JP2002007085A - 印刷処理装置及び印刷処理方法 - Google Patents

印刷処理装置及び印刷処理方法

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JP2002007085A
JP2002007085A JP2000182352A JP2000182352A JP2002007085A JP 2002007085 A JP2002007085 A JP 2002007085A JP 2000182352 A JP2000182352 A JP 2000182352A JP 2000182352 A JP2000182352 A JP 2000182352A JP 2002007085 A JP2002007085 A JP 2002007085A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタを接続したネットワークにおいて、
印刷ジョブの内容に対して変換を加えても、印刷ジョブ
の印刷待ち時間を正確に予測することが可能な印刷処理
装置及び印刷処理方法を提供する。 【解決手段】 スプーラ11の印刷ジョブ記憶部14
に、印刷ジョブとしてその内容とともに、必要に応じて
印刷ジョブの内容に対する変換処理内容を示す印刷ジョ
ブ状態、及び印刷ジョブの内容を変換処理する印刷処理
資源を格納する。そして、印刷ジョブ状態管理部15に
より印刷ジョブ状態を管理し、印刷ジョブに対して印刷
処理資源による変換処理を実行した場合に印刷ジョブ状
態を更新する。これによって、そのときの印刷ジョブの
状態により印刷待ち時間の予測などを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して接続された印刷処理装置および印刷処理方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタを接続したネットワークにおい
て、印刷ジョブの効率的な処理を行うために、ネットワ
ークを介して印刷を行うデータ処理装置や、プリンタ・
ドライバ、スプーラ、プリンタなどに対して様々な発明
がなされている。例えば、プリンタにおける印刷処理時
間を予測し、その予測結果に基づいて印刷処理を行うも
のとして、例えば特開平6−324823号公報に「プ
リンタ管理方式」に関する技術(以下、「第1の従来技
術」と言う)が記載されている。この第1の従来技術で
は、ネットワークに接続された各プリンタにプリンタエ
ージェントを配置し、このエージェントによってプリン
タの状態の管理や印刷ジョブの転送時刻の算定などを行
う。そして、各プリンタの中から各印刷ジョブに適切な
プリンタを臨機応変に選択することを可能にしている。
【0003】また、例えば特開平10−340166号
公報には、「印刷データ生成装置、印刷データ生成方
法、印刷装置および印刷システム」に関する技術(以
下、「第2の従来技術」と言う)が記載されている。こ
の第2の従来技術においては、印刷を行う前にホストコ
ンピュータ等から印刷装置に仮印刷要求を行うと、印刷
装置から受付情報が返される。さらに、返された受付情
報を示して印刷情報の取得を要求すると、未処理ジョブ
の総数や合計印刷ページ数などの情報を含む印刷処理情
報が返されてくる。ホストコンピュータは、この印刷処
理情報に基づいて印刷処理待ち時間が所定値以下の印刷
装置を選択する。これによって、ページ数に基づいた印
刷待ち時間予測が可能になる。
【0004】ところで、ページ記述言語などで記述され
た印刷ジョブの場合には、プリンタにおいて印刷ジョブ
をイメージデータに展開する必要があり、そのために要
する時間も印刷待ち時間予測の対象とする必要がある。
しかし、第1及び第2の従来技術においては、ページ記
述言語で記述された印刷ジョブをイメージデータに展開
する処理に対応する特段の構成を有していない。したが
って、このイメージデータの展開時間が印刷待ち時間の
予測を狂わせる原因になる。
【0005】そこで、このような印刷ジョブについても
対応可能としたものとして、例えば特開平10−240
459号公報に記載の印刷制御装置」に関する技術(以
下、「第3の従来技術」と言う)が挙げられる。この第
3の従来技術では、イメージデータを構成する写真や図
形、文字などのオブジェクト毎に処理速度を算出し、予
め処理速度統計情報として蓄積しておく。そして、この
ような情報を元に画像形成処理終了時間や印刷処理終了
時間を正確に予測し、納期に基づく印刷ジョブの品質管
理、構成作業要素を用いた印刷ジョブの管理と印刷ジョ
ブの転送速度予測、プリンタの選択および印刷ジョブの
順序制御を可能としている。
【0006】さらに、印刷ジョブ処理の効率化を図るた
めに、プリンタ等の状況に応じて印刷ジョブの内容に対
して変換処理等を行うものもある。例えば、特開平11
−110148号公報には、「印刷制御システム及び印
刷制御方法並びに印刷制御プログラムが記録された記録
媒体」に関する技術(以下、「第4の従来技術」と言
う)が記載されている。これは、プリンタ装置において
インターネット上のサーバから受信する画像データの受
信速度から受信時間を予測し、予測受信時間が所定のし
きい値に達しているか否かを判断する。そして、予測受
信時間がこのしきい値に達していない場合には、低解像
度のイメージデータを受信し直すなどの処理を行うもの
である。
【0007】しかし、プリンタ装置における印刷ジョブ
処理の効率化だけでは限界があるので、以下に述べる5
つの従来技術のように、プリンタ・ドライバやスプーラ
等において印刷ジョブに対して変換処理等を行い、印刷
ジョブ処理の効率化を図るものもある。まず、特開平9
−244822号公報には、「データ処理装置」に関す
る技術(以下、「第5の従来技術」と言う)が記載され
ている。この第5の従来技術では、ネットワーク上に設
けたフロントエンドプロセッサ(FEP)において、印
刷ジョブに対応するジョブノードをキュー管理し、各ジ
ョブノードに対応する印刷ジョブが転送されて印刷され
るまでの待ち時間を利用して、印刷ジョブのページ・デ
ータをまとめてファイル化する処理およびエラー処理を
行う。これによって、データ転送の効率化を可能にして
いる。
【0008】また、特開平10−293659号公報に
は、「データ処理装置および印刷制御装置およびデータ
処理装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出
し可能なプログラムを格納した記憶媒体」に関する技術
(以下、「第6の従来技術」と言う)が記載されてい
る。この第6の従来技術では、ホストにおけるデータ処
理負担に応じて、プリンタ・ドライバがデータ圧縮方法
を切り替える。例えばホストにおけるデータ処理負担が
重い場合には、ホストの処理負担の軽い方の圧縮方法を
選択する。これによって、負荷変動に対応したプリンタ
・ドライバにおける印刷データの圧縮処理を可能にして
いる。
【0009】さらに、特開平11−134121号公報
には、「印刷システムおよび印刷システムのデータ処理
方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを
格納した記憶媒体」に関する技術(以下、「第7の従来
技術」と言う)が記載されている。この第7の従来技術
では、印刷装置においてページ記述言語で記述された印
刷ジョブを第2の印刷データへの展開処理、つまりイメ
ージデータへの展開処理を行うとともに、それ並行し
て、データ処理装置のスプーラにおいても第2のデータ
への展開処理を必ず行う。そして、印刷装置でジャムが
発生した場合などでは、データ処理装置側における第2
の印刷データを用いて印刷処理を行う。これによって、
印刷装置の処理負担を軽減し、印刷処理を向上させるこ
とができる。
【0010】さらに、特開平11−143656号公報
には、「印刷システムおよび印刷システムのデータ処理
方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを
格納した記憶媒体」に関する技術(以下、「第8の従来
技術」と言う)が記載されている。この第8の従来技術
では、アプリケーションからの印刷要求に伴って生成さ
れる所定のページ記述言語データを、JAVA(登録商
標)などのデバイスに依存しないプログラミング言語で
記述される変換資源によってデバイスに依存する中間コ
ードまたは印刷装置が印刷可能なビットマップイメージ
データに変換する。これによって、最大スループットを
維持し、印刷処理を向上させることができる。
【0011】さらに、特開平11−203064号公報
には、「画像処理装置および方法およびプログラム記憶
媒体」に関する技術(以下、「第9の従来技術」と言
う)が記載されている。この第9の従来技術では、画像
データが外部装置へ転送される際に、画像データの転送
速度を検出し、この検出結果に基づいてホスト側でプリ
レンダリングを行う。これによって、転送レートに応じ
た動的なレンダリング処理が可能となる。
【0012】上述のように、プリンタを接続したネット
ワークにおいて、印刷ジョブ処理の効率化を図るための
様々な従来技術がある。そこで、第3の従来技術として
説明した印刷処理時間の予測技術を採用した上で、その
印刷待ち時間に第5ないし第9の従来技術として説明し
た印刷ジョブの内容に対する変換処理等の技術をいずれ
か1つまたは2つ以上を組み合わせて採用すれば、印刷
待ち時間を正確に予測した上でプリンタ・ドライバやス
プーラ等において印刷ジョブの内容に対して変換処理等
を行うことも可能となり、印刷処理をさらに効率化する
ことが可能になるようにも思われる。
【0013】ところが、以下に示すような問題が発生す
る。例えば、第3の従来技術と第7の従来技術を組み合
わせて採用し、プリンタにおける印刷処理時間を予測し
て、その予想に基づいてスプーラ等で印刷ジョブの内容
に変換処理を行うとする。この場合、印刷ジョブの内容
の変換処理はプリンタの印刷処理負担を軽減させるなど
のメリットを持つ反面、プリンタにおける印刷処理時間
を変動させるので、この変換処理の前になされた印刷処
理時間の予測を狂わせる要因になる。印刷待ち時間の予
測が正しくないということは、印刷ジョブの内容の変換
処理を行うか否かを判断するための基準が正しくないこ
とになってしまう。
【0014】また、第6の従来技術と第9の従来技術を
組み合わせて採用し、プリンタ・ドライバが印刷ジョブ
を圧縮処理した後に、スプーラがプリンタの印刷処理負
担に応じてその印刷ジョブを展開してレンダリング処理
を施し、生成されたビットマップデータを圧縮処理して
プリンタへ送信したとする。この場合、プリンタ・ドラ
イバで圧縮された印刷ジョブに対してスプーラで再度圧
縮処理を行うので、2重に圧縮処理が行われている。し
たがって、1つの印刷ジョブに対して施される処理の整
合性がとれておらず、また無駄な処理を行っていること
になる。さらに、印刷ジョブに対して変換処理を行うた
めにインストールされているモジュールも無駄になって
しまう。
【0015】したがって、上述の従来技術をそのまま組
み合わせて利用しても、相乗効果が得られないばかり
か、逆に有害な結果をもたらす場合すらあると言える。
さらに、上述のようなネットワークに複数のスプーラが
存在した場合、第1から第9までの従来技術では複数の
スプーラが連携して印刷ジョブを管理する構成を全く有
さないので、印刷処理の効率化が図れないという問題が
ある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、プリンタを接続したネット
ワークにおいて、印刷ジョブの内容に変換処理を加えて
も、印刷ジョブの印刷待ち時間を正確に予測し、印刷ジ
ョブに対して整合性のとれた処理を行うことが可能な印
刷処理装置及び印刷処理方法を提供することを目的とす
るものである。また、複数の印刷処理装置が存在するネ
ットワークにおいても、印刷の効率化を図ることが可能
な印刷処理装置及び印刷処理方法を提供することを目的
とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、印刷処理装置
及び印刷処理方法として、印刷ジョブの内容とともに必
要に応じて該印刷ジョブの内容に対する変換処理内容を
示す印刷ジョブ状態及び該印刷ジョブの内容を変換処理
する印刷処理資源を格納しておき、その印刷ジョブの内
容に対する変換処理内容を印刷ジョブ状態として管理す
るように構成している。これによって、印刷ジョブごと
に印刷ジョブの内容の変換処理の状態を管理でき、各印
刷ジョブに施された変換処理内容を踏まえて次段の処理
を行うことが可能になる。
【0018】また、プリンタにおける印刷処理時間を印
刷ジョブ状態に基づいて予測し、その予測結果に基づい
て印刷ジョブ内容変換判断手段で印刷ジョブの内容を変
換すべきか否かを判断するようにしている。これによっ
て、印刷ジョブの内容に対して施された変換処理を予測
材料として利用できるので、変換処理を施した印刷ジョ
ブの印刷処理待ち時間を正確に予測することが可能にな
る。
【0019】さらに、印刷ジョブ管理情報をプリンタ・
ドライバ手段もしくはプリンタまたは他の印刷処理装置
に対して公開し、逆に他の印刷処理装置に保持された印
刷ジョブ管理情報を参照するように構成し、また他の印
刷処理装置に印刷ジョブを送信可能に構成することがで
きる。これによって、2以上の印刷処理装置を設けたネ
ットワークにおいて、印刷ジョブ管理情報をプリンタ・
ドライバ手段、プリンタおよび印刷処理装置同士で共有
し、印刷ジョブの処理負担を印刷処理装置間で適切に配
分することが可能になる。
【0020】また、上述のように印刷ジョブの内容とそ
の印刷ジョブの内容を変換処理する印刷処理資源を一体
に管理するので、例えば印刷処理装置やプリンタなどが
それぞれすべての印刷処理資源を予め備えておく必要が
なく、不足している印刷処理資源や最新の印刷処理資源
が存在すれば、印刷ジョブや他の印刷処理装置等から取
得することができ、また取得した印刷処理資源を印刷ジ
ョブに設定することが可能である。また、各印刷ジョブ
の印刷ジョブ状態に応じた印刷処理資源を設定し、設定
された印刷処理資源を利用して変換処理を進めてゆくこ
とができる。もちろん、印刷処理資源が不要になれば削
除することもできる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の印刷処理装置の
第1の実施の形態を含むスプーラの一例を示すブロック
図、図2は、本発明の印刷処理装置の第1の実施の形態
を含むスプーラを接続したネットワーク構成の一例を示
すブロック図である。図中、11はスプーラ、12は制
御部、13は印刷ジョブ送受信部、14は印刷ジョブ記
憶部、15は印刷ジョブ状態管理部、16は印刷処理時
間予測部、17は印刷ジョブ内容変換判断部、18は印
刷ジョブ処理部、19は印刷ジョブ管理情報公開部、2
0は印刷ジョブ管理情報参照部、21は印刷処理資源設
定部、22は印刷処理資源取得部、23は印刷処理資源
利用部、24は印刷処理資源削除部、25は内部バス、
26はネットワーク、27はスプーラ、28,29はプ
リンタ・ドライバ、30,31はプリンタ、32はプリ
ント・サーバ、33,34はクライアントである。
【0022】まず、図2に示すスプーラ11を含むネッ
トワークの構成について説明する。本発明の印刷処理装
置の第1の実施の形態を含むスプーラ11は、ネットワ
ーク26に接続されたプリント・サーバ32に設けられ
ている。また、ネットワーク26には、プリンタ・ドラ
イバ28を設けたクライアント33、スプーラ27及び
プリンタドライバ29を設けたクライアント34、さら
にプリンタ30,31などが接続されている。このよう
な構成において、印刷ジョブは、矢印A,Bで示すよう
に、プリンタ・ドライバ28,29からスプーラ11へ
送信され、スプーラ11でスプーリングされる。また、
スプーラ11でスプーリングされた印刷ジョブは、矢印
C,Dで示すように、適宜プリンタ30,31へ送信さ
れ、プリンタ30,31で印刷処理される。さらに、矢
印Eで示すように、印刷ジョブがスプーラ11からスプ
ーラ27へ送信される場合もある。もちろん、スプーラ
27においても同様の処理が行われる。なお、スプーラ
11は、プリント・サーバ以外のサーバに設けてもよ
く、クライアントに設けてもよい。また、ネットワーク
26に接続するサーバの設置台数は1台数に限られるも
のではなく、2台以上設けることもでき、さらにクライ
アントにスプーラを構成した場合、サーバは全く設けな
くてもよい。さらに、プリント・サーバの他に、例えば
ファイルサーバなどの各種サーバや、クライアントを1
台または3台以上接続することもできる。くわえて、同
一サーバ内にスプーラとプリンタ・ドライバとを同時に
設けてもよい。
【0023】スプーラ11は、制御部12、印刷ジョブ
送受信部13、印刷ジョブ記憶部14、印刷ジョブ状態
管理部15、印刷処理時間予測部16、印刷ジョブ内容
変換判断部17、印刷ジョブ処理部18、印刷ジョブ管
理情報公開部19、印刷ジョブ管理情報参照部20、印
刷処理資源設定部21、印刷処理資源取得部22、印刷
処理資源利用部23、印刷処理資源削除部24および内
部バス25から構成されており、印刷ジョブ送受信部1
3、印刷ジョブ管理情報公開部19および印刷ジョブ管
理情報参照部20を介してネットワーク26に接続され
ている。
【0024】制御部12は、CPUおよびキャッシュメ
モリなどから構成される。印刷ジョブ送受信部13、印
刷ジョブ記憶部14、印刷ジョブ状態管理部15、印刷
処理時間予測部16、印刷ジョブ内容変換判断部17、
印刷ジョブ処理部18、印刷ジョブ管理情報公開部1
9、印刷ジョブ管理情報参照部20、印刷処理資源設定
部21、印刷処理資源取得部22、印刷処理資源利用部
23および印刷処理資源削除部24の各部を制御し、印
刷ジョブのスプーリング処理などを実現する。
【0025】印刷ジョブ送受信部13は、ネットワーク
26に接続され、ネットワーク26に接続された他の装
置との間において印刷ジョブの送受信などを行う。図3
は、印刷ジョブ送受信部の構成例を示すブロック図であ
る。図中、35はネットワーク制御部、36はタイマ、
37は受信バッファ、38は送信バッファ、39は記憶
部である。印刷ジョブ送受信部13は、ネットワーク制
御部35、タイマ36、受信バッファ37、送信バッフ
ァ38及び記憶部39などから構成される。印刷ジョブ
送受信部13は、プリンタ・ドライバ28,29や他の
スプーラ27を監視し、プリンタ・ドライバ28,29
やスプーラ27から送信された印刷ジョブを受信し、受
信バッファ37を介して印刷ジョブ記憶部14に転送す
る。プリンタ・ドライバ28,29およびスプーラ27
の監視は、例えばタイマ36によって測定される所定の
時間間隔ごとに行うことができる。また、印刷ジョブ記
憶部14から印刷ジョブを受け取ると、受け取った印刷
ジョブを送信バッファ38を介してスプーラ27やプリ
ンタ30,31へ送信する。さらに、印刷ジョブの送受
信の履歴データを記憶部39に格納しておくことによ
り、印刷ジョブの送受信の履歴データを管理することが
できる。なお、印刷ジョブの送受信の履歴データとして
は、印刷ジョブの受信元データあるいは送信先データ、
および印刷ジョブに対する識別番号などのデータを含め
ておくことができる。
【0026】印刷ジョブ記憶部14は、一般的な記憶装
置から構成され、印刷ジョブ送受信部13によって受信
された印刷ジョブを格納する。図4は、印刷ジョブ記憶
部に格納された印刷ジョブのデータ構造の一例を示す説
明図である。図中、41は印刷ジョブ内容、51〜5m
は印刷ジョブ状態、61〜6nは印刷処理資源である。
図4に示すように、印刷ジョブ記憶部14に格納された
印刷ジョブは、印刷ジョブ記憶部14において、印刷ジ
ョブ内容41、印刷ジョブ状態51〜5m、および印刷
処理資源61〜6nのデータ構造を持つ。なお、印刷ジ
ョブ状態51〜5mおよび印刷処理資源61〜6nの個
数は、印刷ジョブにこれらが存在してない場合もあるの
で、0個以上となる。印刷ジョブ内容41は、図形の描
画命令や描画命令に対して変換処理を施した結果のデー
タなどの印刷ジョブの内容が含まれる。印刷ジョブ状態
51〜5mは、印刷ジョブの内容の統計情報などが設定
される。印刷処理資源61〜6nは、ページ記述言語を
解析する実行モジュールとしてのページ記述言語解析処
理モジュールや、パス構築、直線描画、円描画など行う
実行モジュールとしてのグラフィックス処理モジュール
である。さらに、JPEG方式による画像データの圧縮
展開やJBIG方式による画像データの圧縮展開などを
行う実行モジュールとしての画像圧縮展開モジュール、
ビットマップ・フォント、あるいはアウトライン・フォ
ントのデータを処理する実行モジュールとしてのフォン
ト処理モジュールなども含む。このように本発明では、
印刷ジョブとして、印刷ジョブ内容41とともに、必要
に応じて印刷ジョブ状態51〜5mおよび印刷処理資源
61〜6nを対応づけて印刷ジョブ記憶部14に格納し
ている。
【0027】印刷ジョブ状態管理部15は、印刷ジョブ
記憶部14に保持されている印刷ジョブ状態51〜5m
を管理する。図5は、印刷ジョブ状態管理部の構成の一
例を示す説明図である。図中、71は印刷ジョブ状態制
御部、81〜8pは印刷ジョブ状態レジスタである。図
5に示すように、印刷ジョブ状態管理部15は、印刷ジ
ョブ状態制御部71、および印刷ジョブ状態を保持する
複数の印刷ジョブ状態レジスタ81〜8pで構成されて
いる。印刷ジョブ状態制御部71は、印刷ジョブ記憶部
14の印刷ジョブを参照し、印刷ジョブに印刷ジョブ状
態51〜5mが設定されている場合には、印刷ジョブ状
態51〜5mの設定内容を取得して印刷ジョブ状態レジ
スタ81〜8pに所定の値を設定する。また、印刷ジョ
ブに印刷ジョブ状態51〜5mが設定されてない場合に
は、印刷ジョブの内容を解釈し、印刷ジョブ状態を印刷
ジョブ状態レジスタ81〜8pに設定する。具体的に
は、例えば印刷ジョブ状態制御部71が印刷ジョブ内容
41を解釈して、印刷ジョブ内容41がページ記述言語
である場合、パス構築命令や塗りつぶし命令など各命令
の種類ごとの出現回数などの値を印刷ジョブ状態レジス
タ81〜8pに設定する。さらに、印刷ジョブ状態制御
部71は、印刷ジョブ状態レジスタ81〜8pの値を印
刷ジョブ記憶部14の対応する印刷ジョブの印刷ジョブ
状態51〜5mに設定する。また、印刷ジョブから印刷
ジョブ状態の値を削除することもできる。さらに、印刷
ジョブ処理部18から、印刷ジョブの内容に対するレン
ダリング処理や圧縮処理などの変換処理を行った旨の通
知を受けた場合には、この変換処理内容を印刷ジョブ状
態レジスタ81〜8pに設定する。
【0028】印刷処理時間予測部16は、各印刷ジョブ
に対して、それぞれのスプーラやプリンタなどにおける
印刷処理時間の予測を行う。図6は、印刷処理時間予測
部の構成の一例を示す説明図である。図中、91は印刷
処理時間予測制御部、92はスプーラ属性情報テーブ
ル、93はプリンタ属性情報テーブル、94は予測印刷
処理時間テーブル、95は記憶部である。図6に示すよ
うに、印刷処理時間予測部16は、一般的なCPUとキ
ャッシュメモリからなる印刷処理時間予測制御部91
と、一般的な記憶装置からなる記憶部95で構成され
る。印刷処理時間予測制御部91は、各印刷ジョブに対
して、印刷ジョブ状態管理部15における印刷ジョブ状
態レジスタ81〜8pの値、スプーラ属性情報テーブル
92およびプリンタ属性情報テーブル93を参照して、
スプーラ27あるいはプリンタ30,31を利用した場
合における印刷処理時間の予測値をそれぞれ算出し、そ
の予測された印刷処理時間を予測印刷処理時間テーブル
94に記録する。なお、各印刷ジョブに対する印刷処理
時間の具体的な予測方法については後述する。
【0029】記憶部95には、スプーラ属性情報テーブ
ル92、プリンタ属性情報テーブル93および予測印刷
処理時間テーブル94が設けられている。スプーラ属性
情報テーブル92は、他のスプーラ27の処理能力など
を保持する。図7は、スプーラ属性情報テーブルのデー
タ構造の一例を示す説明図である。図中、101はスプ
ーラ識別番号、102はスプーラ名、103はスプーラ
IPアドレス、104はCPU処理速度、105はスプ
ーラ負荷状態、106は印刷処理資源フラグ、107は
利用可能なデータ型、108はクライアント情報、10
9はプリンタ情報、110は入力ポート状態、111は
出力ポート状態である。図7に示すように、スプーラ属
性情報テーブル92は、スプーラ識別番号101、スプ
ーラ名102、スプーラIPアドレス103、CPU処
理速度104、スプーラ負荷状態105、印刷処理資源
フラグ106、利用可能なデータ型107、クライアン
ト情報108、プリンタ情報109、入力ポート状態1
10、出力ポート状態111を表現するデータから構成
される。スプーラ識別番号101は、ネットワークに接
続されたスプーラを識別するための番号である。スプー
ラ名102は、スプーラに対する名称である。スプーラ
IPアドレス103は、スプーラに割り当てられたイン
ターネット・プロトコルに対応したアドレスである。C
PU処理速度104は、スプーラの処理が実行されるハ
ードウェアのCPU処理速度である。スプーラ負荷状態
105は、スプーラの負荷状態を示す。印刷処理資源フ
ラグ106は、スプーラにおいて利用可能な印刷処理資
源に関する情報を示す。利用可能なデータ型107は、
印刷ジョブの内容に対するデータ型である。クライアン
ト情報108は、印刷ジョブの送信元に対する情報であ
る。プリンタ情報109は、スプーラに接続されている
プリンタの情報である。入力ポート状態110は、主に
印刷ジョブ送受信部13の受信バッファ37に対する状
態を保持する。出力ポート状態111は、主に印刷ジョ
ブ送受信部3の送信バッファ38に対する状態を保持す
る。
【0030】プリンタ属性情報テーブル93は、プリン
タ30,31の利用可能な用紙などの各プリンタに固有
な情報を保持する。図8は、プリンタ属性情報テーブル
のデータ構造の一例を示す説明図である。図中、121
はプリンタ識別番号、122はプリンタ名、123はプ
リンタIPアドレス、124はASIC処理速度、12
5は受信バッファ容量、126は印刷処理資源フラグ、
127は利用可能なデータ型、128は受信モード、1
29は印刷処理エンジン情報、130はポート情報、1
31はプリンタ状態である。図8に示すように、プリン
タ属性情報テーブル93は、プリンタ識別番号121、
プリンタ名122、プリンタIPアドレス123、AS
IC処理速度124、受信バッファ容量125、印刷処
理資源フラグ126、利用可能なデータ型127、受信
モード128、印刷処理エンジン情報129、ポート状
態130、プリンタ状態131を表現するデータから構
成される。プリンタ識別番号121は、ネットワークに
接続されたプリンタを識別するための番号である。プリ
ンタ名122は、プリンタに対する名称である。プリン
タIPアドレス123は、プリンタに割り当てられたイ
ンターネット・プロトコルに対応したアドレスである。
ASIC処理速度124は、プリンタ30,31におい
て印刷処理に利用されるASIC(Applicati
on Specified IC)の処理速度である。
受信バッファ容量125は、プリンタの受信バッファの
容量である。印刷処理資源フラグ126は、プリンタ3
0,31において利用可能な印刷処理資源に関する情報
を示す。利用可能なデータ型127は、印刷ジョブの内
容に対するデータ型である。受信モード128は、プリ
ンタの受信モードに関する情報である。印刷処理エンジ
ン情報129は、いわゆる印刷処理エンジンの解像度や
処理速度などのデータである。ポート状態130は、プ
リンタ30,31を接続したネットワーク26の状態を
示す。プリンタ状態131は、プリンタのエラーなどの
状態を示す。
【0031】予測印刷処理時間テーブル94は、予測し
た印刷処理時間を記録する。図9は、予測印刷処理時間
テーブルのデータ構造の一例を示す説明図である。図
中、141はテーブル識別番号、142は印刷ジョブ識
別番号、143はスプーラ識別番号、144はプリンタ
識別番号、145はデータ型、146は印刷ジョブ状
態、147は適用印刷処理資源情報、148は予測印刷
処理時間、149は予測印刷待ち時間、150は印刷ジ
ョブ内容変換判断結果である。図9に示すように、予測
印刷処理時間テーブル94は、テーブル識別番号14
1、印刷ジョブ識別番号142、スプーラ識別番号14
3、プリンタ識別番号144、データ型145、印刷ジ
ョブ状態146、適用印刷処理資源情報147、予測印
刷処理時間148、予測印刷待ち時間149、印刷ジョ
ブ内容変換判断結果150を表現するデータから構成さ
れる。テーブル識別番号141は、各予測印刷処理時間
テーブル94に対する識別番号である。そして、印刷ジ
ョブ識別番号142で示されている印刷ジョブを、スプ
ーラ識別番号143で示されるスプーラあるいはプリン
タ識別番号144で示されるプリンタにおいて、適用印
刷処理資源情報147で示された印刷処理資源による変
換処理を行う場合の予測された印刷処理時間を予測印刷
処理時間148として記録する。すなわち、1つの印刷
ジョブについて、変換処理を実行可能なそれぞれのスプ
ーラやプリンタごとに印刷処理時間を予測して、この予
測印刷処理時間テーブル94が作成される。なお、適用
印刷処理資源情報147は、印刷処理時間の予測に際し
て仮定された印刷処理資源についてのデータを示す。ま
た、予測印刷待ち時間149および印刷ジョブ内容変換
判断結果150のデータは、印刷ジョブ内容変換判断部
17によって利用される。この予測印刷処理時間テーブ
ル94中のスプーラ11におけるデータは、印刷ジョブ
管理情報として、例えば印刷ジョブ管理情報公開部19
で公開するなどして利用される。
【0032】図1に戻って、印刷ジョブ内容変換判断部
17は、一般的なCPUから構成され、印刷処理時間予
測部16で予測された印刷処理時間に基づいて、印刷ジ
ョブの待ち時間を予測し、その予測された待ち時間を印
刷処理時間予測部16中の予測印刷処理時間テーブル9
4に予測印刷待ち時間149として記録する。また、印
刷ジョブ内容変換判断部17は、この印刷待ち時間が自
己または他のスプーラまたはプリンタで印刷ジョブの変
換をする時間より長いか否かの判断を行い、その判断結
果を当該予測印刷処理時間テーブル94に印刷ジョブ内
容変換判断結果150として記録する。なお、各印刷ジ
ョブに対する待ち時間の予測方法および印刷ジョブ内容
変換判断方法については後述する。
【0033】印刷ジョブ処理部18は、一般的なCPU
と一般的な記憶装置で構成され、印刷ジョブ内容変換判
断部17の判断結果に基づいて印刷処理を行う。自己の
スプーラにおいて印刷ジョブの内容を変換する場合に
は、印刷処理資源利用部23、あるいは印刷ジョブ自体
に設定されている印刷処理資源を用いて、印刷ジョブの
展開などの変換処理を行う。印刷処理資源利用部23、
あるいは印刷ジョブ自体に印刷処理資源が設定されてい
ない印刷処理モジュールが必要であれば、スプーラ11
において事前に保持していた印刷処理モジュールを用い
て印刷ジョブの内容の変換処理を行うことができる。さ
らに、印刷ジョブの変換内容を印刷ジョブ状態管理部1
5に通知する。
【0034】印刷ジョブ管理情報公開部19は、一般的
なCPU、一般的な記憶装置およびネットワーク制御装
置で構成され、ネットワーク26に接続されている。ま
た、印刷処理時間予測部16の予測印刷処理時間テーブ
ル94のデータを参照してスプーラ11における印刷ジ
ョブ管理情報、すなわちスプーラ11における印刷ジョ
ブの総数、各印刷ジョブ状態、各印刷ジョブの印刷処理
予測時間などのデータを複製し、複製したデータをスプ
ーラ27あるいはプリンタ・ドライバ28,29に対し
て公開する。
【0035】印刷ジョブ管理情報参照部20は、一般的
なCPU、一般的な記憶装置およびネットワーク制御装
置で構成される。また、スプーラ27における印刷ジョ
ブ管理情報を取得して保持する。また、スプーラ27の
負荷状態のデータに基づいて印刷処理時間予測部16の
スプーラ属性情報テーブル92におけるスプール負荷状
態105の値を更新する。
【0036】印刷処理資源設定部21は、一般的なCP
Uと一般的な記憶装置で構成され、スプーラ27あるい
はプリンタ30,31が印刷処理資源を必要とする場
合、印刷ジョブ状態に基づいて、印刷ジョブに印刷処理
資源を設定することができる。
【0037】印刷処理資源取得部22は、一般的なCP
Uと一般的な記憶装置で構成され、スプーラ27あるい
はプリンタ・ドライバ28,29の印刷処理資源設定部
によって印刷ジョブに設定された印刷処理資源を印刷ジ
ョブから取り出し、印刷処理資源利用部23に引き渡
す。
【0038】印刷処理資源利用部23は、一般的なCP
Uと一般的な記憶装置で構成され、印刷処理資源取得部
22から印刷処理資源を受け取り、印刷ジョブ状態から
得られた情報に基づいてレンダリング等の変換処理を印
刷ジョブの内容に対して行う。
【0039】印刷処理資源削除部24は、一般的なCP
Uと一般的な記憶装置で構成され、印刷ジョブ状態レジ
スタ81〜8pの値を参照して、当該印刷ジョブの印刷
処理資源が不要である場合には、その印刷ジョブから印
刷処理資源設定部21によって設定された印刷処理資源
を削除する。例えば印刷ジョブ処理部18において印刷
ジョブの内容に対して構文解析処理を行ったことによっ
て、当該印刷ジョブに設定されたページ記述言語の構文
解析モジュールが不要となった場合などが挙げられる。
この場合には、印刷処理資源削除部24は、印刷ジョブ
に設定されているページ記述言語の構文解析モジュール
の印刷処理資源を削除する。
【0040】上述の印刷処理資源設定部21、印刷処理
資源取得部22、印刷処理資源利用部23、印刷処理資
源削除部24などによって、例えばスプーラ11に存在
しない印刷処理資源についても利用可能になり、システ
ム全体で印刷処理資源を共有することができるようにな
る。そのため、スプーラ11はすべての印刷処理資源を
常に保持している必要がなくなる。また、印刷処理資源
は印刷ジョブの一部としても供給され、例えばアップデ
ートされた印刷処理資源をすぐに利用可能であるなどの
利点を有している。
【0041】内部バス25は、制御バスおよびデータバ
スから構成され、制御部12、印刷ジョブ送受信部1
3、印刷ジョブ記憶部14、印刷ジョブ状態管理部1
5、印刷処理時間予測部16、印刷ジョブ内容変換判断
部17、印刷ジョブ処理部18、印刷ジョブ管理情報公
開部19、印刷ジョブ管理情報参照部20、印刷処理資
源設定部21、印刷処理資源取得部22、印刷処理資源
利用部23、印刷処理資源削除部24を相互に接続し、
制御信号あるいはデータを伝送する。
【0042】次に、印刷処理時間予測部16における各
印刷ジョブに対する印刷処理時間の予測方法について、
具体例を用いながら説明する。なお、プリンタ・ドライ
バ28,29、スプーラ11,27およびプリンタ30
の仕様及び印刷処理状況については、以下の通りとす
る。すなわち、プリンタ・ドライバ28,29は、ペー
ジ記述言語により記述されたファイル(以下、PDLフ
ァイルと言う)を出力する。また、スプーラ11は、P
DLファイルをディスプレイ・リストで表現されたファ
イル(以下、中間ファイルと言う)に変換する印刷処理
資源、PDLファイルをビットマップの画像形式で表現
されたファイル(以下、ビットマップ・ファイルと言
う)に変換する印刷処理資源、中間ファイルをビットマ
ップ・ファイルに変換する印刷処理資源などを有する。
ハードウェアとして、スプーラ11は、500MHzの
CPUを持つハードウェアで動作する。また、スプーラ
27は、1GHzのCPUを持つハードウェアで動作す
る。
【0043】また、スプーラ11は3つの印刷ジョブを
保持中であり、これに対してスプーラ27は印刷ジョブ
を保持してないものとする。なお、スプーラ11に保持
された3つの印刷ジョブは、印刷ジョブA、印刷ジョブ
Bおよび印刷ジョブCであるものとする。また、プリン
タ30は、PDLファイル、中間ファイル、ビットマッ
プ・ファイルの3種類のファイルを印刷処理可能である
とする。
【0044】さらに、プリンタ30は、スプーラ11か
ら印刷ジョブDを受信した直後であるものとする。ま
た、スプーラ11は、印刷ジョブDの印刷ジョブ状態か
ら、プリンタ30において35秒の印刷処理時間を要す
ると予測していたものとする。スプーラ11の印刷ジョ
ブ状態管理部15は、印刷ジョブA、印刷ジョブBおよ
び印刷ジョブCの内容を解析し、各印刷ジョブに包含さ
れる描画命令(例えば、PDLファイルがPostSc
riptファイルである場合、movetoオペレータ
あるいはlinetoオペレータなど)を計数し、描画
命令の種類(例えば、PDLファイルがPostScr
iptファイルである場合、linetoオペレータな
どいわゆるパス構築命令、imageオペレータなど画
像処理命令)ごとに統計をとり、そのデータを各印刷ジ
ョブの印刷ジョブ状態として保持しているとする。ま
た、印刷ジョブA、印刷ジョブB、印刷ジョブCはそれ
ぞれ150億個、200億個、750億個の描画命令で
構成されているとする。
【0045】以上の前提において、印刷処理時間予測部
16は、まず、各印刷ジョブの印刷ジョブ状態を参照
し、各印刷ジョブの描画命令の種類とその命令の種類ご
との個数を特定する。続いて、印刷処理時間予測部16
の印刷処理時間予測制御部91は、スプーラ属性情報テ
ーブル92のデータを参照することによって、スプーラ
11とスプーラ27のCPU処理速度と利用可能な印刷
処理資源の種類を特定する。さらに、印刷処理時間予測
部16は、印刷ジョブの命令の種類と個数および各スプ
ーラにおけるCPU処理速度から各スプーラにおける各
印刷ジョブの印刷処理資源に対する予測印刷処理時間を
算出する。なお、特定のCPU処理速度におけるある印
刷処理資源に対する処理時間、例えば500MHzのC
PUにおける1個のlinetoオペレータなどの描画
命令の処理時間は、後述するスプーラ11の初期化処理
において測定あるいは計算されており、予め印刷処理時
間予測制御部91で利用可能な状態になっているものと
する。
【0046】そして、印刷処理時間予測部16は、例え
ば 予測印刷処理時間=Σi(印刷ジョブ状態iの個数×1秒あたりの印刷処理 資源iの処理時間×CPU処理速度) …(1) によって印刷時間を予測する。なお、印刷ジョブ状態i
は、i番目の印刷ジョブ状態すなわち描画命令を示し、
印刷処理資源iは、印刷ジョブ状態iに対応する印刷処
理資源を示す。
【0047】例えば各印刷ジョブの印刷ジョブ状態に対
応する印刷処理資源を処理するのにいずれも2ナノ秒を
要する場合には、式(1)により、印刷ジョブA、印刷
ジョブB、印刷ジョブCに対して、スプーラ11ではそ
れぞれ30秒、40秒、150秒の処理時間、スプーラ
27ではそれぞれ15秒、20秒、75秒の処理時間を
要すると予測される。なお、これらの値は、それぞれ予
測印刷処理時間テーブル94に記録される。
【0048】続いて、印刷ジョブ内容変換判断部17に
おける各印刷ジョブに対する待ち時間の予測方法および
印刷ジョブ内容変換判断方法について、やはり上述の具
体例を用いながら説明する。印刷ジョブ記憶部14にお
いて保持されている印刷ジョブが前述の印刷ジョブA、
印刷ジョブBおよび印刷ジョブCである場合、各印刷ジ
ョブのスプーラ11における印刷待ち時間は、 予測印刷待ち時間=Σj(先行する印刷ジョブjの予測印刷処理時間) … (2) で予測される。
【0049】そこで、印刷ジョブ記憶部14において印
刷ジョブが印刷ジョブA、印刷ジョブB、印刷ジョブC
の順番で保持されていたとすると、印刷ジョブ内容変換
判断部17は、スプーラ11における各印刷ジョブの待
ち時間をそれぞれ、35秒、65秒、105秒と予測で
きる。これらの値は、予測印刷処理時間テーブル94に
格納される。なお、印刷ジョブAに対する予測印刷待ち
時間は、これに先行する印刷ジョブがないので、プリン
タ30における予測印刷処理時間をこれに対応させる。
【0050】プリンタ30における印刷処理時間は、印
刷ジョブ送受信部13における印刷ジョブの送信履歴、
印刷処理時間予測部16におけるプリンタ属性情報テー
ブル93および予測印刷処理時間テーブル94を参照す
ることによって予測することができる。ここでは、説明
を簡単にするために、プリンタ30において各印刷ジョ
ブを処理するために、スプーラ11における予測印刷処
理時間よりも時間を要する、つまり、プリンタ30は印
刷ジョブDを35秒で処理するものとする。また、印刷
ジョブ内容変換判断部17は、スプーラ27における各
印刷ジョブの待ち時間をそれぞれ、35秒、50秒、7
0秒と予測できる。また、これらの値も予測印刷処理時
間テーブル94に格納される。なお、プリンタ31は印
刷処理に長い時間、例えば300秒以上を要する印刷ジ
ョブEを処理中であると仮定し、以下の各印刷ジョブに
対する待ち時間の予測方法および印刷ジョブ内容変更方
法の説明から、プリンタ31についての説明は省略する
【0051】そこで、印刷ジョブ内容変換判断部17
は、予測印刷処理時間テーブル94の予測印刷処理時間
148と予測印刷待ち時間149を参照する。そして、
印刷ジョブAについては、スプーラ11における予測印
刷処理時間と予測印刷待ち時間がそれぞれ30秒と35
秒、スプーラ27における予測印刷処理時間と予測印刷
待ち時間がそれぞれ15秒と35秒であることを特定す
る。そこで、これらの値の大小を比較し、予測処理時間
がいずれのスプーラにおいても予測印刷待ち時間より短
いことから、スプーラ11および他のスプーラ27にお
いて印刷処理内容変換可能と判断される。この判断結果
として、印刷処理内容変換可能であることを示す値を印
刷ジョブ内容変換判断結果150の値とする。
【0052】また、印刷ジョブBについては、スプーラ
11における予測印刷処理時間と予測印刷待ち時間がそ
れぞれ40秒と65秒、スプーラ27における予測印刷
処理時間と予測印刷待ち時間がそれぞれ20秒と50秒
であることを特定する。さらに、印刷ジョブAおよび印
刷ジョブBについてスプーラ11またはスプーラ27に
おいてジョブ内容を変換した場合の予測印刷処理時間と
予測印刷待ち時間を特定し、印刷処理の内容を変換可能
か否かをそれらの値の大小を比較することによって判断
する。つまり、スプーラ11において印刷ジョブAおよ
び印刷ジョブB共に印刷ジョブの内容を変換する場合に
は、印刷処理時間は70秒となり、スプーラ11におい
て印刷ジョブAおよび印刷ジョブBの印刷ジョブの内容
を変換しない場合における印刷ジョブBの予測待ち時間
65秒よりも大きな値となる。したがって、スプーラ1
1において印刷ジョブAおよび印刷ジョブBの両方を印
刷処理することは得策ではない。そこで、これら両方を
印刷処理することができない旨を予測印刷処理時間テー
ブル94に記録する。
【0053】さらに、各スプーラにおいて、各印刷ジョ
ブに対する印刷処理の内容を変換した場合の予測印刷処
理時間と予測印刷待ち時間を同じ方法で特定し、それぞ
れのスプーラにおいて印刷処理内容変換が可能か否か判
断して行く。例えば、印刷ジョブAをスプーラ11にお
いて変換した場合、印刷ジョブBに対する印刷待ち時間
は65秒となり、くわえて、印刷ジョブBをスプーラ2
7において変換した場合、印刷ジョブCに対する印刷待
ち時間はスプーラ11においては65秒、スプーラ27
においては55秒となる。そして、これらを予測印刷処
理時間とその大小を比較して行けばよい。
【0054】図10は、本発明の印刷処理装置の第1の
実施の形態を含むスプーラにおける印刷ジョブの処理手
順の一例を示すフローチャートである。まずS171に
おいて、制御部12が印刷ジョブ送受信部13や印刷ジ
ョブ記憶部14などのスプーラ11の各部の内部状態を
初期化する。すなわち、この初期化処理において、印刷
ジョブ送受信部13のネットワーク制御部35が受信バ
ッファ37、送信バッファ38および記憶部39を初期
化する。また、制御部12が印刷ジョブ記憶部14を初
期化する。さらに、印刷ジョブ状態管理部15の印刷ジ
ョブ状態制御部71が印刷ジョブ状態レジスタ81〜8
pを初期化する。くわえて、印刷処理時間予測部16の
印刷処理時間予測制御部91がスプーラ属性情報テーブ
ル92、プリンタ属性情報テーブル93および予測印刷
処理時間テーブル94を初期化する。ここで、プリンタ
属性情報テーブル93のプリンタ名122などのデータ
は、既定値または利用者によって入力された値あるいは
ネットワークを介してプリンタ30,31から直接もし
くは間接的に取得した値をテーブルの初期値として設定
する。
【0055】さらに、印刷ジョブ管理情報公開部19が
印刷処理時間予測部16の予測印刷処理時間テーブル9
4のデータを参照して印刷ジョブ管理情報を生成し、ネ
ットワーク26を介してプリンタ・ドライバ28,2
9、スプーラ27およびプリンタ30,31に対して当
該印刷ジョブ管理情報を公開する。また、印刷ジョブ管
理情報参照部20がネットワーク26を介してスプーラ
27の印刷ジョブ管理情報を参照し、印刷処理時間予測
部16の印刷処理時間予測制御部91に対してスプーラ
属性情報テーブル92のデータを更新すべきことを通知
する。このとき、印刷処理時間予測制御部91は、この
通知に対応してスプーラ属性情報テーブル92のデータ
を更新する。これらの処理により、スプーラ11と他の
スプーラ27などが印刷ジョブ管理情報を相互に利用す
ることが可能になる。
【0056】次に、S172において、印刷ジョブ送受
信部13はプリンタ・ドライバ28,29およびスプー
ラ27を監視し、スプーラ11で印刷ジョブが受信可能
な場合には、プリンタ・ドライバ28,29およびスプ
ーラ27から送信された印刷ジョブを受信する。また、
印刷ジョブ送受信部13は、プリンタ30,31および
スプーラ27を監視し、スプーラ11からこれらへ印刷
ジョブが送信可能な場合には、印刷ジョブをスプーラ2
7またはプリンタ30,31のいずれかへ送信する。
【0057】なお、印刷ジョブ送受信部13は、S17
2の処理にかかわらず、タイマ36によって測定される
時刻に従って既定の時間間隔ごとに、プリンタ・ドライ
バ28,29およびスプーラ27を監視している。そし
て、そのときにスプーラ11が印刷ジョブを受信可能な
状態であれば、プリンタ・ドライバ28,29または他
のスプーラ27から送信された印刷ジョブを受信する。
また同様に、既定の時間間隔ごとにプリンタ30,31
およびスプーラ27を監視し、印刷ジョブを送信可能な
場合には、印刷ジョブを他のスプーラ27またはプリン
タ30,31へ送信する。また、以上のようないわゆる
ポーリング方式ではなく、いわゆる非同期方式で印刷ジ
ョブを送受信するように構成することもできる。
【0058】次に、S173において印刷ジョブ状態管
理部15が印刷ジョブ記憶部14において保持されてい
る印刷ジョブを参照して、印刷ジョブに印刷ジョブ状態
が設定されているか否かを判断する。印刷ジョブに印刷
ジョブ状態が設定されている場合には、S174におい
て、印刷ジョブ状態管理部15がその内容に応じて印刷
ジョブ状態レジスタ81〜8pの値を設定し、印刷ジョ
ブ状態を印刷ジョブに設定してS175に進む。また、
S173で印刷ジョブに印刷ジョブ状態が設定されてな
い場合には、S181において、印刷ジョブ状態管理部
15が印刷処理資源利用部23の印刷処理資源を利用し
て、あるいはスプーラ11において印刷処理として事前
に用意している印刷処理モジュールを利用して、印刷ジ
ョブの内容を解釈する。そして、この解釈によって得ら
れた印刷ジョブ状態を印刷ジョブ状態レジスタ81〜8
pに設定してS175に進む。したがって、S174ま
たはS181の処理を終えた段階で、各印刷ジョブに印
刷ジョブ状態が設定された状態となる。
【0059】次に、S175において、印刷処理時間予
測部16が印刷ジョブ状態管理部15の印刷状態レジス
タ81〜8pや、スプーラ27の印刷ジョブ管理情報、
およびスプーラ27の属性情報であるスプーラ属性情報
テーブル92のデータ、さらにプリンタ30,31の属
性情報であるプリンタ属性情報テーブル93のデータ、
ならびに印刷ジョブの送信履歴に基づいて、スプーラ1
1とスプーラ27のCPU処理速度と利用可能な印刷処
理資源の種類を特定する。そして、印刷処理時間予測部
16が各印刷ジョブの命令の種類と個数ならびにスプー
ラ11およびスプーラ27のCPU処理速度から各スプ
ーラにおける各印刷ジョブの印刷処理資源に対する予測
印刷処理時間を算出し、その予測印刷処理時間を予測印
刷処理時間テーブル94の予測印刷処理時間148に記
録する。予測印刷時間の算出については、具体例を用い
て上述したようにして行うことができる。なお、印刷ジ
ョブの送信履歴についての情報は、印刷ジョブ送受信部
13から取得する。また、スプーラ27の印刷ジョブ管
理情報は、印刷ジョブ管理情報参照部20から取得す
る。
【0060】さらにS176において、印刷印刷処理時
間予測部16は、スプーラ11の印刷ジョブ管理情報お
よびスプーラ27の印刷ジョブ管理情報、ならびにスプ
ーラ27の属性情報あるいはプリンタ30,31の属性
情報、および印刷ジョブの送信履歴に基づいて各印刷ジ
ョブの待ち時間を予測する。そして、その予測した待ち
時間を予測印刷処理時間テーブル94における予測印刷
待ち時間149として記録する。この予測印刷待ち時間
の算出についても、具体例を用いて上述したようにして
行うことができる。
【0061】S177において、印刷ジョブ内容変換判
断部17が予測印刷処理時間テーブル94における予測
印刷処理時間148の値と予測印刷待ち時間149の値
とを参照してこれらの長短を比較し、スプーラ11で印
刷ジョブの内容を変換可能か否かを判断する。予測印刷
処理時間148の方が予測印刷待ち時間149より短い
場合には、スプーラ11における印刷ジョブの内容の変
換処理が可能である。この場合にはS178において、
印刷ジョブ処理部18が印刷処理資源取得部22によっ
て取得される印刷処理資源あるいはスプーラ11におい
て事前に用意している印刷処理資源など、印刷ジョブに
設定されている印刷処理資源を用いて、印刷ジョブの内
容の変換を行う。具体的には、ページ記述言語の解釈、
いわゆるディスプレイ・リストなどの内部表現への変
換、あるいはディスプレイ・リストからのレンダリング
処理など、各種の処理を行うことができる。
【0062】さらにS179において、印刷ジョブ処理
部18による印刷ジョブの内容の変換処理内容を印刷ジ
ョブ状態に反映するため、印刷ジョブ状態レジスタ81
〜8pの更新、さらに印刷ジョブ記憶部14において保
持されている印刷ジョブにおける印刷ジョブ状態の更新
を行う。
【0063】さらに、スプーラ11,27の印刷ジョブ
管理情報において最新の状況を反映させるために、S1
80において印刷ジョブ管理情報参照部20は、ネット
ワーク26を介してスプーラ27における印刷ジョブ管
理情報を更新する。また、印刷処理時間予測部16の印
刷処理時間予測制御部91に対してスプーラ属性情報テ
ーブル92等のデータを更新すべきことを通知する。印
刷処理時間予測制御部91は、この通知を受けてスプー
ラ属性情報テーブル92、プリンタ属性情報テーブル9
3および予測印刷処理時間テーブル94の関連項目のデ
ータを更新する。さらに、印刷ジョブ管理情報公開部1
9は、印刷処理時間予測部16の予測印刷処理時間テー
ブル94のデータを参照して、スプーラ11の印刷ジョ
ブ管理情報を更新し、ネットワーク26を介してプリン
タ・ドライバ28,29、スプーラ27およびプリンタ
30,31に対してスプーラ11の印刷ジョブ管理情報
を公開する。
【0064】また、上述のS177において、予測印刷
処理時間148の方が予測印刷待ち時間149より長か
った場合には、スプーラ11において印刷ジョブの内容
を変換処理する時間の方が印刷を待っている時間よりも
長いことを示しているので、スプーラ11で印刷ジョブ
の内容を変換しないと判断する。この場合には、S18
2において、さらに予測印刷時間処理テーブル94から
他のスプーラ27で変換処理を行う場合の予測印刷処理
時間148の値と予測印刷待ち時間149の値とを参照
して、これらの長短を比較する。そして、予測印刷処理
時間148の方が予測印刷待ち時間149より短い場合
には、他のスプーラ27において変換処理を行う方が有
利であるので、スプーラ27が変換処理可能な状態にあ
るか否かを調べる。そして、スプーラ27において印刷
ジョブの内容の変換処理が可能であれば、S183にお
いて、印刷ジョブをスプーラ11からスプーラ27へ移
送し、スプーラ27で印刷ジョブの内容の変換を行って
もらう。そしてS180において、上述のようにして印
刷ジョブ管理情報を更新する。
【0065】また、スプーラ27においても予測印刷処
理時間148の方が予測印刷待ち時間149より長かっ
た場合には、スプーラ11,27において印刷ジョブの
内容を変換処理する時間の方が印刷を待つ時間よりも長
いことを示している。この場合は、スプーラ11,27
では印刷ジョブの内容の変換処理を行わず、そのままS
180における印刷ジョブ管理情報の更新を行う。
【0066】なお、S182における判断結果は、予測
印刷処理時間テーブル94の印刷ジョブ内容変換判断結
果150に記録する。また、S180における印刷ジョ
ブ管理情報の更新処理を終えると、S172へ戻ってそ
れ以降の処理手順が順次繰り返されることになる。
【0067】以上の処理手順によれば、スプーラ11,
27を設けたネットワークにおいて、印刷処理時間およ
び印刷待ち時間の予測を反復して行い、また新たな予測
印刷処理時間および予測印刷待ち時間に基づいて、スプ
ーラ11,27のいずれにおいて印刷ジョブに対する変
換処理を行うか、あるいはプリンタ30,31に処理を
任せるのかを判断することが可能である。また、このよ
うな判断結果は、予測印刷処理時間テーブル94に反映
されるので、この判断結果を印刷処理時間および印刷待
ち時間の予測にフィードバックし、正確な印刷処理時間
及び印刷待ち時間の予測が可能である。
【0068】図11は、本発明の印刷処理装置の第2の
実施の形態を含むネットワークシステムの一例を示すブ
ロック図である。図中、161はスプーラ、162はプ
リンタ・ドライバ、163はプリンタである。図11に
示したように、本発明の印刷処理装置の第2の実施の形
態を含むネットワークシステムは、スプーラ161、プ
リンタ・ドライバ162及びプリンタ163から構成さ
れている。プリンタ・ドライバ162は、第1の実施の
形態において説明した印刷ジョブ状態管理部15、さら
に印刷処理資源設定部21、印刷処理資源取得部22、
印刷処理資源利用部23および印刷処理資源削除部24
を有している。プリンタ163は、印刷処理資源設定部
21、印刷処理資源取得部22、印刷処理資源利用部2
3および印刷処理資源削除部24を有している。なお、
スプーラ161は、図1のスプーラ11と同じものでも
よく、印刷ジョブ状態管理部15を設けないものとして
もよい。また、スプーラ161及びプリンタ・ドライバ
162は、それぞれクライアントまたはサーバに設けら
れているものとする。
【0069】上記のように、印刷ジョブ状態管理部15
をプリンタ・ドライバ162に設けることによって、ス
プーラ161における印刷ジョブの内容の解析と印刷ジ
ョブ状態の設定の手続きを省略することが可能となり、
スプーラ161における印刷ジョブに対する処理時間を
短くすることが可能となる。また、印刷処理資源設定部
21、印刷処理資源取得部22、印刷処理資源利用部2
3および印刷処理資源削除部24をプリンタ・ドライバ
162及びプリンタ163にも設けることによって、プ
リンタ・ドライバ162及びプリンタ163についても
印刷処理資源を共有することが可能となる。また、各印
刷ジョブに印刷処理資源を設定する処理等の負荷をスプ
ーラ161、プリンタ・ドライバ162及びプリンタ1
63に分散することが可能になる。なお、印刷処理資源
設定部21、印刷処理資源取得部22、印刷処理資源利
用部23および印刷処理資源削除部24は、スプーラ1
61とともに、プリンタ・ドライバ162またはプリン
タ163のいずれか一方に設けるものとしてもよい。
【0070】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、印刷処理装置において各印刷ジョブごとに印
刷ジョブ状態を管理できる。また、印刷ジョブの内容に
変換が加えられたときには、この変換処理内容により印
刷ジョブ状態を更新し、印刷ジョブの管理に反映するこ
とが可能なので、印刷ジョブの印刷待ち時間を正確に予
測でき、スループットを向上させることができる。この
とき、印刷ジョブの内容に対する無駄な処理を行うこと
もない。さらに、印刷処理装置が2台以上設けられてい
るネットワークにも対応することが可能であり、これら
を効率よく利用して印刷処理を行うことができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の印刷処理装置の第1の実施の形態を
含むスプーラの一例を示すブロック図である。
【図2】 本発明の印刷処理装置の第1の実施の形態を
含むスプーラを接続したネットワーク構成の一例を示す
ブロック図である。
【図3】 印刷ジョブ送受信部の構成例を示すブロック
図である。
【図4】 印刷ジョブ記憶部に格納された印刷ジョブの
データ構造の一例を示す説明図である。
【図5】 印刷ジョブ状態管理部の構成の一例を示す説
明図である。
【図6】 印刷処理時間予測部の構成の一例を示す説明
図である。
【図7】 スプーラ属性情報テーブルのデータ構造の一
例を示す説明図である。
【図8】 プリンタ属性情報テーブルのデータ構造の一
例を示す説明図である。
【図9】 予測印刷処理時間テーブルのデータ構造の一
例を示す説明図である。
【図10】 本発明の印刷処理装置の第1の実施の形態
を含むスプーラにおける印刷ジョブの処理手順の一例を
示すフローチャートである。
【図11】 本発明の印刷処理装置の第2の実施の形態
を含むネットワークシステムの一例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
11…スプーラ、12…制御部、13…印刷ジョブ送受
信部、14…印刷ジョブ記憶部、15…印刷ジョブ状態
管理部、16…印刷処理時間予測部、17…印刷ジョブ
内容変換判断部、18…印刷ジョブ処理部、19…印刷
ジョブ管理情報公開部、20…印刷ジョブ管理情報参照
部、21…印刷処理資源設定部、22…印刷処理資源取
得部、23…印刷処理資源利用部、24…印刷処理資源
削除部、25…内部バス、26…ネットワーク、27…
スプーラ、28,29…プリンタ・ドライバ、30,3
1…プリンタ、32…プリント・サーバ、33,34…
クライアント、35…ネットワーク制御部、36…タイ
マ、37…受信バッファ、38…送信バッファ、39…
記憶部、41…印刷ジョブ内容、51〜5m…印刷ジョ
ブ状態、61〜6n…印刷処理資源、71…印刷ジョブ
状態制御部、81〜8p…印刷ジョブ状態レジスタ、9
1…印刷処理時間予測制御部、92…スプーラ属性情報
テーブル、93…プリンタ属性情報テーブル、94…予
測印刷処理時間テーブル、95…記憶部、101…スプ
ーラ識別番号、102…スプーラ名、103…スプーラ
IPアドレス、104…CPU処理速度、105…スプ
ーラ負荷状態、106…印刷処理資源フラグ、107…
利用可能なデータ型、108…クライアント情報、10
9…プリンタ情報、110…入力ポート情報、111…
出力ポート情報、121…プリンタ識別番号、122…
プリンタ名、123…プリンタIPアドレス、124…
ASIC処理速度、125…受信バッファ容量、126
…印刷処理資源フラグ、127…利用可能なデータ型、
128…受信モード、129…印刷処理エンジン情報、
130…ポート情報、131…プリンタ状態、141…
テーブル識別番号、142…印刷ジョブ識別番号、14
3…スプーラ識別番号、144…プリンタ識別番号、1
45…データ型、146…印刷ジョブ状態、147…適
用印刷処理資源情報、148…予測印刷処理時間、14
9…予測印刷待ち時間、150…印刷ジョブ内容変換判
断結果、161…スプーラ、162…プリンタ・ドライ
バ、163…プリンタ。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して1または2以上の
    プリンタに接続されるとともにプリンタ・ドライバ手段
    から受信した印刷ジョブを保持する印刷処理装置におい
    て、前記プリンタ・ドライバ手段から受信した印刷ジョ
    ブの内容を必要に応じて該印刷ジョブの内容に対する変
    換処理内容を示す印刷ジョブ状態及び該印刷ジョブの内
    容を変換処理する印刷処理資源とともに格納する印刷ジ
    ョブ記憶手段と、前記印刷ジョブ記憶手段に格納された
    印刷ジョブの印刷ジョブ状態を管理する印刷ジョブ状態
    管理手段を有することを特徴とする印刷処理装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記印刷ジョブ状態管理手段で
    管理されている印刷ジョブ状態に基づいて前記印刷処理
    装置に前記ネットワークを介して接続された他の印刷処
    理装置または前記プリンタにおける前記印刷ジョブの印
    刷処理時間を予測して該印刷ジョブの管理のための情報
    とともに印刷ジョブ管理情報として保持する印刷処理時
    間予測手段を有することを特徴とする請求項1に記載の
    印刷処理装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記印刷ジョブ記憶手段に格納
    されている印刷ジョブの内容を変換する印刷ジョブ処理
    手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の印刷処理装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記印刷ジョブ記憶手段に格納
    されている印刷ジョブの印刷待ち時間を前記印刷処理時
    間予測手段によって予測された印刷処理時間に基づいて
    予測し該印刷待ち時間が前記印刷ジョブ処理手段によっ
    て該印刷ジョブの内容を変換する時間または前記他の印
    刷処理装置によって該印刷ジョブの内容を変換する時間
    よりも長いか否かを比較することにより該印刷ジョブの
    内容を前記印刷ジョブ処理手段によって変換するか前記
    他の印刷処理装置によって変換するかを判断する印刷ジ
    ョブ内容変換判断手段を有することを特徴とする請求項
    3に記載の印刷処理装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記印刷ジョブ記憶手段に格納
    されている印刷ジョブを前記プリンタもしくは前記他の
    印刷処理装置へ送信しまたは前記プリンタ・ドライバ手
    段もしくは前記他の印刷処理装置から印刷ジョブを受信
    して前記印刷ジョブ記憶手段へ転送する印刷ジョブ送受
    信手段を有することを特徴とする請求項2ないし請求項
    4のいずれか1項に記載の印刷処理装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記印刷処理時間予測手段に保
    持されている印刷ジョブ管理情報を前記プリンタ・ドラ
    イバ手段もしくは前記プリンタまたは前記他の印刷処理
    装置に対して公開する印刷ジョブ管理情報公開手段を有
    することを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれ
    か1項に記載の印刷処理装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記他の印刷処理装置が公開し
    ている印刷ジョブ管理情報を参照し、参照した該印刷ジ
    ョブ管理情報に基づいて前記印刷処理時間予測手段によ
    って管理されている前記印刷ジョブ管理情報を更新する
    印刷ジョブ管理情報参照手段を有することを特徴とする
    請求項2ないし請求項6のいずれか1項に記載の印刷処
    理装置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記印刷ジョブ記憶手段に格納
    されている印刷ジョブに対して該印刷ジョブの内容を変
    換処理するのに必要な印刷処理資源を設定する印刷処理
    資源設定手段を有することを特徴とする請求項2ないし
    請求項7のいずれか1項に記載の印刷処理装置。
  9. 【請求項9】 さらに、前記印刷ジョブ記憶手段に格納
    された印刷ジョブから前記プリンタ・ドライバ手段また
    は前記他の印刷処理装置が設定した印刷処理資源を取得
    する印刷処理資源取得手段を有することを特徴とする請
    求項2ないし請求項8のいずれか1項に記載の印刷処理
    装置。
  10. 【請求項10】 さらに、前記印刷処理資源取得手段か
    ら印刷処理資源を受け取り該印刷処理資源を用いて前記
    印刷ジョブ記憶手段に格納されている印刷ジョブに対し
    て変換処理を行う印刷処理資源利用手段を有することを
    特徴とする請求項9に記載の印刷処理装置。
  11. 【請求項11】 さらに、前記印刷ジョブ状態管理手段
    を参照して前記印刷ジョブ記憶手段に格納されている印
    刷ジョブに設定された印刷処理資源を削除する印刷処理
    資源削除手段を有することを特徴とする請求項1ないし
    請求項10のいずれか1項に記載の印刷処理装置。
  12. 【請求項12】 ネットワークを介して受信した印刷ジ
    ョブを保持して印刷ジョブを管理する印刷処理方法にお
    いて、印刷ジョブの内容とともに必要に応じて該印刷ジ
    ョブの内容に対する変換処理内容を示す印刷ジョブ状態
    及び該印刷ジョブの内容を変換処理する印刷処理資源を
    格納し、該印刷ジョブの内容に対する変換処理内容を印
    刷ジョブ状態として管理することを特徴とする印刷処理
    方法。
  13. 【請求項13】 前記印刷ジョブを前記ネットワークに
    接続された他の装置において変換処理する場合の印刷処
    理時間を前記印刷ジョブ状態に基づいて予測することを
    特徴とする請求項12に記載の印刷処理方法。
  14. 【請求項14】 前記印刷ジョブ状態及び予測した前記
    印刷処理時間を含む前記印刷ジョブを管理するための印
    刷ジョブ管理情報を前記他の装置に対して公開すること
    を特徴とする請求項13に記載の印刷処理方法。
  15. 【請求項15】 前記他の装置が公開している印刷ジョ
    ブ管理情報を参照し、参照した該印刷ジョブ管理情報に
    基づいて前記印刷ジョブ管理情報を更新することを特徴
    とする請求項14に記載の印刷処理方法。
  16. 【請求項16】 前記印刷ジョブの印刷待ち時間を前記
    印刷処理時間に基づいて予測し、該印刷待ち時間が自装
    置によって該印刷ジョブの内容を変換する時間または前
    記他の装置によって該印刷ジョブの内容を変換する時間
    よりも長いか否かを比較することにより、該印刷ジョブ
    の内容を自装置によって変換するかまたは前記他の装置
    によって変換するかを判断することを特徴とする請求項
    13ないし請求項15のいずれか1項に記載の印刷処理
    方法。
  17. 【請求項17】 前記印刷ジョブの内容を自装置によっ
    て変換するかまたは前記他の装置によって変換するかを
    判断した結果に基づいて、自装置において該印刷ジョブ
    の内容を変換することを特徴とする請求項16に記載の
    印刷処理方法。
  18. 【請求項18】 前記印刷ジョブの内容を自装置によっ
    て変換するかまたは前記他の装置によって変換するかを
    判断した結果に基づいて、前記他の装置へ該印刷ジョブ
    を送信することを特徴とする請求項16に記載の印刷処
    理方法。
  19. 【請求項19】 前記他の装置が前記印刷ジョブの内容
    を変換処理する印刷処理資源を該印刷ジョブに対して設
    定し、前記印刷ジョブを前記他の装置へ送信することを
    特徴とする請求項13ないし請求項18のいずれか1項
    に記載の印刷処理方法。
  20. 【請求項20】 前記他の装置が保持している印刷ジョ
    ブを受信し、該印刷ジョブから該印刷ジョブを変換処理
    するための印刷処理資源を取得することを特徴とする請
    求項13ないし請求項18のいずれか1項に記載の印刷
    処理方法。
  21. 【請求項21】 取得した印刷処理資源を用いて前記印
    刷ジョブを変換処理することを特徴とする請求項20に
    記載の印刷処理方法。
  22. 【請求項22】 前記印刷ジョブに設定されている印刷
    処理資源が不要になったときに、該印刷処理資源を削除
    することを特徴とする請求項19ないし請求項21のい
    ずれか1項に記載の印刷処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003263409A (ja) * 2002-03-08 2003-09-19 Ricoh Co Ltd データ処理システム及びデータ処理プログラム
JP2007122727A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Toshiba Corp 画像形成装置、ネットワークプリントシステムおよび画像形成方法
JP2009093642A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Xerox Corp プリントジョブ関連の需要を予測するシステム及び方法

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