JP2018042137A - 電子機器、制御装置、制御プログラム及び感度検査方法 - Google Patents

電子機器、制御装置、制御プログラム及び感度検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】音を拾う音入力部の感度を簡単に検査することが可能な技術を提供する。【解決手段】電子機器は、音を拾う第1音入力部190と、第1音入力部190の第1感度を検査する検査部とを備える。第1音入力部190は、電子機器の表面に位置する第1マイク穴191と、第1マイク穴を通じて音が入力される第1マイク192とを有する。検査部は、第1マイクの第1出力信号に基づいて第1感度を検査する感度検査を行う。【選択図】図5

Description

本開示は、電子機器に関する。
特許文献1に記載されているように、電子機器に関して様々な技術が提案されている。
特開2016−139651号公報
電子機器は、その表面に位置するマイク穴と、当該マイク穴を通じて音が入力されるマイクとを備える音入力部を備える場合がある。この場合、音入力部の感度を簡単に検査できることが望まれる。
そこで、本発明は上述の点に鑑みて成されたものであり、音を拾う音入力部の感度を簡単に検査することが可能な技術を提供することを目的とする。
電子機器、制御装置、制御プログラム及び感度検査方法が開示される。一の実施の形態では、電子機器は、音を拾う第1音入力部と、第1音入力部の第1感度を検査する検査部とを備える。第1音入力部は、電子機器の表面に位置する第1マイク穴と、第1マイク穴を通じて音が入力される第1マイクとを有する。検査部は、第1マイクの第1出力信号に基づいて第1感度を検査する感度検査を行う。
また、一の実施の形態では、制御装置は、音を拾う音入力部を備える電子機器であって、当該音入力部が、当該電子機器の表面に位置するマイク穴と、当該マイク穴を通じて音が入力されるマイクとを有する電子機器が備える、当該電子機器を制御する制御装置である。制御装置は、マイクの出力信号に基づいて音入力部の感度を検査する検査部を備える。
また、一の実施の形態では、制御プログラムは、音を拾う音入力部を備える電子機器であって、当該音入力部が、当該電子機器の表面に位置するマイク穴と、当該マイク穴を通じて音が入力されるマイクとを有する電子機器を制御するための制御プログラムである。制御プログラムは、電子機器に、マイクの出力信号に基づいて音入力部の感度を検査させるためのものである。
また、一の実施の形態では、感度検査方法は、音を拾う音入力部を備える電子機器であって、当該音入力部が、当該電子機器の表面に位置するマイク穴と、当該マイク穴を通じて音が入力されるマイクとを有する電子機器での感度検査方法である。感度検査方法は、マイクの出力信号に基づいて音入力部の感度を検査する工程を備える。
音を拾う音入力部の感度を簡単に検査することができる。
電子機器の外観の一例を示す斜視図である。 電子機器の外観の一例を示す背面図である。 電子機器の構成の一例を示す図である。 電子機器の構成の一例を示す図である。 制御部の構成の一例を示す図である。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 電子機器の表示例を示す図である。 電子機器の表示例を示す図である。 電子機器の構成の一例を示す図である。 電子機器の構成の一例を示す図である。 制御部の構成の一例を示す図である。 電子機器の表示例を示す図である。 感度検査が行われる様子の一例を示す図である。 電子機器の構成の一例を示す図である。 電子機器の表示例を示す図である。
<電子機器の外観>
図1及び2は電子機器1の外観の一例を示す斜視図及び背面図である。電子機器1は、例えば、スマートフォン等の携帯電話機である。図1及び2に示されるように、電子機器1は、平面視で略長方形の板状の機器ケース10を備えている。機器ケース10は、筐体とも呼ばれ、電子機器1の外装を構成している。
電子機器1の前面1a、つまり機器ケース10の前面には、文字、記号、図形等の各種情報が表示される表示領域121が位置している。表示領域121の背面側には後述するタッチパネル130が位置している。これにより、ユーザは、電子機器1の前面1aの表示領域121を指等で操作することによって、電子機器1に対して各種情報を入力することができる。なお、ユーザは、指以外の操作子、例えば、スタイラスペンなどのタッチパネル用ペンで表示領域121を操作することによっても、電子機器1に対して各種情報を入力することができる。
電子機器1の前面1a(機器ケース10の前面)の上側端部にはレシーバ穴171が位置している。電子機器1の背面1b(機器ケース10の背面)の上側端部にはスピーカ穴181が位置している。電子機器1の下側の側面1cにはマイク穴191が位置している。レシーバ穴171、スピーカ穴181及びマイク穴191は、機器ケース10に設けられている。
電子機器1の前面1aの上側端部からは、後述する第1カメラ150が有するレンズ151が視認可能となっている。電子機器1の背面1bの上側端部からは、後述する第2カメラ160が有するレンズ161が視認可能となっている。
電子機器1は、複数の操作ボタン141〜143から成る操作ボタン群140を備えている。操作ボタン141〜143のそれぞれはハードウェアボタンである。具体的には、操作ボタン141〜143のそれぞれは押しボタンである。操作ボタン141〜143は、電子機器1の前面1aの下側端部に位置している。
操作ボタン141は、例えばバックボタンである。バックボタンは、表示領域121の表示を一つ前の表示に切り替えるための操作ボタンである。ユーザが操作ボタン141を操作することよって、表示領域121の表示が一つ前の表示に切り替わる。
操作ボタン142は、例えばホームボタンである。ホームボタンは、表示領域121にホーム画面を表示させるための操作ボタンである。ユーザが操作ボタン142を操作することよって、表示領域121にホーム画面が表示される。
操作ボタン143は、例えば履歴ボタンである。履歴ボタンは、電子機器1で実行されたアプリケーションの履歴を表示領域121に表示させるための操作ボタンである。ユーザが操作ボタン143を操作することよって、表示領域121には、電子機器1で実行されたアプリケーションの履歴が表示される。
なお、電子機器1の上側の側面1d、右側の側面1e及び左側の側面1fの少なくとも一つの側面には、電源ボタン及びボリュームボタン等の図示しない操作ボタン(ハードウェアボタン)が位置している。
<電子機器の電気的構成>
図3は電子機器1の電気的構成の一例を主に示すブロック図である。図3に示されるように、電子機器1は、制御部100、無線通信部110、表示部120、タッチパネル130、操作ボタン群140、第1カメラ150及び第2カメラ160を備える。さらに電子機器1は、第1音出力部170、第2音出力部180、音入力部190及び電池200を備える。
制御部100は、電子機器1の他の構成要素を制御することによって、電子機器1の動作を統括的に管理することが可能である。制御部100は制御装置とも言える。制御部100は、以下にさらに詳細に述べられるように、種々の機能を実行するための制御及び処理能力を提供するために、少なくとも1つのプロセッサを含む。
種々の実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサは、単一の集積回路(IC)として、又は複数の通信可能に接続された集積回路IC及び/又はディスクリート回路(discrete circuits)として実行されてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、種々の既知の技術に従って実行されることが可能である。
1つの実施形態において、プロセッサは、例えば、関連するメモリに記憶された指示を実行することによって1以上のデータ計算手続又は処理を実行するように構成された1以上の回路又はユニットを含む。他の実施形態において、プロセッサは、1以上のデータ計算手続き又は処理を実行するように構成されたファームウェア(例えば、ディスクリートロジックコンポーネント)であってもよい。
種々の実施形態によれば、プロセッサは、1以上のプロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号処理装置、プログラマブルロジックデバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又はこれらのデバイス若しくは構成の任意の組み合わせ、又は他の既知のデバイス及び構成の組み合わせを含み、以下に説明される機能を実行してもよい。
本例では、制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、DSP(Digital Signal Processor)102及び記憶部103を備えている。記憶部103は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などの、CPU101及びDSP102が読み取り可能な非一時的な記録媒体を含む。記憶部103が有するROMは、例えば、不揮発性メモリであるフラッシュROM(フラッシュメモリ)である。記憶部103には、電子機器1を制御するための複数の制御プログラム103a等が記憶されている。制御部100の各種機能は、CPU101及びDSP102が記憶部103内の各種制御プログラム103aを実行することによって実現される。
なお、制御部100の全ての機能あるいは制御部100の一部の機能は、その機能の実現にソフトウェアが不要なハードウェア回路によって実現されてもよい。また、記憶部103は、ROM及びRAM以外の、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体を備えていてもよい。記憶部103は、例えば、小型のハードディスクドライブ及びSSD(Solid State Drive)などを備えてもよい。
記憶部103内の複数の制御プログラム103aには、様々なアプリケーション(アプリケーションプログラム)が含まれている。記憶部103には、例えば、音声通話及びビデオ通話を行うための通話アプリケーション、ウェブサイトを表示するためのブラウザ、電子メールの作成、閲覧及び送受信を行うためのメールアプリケーションが記憶されている。また記憶部103には、第1カメラ150及び第2カメラ160を利用して被写体を撮影するためのカメラアプリケーション、記憶部103に記録されている静止画及び動画を表示するための記録画像表示アプリケーション、記憶部103に記憶されている音楽データの再生制御を行うための音楽再生制御アプリケーションなどが記憶されている。記憶部103内の少なくとも一つのアプリケーションは、記憶部103内にあらかじめ記憶されているものであってよい。また、記憶部103内の少なくとも一つのアプリケーションは、電子機器1が他の装置からダウンロードして記憶部103内に記憶したものであってよい。
無線通信部110は、アンテナ111を有している。無線通信部110は、アンテナ111を用いて、制御部100による制御よって無線通信を行うことが可能である。無線通信部110は、電子機器1とは別の携帯電話機からの信号、あるいはインターネットに接続されたウェブサーバ等の通信装置からの信号を、基地局等を介してアンテナ111で受信することが可能である。無線通信部110は、受信信号に対して増幅処理及びダウンコンバートを行って制御部100に出力することが可能である。制御部100は、入力される受信信号に対して復調処理等を行って、当該受信信号に含まれるユーザデータ及び制御データ等を取得することが可能である。また無線通信部110は、制御部100で生成された、ユーザデータ及び制御データ等を含む送信信号に対してアップコンバート及び増幅処理を行って、処理後の送信信号をアンテナ111から無線送信することが可能である。アンテナ111からの送信信号は、基地局等を通じて、電子機器1とは別の携帯電話機、あるいはインターネット等に接続された通信装置で受信される。
表示部120は、電子機器1の前面1aに位置する表示領域121と、表示パネル122とを備えている。表示部120は、表示領域121に各種情報を表示することが可能である。表示パネル122は、例えば、液晶表示パネルあるいは有機ELパネルである。表示パネル122は、制御部100によって制御されることによって、文字、記号、図形などの各種情報を表示することが可能である。表示パネル122は、機器ケース10内において、表示領域121と対向している。表示パネル122に表示される情報は表示領域121に表示される。
タッチパネル130は、表示領域121に対する指等の操作子による操作を検出することが可能である。タッチパネル130は、例えば、投影型静電容量方式のタッチパネルである。タッチパネル130は多数の検出点を有している。したがって、タッチパネル130は、表示領域11に対する多数の操作点(接触点)を検出することが可能である。タッチパネル130は、例えば、表示領域121の裏側に位置する。ユーザが指等の操作子によって表示領域121に対して操作を行ったとき、その操作に応じた電気信号をタッチパネル130は制御部100に入力することが可能である。制御部100は、タッチパネル130からの電気信号(出力信号)に基づいて、表示領域121に対して行われた操作の内容を特定することが可能である。そして制御部100は、特定した操作内容に応じた処理を行うことが可能である。
操作ボタン群140に含まれる操作ボタン141〜143のそれぞれは、ユーザによって操作されると、操作されたことを示す操作信号を制御部100に出力することが可能である。これにより、制御部100は、操作ボタン141〜143のそれぞれについて、当該操作ボタンが操作されたか否かを判断することができる。操作信号が入力された制御部100が他の構成要素を制御することによって、電子機器1では、操作された操作ボタンに割り当てられている機能が実行される。
第1カメラ150は、レンズ151及びイメージセンサなどを備えている。第2カメラ160は、レンズ161及びイメージセンサなどを備えている。第1カメラ150及び第2カメラ160のそれぞれは、制御部100による制御に基づいて被写体を撮影し、撮影した被写体を示す静止画あるいは動画を生成して制御部100に出力することが可能である。
第1カメラ150のレンズ151は、電子機器1の前面1aから視認可能となっている。したがって、第1カメラ150は、電子機器1の前面1a側(表示領域121側)に存在する被写体を撮影することが可能である。第2カメラ160のレンズ161は、電子機器1の背面1bから視認可能となっている。したがって、第2カメラ160は、電子機器1の背面1b側に存在する被写体を撮影することが可能である。以後、第1カメラ150と第2カメラ160を特に区別する必要がない場合には、それぞれを単に「カメラ」と呼ぶ。
音入力部190は、機器ケース10の表面に位置するマイク穴191と、マイク192とを備えている。マイク192は、電子機器1の外部から入力される音を電気的な音信号に変換して制御部100に出力することが可能である。電子機器1の外部からの音は、マイク穴191から電子機器1の内部に取り込まれてマイク192に入力される。
第2音出力部180は、機器ケース10の表面に位置するスピーカ穴181と、スピーカ182とを備えている。スピーカ182は、例えばダイナミックスピーカである。スピーカ182は、制御部100からの電気的な音信号を音に変換して出力することが可能である。スピーカ182から出力される音は、スピーカ穴181から外部に出力される。ユーザは、スピーカ穴181から出力される音を、電子機器1から離れた場所でも聞くことが可能である。
第1音出力部170は、機器ケース10の表面に位置するレシーバ穴171と、レシーバ172とを備えている。レシーバ172は、一種のスピーカであって、受話音を出力することが可能である。レシーバ172は例えばダイナミックスピーカである。レシーバ172は、制御部100からの電気的な音信号を音に変換して出力することが可能である。レシーバ172から出力される音はレシーバ穴171から外部に出力される。レシーバ穴171から出力される音の音量は、スピーカ穴181から出力される音の音量よりも小さくなっている。ユーザは、レシーバ穴171から出力される音を、当該レシーバ穴171に耳を近づけることによって聞くことができる。レシーバ穴171はスピーカ穴であるとも言える。なお、レシーバ172の代わりに、機器ケース10の前面部分を振動させる、圧電振動素子等の振動素子を設けてもよい。この場合には、音は、当該前面部分の振動によりユーザに伝達され、レシーバ穴171が不要になる。
図4は、機器ケース10内での、レシーバ172、スピーカ182及びマイク192の位置関係の一例の概要を示す図である。図4では、機器ケース10内の様子が見えるように、機器ケース10の外形だけが示されている。
図4に示されるように、音入力部190は、第1音出力部170よりも、第2音出力部180から離れて位置している。機器ケース10の内側の面には、マイク穴191を塞ぐように防水シート210が貼られている。マイク192は、例えば、マイク穴191に対して防水シート210を間に介して対向している。機器ケース10の内側の面には、スピーカ穴181を塞ぐように防水シート211が貼られている。スピーカ182は、例えば、スピーカ穴181に対して防水シート211を間に介して対向している。機器ケース10の内側の面には、レシーバ穴171を塞ぐように防水シート212が貼られている。レシーバ172は、例えば、レシーバ穴171に対して防水シート212を間に介して対向している。防水シート210,211,212のそれぞれは、空気を通す材料で構成されている。
電池200は電子機器1の電源を出力することが可能である。電池200は例えば充電式の電池である。電池200から出力される電源は、電子機器1が備える制御部100及び無線通信部110などの各種構成に対して供給される。
<制御部内の機能ブロック>
図5は、CPU101及びDSP102が記憶部103内の制御プログラム103aを実行することによって形成される複数の機能ブロックの一部の一例を示す図である。図5に示されるように、制御部100は、機能ブロックとして、水中判定部300及び感度検査部310を備えている。なお、水中判定部300及び感度検査部310の少なくとも一方は、その機能の実行にソフトウェアが不要なハードウェア回路で実現されてもよい。
感度検査部310は、音入力部190のマイク192の出力信号(音信号)に基づいて音入力部190の感度を検査する感度検査を行うことが可能である。感度検査の詳細は後述する。
水中判定部300は、タッチパネル130の出力信号に基づいて、電子機器1が水中に存在するか否かを判定する水中判定を行うことが可能である。水中判定部300は、機器ケース10が水中に存在するか否かを判定することが可能であるとも言える。
ここで、電子機器1が水中に存在する場合には、表示領域121の全面が水に接触した状態となる。つまり、表示領域121の全面が操作された状態となり、タッチパネル130が反応する。水中判定では、水中判定部300は、多数の検出点を有するタッチパネル130の出力信号に基づいて表示領域121に対する操作点の数を求める。そして、水中判定部300は、求めた操作点の数がしきい値以上のとき、電子機器1が水中に存在すると判定する。一方で、水中判定部300は、操作点の数がしきい値未満のときに、電子機器1が水中に存在しないと判定する。水中判定部300は、操作点の数がしきい値よりも大きいとき、電子機器1が水中に存在すると判定し、操作点の数がしきい値以下のときに、電子機器1が水中に存在しないと判定してもよい。
電子機器1が水中に存在する場合としては、例えば、ユーザが、電子機器1に水中撮影を実行させる場合が考えられる。ユーザが、水中に存在する電子機器1に対して所定の操作を行うと、電子機器1では、カメラが水中に存在する被写体を撮影する。これにより、電子機器1では水中撮影が実行される。
なお電子機器1が、気体または液体の圧力を測定することが可能な圧力センサを備える場合には、水中判定部300は当該圧力センサの出力信号に基づいて水中判定を行ってもよい。この場合、水中判定部300は、例えば、圧力センサの出力信号に基づいて圧力値を求める。そして、水中判定部300は、求めた圧力値としきい値とを比較する。水中判定部300は、圧力値がしきい値よりも大きい場合には、電子機器1が水中に存在すると判定する。一方で、水中判定部300は、圧力値がしきい値以下の場合には、電子機器1が水中に存在しないと判定する。水中判定部300は、圧力値がしきい値以上の場合に電子機器1が水中に存在すると判定し、圧力値がしきい値未満の場合には電子機器1が水中に存在しないと判定してもよい。また、水中判定部300は、圧力センサの出力信号とタッチパネル130の出力信号とに基づいて水中判定を行ってもよい。
<水中モード>
電子機器1の動作モードには、水中モードが含まれる。電子機器1が水中に存在すると水中判定部300が判定すると、電子機器1は水中モードで動作する。水中判定部300は、例えば定期的に水中判定を行う。以後、水中モードが解除されている状態を「通常モード」と呼ぶ。
図6はカメラプリケーション実行時の電子機器1の動作の一例を示すフローチャートである。制御部100は、表示領域121に対して、カメラアプリケーションの実行を指示する実行指示操作が行われたと判定すると、図6に示されるように、ステップs1において、記憶部103内のカメラアプリケーションを実行する。カメラアプリケーションの実行中では、ユーザは、電子機器1を操作して、カメラに画像を撮影させることができる。
ステップs1の後、ステップs2において、水中判定部300は水中判定を行う。ステップs2での水中判定において、電子機器1が水中に存在すると判定されると、ステップs3において、制御部100は電子機器1の動作モードを水中モードに設定する。その後、ステップs2が再度実行される。一方で、ステップs2での水中判定において、電子機器1が水中に存在しないと判定されると、ステップs4において、制御部100は電子機器1の動作モードを通常モードに設定する。その後、ステップs2が再度実行される。ステップs2(水中判定)は例えば定期的に繰り返し実行される。
水中モードでは、表示領域121に対する操作は無効にされている。そのため、水中モードでは、ユーザは、電子機器1が備えるハードウェアボタンを操作することによって、電子機器1に対して入力を行うことが可能である。ユーザは、例えば、操作ボタン141,142,143以外の図示しないハードウェアボタンを操作することによって、使用するカメラを電子機器1に切り替えさせたり、カメラに動画を撮影させたり、カメラに静止画を撮影させたり、撮影に関する各種設定を電子機器1に変更させたりすることができる。
また水中モードでは、制御部100は、カメラで撮影された画像に対して、通常モードとは異なる、水中撮影に適した色補正及び歪み補正を行う。これにより、電子機器1は、水中に存在する場合であっても、適切な画像を記憶部103に記録することができる。
ユーザは、カメラアプリケーションを実行している電子機器1を水中に入れてもよいし、電子機器1を水中に入れた後に、当該電子機器1にカメラアプリケーションを実行させてもよい。後者の場合には、例えば、カメラアプリケーションを実行していない電子機器1が水中に存在する場合にハードウェアボタンが操作されることによって、カメラアプリケーションが実行され、カメラアプリケーションの実行の開始とともに、電子機器1の動作モードが水中モードに設定される。
<感度検査>
電子機器1では、音を拾う音入力部190の感度が低下することがある。例えば、マイク穴191に異物がつまることによってマイク穴191に音が入りにくくなり、その結果、音入力部190の感度が低下することがある。例えば、上述のように電子機器1が水中で使用された後、電子機器1が水中から出たとき、マイク穴191に水が詰まることがある。また、電子機器1が海水から出てからしばらく経過した後には、マイク穴191に詰まっていた海水の水分は蒸発するものの、マイク穴191に塩が残ることがある。また、電子機器1が洗剤で洗うことが可能である場合、マイク穴191に洗剤が詰まることがある。また、電子機器1が洗剤で洗われた後、しばらく経過した後には、マイク穴191に詰まっていた洗剤の水分は蒸発するものの、マイク穴191にその他の成分が残ることがある。このような場合には、マイク穴191に音が入りにくくなり、音入力部190の感度が低下することがある。特に、機器ケース10の内側の面には、マイク穴191を塞ぐように防水シート210が貼られていることから、機器ケース10に設けられたマイク穴191には異物が詰まりやすい。
また、電子機器1が地上で使用される場合にも、マイク穴191に埃あるいは塵などの異物が詰まることがあり、音入力部190の感度が低下することがある。また、マイク穴191に異物が詰まっていない場合であっても、マイク192の動作が異常となって、音入力部190の感度が低下することがある。
そこで、電子機器1では、感度検査部310が、マイク192の出力信号に基づいて音入力部190の感度を検査する感度検査を行う。本例では、例えばスピーカ182が使用されて感度検査が行われる。図7は感度検査の一例を示すフローチャートである。以後、単に感度と言えば、音入力部190の感度を意味する。
図7に示されるように、感度検査部310は、ステップs11において、スピーカ182から音を出力させる。感度検査部310は、スピーカ182から、例えば検査用トーン音を一定の検査用音量で出力させる。感度検査部310は、例えば1kHzの検査用トーン音をスピーカ182ら出力させる。
次にステップs12において、感度検査部310は、マイク192の出力信号に基づいて、音入力部190の感度を検査する。このとき、スピーカ182から出力される検査用トーン音は、スピーカ穴181から電子機器1の外部に出力され、マイク穴191を通じてマイク192に入力されている。したがって、ステップs12において、感度検査部310は、スピーカ182からの検査用トーン音が入力されているマイク192の出力信号に基づいて、音入力部190の感度を検査することになる。マイク192の出力信号(音信号)は、マイク192が拾う検査用トーン音を示す。
ステップs12において、感度検査部310は、マイク192の出力信号に基づいて、例えば、マイク192で拾われている検査用トーン音の音量を求める。そして、感度検査部310は、求めた音量が基準値と同じであれば、感度が正常であると判定する。一方で、感度検査部310は、求めた音量が基準値よりも小さければ、感度が低下して異常であると判定する。
なお、感度検査部310は、求めた音量が、基準値と同等であれば感度が正常であると判定し、基準値と同等でなければ感度が異常であると判定してもよい。この場合、感度検査部310は、例えば、求めた音量と基準値との差分の絶対値を求める。そして、感度検査部310は、求めた絶対値がしきい値以下であれば、求めた音量が基準値と同等であると判断する。一方で、感度検査部310は、求めた絶対値がしきい値よりも大きければ、求めた音量が基準値と同等ではないと判断する。感度検査部310は、求めた絶対値がしきい値未満であれば、求めた音量が基準値と同等であると判断し、しきい値以上であれば、求めた音量が基準値と同等ではないと判断してもよい。
基準値は記憶部103に予め記憶されている。基準値は、スピーカ182がステップs11と同様に検査用トーン音を検査用音量で出力している場合に、感度が正常な音入力部190のマイク192の出力信号に基づいて感度検査部310が求めた値である。すなわち、基準値は、感度が正常な音入力部190のマイク192が拾う前記検査用トーン音の音量であればよい。
ステップs12の後、感度検査部310は、ステップs13において、スピーカ182に検査用トーン音の出力を停止させる。これにより、感度検査が終了する。
このように、電子機器1は、マイク192の出力信号に基づいて、音入力部190の感度を検査することから、特に新たな構成を電子機器1に追加することなく簡単に音入力部190の感度を検査することができる。
<感度検査の実行タイミング>
感度検査部310は、例えば、所定のイベントが発生したとき、感度検査を行う。以後、当該所定のイベントを「実行開始イベント」と呼ぶことがある。以下に感度検査が実行されるタイミングの各種例について説明する。
<第1の実行タイミング>
本例では、実行開始イベントは、電子機器1が水中から出ることである。感度検査部310は、電子機器1が水中から出たことを実行開始イベントの発生として感度検査を行う。
水中判定部300は、定期的に行う水中判定の結果に基づいて、電子機器1が水中から出たか否かを定期的に判定する。水中判定部300は、ある水中判定において、電子機器1が水中に存在するという判定結果が得られ、その次の水中判定において電子機器1が水中に存在しないという判定結果が得られた場合、電子機器1が水中から出たと判定する。感度検査部310は、水中判定部300において電子機器1が水中から出たと判定されると、図7に示される感度検査を行う。電子機器1が水中から出たと判定されるタイミングを「第1の実行タイミング」と呼ぶと、感度検査部310は、第1の実行タイミングになると感度検査を行うと言える。感度検査部310は、水中判定部300において電子機器1が水中から出たと判定されるたびに感度検査を行う。
このように、本例では、電子機器1が水中から出たときに感度検査が行われる。したがって、水中から出た電子機器1のマイク穴191に海水等の水が詰まっている場合には、電子機器1は、音入力部190の感度の異常を検出することができる。
<第2の実行タイミング>
本例では、実行開始イベントは、電子機器1が水中から出てから第1所定時間が経過することである。感度検査部310は、電子機器1が水中から出てから第1所定時間が経過したことを実行開始イベントの発生として感度検査を行う。第1所定時間は、例えば、数十分あるいは数時間に設定される。
感度検査部310は、水中判定部300において電子機器1が水中から出たと判定されるたびに、そこから第1所定時間が経過したか否かを判定する。感度検査部310は、水中判定部300において電子機器1が水中から出たと判定されてから第1所定時間が経過したと判定すると、感度検査を行う。電子機器1が水中から出たと判定されてから第1所定時間が経過したと判定されるタイミングを「第2の実行タイミング」と呼ぶと、感度検査部310は、第2の実行タイミングになると感度検査を行うと言える。
このように、本例では、電子機器1が水中から出てから第1所定時間が経過すると、感度検査が行われる。したがって、水中から出た電子機器1のマイク穴191に海水等の水が詰まっている場合には、電子機器1は、音入力部190の感度の異常を検出することができる。また、電子機器1が海水から出てからしばらく経過した後、マイク穴191内の海水の水分が蒸発して残りの成分がマイク穴191に残っている場合には、電子機器1は音入力部190の感度の異常を検出することができる。
<第3の実行タイミング>
本例では、実行開始イベントは、電子機器1が水中に入って出た回数が所定の複数回数になることである。感度検査部310は、電子機器1が水中に入って出た回数が所定の複数回数になったことを実行開始イベントの発生として感度検査を行う。所定の複数回数は、例えば、数回あるいは数十回に設定される。
感度検査部310は、水中判定部300において電子機器1が水中から出たと判定された回数をカウントする。そして、感度検査部310は、カウント回数が所定の複数回数になると、感度検査を行うとともに、カウント回数をリセットする。そして、感度検査部310は、同様に動作する。電子機器1が水中に入って出た回数が所定の複数回数になったと判定されるタイミングを「第3の実行タイミング」と呼ぶと、感度検査部310は、第3の実行タイミングになると感度検査を行うと言える。
このように、本例では、電子機器1が水中に入って出た回数が所定の複数回数になると、感度検査が行われる。電子機器1が水中に入って出た回数が少ない状態では、マイク穴191に異物が詰まっている可能性が低い。本例のように、感度検査部310が、電子機器1が水中に入って出た回数が所定の複数回数になると感度検査を行うことによって、効率よく感度検査を行うことができる。
<第4の実行タイミング>
本例では、実行開始イベントは、第2所定時間が経過することである。感度検査部310は、第2所定時間が経過するたびに実行開始イベントが発生したとして感度検査を行う。つまり、感度検査部310は、電子機器1が水中に存在するか否かにかかわらず、一定時間が経過するたびに感度検査を行う。
感度検査部310は、第2所定時間を計測し、第2所定時間が経過したと判定すると感度検査を行う。そして、感度検査部310は、再度第2所定時間を計測し、第2所定時間が経過したと判定すると感度検査を行う。感度検査部310はこれを繰り返し実行する。第2所定時間が経過したと判定されるタイミングを「第4の実行タイミング」と呼ぶと、感度検査部310は、第4の実行タイミングになると感度検査を行うと言える。第2所定時間は、上述の第1所定時間と同じであってもよいし、異なってもよい。
このように、本例では、第2所定時間が経過するたびに感度検査が行われる。これにより、電子機器1が地上に存在しているときにマイク穴191に異物が詰まった場合であっても、音入力部190の感度の異常を検出することができる。
<第5の実行タイミング>
本例では、実行開始イベントは、電子機器1の起動である。感度検査部310は、電子機器1が起動したことを実行開始イベントの発生として感度検査を行う。
ここで、電子機器1の機器ケース10の表面に位置する電源ボタンが例えば長押しされると、表示領域121には、シャットダウン用のダイアログボックスが表示される。このダイアログボックスに対して所定の操作が行われると、電子機器1はシャットダウンする。電子機器1がシャットダウンすると、電子機器1のほとんどの機能が停止する。シャットダウンされた電子機器1の電源ボタンが例えば長押しされると、電子機器1は起動する。感度検査部310は、電子機器1が起動するたびに感度検査を行う。電子機器1が起動するタイミングを「第5の実行タイミング」と呼ぶと、感度検査部310は、第5の実行タイミングになると感度検査を行うと言える。
なお、感度検査部310は、電子機器1の起動回数が所定の複数回数になったときに感度検査を行ってもよい。この場合には、感度検査部310は、電子機器1の起動回数をカウントする。そして、感度検査部310は、カウント回数が所定の複数回数になると、感度検査を行うとともに、カウント回数をリセットする。そして、感度検査部310は同様に動作する。
このように、本例では、電子機器1が起動すると感度検査が行われる。これにより、電子機器1が起動したときに、音入力部190の感度の異常を検出することができる。
<第6の実行タイミング>
本例では、実行開始イベントは、電子機器1に対して所定の操作が行われることである。感度検査部310は、電子機器1に対して所定の操作が行われたことを実行開始イベントの発生として感度検査を行う。例えば、感度検査部310は、タッチパネル130の出力信号に基づいて、表示領域11に対して所定の操作が行われたと判定すると、感度検査を行う。電子機器1に対して所定の操作が行われたと判定されるタイミングを「第6の実行タイミング」とすると、感度検査部310は、第6の実行タイミングになると感度検査を行うと言える。
このように、本例では、電子機器1に対して所定の操作が行われると感度検査が行われる。これにより、ユーザは、好きなときに電子機器1に対して所定の操作を行うことによって、所望のタイミングで電子機器1に感度検査を行わせることができる。
なお、表示領域11に対する操作とは異なる、電子機器1に対する操作が行われたときに、感度検査が行われてもよい。例えば、ユーザによって電子機器1が所定方向(例えば上下方向)に沿って振られたときに、感度検査が行われてもよい。電子機器1が所定方向に沿って振られたか否かについては、例えば、電子機器1の加速度を検出する加速度センサの出力信号に基づいて判定することができる。
以上のように、第1〜第6の実行タイミングについて説明した。感度検査部310は、第1〜第6の実行タイミングのそれぞれのタイミングになると感度検査を行ってもよいし、第1〜第6の実行タイミングの一部のタイミングになると感度検査を行ってもよい。つまり、感度検査部310は、第1〜第6の実行タイミングのうちの少なくとも一つのタイミングになると感度検査を行ってもよい。
感度検査部310が感度検査において感度が異常であると判定すると、制御部100は表示部120に所定のメッセージを表示させてもよい。
図8は表示領域121に表示される所定のメッセージの一例を示す図である。感度が異常であると判定されると、例えば、電子機器1を真水で洗うことをユーザに通知する通知メッセージ400が表示領域121に表示される、通知メッセージ400を見たユーザが電子機器1を真水で洗う場合には、マイク穴191に詰まった海水等の異物が真水で洗い流される。電子機器1が真水で洗われてからしばらく時間が経過すると、マイク穴191の真水は蒸発し、マイク穴191に異物が詰まった状態が解消される。これにより、音入力部190の感度が正常に戻る。ユーザは、例えば表示領域121に対して所定の操作を行うことによって、電子機器1に通知メッセージ400の表示を消去させることができる。
また図9に示されるように、例えば、マイク穴191に異物が詰まっていることをユーザに通知する通知メッセージ410が表示領域121に表示されてもよい。これにより、ユーザは、マイク穴191に異物が詰まっていることを知ることができる。通知メッセージ410を見たユーザが電子機器1を真水で洗う場合には、上述のように、マイク穴191に異物が詰まった状態が解消される。これにより、音入力部190の感度が正常に戻る。ユーザは、例えば表示領域121に対して所定の操作を行うことによって、電子機器1に通知メッセージ410の表示を消去させることができる。
また、感度検査で感度が異常であると判定されると、通知メッセージ400,410の両方が表示領域121に表示されてもよい。この場合、ユーザは、例えば表示領域121に対して所定の操作を行うことによって、電子機器1に通知メッセージ400,410の表示を消去させることができる。
<各種変形例>
以下に電子機器1の各種変形例について説明する。
<第1変形例:複数の音入力部の感度の検査>
図10は本変形例に係る電子機器1の構成の一例を示す図である。本変形例に係る電子機器1は、上述の図3に示される電子機器1と比較して、音を拾う第2音入力部220をさらに備える。以後、音入力部190を「第1音入力部190」と呼ぶことがある。
第2音入力部220は、電子機器1の表面に位置するマイク穴221と、当該マイク穴221を介して音が入力されるマイク222とを備えている。マイク穴221は、電子機器1の上側の側面1d(機器ケース10の上側の側面)に位置している。マイク穴221は機器ケース10に設けられている。マイク222は、電子機器1の外部から入力される音を電気的な音信号に変換して制御部100に出力することが可能である。電子機器1の外部からの音は、マイク穴221から電子機器1の内部に取り込まれてマイク222に入力される。
図11は、機器ケース10内での、レシーバ172、スピーカ182、マイク192及びマイク222の位置関係の一例の概要を示す図である。図11に示されるように、マイク222は、マイク192よりもスピーカ182の近くに位置している。機器ケース10の内側の面には、マイク穴221を塞ぐように防水シート213が貼られている。マイク222は、例えば、マイク穴221に対して防水シート213を間に介して対向している。防水シート213は、空気を通す材料で構成されている。
図12は本変形例に係る制御部100が備える複数の機能ブロックの一部の一例を示す図である。図12に示されるように、制御部100は、機能ブロックとして、決定部320及びノイズキャンセル部330をさらに備える。決定部320及びノイズキャンセル部330の少なくとも一方は、その機能の実行にソフトウェアが不要なハードウェア回路で実現されてもよい。
ノイズキャンセル部330は、第2音入力部220が拾う音に基づいて、第1音入力部190が拾う音に含まれるノイズを除去することが可能である。具体的には、ノイズキャンセル部330は、第2音入力部220の出力信号に基づいて、第1音入力部190の出力信号に含まれるノイズを除去することが可能である。第1音入力部190がメインの音入力部となっており、第2音入力部220がサブの音入力部となっている。
ノイズキャンセル部330は、電子機器1が所定の状態のときに、第2音入力部220の出力信号に基づいて、第1音入力部190の出力信号に含まれるノイズを除去する。例えば、ノイズキャンセル部330は、電子機器1がレシーバ172及びマイク192を用いて音声通話を行っているときに、第2音入力部220の出力信号に基づいて、第1音入力部190の出力信号に含まれるノイズを除去する。制御部100は、ノイズが除去された、第1音入力部190の出力信号(音信号)を含む送信信号を、無線通信部110に送信させる。
ノイズキャンセル部330は、例えば、第2音入力部220の出力信号の逆位相の信号を、第1音入力部190の出力信号に重畳することによって、第1音入力部190の出力信号に含まれるノイズを除去する。電子機器1が音声通話を行う場合、ユーザの口は、第1音入力部190に近い位置に存在し、第2音入力部220から遠い位置に存在する。したがって、第1音入力部190はユーザの声をよく拾い、第2音入力部220はユーザの声をほとんど拾わない。よって、第2音入力部220の出力信号の逆位相の信号が、第1音入力部190の出力信号に重畳されることによって、第1音入力部190の出力信号に含まれるノイズを除去することができる。なお、第2音入力部220の出力信号に基づいて第1音入力部190の出力信号に含まれるノイズを除去する方法は、これ以外であってもよい。
決定部320は、ノイズキャンセル機能の有効及び無効を決定することが可能である。ノイズキャンセル機能は、例えば、第2音入力部220の出力信号に基づいて第1音入力部190の出力信号に含まれるノイズを除去する機能を含む。決定部320がノイズキャンセル機能を無効にすることを決定すると、ノイズキャンセル部330は、電子機器1が所定の状態になったとしても、第2音入力部220の出力信号に基づいて第1音入力部190の出力信号に含まれるノイズを除去しない。一方で、決定部320がノイズキャンセル機能を有効にすることを決定すると、ノイズキャンセル部330は、電子機器1が所定の状態になったときに、第2音入力部220の出力信号に基づいて第1音入力部190の出力信号に含まれるノイズを除去する。決定部320の動作については後で詳細に説明する。
<本変形例の感度検査>
第1音入力部190と同様に、第2音入力部220についても、マイク穴221に異物がつまることなどによって、その感度が低下することがある。本変形例では、感度検査部310は、マイク192,222の出力信号に基づいて、第1音入力部190及び第2音入力部220の感度を検査することが可能である。感度検査部310は、上述のステップs12において、マイク192,222の出力信号に基づいて、第1音入力部190及び第2音入力部220の感度を検査する。以後、第1音入力部190及び第2音入力部220の感度をそれぞれ「第1感度」及び「第2感度」と呼ぶことがある。また、マイク192,222の出力信号をそれぞれ「第1出力信号」及び「第2出力信号」と呼ぶことがある。
ステップs12において、感度検査部310は、例えば、上記と同様にして第1感度を検査する。また感度検査部310は、第1感度の検査と同様にして、第2感度の検査を行う。具体的には、感度検査部310は、第2出力信号に基づいて、マイク222で拾われた検査用トーン音の音量を求める。そして、感度検査部310は、求めた音量が基準値と同じであれば、第2感度が正常であると判定する。一方で、感度検査部310は、求めた音量が基準値よりも小さければ、第2感度が低下して異常であると判定する。
以後、第1感度の検査で使用される基準値を「第1基準値」と呼び、第2感度の検査で使用される基準値を「第2基準値」と呼ぶ。また、感度検査部310が感度検査で第1出力信号に基づいて求める、マイク192で拾われた検査用トーン音の音量を「第1取得音量」と呼ぶことがある。また、感度検査部310が感度検査で第2出力信号に基づいて求める、マイク222で拾われた検査用トーン音の音量を「第2取得音量」と呼ぶことがある。
感度検査部310は、第2取得音量が、第2基準値と同等であれば感度が正常であると判定し、第2基準値と同等でなければ感度が異常であると判定してもよい。この場合、感度検査部310は、例えば、第2取得音量と第2基準値との差分の絶対値を求める。そして、感度検査部310は、求めた絶対値がしきい値以下であれば、第2取得音量が第2基準値と同等であると判断する。一方で、感度検査部310は、求めた絶対値がしきい値よりも大きければ、第2取得音量が第2基準値と同等ではないと判断する。
第2基準値は、第1基準値と同様に記憶部103に予め記憶されている。第2基準値は、スピーカ182がステップs11と同様に検査用トーン音を検査用音量で出力している場合に、感度が正常な第2音入力部220のマイク222の出力信号に基づいて感度検査部310が求めた値である。すなわち、第2基準値は、感度が正常な第2音入力部220のマイク222が拾う前記検査用トーン音の音量であればよい。
決定部320は、感度検査において、第1及び第2感度の少なくとも一方が異常であると判定されると、ノイズキャンセル機能を無効にする。一方で、決定部320は、感度検査において、第1及び第2感度のそれぞれが正常であると判定されると、ノイズキャンセル機能を有効にする。
このように、本変形例では、マイク192,222の出力信号に基づいて、第1音入力部190及び第2音入力部220の感度が検査されることから、特に新たな構成を電子機器1に追加することなく簡単に第1音入力部190及び第2音入力部220の感度を検査することができる。
また、本変形例では、感度検査において、第1及び第2感度の少なくとも一方が異常であると判定されると、ノイズキャンセル機能が無効にされる。第1及び第2感度の少なくとも一方が異常である場合には、第2音入力部220の出力信号に基づいて第1音入力部190の出力信号に含まれるノイズを適切に除去することができない可能性がある。その結果、第2音入力部220の出力信号に基づいて第1音入力部190の出力信号に含まれるノイズを除去しない場合よりも、第1音入力部190の出力信号の音質が劣化する可能性がある。本例のように、第1及び第2感度の少なくとも一方が異常であると判定された場合にノイズキャンセル機能が無効にされることによって、第1音入力部190の出力信号の音質が劣化する可能性を低減することができる。
本変形例では、感度検査部310は、上記と同様に、第1〜第6の実行タイミングのそれぞれのタイミングになると感度検査を行ってもよいし、第1〜第6の実行タイミングの一部のタイミングになると感度検査を行ってもよい。
また本変形例では、感度検査部310が感度検査において第1感度が異常であると判定した場合には、上記と同様に、制御部100は表示部120に所定のメッセージを表示させてもよい。また、感度検査部310が感度検査において第2感度が異常であると判定した場合には、制御部100は表示部120に所定のメッセージを表示させてもよい。例えば、制御部100は、上述の通知メッセージ400,410の少なくとも一方を表示部120に表示させてよい。
また、感度検査部310は、他の方法を用いて第1及び第2感度を検査してもよい。例えば、本変形例とは異なり、マイク穴191とスピーカ穴181の距離と、マイク穴221とスピーカ穴181の距離とがほぼ同じであって、第1基準値と第2基準値とがほぼ同じである場合を考える。この場合には、感度検査部310は、感度検査において、第1取得音量と第2取得音量とが同等であると判定すれば、第1及び第2感度は正常であると判定する。一方で、感度検査部310は、第1取得音量と第2取得音量とが同等ではないと判定すれば、第1及び第2感度の少なくとも一方が異常であると判定する。第1感度と第2感度とが全く同じように低下することはあまり無いことから、感度検査部310は、第1取得音量と第2取得音量とが同等である場合には、第1及び第2感度は正常であると判定することができる。感度検査部310が感度検査において第1及び第2感度の少なくとも一方が異常であると判定した場合には、決定部320はノイズキャンセル機能を無効にする。
感度検査部310は、第1取得音量と第2取得音量とが同等であるか否かの判定を行う際には、例えば、第1取得音量と第2取得音量との差分の絶対値を求める。そして、感度検査部310は、求めた絶対値がしきい値以下であれば、第1取得音量と第2取得音量とが同等であると判定する。一方で、感度検査部310は、求めた絶対値がしきい値よりも大きければ、第1取得音量と第2取得音量とが同等ではないと判定する。
感度検査部310が感度検査において第1及び第2感度の少なくとも一方が異常であると判定した場合には、上記と同様に、制御部100は表示部120に所定のメッセージを表示させてもよい。
<第2変形例:周囲音を利用した感度検査>
本変形例では、スピーカ182が出力する音が使用されずに、周囲音が使用されて感度検査が行われる。本変形例に係る電子機器1の構成は第1変形例に係る電子機器1の構成と同様である。以下に、本変形例と第1変形例との相違点を主に説明する。
本変形例の感度検査では、スピーカ182から音が出力されず、レシーバ172からも音が出力されない。つまり、感度検査では、電子機器1からは音は出力されない。感度検査部310は、第6の実行タイミングになると感度検査を行う。つまり、感度検査部310は、電子機器1に対して所定の操作が行われると感度検査を行う。感度検査部310は、電子機器1が音を出力していないときに感度検査を行う。
ユーザは、電子機器1の周囲が静かな状態で、電子機器1に対して所定の操作を行って、電子機器1に感度検査を行わせる。例えば、ユーザは、静かな部屋で電子機器1に感度検査を実行させたり、電子機器1を箱に入れた状態で電子機器1に感度検査を実行させたりする。感度検査において、感度検査部310は、第1出力信号に基づいて、第1音入力部190が拾う周囲音の音量を求める。また、感度検査部310は、第2出力信号に基づいて、第2音入力部220が拾う周囲音の音量を求める。そして、感度検査部310は、求めた2つの音量が同等であるか否かを判定する。感度検査部310は、求めた2つの音量が同等であると判定すると、第1及び第2感度は正常であると判定する。一方で、感度検査部310は、求めた2つの音量が同等ではないと判定すれば、第1及び第2感度の少なくとも一方が異常であると判定する。2つの音量が同等であるか否かの判定方法の一例は、第1及び第2取得音量が同等であるか否かの判定方法と同様である。
電子機器1の周囲が静かな状態で感度検査が行われる場合には、第1及び第2感度が正常であれば、第1音入力部190が拾う周囲音の音量と、第2音入力部220が拾う周囲音の音量とは同等である。したがって、電子機器1の周囲が静かな状態で感度検査が行われる場合には、第1及び第2感度が正常であれば、感度検査部310が求める2つの音量は同等となる。よって、感度検査部310は、求めた2つの音量が同等である場合には、第1及び第2感度は正常であると判定することができる。
なお、電子機器1に対して所定の操作が行われたとき、電子機器1はすぐに感度検査を行うのではなく、電子機器1の周囲が静かな状態で電子機器1に対して感度検査を実行させることをユーザに通知する通知メッセージ500を表示してもよい。この場合には、電子機器1は、通知メッセージ500を表示した後に、電子機器1に対して所定の操作が行われると感度検査を行う。図13は通知メッセージ500の一例を示す図である。
また、感度検査部310は、第5の実行タイミングになると感度検査を行ってもよい。つまり、感度検査部310は、電子機器1が起動したときに感度検査を行ってもよい。この場合には、ユーザは、例えば、静かな部屋で電子機器1を起動させることによって電子機器1に感度検査を実行させる。また、ユーザは、例えば、電子機器1を箱に入れた状態で電子機器1を起動させることによって電子機器1に感度検査を実行させる。
このように、本変形例に係る感度検査では、電子機器1が音を出力しないことから、スピーカ182が使用されて感度検査が行われる場合よりも、電子機器1の消費電力を低減することができる。
<第3変形例:外部音源を利用した感度検査>
本変形例では、スピーカ182の代わりに、電子機器1の外部の音源(以後、「外部音源」と呼ぶ)が使用されて感度検査が行われる。以下に、図10〜12に示される構成を有する電子機器1を例にあげて、本変形例の感度検査について説明する。以下では、本変形例と第1変形例との相違点を主に説明する。
本変形例の感度検査では、第2変形例と同様に、スピーカ182から音が出力されず、レシーバ172からも音が出力されない。つまり、感度検査では、電子機器1からは音は出力されない。感度検査部310は、電子機器1に対して所定の操作が行われたときに感度検査を行う。
感度検査は、例えば、携帯電話機等の電子機器の販売店等が有する外部音源が使用されて行われる。図14に示されるように、電子機器1は、外部音源600との位置関係が所定の位置関係となるように外部音源600の近傍に配置される。その後、販売店の店員等が、外部音源600を操作して、外部音源600から検査用トーン音を一定の検査用音量で出力させる。外部音源600から検査用トーン音が出力されている状態で、店員等が電子機器1に対して所定の操作を行うと、感度検査部310は感度検査を行う。感度検査が終了すると、販売店の店員等が、外部音源600を操作して、外部音源600に検査用トーン音の出力を停止させる。ユーザは、電子機器1の調子が悪くなったときに、販売店等に持っていくことによって、電子機器1に感度検査を実行させることができる。外部音源600が出力する検査用トーン音の周波数は、スピーカ182が出力する上述の検査用トーン音の周波数と一致してもよいし、異なってもよい。また、外部音源600が出力する検査用トーン音の検査用音量は、スピーカ182が出力する検査用トーン音の検査用音量と一致してもよいし、異なってもよい。
本変形例の感度検査では、感度検査部310は、第1出力信号に基づいて、マイク192で拾われた外部音源600からの検査用トーン音の音量を第1取得音量として求める。そして、感度検査部310は、第1取得音量が第3基準値と同じであれば、第1感度が正常であると判定する。一方で、感度検査部310は、第1取得音量が第3基準値よりも小さければ、第1感度が低下して異常であると判定する。また、感度検査部310は、第2出力信号に基づいて、マイク222で拾われた外部音源600からのトーン音の音量を第2取得音量として求める。そして、感度検査部310は、第2取得音量が第4基準値と同じであれば、第2感度が正常であると判定する。一方で、感度検査部310は、第2取得音量が第4基準値よりも小さければ、第2感度が低下して異常であると判定する。
第3及び第4基準値は記憶部103に予め記憶されている。第3基準値は、図14に示されるように、電子機器1が、外部音源600との位置関係が所定の位置関係となるように外部音源600の近傍に配置された状態で、外部音源600が検査用トーン音を検査用音量で出力している場合に、感度が正常な第1音入力部190のマイク192の出力信号に基づいて感度検出部310が求めた値である。すなわち、第3基準値は、感度が正常な第1音入力部190のマイク192が拾う前記検査用トーン音の音量であればよい。同様に、第4基準値は、電子機器1が、外部音源600との位置関係が所定の位置関係となるように外部音源600の近傍に配置された状態で、外部音源600が検査用トーン音を検査用音量で出力している場合に、感度が正常な第2音入力部220のマイク222の出力信号に基づいて感度検出部310が求めた値である。すなわち、第4基準値は、感度が正常な第2音入力部220のマイク222が拾う前記検査用トーン音の音量であればよい。
このように、本変形例に係る感度検査では、電子機器1が音を出力しないことから、スピーカ182が使用されて感度検査が行われる場合よりも、電子機器1の消費電力を低減することができる。
なお、感度検査部310は、電子機器1が起動したときに感度検査を行ってもよい。この場合には、電子機器1が、外部音源600との位置関係が所定の位置関係となるように外部音源600の近傍に配置された後、電子機器1が起動されることによって、感度検査が実行される。
また、感度検査において、電子機器1と外部音源600の位置関係が、第3基準値と第4基準値とがほぼ同じとなるような位置関係に設定される場合には、感度検査部310は、第1及び第2取得音量が同等であるか否かを判定してもよい。そして、感度検査部310は、第1及び第2取得音量が、同等であると判定すれば、第1及び第2感度は正常であると判定し、同等ではないと判定すれば第1及び第2感度の少なくとも一方が異常であると判定してもよい。
また、感度検査で使用される外部音源600は、販売店以外に設けられてもよい。例えば、外部音源600は、電子機器1の所有者の住居に設けられてもよい。
また、図3〜5に示される構成を有する電子機器1が行う感度検査においても、スピーカ182の代わりに外部音源600が使用されてもよい。
<その他の変形例>
レシーバ172から出力される音を第1音入力部190及び第2音入力部220が十分に拾うことができる場合には、感度検査において、スピーカ182の代わりに、一種のスピーカであるレシーバ172が使用されてもよい。
また上記の例では、第2音入力部220は、第1音入力部190の出力信号に含まれるノイズを除去するために使用されているが、第2音入力部220の使用例はこれに限られない。
例えば、図15に示されるように、第2音出力部180が、第2音入力部220よりも第1音入力部190に近い位置に存在する場合を考える。この場合には、音声通話等においてスピーカ182から音が出力されるとき、スピーカ182からの音をマイク192が拾いやすくなり、ハウリングが生じる可能性がある。電子機器1が図15のような構成を有する場合には、音声通話等でスピーカ182から音が出力されるとき、マイク192,222のうちのマイク222だけを動作させる。この場合には、ノイズキャンセル機能が無効にされ、マイク222の出力信号(マイク222で拾われる音を示す音信号)を含む無線信号が無線通信部110から送信される。一方で、音声通話等でレシーバ172から音が出力されているときには、上記の通り、マイク192,222の両方を動作させて、ノイズキャンセル機能を有効にする。
また、電子機器1が水中に入っていない状態において、感度検査部310が、第1及び第2感度の少なくとも一方が異常であると何回も判定する場合には、マイク192,222の少なくとも一方が故障している可能性がある。そこで、電子機器1が水中に入っていない状態において、感度検査部310が、第1及び第2感度の少なくとも一方が異常であると連続してあるいは不連続で所定回数判定した場合には、電子機器1が故障していることをユーザに通知する通知メッセージ700を表示部120が表示してもよい。図16は通知メッセージ700の一例を示す図である。
また上記の例では、電子機器1は、スマートフォン等の携帯電話機であったが、他の種類の電子機器であってよい。電子機器1は、例えば、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、ウェアラブル機器などであってよい。電子機器1として採用されるウェアラブル機器は、リストバンド型あるいは腕時計型などの腕に装着するタイプであってもよいし、ヘッドバンド型あるいはメガネ型などの頭に装着するタイプであってもよいし、服型などの体に装着するタイプであってもよい。
以上のように、電子機器1は詳細に説明されたが、上記した説明は、全ての局面において例示であって、この開示がそれに限定されるものではない。また、上述した各種変形例は、相互に矛盾しない限り組み合わせて適用可能である。そして、例示されていない無数の変形例が、この開示の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 電子機器
103a 制御プログラム
172 レシーバ
182 スピーカ
190 第1音入力部
191,221 マイク穴
192,222 マイク
220 第2音入力部
310 感度検査部
320 決定部

Claims (17)

  1. 電子機器であって、
    音を拾う第1音入力部と、
    前記第1音入力部の第1感度を検査する検査部と
    を備え、
    前記第1音入力部は、
    前記電子機器の表面に位置する第1マイク穴と、
    前記第1マイク穴を通じて音が入力される第1マイクと
    を有し、
    前記検査部は、前記第1マイクの第1出力信号に基づいて前記第1感度を検査する感度検査を行う、電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    音を拾う第2音入力部をさらに備え、
    前記第2音入力部は、
    前記表面に位置する第2マイク穴と、
    前記第2マイク穴を通じて音が入力される第2マイクと
    を有し、
    前記検査部は、前記感度検査において、前記第1出力信号と、前記第2マイクの第2出力信号とに基づいて、前記第1感度と、前記第2音入力部の第2感度とを検査する、電子機器。
  3. 請求項2に記載の電子機器であって、
    前記第2出力信号に基づいて前記第1出力信号に含まれるノイズを除去するノイズキャンセル機能の有効及び無効を決定する決定部をさらに備え、
    前記決定部は、
    前記感度検査において、前記第1及び第2感度の少なくとも一方の感度が異常であると判定されると、前記ノイズキャンセル機能を無効にし、
    前記感度検査において、前記第1及び第2感度のそれぞれが正常であると判定されると、前記ノイズキャンセル機能を有効にする、電子機器。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記感度検査において前記電子機器は音を出力しない、電子機器。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    スピーカをさらに備え、
    前記検査部は、前記感度検査において、前記スピーカの音を拾っている前記第1マイクが出力する前記第1出力信号に基づいて、前記第1感度を検査する、電子機器。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記検査部は、前記感度検査において、前記電子機器の外部に位置する音源の音を拾っている前記第1マイクが出力する前記第1出力信号に基づいて、前記第1感度を検査する、電子機器。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記検査部は、所定のイベントが発生したときに、前記感度検査を行う、電子機器。
  8. 請求項7に記載の電子機器であって、
    前記検査部は、前記電子機器に対して所定の操作が行われたことを前記所定のイベントの発生として、前記感度検査を行う、電子機器。
  9. 請求項7及び請求項8のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記検査部は、前記電子機器が水中から出たことを前記所定のイベントの発生として、前記感度検査を行う、電子機器。
  10. 請求項7乃至請求項9のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記検査部は、前記電子機器が水中から出てから第1所定時間が経過したことを前記所定のイベントの発生として、前記感度検査を行う、電子機器。
  11. 請求項7乃至請求項10のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記検査部は、前記電子機器が水中に入って出た回数が所定の複数回数になったことを前記所定のイベントの発生として、前記感度検査を行う、電子機器。
  12. 請求項7乃至請求項11のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記検査部は、第2所定時間が経過するたびに前記所定のイベントが発生したとして、前記感度検査を行う、電子機器。
  13. 請求項7乃至請求項12のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記検査部は、前記電子機器の起動を前記所定のイベントの発生として、前記感度検査を行う、電子機器。
  14. 請求項1乃至請求項13のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    表示部をさらに備え、
    前記表示部は、前記感度検査において前記第1感度が異常であると判定されると、所定のメッセージを表示する、電子機器。
  15. 音を拾う音入力部を備える電子機器であって、当該音入力部が、当該電子機器の表面に位置するマイク穴と、当該マイク穴を通じて音が入力されるマイクとを有する電子機器が備える、当該電子機器を制御する制御装置であって、
    前記マイクの出力信号に基づいて前記音入力部の感度を検査する検査部を備える、制御装置。
  16. 音を拾う音入力部を備える電子機器であって、当該音入力部が、当該電子機器の表面に位置するマイク穴と、当該マイク穴を通じて音が入力されるマイクとを有する電子機器を制御するための制御プログラムであって、
    前記電子機器に、前記マイクの出力信号に基づいて前記音入力部の感度を検査させるための制御プログラム。
  17. 音を拾う音入力部を備える電子機器であって、当該音入力部が、当該電子機器の表面に位置するマイク穴と、当該マイク穴を通じて音が入力されるマイクとを有する電子機器での感度検査方法であって、
    前記マイクの出力信号に基づいて前記音入力部の感度を検査する工程を備える、感度検査方法。
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