JPH09169196A - 筆記具用キャップ - Google Patents
筆記具用キャップInfo
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- JPH09169196A JPH09169196A JP7348182A JP34818295A JPH09169196A JP H09169196 A JPH09169196 A JP H09169196A JP 7348182 A JP7348182 A JP 7348182A JP 34818295 A JP34818295 A JP 34818295A JP H09169196 A JPH09169196 A JP H09169196A
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Abstract
性を向上させるとともに、クリップ体を外キャップ及び
内キャップと別体とした場合にも、安全性を確保できる
ものである。 【解決手段】 クリップ体(4)に空気導入孔(18)
を設けた上、内キャップ(2)の密嵌部(5)の上部外
方とクリップ体(4)との間、並びに、外キャップ
(3)と内キャップ(2)との間にそれぞれ中空の間隙
を設けるとともに、外キャップ(3)のクリップ部(1
5)挿入部分に先端部側からスリット(14)を設けて
なり、更には、クリップ体(4)の頭頂部に空気導入孔
(18)を設けるとともに、クリップ体(4)の頭部表
面を曲面に構成することにより、より一層安全性を向上
させることができるものである。
Description
プ、特に幼児等が誤って飲み込んだ場合に、気管におい
て気道を確保し得るいわゆる安全キャップの構造に関す
る。
込み、気管に詰まらせて窒息する事故等が発生したこと
から、キャップが気管に縦に詰まった場合にも気道を確
保し得る筆記具用キャップが開発されてきた。その際、
キャップが筆記部先端を密嵌することと、キャップ自体
に気道を確保することという二つの要件を同時に充足す
るために、安全キャップを内キャップと外キャップとの
二重構造とし、内キャップによって筆記部先端の密嵌性
を保持するとともに、キャップの先端部に空気孔を設け
た上、内キャップと外キャップを連結し、その部分に間
隙部を設けて、その間隙部によって気道を確保するとい
う構造や、クリップをも含めて一体成形されているキャ
ップの先端部に空気孔を設けた上、クリップのキャップ
本体への結合によってクリップ支柱の裏面域と連通しさ
らにクリップ裏面域とキャップ本体部分に空気孔を設け
て気道を確保する構造等が提案された。
来のものにおいては、その確保される気道が、内キャッ
プと外キャップとの間の中空の間隙部あるいはキャップ
本体部分に設けられた空気孔というように一箇所に限定
されることから、その安全キャッブが幼児等により飲み
込まれる前から、あるいは飲み込まれることにより、何
らかの原因によってその気道が閉塞されていた場合に
は、気道の確保がなされず、安全キャップの用をなさな
いという欠点があった。
においては、クリップがキャップ本体とともに一体成形
されている場合には、クリップがキャップ本体から分離
することはないものの、一体成形のためにクリップとキ
ャップ本体とを別異に着色するためには過分のコストを
要し、意匠的に優れているクリップとキャップ本体との
色分けが困難であった。そして、クリップをキャップ本
体と別体として成形した場合には、その色分けは容易に
なるものの、何らかの原因によってクリップがキャップ
本体から分離した場合に、そのクリップ本体部分のみが
飲み込まれると、気道が確保できないという欠点があっ
た。
在すると、そのキャップが飲み込まれた際に、その鋭角
部分が気管の壁面を傷付ける危険性があった。
る欠点を改良するものであり、簡単な構成により、複数
の気道を確保して、飲み込まれた場合の安全性をより向
上させるとともに、キャップ本体とクリップとを別体に
して意匠性を向上させた際にも安全性を維持しうるよう
にし、又、キャップ表面の鋭角部分を無くして、その鋭
角部分による危険性をも除去するものである。
支持部に空気導入孔を設けた上、内キャップの密嵌部の
天井部とクリップ体との間、並びに、外キャップと内キ
ャップとの間にそれぞれ中空の間隙部を設けるととも
に、外キャップのクリップ体挿入部にスリットを設けて
なり、更には、クリップ体の頭頂部に空気導入孔を設け
るとともに、クリップ体の頭部表面を曲面に構成してな
るものである。
たり、このキャップの後端側において、外キャップと内
キャップとの間に設けられた中空の間隙部と、外キャッ
プのクリップ体挿入部に設けられたスリットの二箇所に
気道が確保されるので、万一、一方の気道が何らかの原
因により閉塞することがあっても、安全性を確保するこ
とができ、又、キャップ本体とクリップとを別体として
形成した場合に、万一、キャップ本体とクリップとが分
離することがあっても、キャップ本体もクリップもいず
れも気道を確保しうる構造となっており、より一層の安
全性を確保することができる。そして、クリップ体の頭
部表面を曲面として、キャップ自体の鋭角部分を無くす
ことにより、その鋭角部分による気管への傷害の危険を
回避することができ、キャップ自体の安全性を更に向上
させることができる。
る。(1)はこの発明の実施例である筆記具用キャップ
であり、一体に成形された内キャップ(2)と外キャッ
プ(3)に別体のクリップ体(4)の支持部(16)の
係合段部(19)を外キャップ(3)の上端周縁に係合
固定させることによって形成され、その内キャップ
(2)は筆記具の筆記部(8)に緊密に嵌合する密嵌部
(5)とその上部より外方先端側に突出する円筒形状の
係合部(6)とからなり、密嵌部(5)は筆記部保持部
(7)と係合して筆記部(8)を密嵌し、又、内キャッ
プ(2)外側面には外キャップ(3)内壁を連結して一
体とするリブ(9)が設けられ、一方、上記係合部
(6)は中空の円筒形状であって、且つ、縦方向にスリ
ット(10)が設けられ、その中空部分及びスリット
(10)によって空気通路(11)が形成される。一
方、外キャップ(3)は円筒形状であって、リブ(9)
により内キャップ(2)と一体となるため、内キャップ
(2)との間に空気を流通させる空間部(12)を有
し、又、外キャップ(3)の後端側は内キャップ(2)
の後端より突出して、筆記具の外筒(13)の先方部と
係合して、キャップ(1)自体を筆記具に固定し、一
方、外キャップ(3)の先端縁は内キャップ(2)の密
嵌部(5)の上部と係合部(6)との中間位置まで突出
し、更に、その先端縁から縦方向に略中間位置までクリ
ップ部(15)の支柱部(17)を挿入する外キャップ
スリット(14)が設けられる。
クリップ部(15)を外キャップ(3)に連結させる支
持部(16)並びに支柱部(17)とからなり、支持部
(16)の頭頂部には外部に通じる空気導入孔(18)
が開口されるとともに、その頭頂部の周縁は曲面に構成
されている。そして、内キャップ(2)の係合部(6)
がクリップ部(15)の支持部(16)の内側に嵌入さ
れて固定されるとともに、支持部(16)後端の外側に
周回して設けられた係合段部(19)に外キャップ
(3)の先端縁が係合し、更に同時にクリップ部(1
5)の下部に設けられた支柱部(17)を外キャップス
リット(14)に挿入の上、係合してクリップ体(4)
が外キャップ(3)及び内キャップ(2)と一体に係合
される。なお、その際、クリップ体(4)の支柱部(1
7)は内キャップ(2)とは接触せず一定の空気通路を
確保し、また、外キャップスリット(14)全体を覆う
ことがなく、クリップ部(15)の裏面との間に外キャ
ップ(3)内より外部に通じる空気通路が設けられるよ
う、寸法が調整されている。ここで上記係合部(6)
は、クリップ部(15)の支持部(16)と嵌合し、他
方、クリップ部(15)の支持部(16)は外キャップ
(3)の先端周縁に嵌合固定も可能であり、係合部
(6)は常に必要ではなく、また、クリップ体(4)を
内外より係合部(6)と支持部(16)の両方で外キャ
ップ(3)に嵌合固定してその脱落を確実に防止するこ
ともできる。
等が誤ってこのキャップ(1)を一体として飲み込み、
気管に詰まらせた場合、クリップ体(4)の支持部(1
6)の頭頂部に設けられる空気導入孔(18)から、内
キャップ(2)の係合部(6)の中空部分及びスリット
(10)による空気孔(11)並びに、外キャップ
(3)と内キャップ(2)間の空間部(12)を経てキ
ャップ(1)自体の後端側へ至る空気流通路と、クリッ
プ体(4)の支持部(16)の頭頂部に設けられる空気
導入孔(18)から、内キャップ(2)の係合部(6)
の中空部分及びスリット(10)による空気孔(11)
を経て、外キャップスリット(14)からクリップ部
(15)の裏面へ抜ける空気流通路の2本の空気流通路
を確保することができ、万一、何らかの原因によって一
方の空気流通路が閉塞してもキャップ(1)の安全性を
確保することができる。また、クリップ体(4)は外キ
ャップ(3)及び内キャップ(2)に対して別体となっ
ているので、それぞれ異なる彩色を施すことによって、
キャップ(1)自体の意匠性を向上させることができ、
又、それらが別体で構成されていることによって、万
一、クリップ体(4)と外キャップ(3)及び内キャッ
プ(2)が分離し、個別に気管に詰まるようなことがあ
っても、クリップ体(4)自体は空気導入孔(18)を
有して空気流通路を確保することができ、その上、外キ
ャップ(3)及び内キャップ(2)もその先端側に嵌合
されていたクリップ体(4)が喪失しても、前述したも
のと同じ1本の空気流通路が確保されるため、同様にそ
の安全性を確保することができる。
キャップ(2)の密嵌部(5)上部より外方に突出する
係合部(6’)を円筒形状の軸芯部(20)と放射状に
突出する複数のリブ(21)より構成し、このリブ(2
1)間に創出された空気孔(11’)によって、クリッ
プ体(4)の空気導入孔(18)から該空気孔(1
1’)を経て、外キャップ(3)と内キャップ(2)間
の空間部(12)へ、また、外キャップスリット(1
4)へと、空気の流通路を確保することができる。
通路を確保することができるので、キャップ自体の安全
性をより一層向上させることができるとともに、クリッ
プ体と外キャップ及び内キャップとを別体で構成するこ
とによって、その安全性を維持したままキャップの意匠
性を向上させることができ、更に、キャップの表面にお
いて鋭角部分を無くすことによって、より一層の安全性
を確保することができるという優れた効果を有するもの
である。
部切欠を有する分解斜視図であ
分の分解斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 内キャップと外キャップ並びにクリップ
体より構成され、クリップ体支持部に外部に通じる空気
導入孔を設けた上、内キャップの密嵌部の上部外方とク
リップ体との間、並びに、外キャップと内キャップとの
間にそれぞれ中空の間隙を設けるとともに、外キャップ
のクリップ体挿入部にスリットを設けてなる筆記具用キ
ャップ。 - 【請求項2】 クリップ体支持部の頭頂部に空気導入孔
を設けるとともに、クリップ体の頭部表面を曲面に構成
してなる請求項1記載の筆記具用キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34818295A JP3793930B2 (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 筆記具用キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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JP3793930B2 JP3793930B2 (ja) | 2006-07-05 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP34818295A Expired - Fee Related JP3793930B2 (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 筆記具用キャップ |
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-
1995
- 1995-12-19 JP JP34818295A patent/JP3793930B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3793930B2 (ja) | 2006-07-05 |
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