JP2005339585A - 印刷システム、印刷要求端末および圧縮アルゴリズム選択プログラム、並びに印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 クライアント装置100は、アプリケーション12の編集中にその編集中の文書データを取得し、取得した文書データに基づいて評価用印刷データを生成し、生成した評価用印刷データに適する圧縮アルゴリズムを圧縮アルゴリズム登録DB10のなかから選択し、選択した圧縮アルゴリズムに従って印刷データを圧縮し、圧縮した圧縮印刷データを印刷要求とともに印刷装置200に送信する。そして、評価用印刷データの生成および圧縮アルゴリズムの選択は、アプリケーション12の編集中に開始する。印刷装置200は、印刷要求とともに圧縮印刷データを受信したときは、受信した圧縮印刷データを伸長し、伸長した印刷データに基づいて印刷を行う。
【選択図】 図1
Description
しかし、圧縮アルゴリズムは、印刷データの内容に応じて圧縮効率が大きく変化するため、固定的な圧縮アルゴリズムでは、十分な圧縮効率が得られないという問題があった。例えば、印刷データが画像を主体的に含む場合は、画像データの圧縮に特化した圧縮アルゴリズムを用いた方がよいし、印刷データが文字を主体的に含む場合は、文字データの圧縮に特化した圧縮アルゴリズムを用いた方がよい。
印刷を要求する印刷要求端末と、前記印刷要求端末からの印刷要求に応じて印刷を行う印刷装置とを通信可能に接続した印刷システムであって、
前記印刷要求端末は、文書データを編集可能な文書データ編集手段と、前記文書データ編集手段によって前記文書データが操作されている間に当該文書データを取得する文書データ取得手段と、前記文書データ取得手段で取得した文書データに基づいて印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記印刷データ生成手段で生成した印刷データに適する圧縮アルゴリズムを記憶手段に記憶された複数の圧縮アルゴリズムのなかから選択する圧縮アルゴリズム選択手段と、前記圧縮アルゴリズム選択手段で選択した圧縮アルゴリズムに従って前記印刷データを圧縮する印刷データ圧縮手段と、前記印刷データ圧縮手段で圧縮した圧縮印刷データを前記印刷装置に送信する圧縮印刷データ送信手段とを有し、
前記印刷装置は、前記圧縮印刷データを受信する圧縮印刷データ受信手段と、前記圧縮印刷データ受信手段で受信した圧縮印刷データを伸長する印刷データ伸長手段と、前記印刷データ伸長手段で伸長した印刷データに基づいて印刷を行う印刷手段とを有し、
前記圧縮アルゴリズム選択手段による選択を前記文書データ編集手段によって前記文書データが操作されている間に開始するようになっていることを特徴とする。
これにより、圧縮アルゴリズム選択手段により、印刷データに適する圧縮アルゴリズムがダイナミックに選択されるので、圧縮効率を向上することができ、データ転送時間を短縮することができる。また、圧縮アルゴリズムの選択が文書データ編集手段の編集中に開始されるので、ユーザが印刷要求を行う前に圧縮アルゴリズム選択処理の一部または全部を行うことができ、圧縮アルゴリズム選択処理に要する時間のうち印刷時間に含まれる割合を低減することができる。したがって、従来に比して、印刷時間を短縮することができるという効果が得られる。
発明、圧縮アルゴリズム選択プログラムに関する発明、および印刷方法に関する発明において同じである。
また、文書データ取得手段は、文書データ編集手段の編集中にその編集中の文書データを取得するようになっていればどのような構成であってもよく、例えば、文書データ編集手段の編集中に所定周期で文書データを取得するようになっていてもよいし、文書データ編集手段に対するユーザの操作を検出し、その検出結果に基づいて文書データを取得するようになっていてもよい。後者の場合、検出結果に基づいて編集中の文書データを生成することにより取得するようになっていてもよい。以下の印刷要求端末に関する発明、および圧縮アルゴリズム選択プログラムに関する発明において同じである。
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記各圧縮アルゴリズムごとに、前記印刷データ生成手段で生成した印刷データを当該圧縮アルゴリズムに従って圧縮し、その圧縮結果に基づいて前記印刷データの圧縮率を算出し、算出した圧縮率が最大となる圧縮アルゴリズムを前記複数の圧縮アルゴリズムのなかから選択するようになっていることを特徴とする。
これにより、各圧縮アルゴリズムごとに実際に圧縮を試みた結果に基づいて圧縮アルゴリズムが選択されるとともに、印刷データの圧縮率が最大となる圧縮アルゴリズムが選択されるので、圧縮効率をさらに向上することができ、データ転送時間をさらに短縮することができる。したがって、印刷時間をさらに短縮することができるという効果も得られる。
〔発明3〕 さらに、発明3の印刷システムは、発明1の印刷システムにおいて、
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記各圧縮アルゴリズムごとに、前記印刷データ生成手段で生成した印刷データを当該圧縮アルゴリズムに従って圧縮し、その圧縮結果に基づいて、前記印刷装置へのデータ転送時間および前記印刷データ伸長手段での伸長時間を含む処理時間を推定し、推定した処理時間が最小となる圧縮アルゴリズムを前記複数の圧縮アルゴリズムのなかから選択するようになっていることを特徴とする。
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記複数の圧縮アルゴリズムのなかから前記圧縮アルゴリズムを選択し、選択した圧縮アルゴリズムに従って前記印刷データを圧縮し、印刷要求を入力したときは、当該入力までに行った圧縮結果に基づいて前記圧縮アルゴリズムを選択するようになっていることを特徴とする。
これにより、ユーザが印刷要求を行った後に圧縮アルゴリズム選択処理が行われることがないので、圧縮アルゴリズム選択処理に要する時間のうち印刷時間に含まれる割合をさらに低減することができる。したがって、印刷時間をさらに短縮することができるという効果が得られる。
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、当該圧縮アルゴリズム選択手段の選択履歴を示す選択履歴情報を選択履歴情報記憶手段に記憶し、前記選択履歴情報記憶手段の選択履歴情報に基づいて、当該圧縮アルゴリズム選択手段による選択頻度が高い順に前記圧縮アルゴリズムを選択するようになっていることを特徴とする。
〔発明6〕 さらに、発明6の印刷システムは、発明4の印刷システムにおいて、
前記印刷要求端末は、複数の前記文書データ編集手段を有し、
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記各文書データ編集手段ごとに、当該圧縮アルゴリズム選択手段の選択履歴を示す選択履歴情報を選択履歴情報記憶手段に記憶し、前記選択履歴情報記憶手段の選択履歴情報に基づいて、前記複数の文書データ編集手段のうち前
記文書データの取得先となったものについて当該圧縮アルゴリズム選択手段による選択頻度が高い順に前記圧縮アルゴリズムを選択するようになっていることを特徴とする。
文書データを編集可能な文書データ編集手段と、前記文書データ編集手段によって前記文書データが操作されている間に当該文書データを取得する文書データ取得手段と、前記文書データ取得手段で取得した文書データに基づいて印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記印刷データ生成手段で生成した印刷データに適する圧縮アルゴリズムを記憶手段に記憶された複数の圧縮アルゴリズムのなかから選択する圧縮アルゴリズム選択手段と、前記圧縮アルゴリズム選択手段で選択した圧縮アルゴリズムに従って前記印刷データを圧縮する印刷データ圧縮手段と、前記印刷データ圧縮手段で圧縮した圧縮印刷データを前記印刷装置に送信する圧縮印刷データ送信手段とを備え、
前記圧縮アルゴリズム選択手段による選択を前記文書データ編集手段によって前記文書データが操作されている間に開始するようになっていることを特徴とする。
〔発明8〕 さらに、発明8の印刷要求端末は、発明7の印刷要求端末において、
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記各圧縮アルゴリズムごとに、前記印刷データ生成手段で生成した印刷データを当該圧縮アルゴリズムに従って圧縮し、その圧縮結果に基づいて前記印刷データの圧縮率を算出し、算出した圧縮率が最大となる圧縮アルゴリズムを前記複数の圧縮アルゴリズムのなかから選択するようになっていることを特徴とする。
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記各圧縮アルゴリズムごとに、前記印刷データ生成手段で生成した印刷データを当該圧縮アルゴリズムに従って圧縮し、その圧縮結果に基づいて、前記印刷装置へのデータ転送時間および前記印刷データ伸長手段での伸長時間を
含む処理時間を推定し、推定した処理時間が最小となる圧縮アルゴリズムを前記複数の圧縮アルゴリズムのなかから選択するようになっていることを特徴とする。
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記複数の圧縮アルゴリズムのなかから前記圧縮アルゴリズムを選択し、選択した圧縮アルゴリズムに従って前記印刷データを圧縮し、印刷要求を入力したときは、当該入力までに行った圧縮結果に基づいて前記圧縮アルゴリズムを選択するようになっていることを特徴とする。
〔発明11〕 さらに、発明11の印刷要求端末は、発明10の印刷要求端末において、
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、当該圧縮アルゴリズム選択手段の選択履歴を示す選択履歴情報を選択履歴情報記憶手段に記憶し、前記選択履歴情報記憶手段の選択履歴情報に基づいて、当該圧縮アルゴリズム選択手段による選択頻度が高い順に前記圧縮アルゴリズムを選択するようになっていることを特徴とする印刷要求端末。
〔発明12〕 さらに、発明12の印刷要求端末は、発明10の印刷要求端末において、
前記文書データ編集手段を複数有し、前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記各文書データ編集手段ごとに、当該圧縮アルゴリズム選択手段の選択履歴を示す選択履歴情報を選択履歴情報記憶手段に記憶し、前記選択履歴情報記憶手段の選択履歴情報に基づいて、前記複数の文書データ編集手段のうち前記文書データの取得先となったものについて当該圧縮アルゴリズム選択手段による選択頻度が高い順に前記圧縮アルゴリズムを選択するようになっていることを特徴とする。
圧縮アルゴリズムを選択するプログラムであって、文書データを編集可能な文書データ編集手段を利用可能なコンピュータに対して、前記文書データ編集手段によって前記文書データが操作されている間に当該文書データを取得する文書データ取得手段、前記文書データ取得手段で取得した文書データに基づいて印刷データを生成する印刷データ生成手段、および前記印刷データ生成手段で生成した印刷データに適する圧縮アルゴリズムを記憶手段に記憶された複数の圧縮アルゴリズムのなかから選択する圧縮アルゴリズム選択手段として実現される処理を実行させるためのプログラムであり、
前記圧縮アルゴリズム選択手段による選択を前記文書データ編集手段によって前記文書データが操作されている間に開始するようになっていることを特徴とする。
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記各圧縮アルゴリズムごとに、前記印刷データ生成手段で生成した印刷データを当該圧縮アルゴリズムに従って圧縮し、その圧縮結果に基づいて前記印刷データの圧縮率を算出し、算出した圧縮率が最大となる圧縮アルゴリズムを前記複数の圧縮アルゴリズムのなかから選択するようになっていることを特徴とする。
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記各圧縮アルゴリズムごとに、前記印刷データ生成手段で生成した印刷データを当該圧縮アルゴリズムに従って圧縮し、その圧縮結果に基づいて、前記印刷装置へのデータ転送時間および前記印刷データ伸長手段での伸長時間を含む処理時間を推定し、推定した処理時間が最小となる圧縮アルゴリズムを前記複数の圧縮アルゴリズムのなかから選択するようになっていることを特徴とする。
て、印刷時間をさらに短縮することができるという効果も得られる。
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記複数の圧縮アルゴリズムのなかから前記圧縮アルゴリズムを選択し、選択した圧縮アルゴリズムに従って前記印刷データを圧縮し、印刷要求を入力したときは、当該入力までに行った圧縮結果に基づいて前記圧縮アルゴリズムを選択するようになっていることを特徴とする。
〔発明17〕 さらに、発明17の圧縮アルゴリズム選択プログラムは、発明16の圧縮アルゴリズム選択プログラムにおいて、
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、当該圧縮アルゴリズム選択手段の選択履歴を示す選択履歴情報を選択履歴情報記憶手段に記憶し、前記選択履歴情報記憶手段の選択履歴情報に基づいて、当該圧縮アルゴリズム選択手段による選択頻度が高い順に前記圧縮アルゴリズムを選択するようになっていることを特徴とする印刷要求端末。
〔発明18〕 さらに、発明18の圧縮アルゴリズム選択プログラムは、発明16の圧縮アルゴリズム選択プログラムにおいて、
前記文書データ編集手段を複数有し、前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記各文書データ編集手段ごとに、当該圧縮アルゴリズム選択手段の選択履歴を示す選択履歴情報を選択履歴情報記憶手段に記憶し、前記選択履歴情報記憶手段の選択履歴情報に基づいて、前記複数の文書データ編集手段のうち前記文書データの取得先となったものについて当該圧縮アルゴリズム選択手段による選択頻度が高い順に前記圧縮アルゴリズムを選択するようになっていることを特徴とする。
圧縮アルゴリズムを選択するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、文書データを編集可能な文書データ編集手段を利用可能なコンピュータに対して、前記文書データ編集手段によって前記文書データが操作されている間に当該文書データを取得する文書データ取得手段、前記文書データ取得手段で取得した文書データに基づいて印刷データを生成する印刷データ生成手段、および前記印刷データ生成手段で生成した印刷データに適する圧縮アルゴリズムを記憶手段に記憶された複数の圧縮アルゴリズムのなかから選択する圧縮アルゴリズム選択手段として実現される処理を実行させるため
のプログラムであり、
前記圧縮アルゴリズム選択手段による選択を前記文書データ編集手段によって前記文書データが操作されている間に開始するようになっていることを特徴とする。
印刷を要求する印刷要求端末と、前記印刷要求端末からの印刷要求に応じて印刷を行う印刷装置とを通信可能に接続し、前記印刷要求端末および前記印刷装置を利用して印刷を行う印刷方法であって、
前記印刷要求端末に対しては、文書データ編集手段によって前記文書データが操作されている間に当該文書データを取得する文書データ取得ステップと、前記文書データ取得ステップで取得した文書データに基づいて印刷データを生成する印刷データ生成ステップと、前記印刷データ生成ステップで生成した印刷データに適する圧縮アルゴリズムを記憶手段に記憶された複数の圧縮アルゴリズムのなかから選択する圧縮アルゴリズム選択ステップと、前記圧縮アルゴリズム選択ステップで選択した圧縮アルゴリズムに従って前記印刷データを圧縮する印刷データ圧縮ステップと、前記印刷データ圧縮ステップで圧縮した圧縮印刷データを前記印刷装置に送信する圧縮印刷データ送信ステップとを含み、
前記印刷装置に対しては、前記圧縮印刷データを受信する圧縮印刷データ受信ステップと、前記圧縮印刷データ受信ステップで受信した圧縮印刷データを伸長する印刷データ伸長ステップと、前記印刷データ伸長ステップで伸長した印刷データに基づいて印刷を行う印刷ステップとを含み、
前記圧縮アルゴリズム選択ステップによる選択を前記文書データ編集手段によって前記文書データが操作されている間に開始することを特徴とする。
ここで、文書データ取得ステップは、文書データ編集手段の編集中にその編集中の文書データを取得すればどのような方法であってもよく、例えば、文書データ編集手段の編集中に所定周期で文書データを取得してもよいし、文書データ編集手段に対するユーザの操作を検出し、その検出結果に基づいて文書データを取得してもよい。後者の場合、検出結果に基づいて編集中の文書データを生成することにより取得してもよい。
含み、第2印刷データ生成ステップで生成した印刷データを圧縮対象としてもよい。
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記各圧縮アルゴリズムごとに、前記印刷データ生成手段で生成した印刷データを当該圧縮アルゴリズムに従って圧縮し、その圧縮結果に基づいて前記印刷データの圧縮率を算出し、算出した圧縮率が最大となる圧縮アルゴリズムを前記複数の圧縮アルゴリズムのなかから選択するようになっていることを特徴とする。
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記各圧縮アルゴリズムごとに、前記印刷データ生成手段で生成した印刷データを当該圧縮アルゴリズムに従って圧縮し、その圧縮結果に基づいて、前記印刷装置へのデータ転送時間および前記印刷データ伸長手段での伸長時間を含む処理時間を推定し、推定した処理時間が最小となる圧縮アルゴリズムを前記複数の圧縮アルゴリズムのなかから選択するようになっていることを特徴とする。
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記複数の圧縮アルゴリズムのなかから前記圧縮アルゴリズムを選択し、選択した圧縮アルゴリズムに従って前記印刷データを圧縮し、印刷要求を入力したときは、当該入力までに行った圧縮結果に基づいて前記圧縮アルゴリズムを選択するようになっていることを特徴とする。
〔発明24〕 さらに、発明24の印刷方法は、発明23の印刷方法において、
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、当該圧縮アルゴリズム選択手段の選択履歴を示す選択履歴情報を選択履歴情報記憶手段に記憶し、前記選択履歴情報記憶手段の選択履歴情報に基づいて、当該圧縮アルゴリズム選択手段による選択頻度が高い順に前記圧縮アルゴリズムを選択するようになっていることを特徴とする印刷要求端末。
〔発明25〕 さらに、発明25の印刷方法は、発明23の印刷方法において、
前記文書データ編集手段を複数有し、前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記各文書データ編集手段ごとに、当該圧縮アルゴリズム選択手段の選択履歴を示す選択履歴情報を選択履歴情報記憶手段に記憶し、前記選択履歴情報記憶手段の選択履歴情報に基づいて、前記複数の文書データ編集手段のうち前記文書データの取得先となったものについて当該圧縮アルゴリズム選択手段による選択頻度が高い順に前記圧縮アルゴリズムを選択するようになっていることを特徴とする。
図1ないし図8は、本発明に係る印刷システム、印刷要求端末および圧縮アルゴリズム選択プログラム、並びに印刷方法の第1の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、本発明に係る印刷システム、印刷要求端末および圧縮アルゴリズム選択プログラム、並びに印刷方法を、図1に示すように、クライアント装置100と印刷装置200との間で圧縮印刷データを転送して印刷を行う場合について適用したものである。
図1は、本発明を適用する印刷システムの概要を示す機能概念図である。
図1において、印刷を要求するクライアント装置100と、クライアント装置100からの印刷要求に応じて印刷を行う印刷装置200とがネットワーク199を介して接続されている。なお、発明の理解を容易にするため、クライアント装置100および印刷装置200をそれぞれ1台しか図示していないが、実際には、多数のクライアント装置100および印刷装置200がネットワーク199に接続されている。
クライアント装置100は、図1に示すように、異なる複数の圧縮アルゴリズムをプログラムモジュールとして登録した圧縮アルゴリズム登録データベース(以下、データベースのことを単にDBと略記する。)10と、文書データをユーザが編集可能なアプリケーション12と、アプリケーション12の編集中にその編集中の文書データを取得する文書データ取得部14と、文書データ取得部14で取得した文書データに基づいて印刷データを生成する印刷データ生成部16と、印刷データ生成部16で生成した印刷データに適する圧縮アルゴリズムを圧縮アルゴリズム登録DB10のなかから選択する圧縮アルゴリズム選択部18と、圧縮アルゴリズム選択部18の選択履歴を示す選択履歴情報を登録する選択履歴情報登録DB20とを有して構成されている。
文書データ取得部14は、アプリケーション12の起動状況を確認し、起動が確認されたときは、アプリケーション12から編集中の文書データを取得する。アプリケーション12から文書データを取得する方法は、例えば、アプリケーション12の起動時にOS(Operating System)のGDIコマンドをフックするといった方法や、描画命令をフックする
方法、ファイル入出力データを取得する方法等、様々な方法が考えられるが、本実施の形態において取得方法はいかなる方法でも構わない。また、文書データは、画像、文字その他の編集要素を含むデータである。
図2は、選択履歴情報登録DB20のデータ構造を示す図である。
選択履歴情報登録DB20には、図2に示すように、圧縮アルゴリズム登録DB10の各圧縮アルゴリズムごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、圧縮アルゴリズムの名称を登録したフィールド402と、圧縮アルゴリズムの過去の選択回数を登録したフィールド404とを含んで構成されている。
圧縮アルゴリズム選択部18は、選択履歴情報登録DB20の選択履歴情報に基づいて、圧縮アルゴリズム登録DB10のなかから過去の選択回数が高い順に圧縮アルゴリズムを選択し、選択した圧縮アルゴリズムに従って評価用印刷データを圧縮し、その圧縮結果に基づいて、評価用印刷データの圧縮率を算出するとともに圧縮印刷データのデータ転送時間および伸長時間を推定する。圧縮アルゴリズムの評価結果は、例えば、評価結果登録テーブルとして生成する。
評価結果登録テーブル420は、図3に示すように、圧縮アルゴリズム登録DB10の各圧縮アルゴリズムごとに1つのレコードが登録される。各レコードは、圧縮アルゴリズムの名称を登録するフィールド422と、評価用印刷データの圧縮率を登録するフィールド424と、圧縮印刷データのデータ転送時間を登録するフィールド426と、圧縮印刷データの伸長時間を登録するフィールド428とを含んで構成されている。
タドライバにより生成された印刷データを、圧縮アルゴリズム選択部18で選択した圧縮アルゴリズムに従って圧縮する。
次に、クライアント装置100のより具体的な構成を図4を参照しながら詳細に説明する。
クライアント装置100は、図4に示すように、制御プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御するCPU50と、所定領域にあらかじめCPU50の制御プログラム等を格納しているROM52と、ROM52等から読み出したデータやCPU50の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM54と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F58とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス59で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
CPU50は、マイクロプロセッシングユニット(MPU)等からなり、ROM52の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図5および図6のフローチャートに示す圧縮アルゴリズム選択処理および印刷要求処理をそれぞれ時分割で実行するようになっている。
図5は、圧縮アルゴリズム選択処理を示すフローチャートである。
圧縮アルゴリズム選択処理は、文書データ取得部14、印刷データ生成部16および圧縮アルゴリズム選択部18として実現される処理であって、CPU50において実行されると、図5に示すように、まず、ステップS100に移行するようになっている。
ステップS102では、アプリケーション12から編集中の文書データを取得し、ステップS104に移行して、取得した文書データに基づいて評価用印刷データを生成し、ステップS106に移行して、選択履歴情報登録DB20から選択履歴情報を読み出し、ステップS108に移行する。
ステップS120では、圧縮アルゴリズム登録DB10のすべての圧縮アルゴリズムについて評価が完了したか否かを判定し、すべての圧縮アルゴリズムについて評価が完了したと判定したとき(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS126で、アプリケーション12が起動中であると判定したとき(Yes)は、ステップS108に移行する。
次に、印刷要求処理を図6を参照しながら詳細に説明する。
図6は、印刷要求処理を示すフローチャートである。
印刷要求処理は、印刷データ圧縮部22および圧縮印刷データ送信部24として実現される処理であって、CPU50において実行されると、図6に示すように、まず、ステップS200に移行するようになっている。
ステップS202では、プリンタドライバを起動し、アプリケーション12の文書データに基づいてプリンタドライバにより印刷データを生成し、ステップS204に移行して、生成した印刷データを適用圧縮アルゴリズムに従って圧縮し、ステップS205に移行する。
印刷装置200は、図1に示すように、圧縮アルゴリズム登録DB10の各圧縮アルゴリズムに対応した複数の伸長アルゴリズムをプログラムモジュールとして登録した伸長アルゴリズム登録DB30と、圧縮印刷データを受信する圧縮印刷データ受信部32と、圧縮印刷データ受信部32で受信した圧縮印刷データを伸長する印刷データ伸長部34と、印刷データ伸長部34で伸長した印刷データに基づいて印刷を行う印刷部36とを有して構成されている。
次に、印刷装置200のより具体的な構成を図7を参照しながら詳細に説明する。
図7は、印刷装置200の構成を示すブロック図である。
CPU70は、マイクロプロセッシングユニット(MPU)等からなり、ROM72の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図8のフローチャートに示す印刷制御処理を実行するようになっている。
印刷制御処理は、圧縮印刷データ受信部32、印刷データ伸長部34および印刷部36として実現される処理であって、CPU70において実行されると、図8に示すように、まず、ステップS300に移行するようになっている。
ステップS300では、印刷要求を受信した否かを判定し、印刷要求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS302に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、印刷要求を受信するまでステップS300で待機する。
クライアント装置100では、ユーザがアプリケーション12を起動し、アプリケーション12により文書データの編集を開始すると、ステップS102〜S106を経て、アプリケーション12から編集中の文書データが取得され、取得された文書データに基づいて評価用印刷データが生成され、選択履歴情報登録DB20から選択履歴情報が読み出される。次いで、ステップS108,S110を経て、読み出された選択履歴情報に基づいて、未評価の圧縮アルゴリズムのうち過去の選択回数が最も高い圧縮アルゴリズムが圧縮アルゴリズム登録DB10のなかから選択され、現在選択の圧縮アルゴリズムに従って評価用印刷データが圧縮される。そして、ステップS112,S116を経て、その圧縮結果に基づいて評価用印刷データの圧縮率が算出され、算出された圧縮率がこれまで算出した圧縮率のなかで最大であるか否かが判定される。その結果、圧縮率が最大であると判定されると、ステップS118を経て、現在選択の圧縮アルゴリズムが適用圧縮アルゴリズムとして設定される。
また、すべての圧縮アルゴリズムについて評価が完了する前にユーザから印刷要求を入力すると、圧縮の試行が中断される。これにより、印刷要求を入力するまでに評価した圧縮アルゴリズムのなかかで圧縮率が最大となるものが適用圧縮アルゴリズムとして設定さ
れる。
さらに、本実施の形態では、クライアント装置100は、圧縮アルゴリズム登録DB10のなかから所定順序で圧縮アルゴリズムを選択し、選択した圧縮アルゴリズムに従って評価用印刷データを圧縮し、ユーザからの印刷要求を入力したときは、その入力までに行った圧縮結果に基づいて圧縮アルゴリズムを選択するようになっている。
さらに、本実施の形態では、クライアント装置100は、印刷を行うごとに選択履歴情
報登録DB20の選択履歴情報を更新する一方、選択履歴情報登録DB20の選択履歴情報に基づいて、圧縮アルゴリズム登録DB10のなかから過去の選択回数が高い順に圧縮アルゴリズムを選択するようになっている。
さらに、本実施の形態では、クライアント装置100は、圧縮アルゴリズムの評価中にアプリケーション12が起動中か否かを判定し、起動中でないと判定したときは、圧縮アルゴリズム選択処理を終了するようになっている。
上記第1の実施の形態において、クライアント装置100は、発明1、7または9の印刷要求端末に対応し、アプリケーション12は、発明1、7ないし9の文書データ編集手段に対応し、文書データ取得部14およびステップS102は、発明1、7若しくは8の文書データ取得手段、または発明9の文書データ取得ステップに対応している。また、印刷データ生成部16およびステップS104は、発明1、2、7若しくは8の印刷データ生成手段、または発明9の印刷データ生成ステップに対応し、圧縮アルゴリズム選択部18およびステップS106〜S120,S205は、発明1、2、4、5、7若しくは8の圧縮アルゴリズム選択手段、または発明9の圧縮アルゴリズム選択ステップに対応している。
次に、本発明の第2の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図9は、本発明に係る印刷システム、印刷要求端末および圧縮アルゴリズム選択プログラム、並びに印刷方法の第2の実施の形態を示す図である。
そのプログラムに従って、図5のフローチャートに示す圧縮アルゴリズム選択処理に代えて、図9のフローチャートに示す圧縮アルゴリズム選択処理を実行するようになっている。
図9は、圧縮アルゴリズム選択処理を示すフローチャートである。
ステップS400からS410までは、図5のフローチャートにおけるステップS100からS110までの処理に相当する処理を実行し、ステップS410の処理が終了すると、ステップS412に移行する。
一方、ステップS416で、推定した処理時間がこれまで推定した処理時間のなかで最小でないと判定したとき(No)は、ステップS420に移行する。
クライアント装置100では、ユーザがアプリケーション12を起動し、アプリケーション12により文書データの編集を開始すると、ステップS402〜S406を経て、アプリケーション12から編集中の文書データが取得され、取得された文書データに基づいて評価用印刷データが生成され、選択履歴情報登録DB20から選択履歴情報が読み出される。次いで、ステップS408,S410を経て、読み出された選択履歴情報に基づいて、未評価の圧縮アルゴリズムのうち過去の選択回数が最も高い圧縮アルゴリズムが圧縮アルゴリズム登録DB10のなかから選択され、現在選択の圧縮アルゴリズムに従って評価用印刷データが圧縮される。そして、ステップS412〜S416を経て、その圧縮結果に基づいて圧縮印刷データの処理時間が推定され、推定された処理時間がこれまで推定した処理時間のなかで最小であるか否かが判定される。その結果、処理時間が最小であると判定されると、ステップS418を経て、現在選択の圧縮アルゴリズムが適用圧縮アルゴリズムとして設定される。
また、すべての圧縮アルゴリズムについて評価が完了する前にユーザから印刷要求を入力すると、圧縮の試行が中断される。これにより、印刷要求を入力するまでに評価した圧縮アルゴリズムのなかかで処理時間が最小となるものが適用圧縮アルゴリズムとして設定される。
なお、上記第1および第2の実施の形態においては、各圧縮アルゴリズムごとにその選択回数を示す選択履歴情報を登録し、選択履歴情報登録DB20の選択履歴情報に基づい
て、圧縮アルゴリズム登録DB10のなかから過去の選択回数が高い順に圧縮アルゴリズムを選択するように構成したが、これに限らず、複数のアプリケーション12がインストールされている場合は、図2に示すように、各アプリケーション12ごとおよび各圧縮アルゴリズムごとにその選択回数を示す選択履歴情報を登録するように構成することもできる。
選択履歴情報登録DB20には、図10に示すように、圧縮アルゴリズム登録DB10の各圧縮アルゴリズムごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、圧縮アルゴリズムの名称を登録したフィールド442と、アプリケーション1で編集した文書データについて圧縮アルゴリズムの過去の選択回数を登録したフィールド444と、アプリケーション2で編集した文書データについて圧縮アルゴリズムの過去の選択回数を登録したフィールド446と、アプリケーション3で編集した文書データについて圧縮アルゴリズムの過去の選択回数を登録したフィールド448と、その他のアプリケーションで編集した文書データについて圧縮アルゴリズムの過去の選択回数を登録したフィールド450とを含んで構成されている。
同一のアプリケーション12により編集された印刷データは、その内容が似通ったものとなる可能性がある。例えば、アプリケーション12として画像編集アプリケーションを用いた場合は、文書データが画像を主体的に含むことになるし、アプリケーション12としてテキスト編集アプリケーションを用いた場合は、文書データが文字を主体的に含むことになる。そのため、各アプリケーション12ごとに過去の選択回数が高い圧縮アルゴリズムから順に圧縮を試みれば、ユーザからの印刷要求により圧縮の試行が中断されても、圧縮効率をさほど低下させることなく、データ転送時間の短縮を比較的確実に実現することができる。したがって、印刷時間をさらに短縮することができる。
そのプログラムをRAM54,74に読み込んで実行するようにしてもよい。図11は、各種制御プログラムPを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体(CD−ROM)Rの一例を示した概念図である。
第2に、複数の印刷装置200のなかから、転送、処理能力を考慮して印刷時間が最も短くなるものを選択する場合に適用することができる。
Claims (14)
- 印刷を要求する印刷要求端末と、前記印刷要求端末からの印刷要求に応じて印刷を行う印刷装置とを通信可能に接続した印刷システムであって、
前記印刷要求端末は、文書データを編集可能な文書データ編集手段と、前記文書データ編集手段によって前記文書データが操作されている間に当該文書データを取得する文書データ取得手段と、前記文書データ取得手段で取得した文書データに基づいて印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記印刷データ生成手段で生成した印刷データに適する圧縮アルゴリズムを記憶手段に記憶された複数の圧縮アルゴリズムのなかから選択する圧縮アルゴリズム選択手段と、前記圧縮アルゴリズム選択手段で選択した圧縮アルゴリズムに従って前記印刷データを圧縮する印刷データ圧縮手段と、前記印刷データ圧縮手段で圧縮した圧縮印刷データを前記印刷装置に送信する圧縮印刷データ送信手段とを有し、
前記印刷装置は、前記圧縮印刷データを受信する圧縮印刷データ受信手段と、前記圧縮印刷データ受信手段で受信した圧縮印刷データを伸長する印刷データ伸長手段と、前記印刷データ伸長手段で伸長した印刷データに基づいて印刷を行う印刷手段とを有し、
前記圧縮アルゴリズム選択手段による選択を前記文書データ編集手段によって前記文書データが操作されている間に開始するようになっていることを特徴とする印刷システム。 - 請求項1において、
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記各圧縮アルゴリズムごとに、前記印刷データ生成手段で生成した印刷データを当該圧縮アルゴリズムに従って圧縮し、その圧縮結果に基づいて前記印刷データの圧縮率を算出し、算出した圧縮率が最大となる圧縮アルゴリズムを前記複数の圧縮アルゴリズムのなかから選択するようになっていることを特徴とする印刷システム。 - 請求項1において、
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記各圧縮アルゴリズムごとに、前記印刷データ生成手段で生成した印刷データを当該圧縮アルゴリズムに従って圧縮し、その圧縮結果に基づいて、前記印刷装置へのデータ転送時間および前記印刷データ伸長手段での伸長時間を含む処理時間を推定し、推定した処理時間が最小となる圧縮アルゴリズムを前記複数の圧縮アルゴリズムのなかから選択するようになっていることを特徴とする印刷システム。 - 請求項2および3のいずれかにおいて、
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記複数の圧縮アルゴリズムのなかから前記圧縮アルゴリズムを選択し、選択した圧縮アルゴリズムに従って前記印刷データを圧縮し、印刷要求を入力したときは、当該入力までに行った圧縮結果に基づいて前記圧縮アルゴリズムを選択するようになっていることを特徴とする印刷システム。 - 請求項4において、
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、当該圧縮アルゴリズム選択手段の選択履歴を示す選択履歴情報を選択履歴情報記憶手段に記憶し、前記選択履歴情報記憶手段の選択履歴情報に基づいて、当該圧縮アルゴリズム選択手段による選択頻度が高い順に前記圧縮アルゴリズムを選択するようになっていることを特徴とする印刷システム。 - 請求項4において、
前記印刷要求端末は、複数の前記文書データ編集手段を有し、
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記各文書データ編集手段ごとに、当該圧縮アルゴリズム選択手段の選択履歴を示す選択履歴情報を選択履歴情報記憶手段に記憶し、前記選択履歴情報記憶手段の選択履歴情報に基づいて、前記複数の文書データ編集手段のうち前記文書データの取得先となったものについて当該圧縮アルゴリズム選択手段による選択頻
度が高い順に前記圧縮アルゴリズムを選択するようになっていることを特徴とする印刷システム。 - 文書データを編集可能な文書データ編集手段と、前記文書データ編集手段によって前記文書データが操作されている間に当該文書データを取得する文書データ取得手段と、前記文書データ取得手段で取得した文書データに基づいて印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記印刷データ生成手段で生成した印刷データに適する圧縮アルゴリズムを記憶手段に記憶された複数の圧縮アルゴリズムのなかから選択する圧縮アルゴリズム選択手段と、前記圧縮アルゴリズム選択手段で選択した圧縮アルゴリズムに従って前記印刷データを圧縮する印刷データ圧縮手段と、前記印刷データ圧縮手段で圧縮した圧縮印刷データを前記印刷装置に送信する圧縮印刷データ送信手段とを備え、
前記圧縮アルゴリズム選択手段による選択を前記文書データ編集手段によって前記文書データが操作されている間に開始するようになっていることを特徴とする印刷要求端末。 - 請求項7において、
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記各圧縮アルゴリズムごとに、前記印刷データ生成手段で生成した印刷データを当該圧縮アルゴリズムに従って圧縮し、その圧縮結果に基づいて前記印刷データの圧縮率を算出し、算出した圧縮率が最大となる圧縮アルゴリズムを前記複数の圧縮アルゴリズムのなかから選択するようになっていることを特徴とする印刷要求端末。 - 請求項7において、
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記各圧縮アルゴリズムごとに、前記印刷データ生成手段で生成した印刷データを当該圧縮アルゴリズムに従って圧縮し、その圧縮結果に基づいて、前記印刷装置へのデータ転送時間および前記印刷データ伸長手段での伸長時間を含む処理時間を推定し、推定した処理時間が最小となる圧縮アルゴリズムを前記複数の圧縮アルゴリズムのなかから選択するようになっていることを特徴とする印刷要求端末。 - 請求項8および9のいずれかにおいて、
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記複数の圧縮アルゴリズムのなかから前記圧縮アルゴリズムを選択し、選択した圧縮アルゴリズムに従って前記印刷データを圧縮し、印刷要求を入力したときは、当該入力までに行った圧縮結果に基づいて前記圧縮アルゴリズムを選択するようになっていることを特徴とする印刷要求端末。 - 請求項10において、
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、当該圧縮アルゴリズム選択手段の選択履歴を示す選択履歴情報を選択履歴情報記憶手段に記憶し、前記選択履歴情報記憶手段の選択履歴情報に基づいて、当該圧縮アルゴリズム選択手段による選択頻度が高い順に前記圧縮アルゴリズムを選択するようになっていることを特徴とする印刷要求端末。 - 請求項10において、
前記文書データ編集手段を複数有し、
前記圧縮アルゴリズム選択手段は、前記各文書データ編集手段ごとに、当該圧縮アルゴリズム選択手段の選択履歴を示す選択履歴情報を選択履歴情報記憶手段に記憶し、前記選択履歴情報記憶手段の選択履歴情報に基づいて、前記複数の文書データ編集手段のうち前記文書データの取得先となったものについて当該圧縮アルゴリズム選択手段による選択頻度が高い順に前記圧縮アルゴリズムを選択するようになっていることを特徴とする印刷要求端末。 - 圧縮アルゴリズムを選択するプログラムであって、
文書データを編集可能な文書データ編集手段を利用可能なコンピュータに対して、
前記文書データ編集手段によって前記文書データが操作されている間に当該文書データを取得する文書データ取得手段、前記文書データ取得手段で取得した文書データに基づいて印刷データを生成する印刷データ生成手段、および前記印刷データ生成手段で生成した印刷データに適する圧縮アルゴリズムを記憶手段に記憶された複数の圧縮アルゴリズムのなかから選択する圧縮アルゴリズム選択手段として実現される処理を実行させるためのプログラムであり、
前記圧縮アルゴリズム選択手段による選択を前記文書データ編集手段によって前記文書データが操作されている間に開始するようになっていることを特徴とする圧縮アルゴリズム選択プログラム。 - 印刷を要求する印刷要求端末と、前記印刷要求端末からの印刷要求に応じて印刷を行う印刷装置とを通信可能に接続し、前記印刷要求端末および前記印刷装置を利用して印刷を行う印刷方法であって、
前記印刷要求端末に対しては、
文書データ編集手段によって前記文書データが操作されている間に当該文書データを取得する文書データ取得ステップと、前記文書データ取得ステップで取得した文書データに基づいて印刷データを生成する印刷データ生成ステップと、前記印刷データ生成ステップで生成した印刷データに適する圧縮アルゴリズムを記憶手段に記憶された複数の圧縮アルゴリズムのなかから選択する圧縮アルゴリズム選択ステップと、前記圧縮アルゴリズム選択ステップで選択した圧縮アルゴリズムに従って前記印刷データを圧縮する印刷データ圧縮ステップと、前記印刷データ圧縮ステップで圧縮した圧縮印刷データを前記印刷装置に送信する圧縮印刷データ送信ステップとを含み、
前記印刷装置に対しては、
前記圧縮印刷データを受信する圧縮印刷データ受信ステップと、前記圧縮印刷データ受信ステップで受信した圧縮印刷データを伸長する印刷データ伸長ステップと、前記印刷データ伸長ステップで伸長した印刷データに基づいて印刷を行う印刷ステップとを含み、
前記圧縮アルゴリズム選択ステップによる選択を前記文書データ編集手段によって前記文書データが操作されている間に開始することを特徴とする印刷方法。
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2005
- 2005-08-12 JP JP2005234254A patent/JP2005339585A/ja not_active Withdrawn
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JP2008160535A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 符号化伝送方法、その装置、そのプログラム、およびその記録媒体 |
JP4691011B2 (ja) * | 2006-12-25 | 2011-06-01 | 日本電信電話株式会社 | 符号化伝送方法、その装置、そのプログラム、およびその記録媒体 |
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