JP2005338239A - 表示プレート - Google Patents

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Yoichi Hanakawa
陽一 花川
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Abstract

【課題】胸ポケット等への取付強度を確保しつつもその胸ポケット等が傷んでしまうことを抑制でき、且つ、操作する際にも痛くなく、さらには、部材同士の定着性を良くして部材の紛失を抑制できるといった表示プレートを提供する。
【解決手段】作動体2と表示部Aに設けられてなるベース体1とを具備し、取付先部材の所定部を、それら作動体2とベース体1との間で挟持することによりその取付先部材に保持されるようにした表示プレートPであって、前記作動体2が、金属製の作動体本体21と、前記作動体本体21の先端部から外側の略全面を保護する樹脂製の保護部22とを具備するようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、名前などを表示すると共に、例えば、ポケット等に取り付けて使用する表示プレートに関するものである。
従来から、一対のクリップ用片とその各用片の連結柱とを合成樹脂により一体形成して備えるとともに、前記連結柱の後側において各クリップ用片に作用して前端を圧接するばね部材を備えるようにしたクリップを、名札挟みにの裏面に設けた表示プレートが知られている。そして、この表示プレートは、一対のクリップ用片の間で胸ポケットを挟持することにより、その胸ポケットに支持された状態で使用される(例えば特許文献1参照。)。
実開平6−15080号公報(第3頁〜第5頁、第1図)
ところが、従来の構成では、胸ポケットへの取付強度を確保するために、クリップ用片を幅広に構成すると、胸ポケット内部の収容物と干渉してしまうといった課題を有している。また、その取付強度を確保するために、クリップ用片を金属製のものとすると、胸ポケットが傷んでしまうといった課題や、操作する際に指先が痛いといった操作上の課題をも有している。
このような課題を改善するために、金属製のクリップ用片の先端部に樹脂製部材を取り付けたものが考えられるが、このような構成では、表示プレートを勢いよく取り外した場合には、先端部が脱落してしまうため部材の紛失を招きやすいといった課題を有している。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、胸ポケット等への取付強度を確保しつつもその胸ポケット等が傷んでしまうことを抑制でき、且つ、操作する際にも痛くなく、さらには、部材同士の定着性を良くして部材の紛失を抑制できるといった表示プレートを提供することにある。
すなわち、本発明の表示プレートは、作動体と表示部に設けられてなるベース体とを具備し、取付先部材の所定部を、それら作動体とベース体との間で挟持することによりその取付先部材に保持されるようにした表示プレートであって、前記作動体が、金属製の作動体本体と、前記作動体本体の先端部から外側の略全面を保護する樹脂製の保護部とを具備することを特徴とする。
ここで、「取付先部材の所定部を、それら作動体とベース体との間で挟持する」とは、作動体をベース体に対して押し付ける向きに付勢する付勢手段を利用して、取付先部材の所定部を挟持するようにしたものを言うが、この付勢手段は、作動体およびベース体と別体のものであってもよいし、作動体自体にその機能を具備させたものであってもよい。
このようなものであれば、胸ポケット等への取付強度を確保しつつもその胸ポケット等が傷んでしまうことを抑制でき、且つ、操作する際にも痛くなく、さらには、部材同士の定着性を良くして部材の紛失を抑制できるといった表示プレートを提供することができる。
作動体本体と保護部との望ましい態様としては、前記作動体本体と前記保護部とが、インサート成形により一体に形成されたものが挙げられる。
また、作動体本体と保護部との望ましい他の態様としては、前記作動体本体と前記保護部とが別体に形成されたものであり、前記作動体本体に対して前記保護部を取り付けることにより、前記作動体を一体的なものとしているものが挙げられる。この場合において、前記保護部が、前記作動体本体の先端部を被覆する被覆部と、前記作動体本体の基端部に設けられた係止片に係合可能な被係合部とを具備するものであって、前記被覆部を前記作動体本体の先端部に取り付けて被覆した後に、前記被係合部を前記作動体本体の係止片に係合させることにより、前記作動体本体と前記保護部とを取り付けるように構成しているものであれば、作動体本体と保護部とを簡単に取り付けることができる。このときの具体的態様としては、前記係止片が、前記作動体本体の内側に突出するものであって、前記保護部の被係合部側を、前記作動体本体の基端部側の内側に巻き込んでから、前記係止片に前記被係合部を取り付けるように構成しているものが挙げられる。
なお、作動体本体を安価に構成しつつも、好適に強度を確保するためには、前記作動体本体が、板金素材を塑性変形加工することにより形成したものであることが好ましい。
また、取付先部材の所定部を挟持した際に、効果的に挟持しつつもその取付先部材が傷んでしまうことを有効に抑制するためには、前記保護部の先端部を、軟質樹脂で構成していることが望ましい。
また、前記保護部の基端部を、軟質樹脂で構成しているものであれば、保護部の基端部に指を掛け、ベース体と作動体との先端部同士を近づけたり遠ざけたりするといった操作をするときも、作動体本体に直接指が触れず軟質樹脂の弾性により好適な操作感を得られ、且つ、金属製の作動体本体によって指等が傷ついてしまうといった不具合も抑制することができる。
前記保護部を、前記作動体本体の両側縁部にも設けているものであれば、例えば、作動体本体の側縁部が、板金素材を打ち抜き加工によって形成したものであり、そこにバリが残っていても保護部によって好適に保護することができる。すなわち、金属製の作動体本体の側縁部が、保護部によって露出しないため、作動体本体によって指等が傷ついてしまうといった不具合を、特別な加工を施さなくても抑制できる。
前記保護部を、前記作動体本体の裏面側にも設けているものであれば、金属製の作動体本体を、表面側と裏面側とから保護してその劣化を好適に抑制できる。したがって繰り返しの使用にも有効に対応できる。
ところで、前記表示部が、名前等を表示するためのカードを出し入れ可能に収容するカード収容体を具備するものであれば、当該表示プレートの使用者が変わっても、カードを変えるだけで済むので、継続的に使用可能に構成した作動体と合わせて表示プレート全体としての繰り返しの使用を好適に行える。
なお、前記作動体本体の先端部の形状と前記保護部の先端部の形状とを、異なる形状に構成しているものであれば、取付先部材に加わる挟持力を分散させて、取付先部材の所定部を好適に挟持することができる。このときの具体的な態様としては、前記作動体本体の先端部の少なくとも一部の部位を、他の部位よりも基端部側に退避した形状を有するように構成しているものが挙げられる。
また、取付先部材の所定部を好適に挟持するためには、前記作動体本体の先端部に凹部を設ける一方、前記ベース体の前記凹部と対応する位置に凸部を設けていることが望ましい。
前記作動体本体が、前記ベース体に向けて突出させてなり前記付勢手段を係止するための係止片を備え、前記保護部が、基端側の両側端部において前記ベース体に向けて突出させた一対の突出部を備えるものであって、前記係止片を、前記一対の突出部間に配置しているものであれば、部材の共用を図りコストアップすることを防止しながらも、ベース体に向けて突出させた金属製の係止片に、指等が直接触れて傷を負ってしまうといった不具合を効果的に抑制することができる。
加えて、前記保護部が、先端部側の両側端部において、前記ベース体に向けて延出する一対の延出部を備えるものであれば、一対の延出部に手をかけて、表示プレート全体を持ち運びやすい。その際、樹脂製の部分を把持することになるので、好適な把持感を得られる。
以上説明したように本発明の表示プレートによれば、作動体が、金属製の作動体本体と、前記作動体本体の先端部から外側の略全面を保護する樹脂製の保護部とを具備しているため、胸ポケット等への取付強度を確保しつつもその胸ポケット等が傷んでしまうことを抑制でき、且つ、操作する際にも痛くなく、さらには、部材同士の定着性を良くして部材の紛失を抑制できるといった表示プレートを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本発明に係る表示プレートPは、取付先部材たる衣服の胸ポケット(図示せず)の使用端側上端部に取り付けて使用するものであって、図1、図2に示すように、表示部Aと、この表示部Aに設けられてなるクリップBとを具備してなる。
各部について具体的に説明すると、表示部Aは、名前等を表示するためのカードCを出し入れ可能に収容するカード収容体A1を具備するものであって、本実施形態では、透明な合成樹脂製のものとしている。なお、この表示部Aを、薄板状のものとして、その表面に名前を印刷したもの等でも構わない。
クリップBは、表示部Aに取り付けたベース体1と、このベース体1に対して対向配置した作動体2と、ベース体1に対して作動体2を回動可能に支持する支持軸3と、ベース体1と作動体2との間に介在し作動体2の先端部をベース体1に押し付ける向きに付勢する付勢手段4とを具備して成る。なお、本実施形態では、全体の形を長円形にし針の先が露出しないようにした留めピン5を具備するようにしているが、この留めピン5を具備しないものであってもよい。
より具体的に各部を説明する。
ベース体1は、図1、図2に示すように、平面視略矩形状のベース体本体11と、このベース体本体11の基端側の両側縁部から起立させた一対の起立部12とを具備する合成樹脂製のものであって、本実施形態ではインジェクション成形によりこれら各部を一体に形成してなる。
さらに各部を詳述すると、ベース体本体11は、先端部の表面に、先端縁と略平行をなすように設けた2列の突条111a、111bを有するようにしている。また、これら突条111a、111bに挟まれ且つ当該ベース体本体11の幅方向略中央には、この突条111a、111bと略同じ高さ寸法を有する凸部112を有するようにしている。この凸部112は、平面視略円形状のものとしているが、その形状や高さ寸法等はこれに限られるものではない。さらに、このベース体本体11の基端側の幅方向略中央には、前記付勢手段4を取り付けるための付勢手段取付部113を有するようにしている。この付勢手段取付部113は、円柱状のものとしているが、これに限られるものではない。
起立部12は、側面視した際に、基端側が略矩形状をなし先端側が部分円弧状をなすようにしたものである。そして、先端側の略中央部に厚み方向に貫通する貫通孔121を有するようにしている。この貫通孔121は、略円形状の断面を有するものであって、支持軸3の端部31a、31bを回動可能に支持するために、その支持軸3の直径寸法よりも若干大きい直径寸法を有するように構成している。
作動体2は、金属製の作動体本体21と、この作動体2の先端部から外側たる操作面側の略全面を少なくとも保護する合成樹脂製の保護部22とを具備するものであって、本実施形態では、これら各部をインサート成形により一体に形成してなる。なお、保護部22の合成樹脂としては、軟質性のものを用いるようにしている。
これら各部について詳述すると、作動体本体21は、図3等に示すように、平面視略矩形状の基体211と、前記基体211の先端縁をベース体1に向けて略直角に屈曲させ前記ベース体1に当接し得るようにした先端片212と、前記基体211の両側縁をベース体1に向けて略直角に屈曲させた一対の側端片213と、付勢手段4の他端側4bを係止するためにベース体1に向けて切り起こした係止片214とからなるものであって、これら各部を板金素材を塑性変形加工することにより一体に形成してなる。
さらに、先端片212、側端片213および係止片214について詳述すると、先端片212は、先端部中央に凹部212Xを備えることにより、この先端片212の凹部212Xを有する部位が、他の部位(先端片212の先端部の両端側)よりも、先端片212の基端側に退避した形状を有するようにしている。
側端片213は、先端側に横長略矩形状の側片要素213aを備え、後端側に前記側片要素213aの高さ寸法よりも大きく構成した縦長舌片状の舌片要素213bを備えてなる。そして、この舌片要素213b側には、支持軸3に支持され得る挿通孔213Xを設けている。
係止片214は、前記基体211の基端側の略中央において、その基体211に一辺を残すとともにその基体211から切り起こした縦長の舌片状のものである。なお、この係止片214は、基体211に対して略直角を成すように切り起こしているが、切りお越し角度はこれに限られるものではない。
保護部22は、前記作動体本体21を構成する各部のうち、前記舌片要素213bと前記係止片214とを除く各部を覆うことにより、換言すれば、作動体本体21の先端部、基端部、両側縁部、及び裏面側を覆うことにより、覆われた各部を保護するようにしたものである。なお、前記側片要素213aを覆う位置に、ベース体1に向けて延出する一対の延出部221を備えるようにしている。また、この保護部22は、前記作動体本体21の先端部から外側の略全面を少なくとも保護するものであれば良く、例えば、基体211の内側を覆わないようにしても良い。
また、本実施形態では、この保護部22の基端側の両側縁部において前記ベース体1に向けて突出させた一対の突出部22Tを備えるようにしている。なお、この突出部22Tの基端側が部分円弧状を成すように形成している。
また、本実施形態では、前記作動体本体21の先端片212を保護している当該保護部22の先端縁の形状を、ベース体1の2列の突条111a、111bおよび凸部112に当接し得るように、平坦面22Hを有するように構成している。
なお、本実施形態では、前記基体211の外側の先端側と基端側とにおいて、保護部22によって作動体本体21を被覆しないようにした部分が2箇所22m、22nあるが、これは、インサート成形時に、金型がこの作動体本体21を支持するためのものであって、その位置や形状や個数などは適宜変更可能である。
さらに、本実施形態では、保護部22の表面に3つの突起部22xを設けている。突起部22xは、平面視略矩形状を有し、指を掛けた際に滑り止めとしての機能を発揮し得るものであって、所定間隔で3列に並べて配列するようにしている。なお、突起部22xの形状や個数などは、これに限られない。
支持軸3は、両端部を中央部よりも若干拡開するようにした長手方向に各部略等断面形状をなす円筒状のものである。そして、本実施形態では、この支持軸3をスチール製のものとしている。
付勢手段4は、平面視略矩形状の板金素材をU字状に湾曲させた板バネであって、一端側4aと他端側4bとを、ベース体1と作動体2とにそれぞれ取り付けてなる。
以上のように構成される表示プレートPについて、その使用方法を以下に説明する。
(1)表示プレートPを、胸ポケットに取り付ける方法。
作動体2に対して外力が加わっていない状態では、作動体2の先端部は、付勢手段4によってベース体1に押し付けられた状態にある。
まず、表示部Aと作動体2の基端部とに指を掛け、作動体2の先端部がベース体1から離れるように外力を加える。
すると、作動体2の先端部は、支持軸3を回動中心としてベース体1から離間する方向に回動し、ベース体1から離間することとなる。なお、本実施形態では、作動体2の係止片214が、ベース体1の付勢手段取付部113に当接することにより、作動体2の先端部が、ベース体1から最大に開成した開成状態(図示せず)を取るようにしているが、作動体2の突出部22Tが、ベース体1の基端側に当接することにより、開成状態を取るようにしてもよい。
このようにして、開成状態になった作動体2の先端部とベース体1とを、胸ポケットの使用端側上端部を挟持し得る位置に位置付けて、上述した外力を加えることを止めると、作動体2の先端部は、付勢手段4によって支持軸3を回動中心としてベース体1に近接する方向に回動し、作動体2の先端部とベース体1との間で胸ポケットの使用端側上端部を挟持する状態になる。
しかして、表示プレートPの作動体2とベース体1とが、胸ポケットの使用端側上端部を挟持することとなるが、このとき、樹脂製の保護部22が胸ポケットの使用端側上端部に接して挟持し、金属製の作動体本体21はその胸ポケットの使用端側上端部に直接接しないので、挟持している部分が傷んでしまうことを好適に抑制できる。
(2)表示プレートPを、胸ポケットから取り外す方法。
(1)のようにして、胸ポケットの使用端側上端部に取り付けた表示プレートPにおいて、表示部Aと作動体2の基端部とに指を掛け、作動体2の先端部がベース体1から離れるように外力を加える。
すると、作動体2の先端部は、支持軸3を回動中心としてベース体1から離間する方向に回動し、ベース体1から離間することとなる。
このように、作動体2の先端部とベース体1とを開成状態にして、挟持している胸ポケットの使用端側上端部から当該表示プレートPを取り外すことができる。
なお、上述した方法以外の方法でも、表示プレートPを、胸ポケットから取り外すことができる。
具体的には、胸ポケットの使用端側上端部に取り付けた表示プレートPにおいて、表示部Aのみを掴んで、胸ポケットから取り外す向きに引っ張って、当該表示プレートPを取り外すこともできる。
この場合には、当該表示プレートPが、胸ポケットから外れるまでの間、作動体2の先端部とベース体1とが、胸ポケットの使用端側上端部に接触し続けることとなるが、金属製の作動体本体21はその胸ポケットの使用端側上端部に直接接しないので、挟持している部分が傷んでしまうことを好適に抑制できる。
(3)その他。
なお、開成状態において、作動体2の基端部に掛けている指を急に離せば、作動体2の先端部は、付勢手段4によってベース体1に勢いよく当接する。このような場合であっても、合成樹脂製の保護部22が金属製の作動体本体21に生じる振動を好適に減衰させるため、騒音が不必要に発生することを好適に抑制できる。
このように、本実施形態に係る表示プレートPは、金属製の作動体本体21によって、作動体2全体としての剛性を好適に確保しつつ、合成樹脂製の保護部22によって胸ポケットの挟持している部分が傷んでしまうことを効果的に抑制することができる。また、作動体本体21を金属製としているため、作動体2全体を合成樹脂で構成した場合と比べコンパクトに構成でき、当該表示プレートPを胸ポケットに取り付けて使用した場合に、胸ポケット中の収容物と無用に干渉することを抑制して使い勝手が良い。さらに、保護部22を、操作面側の略全面を保護するように設けているので、操作するときに痛くない。加えて、保護部22を、作動体本体21の先端部および操作面側の略全面を保護すべくこれら各部に対して連続するように設けているので、作動体本体21と保護部22との定着性を良くすることができる。したがって、当該表示プレートPを胸ポケットから勢いよく取り外した場合に、例えば、保護部22を作動体本体21の先端部のみに設けた場合では、保護部22が作動体本体21から完全に脱落してしまうといった不具合が生じ得るのに対し、保護部22が作動体本体21から完全に脱落してしまうといった不具合を抑制できる。すなわち、胸ポケット等への取付強度を確保しつつもその胸ポケット等が傷んでしまうことを抑制でき、且つ、操作する際にも痛くなく、さらには、作動体本体21と保護部22との部材同士の定着性を良くして保護部22の紛失を抑制できるといった表示プレートPを実現することができる。
また、作動体本体21が、板金素材を塑性変形加工することにより形成したものであるので、作動体本体21を安価に構成しつつも、好適に強度を確保することができる。
保護部22を軟質樹脂製のものとし、且つ、作動体本体21の先端部、基端部、両側縁部、及び裏面側を保護するように設けている。これにより、胸ポケットの所定部を挟持した際に、効果的に挟持しつつもその胸ポケットの所定部が傷んでしまうことを有効に抑制できる。また、保護部22の基端部に指を掛け、ベース体1と作動体2との先端部同士を近づけたり遠ざけたりするといった操作をするときも、作動体本体21に直接指が触れず軟質性合成樹脂の弾性により好適な操作感を得られ、且つ、金属製の作動体本体21によって指等が傷ついてしまうといった不具合も抑制することができる。さらに、作動体本体21の側縁部が、板金素材を打ち抜き加工によって形成したものであり、そこにバリが残っていても保護部22によって好適に保護することができる。すなわち、金属製の作動体本体21の側縁部が、保護部22によって露出しないため、作動体本体21によって指等が傷ついてしまうといった不具合を、特別な加工を施さなくても抑制できる。加えて、金属製の作動体本体21を、表面側と裏面側とから保護してその劣化を好適に抑制できる。したがって繰り返しの使用にも有効に対応できる。
前記表示部Aが、名前等を表示するためのカードCを出し入れ可能に収容するカード収容体A1を具備しているため、当該表示プレートPの使用者が変わっても、カードCを変えるだけで済み、継続的に使用可能に構成した作動体2と合わせて表示プレートP全体としての繰り返しの使用を好適に行える。
なお、前記作動体本体21の先端片212の少なくとも一部の部位を、他の部位よりも基端部側に退避した形状のものとする一方、保護部22の先端縁の形状を略平坦(平坦面22H)に構成することにより、前記作動体本体21の先端部の形状と前記保護部22の先端部の形状とが、異なる形状を有するようにしているため、胸ポケットの所定部に加わる挟持力を分散させて、胸ポケットの所定部を好適に挟持することができる。
また、作動体本体21の先端部に凹部212Xを設ける一方、ベース体1における前記凹部212Xと対応する位置に凸部112を設けているため、胸ポケットの所定部を好適に挟持できる。
作動体本体21が、ベース体1に向けて突出させてなり前記付勢手段4を係止するための係止片214を備え、前記保護部22が、基端側の両側端部において前記ベース体1に向けて突出させた一対の突出部22Tを備えるものであり、前記係止片214を、前記一対の突出部22T間に配置しているため、部材の共用を図りコストアップすることを防止しながらも、ベース体1に向けて突出させた金属製の係止片214に、指等が直接触れて傷を負ってしまうといった不具合を効果的に抑制することができる。
加えて、前記保護部22が、先端部側の両側端部において、前記ベース体1に向けて延出する一対の延出部221を備えるようにしているため、一対の延出部221に手をかけて、表示プレートP全体を持ち運びやすい。その際、合成樹脂製の部分を把持することになるので、好適な把持感を得られる。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
例えば、金属製の作動体本体と合成樹脂製の保護部とを別体に形成し、作動体本体に対して前記保護部を取り付けることにより、前記作動体を一体的なものとするようにしてもよい。この場合の具体的な態様としては、図4、図5に示すように、(なお、前記実施形態と同一符号・同一名称が振られていて特に説明の無いものは、同様の機能等を有するものとして説明を省略する。)保護部22が、作動体本体21の先端部を被覆する被覆部22pと、前記作動体本体21の基端部に設けられた係止片214に係合可能な孔状の被係合部22qとを具備するものが挙げられる。そして、前記被覆部22pを前記作動体本体21の先端部に取り付けて被覆した後に、前記被係合部22qを前記作動体本体21の係止片214に係合させることにより、前記作動体本体21と前記保護部22とを取り付けるように構成しているものであれば、作動体本体21と保護部22とを簡単に取り付けることができる。特に、前記係止片214が、前記作動体本体21の内側に突出するものであって、前記保護部22の被係合部22q側を、前記作動体本体21の基端部側の内側に巻き込んでから、前記係止片214に前記被係合部22qを取り付けるように構成しているものであれば、その効果は顕著になる。また、作動体本体21に汎用品を用いることができるので、表示プレートP全体としてのコストダウンに効果的に寄与できる。
他にも、金属製の作動体本体21に対して合成樹脂を塗布することにより塗膜状の保護部22を形成してもよい。
また、保護部22を、合成樹脂製のものとしているが、例えば、合成ゴム製のものとすることを妨げない。
また、作動体2やベース体1の形状も、本実施形態のものに限られるものではない。
また、ベース体1を、合成樹脂製のものとしているが、金属製のものとしても良いし、或いは、作動体2と同様の構成としても良い。
またさらに、表示プレートPをベース体1を具備しないものとすることもできる。この場合には、表示部Aと作動体2との間で、胸ポケットの所定部を挟持するように構成すればよい。
また、表示プレートPを胸ポケットに取り付けるようにしているが、襟に取り付けるようにするなど、取付先部材はこれに限られるものではない。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る表示プレートを示す全体斜視図。 同実施形態における表示プレートを示す全体斜視図。 同実施形態における作動体を示す正面図・平面図・側面図・底面図。 本発明の他の実施形態に係る表示プレートを示す全体斜視図。 同実施形態における保護部を示す正面図・底面図・断面図。
符号の説明
P・・・・・・・表示プレート
A・・・・・・・表示部
A1・・・・・・カード収容体
C・・・・・・・カード
1・・・・・・・ベース体
2・・・・・・・作動体
21・・・・・・作動体本体
22T・・・・・突出部
22・・・・・・保護部
22p・・・・・被覆部
22q・・・・・被係合部
112・・・・・凸部
212X・・・・凹部
214・・・・・係止片
221・・・・・延出部

Claims (16)

  1. 作動体と表示部に設けられてなるベース体とを具備し、取付先部材の所定部を、それら作動体とベース体との間で挟持することによりその取付先部材に保持されるようにした表示プレートであって、
    前記作動体が、
    金属製の作動体本体と、
    前記作動体本体の先端部から外側の略全面を保護する樹脂製の保護部とを具備することを特徴とする表示プレート。
  2. 前記作動体本体と前記保護部とが、インサート成形により一体に形成されたものであることを特徴とする請求項1記載の表示プレート。
  3. 前記作動体本体と前記保護部とが別体に形成されたものであり、
    前記作動体本体に対して前記保護部を取り付けることにより、前記作動体を一体的なものとしていることを特徴とする請求項1記載の表示プレート。
  4. 前記保護部が、前記作動体本体の先端部を被覆する被覆部と、前記作動体本体の基端部に設けられた係止片に係合可能な被係合部とを具備するものであって、
    前記被覆部を前記作動体本体の先端部に取り付けて被覆した後に、前記被係合部を前記作動体本体の係止片に係合させることにより、前記作動体本体と前記保護部とを取り付けるように構成していることを特徴とする請求項3記載の表示プレート。
  5. 前記係止片が、前記作動体本体の内側に突出するものであって、
    前記保護部の被係合部側を、前記作動体本体の基端部側の内側に巻き込んでから、前記係止片に前記被係合部を取り付けるように構成していることを特徴とする請求項4記載の表示プレート。
  6. 前記作動体本体が、板金素材を塑性変形加工することにより形成したものであることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の表示プレート。
  7. 前記保護部の先端部を、軟質樹脂で構成していることを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の表示プレート。
  8. 前記保護部の基端部を、軟質樹脂で構成していることを特徴とする請求項1乃至7いずれか記載の表示プレート。
  9. 前記保護部を、前記作動体本体の両側縁部にも設けていることを特徴とする請求項1乃至8いずれか記載の表示プレート。
  10. 前記保護部を、前記作動体本体の裏面側にも設けていることを特徴とする請求項1乃至9いずれか記載の表示プレート。
  11. 前記表示部が、名前等を表示するためのカードを出し入れ可能に収容するカード収容体を具備するものであることを特徴とする請求項1乃至10いずれか記載の表示プレート。
  12. 前記作動体本体の先端部の形状と前記保護部の先端部の形状とを、異なる形状に構成していることを特徴とする請求項1乃至11いずれか記載の表示プレート。
  13. 前記作動体本体の先端部の少なくとも一部の部位を、他の部位よりも基端部側に退避した形状を有するように構成していることを特徴とする請求項12記載の表示プレート。
  14. 前記作動体本体の先端部に凹部を設ける一方、
    前記ベース体の前記凹部と対応する位置に凸部を設けたことを特徴とする請求項1乃至13いずれか記載の表示プレート。
  15. 前記作動体本体が、前記ベース体に向けて突出させてなり前記付勢手段を係止するための係止片を備え、前記保護部が、基端側の両側端部において前記ベース体に向けて突出させた一対の突出部を備えるものであって、
    前記係止片を、前記一対の突出部間に配置していることを特徴とする請求項1乃至14いずれか記載の表示プレート。
  16. 前記保護部が、先端部側の両側端部において、前記ベース体に向けて延出する一対の延出部を備えることを特徴とする請求項1乃至15いずれか記載の表示プレート。
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