JPH0653186U - 筆記具 - Google Patents

筆記具

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JPH0653186U
JPH0653186U JP258193U JP258193U JPH0653186U JP H0653186 U JPH0653186 U JP H0653186U JP 258193 U JP258193 U JP 258193U JP 258193 U JP258193 U JP 258193U JP H0653186 U JPH0653186 U JP H0653186U
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JP
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ink
core
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pen core
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誠 福嶋
秀平 陰山
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Kotobuki and Co Ltd
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Kotobuki and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】インキ収納筒の内圧状態に的確に対応して、イ
ンキのペン体への先溜まり現象を確実に阻止し、常時良
好な筆記状態を維持でるようにした筆記具を提供する。 【構成】 筆記部10aを除くペン体10及びこのペン
体10に連接するインキ誘導芯20の外周に、これらを
覆うようペン芯30を設け、前記ペン芯30は、上記ペ
ン体10の外周を覆うペン体部ペン芯30Aと、上記イ
ンキ誘導芯20の外周を覆うインキ誘導芯部ペン芯30
Bとから構成されており、上記ペン体部ペン芯30Aと
インキ誘導芯部ペン芯30Bとを連続して一体的に形成
してある。しかも上記インキ誘導芯部ペン芯30Bの直
径Dを、ペン体部ペン芯30Aの直径dよりも大きく形
成してある。そして、ペン体部ペン芯30Aのインキ誘
導芯20側に、ペン体10側に開口するインキ貫通溝3
1を設けると共に、インキ誘導芯部ペン芯30Bのイン
キ収納部40側に、インキ誘導芯20側に開口するイン
キ貫通溝32が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、筆記具の改良に係り、特に、低粘性インキを用いる筆記具における インキのペン体への先溜まり現象を阻止できるようにした筆記具に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
最近、インキ供給方式の筆記具では、筆記によるインキの消費に伴ってインキ 収納部の内圧が降下すると、そのインキの消費量に応じて空気が上記インキ収納 部内に自動的に供給され、筆記を続けることができるように構成されている。し かも、筆記中における温度上昇等に起因してインキ収納部の内圧が上昇し、必要 以上のインキが供給された場合には、この余剰のインキをペン芯内に一時滞留で きるように構成されており、インキ収納部の内圧が降下(正常化)した際には、 ペン芯内に一時滞留されていた余剰のインキは自動的にインキ収納部内に復帰で きるように構成さている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、種々の要因によるインキ収納部の内圧変化に対応して必要なインキ の供給及び復帰に支障を来すことがあるのが現状である。 特に、マーカーぺン,フエルトぺン,サインぺンなど低粘性インキを用いる筆 記具においては、筆記中における温度上昇等に起因するインキ収納部の内圧上昇 によって、過剰供給されたインキをペン芯内に一時滞留しきれず、インキがペン 体に過剰供給されてしまい、先溜まり現象が起きて良好な筆記状態を維持出来な くなる恐れがあるばかりではなく、甚だしい場合は、インキがボタ落ちする恐れ があった。さらに、インキ収納部の内圧が降下(正常化)した際にも、ペン芯内 に一時滞留されていた余剰のインキが所期の通りインキ収納部内に復帰せず残っ てしまい、以後の筆記状態及び筆記具自体に悪影響を及ぼす恐れがあった。 本考案は上記課題を解決すべくなされたもので、その目的は、インキ収納部の 内圧状態に的確に対応して、インキのペン体への先溜まり現象を確実に阻止し、 常時良好な筆記状態を維持でるようにした筆記具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の考案では、筆記部を除くペン体及 びこのペン体に連接するインキ誘導芯の外周に、これらを覆うようペン芯を設け たことを特徴としている。
【0005】 請求項2に記載の考案では、ペン芯を、前記ペン体の外周を覆うペン体部ペン 芯と、前記インキ誘導芯の外周を覆うインキ誘導芯部ペン芯とから構成し、前記 ペン体部ペン芯とインキ誘導芯部ペン芯とを連続して形成したことを特徴として いる。
【0006】 請求項3に記載の考案では、ペン芯は、前記インキ誘導芯部ペン芯の直径をペ ン体部ペン芯の直径よりも大きく形成したことを特徴としている。
【0007】 請求項4に記載の考案では、ペン体部ペン芯のインキ誘導芯側にペン体側に開 口するインキ貫通溝を設けると共に、インキ誘導芯部ペン芯のインキ収納部側に インキ誘導芯側に開口するインキ貫通溝を設けたことを特徴としている。
【0008】
【作用】
この考案によると、筆記中における温度上昇等に起因するインキ収納部の内圧 上昇によって、インキが過剰供給されたとしても、この過剰供給されたインキを 筆記部を除くペン体からインキ誘導芯の全体に渡る長大なペン芯の蛇腹部内に充 分貯留することができ、ペン体へのインキの先溜まり現象を確実に阻止すること ができる一方、インキ収納部の内圧が降下(正常化)した際には、前記一時滞留 されていた余剰のインキを、確実にインキ収納部内に復帰せしめることができ、 インキのペン体への先溜まり現象を確実に阻止し、常時良好な筆記状態を維持で きる。しかも、万一ペン芯蛇腹部内にインキが残留したとしても、ペン体に向か って行く段階的毛細管作用により筆記の際消費される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係る筆記具の実施例を図面を参照して説明する。図1は本考案 の実施例の構成を示す。 この考案に係る筆記具Eは図1に示すように、筆記部10aを除くペン体10 及びこのペン体10に連接するインキ誘導芯20の外周に、これらを覆うようペ ン芯30を設けたことを特徴としている
【0010】 さらにこの構造を説明すると、この実施例において前記ペン芯30は、上記ペ ン体10の外周を覆うペン体部ペン芯30Aと、上記インキ誘導芯20の外周を 覆うインキ誘導芯部ペン芯30Bとから構成されており、上記ペン体部ペン芯3 0Aとインキ誘導芯部ペン芯30Bとを連続して一体的に形成してある。しかも 上記インキ誘導芯部ペン芯30Bの直径Dを、ペン体部ペン芯30Aの直径dよ りも大きく形成してある。そして、ペン体部ペン芯30Aのインキ誘導芯20側 に、ペン体10側に開口するインキ貫通溝31を設けると共に、インキ誘導芯部 ペン芯30Bのインキ収納部40側に、インキ誘導芯20側に開口するインキ貫 通溝32が設けられている。
【0011】 上述したようにこの実施例において、ペン体部ペン芯30Aとインキ誘導芯部 ペン芯30Bとを連続して一体的に形成したので、ペン芯30を長大化すること ができ、インキを充分貯留することができ、ペン体10へのインキの先溜まり現 象を確実に阻止することができる。 さらに、上記インキ誘導芯部ペン芯30Bの直径Dを、ペン体部ペン芯30A の直径dよりも大きく形成されているので、デザインの自由度を増すことができ る一方、さらにインキの貯留量を増大することができる。
【0012】 また、ペン体部ペン芯30Aのインキ誘導芯20側に、ペン体10側に開口す るインキ貫通溝31を設けると共に、インキ誘導芯部ペン芯30Bのインキ収納 部40側に、インキ誘導芯20側に開口するインキ貫通溝32を設けたから、イ ンキを抵抗なく速やかに各ペン芯30A,30Bの蛇腹部に導き、ここに滞留せ しめることができるので、ペン体へのインキの先溜まり現象を確実に阻止するこ とができる一方、インキ収納部40の内圧が降下した際にはこのペン芯蛇腹部に 滞留したインキを上述した各部からなる段階的毛細管作用により順次インキ収納 部40へとリターンせしめることができる。
【0013】 次に本実施例の作用を説明する。インキ収納部40内のインキは、インキ誘導 芯20を介してペン体10に供給される。またペン芯30の前端に設けられた通 気孔35により、液消費に伴なうインキ収納部40内の減圧防止と、気圧変化や 温度上昇に伴なうインキ収納部40内の圧力上昇防止が行なえるようになってい る。
【0014】 さらに、筆記中における温度上昇等に起因するインキ収納筒40の内圧上昇に よって、インキが過剰供給されたとしても、この過剰供給されたインキを長大な ペン芯30内に充分貯留することができ、ペン体10へのインキの先溜まり現象 を確実に阻止することができる一方、インキ収納部40の内圧が降下(正常化) した際には、前記一時滞留されていた余剰のインキを確実にインキ収納部40内 に復帰せしめることができ、インキのペン体10への先溜まり現象を確実に阻止 し、常時良好な筆記状態を維持することができる。 なお上述した本考案のペン芯30は、合成ゴムやポリエチレンなどの弾性材に より成形することが、シール効果を向上する上で好ましい。
【0015】
【考案の効果】
この考案は上述したように構成したから、筆記中における温度上昇等に起因す るインキ収納部の内圧上昇によって、インキが過剰供給されたとしても、この過 剰供給されたインキを筆記部を除くペン体からインキ誘導芯の全体に渡る長大な ペン芯の蛇腹部内に充分貯留することができ、ペン体へのインキの先溜まり現象 を確実に阻止することができる一方、インキ収納部の内圧が降下(正常化)した 際には、前記一時滞留されていた余剰のインキを、確実にインキ収納部内に復帰 せしめることができ、インキのペン体への先溜まり現象を確実に阻止し、常時良 好な筆記状態を維持できる。しかも、万一ペン芯蛇腹部内にインキが残留したと しても、ペン体に向かって行く段階的毛細管作用により筆記の際消費される。 従って、この考案はインキ収納筒の内圧状態に的確に対応して、インキのペン 体への先溜まり現象を確実に阻止し、常時良好な筆記状態を維持することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る筆記具の実施例の構成を示す要部
縦断面説明図である。
【符号の説明】
10 ペン体 10a 筆記部 20 インキ誘導芯 30 ペン芯 30A ペン体部ペン芯 30B インキ誘導芯部ペン芯 31 インキ貫通溝 32 インキ貫通溝 40 インキ収納部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記部を除くペン体及びこのペン体に連
    接するインキ誘導芯の外周に、これらを覆うようペン芯
    を設けたことを特徴とする筆記具。
  2. 【請求項2】 ペン芯は、前記ペン体の外周を覆うペン
    体部ペン芯と、前記インキ誘導芯の外周を覆うインキ誘
    導芯部ペン芯とから構成され、前記ペン体部ペン芯とイ
    ンキ誘導芯部ペン芯とを連続して形成したことを特徴と
    する請求項1記載の筆記具。
  3. 【請求項3】 ペン芯は、前記インキ誘導芯部ペン芯の
    直径をペン体部ペン芯の直径よりも大きく形成したこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の筆記具。
  4. 【請求項4】 ペン体部ペン芯のインキ誘導芯側にペン
    体側に開口するインキ貫通溝を設けると共に、インキ誘
    導芯部ペン芯のインキ収納部側にインキ誘導芯側に開口
    するインキ貫通溝を設けたことを特徴とする請求項1,
    請求項2及び請求項3いずれか1項記載の筆記具。
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JP2576043Y2 (ja) 1998-07-09

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