JP2009135585A - 電子情報装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子情報媒体にアクセス中であることをユーザに確実に認知させ、電子情報媒体が誤操作により抜去されることを防止することのできる電子情報装置とその制御方法を提供する。
【解決手段】機器本体との電気的な接触により情報の入出力を行うとともに機器本体に着脱可能なメモリーカードを使用可能とする携帯電話機の制御方法において、機器本体とメモリーカードとのアクセス中またはアクセス直前の状態を検出するアクセス検出工程(ステップS1)と、ユーザがスロットからメモリーカードを取り出そうとする取り出し操作を検出する操作検出工程(ステップS2)と、アクセス中またはアクセス直前の状態のときに取り出し操作を検出すると、ユーザに対して所定の報知処理を行う報知工程(ステップS4)とを有する。
【選択図】図3
【解決手段】機器本体との電気的な接触により情報の入出力を行うとともに機器本体に着脱可能なメモリーカードを使用可能とする携帯電話機の制御方法において、機器本体とメモリーカードとのアクセス中またはアクセス直前の状態を検出するアクセス検出工程(ステップS1)と、ユーザがスロットからメモリーカードを取り出そうとする取り出し操作を検出する操作検出工程(ステップS2)と、アクセス中またはアクセス直前の状態のときに取り出し操作を検出すると、ユーザに対して所定の報知処理を行う報知工程(ステップS4)とを有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、電子情報装置及びその制御方法に関するものである。
携帯電話機、PHS(Personal Handy phone System)、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)等の電子情報装置は、機能の拡張性を考慮し、又は利便性を向上させるために、外部記録電子媒体を着脱可能としたものが殆どである。外部記録電子媒体は、他の機器との間でデータのやり取りを可能とするため、着脱可能となっているものが多い。ここで、外部記録電子媒体とは、データを保有する媒体のことをいい、例えば、コンパクト・フラッシュ・カード(登録商標)、スマートメディア(登録商標)、メモリースティック(登録商標)、SDカード(登録商標)、MultiMediaCard(登録商標)、ICカードなどや小型の磁気ディスク装置などが挙げられる。
このような外部記録電子媒体(メディア)と電子情報装置との間でデータ処理(保存や読み込み)を行っている際に、誤って電子情報装置から外部記録電子媒体を取り出す操作(誤操作)などが行われると、外部記録電子媒体の保有するデータが消失したり、外部記録電子媒体自体が破損してしまう虞がある。
以下に示す特許文献1には、通信インターフェースを介して外部機器と通信可能な電子カメラにおいて、音声出力やモニタへの表示あるいはファインダーランプの点灯などを用いて、電子カメラがメディアにアクセス中であることをユーザに対して知らせる技術が開示されている。
特開2001−211356号公報
上記したような電子情報装置は、ユーザが誤ってメディアが格納されているスロットの蓋を開放すると、メディアへのアクセスを終了するようプログラムされている。また、多くの報知処理は、電子情報装置とメディアとのアクセスが開始された時点で実行され、アクセスが終了すると停止する。そのため、報知処理が実行されている最中(メディアとアクセス中)に、誤って蓋体を開放したユーザに対してそれを警告する手段はないことから、ユーザがメモリーカードを引き抜いてしまう虞が十分にあった。
そのため、誤操作防止に対するユーザの意識付けをより明確にするための工夫が必要である。
そのため、誤操作防止に対するユーザの意識付けをより明確にするための工夫が必要である。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、電子情報媒体にアクセス中であることをユーザに確実に認知させ、誤操作により電子情報媒体が抜去されることを防止することのできる電子情報装置とその制御方法を提供することを目的としている。
本発明の電子情報装置の制御方法は、上記課題を解決するために、機器本体との電気的な接触により情報の入出力を行うとともに前記機器本体の外部入出力部に着脱可能な電子媒体を使用可能とする電子情報装置の制御方法において、前記機器本体と前記電子媒体とのアクセス中またはアクセス直前の状態を検出するアクセス検出工程と、ユーザが前記外部入出力部から前記電子媒体を取り出そうとする取り出し操作を検出する操作検出工程と、前記アクセス中またはアクセスの直前の状態のときに前記取り出し操作を検出すると、前記ユーザに対して所定の報知処理を行う報知工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明においては、前記報知工程では、前記機器本体の振動、前記機器本体の表示部へのメッセージ表示、及び前記機器本体の鳴動部による鳴動のうち少なくとも1つあるいは複数の組み合わせにより、前記ユーザに対して前記所定の報知処理を行うことが好ましい。
また、本発明においては、前記報知工程では、前記機器本体の振動パターン、前記表示部へのメッセージパターン、及び前記鳴動部による鳴動パターンを、他の目的のパターンと異ならせていることが好ましい。
また、本発明においては、前記報知工程は、前記取り出し操作が一定時間を経過すると前記ユーザに対して第2の報知を行う第2の報知工程と、を有することが好ましい。
また、本発明においては、前記機器本体が、前記外部入出力部の開口を塞ぐ蓋部材と当該蓋部材の開閉を検出するセンサとを有しており、前記操作検出工程は、前記取り出し操作である前記蓋部材の開状態を前記センサによって検出することが好ましい。
また、本発明においては、前記報知工程は、前記センサによって前記蓋部材の閉状態が検出されると、前記所定の報知処理を終了することが好ましい。
また、本発明においては、前記報知工程は、前記電子媒体へのアクセスが終了した時点、あるいは前記電子媒体を動かすアプリケーションが終了した時点で、前記所定の報知処理を終了することが好ましい。
また、本発明においては、前記機器本体が、前記ユーザが操作する入力操作部を有しており、前記アクセス検出工程は、前記入力操作部により行われた前記電子媒体へのアクセスが確実とされる操作の前操作を検出することが好ましい。
また、本発明においては、機器本体と、前記機器本体との電気的な接触により情報の入出力を行う電子媒体を、着脱可能に格納する外部入出力部と、前記機器本体と前記電子媒体とのアクセス状態を検出するアクセス検出手段と、前記外部入出力部から前記電子媒体を取り出そうとする操作を検出する操作検出手段と、振動、表示および音のうち少なくとも1つによりユーザに感覚的に知らせる報知手段と、前記機器本体が前記外部入力部を介して前記電子媒体とアクセス中またはアクセス直前の状態のときに前記検出手段から出力を受けると、所定の報知処理を実行する制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明においては、前記外部入出力部の開口を塞ぐ蓋部材が設けられており、前記操作検出手段が、前記蓋部材の開閉を検出するセンサであることが好ましい。
また、本発明においては、前記ユーザが操作する入力操作部が設けられており、前記制御部は、前記入力操作部により前記電子媒体へのアクセスが確実とされる操作の前操作が行われたか否かを判断することが好ましい。
本発明によれば、機器本体と電子媒体とがアクセス中あるいはアクセス直前の状態のときに機器本体から電子媒体を取り出そうとする操作が行われると、ユーザに対して、機器本体と電子媒体とのアクセス状態を知らせるための所定の報知処理を行う。また、報知手段として、振動、表示、音のいずれか一つあるいは複数を組み合わせて採用するとともに、その動作パターンを他の目的のパターンと異ならせておくことにより、機器本体と電子媒体とがアクセス中あるいはアクセス直前の状態であることをユーザに確実に認識させることが可能となる。これにより、ユーザの誤操作による電子媒体内のデータ破損や電子媒体自体の破損を防止することができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
(携帯電話機)
本発明に係る電子情報装置の一例である携帯電話機について説明する。
図1(a),(b)は、本実施形態の携帯電話機の概略構成を示す斜視図である。
この携帯電話機100は、図1に示すように、第1の筐体1と、この第1の筐体1の厚み方向に重ね合わせ可能な第2の筐体2と、これら2つの筐体1,2の端部相互を折り畳み自在に連結するヒンジ3と、を有する機器本体100Aを備える。
本発明に係る電子情報装置の一例である携帯電話機について説明する。
図1(a),(b)は、本実施形態の携帯電話機の概略構成を示す斜視図である。
この携帯電話機100は、図1に示すように、第1の筐体1と、この第1の筐体1の厚み方向に重ね合わせ可能な第2の筐体2と、これら2つの筐体1,2の端部相互を折り畳み自在に連結するヒンジ3と、を有する機器本体100Aを備える。
第1の筐体2の上面(第2の筐体2との重ね合わせ面)には、通話キー、終話キー、数字キー等の押圧操作可能な複数の操作キー4を備えた入力操作部5が設けられるとともに、ヒンジ3と逆側の端部の近傍に送話用のマイクロフォン6が設けられている。また、ヒンジ3は、第1の筐体1の上面(第2の筐体側の面)に突設された膨出部7が、第2の筐体2の端部に形成された一対の軸受部8の間に介装され、軸受部8と膨出部7に跨る図示しないヒンジピンによって両筐体1,2を回動自在に連結するようになっている。
また、第2の筐体2の、第1の筐体1との重ね合わせ面には、液晶ディスプレイ等の画面表示部9が設けられるとともに、ヒンジ3と逆側の端部の近傍に受話用のスピーカー10が設けられている。本実施形態では、画面表示部9に、後述する機器本体100Aとメモリーカード13とのアクセス状態が表示される。
さらに、第2の筐体2には、第1の筐体1との重ね合わせ面と逆側の面(以下、この面を「上面」と呼ぶ。)には、図1(b)に示すように、補助用のサブ表示部11が設けられている。このサブ表示部11は、携帯電話機100を閉じた状態で外面に露出し、現在時刻、日付、メール受信通知、不在着信通知などが表示される。
さらに、第2の筐体2には、第1の筐体1との重ね合わせ面と逆側の面(以下、この面を「上面」と呼ぶ。)には、図1(b)に示すように、補助用のサブ表示部11が設けられている。このサブ表示部11は、携帯電話機100を閉じた状態で外面に露出し、現在時刻、日付、メール受信通知、不在着信通知などが表示される。
また、図1(b)に示すように、第1の筐体1のヒンジ3側の端面の幅方向の一側には送受信用のアンテナ12が進退自在に設けられ、第1の筐体1の同端面の幅方向略中央位置には、電子媒体であるメモリーカード13を着脱可能に格納するためのスロット14が形成されている。このスロット14は、第1の筐体1の幅方向に広がる開口部14aを有し、メモリーカード13を第1の筐体1の上下面と平行な姿勢で挿入装着できるように形成されている。
このメモリーカード13は、内部に不揮発生のメモリを備えており、例えばユーザ毎の電話番号、電子メールアドレス等を含むアドレス帳、後述するカメラ部32で撮影した撮影データ等を記憶する。
さらに、スロット14の開口部14aの長手方向一方の端部側には、開口部14aを閉塞可能とする蓋部材17が開閉自在に設けられている。軟質樹脂からなるこの蓋部材17は、矩形板状を呈する。そして、その長手方向一方の端部側を基点として回動し、開口部14aに嵌合するよう構成されている。
図2は、本発明の一実施形態による携帯電話機の要部構成を示すブロック図である。なお、図2においては、図1に示した部材に相当するものには同一の符号を付してある。
図2に示すように、本実施形態の携帯電話機100は、無線送受信部21、信号処理部22、赤外線通信部23、制御部24、入力操作部5、メモリ26、開閉検出センサ27(操作検出手段)、計時部28、カードインターフェイス29、有無検出センサ30、アクセス検出部31(アクセス検出手段)、カメラ部32、メッセージ送信部33、表示部34、発光部35、振動部36、鳴動部37を備えている。
図2に示すように、本実施形態の携帯電話機100は、無線送受信部21、信号処理部22、赤外線通信部23、制御部24、入力操作部5、メモリ26、開閉検出センサ27(操作検出手段)、計時部28、カードインターフェイス29、有無検出センサ30、アクセス検出部31(アクセス検出手段)、カメラ部32、メッセージ送信部33、表示部34、発光部35、振動部36、鳴動部37を備えている。
無線送受信部21は、制御部24による制御の下で、所定の通信方式(例えば、CDMA方式など)を用いて不図示の基地局との間で無線通信を行うものである。信号処理部22は、図1に示すマイクロフォン6及びスピーカー10に接続されており、制御部24の制御の下で、無線送受信部21から出力される受信信号に対して所定の処理を施してスピーカー10に出力するとともに、マイクロフォン6から出力される音声信号に対して所定の処理を施して無線送受信部21に出力する。
また、赤外線通信部23は、他の携帯電話機等との間で近距離通信を行うものである。この赤外線通信部23は、制御部24の制御に基づいて、赤外線による無線の近距離通信によって各種信号を送受信する。
カメラ部32は、例えば第2の筐体2の外面に設けられており、ユーザの操作によって被写体を撮影する。カメラ部32で撮影された撮影データは、制御部24を介してメモリ26に記憶される。なお、ユーザが所定の操作を行うことにより、メモリ26に記憶されている撮影データをメモリーカード13に移動させることも可能である。
メッセージ送信部33は、ユーザが入力操作部5を操作して入力したメッセージ、または予め用意されたメッセージを電子メールにて送信する。
制御部24は、図1に示す携帯電話機の各部を制御することにより、携帯電話機100の動作を統括的に制御する。メモリ26は、制御部24で実行される各種制御プログラムを記憶しているとともに、制御部24で用いられる各種制御情報を一時的に記憶する。また、メモリーカード13の着脱履歴やカメラ部32で撮影された撮影データも記憶する。入力操作部5は、図1に示す操作キー4を備えており、ユーザによる操作キー4の操作内容を操作信号として制御部24に出力する。
表示部34は、図1に示す画面表示部9を備えており、制御部24から入力される表示制御信号に基づいて各種メッセージ、電話番号、画像等を表示する。振動部36は、制御部24から制御信号が出力されたときに動作して携帯電話機100を振動させる。発光部35は、例えば第1の筐体1又は第2の筐体2に設けられたLED(Light Emitting Diode)等の発光素子を備えており、制御部24から制御信号が出力されたときにLEDを発光させる。鳴動部37は、図1に示すスピーカー10に接続されており、制御部24から出力される鳴動制御信号に基づいて、着信音、メール受信音、アラーム音、操作確認音、その他設定に応じた等の電子音を発生させる。
そして、これら振動部36、鳴動部37、発光部35、表示部34によって報知手段が構成される。
そして、これら振動部36、鳴動部37、発光部35、表示部34によって報知手段が構成される。
計時部28は、制御部24から制御信号が出力されたときに動作して、その制御信号が出力されている間カウントを行う。そして、指定された時間が経過したときにタイムアップであることを制御部24に出力する。
カードインターフェイス29は、図1に示すスロット14に挿入されたメモリーカード13と制御部24とを電気的に接続する。また、カードインターフェイス29は、スロット14に対するメモリーカード13の着脱を検出する有無検出センサ30と、メモリーカード13と制御部24とがアクセス中またはアクセス直前の状態なのかを検出するアクセス検出部31とを備えており、それぞれの検出結果を制御部24に出力する。
ここで「アクセス直前の状態」とは、ユーザが入力操作部5を操作して、メモリーカード13へのアクセスが確実とされる操作の前操作が行われた状態のことである。例えば、カメラ部32で撮影した画像をメモリーカード13へ保存しようとする場合に、保存の可否を確認するメッセージが画面表示部9に表示された状態のことを言う。また、メモリーカード13へアクセスすることが確実なアプリケーションを起動したときをアクセス直前の状態として検出しても良い。
ここで「アクセス直前の状態」とは、ユーザが入力操作部5を操作して、メモリーカード13へのアクセスが確実とされる操作の前操作が行われた状態のことである。例えば、カメラ部32で撮影した画像をメモリーカード13へ保存しようとする場合に、保存の可否を確認するメッセージが画面表示部9に表示された状態のことを言う。また、メモリーカード13へアクセスすることが確実なアプリケーションを起動したときをアクセス直前の状態として検出しても良い。
開閉検出センサ27は、スロット14の開口部14aの近傍に設けられており、蓋部材17の開状態あるいは閉状態を検出するものである。開閉検出センサ27は、蓋部材17がスロット14の開口部14aに当接すると蓋部材17を検知し、蓋部材17がスロット14の開口部14aから離れると蓋部材17を検知しなくする位置に配設する構成となっていることが好ましい。そして、蓋部材17が開口部14aに嵌合した状態を閉状態として検出し、開口部14aに対する蓋部材17の嵌合が解除した状態を開状態として検出する。そして、この検出結果を制御部24に出力する。ここで、ユーザによって蓋部材17がどこまで開かれようと、開口部14aとの嵌合が解除された時点で蓋部材17の開状態を検出するようになっている。
[携帯電話機の制御方法]
図3は、本発明の一実施形態における携帯電話機の制御方法を示すフローチャートである。
まず、制御部24は、アクセス検出部31からの出力に応じて、機器本体100Aとメモリーカード13とがアクセス中あるいはアクセス直前の状態なのかを判断する(ステップS1)。ここで、制御部24が、アクセス検出部31により、メモリーカード13へのアクセスを常に監視するようにしても良い。そして、制御部24がアクセス検出部31からの出力を受けて「Yes」と判断し、機器本体100Aとメモリーカード13とがアクセス中あるいはアクセス直前の状態にある場合には、ユーザによってスロット14からメモリーカード13を取り出そうとする操作が行われたかどうかを判定する(ステップS2)。具体的には、ユーザが、メモリーカード13が格納されているスロット14の蓋部材17を開状態とする操作であって、本ステップにおいては、開閉検出センサ27の出力に応じて蓋部材17が開状態を判断する。そして、制御部24が開閉検出センサ27からの出力を受けて「Yes」と判断し、スロット14の蓋部材17が開状態とされた場合には、ユーザに対して蓋部材17が開状態であることを知らせるための報知準備動作へと移る。ここで、制御部24の判断結果が「No」とされスロット14の蓋部材17が閉状態の場合には、処理を終了する。
図3は、本発明の一実施形態における携帯電話機の制御方法を示すフローチャートである。
まず、制御部24は、アクセス検出部31からの出力に応じて、機器本体100Aとメモリーカード13とがアクセス中あるいはアクセス直前の状態なのかを判断する(ステップS1)。ここで、制御部24が、アクセス検出部31により、メモリーカード13へのアクセスを常に監視するようにしても良い。そして、制御部24がアクセス検出部31からの出力を受けて「Yes」と判断し、機器本体100Aとメモリーカード13とがアクセス中あるいはアクセス直前の状態にある場合には、ユーザによってスロット14からメモリーカード13を取り出そうとする操作が行われたかどうかを判定する(ステップS2)。具体的には、ユーザが、メモリーカード13が格納されているスロット14の蓋部材17を開状態とする操作であって、本ステップにおいては、開閉検出センサ27の出力に応じて蓋部材17が開状態を判断する。そして、制御部24が開閉検出センサ27からの出力を受けて「Yes」と判断し、スロット14の蓋部材17が開状態とされた場合には、ユーザに対して蓋部材17が開状態であることを知らせるための報知準備動作へと移る。ここで、制御部24の判断結果が「No」とされスロット14の蓋部材17が閉状態の場合には、処理を終了する。
そして、機器本体100Aとメモリーカード13とがアクセス中あるいはアクセス直前の状態のときに蓋部材17の開状態が検出されると、制御部24は、上記報知準備動作としてユーザによって予め選択された機能設定について確認を行う(ステップS3)。ユーザは、所定のメニュー画面から所望の報知条件を適宜選択し、メモリーカード13が機器本体100Aとアクセス中あるいはアクセス直前の状態のときにスロット14の蓋部材17を開状態としてしまったことを認識するための設定を予め行っておく。報知手段としては、振動部36による機器本体100Aの振動、鳴動部37による鳴動、表示部34による画面表示部9へのメッセージ表示、発光部35における発光などがあり、ユーザはこれらのうちの少なくとも1つあるいは複数の組み合わせを選択し設定を行う。ここで、振動パターン、鳴動パターン、メッセージパターン、発光パターンなどを他の目的(着信、メール送受信、アラームなど)のパターンと異ならせることが可能である。
次に制御部24は、ステップS3で確認したユーザによる機能設定に基づいて第1の報知処理を実行し(ステップS4)、蓋部材17が開状態であることをユーザに対して報知する。本ステップS4においてユーザに対して警告を行い、機器本体100Aがメモリーカード13とアクセス中あるいはアクセス直前の状態であるときに蓋部材17を開状態としたことを認識させる。
なお、報知条件の機能設定において、振動による報知が必ず実行されるようにし、例えば、振動と他の報知手段(鳴動、発光、表示のいずれか1つまたは複数)とを組み合わせることでユーザに対して感覚的に知らせることが好ましい。ユーザは振動によって報知を体感することになるので、誤操作防止に対する認識を確実なものとすることができる。また、振動を報知手段として採用することにより、マナーモードに設定されていて音を発生することができない場合でも、ユーザに対して確実に報知することができる。
制御部24は、ユーザに対して第1の報知処理を実行すると同時に、計時部28においてその時間経過をカウントし始める。カウント中、制御部24は開閉検出センサ27によって蓋部材17の開閉状態の監視を行うとともに、アクセス検出部31においてメモリーカード13とのアクセス状態も監視する(ステップS5)。そして、制御部24が「No」と判断し、蓋部材17の閉状態が検出された場合、メモリーカード13へのアクセスが終了した場合、アクセス直前の状態から抜けた場合、あるいはメモリーカード13へアクセスすることが確実なアプリケーションを終了した場合に、報知処理を終了する。一方、メモリーカード13へのアクセス中あるいはアクセス直前の状態であるときに蓋部材17の開状態が続いている間はカウントを継続する。
次に、制御部24は、蓋部材17が開状態とされて一定時間が経過したかどうかを判断する(ステップS6)。制御部24が計時部28からの出力により「No」と判断し、経過時間が予め設定された時間に満たない間は、ステップS4,5を繰り返し行うことで第1の報知処理を継続するとともにメモリーカード13へのアクセス状態及び蓋部材17の開閉状態の監視を継続する。そして、蓋部材17が開状態とされたまま指定された時間が経過すると計時部28は制御部24にタイムアップを通知し、蓋部材17の開状態が一定時間経過したと判断する。ステップS6における検出結果が「Yes」の場合、制御部24はユーザに対して第2の報知処理を実行する(ステップS7)。
ステップS7における第2の報知処理は、ステップS4における第1の報知処理よりも、ユーザに対してさらに強く警告を発するものである。この第2の報知処理では、報知手段の組み合わせや、振動パターン、表示パターン、鳴動パターン、発光パターンを第1の報知処理のときと異ならせたり、各種報知手段の処理強度を強めたりする。例えば、第1の報知処理では振動部36のみ実行させていたのに対して第2の報知処理ではさらに鳴動部37の実行を加えたり、振動部36の振動を経時的に強めたりするなど、本ステップにおいても予め設定された条件に基づいて処理を実行する。そして、これらの設定もユーザによって予め設定されるか、機器本体100A内のプログラムで予めシステム化されていてもよい。
第2の報知処理を行った後、制御部24は、再び開閉検出センサ27において蓋部材17の開閉状態を判断する(ステップS8)。ここで、「Yes」と判断され開状態である場合には、ステップS7に戻って第2の報知処理を継続する。制御部24はステップS7,8を繰り返し行い、開閉検出センサ27からの出力により蓋部材17が閉状態とされたことを検出するまで第2の報知処理を継続する。
ステップS8において、「No」と判断された場合、ユーザが、ステップS7における第2の報知処理で蓋部材17が開状態であることを認知し、開状態となっていた蓋部材17を閉状態に移行したことになるため、処理を終了する。
ステップS8において、「No」と判断された場合、ユーザが、ステップS7における第2の報知処理で蓋部材17が開状態であることを認知し、開状態となっていた蓋部材17を閉状態に移行したことになるため、処理を終了する。
なお、以上述べたフローチャートは動作実施例の一例であってこれに限ったものではない。
本実施形態によれば、機器本体100Aとメモリーカード13とがアクセス中あるいはアクセス直前の状態にあるときにスロット14の蓋部材17が開状態とされると、ユーザに対して第1の報知処理が実行され、それでもまだ蓋部材17が開状態である場合には第2の報知処理を実行してユーザに対してより強く警告を行うことができる。また、各報知手段における報知パターンを他の目的のパターンと変化させておくことにより、蓋部材17を開状態としてしまったことに対する警告であることを確実に認識させることができる。また、例えば振動や鳴動を伴った報知処理を実行することにより、機器本体100Aとメモリーカード13とがアクセス中あるいはアクセス直前の段階にあることを、ユーザは感覚的に認識することができるとともに携帯電話機100がどのような状態なのかを確実に知り得る。これによって、ユーザの誤操作が防止され、該誤操作によるメモリーカード13の保有するデータの消失を防ぐことができる。また、メモリーカード13自体の破損などの虞も排除することができる。
また、本実施形態においては、ユーザがメモリーカード13を取り出そうとする操作の一例として蓋部材17を開状態とした場合について述べたが、携帯電話機100に挿入されたカード等を取り出すためのスイッチ等の操作状態を検出するようにしても良い。その場合、スイッチの動作状態を検出するセンサを設けるようにする。
また、蓋部材17やスイッチなどがないタイプの携帯電話機は、スロット内あるいはスロットの近傍に歪センサなどを設けておき、ユーザがメモリーカードを引き抜こうとした場合に生じるメモリーカードの僅かな動き(力)を検出するようにしてもよい。制御部は、この歪センサからの出力を受けた場合に報知処理を実行する。
蓋部材やスイッチ等がないタイプの電子情報装置として、例えばメモリーカードの着脱操作を簡易なものとするイジェクト機構を採用しているものがある。これは、プッシュプッシュ方式のカードイジェクト(挿入されているカードを押圧することによりイジェクト機構を働かせてカードをイジェクトする)機構である。このような装置の場合には、スロットに挿入されているメモリーカードがユーザによって押圧されたことを検出するセンサを設けておき、該センサからの出力を受けると制御部がユーザに対する報知処理を開始するようにしても良い。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもなく、上記各実施形態を組み合わせても良い。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、電子情報装置として携帯電話機を例に挙げて述べたが、PHS(Personal Handy phone System)、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、ゲーム機などにも応用することができる。
また、電子媒体においても外部メモリーカードに限られる訳ではない。例えば、SIM(Subscriber Identity Module:加入者識別モジュール)カード、通信カード、ワンセグ登録用カード、ETC(Electronic Toll Collection:自動料金収受システム)カード等の各種の接続装置(ユニット)を装着可能とする各種電子情報装置にも本発明を適用することができる。
また、電子媒体においても外部メモリーカードに限られる訳ではない。例えば、SIM(Subscriber Identity Module:加入者識別モジュール)カード、通信カード、ワンセグ登録用カード、ETC(Electronic Toll Collection:自動料金収受システム)カード等の各種の接続装置(ユニット)を装着可能とする各種電子情報装置にも本発明を適用することができる。
1…第1の筐体、2…第2の筐体、5…入力操作部、6…マイクロフォン、9…画面表示部、13…メモリーカード(電子媒体)、14…スロット(外部入出力部)、14a…開口部、17…蓋部材、24…制御部、27…開閉検出センサ(操作検出手段)、28…計時部、30…有無検出センサ、31…アクセス検出部(アクセス検出手段)、34…表示部、35…発光部、36…振動部、37…鳴動部、100…携帯電話機(電子情報装置)、100A…機器本体
Claims (11)
- 機器本体との電気的な接触により情報の入出力を行うとともに前記機器本体の外部入出力部に着脱可能な電子媒体を使用可能とする電子情報装置の制御方法において、
前記機器本体と前記電子媒体とのアクセス中またはアクセス直前の状態を検出するアクセス検出工程と、
ユーザが前記外部入出力部から前記電子媒体を取り出そうとする取り出し操作を検出する操作検出工程と、
前記アクセス中またはアクセス直前の状態のときに前記取り出し操作を検出すると、前記ユーザに対して所定の報知処理を行う報知工程と、を有することを特徴とする電子情報装置の制御方法。 - 前記報知工程では、前記機器本体の振動、前記機器本体の表示部へのメッセージ表示、及び前記機器本体の鳴動部による鳴動のうち少なくとも1つまたは複数の組み合わせにより、前記ユーザに対して前記所定の報知処理を行うことを特徴とする請求項1記載の電子情報装置の制御方法。
- 前記報知工程では、前記機器本体の振動パターン、前記表示部へのメッセージパターン、及び前記鳴動部による鳴動パターンを、他の目的のパターンと異ならせていることを特徴とする請求項2記載の電子情報装置の制御方法。
- 前記報知工程は、前記取り出し操作が一定時間を経過すると前記ユーザに対して第2の報知を行う第2の報知工程と、を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子情報装置の制御方法。
- 前記機器本体が、前記外部入出力部の開口を塞ぐ蓋部材と当該蓋部材の開閉を検出するセンサとを有しており、
前記操作検出工程は、前記取り出し操作である前記蓋部材の開状態を前記センサによって検出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子情報装置の制御方法。 - 前記報知工程は、前記センサによって前記蓋部材の閉状態が検出されると、前記所定の報知処理を終了することを特徴とする請求項5記載の電子情報装置の制御方法。
- 前記報知工程は、前記電子媒体へのアクセスが終了した時点、あるいは前記電子媒体を動かすアプリケーションが終了した時点で、前記所定の報知処理を終了することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電子情報装置の制御方法。
- 前記機器本体が、前記ユーザが操作する入力操作部を有しており、
前記アクセス検出工程は、前記入力操作部により行われた前記電子媒体へのアクセスが確実とされる操作の前操作を検出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子情報装置の制御方法。 - 機器本体と、
前記機器本体との電気的な接触により情報の入出力を行う電子媒体を、着脱可能に格納する外部入出力部と、
前記機器本体と前記電子媒体とのアクセス状態を検出するアクセス検出手段と、
前記外部入出力部から前記電子媒体を取り出そうとする操作を検出する操作検出手段と、
振動、表示および音のうち少なくとも1つによりユーザに感覚的に知らせる報知手段と、
前記機器本体が前記外部入力部を介して前記電子媒体とアクセス中またはアクセス直前の状態のときに前記検出手段から出力を受けると、所定の報知処理を実行する制御部と、を備えることを特徴とする電子情報装置。 - 前記外部入出力部の開口を塞ぐ蓋部材が設けられており、
前記操作検出手段が、前記蓋部材の開閉を検出するセンサであることを特徴とする請求項9記載の電子情報装置。 - 前記ユーザが操作する入力操作部が設けられており、
前記制御部は、前記入力操作部により前記電子媒体へのアクセスが確実とされる操作の前操作が行われたか否かを判断することを特徴とする請求項9または10記載の電子情報装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007307718A JP2009135585A (ja) | 2007-11-28 | 2007-11-28 | 電子情報装置及びその制御方法 |
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JP2007307718A JP2009135585A (ja) | 2007-11-28 | 2007-11-28 | 電子情報装置及びその制御方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012027658A (ja) * | 2010-07-22 | 2012-02-09 | Panasonic Electric Works Sunx Tatsuno Co Ltd | メモリカード接続装置 |
CN113494997A (zh) * | 2020-04-08 | 2021-10-12 | Oppo(重庆)智能科技有限公司 | 卡托检测装置及方法 |
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2007
- 2007-11-28 JP JP2007307718A patent/JP2009135585A/ja active Pending
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