JP2000043468A - 筆記具などの尾栓 - Google Patents

筆記具などの尾栓

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JP2000043468A
JP2000043468A JP10227578A JP22757898A JP2000043468A JP 2000043468 A JP2000043468 A JP 2000043468A JP 10227578 A JP10227578 A JP 10227578A JP 22757898 A JP22757898 A JP 22757898A JP 2000043468 A JP2000043468 A JP 2000043468A
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JP
Japan
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lateral
tail plug
plug
tail
opening
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Pending
Application number
JP10227578A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Munakata
哲也 宗形
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Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 横向きの状態で喉に詰まらせたときも窒息の
危険を極力回避する。 【解決手段】 尾栓の側壁に開口する通気孔を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長手方向の長さが
径の2倍以下である筆記具などの尾栓に関し、更に詳し
くは誤って喉に詰まらせた場合にも呼吸可能な通気孔を
有する筆記具などの尾栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ボールペン、マーキングペン、シ
ャープペンシルのような筆記具や塗布具のキャップや尾
栓など比較的小さい部品について、幼児などが喉に詰ま
らせて窒息する危険性が懸念されており、喉に詰まらせ
た際にも呼吸を確保できるよう長手方向に連通する通気
孔を形成したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キャッ
プのようなある程度長手方向長さを必要とする部材につ
いては長手方向に連通する通気孔によって窒息の回避が
可能であるが、尾栓は単に蓋すれば足りることが一般的
であり、長手方向の長さと径方向の長さとが比較的近い
ものがあり、この様なものでは横向きの状態で喉に詰ま
らせる危険を孕んでおり、窒息する危険を十分に回避で
きない可能性があった。また、尾栓のあらゆる方向に通
気孔を開口すれば窒息の問題は回避し得るかもしれない
が、孔の開口部を多く形成することは、部材として肉部
分を少なくすることであり、その部材の強度が低下し、
軸筒などに圧入する際に破損したり、喉に詰まらせたと
きに変形して結局窒息防止を満足できない可能性もあっ
た。更に色々な方向の孔を形成することは、合成樹脂の
射出成形品などでは金型構造を複雑にしコストアップに
つながるという問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、長手方
向の長さが径の2倍以下である筆記具などの尾栓におい
て、長手方向の両端面に開口する通気路長手方向の中心
線に直交する横方向通気孔とを形成したことを特徴とす
る筆記具などの尾栓を要旨とする。
【0005】
【実施例】以下、図面に基づき一例について説明する。
図1にて一点鎖線にて示した中心線を境に半断面図とし
て示したものは、ポリプロピレン樹脂製の筆記具の尾栓
1であり、図示はしないが、ポリプロピレン樹脂製の筒
体である軸筒の後端開口部に圧入され固着されるもので
ある。この尾栓は、図面下方向に開口する有底筒状の形
状を有しているが、2部1に通3孔2を有しており、長
手方向の両端部に通気路を連通している。また、外4壁
3に形成した環状の凸部5は軸筒(図示せず)の後端に
当接して尾栓の固定位置を規制する。図1のA−A’線
断面図である図2及びB−B’線断面図である図3にも
示すように、この外壁4に複数の横方向通気孔6が開口
し長手方向の両端部に連通する通気路に連通している。
【0006】この横方向通気孔6の開口部は、この尾栓
1を横向きに喉に詰まらせた際にも呼吸を確保するもの
であり、ちょうど反対側の外側壁に開口する通気孔6の
開口部と空気の出入孔として対をなすものである。図示
の尾1栓のような外観が円柱形状のようなものの場合、
横方向に呑み込んだときの向きを特定できないので、少
なくとも隣り合った横方向通気孔どうしが120度以下
で存在することが好ましいものであるが、本例では、隣
り合った通気孔を環状の凸部5を介して軸筒内に挿入さ
れる部分と軸筒より突出する部分とに形成し長手方向で
の位置を異ならせて形成したので、同一周上に多くの孔
を形成せず、該部の強度が低下して破損したり変形する
ことを極力抑制している。
【0007】図4、図5に示す一例は、基本的に図1〜
図3にて示した一例と同様であるが、横方向通気孔6の
形状の変形例を示したものである。即ち、上述の一例の
ような円形の孔ではなく。周上に伸延させた長円状の横
方向通気孔6としたものである。図示は省略している
が、尾栓1の内部形状である有底筒体形状や、長手方向
に連通する通気路を有し、横方向通気孔6と連通してい
る点などは上述の一例と同様である。
【0008】図6、図7に他の一例を示す。横方向通気
孔6を閉じた開口部とせずに、長手方向のいずれかの端
部にまで達するスリット状の孔としたものである。即
ち、本例においては軸筒(図示せず)に挿入され圧入接
合される部分にスリット状の横方向通気孔6を形成して
おり、軸筒との圧入関係において圧入代を多く取り強圧
入となるような寸法設定にしても、横方向通気孔6をス
リット状にしたことによるスリット間の肉部の変形効果
によって容易に取付作業がなせるものである。また、尾
栓の内部形状である有底筒体形状や、長手方向に連通す
る通気路を有し、横方向通6孔5と連通している点など
は上述の一例と同様である。
【0009】図8、図9に更に他の一例を示す。本例の
ものは、横方向通気孔6を円形の開口部を有するものと
して合計4個形成しているが、I−I’線にて示した尾
栓の長手方向中心線を含む平面に対して対象位置に形成
されているものである。このようにすることによって、
尾栓1が合成樹脂の射出成形品である場合、その金型構
造を極力単純化することができるものであるが、いずれ
の方向から尾栓1を眺めても少なくとも一つの通気孔の
開口部が望め、通気可能であることが必要である。よっ
て、本例においても直線で結ばれない隣り合った横方向
通気孔6の開口部を極力離して形成してある。本例にお
いても、尾栓の1内部形状である有底筒体形状や、長手
方向に連通する通気路を有し、横方向通気孔5と連通し
ている点などは上述の一例と同様である。
【0010】図10、図11に更に他の一例を示す。図
10に図示したものは、内部にポリエステル繊維の集束
体製のインキ吸蔵体7を収容した軸筒8の後端開口部
に、尾栓1を取り付けた状態である。尾栓1は、軸筒8
内の奥に挿入される密固着部9と軸筒後端よりの突出部
10とからなっており、この密固着部9と突出部10と
は薄肉部11にて一体に連結されている。突出部10に
は横方向通気孔6が同一周上に90度づつ位置をずらし
て配置されている。
【0011】本例の尾栓は、基本的に軸筒より取り外さ
ないものであるインキ吸蔵体式の筆記具を想定して図示
してあるが、色表示や装飾品を取り付けたりその他デザ
イン的な要望など、尾栓1の軸筒8の後端よりの突出部
分を大きくしなくてはならない場合に好ましい一例とし
て、尾栓1の突出部10を持って無理に尾栓を引き抜こ
うとすると前記薄肉部11がちぎれて突出部10のみが
切り離され、密固着部9は軸筒内の密閉状態を確保した
まま軸筒内に残るというものである。切り離された突出
部10を示す図11にも示すように、切り離された突出
部10には、長手方向に連通する通気路とこれに連通す
る横方向通気孔6とが形成されているので、万一喉に詰
まらせても呼吸を確保し得る。軸筒内に取り残される密
固着部9は強度を得るために内孔に縦方向のリブ12が
形成されており、また、突出部10よりも強い固着力に
て軸筒に固定されるように、環状の固定リブ13を突出
部10の壁面に形成されているものより1本多い3本形
成されている。
【0012】以上の他にも本発明の要旨を逸脱しない限
りで種々なせるものである。一例を挙げると、上述の各
尾栓の一例ともに、長手方向に連通する通気路を開口す
るので、この尾栓の取り付けられる軸筒の内部を直接密
閉しないものを示したが、軸筒内に収容されるものとし
ては、アクリル繊維やポリエステル繊維の集束体にイン
キを吸蔵させたインキ吸蔵体を収容するものとしたり、
インキカートリッジやペン先をも有するリフィル体を収
容するものとすることやシャープペンシルの芯タンクや
出没機構を収容することもできるし、ポリブテンを主剤
とした高粘度流体や固体のスライド栓を軸筒内壁に周状
密閉させて移動栓として自由状態のインキを収容する所
謂生インキ式の筆記具とすることもできる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、横向きの状態で喉に詰
まらせた際にも窒息の危険を極力回避すると共に、部材
の強度も確保しつつ製造も容易な筆記具などの尾栓とす
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一例を示す要部断面図。
【図2】図1のA−A’線断面矢視図。
【図3】図1のB−B’線断面矢視図。
【図4】変形例を示す側面図。
【図5】図4のC−C’線断面矢視図。
【図6】他の一例を示す側面図。
【図7】図6のD−D’線断面矢視図。
【図8】更に他の一例を示す側面図。
【図9】図8のE−E’線断面矢視図。
【図10】更に他の一例を示す要部断面図。
【図11】部材を示す要部断面図。
【符号の説明】
1 尾栓 2 底部 3 通気孔 4 外側壁 5 凸部 6 横方向通気孔 7 インキ吸蔵体 8 軸筒 9 密固着部 10 突出部 11 薄肉部 12 リブ 13 固定リブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向の長さが径の2倍以下である筆
    記具などの尾栓において、長手方向の両端面に開口する
    通気路と長手方向の中心線に直交する横方向通気孔とを
    形成したことを特徴とする筆記具などの尾栓。
  2. 【請求項2】 前記横方向通気孔の開口部を前記長手方
    向の中心線を中心として点対称位置に配置すると共に、
    隣り合った開口部どうしが形成する角度を120度以下
    とし、かつ一つの開口部に対応して90度以上270度
    以下の位置に他の開口部が形成されていることを特徴と
    する請求項1記載の筆記具などの尾栓。
  3. 【請求項3】 前記横方向通気孔の開口部のうち、隣り
    合った開口部を同一周上とせずに長手方向に異なる位置
    に形成したことを特徴とする請求項2記載の筆記具など
    の尾栓。
  4. 【請求項4】 前記横方向通気孔が、長手方向中心線を
    含む一平面と垂直方向に形成されていることを特徴とし
    た請求項1記載の筆記具などの尾栓。
JP10227578A 1998-07-28 1998-07-28 筆記具などの尾栓 Pending JP2000043468A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016196167A (ja) * 2015-04-06 2016-11-24 三菱鉛筆株式会社 筆記具用リフィール及び筆記具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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