JPH04120088U - 筆記具のキヤツプ - Google Patents

筆記具のキヤツプ

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Publication number
JPH04120088U
JPH04120088U JP3225491U JP3225491U JPH04120088U JP H04120088 U JPH04120088 U JP H04120088U JP 3225491 U JP3225491 U JP 3225491U JP 3225491 U JP3225491 U JP 3225491U JP H04120088 U JPH04120088 U JP H04120088U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
air
outer cap
writing instrument
inner cap
Prior art date
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Pending
Application number
JP3225491U
Other languages
English (en)
Inventor
浩一 稲葉
Original Assignee
株式会社シスタ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社シスタ filed Critical 株式会社シスタ
Priority to JP3225491U priority Critical patent/JPH04120088U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】幼児が飲み込んだ際、呼吸を妨げる危険がない
安全な筆記具のキャップを提供することを目的とする。 【構成】外部キャップ2の上端・下端には、開口部5又
は開口部6が形成され、内部キャップ3を外部キャップ
2に支持固定する複数の支持部4によって、複数の空気
の連通路8が形成されている。内部キャップ3の下端下
方から外部キャップ2の下端部にかけて、空気の導通路
9が形成され、内部キャップ3の上端上方部から外部キ
ャップ2の上端部に至る部分に、空気の導通路10が形
成されている。本考案は、幼児に飲み込まれて呼吸気道
内に詰まった際、気管の内壁11,11が外部キャップ
2の上端及び下端の周囲に、覆うようにして密着して
も、気息が空気の導通路10,9、空気の連通路8を相
互に通気し得るので、幼児の呼吸を妨げることがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、筆記具のキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の筆記具のキャップは、例えば、実開平3−9879号公報に提案されて いるものがある。この筆記具のキャップは、筒状に形成され、その上端の大部分 が閉塞し、上端面の周囲に小さな窓孔が形成されることにより、上端と下端とが 連通するように構成されているものである。
【0003】 又、公然実施されているものとして、図5に示す筆記具のキャップがある。こ の筆記具のキャップは、キャップ本体101とキャップの側面に設けられた一対 の通気ガイド102とにより構成されるものであって、通気ガイド102,10 2の内側を、上下方向に空気が通気し得るものとすることによって、幼児が飲み 込んだこのキャップが呼吸気道内で詰まった際に、呼吸ができるようにしたもの である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、キャップを幼児が飲み込み、呼吸気道内でそのキャップが詰まった 際には、呼吸気道には弾力性があるので、呼吸気道の内壁がキャップの上端及び 下端の周囲を覆うようにして、キャップに密着してしまうことがある。
【0005】 この際、実開平3−9879号公報に提案されている従来の筆記具のキャップ は、キャップの上端の大部分が閉塞し、上端面の周囲に小さな窓孔が形成されて いるにすぎないため、呼吸気道の内壁により、上端面の周囲の小さな窓孔が塞が れてしまうおそれがあり、呼吸が不可能となり、安全性に問題がある。
【0006】 又、図5に示す筆記具のキャップでは、一対の通気ガイド102,102の上 端部及び下端部を呼吸気道の内壁が塞いでしまうので、気息の流れが堰き止めら れて呼吸が不可能となり、安全性に問題がある。 従って、従来の筆記具のキャップは、キャップが幼児の呼吸気道内に詰まった 際における幼児の窒息事故を完全には防止できないという問題がある。 本考案は、上記課題を解決し、幼児が飲み込んだ際、呼吸を妨げる危険がない より一層安全な筆記具のキャップを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、次の構成を特徴とする筆記具のキャップを提供することにより、上 記課題を解決する。
【0008】 この筆記具のキャップは、筒状の外部キャップと、その内部に配位された筒状 の内部キャップとを有するものであって、この外部キッャップの上端と下端が夫 々開口していると共に、その両端が連通しているものである。この内部キャップ は、その上端が閉じていると共に、下端が開口しているものであり、この内部キ ャップが複数の支持部により外部キャップ内に支持固定され、この複数の支持部 間に、複数の空気の連通路が形成される。そして、この内部キャップの上端が、 外部キャップの上端よりも下端側に配位されることにより、内部キャップの上端 と外部キャップの上端との間に空気の導通路が形成され、内部キャップの下端が 、外部キャップの下端よりも上端側に配位されることにより、内部キャップの下 端と外部キャップの下端との間にも、空気の導通路が形成される。しかして、こ のキャップ上端及び下端の空気の導通路により、上記の複数の空気の連通路同士 が、連通するものであることを特徴とする。
【0009】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。 図1の(A)は、本考案の一実施例の平面図であり、図1の(B)は、本考案 の一実施例の底面図である。図2の(A)は、同右側面図、図2の(B)は、本 考案の一実施例の正面中央縦断面図である。
【0010】 このキャップ本体1は、筒状の外部キャップ2、筒状の内部キャップ3及び複 数の支持部4により構成され、図4に示すようにマーキングペン等の筆記具aの 先端に取り付けられ、内部キャップが筆記具aの筆先に嵌着して、インクの蒸発 を防止するものである。 外部キャップ2は、図2の(A)及び(B)に示すように、その上端部の径が 下端部の径よりも小さく形成されている。 外部キャップ2の上端と下端とには、夫々、開口部5と開口部6が形成されて おり、内部キャップ3の下端には、開口部7が形成されている。内部キャップ3 は、複数個(この実施例では6個)の支持部4によって外部キャップ2の内部に 支持固定され、外部キャップ2と内部キャップ3との間に、空気の連通路8が形 成されている。尚、この支持部4の上下方向長さは、適宜変更でき、例えば、内 部キャップ3の全長に及ぶものとしてもよい。又、支持部4の形成個数や厚みや 形状は、適宜変更することが可能であるが、断面積を極力小さくする方が、空気 の連通を良好にする点で有利である。 そして、内部キャップ3の上端が、外部キャップ2の上端よりも下端側に配位 されることにより、内部キャップの上端と外部キャップの上端との間に空気の導 通路10が形成されている。又、内部キャップの下端3が、外部キャップの下端 2よりも上端側に配位されることにより、内部キャップの下端と外部キャップの 下端との間にも、空気の導通路9が形成され、これらの導通路10,9が、上記 の連通路8を介して通じているものである。これらの導通路10,9の上下方向 長さも適宜変更し得るが、夫々の長さを大きくする方が安全性を高めるためには 有利である。
【0011】 次に、このキャップが人体の気管内に詰まった状態において、気息が気管内を 通気し得るものであることを、図3に基づき詳しく説明する。
【0012】 キャップ本体1は、内部キャップ3の下端下方から外部キャップ2の下端部に かけて、空気の導通路9を形成するものであるばかりでなく、内部キャップ3の 上端上方部から外部キャップ2の上端部に至る部分にも、空気の導通路10を形 成するものである。 気管の内壁11,11は、外部キャップ2の上端及び下端の周囲に、覆うよう にして密着している。 ところが、本考案は、キャップの上端及び下端の全面に開口する空気の導通路 9,10が存在するため、気息は、空気の導通路10,9、空気の連通路8を相 互に通気し、呼吸が困難となることはなく、安全である。
【0013】 尚、上記の実施例の他、本考案は適宜変更することが可能であり、外部のキャ ップの断面形状は、円形の他、多角形等に変更し得るものであり、大きさやデザ イン等も、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で自由に変更して実施できるものであ る。
【0014】
【考案の効果】
以上、本考案は、幼児が飲み込んで呼吸気道内に詰まった際、呼吸を妨げる危 険を確実に回避し得る、安全な筆記具のキャップを提供することができたもので ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本考案の一実施例の平面図である。
(B)は、本考案の一実施例の底面図である。
【図2】(A)は、本考案の一実施例の右側面図であ
る。(B)は、本考案の一実施例の正面中央縦断面図で
ある。
【図3】実施例のキャップが気管内に詰まった状態を示
す断面説明図である。
【図4】実施例のキャップを筆記具本体に装着した状態
の正面図である。
【図5】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 キャップ本体 2 外部キャップ 3 内部キャップ 4 支持部 5 開口部 6 開口部 7 開口部 8 空気の連通路 9 空気の導通路 10 空気の導通路 11 気管の内壁 101 キャップ本体 102 通気ガイド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の外部キャップと、その内部に配位さ
    れた筒状の内部キャップとを有する筆記具のキャップに
    おいて、この外部キッャップの上端と下端が夫々開口し
    ていると共に、その両端が連通しているものであり、こ
    の内部キャップの上端が閉じていると共に、下端が開口
    しているものであり、この内部キャップが複数の支持部
    により外部キャップ内に支持固定され、この複数の支持
    部間に、複数の空気の連通路が形成され、この内部キャ
    ップの上端が、外部キャップの上端よりも下端側に配位
    されることにより、内部キャップの上端と外部キャップ
    の上端との間に空気の導通路が形成され、内部キャップ
    の下端が、外部キャップの下端よりも上端側に配位され
    ることにより、内部キャップの下端と外部キャップの下
    端との間にも、空気の導通路が形成され、このキャップ
    上端及び下端の空気の導通路により、上記の複数の空気
    の連通路同士が、連通するものであることを特徴とする
    筆記具のキャップ。
JP3225491U 1991-04-09 1991-04-09 筆記具のキヤツプ Pending JPH04120088U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3225491U JPH04120088U (ja) 1991-04-09 1991-04-09 筆記具のキヤツプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3225491U JPH04120088U (ja) 1991-04-09 1991-04-09 筆記具のキヤツプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04120088U true JPH04120088U (ja) 1992-10-27

Family

ID=31915266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3225491U Pending JPH04120088U (ja) 1991-04-09 1991-04-09 筆記具のキヤツプ

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JP (1) JPH04120088U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0258981B2 (ja) * 1982-06-11 1990-12-11 Barubu Pureshijon Sarl

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0258981B2 (ja) * 1982-06-11 1990-12-11 Barubu Pureshijon Sarl

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