、その後はS502へと処理を戻して上述した処理が繰り返される。
一方、S507の判定処理において、浸水を検出したと判定したとき(判定結果がYesのとき)には、S510において、マイク電源12に指示を与えてマイク11への電力の供給を直ちに中止させる処理が行われ、その後はS504へと処理を戻して前述したメッセージ送信処理が行われる。
以上までの処理が通話制御処理であり、この処理を携帯電話200のCPU2が実行することによって、携帯電話200で相手方への送話が可能となる。
その他、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
本発明を実施するカメラに備えられている音声信号処理部の構成を示す図である。 図1に示したカメラの外観図である。 図1に示したカメラにおけるマイクユニットの構造を示す図である。 音声記録処理の処理内容を示すフローチャートである。 浸水検出処理の処理内容を示すフローチャートである。 浸水検出の手法を説明する図である。 動画撮影処理の処理内容を示すフローチャートである。 静止画撮影処理の処理内容を示すフローチャートである。 本発明を実施する携帯電話に備えられている送話信号処理部の構成を示す図である。 通話制御処理の処理内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 スイッチ
1−1 録音スイッチ
1−2 電源スイッチ
2 CPU
3 記録媒体
4 表示装置
5、6 電極
7 検出用電源
8、14 A/D変換器
9、13 増幅器
10 抵抗
11 マイク
12 マイク電源
15 筐体
16 マイク孔
17 チェンバ
18 撥水性クロス
21 変調部
22 送信部
23 アンテナ
24 ROM
100 カメラ
200 携帯電話

Claims (7)

  1. 筐体内部に配置されており、当該筐体の外面に設けられた開口部を通って到来する音を集音して電気信号へ変換するマイクと、
    前記マイクへ電力を供給する電力供給手段と、
    筐体内部に配置されており、前記開口部からの浸水が前記マイクへ及ぶ前に当該浸水を検出する検出手段と、
    前記検出手段が前記浸水を検出したときに前記電力の前記マイクへの供給を遮断する制御を行う電力供給制御手段と、
    を有することを特徴とする集音装置。
  2. 前記検出手段は、前記開口部から前記マイクへ至る前記音の伝達経路の途中に配置されている検出子を用いて前記浸水を検出することを特徴とする請求項1に記載の集音装置。
  3. 前記電力供給手段が前記電力の前記マイクへの供給を開始する前に前記検出手段が前記浸水を検出したときには、電力供給制御手段は当該電力の供給を開始させないように前記制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の集音装置。
  4. 前記浸水から前記マイクを保護する保護手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の集音装置。
  5. 請求項1から4までのうちのいずれか一項に記載の集音装置を備えることを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1から4までのうちのいずれか一項に記載の集音装置を備え、
    前記マイクによって集音された音を表している電気信号を送信する送信手段を更に有する、
    ことを特徴とする通話装置。
  7. 前記電力制御手段が前記電力の供給を遮断したときに、前記音を表している電気信号に代えて所定の信号を前記送信手段に送信させる送信制御手段を更に有することを特徴とする請求項6に記載の通話装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011114510A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Kenwood Corp 無線機
JP2014042348A (ja) * 2013-11-11 2014-03-06 Nec Casio Mobile Communications Ltd 端末装置、及びプログラム

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