JP2005339858A - マスク構造体及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】メタルマスクに引張り力を付与した状態で溶着方法により支持フレームに固定しても、メタルマスクと基板との密着性を損ねることなく、欠陥が少なく高精細な有機ELディスプレイパネルを作製することができるマスク構造体を提供する。
【解決手段】引張り力を付与した状態で支持フレーム2に固定されるマスク構造体であって、メタルマスク1と基板5との密着面を基準面としたときに、メタルマスク1は基準面よりも基板5に対して反対側に位置する部位で支持フレーム2に固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、蒸着物をパターニングするためのマスク構造体及びその製造方法、並びにマスク構造体を用いた有機エレクトロルミネッセンスディスプレイパネルの製造方法に関する。
近年、液晶ディスプレイ(LCD)に代わる画像表示装置として、有機エレクトロルミネッセンス(以下、「有機EL」という。)を用いた有機ELディスプレイの有効性が注目されている。有機ELディスプレイは自発光式であるため、液晶ディスプレイのようにバックライトを必要としない。よって、液晶ディスプレイと比較して消費電力が抑えられ、視野角が広くて応答性も速いため、次世代のディスプレイとして研究開発が盛んに行われている。
フルカラー有機ELディスプレイパネルを作製するには、RGBの画素をそれぞれ異なる色の発光層で塗り分ける必要があり、従来よりメタルマスクを用いた蒸着等のドライプロセスによるパターニングが行われている。他にもフルカラー有機ELディスプレイパネルの製造方法としては、白色有機ELパネルにカラーフィルターを用いる方法も実現されているが、RGBの各発光層のパターニングを行う必要はないものの、発光効率が低下するという欠点がある。
RGBのそれぞれの発光層を塗り分けた有機ELディスプレイパネルは、カラーフィルター等を用いないために発光効率が非常に優れるという利点がある。現在、有機材料としては低分子系材料を用いたドライプロセスによるパターニングと高分子系材料を用いたウエットプロセスによるパターニングが行われている。一般的に有機材料は水分に弱いとされており、ドライプロセスによる有機膜の蒸着が盛んに行われている。そして、ドライプロセスによるRGBの各発光層のパターニングにはメタルマスクが必要不可欠である。
しかしながら、微細なパターニングを行うためにはメタルマスクと基板との密着性を高める必要がある。これは、マスクと基板との間に隙間が存在すると、着膜時の膜形状がマスク開口面積より大きくなる傾向があり、塗分けを行う際に近隣の画素部分まで着膜する虞があるからである。
メタルマスクと基板との密着性が損なわれる原因として、メタルマスクの自重による撓みが考えられる。また、有機膜を成膜する際の温度上昇によるメタルマスク自体の熱膨張も原因の一つと考えられる。これらの問題を解決する方法として、メタルマスクに引張り力を付与した状態で支持フレームに固定する方法が非常に有効な手段である。
しかしながら、メタルマスクに引張り力を付与した状態で支持フレームに固定する場合も、固定方法の選択が非常に困難であり、現在、溶接による固定方法が検討されている。溶接による固定方法の場合、溶接部分に10μm〜50μm程度の変形が起きてしまう。その溶接部分の変形を解決する方法として、メタルマスク自体に溝を掘り、その部分を溶接にて固定する方法が報告されている。
特許文献1には、溶接バリが0〜40μmの範囲であることを想定して、メタルマスクに凹部を設け、この凹部内でメタルマスクと支持フレームを溶接するとしている。また、特許文献1によれば、基板をメタルマスクに密着させることが可能となり、蒸着物の滲みを防止できることが開示されている。
特開2002−69619号公報
しかしながら、溶接バリが0〜40μm程度であると想定すると、メタルマスクの板厚は最低でも50μm以上必要になると考えられる。メタルマスクの板厚が厚くなると、蒸着時の有機膜の形状が台形になってしまい、画素内の膜厚が不均一になってしまう。そのため、現状では20μm以下の板厚のメタルマスクが検討されている。また、溶接外周部においては固定されていないため、メタルマスクが剥がれてしまうという現象が生じる。
以上のことから、メタルマスクと基板との密着性を高めるには、特許文献1に開示された構成では不十分であると考えられる。
本発明は、上記課題に鑑みて創案されたものであり、その目的は、メタルマスクに引張り力を付与した状態で溶着方法により支持フレームに固定しても、メタルマスクと基板との密着性を損ねることなく、欠陥が少なく高精細な有機ELディスプレイパネルを製造することができるマスク構造体及びその製造方法、並びにマスク構造体を用いた有機ELディスプレイパネルの製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成すべく、本発明に係るマスク構造体は、メタルマスクに引張り力を付与した状態で支持フレームに固定されるマスク構造体において、
前記メタルマスクと基板との密着面を基準面としたときに、前記メタルマスクは該基準面よりも前記基板に対して反対側に位置する部位で前記支持フレームに固定されていることを特徴とする。
また、本発明に係るマスク構造体の製造方法は、メタルマスクに引張り力を付与した状態で支持フレームに固定するマスク構造体の製造方法において、
前記メタルマスクと基板との密着面を基準面としたときに、前記メタルマスクを該基準面よりも前記基板に対して反対側に位置する部位で前記支持フレームに固定することを特徴とする。
さらに、本発明に係る有機ELディスプレイパネルの製造方法は、メタルマスクに引張り力を付与した状態で支持フレームに固定されたマスク構造体を用いた有機ELディスプレイパネルの製造方法において、
前記メタルマスクと基板との密着面を基準面としたときに、該基準面よりも前記基板に対して反対側に位置する部位で前記メタルマスクが前記支持フレームに固定されているマスク構造体を用い、該メタルマスクの前記基準面に基板を密着させて有機膜を成膜することを特徴とする。
本発明によれば、パターニング用のメタルマスクと基板との密着性を高めることができ、パターニングが良好で高精細なフルカラー有機ELディスプレイパネルを作製することができるという優れた効果を発揮する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明するが、本発明は本実施形態に限るものではない。
図9は、引張り力を付与した状態で支持フレームに固定されたメタルマスクを示す概略図であり、(a)はその概略平面図、(b)は概略側面図である。図9において、1はメタルマスク、2は支持フレーム、3はスポット溶接、4は表示エリアである。
図示するように、本実施形態のマスク構造体は、正方形状または長方形状を呈しており、引張り力(テンション)を付与した状態で枠体状(額縁状)の支持フレーム2に固定される。そして、メタルマスク1の中央部には表示エリア4が設定されており、各画素を形成する所定のパターンニングが施されている。
本実施形態では、メタルマスク1の固定方法として、スポット溶接3等の溶着方法を採用しているが、これに限るものではなく、例えば接着剤により固定してもよい。
このように本実施形態では、メタルマスク1をスポット溶接3により支持フレーム2に固定しているが、このスポット溶接3をする際に生じる変形がメタルマスク1と基板(図示せず)との密着性に影響を与えないような構造を有している。すなわち、メタルマスク1は、有機膜を成膜するに際して基板の成膜面に密着させて設けられるが(図8参照)、メタルマスク1と基板との密着面を基準面としたときに、メタルマスク1は該基準面よりも上記基板に対して反対側に位置する部位で支持フレーム2に固定される。
具体的には、図1から図7に示すように、支持フレーム2に段部を形成したり、曲率加工(R加工)や面取り加工(テーパー加工)を施して、上記基準面よりも基板に対して反対側に位置する部位を形成し、その部位に引張り力を付与した状態でメタルマスク1を固定している。
すなわち、図1では、支持フレーム2とメタルマスク1との接触面において、フレーム上面内側よりもフレーム上面外側の方が高さ位置が低くなるように、支持フレーム2に凹状の段部8を形成しており、この段部8においてメタルマスク1を支持フレーム2にスポット溶接3している。図1において、基板は、メタルマスク1の支持フレーム2側の接触面と反対側の面に密着されるので、上記基準面よりも基板に対して反対側に位置する部位である上記段部8にメタルマスク1をスポット溶接3すると、メタルマスク1には引張り力が付与されているので、基板側に僅かに膨らもうとして、基板の成膜面に密着することになる。
また図2では、支持フレーム2のフレーム上面とフレーム外側面との境界部である上端角部に曲率加工を施してR形状とし、このR加工部9においてスポット溶接3によりメタルマスク1を固定している。図2において、基板は、メタルマスク1の支持フレーム2側の接触面と反対側の面に密着されるので、上記基準面よりも基板に対して反対側に位置する部位である上記R加工部9にメタルマスク1をスポット溶接3すると、メタルマスク1には引張り力が付与されているので、基板側に僅かに膨らもうとして、基板の成膜面に密着することになる。
さらに図3では、支持フレーム2のフレーム上面の外側部分にテーパ加工を施して下方へ傾斜させ、この傾斜部10にスポット溶接3によりメタルマスク1を固定している。図3において、基板は、メタルマスク1の支持フレーム2側の接触面と反対側の面に密着されるので、上記基準面よりも基板に対して反対側に位置する部位である上記傾斜部10にメタルマスク1をスポット溶接3すると、メタルマスク1には引張り力が付与されているので、基板側に僅かに膨らもうとして、基板の成膜面に密着することになる。
そして図4では、支持フレーム2とメタルマスク2との接触面において、フレーム上面内側よりもフレーム上面外側の方が高さ位置が低くなるように、支持フレーム2に段部11を形成するとともに、この段部11の境界部に曲率加工を施してR形状とし、このR加工を施した境界部よりも外側の段部11にスポット溶接3によりメタルマスク1を固定している。図4において、基板は、メタルマスク1の支持フレーム2側の接触面と反対側の面に密着されるので、上記基準面よりも基板に対して反対側に位置する部位である上記段部11にメタルマスク1をスポット溶接3すると、メタルマスク1には引張り力が付与されているので、基板側に僅かに膨らもうとして、基板の成膜面に密着することになる。
また図5では、支持フレーム2とメタルマスク2との接触面において、フレーム上面内側よりもフレーム上面外側の方が高さ位置が低くなるように、支持フレーム2に段部12を形成するとともに、この段部12の境界部にテーパ加工を施し、このテーパ加工を施した境界部よりも外側部分の段部12にスポット溶接3によりメタルマスク1を固定している。図5において、基板は、メタルマスク1の支持フレーム2側の接触面と反対側の面に密着されるので、上記基準面よりも基板に対して反対側に位置する部位である上記段部12にメタルマスク1をスポット溶接3すると、メタルマスク1には引張り力が付与されているので、基板側に僅かに膨らもうとして、基板の成膜面に密着することになる。
そして図6では、支持フレーム2の上面の外側部分にテーパ加工を施して下方へ傾斜させ、この傾斜部13の境界部に曲率加工を施してR形状とし、このR加工を施した境界部よりも外側部分の傾斜部13にスポット溶接3によりメタルマスク1を固定している。図6において、基板は、メタルマスク1の支持フレーム2側の接触面と反対側の面に密着されるので、上記基準面よりも基板に対して反対側に位置する部位である上記傾斜部13にメタルマスク1をスポット溶接3すると、メタルマスク1には引張り力が付与されているので、基板側に僅かに膨らもうとして、基板の成膜面に密着することになる。
加えて図7では、支持フレーム2のフレーム上面とフレーム外側面との境界部である上端角部に曲率加工を施してR形状とし、このR加工部14を過ぎたフレーム外側面の下部にスポット溶接3によりメタルマスク1を固定している。図7において、基板は、メタルマスク1の支持フレーム2側の接触面と反対側の面に密着されるので、上記基準面よりも基板に対して反対側に位置する部位である上記R加工部14を過ぎたフレーム外側部の下部においてメタルマスク1をスポット溶接3すると、メタルマスク1には引張り力が付与されているので、基板側に僅かに膨らもうとして、基板の成膜面に密着することになる。
すなわち、有機膜を成膜するに際して、パターニング用のメタルマスク1を固定する支持フレーム2を適切な形状に加工することにより、メタルマスク1と基板との密着面を基準面としたときに、メタルマスク1を該基準面よりも上記基板に対して反対側に位置する部位で支持フレーム2に固定することができ、引張り力(テンション)の付与されたメタルマスク1を基板側に僅かに膨らませることにより、該メタルマスク1と基板との密着性を高めることができ、パターニングが良好で高精細なフルカラー有機ELディスプレイパネルを作製することができる。
図1から図7のような形状に加工した支持フレーム2に、引張り力を付与した状態でメタルマスク1をスポット溶接3することにより、マスク構造体が製造され、このマスク構造体を用いて、メタルマスク1の上記基準面に基板を密着させて有機膜を成膜する。
図8は、有機ELディスプレイパネルを製造する蒸着装置を示す模式図である。図8において、1はメタルマスク、2は支持フレーム、5は基板、6は蒸着源、7は真空チャンバーである。
図示するように、有機膜の成膜は、真空ポンプ等の排気手段を備えた真空チャンバー7内の下部に蒸着源6を配し、その上方に支持フレーム2に引張り力を付与した状態でメタルマスク1を固定したマスク構造体を配するとともに、このメタルマスク1の基準面に基板5の成膜面を密着させて配し、蒸着源6からパターンニングされたメタルマスク1を介して基板5の成膜面に有機膜を蒸着させる。
本実施形態によれば、メタルマスク1と基板との密着面を基準面としたときに、メタルマスク1を該基準面よりも上記基板に対して反対側に位置する部位で支持フレーム2に固定することができ、引張り力の付与されたメタルマスク1を基板側に僅かに膨らませることにより、支持フレーム2にメタルマスク1を固定する際に生じる変形の影響を受けることなく、メタルマスク1と基板5とに極めて高い密着性を持たせることが可能であり、良好な有機膜を得ることができるものである。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれらの実施例に限るものではない。
<実施例1>
図1は、実施例1の有機ELディスプレイパネルの製造装置に用いるメタルマスク1及び支持フレーム2の構造を示しており、具体的には、メタルマスク1と基板5との密着性を高めることを目的としたメタルマスク1と支持フレーム2の接触面に関する概略図である。
使用したメタルマスク1の材質はNiであり、板厚は20μmである。また、支持フレーム2の材質はステンレス鋼(SUS304)で、外形寸法は200mm×200mmであり、この支持フレーム2の断面形状を表1に示している。
Figure 2005339858
メタルマスク1は、スポット溶接3により支持フレーム2に固定されるが、このスポット溶接3をする際に生じる変形がメタルマスク1と基板5との密着性に影響を与えないような構造を有している。すなわち、支持フレーム2とメタルマスク1との接触面において、フレーム上面内側よりもフレーム上面外側の方が高さ位置が低くなるように、支持フレーム2に凹状の段部8を形成しており、この段部8においてメタルマスク1を支持フレーム2にスポット溶接3している。
また、図9に示すように、メタルマスク1は、引張り力を付与した状態で支持フレーム2に固定され、その後、メタルマスク1は支持フレーム2の外形寸法に合わせて切断される。
メタルマスク1と基板5との密着性を確認する方法として、実際の有機膜を成膜することにより確認した。成膜に用いた有機材料はAlq3であり、基板はHOYA NA35無アルカリガラスである。
図8は、有機ELディスプレイパネルの製造装置の一例として蒸着装置を示す模式図である。図8において、1はメタルマスク、2は支持フレーム、5は基板、6は蒸着源、7は真空チャンバーである。蒸着源6によりAlq3を蒸発させ、不図示の膜厚モニターの測定値により蒸着レートが安定したところで、蒸着源シャッター及び基板シャッター(いずれも図示せず)を開き、基板5上に70nm蒸着した。蒸着源6と基板5との距離は300mmである。そのときの有機膜の着膜形状とメタルマスク1の開口寸法を比較することにより、メタルマスク1と基板5との密着性を評価した。有機膜の着膜後の形状においてはZYGO社製のNewView5000にて測定を行い、メタルマスク1の開口及び配列においてはSOKKIA社製のSMIC−800にて測定を行った。その時の着膜形状は、100箇所の測定において、メタルマスク1の開口寸法の±1μm以内であった。
以上より、第1の実施形態によれば、支持フレーム2にメタルマスク1を固定する際に生じる変形の影響を受けることなく、メタルマスク1と基板5とに極めて高い密着性を持たせることが可能となる。
<実施例2>
図2は、実施例2の有機ELディスプレイパネルの製造装置に用いるメタルマスク1及び支持フレーム2の構造を示しており、具体的には、メタルマスク1と基板5との密着性を高めることを目的としたメタルマスク1と支持フレーム2との接触面に関する模式図であり、上記実施例1において、支持フレーム2の形状を変えて本発明を適用した例である。
使用したメタルマスク1の材質はNi−Co合金であり、板厚は15μmである。また、支持フレーム2の材質はステンレス鋼(SUS430)で、外形寸法は100mm×100mmであり、この支持フレーム2の断面形状を表2に示している。
Figure 2005339858
本実施例においてもメタルマスク1をスポット溶接3により支持フレーム2に固定するが、スポット溶接3をする際に生じる変形がメタルマスク1と基板5との密着性に影響を与えないような構造を有している。すなわち、支持フレーム2のフレーム上面とフレーム外側面との境界部である上端角部に曲率加工を施してR形状とし、このR加工部9においてスポット溶接3によりメタルマスク1を固定している。
また、図9に示すように、メタルマスク1は、引張り力を付与した状態で支持フレーム2に固定され、その後、メタルマスクは支持フレーム2の外形寸法に合わせて切断される。
実施例1と同様にしてメタルマスク1と基板5の密着性を確認したところ、100箇所の測定において、着膜形状はメタルマスク1の開口寸法の±1μm以内であった。
以上より、実施例2によれば、支持フレーム2にメタルマスク1を固定する際に生じる変形の影響を受けることなく、メタルマスク1と基板5とに極めて高い密着性を持たせることが可能となる。
<実施例3>
図3は、実施例3の有機ELディスプレイパネルの製造装置に用いるメタルマスク1及び支持フレーム2の構造を示しており、具体的には、メタルマスク1と基板5との密着性を高めることを目的としたメタルマスク1と支持フレーム2との接触面に関する模式図であり、上記実施例1において、支持フレーム2の形状を変えて本発明を適用した例である。
使用したメタルマスク1の材質はインバーであり、板厚は25μmである。また、支持フレーム2の材質はインバーで、外形寸法は300mm×300mmであり、この支持フレーム2の断面形状を表3に示している。
Figure 2005339858
本実施例においてもメタルマスク1をスポット溶接3により支持フレーム2に固定するが、スポット溶接3をする際に生じる変形がメタルマスク1と基板5との密着性に影響を与えないような構造を有している。すなわち、支持フレーム2のフレーム上面の外側部分にテーパ加工を施して下方へ傾斜させ、この傾斜部10にスポット溶接3によりメタルマスク1を固定している。
また、図9に示すように、メタルマスク1は、引張り力を付与した状態で支持フレーム2に固定され、その後、メタルマスク1は支持フレーム2の外形寸法に合わせて切断される。
蒸着源6と基板5との距離を400mmとした以外は実施例1と同様にしてメタルマスク1と基板5の密着性を確認したところ、100箇所の測定において、着膜形状はメタルマスク1の開口寸法の±1μm以内であった。
以上より、実施例3によれば、支持フレーム2にメタルマスク1を固定する際に生じる変形の影響を受けることなく、メタルマスク1と基板5とに極めて高い密着性を持たせることが可能となる。
<実施例4>
図4は、実施例4の有機ELディスプレイパネルの製造装置に用いるメタルマスク1及び支持フレーム2の構造を示しており、具体的には、メタルマスク1と基板5との密着性を高めることを目的としたメタルマスク1と支持フレーム2との接触面に関する模式図であり、上記実施例1において、支持フレーム2の形状を変えて本発明を適用した例である。
使用したメタルマスク1の材質はインバーであり、板厚は30μmである。また、支持フレーム2の材質はスーパーインバーで、外形寸法は400mm×400mmであり、この支持フレーム2の断面形状を表4に示している。
Figure 2005339858
本実施例においてもメタルマスク1をスポット溶接3により支持フレーム2に固定するが、スポット溶接3をする際に生じる変形がメタルマスク1と基板5との密着性に影響を与えないような構造を有している。すなわち、支持フレーム2とメタルマスク2との接触面において、フレーム上面内側よりもフレーム上面外側の方が高さ位置が低くなるように、支持フレーム2に段部11を形成するとともに、この段部11の境界部に曲率加工を施してR形状とし、このR加工を施した境界部よりも外側の段部11にスポット溶接3によりメタルマスク1を固定している。
また、図9に示すように、メタルマスク1は、引張り力を付与した状態で支持フレーム2に固定され、その後、メタルマスク1は支持フレーム2の外形寸法に合わせて切断される。
蒸着源6と基板5との距離を500mmとした以外は実施例1と同様にしてメタルマスク1と基板5の密着性を確認したところ、100箇所の測定において、着膜形状はメタルマスク1の開口寸法の±1μm以内であった。
以上より、実施例4によれば、支持フレーム2にメタルマスク1を固定する際に生じる変形の影響を受けることなく、メタルマスク1と基板5とに極めて高い密着性を持たせることが可能となる。
<実施例5>
図5は、実施例5の有機ELディスプレイパネルの製造装置に用いるメタルマスク1及び支持フレーム2の構造を示しており、具体的には、メタルマスク1と基板5との密着性を高めることを目的としたメタルマスク1と支持フレーム2との接触面に関する模式図であり、上記実施例1において、支持フレーム2の形状を変えて本発明を適用した例である。
使用したメタルマスク1の材質はNiであり、板厚は20μmである。また、支持フレーム2の材質はスーパーインバーで、外形寸法は65mm×65mmであり、この支持フレーム2の断面形状を表5に示している。
Figure 2005339858
本実施例においてもメタルマスク1をスポット溶接3により支持フレーム2に固定するが、スポット溶接3をする際に生じる変形がメタルマスク1と基板5との密着性に影響を与えないような構造を有している。すなわち、支持フレーム2とメタルマスク2との接触面において、フレーム上面内側よりもフレーム上面外側の方が高さ位置が低くなるように、支持フレーム2に段部12を形成するとともに、この段部12の境界部にテーパ加工を施し、このテーパ加工を施した境界部よりも外側部分の段部12にスポット溶接3によりメタルマスク1を固定している。
また、図9に示すように、メタルマスク1は、引張り力を付与した状態で支持フレーム2に固定され、その後、メタルマスク1は支持フレーム2の外形寸法に合わせて切断される。
蒸着源6と基板5との距離を200mmとした以外は実施例1と同様にしてメタルマスク1と基板5の密着性を確認したところ、100箇所の測定において、着膜形状はメタルマスク1の開口寸法の±1μm以内であった。
以上より、実施例5によれば、支持フレーム2にメタルマスク1を固定する際に生じる変形の影響を受けることなく、メタルマスク1と基板5とに極めて高い密着性を持たせることが可能となる。
<実施例6>
図6は、実施例6の有機ELディスプレイパネルの製造装置に用いるメタルマスク1及び支持フレーム2の構造を示しており、具体的には、メタルマスク1と基板5との密着性を高めることを目的としたメタルマスク1と支持フレーム2との接触面に関する模式図で、上記実施例1において、支持フレーム2の形状を変えて本発明を適用した例である。
使用したメタルマスク1の材質はNiであり、板厚は20μmである。また、支持フレーム2の材質はスーパーインバーで、外形寸法は200mm×200mmであり、この支持フレーム2の断面形状を表6に示している。
Figure 2005339858
本実施例においてもメタルマスク1をスポット溶接3により支持フレーム2に固定するが、スポット溶接3をする際に生じる変形がメタルマスク1と基板5との密着性に影響を与えないような構造を有している。すなわち、支持フレーム2の上面の外側部分にテーパ加工を施して下方へ傾斜させ、この傾斜部13の境界部に曲率加工を施してR形状とし、このR加工を施した境界部よりも外側部分の傾斜部13にスポット溶接3によりメタルマスク1を固定している。
また、図9に示すように、メタルマスク1は、引張り力を付与した状態で支持フレーム2に固定され、その後、メタルマスク1は支持フレーム2の外形寸法に合わせて切断される。
実施例1と同様にしてメタルマスク1と基板5の密着性を確認したところ、100箇所の測定において、着膜形状はメタルマスク1の開口寸法の±1μm以内であった。
以上より、実施例6によれば、支持フレーム2にメタルマスク1を固定する際に生じる変形の影響を受けることなく、メタルマスク1と基板5とに極めて高い密着性を持たせることが可能となる。
<実施例7>
図7は、実施例7の有機ELディスプレイパネルの製造装置に用いるメタルマスク1及び支持フレーム2の構造を示しており、具体的には、メタルマスク1と基板5との密着性を高めることを目的としたメタルマスク1と支持フレーム2との接触面に関する模式図で、上記実施例1において、支持フレーム2の形状を変えて本発明を適用した例である。
使用したメタルマスク1の材質はNiであり、板厚は20μmである。また、支持フレーム2の材質はステンレス鋼(SUS430)で、外形寸法は200mm×200mmであり、この支持フレーム2の断面形状を表7に示している。
Figure 2005339858
本実施例においてもメタルマスク1をスポット溶接3により支持フレーム2に固定するが、スポット溶接3をする際に生じる変形がメタルマスク1と基板5との密着性に影響を与えないような構造を有している。すなわち、支持フレーム2のフレーム上面とフレーム外側面との境界部である上端角部に曲率加工を施してR形状とし、このR加工部14を過ぎたフレーム外側面の下部にスポット溶接3によりメタルマスク1を固定している。
また、図9に示すように、メタルマスク1は、引張り力を付与した状態で支持フレーム2に固定され、その後、メタルマスク1は支持フレーム2の外形寸法に合わせて切断される。
実施例1と同様にしてメタルマスク1と基板5の密着性を確認したところ、100箇所の測定において、着膜形状はメタルマスク1の開口寸法の±1μm以内であった。
以上より、実施例7によれば、支持フレーム2にメタルマスク1を固定する際に生じる変形の影響を受けることなく、メタルマスク1と基板5とに極めて高い密着性を持たせることが可能となる。
<実施例8>
実施例1乃至実施例7において製造したマスク構造体を用いて、フルカラー有機ELディスプレイパネルの製作を行った。表8は、その結果を従来技術との比較において示しており、表8中の◎、○及び×の意味を以下に示す。
◎:蒸着エリア全面にわたり良好なパターニングができた。
○:蒸着エリア隅に一部斑が生じたが良好なパターニングができた。
×:蒸着エリアに無視できない欠陥が生じた。
Figure 2005339858
表8に示すように、有機ELディスプレイパネルの製造に関しては、メタルマスク1と基板5との密着性を高めることが非常に有効であることが判る。
なお、メタルマスクを支持フレームに固定する際には四隅の固定部分に注意する必要があり、実施例の場合には、影響が出ないように切断した。
本発明におけるメタルマスク及び支持フレームの構造の一例を示す概略図である。 本発明におけるメタルマスク及び支持フレームの構造の他の例を示す概略図である。 本発明におけるメタルマスク及び支持フレームの構造の他の例を示す概略図である。 本発明におけるメタルマスク及び支持フレームの構造の他の例を示す概略図である。 本発明におけるメタルマスク及び支持フレームの構造の他の例を示す概略図である。 本発明におけるメタルマスク及び支持フレームの構造の他の例を示す概略図である。 本発明におけるメタルマスク及び支持フレームの構造の他の例を示す概略図である。 有機ELディスプレイパネルを製造する蒸着装置を示す模式図である。 引張り力を付与した状態で支持フレームに固定されたメタルマスクを示す概略図である。
符号の説明
1 メタルマスク
2 支持フレーム
3 スポット溶接
4 表示エリア
5 基板
6 蒸着源
7 真空チャンバー
8 段部
9 R加工部
10 傾斜部
11 段部
12 段部
13 傾斜部
14 R加工部

Claims (3)

  1. メタルマスクに引張り力を付与した状態で支持フレームに固定されるマスク構造体において、
    前記メタルマスクと基板との密着面を基準面としたときに、前記メタルマスクは該基準面よりも前記基板に対して反対側に位置する部位で前記支持フレームに固定されていることを特徴とするマスク構造体。
  2. メタルマスクに引張り力を付与した状態で支持フレームに固定するマスク構造体の製造方法において、
    前記メタルマスクと基板との密着面を基準面としたときに、前記メタルマスクを該基準面よりも前記基板に対して反対側に位置する部位で前記支持フレームに固定することを特徴とするマスク構造体の製造方法。
  3. メタルマスクに引張り力を付与した状態で支持フレームに固定されたマスク構造体を用いた有機エレクトロルミネッセンスディスプレイパネルの製造方法において、
    前記メタルマスクと基板との密着面を基準面としたときに、該基準面よりも前記基板に対して反対側に位置する部位で前記メタルマスクが前記支持フレームに固定されているマスク構造体を用い、該メタルマスクの前記基準面に基板を密着させて有機膜を成膜することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンスディスプレイパネルの製造方法。
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