JPH0258981B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、容器内に収容された液体の噴霧装置
に関する。

従来技術 容器内に収容された噴霧されるべき液体は例え
ば、清掃すべき表面のような、表面に噴霧する洗
浄剤の溶液である場合がある。公知の噴霧装置
は、容器内に取りつけられかつ液中に浸された吸
入口を有するピストンポンプと、この吸入口と対
向して摺動自在に取りつけられかつ容器の外に突
出しているピストンロツドとを具備している。こ
のピストンロツドは液体のための出口を有してい
る。この装置はさらに、ピストンポンプのロツド
上に取りつけるための分配管を有しかつ液体噴霧
のためのノズルを横方向に担持するプラスチツク
材料で作られたケースを具備している。この場
合、分配管と噴霧ノズルを通つて容器から液体を
外部に放出するため、ポンプのピストンロツドの
押し下げを制御するための外方に突出している引
き金がまた設けられる。

このような公知の装置において、引き金及び分
配管と噴霧ノズルとによつて形成された組立体
は、分離して動かされるような分離した部品とな
つている。

この公知の装置の主な欠点は、その取りつけが
複雑でありまた異なつた部品を組立てるために時
間の浪費を伴うということである。さらに、これ
らの異なつた部品を組立てるために、これに、蝶
番や枢軸のような概して成形が困難でありまた成
形が複雑かつ高価である特殊の部分を設けること
が必要である。

したがつて、このような公知の噴霧装置の製作
と組立ては比較的高価となる。

発明の目的 本発明の目的は、製作と組立てが非常に簡単
で、その作動がまた特に故障がなく信頼性の高い
噴霧装置を提供することによつて、公知の構造の
欠点を除くことにある。

発明の構成及び効果 本発明の噴霧装置は、液体中に浸されるように
仕向けられた吸込口を有しピストンロツドがこの
吸入口に対向して摺動自在に取りつけられこのピ
ストンロツドが液体のための出口を有するピスト
ンポンプと、このピストンロツドに取りつけかつ
液体噴霧ノズルを横方向に担持するための分配管
を有するケースと、ポンプのピストンロツドの圧
力を制御するためのケースの外方に突出している
引き金と、容器の頚部にこのケースを取りはずし
自在に固定する手段とを具備し、このケースと引
き金とはプラスチツク材料で一体に成形されてい
る。

本発明による装置は、ケースがその前面から延
出する開口を有し、この開口内に後面へ向かつて
噴霧ノズルが現出し、引き金は可撓性のプラスチ
ツク材料の舌片によりケースの後面に連結され、
この可撓性舌片は、引き金がケースの外側に位置
する成形位置からケースの内側の作動位置へ持つ
て来ることができるようにし、横方向の噴霧ノズ
ルはケースと引き金に対して自由であり、分配管
は引き金のための支持面を具備することを特徴と
する。

ケースによつて形成された組立体と単一部品と
して形成された引き金は単一の成形品に成形する
ことができ、それにより公知の構造に対して著し
い改良をもたらす。

この場合の引き金の取りつけは、この引き金を
ケースに連結する可撓舌片により形成された蝶番
の周りに、この引き金を回動させてケースの内側
に持つて来るだけでよいから、非常に簡単であ
る。ケースの内側の分配管の取りつけもまた、必
要な全てのものがポンプのピストンロツドに係合
することができかつ引き金を分配管の支持面上に
支持させるようにすることができるので、非常に
簡単である。さらに、分配管の横方向のノズルは
ケースと引き金に対して自由に保持され、これに
より装置の製作と組立とが単純化することにな
る。

本発明の有利な実施態様によれば、噴霧ノズル
に近接するケースの前方部分は、引き金を非作動
位置にロツクする手段を持ちかつ薄肉部分によつ
てケースに連結されている垂れ片を具備し、この
薄肉部分はこの垂れ片を、ケースの外側に延出し
ている成形位置から作動位置へ持つて来ることが
でき、この作動位置でこの垂れ片が噴霧ノズルを
覆いまた引き金をロツクする。

このようにしてこの垂れ片は引き金を非作動位
置にロツクすることができ、そのため、液体で満
たされた容器に取りつけられたこの装置の輸送中
に、液体の噴霧されることを回避する。この垂れ
片は引き金と同様に、ケースと一体に成形されま
たこの装置の成形と組立ての費用を軽減する。

本発明の好適な実施態様によれば、引さ金はケ
ースの後方部分と前方部分との間の作動位置に延
びている細長い本体を有し、この細長い本体に
は、前記前方部分に対して突出しかつこの細長い
本体と鈍角をなす握り部が延出しており、この細
長い本体はケースの開口に向い対向方向に開口す
る内部凹所を有し、この凹所内で分配管の放出ノ
ズルとこの分配管の上方部分とが係合することが
できる。

このようにして噴霧ノズルと分配管とは引き金
の凹所内に収容され、そのためケースの内側に必
要とされる空間を著しく減少し、またケース内の
分配管の組立てを容易にする。

本発明の特定の実施態様においては、ケースの
後方部分は、引き金の対向端部がケースの後部に
向かつて付勢されるとき、舌片に近接する引き金
の部分と接触する内部停止部材を有する。

この停止部材はしたがつて液体噴霧中に引き金
に加えられる力を吸収し、ケースにこの引き金を
連結するプラスチツク材料が、引き裂かれ分離す
るのを防止する。

容器の頚部にケースを取りつける手段は、容器
の頚部にねじ込むねじを切つたリングを具備する
のが有利である。好ましくは、このリングは分配
管を軸方向に案内するための分配管の外径と実質
的に等しい直径の軸方向スリーブを有し、このリ
ングはケースに近接するその縁上にこのケースを
このリングに挾みつける手段を具備する。

これらの手段により、ケースの容器への組立て
は極めて容易となる。

その他の本発明の特徴と利点は以下の記載から
明らかになるであろう。

実施例 添付図面にはこれに限定されない実例が示され
ている。

第１図から第５図に示す実施態様において、本
発明による噴霧装置は、容器１の頚部２に取りつ
けられたポンプ３（第４，５図）を具備し、この
ポンプ３は容器１に収容された液体中に浸すため
の吸入管４を持つた円筒状本体３ａとポンプの軸
方向と容器１の頚部２の軸方向に沿つて摺動する
よう取りつけられたピストンロツド５とを有して
いる。このピストンロツド５は液体のための出口
導管５ａを持つている。

この噴霧装置はさらに容器１の頚部２にねじ込
まれたねじ付きリング７上に固定されたケース６
を具備しさらにポンプ３のロツド５に設けられた
内部空洞８ｂを有しかつ液体噴霧のための横方向
のノズル９を担持する分配管８を具備し、このケ
ース６はまたポンプ３のロツド５の押し込みを制
御するためのケース６の外方に突出している引き
金１０を具備する。

本発明によれば、ケース６と引き金１０とは単
一の部品としてポリプロピレンのようなプラスチ
ツク材料で成形される。

このケース６は前面１２から延出する開口１１
を有し、この前面１２には噴霧ノズル９が後面１
３の方へと現出しており、そのためこのケース６
は全体として下方に向かつて開放されている。

引き金１０は、ケースの壁１５よりは小さい厚
さのプラスチツク材料で作られた可撓舌片１４
（第９図にも示されている）によつてケース６の
後面１３に連結されている。さらに次に詳細に説
明されるように、この舌片１４は引き金１０を、
ケース６の外側に位置している成形位置（第７図
及び第８図参照）から第４図に示されているケー
ス６の内側の作動位置に向かつて持つて来ること
ができる。

円筒状分配管８と一体に成形された横方向の噴
霧ノズル９はケース６と引き金１０とに対して自
由である。この分配管８はその側面に２つの対向
する植込み突起１６（第４図、第５図参照）を有
し、これに引き金１０の中央部が支持される。こ
の実施態様においては、引き金１０はケース６の
後面１３と前面１２との間すなわちその長手方向
に延出する細長い本体１７を有している。この細
長い本体１７には、ケースの前面１２から突出し
かつ細長い部分１７と鈍角をなしている握り部１
８が延出している。

引き金１０の細長い本体１７はこれの下方部分
を構成する壁２１に形成された広い開口２０を通
つてケース６の内側と連通する内部凹所１９を有
する。この開口２０はポンプのピストンロツド５
の軸及びこのロツドに嵌め合わされた分配管８の
軸の両側に延出している。さらに詳細に説明する
と、この開口２０は噴霧ノズル９と分配管の上方
部分８ａとを、引き金１０の細長い本体１７の内
部凹所１９に係合させることができるようにす
る。細長い本体１７の内部凹所１９はまたケース
６の上壁２３に向かつて開放している。

さらに第４図及び第９図に示されているよう
に、ケース６の後面１３は、引き金１０の握り部
１８が第４図の矢印Ｆ方向に付勢されたとき可撓
舌片１４の付近に位置している引き金１０の部分
２１ａと接する内部停止部材２２を有する。

特に第４図に示されているように、上壁２３に
はケース６の前面において、ケースの前面の上に
持つて来られ噴霧ノズル９を覆いかつ引き金１０
をロツクする垂れ片２４が設けられる。

第１０図に示されているように、垂れ片２４は
ケース６と一体に成形されこのケースの上壁２３
に薄肉部２５により連結されている。この薄肉部
分２５は垂れ片２４が、ケース６の実質的に長手
方向外方に延出している成形位置（第７図及び第
１０図参照）からこの垂れ片２４がノズル９を覆
いかつ引き金１０をロツクする作動位置（第４図
及び第１１図参照）へ又はこの垂れ片２４がケー
ス６の上方部分２３の上に持つて来られケース６
にロツクされる位置（第１図から第３図及び第６
図参照）に持つて来られることができるようにす
る。

この実施態様における（さらに詳細には第１２
図参照）垂れ片２４は、相互に平行でかつ薄肉線
２５に直角の２つの翼片２６を具備し、各翼片は
引き金１０の２つの側面から突出している２つの
ロツク指２８と係合するロツク用フツク（引掛け
部）２７を有している。

薄肉部２５に対向する垂れ片２４の末端は、さ
らにこの垂れ片を第６図に示す位置にロツクする
ためケースの上壁２３に設けた開口３０の中にス
ナツプ嵌合する突起２９を具備する。

第４図及び第５図に示されているように、ケー
ス６を容器１の頚２に固定する手段は頚部２上に
ねじ込まれるねじ付きリング７を具備する。

リング７の上方部分は、第６図に示すように、
引き金１０が付勢されたとき円筒状の分配管８を
案内することができるようにこの分配管８の外径
と実質的に等しい内径の軸方向スリーブ３１を担
持している。

このリング７はケース６に近接するその縁３２
上にリング７の軸と同軸の２つのスカート３３，
３４を有する。

ケース６は、リング７の２つの同軸スカート３
３，３４の間の空間にスナツプ嵌合する円の円弧
の形をした２つの対向する唇状部３５を具備する
（第５図参照）。このスナツプ嵌合は外側スカート
３３上に形成された環状隆起３６によつて行なわ
れ、この隆起３６が唇状部３５中に形成された補
足溝３７に係合される。

このようにして得られるスナツプ嵌合はケース
６をねじ付きリング７に対して摩擦を伴つて回転
させることができるようにする。

第５図においてさらに示されているように、ケ
ース６は組立てられた位置において、ねじ付きリ
ング７の外側スカート３３を覆う唇状部３５と同
軸の外側フランジ３８を有する。

さらに、ポンプ３は容器１の頚部２の自由縁２
ａとねじ付きリング７の内面上に設けられた環状
肩部４０との間に締めつけられたカラー３９を有
する。

以上説明されてきたこの装置の組立ては次のと
おりである。

型を取り去ると、引き金１０は実質的にその長
手方向にケース６の外側に延出している（第７図
参照）。同じように垂れ片２４も延出している。

引き金を作動位置に置くためには、これを第４
図に示す位置に置くようケース６の内側に向けて
この引き金を矢印F₁の方向に持つて来ることで
十分である。この操作中、舌片１４は第８図に示
す実質的に平らな位置から第９図に示すケース６
の外面に曲げられた位置へと撓む。

そして噴霧ノズル９と分配管８の上方部分とは
引き金１０の開口２０に係合される。ねじ付きリ
ング７は、ケース６の唇状部３５をねじ付きリン
グ７の２つの同軸スカート３３，３４の間の空間
にスナツプ嵌合することによつてケース６の下縁
に嵌合される。

そしてポンプ３のピストンロツド５はリング７
の案内スリーブ３１と分配管８とに係合され、リ
ング７は、容器１の頚部２に係止するポンプ３の
カラー３９とガスケツト３９ａの上にねじ込まれ
る。

その時の必要な全てのことは、垂れ片２４を第
７図の矢印F₂の方向に持つて来て、特に子供に
対し安全な状態を構成するこの垂れ片（第１１図
及び第１２図参照）に対して引き金をロツクする
ことである。

組立てが完了すると、引き金１０は、分配管８
の側面から突出する植込み突起１６上に止まる。
分配管８の横方向のノズル９はケース６の引き金
１０に対しては自由である。

この装置の組立ては非常に簡単で極めて迅速で
あり、特別な熟練も特殊な工具も必要でなく、装
置の異なつた部品の相互間の位置決めが全く正確
に行なわれることがわかるであろう。

容器１に収容されている液体を噴霧するため、
全てに先だつて、垂れ片２４を上方に持ち上げそ
の突起２９を第６図に示すようにケース６の上壁
２３に設けられている開口３０にロツクすること
により、引き金１０が解放され、次いで引き金１
０が押される。

第６図に示されているように、引き金１０全体
が下方に揺動しそして舌片１４によつて形成され
ている蝶番の周りに回動する。

引き金１０の細長い本体１７の中央部は分配管
８の横方向の植込み突起１６上にもたれかかり、
その結果この分配管８はポンプ３のピストンロツ
ド５を下方に向かわせるよう押し込まれ、分配管
８と噴霧ノズル９を通る液体の放出を制御する。

引き金１０の揺動中、舌片１４に近接している
引き金の末端２１ａが停止部材２２に接触し、こ
れにより舌片１４の引き裂かれるのを防止する。

分配管８の押し込み中に、この分配管８は、ね
じ付きリング７により担持されているスリーブ３
１によつて軸方向に案内される。第６図に示すよ
うに、引き金１０の行程の末端において、分配管
８の移動軸線に対して直角を保つている噴霧ノズ
ル９は、引き金１０の細長い本体１７の内部凹所
１９の外方へ突出する。

噴霧装置の使用が終了すると、引き金は、第４
図、第１１図及び第１２図に示すような位置に垂
れ片２４を持つて来ることにより非作動位置に再
びロツクされることができる。

勿論、本発明はこれまでに述べて来た実例に限
定されず、多くの変形が、本発明の範囲と精神か
ら逸脱することなしに行なわれることができる。

したがつて、ケース６の、容器１の頚部２への
固定形式及び方法はこれらの説明とは異なつたも
のがあり得る。

さらに、引き金１０は、分配管８の軸線を通る
面に関して対称であるのに代えて、この平面に対
し横方向に対向させ単に分配管８上に単一の支持
個所を具備するようにすることができる。

さらにまた、分配管８はケース６の内側に固定
されたスリーブによつて軸方向にケースの上壁２
３に向かつて案内されることもできる。

また、垂れ片２４はケース６の前面に連結され
ることもできる。

第４，６，８，９，１６，１７図に示すよう
に、引き金の細長い本体１７の後部に、停止部材
２２上に設けられた隆起２２ａに当接しかつ引き
金を非作動位置に持つて来るような復帰力を生じ
る弾性舌片４１を設けることができる。引き金が
成形位置から作動位置へと持つて来られたとき、
この舌片４１は隆起２２ａの背後に嵌め合わされ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は容器上に取りつけられ引き金が作動位
置にあるところを示す本発明の噴霧装置の立面
図、第２図は同上装置の前面図、第３図は同上装
置の後面図、第４図は容器の頚部上の作動位置に
ある同上噴霧装置の、一部を取り除いた拡大長手
方向断面図、第５図は第４図の−平面に沿う
断面図、第６図は引き金が噴霧位置にある第４図
と同様な図、第７図は同上装置が成形位置にある
ときを示す図、第８図は第７図の部分の拡大
図、第９図は第４図の部分の拡大図、第１０図
は第７図の部分の長手方向断面の拡大図、第１
１図は垂れ片がロツク位置にある同上装置の前方
部分の長手方向断面図、第１２図は垂れ片が引き
金に対してロツク位置にある拡大斜視図、第１
３，１４，１５図は、ケースの中に取りつけられ
る順序に従う、噴霧ノズルと嵌め合わされた分配
管、ねじ付きリング及びポンプを、それぞれ示
し、第１６図及び第１７図は第６図のXV平面
及びXV平面にそれぞれ沿う断面図である。 １……容器、２……容器の頚部、３……ポン
プ、４……吸入管、５……ピストンロツド、６…
…ケース、８……分配管、９……ノズル、１０…
…引き金、１１……開口、１２……前面、１３…
…後面、１４……舌片、１６……植込み突起。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 液体中に浸されるように仕向けられた吸入口
   ４を有するピストンポンプ３と、この吸入口に対
   向して摺動自在に取りつけられかつ液体のための
   出口５ａを有するピストンロツド５と、ピストン
   ロツド５上に取りつけるための分配管８を有しか
   つ液体を噴霧するための横方向のノズル９を担持
   しているケース６と、ピストンポンプのロツド５
   の押し込みを制御するためのケース６の外側に突
   出している引き金１０と、ケース６を容器の頚部
   ２に取りはずし自在に固定する手段とを具備し、
   ケース６と引き金１０とがプラスチツク材料の単
   一の部材として成形されている、容器１中の液体
   のための噴霧装置において、前記ケースは噴霧ノ
   ズル９が現出する前面１２から後面１３へと延出
   する開口１１を有し、引き金１０は、これがケー
   ス６の外側に位置している成形位置からケース６
   の内側の作動位置へと持つて来ることができるよ
   うにするプラスチツク材料で作られた可撓舌片１
   ４によつて、ケースの後面１３に連結され、横方
   向の噴霧ノズル９はケース６と引き金１０とに対
   しては自由であり、分配管８は引き金１０のため
   の支持面１６を有することを特徴とする噴霧装
   置。 ２ 噴霧ノズル９に近接しているケース６の前方
   部分１２が、引き金１０を非作動位置にロツクす
   るための手段２７を有する垂れ片２４を具備し、
   この垂れ片２４は、これがケース６の外側に延出
   している成形位置から噴霧ノズル９を覆いかつ引
   き金１０をロツクする作動位置へ持つて来られる
   ことができるようなケース６の壁の薄肉部分２５
   によつて、ケース６に連結されていることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の装置。 ３ 垂れ片２４がさらに、これをケース６の上方
   部分２３上に折り返された位置にロツクするため
   の手段２９を具備することを特徴とする特許請求
   の範囲第２項記載の装置。 ４ 垂れ片２４が２つの相互に平行なかつ薄肉線
   ２５と直角の翼片２６を有し、これら２つの翼片
   は引き金１０の対向する側面から突出している２
   つのロツク指２８と係合するロツク用フツク２７
   を具備していることを特徴とする特許請求の範囲
   第２項記載の装置。 ５ 引き金１０がその作動位置においてケース６
   の後面部分１３と前面部分１２とにわたつて延出
   する細長い本体１７を有し、この細長い本体に
   は、前記前面部分１２から突出して細長い本体１
   ７と鈍角をなす握り部１８が突出しており、さら
   にこの細長い本体１７はケース６の開口１１に向
   かいその対向方向に開口する内側凹所１９を有
   し、この凹所１９内に分配管８の噴霧ノズル９と
   この分配管の上方部分８ａとが係合できるように
   したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の装置。 ６ 引き金１０の細長い本体１７中の分配管８の
   作動位置において、この細長い本体は分配管８の
   側面上に設けられた植込み突起１６に係止してい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第５項記載の
   装置。 ７ ケース６の後面１３が、引き金の末端１８が
   ケース６の後方に向かつて押されたとき、舌片１
   ４に近接する引き金１０の部分２１ａに対して接
   触する内部停止部材２２を、有していることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の装置。 ８ ケース６を容器１の頚部２に固定する手段
   が、容器の頚部２上にねじ込むためのねじ付きリ
   ング７を具備するものであつて、このリング７が
   分配管８を軸方向に案内するための分配管８の外
   径と実質的に等しい内径を持つた軸方向のスリー
   ブ３１を支持し、このリング７がそのケース６に
   近接する末端上に、このケース６をこのリング７
   にスナツプ嵌めする手段３３，３４を具備してい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   装置。 ９ ねじ付きリング７のケース６に近接する縁
   が、リング７の軸と同軸の２つのスカート３３，
   ３４を有し、ケース６の近接する縁がこの２つの
   スカート３３，３４の間の空間にスナツプ嵌めす
   るような円の円弧形状の２つの対向する唇状部３
   ５を有していることを特徴とする特許請求の範囲
   第８項記載の装置。 １０ スナツプ嵌め手段３６，３７が、ケース６
   をねじ付きリング７に対して摩擦を伴つて回転す
   ることができるようにしたことを特徴とする特許
   請求の範囲第９項記載の装置。 １１ 引き金の細長い本体１７の後部に、植込み
   突起２２上に形成された隆起２２ａに当接しかつ
   引き金をその非作動位置に持つて来るような復帰
   力を生じる弾性舌片４１が設けられていることを
   特徴とする特許請求の範囲第７項記載の装置。 １２ 舌片４１が隆起２２ａの背後にスナツプ嵌
   めされることを特徴とする特許請求の範囲第１１
   項記載の装置。