JPH0995089A - 筆記具のキャップ - Google Patents
筆記具のキャップInfo
- Publication number
- JPH0995089A JPH0995089A JP7277055A JP27705595A JPH0995089A JP H0995089 A JPH0995089 A JP H0995089A JP 7277055 A JP7277055 A JP 7277055A JP 27705595 A JP27705595 A JP 27705595A JP H0995089 A JPH0995089 A JP H0995089A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clip
- cap
- wall
- cap body
- writing instrument
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Clips For Writing Implements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 キャップが万一咽喉に詰まった場合、キャッ
プの外面に鋭利な凸部分があると気管の壁を傷つけてし
まうという問題があった。 【解決手段】 窒息防止用となるようなクリップを外側
に取り付けてなるキャップであって、クリップ2の挟持
部5にシリコンゴム製の弾性チューブ7を被覆する。
プの外面に鋭利な凸部分があると気管の壁を傷つけてし
まうという問題があった。 【解決手段】 窒息防止用となるようなクリップを外側
に取り付けてなるキャップであって、クリップ2の挟持
部5にシリコンゴム製の弾性チューブ7を被覆する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外側面にクリップ
を設け、このクリップを、キャップを誤飲した場合の窒
息防止のための空気流通路確保用の凸部としてなる筆記
具のキャップに関する。
を設け、このクリップを、キャップを誤飲した場合の窒
息防止のための空気流通路確保用の凸部としてなる筆記
具のキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、幼児が使用するような筆記具につ
いては、そのキャップを子供が誤って飲み込んでしまっ
た場合にも窒息しないように空気流通路を確保してなる
ものが知られている。一例として、筆記具のキャップの
外側面全長に渡って長手方向に連続する凸部が形成され
ているものがある。凸部としては、クリップを所定の高
さ及びキャップの全長に近い長手方向の長さのものとし
たものが知られている。
いては、そのキャップを子供が誤って飲み込んでしまっ
た場合にも窒息しないように空気流通路を確保してなる
ものが知られている。一例として、筆記具のキャップの
外側面全長に渡って長手方向に連続する凸部が形成され
ているものがある。凸部としては、クリップを所定の高
さ及びキャップの全長に近い長手方向の長さのものとし
たものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、外側に凸部を形成したものでは、キャップが万
一咽喉に詰まった場合に問題が生じる。即ち、人間の気
管は弾性体の管であり、傷つきやすいものである。異物
が詰まっている状態は気管の壁がその異物に対して内側
に縮径しようとする力がかかっている状態であり、キャ
ップの外面に鋭利な凸部分があると気管の壁を傷つけて
しまうという問題があった。この際、出血を伴えば更に
窒息を助長することにもなり得る。
ように、外側に凸部を形成したものでは、キャップが万
一咽喉に詰まった場合に問題が生じる。即ち、人間の気
管は弾性体の管であり、傷つきやすいものである。異物
が詰まっている状態は気管の壁がその異物に対して内側
に縮径しようとする力がかかっている状態であり、キャ
ップの外面に鋭利な凸部分があると気管の壁を傷つけて
しまうという問題があった。この際、出血を伴えば更に
窒息を助長することにもなり得る。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、外側面
にクリップを設け、このクリップを、キャップを誤飲し
た場合の窒息防止のための空気流通路確保用の凸部とし
てなる筆記具のキャップにおいて、前記クリップに軟質
材を被覆してなる筆記具のキャップを要旨とする。
にクリップを設け、このクリップを、キャップを誤飲し
た場合の窒息防止のための空気流通路確保用の凸部とし
てなる筆記具のキャップにおいて、前記クリップに軟質
材を被覆してなる筆記具のキャップを要旨とする。
【0005】
【実施例】以下、図面に基づき一例について説明する。
図1に示したものは、合成樹脂製の有底筒体であるキャ
ップ本体1の頭部にステンレスのような鉄合金や銅合金
などの金属製のクリップ2を取り付けてなるものであ
る。クリップ2は、キャップ本体1の頭部に形成した取
り付け孔3に基部4を固定され挟持部5先端の玉部6を
キャップ本体1の開口部近傍にまで延在しているもので
ある。
図1に示したものは、合成樹脂製の有底筒体であるキャ
ップ本体1の頭部にステンレスのような鉄合金や銅合金
などの金属製のクリップ2を取り付けてなるものであ
る。クリップ2は、キャップ本体1の頭部に形成した取
り付け孔3に基部4を固定され挟持部5先端の玉部6を
キャップ本体1の開口部近傍にまで延在しているもので
ある。
【0006】クリップ2の挟持部5にシリコンゴム製の
弾性チューブ7が被覆されている。この弾性チューブ7
はクリップ2の玉部6の最大径よりも若干小径の内孔8
を有しており、実質的に玉部6にて圧入状に取り付けら
れているが、接着剤などを使用したり超音波溶着、溶剤
溶着、熱溶着などなしてもよい。また、弾性チューブの
内孔8は、キャップを誤飲して咽喉に詰まらせた場合の
通気孔になる。この弾性チューブ7の内孔8のみで全て
の通気量を確保する必要はなく、キャップ本体1に対し
ての凸部分であるクリップ2により、クリップ周辺には
咽喉の内壁との間に隙間が形成されるので、それらを総
合した上での通気量が窒息しない程度確保されている必
要がある。
弾性チューブ7が被覆されている。この弾性チューブ7
はクリップ2の玉部6の最大径よりも若干小径の内孔8
を有しており、実質的に玉部6にて圧入状に取り付けら
れているが、接着剤などを使用したり超音波溶着、溶剤
溶着、熱溶着などなしてもよい。また、弾性チューブの
内孔8は、キャップを誤飲して咽喉に詰まらせた場合の
通気孔になる。この弾性チューブ7の内孔8のみで全て
の通気量を確保する必要はなく、キャップ本体1に対し
ての凸部分であるクリップ2により、クリップ周辺には
咽喉の内壁との間に隙間が形成されるので、それらを総
合した上での通気量が窒息しない程度確保されている必
要がある。
【0007】ここで、弾性チューブ7の内孔8を窒息防
止のための通気孔のひとつとして利用するには、ある程
度の外力や空気が移動する際の圧力変化に際しても内孔
8が閉じないことが必要であり、また、弾性チューブ7
が咽喉の内壁を傷つけないための保護になり得るために
は柔らかさも必要である。よって、材質にもよるが、弾
性チューブにある程度の厚みを持たせる必要がある。本
例のような軟性のシリコンゴムを使用した場合1mm〜
3mmの厚みとし、ショア硬度で35°〜70°程度の
柔らかさ(咽喉の内壁の弾性程度)とすると特に好まし
いといえる。
止のための通気孔のひとつとして利用するには、ある程
度の外力や空気が移動する際の圧力変化に際しても内孔
8が閉じないことが必要であり、また、弾性チューブ7
が咽喉の内壁を傷つけないための保護になり得るために
は柔らかさも必要である。よって、材質にもよるが、弾
性チューブにある程度の厚みを持たせる必要がある。本
例のような軟性のシリコンゴムを使用した場合1mm〜
3mmの厚みとし、ショア硬度で35°〜70°程度の
柔らかさ(咽喉の内壁の弾性程度)とすると特に好まし
いといえる。
【0008】図2に他の一例を示す。基本的には図1に
示した例と同様であるが、クリップ2の挟持部5を被覆
するものが本例ではシリコンゴム製の弾性袋9である。
弾性袋9は全体的に縮小しようとする力を有しており、
この力にてクリップ2の挟持部5に取り付けられてい
る。図1の例のように内孔を有していないので通気孔を
確保することはなく、クリップ周辺に形成される咽喉の
内壁との間の隙間にて所定の通気量を確保しなくてはな
らないが、ほぼ完全にクリップ2を被覆することができ
るので咽喉の内壁を傷つける危険性が更に低いものであ
る。
示した例と同様であるが、クリップ2の挟持部5を被覆
するものが本例ではシリコンゴム製の弾性袋9である。
弾性袋9は全体的に縮小しようとする力を有しており、
この力にてクリップ2の挟持部5に取り付けられてい
る。図1の例のように内孔を有していないので通気孔を
確保することはなく、クリップ周辺に形成される咽喉の
内壁との間の隙間にて所定の通気量を確保しなくてはな
らないが、ほぼ完全にクリップ2を被覆することができ
るので咽喉の内壁を傷つける危険性が更に低いものであ
る。
【0009】図3に更に他の一例を示す。本例のものは
上記図1及び図2の例と異なり、クリップ2にチューブ
や袋を被せるのではなく、あらかじめクリップ部材を溶
融させた合成樹脂浴に浸し、合成樹脂を付着させた後、
乾燥させ、弾性カバー10を形成したものである。合成
樹脂浴としては、ウレタンゴム、シリコンゴム、NBR
ラテックス等が使用できる。
上記図1及び図2の例と異なり、クリップ2にチューブ
や袋を被せるのではなく、あらかじめクリップ部材を溶
融させた合成樹脂浴に浸し、合成樹脂を付着させた後、
乾燥させ、弾性カバー10を形成したものである。合成
樹脂浴としては、ウレタンゴム、シリコンゴム、NBR
ラテックス等が使用できる。
【0010】本例のものは、上記図1及び図2に示した
例のものよりも被覆部材がクリップに密着しているの
で、不用意に外れる危険性が少ないと共に、クリップ本
来の挟持機能を十分に発揮することができるものであ
る。
例のものよりも被覆部材がクリップに密着しているの
で、不用意に外れる危険性が少ないと共に、クリップ本
来の挟持機能を十分に発揮することができるものであ
る。
【0011】以上の他にも本発明の要旨を逸脱しない限
りで種々なせるものである。クリップ2の材質としては
金属の他にポリエチレン、アクリロニトリルスチレン、
アクリロニトリルブタジエンスチレン、ユリア、ナイロ
ンなどが挙げられ、合成樹脂の場合、キャップ本体1と
一体の成型品であってもよい。また、クリップに被覆す
る弾性体に着色、印刷などをを施してインキ色や商品名
などの表示部とすることもできる。
りで種々なせるものである。クリップ2の材質としては
金属の他にポリエチレン、アクリロニトリルスチレン、
アクリロニトリルブタジエンスチレン、ユリア、ナイロ
ンなどが挙げられ、合成樹脂の場合、キャップ本体1と
一体の成型品であってもよい。また、クリップに被覆す
る弾性体に着色、印刷などをを施してインキ色や商品名
などの表示部とすることもできる。
【0012】
【発明の効果】本発明の筆記具のキャップは、子供など
が誤って飲み込んでしまった場合にも、呼吸用の空気流
通路が有効に確保され比較的確実に窒息防止をなし得る
と共に、気管の壁に対してやわらかく接触し傷つけるこ
とを極力抑制し得るものである。
が誤って飲み込んでしまった場合にも、呼吸用の空気流
通路が有効に確保され比較的確実に窒息防止をなし得る
と共に、気管の壁に対してやわらかく接触し傷つけるこ
とを極力抑制し得るものである。
【図1】実施例を示す断面図。
【図2】他の実施例を示す断面図。
【図3】更に他の実施例を示す断面図。
1 キャップ本体 2 クリップ 3 取り付け孔 4 基部 5 挟持部 6 玉部 7 弾性チューブ 8 内孔 9 弾性袋 10 弾性カバー
Claims (1)
- 【請求項1】 外側面にクリップを設け、このクリップ
を、キャップを誤飲した場合の窒息防止のための空気流
通路確保用の凸部としてなる筆記具のキャップにおい
て、前記クリップに軟質材を被覆してなる筆記具のキャ
ップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7277055A JPH0995089A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 筆記具のキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7277055A JPH0995089A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 筆記具のキャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0995089A true JPH0995089A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17578163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7277055A Pending JPH0995089A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 筆記具のキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0995089A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001191685A (ja) * | 2000-01-11 | 2001-07-17 | Pilot Corp | クリップを設けてなる筆記具 |
JP2005338239A (ja) * | 2004-05-25 | 2005-12-08 | Kokuyo Co Ltd | 表示プレート |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP7277055A patent/JPH0995089A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001191685A (ja) * | 2000-01-11 | 2001-07-17 | Pilot Corp | クリップを設けてなる筆記具 |
JP2005338239A (ja) * | 2004-05-25 | 2005-12-08 | Kokuyo Co Ltd | 表示プレート |
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