JP2013225256A - 画像形成システム、印刷ジョブ送信装置、印刷ジョブ送信方法および印刷ジョブ送信プログラム - Google Patents

画像形成システム、印刷ジョブ送信装置、印刷ジョブ送信方法および印刷ジョブ送信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ラスタライズ処理時間および印刷ジョブの送信時間を考慮した印刷ジョブ送信装置を提供する。
【解決手段】印刷ジョブ送信装置は、クライアント端末から受信した印刷データをラスタライズ処理する。ラスタライズ処理後の印刷ジョブを画像形成装置に送信する場合に要する第1送信時間を予測し、当該第1送信時間とラスタライズ処理に要した第1処理時間とを合算して第1時間を算出する第1算出手段と、ラスタライズ処理前の印刷ジョブを画像形成装置に送信する場合に要する第2送信時間を予測し、さらに、印刷ジョブを画像形成装置においてラスタライズ処理する場合に要する第2処理時間を予測し、第2送信時間と第2処理時間とを合算して第2時間を算出する。第1時間と第2時間とを比較して、第1時間が短い場合はラスタライズ処理後の印刷ジョブを、第2時間が短い場合はラスタライズ処理前の印刷ジョブを画像形成装置に送信する。
【選択図】図9

Description

本発明は、画像形成システム、印刷ジョブ送信装置、印刷ジョブ送信方法および印刷ジョブ送信プログラムに関する。
近年、インターネットを介して所望の文書ファイル、画像ファイル等の原稿データを入稿して印刷出力するPOD(Print on Demand)型の印刷ビジネスが広まっている。このような印刷ビジネスにおいては、顧客は、Webに接続されたPC(Personal Computer)や形態端末等からWebを介して、原稿データを所望の印刷設定と共に印刷ジョブとして、印刷会社の印刷システムに送信する。
印刷システムは、プリントサーバーと複数のプリンターとを有する。プリントサーバーは、顧客の指定した印刷設定に沿った印刷が可能なプリンターを選択し、当該プリンターに印刷処理を割り当てる。ここで、プリントサーバーをプリンターに比べて処理能力を高くし、プリントサーバーにおいてラスタライズ処理(Raster Image Processing:RIP処理)を高速に実行することによって、個々のプリンターの処理能力を高めるよりも安価に、生産性を向上できる。印刷出力された印刷物は、郵送等により顧客に送り届けられる。
これに関連した技術として、顧客から入稿された原稿データを、プリントサーバーにより複数の中間データに変換して準備しておく技術がある(たとえば、特許文献1)。この技術によれば、1つの原稿データについて、異なるプリンター用に複数の中間データを先に準備するので、使用スケジュールに合わせて選択したプリンターに合った中間データを選択して、当該プリンターに割り当てられる。
特開2006−155017号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示される技術では、中間データを予め生成し、空きプリンターに即座に中間データを適用できるものの、RIP処理は、一様にプリントサーバーで実行している。RIP処理によりできたラスターデータのデータ量が大きい場合、プリントサーバーからプリンターに送信するデータ量も大きくなり、送信時間がかかってしまう。したがって、せっかく中間データを生成して処理時間を短縮できたとしても、ラスターデータの容量が大きく送信時間が長いと、入稿から印刷までの印刷処理全体を高速化できず、必ずしも生産性が向上するとは言えない。
本発明は、上記課題に基づいてなされたものであり、プリントサーバーを介して画像形成処理を実行する場合において、RIP処理時間および印刷ジョブの送信時間を考慮して、画像形成処理の生産性を向上できる画像形成システム、印刷ジョブ送信装置、印刷ジョブ送信方法および印刷ジョブ送信プログラムを提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)印刷ジョブを送信可能なクライアント端末と、前記印刷ジョブに基づいて画像を形成可能な画像形成装置と、前記印刷ジョブを前記画像形成装置に送信可能な印刷ジョブ送信装置と、を有する画像形成システムであって、前記印刷ジョブ送信装置は、前記クライアント端末から前記印刷ジョブを受信すると、当該印刷ジョブに含まれる原稿データをラスタライズ処理するラスタライズ処理手段と、前記ラスタライズ処理結果に基づいて、ラスタライズ処理後の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する場合に要する第1送信時間を予測し、当該第1送信時間と前記ラスタライズ処理に要した第1処理時間とを合算して第1時間を算出する第1算出手段と、受信した前記印刷ジョブに基づいて、ラスタライズ処理前の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する場合に要する第2送信時間を予測し、さらに、前記ラスタライズ処理の結果に基づき、前記印刷ジョブを前記画像形成装置においてラスタライズ処理する場合に要する第2処理時間を予測し、前記第2送信時間と前記第2処理時間とを合算して第2時間を算出する第2算出手段と、前記第1時間と前記第2時間とを比較して、前記第1時間が短い場合は前記ラスタライズ処理後の印刷ジョブを、前記第2時間が短い場合は前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信することを選択する選択手段と、前記印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する送信手段と、を含む画像形成システム。
(2)前記送信手段は、前記選択手段による選択に先行して、前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信し始め、前記選択手段により前記ラスタライズ処理後の印刷ジョブを送信すると判断され、前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブの送信が完了していない場合に、前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブの送信を中止する(1)の画像形成システム。
(3)前記印刷ジョブ送信装置は、前記印刷ジョブに含まれる所定の印刷設定を分離する分離手段をさらに有し、前記送信手段は、前記画像形成装置における前記印刷設定に関する処理の準備をユーザーに促すために、前記分離手段により分離された印刷設定を前記選択手段による選択前に前記画像形成装置に送信する(1)または(2)の画像形成システム。
(4)前記印刷ジョブ送信装置は、前記ラスタライズ処理と並行して、ラスタライズ処理が適用された部分から順次データを圧縮して、圧縮したラスタライズ処理後の印刷ジョブを生成する圧縮手段をさらに有し、前記画像形成装置は、圧縮したラスタライズ処理後の印刷ジョブを受信すると、当該印刷ジョブを伸長する(1)〜(3)の画像形成システム。
(5)前記ラスタライズ処理手段は、前記原稿データに含まれるオブジェクトの種類を分類し、前記第2算出手段は、分類された各オブジェクトに対する前記ラスタライズ処理の結果に基づいて、前記印刷ジョブを前記画像形成装置においてラスタライズ処理する場合に要する第2処理時間を予測する(1)〜(4)の画像形成システム。
(6)前記印刷ジョブ送信装置は、前記画像形成装置との間の通信速度を監視する監視手段をさらに有し、前記選択手段は、前記監視手段により監視する通信速度に基づいて、通信輻輳の発生を判定し、通信輻輳が発生したと判定した場合、前記第1時間および第2時間を算出する処理を再度行い、再算出された第1時間または第2時間のいずれが短いかを判断する(1)〜(5)の画像形成システム。
(7)前記印刷ジョブは、前記画像形成装置により画像形成処理が完了されるべき納期に関する情報を含み、前記選択手段は、前記納期に関する情報に基づいて、前記印刷ジョブの緊急性があるか否かを判断し、前記印刷ジョブの緊急性がないと判断する場合には、前記第1時間および前記第2時間の算出および比較を行わず、前記画像形成装置に前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブを送信することを選択する(1)〜(6)の画像形成システム。
(8)クライアント端末から送信された印刷ジョブを、画像形成装置に送信可能な印刷ジョブ送信装置であって、前記クライアント端末から前記印刷ジョブを受信する受信手段と、前記印刷ジョブに含まれる原稿データをラスタライズ処理するラスタライズ処理手段と、前記ラスタライズ処理結果に基づいて、ラスタライズ処理後の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する場合に要する第1送信時間を予測し、当該第1送信時間と前記ラスタライズ処理に要した第1処理時間とを合算して第1時間を算出する第1算出手段と、受信した前記印刷ジョブに基づいて、ラスタライズ処理前の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する場合に要する第2送信時間を予測し、さらに、前記ラスタライズ処理の結果に基づき、前記印刷ジョブを前記画像形成装置においてラスタライズ処理する場合に要する第2処理時間を予測し、前記第2送信時間と前記第2処理時間とを合算して第2時間を算出する第2算出手段と、前記第1時間と前記第2時間とを比較して、前記第1時間が短い場合は前記ラスタライズ処理後の印刷ジョブを、前記第2時間が短い場合は前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信することを選択する選択手段と、前記印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する送信手段と、を有する印刷ジョブ送信装置。
(9)前記送信手段は、前記選択手段による選択に先行して、前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信し始め、前記選択手段により前記ラスタライズ処理後の印刷ジョブを送信すると判断され、前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブの送信が完了していない場合に、前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブの送信を中止する(8)の印刷ジョブ送信装置。
(10)前記印刷ジョブに含まれる所定の印刷設定を分離する分離手段をさらに有し、前記送信手段は、前記画像形成装置における前記印刷設定に関する処理の準備をユーザーに促すために、前記分離手段により分離された印刷設定を前記選択手段による選択前に前記画像形成装置に送信する(8)または(9)の印刷ジョブ送信装置。
(11)前記ラスタライズ処理と並行して、ラスタライズ処理が適用された部分から順次データを圧縮して、圧縮したラスタライズ処理後の印刷ジョブを生成する圧縮手段をさらに有する(8)〜(10)の印刷ジョブ送信装置。
(12)前記ラスタライズ処理手段は、前記原稿データに含まれるオブジェクトの種類を分類し、前記第2算出手段は、分類された各オブジェクトに対する前記ラスタライズ処理の結果に基づいて、前記印刷ジョブを前記画像形成装置においてラスタライズ処理する場合に要する第2処理時間を予測する(8)〜(11)の印刷ジョブ送信装置。
(13)前記画像形成装置との間の通信速度を監視する監視手段をさらに有し、前記選択手段は、前記監視手段により監視する通信速度に基づいて、通信輻輳の発生を判定し、通信輻輳が発生したと判定した場合、前記第1時間および第2時間を算出する処理を再度行い、再算出された第1時間または第2時間のいずれが短いかを判断する(8)〜(12)の印刷ジョブ送信装置。
(14)前記印刷ジョブは、前記画像形成装置により画像形成処理が完了されるべき納期に関する情報を含み、前記選択手段は、前記納期に関する情報に基づいて、前記印刷ジョブの緊急性があるか否かを判断し、前記印刷ジョブの緊急性がないと判断する場合には、前記第1時間および前記第2時間の算出および比較を行わず、前記画像形成装置に前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブを送信することを選択する(8)〜(13)の印刷ジョブ送信装置。
(15)ネットワークを介してクライアント端末から印刷ジョブを受信するステップ(a)と、受信した前記印刷ジョブに含まれる原稿データをラスタライズ処理するステップ(b)と、前記ラスタライズ処理結果に基づいて、ラスタライズ処理後の印刷ジョブを画像形成装置に送信する場合に要する第1送信時間を予測し、当該第1送信時間と前記ラスタライズ処理に要した第1処理時間とを合算して第1時間を算出するステップ(c)と、受信した前記印刷ジョブに基づいて、ラスタライズ処理前の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する場合に要する第2送信時間を予測し、さらに、前記ラスタライズ処理の結果に基づき、前記印刷ジョブを前記画像形成装置においてラスタライズ処理する場合に要する第2処理時間を予測し、前記第2送信時間と前記第2処理時間とを合算して第2時間を算出するステップ(d)と、前記第1時間と前記第2時間とを比較して、前記第1時間が短い場合は前記ラスタライズ処理後の印刷ジョブを、前記第2時間が短い場合は前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信することを選択するステップ(e)と、前記印刷ジョブを前記画像形成装置に送信するステップ(f)と、を有する印刷ジョブ送信方法。
(16)前記ステップ(e)に先行して、前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信し始め、前記選択手段により前記ラスタライズ処理後の印刷ジョブを送信すると判断され、前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブの送信が完了していない場合に、前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブの送信を中止する(15)の印刷ジョブ送信方法。
(17)前記印刷ジョブに含まれる所定の印刷設定を分離するステップ(g)と、前記ステップ(e)よりも前に、前記画像形成装置における前記印刷設定に関する処理の準備をユーザーに促すために、前記ステップ(g)において分離された印刷設定を前記画像形成装置に送信するステップ(h)と、をさらに有する(15)または(16)の印刷ジョブ送信方法。
(18)前記ステップ(b)の前記ラスタライズ処理と並行して、ラスタライズ処理が適用された部分から順次データを圧縮して、圧縮したラスタライズ処理後の印刷ジョブを生成するステップ(i)をさらに有する(15)〜(17)の印刷ジョブ送信方法。
(19)前記ステップ(b)は、前記原稿データに含まれるオブジェクトの種類を分類するステップ(j)を含み、前記ステップ(d)では、前記ステップ(j)において分類された各オブジェクトに対する前記ラスタライズ処理の結果に基づいて、前記印刷ジョブを前記画像形成装置においてラスタライズ処理する場合に要する第2処理時間を予測する(15)〜(18)の印刷ジョブ送信方法。
(20)前記画像形成装置との間の通信速度を監視するステップ(k)さらに有し、前記ステップ(e)では、前記ステップ(k)において監視した通信速度に基づいて、通信輻輳の発生を判定し、通信輻輳が発生したと判定した場合、前記第1時間および第2時間を算出する処理を再度行い、再算出された第1時間または第2時間のいずれが短いかを判断する(15)〜(19)の印刷ジョブ送信方法。
(21)前記印刷ジョブは、前記画像形成装置により画像形成処理が完了されるべき納期に関する情報を含み、ステップ(e)では、前記納期に関する情報に基づいて、前記印刷ジョブの緊急性があるか否かを判断し、前記印刷ジョブの緊急性がないと判断する場合には、前記第1時間および前記第2時間の算出および比較を行わず、前記画像形成装置に前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブを送信することを選択する(15)〜(20)の印刷ジョブ送信方法。
(22)(15)〜(21)の印刷ジョブ送信方法を、コンピューターに実行させるための印刷ジョブ送信プログラム。
本発明によれば、印刷ジョブ送信装置および画像形成装置におけるラスタライズ処理時間と、印刷ジョブ送信装置および画像形成装置間におけるラスタライズ処理前後の印刷ジョブの送信時間とを考慮する。そして、ラスタライズ処理時間および印刷ジョブの送信時間の合計時間が短くなる組み合わせを選択し、印刷ジョブを送信するので、ラスタライズ処理および送信時間を含む全体の処理として、処理時間が短いものを選択でき、生産性を向上できる。
本発明に係る画像形成システムの全体構成の一例を示すブロック図である。 図1に示されるPCの構成を示すブロック図である。 図1に示されるプリントサーバーの構成を示すブロック図である。 プリントサーバーマネージャーの構成を示すブロック図である。 ブレードの構成を示すブロック図である。 図1に示されるプリンターの構成を示すブロック図である。 プリンターの制御部の構成を示すブロック図である。 POD印刷の処理の手順を概略的に示すフローチャートである。 第1実施形態に係るプリントサーバーにより印刷ジョブをRIP処理および送信処理する手順を示すフローチャートである。 プリントサーバーおよびプリンターの処理時間の一例を示す図である。 プリントサーバーおよびプリンターの処理時間の一例を示す図である 第2実施形態に係るプリントサーバーによって、受信した印刷ジョブをRIP処理および送信処理する手順を示すフローチャートである。 プリントサーバーおよびプリンターの処理時間の一例を示す図である。 第3実施形態に係るPOD印刷処理の手順を概略的に示すフローチャートである。 第4実施形態に係るプリントサーバーによって、受信した印刷ジョブをRIP処理および送信処理する手順を示すフローチャートである。 第5実施形態に係るプリントサーバーによって、受信した印刷ジョブをRIP処理および送信処理する手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して構成ごとに詳細に説明する。
[第1実施形態]
(画像形成システム)
図1は、本発明に係る画像形成システムの全体構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態の画像形成システムは、印刷ジョブを送信可能なクライアント端末と、印刷ジョブに基づいて画像を形成可能な画像形成装置と、印刷ジョブを画像形成装置に送信可能な印刷ジョブ送信装置と、を有する。以下の実施形態では、クライアント端末の一例としてPC1を、印刷ジョブ送信装置の一例としてプリントサーバー2を、画像形成装置の一例としてプリンター3a〜3cを含む画像形成システムについて説明する。なお、画像形成装置は、画像を形成する機能を有しておればよく、たとえば、複合機(MFP:Multi−Functional Peripheral)であってもよい。
ネットワーク端末としてのPC1と、プリントサーバー2と、プリンター3a〜3cとは、ネットワーク4を介して相互に通信可能に接続されている。以下では、任意のプリンターについては、プリンター3として説明する。
ネットワーク4は、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格によりコンピューターやネットワーク機器同士を接続したLAN(LAN:Local Area Network)や、LAN同士を専用線で接続したWAN(Wide Area Network)、インターネット、これらの組み合わせ等の各種のネットワークからなる。なお、ネットワーク4に接続される機器の種類および台数は、図1に示す例に限定されない。
(PC)
図2は、図1に示されるPC1の構成を示すブロック図である。クライアントコンピューターとしてのPC1は、CPU(Central Processing Unit)11、メモリー12、HDD(Hard Disk Drive)13、ディスプレイ14、入力装置15、グラフィックI/F(Interface)部16、および通信I/F部17を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス18を介して相互に接続されている。
CPU11は、プログラムに従って、上記各部の制御や各種の演算処理(たとえば、文書データ作成、文書データ等をページ記述言語に変換する処理、印刷ジョブ生成、印刷ジョブ送信等)を実行できる。PC1の各機能は、対応するプログラムをCPU11が実行することによって発揮される。
メモリー12は、各種プログラムや各種データを格納するためのROM、ワークエリアとして一時的にプログラムやデータを記憶するためのRAM等から構成される。メモリー12は、たとえば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)により構成されうる。
HDD13は、オペレーティングシステム(OS)を含む各種プログラムや各種データを格納する。HDD13には、テキストや画像を含みうる原稿データを作成、選択または再現したりするための各種アプリケーションが格納されている。
また、HDD13には、作成された原稿データについて印刷設定等するためのプリンタードライバーがインストールされている。ユーザーは、プリンタードライバーを介して画像形成処理するための原稿データを選択したり、当該原稿データについて印刷設定(後処理の設定を含む)を指定したりできる。選択された原稿データは、ユーザーにより指定された印刷設定と共に、プリントサーバー2やプリンター3a〜3cが解釈可能なページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されたPDLデータに変換される。印刷指示毎に変換および生成されるPDLデータが、印刷ジョブとなる。なお、PDLの例としては、たとえば、PS(PostScript(登録商標))、XPS(XML Paper Specification)等がある。なお、本実施形態では、印刷設定の際には、ユーザーは、印刷物の希望納期についての設定や緊急度を示す情報も設定できる。
ディスプレイ14は、OLED(Organic Light‐Emitting Diode)、LCD(Liquid Crystal Display)等であり、各種の情報の表示に使用される。ディスプレイ14は、後述するように、プリンタードライバー画面等のGUI(Graphical User Interface)を表示する。
入力装置15は、マウス等のポインティングデバイスやキーボード等を含み、各種情報の入力に使用される。
グラフィックI/F部16は、ユーザー操作される入力装置15を介して印刷指示等を受け付け可能にするGUIを、ディスプレイ14を介して表示する。
通信I/F部17は、ネットワーク4上の外部機器と通信するためのインターフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber−Distributed Data Interface)等の規格によるネットワークインターフェース、USB、IEEE1394等のシリアルインターフェース、SCSI、IEEE1284等のパラレルインターフェース、BLUETOOTH(登録商標)、IEEE802.11、HomeRF、IrDA等の無線通信インターフェース等を利用できる。
(プリントサーバー)
次に、図3〜図5を参照して、本実施形態に係るプリントサーバーの構成について詳細に説明する。
図3は図1に示されるプリントサーバーの構成を示すブロック図、図4はプリントサーバーマネージャーの構成を示すブロック図、図5はブレードの構成を示すブロック図である。
図3に示すように、本実施形態に係るプリントサーバー2は、プリントサーバーマネージャー22およびブレード24a〜24cを含む。また、図4に示すように、プリントサーバーマネージャー22は、CPU221、メモリー222、HDD223および通信I/F部224を含む。これらは、内部バス225を介して相互に通信可能に接続されている。なお、以下では、上述したPC1と同様の構成要素については、重複を避けるためその説明を省略する。
CPU221は、プログラムに従って、上記各部の制御や各種の演算処理を行う。たとえば、CPU331は、印刷ジョブに含まれる原稿データをラスターデータに変換するRIP処理(ラスタライズ処理)を実行する。
プリントサーバー2の各機能は、対応するプログラムをCPU221が実行することによって発揮される。CPU221は、CPU221自身が複数の処理を同時に実行できるように、マルチコアに構成されてもよい。
HDD223は、オペレーティングシステム(OS)を含む各種プログラムや各種データを記憶する。また、HDD223には、ネットワーク4を介して接続されているプリンター3a〜3cを管理するための各種アプリケーションが記憶されている。また、HDD223には、各プリンター3a〜3cの機能等の情報が記憶される。
通信I/F部224は、通信I/F部17と同様の構成を備え、受信手段としてネットワーク4を介してPC1から印刷ジョブを受信したり、送信手段としてプリンター3a〜3cに印刷ジョブを送信したりする。なお、通信I/F部224では、送信されるデータの通信速度を調整できる。たとえば、プリントサーバー2にアクセスが集中して、CPU221の稼働率が所定値を超えた場合等に、通信I/F部224において通信速度を遅延させることができる。また、通信I/F部224では、データ受信側のプリンターに対してダミーデータを送信すること等により通信速度を測定でき、ネットワーク4の輻輳が発生していないかを監視できる。
図5に示すように、ブレード24aは、CPU241、メモリー242、HDD243および通信I/F部244を含む。ブレード24b、24cもブレード24aと同様の構成を有する。
CPU241は、プログラムに従って、上記各部の制御や各種の演算処理を行う。たとえばCPU241は、印刷ジョブ内の原稿データについてラスタライズ処理(以下、RIP処理という)してラスターデータを生成する処理等を実行する。ブレード24aの各機能は、対応するプログラムをCPU241が実行することによって発揮される。
メモリー242は、各種プログラムや各種データを記憶するためのROM、ワークエリアとして一時的にプログラムやデータを記憶するためのRAM等である。メモリー242は、たとえば、CPU241がRIP処理する際に、原稿データを解析した解析結果を記憶する。たとえば、原稿データについてのオブジェクトの種類、数、解像度、データ容量、フォントタイプ等が記憶される。また、原稿データをRIP処理するのに要した時間が記憶される。ここで、原稿データの種類とは、たとえば、カラー画像、モノクロ画像またはテキストデータ等である。
このように、プリントサーバー2は、ブレード24a〜24cを備えることにより、複数の処理を並列に実行できる。並列処理が可能なため、プリントサーバー2は、RIP処理等の時間を要する画像形成処理を、プリンター3a〜3cに比べて高速で実行することができる。
(プリンター)
次に、図6および図7を参照して、本実施形態に係るプリンターの構成について詳細に説明する。
図6は図1に示されるプリンターの構成を示すブロック図、図7はプリンターの制御部の構成を示すブロック図である。なお、プリンター3a〜3cは同様の構成を有しうるので、以下では、代表としてプリンター3aのみの構成について説明する。
図6に示すように、プリンターとしてのプリンター3aは、制御部31、通信I/F部32、操作部33、給紙部34、画像形成部35、後処理部36および排紙部37を含む。
制御部31は、上記各部を制御する。制御部31は、図7に示すように、CPU311、メモリー312、HDD313、通信I/F部314、ビデオI/F部315を含む。
CPU311は、プログラムにしたがって、上記各部の制御や各種の演算処理(たとえば、RIP処理、画像形成処理、圧縮データを伸長する処理、後処理等)を行う。プリンター3aの各機能は、対応するプログラムをCPU311が実行することによって発揮される。
HDD313は、OSを含む各種プログラムや各種データを格納する。たとえば、HDD313には、先行する印刷ジョブがある場合に当該先行ジョブの完了時間を予測するためのプログラム等が格納されている。
ビデオI/F部315は、画像形成部35等と通信するためのインターフェースである。
操作部33は、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等を備えており、ユーザーによる各種設定の入力および各種情報の表示に使用される。
給紙部34は、画像が転写される印刷媒体としての用紙等を収容し、収容された用紙を1枚ずつ画像形成部35に送り出す。給紙部34は、たとえば複数のトレイからなり、印刷用途別に用紙サイズ、色、紙質を選択できるように構成されうる。
画像形成部35は、帯電、露光、現像、転写および定着の各工程を含む電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、通信I/F部32を介して受信された原稿データに基づく画像を用紙上に印刷する。
後処理部36は、画像形成部35によって印刷された用紙について、印刷ジョブに含まれる印刷設定に基づいて後処理を実行する。後処理部36によって実行される後処理には、たとえば、用紙の束をステープルで綴じるステープル処理、用紙の端部にファイリング用の穴をあけるパンチ穴あけ処理、用紙を束ねて本の形に成形するくるみ製本処理、用紙を折る折り加工処理、および用紙の端部を切断するトリマ処理等が挙げられる。
排紙部37は、画像形成部35または後処理部36から搬送される印刷物を排出する。
なお、本実施形態に係るプリントサーバー2に構成されるブレード24a〜24cの台数は、図3に示される数に限定されない。また、PC1、プリントサーバー2、ブレード24a〜24cおよびプリンター3a〜3cは、それぞれ上述した構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上述した構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
(POD印刷処理)
次に、図8を参照して、本実施形態に係る画像形成システムにおけるPOD印刷処理の手順について説明する。
図8は、POD印刷処理の手順を概略的に示すフローチャートである。
図8に示すように、まず、PC1において、POD印刷処理の対象となる原稿データや、原稿データに対する印刷設定の入力を受け付け、受け付けた原稿データおよび印刷設定に基づいて印刷ジョブを準備する(ステップS1)。このステップでは、ユーザーは、クライアントコンピューターとしてのPC1においてテキストデータや画像データを含む原稿データを選択し、プリンタードライバー画面において印刷設定を実行する。PC1は、ユーザーにより入力された原稿データおよび印刷設定に基づいて、印刷ジョブを作成する。ここで、印刷設定には、カラー/モノクロ、割付等の印刷形態の設定や、製本綴じ、無線綴じ、あるいは折りなどの後処理の設定も含まれる。また、印刷設定と共に、納期に関する情報の入力を受け付けてもよい。
PC1は、作成した印刷ジョブに基づく見積もりの作成をプリントサーバー2に依頼する(ステップS2)。
続いて、プリントサーバー2は、PC1からの印刷ジョブの要求に合致するプリンター3を選択し(ステップS3)、選択したプリンター3に対して、印刷ジョブの受付が可能かどうかの問い合わせを送信する(ステップS4)。このステップでは、プリントサーバー2は、受信した印刷ジョブ内の印刷設定を解析して、PC1から送信された印刷ジョブを実行可能なプリンター3をネットワーク4上において検索して、該当するプリンター3に問い合わせる。たとえば印刷設定内に「くるみ製本」が指定されている場合、プリントサーバー2は、くるみ製本処理を実行できるプリンター3を検索し、くるみ製本処理実行可能であるかの問合せを実行する。複数のプリンター3が該当する場合、複数のプリンター3に問い合わせを送信してもよい。また、プリントサーバー2は、印刷ジョブに基づく印刷を行った場合の見積もり額を算出する。
続いて、問い合わせを受信したプリンター3は、印刷準備ができているか、すなわち印刷ジョブを受付可能か判断する(ステップS5)。印刷準備の判断では、プリンター3は、処理すべき印刷ジョブの混み具合を勘案して、受付可能か判断する。たとえば、プリンター3は、既に受け付けており今後処理すべき印刷ジョブの予測処理時間を所定時間と比較して、印刷ジョブの受付が可能か判断する。受付可能と判断した場合は、プリンター3は、プリントサーバー2に受付可能である旨の通知を送信する(ステップS6)。また、印刷ジョブが多い場合は、プリンター3は、印刷ジョブ受付不可能である旨の連絡をするようにしてもよい。
続いて、プリントサーバー2は、ステップS3において算出した見積もり額を、PC1に送信する(ステップS7)。
PC1は、受信した見積もり額をディスプレイ14を介してユーザーに提示し、当該見積もり額で印刷物の作成を依頼するかについて、ユーザーからの指示の入力を受け付ける(ステップS8)。印刷物の作成の依頼は、たとえば、ディスプレイ14に表示された「確定」ボタンをユーザーが選択することで受け付けられる。ユーザーから印刷物作成の指示が入力されると、PC1は、印刷物の作成依頼をプリントサーバー2に送信する(ステップS9)。
続いて、プリントサーバー2は、RIP処理および送信処理を実行する(ステップS10)。このステップでは、プリントサーバー2は、ステップS2において受信した印刷ジョブついて、RIP処理および送信処理を実行する。詳細は図9〜図11を参照して後述する。
続いて、プリンター3は、画像形成処理を実行する(ステップS11)。このステップでは、プリンター3は、プリントサーバー2から送信された印刷ジョブに基づいて画像形成処理を実行する。なお、ステップS10の処理によっては、プリンター3は、印刷ジョブに含まれる原稿データがRIP処理されてできたラスターデータをプリントサーバー2から受信する場合がある。この場合、プリンター3は、受信したラスターデータを使って画像を形成する。また、プリントサーバー2からラスターデータを受信しない場合、プリンター3は、自身でRIP処理を実行し、画像形成処理を行う。印刷ジョブに製本、ステープル、パンチ等の後処理が含まれる場合は、プリンター3は、後処理も実行する。
(プリントサーバーによるRIP処理および送信処理)
次に、第1実施形態に係るプリントサーバーにおける印刷ジョブのRIP処理および送信処理について詳細に説明する。プリントサーバー2は、第1算出手段、第2算出手段および選択手段として機能する。
図9は、本実施形態に係るプリントサーバーにより印刷ジョブをRIP処理および送信処理する手順を示すフローチャート、図10はプリントサーバーおよびプリンターの処理時間の一例を示す図、図11はプリントサーバーおよびプリンターの処理時間の他の例を示す図である。なお、図9に示す処理は、メモリー222等にプログラムとして記憶されており、CPU221によって実行されうる。また、分割された印刷ジョブのRIP処理を含むブレードによる処理は、CPU241によって実行されうる。
図9に示すように、まず、プリントサーバー2は、PC1からネットワーク4を介してPDLで記述された印刷ジョブを受信する(ステップS21)。この時、プリントサーバー2は、受信した印刷ジョブのデータ量を把握する。
続いて、プリントサーバー2は、印刷ジョブを分割する(ステップS22)。このステップでは、プリントサーバー2は、ステップS21で受信した印刷ジョブを、ブレード24a〜24cが並列にRIP処理できるように、複数の部分に分割して各ブレードに送信する。なお、分割された印刷ジョブは、ヘッダーやRIP処理対象となる原稿データを含み、元の印刷ジョブについての情報等をさらに含む。
続いて、プリントサーバー2は、RIP処理を実行する(ステップS23)。このステップでは、ステップS22で分割された印刷ジョブを受信した各ブレード24a〜24cは、当該印刷ジョブ内の原稿データについてRIP処理を実行する。各ブレード24a〜24cにおいてRIP処理により生成されたラスターデータは、適宜メモリー242に格納され、プリントサーバーマネージャー22に送信される。プリントサーバーマネージャー22では、分散してRIP処理されたラスターデータがまとめられ、ラスターデータ全体の容量が検出される。
上記ステップS22およびS23と並行して、プリントサーバー2は、通信速度を確認する(ステップS24)。このステップでは、CPU221は、通信I/F部224からプリンター3aまでのネットワーク4における単位データ量当たりの通信速度を測定する。なお、通信速度は、ダミーデータを送信することによって計測できる。
続いて、プリントサーバー2は、プリントサーバー2によるRIP処理時間と、RIP処理後のラスターデータを含む印刷ジョブ、つまり、RIP処理後の印刷ジョブ(以下、RIP処理後データという)を送信する時間とを合計して、第1時間を算出する(ステップS25)。プリントサーバー2によるRIP処理時間は、たとえば、各ブレード24a〜24cによる処理時間のうち最長の時間またはこれらを平均した時間として算出できる。また、ラスターデータの送信時間は、ラスターデータ全体のデータ量を、ステップS24で計測された通信速度で除算することによって算出できる。あるいは、平均的な通信速度を予め記憶しておき、ラスターデータ全体のデータ量を、当該平均的な通信速度により除算して、ラスターデータの送信時間を算出してもよい。この場合ステップS24の通信速度の計測を省略できる。
続いて、プリントサーバー2は、RIP処理をしていない原稿データを含む印刷ジョブつまり、RIP処理前の印刷ジョブ(以下、RIP処理前データという)の送信時間と、プリンターによるRIP処理時間とを合計して第2時間を算出する(ステップS26)。RIP処理前データの送信時間について、プリントサーバー2は、ステップS21で受信した印刷ジョブをRIP処理することなくプリンター3aに送信する場合に必要な送信時間を予測する。送信時間は、印刷ジョブのデータ量を、ステップS24で測定された通信速度で除算することによって算出できる。また、プリンター3におけるRIP処理時間は、ステップS23におけるRIP処理時間およびプリントサーバー2自身のRIP処理性能と各プリンターの処理性能の比率とに基づいて、算出できる。ここで、HDD223には、予めプリントサーバー2(ブレード24a〜24c)とプリンター3とのRIP処理の処理速度の比率が記憶されている。たとえば、プリントサーバー2によるRIP処理時間を、プリントサーバー2に対するプリンター3のRIP処理速度の比率により除算することによって、プリンター3における処理時間を算出できる。
続いて、プリントサーバー2は、ステップS25およびS26で算出した第1および第2時間を比較して、第1時間が第2時間より長いか否かを判断する(ステップS27)。
第1時間が第2時間よりも長い場合(ステップS27:YES)、プリントサーバー2は、RIP処理前データをプリンター3に送信する(ステップS28)。これは、プリンター3にRIP処理前の印刷ジョブを送信してRIP処理させる方が、プリントサーバー2自身がRIP処理してラスターデータを送信するよりも速いからである。したがって、プリントサーバー2は、ステップS21で受信された印刷ジョブを自身で一旦ステップS23においてRIP処理したものの、ラスターデータを破棄して、RIP処理前の印刷ジョブをプリンター3aに送信して、プリンター3aにRIP処理を実行させる。
第1時間が第2時間よりも長い場合の例は、図10に示される通りである。(A)に示すように、プリントサーバー2によってRIP処理する時間(1秒未満)と、RIP処理後データをプリンター3aに送信する時間(14秒)との合計である第1時間は、1秒未満の数値を切り捨てて14秒である。一方、(B)に示すように、プリンター3にRIP処理前データを送信するための予測時間(4秒)と、プリンター3がRIP処理するための予測時間(6秒)との合計である第2時間は、10秒である。第1時間は第2時間より長いので、より短い第2時間でRIP処理および送信処理を済ませるために、プリントサーバー2は、(B)のように、RIP処理前データを送信してプリンター3aにRIP処理を実行させる。なお、RIP処理後データの送信時間、RIP処理前データ送信時間、およびプリンター3に置けるRIP処理時間は、プリントサーバー2においてRIP処理が完了すれば、即座に演算できる。
一方、図9に戻って、第1時間が第2時間以下である場合(ステップS27:NO)、プリントサーバー2は、RIP処理後データをプリンター3aに送信する(ステップS29)。これは、プリントサーバー2自身がRIP処理してラスターデータを送信する方が、プリンター3aにRIP処理前の印刷ジョブを送信してRIP処理させるよりも速いからである。
第1時間が第2時間以下である場合の例は、図11に示される通りである。(A)に示す例では、プリントサーバー2によってRIP処理する時間(10秒)と、RIP処理後データをプリンター3aに送信する時間(100秒)との合計である第1時間は、110秒である。一方、(B)に示す例では、プリンター3aにRIP処理前データを送信する時間(50秒)と、プリンター3aがRIP処理する時間(200秒)との合計である第2時間は、プリントサーバー2によるRIP処理時間(10秒)を加味して260秒である。第1時間は第2時間以下であるので、より短い第1時間でRIP処理および送信処理を済ませるために、プリントサーバー2は、図11(A)のように、自身によりRIP処理したRIP処理後データを送信してプリンター3aにラスターデータに基づく後続の印刷処理(画像形成処理)を実行させる。
以上のように、本実施形態では、プリントサーバー2は、第1および第2時間を算出して比較することにより、ラスタライズ処理時間および印刷ジョブの送信時間の合計時間が短くなる組み合わせを判断できる。プリントサーバー2は、当該判断に基づいて、RIP処理後データを送信するかプリンター3aにRIP処理を実行させるかを選択するので、RIP処理および印刷ジョブの送信時間を含む全体の処理として、処理時間が短いものを選択でき、生産性を向上できる。
なお、上記実施形態では、プリントサーバー2は、プリントサーバー2によるRIP処理速度とプリンター3によるRIP処理速度との比率をHDD223に記憶していることを説明した。ここで、RIP処理速度の比率は、より詳細に、原稿データに含まれるオブジェクトの種類ごとにデータベース化されていてもよい。たとえば、プリントサーバー2は、文書オブジェクトのフォントの種類、切換え数、描画オブジェクトの数や種類、画像オブジェクトの数や解像度、サイズ、種類などに、オブジェクトの種類を分類して、各オブジェクトの種類に対するプリントサーバー2およびプリンター3のRIP処理速度をデータベース化して記憶しておく。
そして、上記のステップS23において、ブレード24a〜24cによりRIP処理する際に、原稿データに含まれるオブジェクトの種類も分類し、オブジェクトの種類ごとにRIP処理に要した時間を計測し、メモリー242に格納する。オブジェクトの種類ごとにRIP処理に要した時間と、オブジェクトの種類ごとのプリントサーバー2およびプリンター3のRIP処理速度の比率に基づいて、プリンター3でのRIP処理にかかる予測時間を算出できる。このようにオブジェクトの種類ごとに、RIP処理速度の比率を勘案することで、より正確に、プリンター3でのRIP処理時間を予測できる。
また、上記実施形態では、ステップS29において、プリントサーバー2は、ラスターデータをそのままプリンター3に送信している。しかし、RIP処理により生成されたラスターデータを圧縮して、プリンター3に送信するようにしてもよい。この場合、ステップS23において、RIP処理と並行して、RIP処理によりラスターデータとなった部分から順次データを圧縮して、圧縮したRIP処理後データを生成できる。RIP処理後データを圧縮することによって、ステップS29における送信時間を短縮できる。この場合、上述のステップS25における第1時間については、圧縮されたRIP処理後データを送信するための時間を用いることができる。また、圧縮されたRIP処理後データを受信したプリンター3は、当該圧縮データを、受信した部分からオンザフライで順次伸長することができる。
[第2実施形態]
次に、図12および図13を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下、上記第1実施形態と同様の構成および処理については、同様の参照番号を用い、重複を避けるためその説明を省略する。
図12は、第2実施形態に係るプリントサーバーによって、受信した印刷ジョブをRIP処理および送信処理する手順を示すフローチャート、図13はプリントサーバーおよびプリンターの処理時間の一例を示す図である。なお、図12に示す処理は、メモリー222等にプログラムとして記憶されており、CPU221によって実行されうる。また、分割された印刷ジョブのRIP処理等は、CPU241によって実行されうる。
図12に示すように、まず、プリントサーバー2は、印刷ジョブを受信する(ステップS21)。
続いて、プリントサーバー2は、受信した印刷ジョブ内の原稿データをRIP処理する前に、当該印刷ジョブをプリンター3aに送信する(ステップS30)。この時、送信される印刷ジョブは、プリントサーバー2がRIP処理等を実行するために複製される。
続いて、ステップS22〜S27が実行される。
第1時間が第2時間以下である場合(ステップS27:NO)、プリントサーバー2は、RIP処理後データをPC1に送信する(ステップS29)。なお、このステップにおいて、ステップS30で開始されたRIP処理前データの送信処理が継続している場合、プリントサーバー2は、当該送信処理を中止する。
続いて、第1時間が第2時間より長い場合(ステップS27:YES)、プリントサーバー2は、RIP処理後データを送信することなく、処理を終了する。プリンター3にRIP処理前データを送信してRIP処理させる方が、プリントサーバー2自身がRIP処理してラスターデータを送信するよりも速いからである。したがって、ステップS30により送信している印刷ジョブが、そのままプリンター3において使用される。
なお、ステップS26において第2時間を算出する際、印刷ジョブをプリンター3に送信するのに要する時間の予測には、ステップS30の印刷ジョブ送信時に測定される送信速度を用いる。
第1時間が第2時間よりも長い場合の例は、図13に示される通りである。図13(A)の例には、プリントサーバー2によってRIP処理する時間と、ラスターデータをプリンター3に送信する時間との合計である第1時間を示す。
図13(B)の例には、プリンター3にRIP処理前の印刷ジョブを送信するのに要する時間と、プリンター3aがRIP処理する予測時間との合計である第2時間を示す。図13(B)では、プリントサーバー2によるRIP処理の開始と同時に、印刷ジョブの送信が始まっている。ここで、印刷ジョブの送信に要する時間は、プリントサーバー2によるRIP処理を完了すれば、RIP後のデータ量に基づいて、プリントサーバー2により算出できる。あるいは、プリンター3が受信時間を実測して、完了時間をプリントサーバー2に返してもよい。
図13に示す例では、(A)と(B)との比較から、第2時間は第1時間より短い。したがって、(B)の方法、つまり、プリンター3にRIP処理前の印刷ジョブを送信し、プリンター3においてRIP処理を実行する方法が採用される。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、第1時間および第2時間の比較によって、より短い時間でRIP処理時間および送信時間を完了できる方を選択して、画像形成処理の生産性を向上できる。
加えて、第2実施形態の方法に係る(B)と第1実施形態の方法に係る(C)とを比較してわかるように、本実施形態に係る第2時間は、先に印刷ジョブの送信を始めている分、より早い時点で終了する。したがって、第1時間よりも第2時間の方が短い場合、先に印刷ジョブの送信を始めている分、画像形成処理の生産性をより一層向上できる。
[第3実施形態]
次に、図14を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。なお、以下、上記第1実施形態と同様の構成および処理については、同様の参照番号を用い、重複を避けるためその説明を省略する。
図14は、第3実施形態に係るPOD印刷処理の手順を概略的に示すフローチャートである。
第3実施形態では、プリントサーバー2は、RIP処理および送信処理(ステップS10)の前に、印刷ジョブに特別な印刷設定が含まれるか判断する(ステップS40)。特別な印刷設定とは、印刷ジョブを実行するために、プリンター3において準備が必要となる設定であり、たとえば、プリンター3の給紙部34に用意されていない(普段頻繁に使用されない)用紙の使用に関する設定や、製本の後処理に関する設定である。
これらのような印刷設定が印刷ジョブに含まれる場合、プリントサーバー2は、これらの設定を印刷ジョブから分離して、印刷ジョブを送信するプリンター3が確定した時点ですぐにプリンター3に送信する(ステップS42)。
印刷ジョブのうち特定の印刷設定を先に受信したプリンター3は、たとえば操作部33において準備を促す指示を表示できる。このようにすれば、プリンター3側で、RIP処理前またはRIP処理後の印刷ジョブを受信する前に、適切な用紙を給紙部34に準備したり、製品に使うホットメルトの加熱を始めたりと、前倒しに準備を開始できる。ホットメルトの加熱はユーザーに準備を促さずに自動で実行されてもよい。
以上のように、第3実施形態によれば、用紙交換や後処理等の準備による印刷処理の遅延を防止し、生産効率を向上できる。
なお、図14では、RIP処理および送信処理(ステップS10)の前に、印刷設定を分離しプリンター3に送信しているが、これに限定されない。印刷ジョブを送信するプリンター3が確定した時点(ステップS6またはステップS9)で、印刷ジョブに特別な印刷設定が含まれるか判断し、印刷設定を分離して先にプリンター3に送信してもよい。
[第4実施形態]
次に、図15を参照して、本発明の第4実施形態について説明する。なお、以下、上記第1実施形態と同様の構成および処理については、同様の参照番号を用い、重複を避けるためその説明を省略する。
図15は、第4実施形態に係るプリントサーバーによって、受信した印刷ジョブをRIP処理および送信する処理の手順を示すフローチャートである。なお、図15に示す処理は、メモリー222等にプログラムとして記憶されており、CPU221によって実行されうる。また、分割された印刷ジョブのRIP処理等は、CPU241によって実行されうる。
第4実施形態では、RIP処理後データの送信が始まった(ステップS29)後、プリントサーバー2は、通信輻輳が発生したか判断する(ステップS50)。通信輻輳が発生したかどうかは、ステップS24における通信速度の測定を所定のサイクルタイムで行うことにより監視できる。プリントサーバー2は、通信速度が所定の閾値以下になった場合、通信輻輳が発生していると判断する。所定の閾値は、たとえば、通信速度が1MB/秒である。
通信輻輳が発生している場合(ステップS50:YES)、プリントサーバー2は、ステップS27の判定を再度繰り返す。これにより、通信輻輳が発生した通信速度を考慮して、第1時間および第2時間を再度算出し、第1時間と第2時間でどちらが短いか判断して、短い方に処理を切り換えられる。
通信輻輳が発生していない場合(ステップS50:NO)、プリントサーバー2は、RIP処理後データの送信が完了しているか判断する(ステップS51)。送信が完了していない場合(ステップS51:NO)、プリントサーバー2は、ステップS50の処理に戻り、通信輻輳が発生していないか再度判断する。送信が完了した場合(ステップS51:YES)、プリントサーバー2は、RIP処理および送信処理を終了する。
以上のように、第4実施形態によれば、通信状況に合わせて、RIP処理および送信処理が早く終わる方に切り換えられる。
[第5実施形態]
次に、図14を参照して、本発明の第5実施形態について説明する。なお、以下、上記第1実施形態と同様の構成および処理については、同様の参照番号を用い、重複を避けるためその説明を省略する。
図16は、第5実施形態に係るプリントサーバーによって、受信した印刷ジョブをRIP処理および送信処理する手順を示すフローチャートである。なお、図16に示す処理は、メモリー222等にプログラムとして記憶されており、CPU221によって実行されうる。また、分割された印刷ジョブのRIP処理等は、CPU241によって実行されうる。
図16に示すように、まず、プリントサーバー2は、印刷ジョブを受信する(ステップS21)。
続いて、プリントサーバー2は、印刷ジョブが緊急であるか否かを判断する(ステップS60)。このステップでは、プリントサーバー2は、ステップS21で受信した印刷ジョブに含まれる印刷設定内の納期に関する情報を参照して、印刷ジョブが緊急であるか判断する。なお、納期に関する情報には、たとえば、納期の期日に関する情報や、緊急である旨を示す情報がある。納期に関する情報は、PC1において印刷設定画面を通じて、ユーザーが適宜設定できる。そして、プリントサーバー2は、たとえば納期までの時間と予め設定されている閾値とを比較して、当該時間が閾値を下回る場合に印刷ジョブが緊急であると判断することができる。ここで、閾値は、HDD223に予め記憶されている。あるいは、プリントサーバー2は、緊急である旨を示す情報が印刷ジョブに含まれる場合には、印刷ジョブが緊急であると判断する。
印刷ジョブが緊急であると判断される場合(ステップS60:YES)、プリントサーバー2は、ステップS22〜S29の処理を実行する。
一方、印刷ジョブが緊急ではないと判断される場合(ステップS60:NO)、プリントサーバー2は、印刷処理開始時間が到達したか否かを判断する(ステップS61)。印刷処理開始時間は、たとえば、プリンター3の稼働率が低い時間帯、夜間などに設定されている。
印刷処理開始時間が到達していない場合(ステップS61:NO)、プリントサーバー2は印刷処理開始時間が到達するまで待機する。
一方、印刷処理開始時間が到達したと判断される場合(ステップS61:YES)、プリントサーバー2は、RIP処理前データをプリンター3に送信する(ステップS28)。
以上のように、本実施形態では、印刷ジョブが緊急であるか否かを判断することによって、緊急ではない印刷ジョブについては、予め設定された印刷処理開始時間に印刷できる。たとえば夜間等に印刷処理開始時間を設定し、夜間にプリンター3にRIP処理を実行させることにより、プリントサーバー2およびプリンター3の処理を分散でき、負荷を軽減することができる。
本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
上記実施形態では、印刷ジョブを送信する送信元としてPC1を例示したが、これに限定されない。印刷ジョブを送信する端末は、スマートフォン等でもよい。
本実施形態に係る画像形成における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウエア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえば、フラッシュメモリーまたはCD−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に送信され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像形成の一機能としてその装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
1 PC(クライアントコンピューター)、
11 CPU、
12 メモリー、
13 HDD、
14 ディスプレイ、
15 入力装置、
16 グラフィックI/F部、
17 通信I/F部、
2 プリントサーバー、
22 プリントマネージャー、
221 CPU(処理時間予測手段、送信時間予測手段、分離手段、制御手段、圧縮手段)、
222 メモリー、
223 HDD(記憶手段)、
224 通信I/F部(受信手段、通信手段)、
225 バス、
24a,24b,24c ブレード、
241 CPU(分類手段)、
242 メモリー、
243 HDD、
244 通信I/F部、
245 バス、
3a,3b,3c プリンター
31 制御部、
311 CPU(伸長手段)、
312 メモリー、
313 HDD、
314 通信I/F部、
315 ビデオI/F部、
316 バス、
32 通信I/F部、
33 操作部、
34 給紙部、
35 画像形成部、
36 後処理部、
37 排紙部、
38 バス、
4 ネットワーク。

Claims (22)

  1. 印刷ジョブを送信可能なクライアント端末と、前記印刷ジョブに基づいて画像を形成可能な画像形成装置と、前記印刷ジョブを前記画像形成装置に送信可能な印刷ジョブ送信装置と、を有する画像形成システムであって、
    前記印刷ジョブ送信装置は、
    前記クライアント端末から前記印刷ジョブを受信すると、当該印刷ジョブに含まれる原稿データをラスタライズ処理するラスタライズ処理手段と、
    前記ラスタライズ処理結果に基づいて、ラスタライズ処理後の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する場合に要する第1送信時間を予測し、当該第1送信時間と前記ラスタライズ処理に要した第1処理時間とを合算して第1時間を算出する第1算出手段と、
    受信した前記印刷ジョブに基づいて、ラスタライズ処理前の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する場合に要する第2送信時間を予測し、さらに、前記ラスタライズ処理の結果に基づき、前記印刷ジョブを前記画像形成装置においてラスタライズ処理する場合に要する第2処理時間を予測し、前記第2送信時間と前記第2処理時間とを合算して第2時間を算出する第2算出手段と、
    前記第1時間と前記第2時間とを比較して、前記第1時間が短い場合は前記ラスタライズ処理後の印刷ジョブを、前記第2時間が短い場合は前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信することを選択する選択手段と、
    前記印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する送信手段と、
    を含む画像形成システム。
  2. 前記送信手段は、
    前記選択手段による選択に先行して、前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信し始め、
    前記選択手段により前記ラスタライズ処理後の印刷ジョブを送信すると判断され、前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブの送信が完了していない場合に、前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブの送信を中止する請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記印刷ジョブ送信装置は、
    前記印刷ジョブに含まれる所定の印刷設定を分離する分離手段をさらに有し、
    前記送信手段は、前記画像形成装置における前記印刷設定に関する処理の準備をユーザーに促すために、前記分離手段により分離された印刷設定を前記選択手段による選択前に前記画像形成装置に送信する請求項1または請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記印刷ジョブ送信装置は、前記ラスタライズ処理と並行して、ラスタライズ処理が適用された部分から順次データを圧縮して、圧縮したラスタライズ処理後の印刷ジョブを生成する圧縮手段をさらに有し、
    前記画像形成装置は、圧縮したラスタライズ処理後の印刷ジョブを受信すると、当該印刷ジョブを伸長する請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  5. 前記ラスタライズ処理手段は、前記原稿データに含まれるオブジェクトの種類を分類し、
    前記第2算出手段は、分類された各オブジェクトに対する前記ラスタライズ処理の結果に基づいて、前記印刷ジョブを前記画像形成装置においてラスタライズ処理する場合に要する第2処理時間を予測する請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  6. 前記印刷ジョブ送信装置は、前記画像形成装置との間の通信速度を監視する監視手段をさらに有し、
    前記選択手段は、前記監視手段により監視する通信速度に基づいて、通信輻輳の発生を判定し、通信輻輳が発生したと判定した場合、前記第1時間および第2時間を算出する処理を再度行い、再算出された第1時間または第2時間のいずれが短いかを判断する請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  7. 前記印刷ジョブは、前記画像形成装置により画像形成処理が完了されるべき納期に関する情報を含み、
    前記選択手段は、
    前記納期に関する情報に基づいて、前記印刷ジョブの緊急性があるか否かを判断し、前記印刷ジョブの緊急性がないと判断する場合には、前記第1時間および前記第2時間の算出および比較を行わず、前記画像形成装置に前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブを送信することを選択する請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  8. クライアント端末から送信された印刷ジョブを、画像形成装置に送信可能な印刷ジョブ送信装置であって、
    前記クライアント端末から前記印刷ジョブを受信する受信手段と、
    前記印刷ジョブに含まれる原稿データをラスタライズ処理するラスタライズ処理手段と、
    前記ラスタライズ処理結果に基づいて、ラスタライズ処理後の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する場合に要する第1送信時間を予測し、当該第1送信時間と前記ラスタライズ処理に要した第1処理時間とを合算して第1時間を算出する第1算出手段と、
    受信した前記印刷ジョブに基づいて、ラスタライズ処理前の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する場合に要する第2送信時間を予測し、さらに、前記ラスタライズ処理の結果に基づき、前記印刷ジョブを前記画像形成装置においてラスタライズ処理する場合に要する第2処理時間を予測し、前記第2送信時間と前記第2処理時間とを合算して第2時間を算出する第2算出手段と、
    前記第1時間と前記第2時間とを比較して、前記第1時間が短い場合は前記ラスタライズ処理後の印刷ジョブを、前記第2時間が短い場合は前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信することを選択する選択手段と、
    前記印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する送信手段と、
    を有する印刷ジョブ送信装置。
  9. 前記送信手段は、
    前記選択手段による選択に先行して、前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信し始め、
    前記選択手段により前記ラスタライズ処理後の印刷ジョブを送信すると判断され、前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブの送信が完了していない場合に、前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブの送信を中止する請求項8に記載の印刷ジョブ送信装置。
  10. 前記印刷ジョブに含まれる所定の印刷設定を分離する分離手段をさらに有し、
    前記送信手段は、前記画像形成装置における前記印刷設定に関する処理の準備をユーザーに促すために、前記分離手段により分離された印刷設定を前記選択手段による選択前に前記画像形成装置に送信する請求項8または請求項9に記載の印刷ジョブ送信装置。
  11. 前記ラスタライズ処理と並行して、ラスタライズ処理が適用された部分から順次データを圧縮して、圧縮したラスタライズ処理後の印刷ジョブを生成する圧縮手段をさらに有する請求項8〜10のいずれか一項に記載の印刷ジョブ送信装置。
  12. 前記ラスタライズ処理手段は、前記原稿データに含まれるオブジェクトの種類を分類し、
    前記第2算出手段は、分類された各オブジェクトに対する前記ラスタライズ処理の結果に基づいて、前記印刷ジョブを前記画像形成装置においてラスタライズ処理する場合に要する第2処理時間を予測する請求項8〜11のいずれか一項に記載の印刷ジョブ送信装置。
  13. 前記画像形成装置との間の通信速度を監視する監視手段をさらに有し、
    前記選択手段は、前記監視手段により監視する通信速度に基づいて、通信輻輳の発生を判定し、通信輻輳が発生したと判定した場合、前記第1時間および第2時間を算出する処理を再度行い、再算出された第1時間または第2時間のいずれが短いかを判断する請求項8〜12のいずれか一項に記載の印刷ジョブ送信装置。
  14. 前記印刷ジョブは、前記画像形成装置により画像形成処理が完了されるべき納期に関する情報を含み、
    前記選択手段は、
    前記納期に関する情報に基づいて、前記印刷ジョブの緊急性があるか否かを判断し、前記印刷ジョブの緊急性がないと判断する場合には、前記第1時間および前記第2時間の算出および比較を行わず、前記画像形成装置に前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブを送信することを選択する請求項8〜13のいずれか一項に記載の印刷ジョブ送信装置。
  15. ネットワークを介してクライアント端末から印刷ジョブを受信するステップ(a)と、
    受信した前記印刷ジョブに含まれる原稿データをラスタライズ処理するステップ(b)と、
    前記ラスタライズ処理結果に基づいて、ラスタライズ処理後の印刷ジョブを画像形成装置に送信する場合に要する第1送信時間を予測し、当該第1送信時間と前記ラスタライズ処理に要した第1処理時間とを合算して第1時間を算出するステップ(c)と、
    受信した前記印刷ジョブに基づいて、ラスタライズ処理前の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信する場合に要する第2送信時間を予測し、さらに、前記ラスタライズ処理の結果に基づき、前記印刷ジョブを前記画像形成装置においてラスタライズ処理する場合に要する第2処理時間を予測し、前記第2送信時間と前記第2処理時間とを合算して第2時間を算出するステップ(d)と、
    前記第1時間と前記第2時間とを比較して、前記第1時間が短い場合は前記ラスタライズ処理後の印刷ジョブを、前記第2時間が短い場合は前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信することを選択するステップ(e)と、
    前記印刷ジョブを前記画像形成装置に送信するステップ(f)と、
    を有する印刷ジョブ送信方法。
  16. 前記ステップ(e)に先行して、前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブを前記画像形成装置に送信し始め、前記選択手段により前記ラスタライズ処理後の印刷ジョブを送信すると判断され、前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブの送信が完了していない場合に、前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブの送信を中止する請求項15に記載の印刷ジョブ送信方法。
  17. 前記印刷ジョブに含まれる所定の印刷設定を分離するステップ(g)と、
    前記ステップ(e)よりも前に、前記画像形成装置における前記印刷設定に関する処理の準備をユーザーに促すために、前記ステップ(g)において分離された印刷設定を前記画像形成装置に送信するステップ(h)と、
    をさらに有する請求項15または請求項16に記載の印刷ジョブ送信方法。
  18. 前記ステップ(b)の前記ラスタライズ処理と並行して、ラスタライズ処理が適用された部分から順次データを圧縮して、圧縮したラスタライズ処理後の印刷ジョブを生成するステップ(i)をさらに有する請求項15〜17のいずれか一項に記載の印刷ジョブ送信方法。
  19. 前記ステップ(b)は、前記原稿データに含まれるオブジェクトの種類を分類するステップ(j)を含み、
    前記ステップ(d)では、前記ステップ(j)において分類された各オブジェクトに対する前記ラスタライズ処理の結果に基づいて、前記印刷ジョブを前記画像形成装置においてラスタライズ処理する場合に要する第2処理時間を予測する請求項15〜18のいずれか一項に記載の印刷ジョブ送信方法。
  20. 前記画像形成装置との間の通信速度を監視するステップ(k)さらに有し、
    前記ステップ(e)では、前記ステップ(k)において監視した通信速度に基づいて、通信輻輳の発生を判定し、通信輻輳が発生したと判定した場合、前記第1時間および第2時間を算出する処理を再度行い、再算出された第1時間または第2時間のいずれが短いかを判断する請求項15〜19のいずれか一項に記載の印刷ジョブ送信方法。
  21. 前記印刷ジョブは、前記画像形成装置により画像形成処理が完了されるべき納期に関する情報を含み、
    ステップ(e)では、前記納期に関する情報に基づいて、前記印刷ジョブの緊急性があるか否かを判断し、前記印刷ジョブの緊急性がないと判断する場合には、前記第1時間および前記第2時間の算出および比較を行わず、前記画像形成装置に前記ラスタライズ処理前の印刷ジョブを送信することを選択する請求項15〜20のいずれか一項に記載の印刷ジョブ送信方法。
  22. 請求項15〜21のいずれか一項に記載の印刷ジョブ送信方法を、コンピューターに実行させるための印刷ジョブ送信プログラム。
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