JP2595869Y2 - 筆記具などのキャップ - Google Patents

筆記具などのキャップ

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JP2595869Y2
JP2595869Y2 JP1993034155U JP3415593U JP2595869Y2 JP 2595869 Y2 JP2595869 Y2 JP 2595869Y2 JP 1993034155 U JP1993034155 U JP 1993034155U JP 3415593 U JP3415593 U JP 3415593U JP 2595869 Y2 JP2595869 Y2 JP 2595869Y2
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芳裕 和田
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Pentel Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】万年筆、小管式筆記具、筆跡修正
具、筆跡消去具、筆、アイライナー、リップカラー、ネ
イルカラーなどのキャップであって、幼児などが誤って
飲み込んでも窒息したりしないよう、外界と内孔とを連
通する通気孔を設けたものに関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】幾分模式的に描いてあるが、
添付図面に基づいて説明すると、まず、図5、図6に示
すようなものがある。合成樹脂の射出成形品からなり、
外筒部1と内筒部2とがキャップ頭端部において連結壁
部3で連結し、複数の通気孔4がこの連結壁部3を貫通
して内孔5を外界と連通させている。また、連結壁部
3、通気孔4の形成位置を変えたものもある。例えば、
図7に示すようなもので、この図7に示すものは、連結
壁部3、通気孔4を外筒部1や内筒部2の中間部に有し
ている(以下同様だが、基本的に同一の部位には同一の
参照符号を使用)。その他、図示は省略するが、連結壁
部3、通気孔4を内筒部2の開口端に位置させたものも
ある。
【0003】図7に示すものは、外筒部1の内壁と内筒
部の外壁2とによる開放空間6をキャップ頭部側に有す
るものとなっている点で、図5、図6に示すものと相違
するが、通気孔4の開口部7の全部が図6や図7の図面
上下方向に露出するものとなっている点で共通してい
る。そのため、これらのものは、連結壁部3の壁面への
ゴミ堆積によって通気孔4の開口部7での目詰まりを生
じ易いという欠点を共通的に有している。また、外筒部
1の内壁と内筒部2の外壁とを連結する複数のリブを、
例えば、図7に示すものでは、開放空間6の部分に放射
状に形成するといった補強も可能ではあるが、通気孔4
による空気の通過量を十分にしようとすると強度不足に
なりかねないという欠点も共通的に有している。ここ
で、通気孔4の開口量を大きくすれば、それだけ連結壁
部3は痩せたものとなってしまう。
【0004】これに対し、図8、図9に示すようなもの
もある。上述したものとの相違は、通気孔4と開放空間
6との関係において、通気孔4が内側で開放空間6が外
側に位置するように連通していて、通気孔4と開放空間
6との連通性にキャップ内外方向のずれを付与している
ところにある。これによって、通気孔4の開口部7が図
面上下方向に露出するのを抑制できる。それゆえ、この
図8、図9に示すものは、上述のものと比較して、連結
壁部3の壁面へのゴミ堆積による通気孔4の開口部7で
の目詰まりを生じ難く、また、開放空間6に対する通気
孔4の開口部7の図面上下方向長さを長くすることによ
って容易に空気の通過量を十分にすることができると利
点を有している。
【0005】ただ、図8、図9に示すもののような利点
を折角発揮させるのであれば、合わせて他の利点も発揮
させることができればもっと好ましい。この点、本考案
で選択したのは、キャップ相互の嵌合性である。例え
ば、軸筒の両端にペン先を有する、所謂、両頭ペンの中
に、一方のキャップを他方のキャップに直列に嵌合させ
た状態で筆記できるようにしたものがあるが、このよう
に、複数のキャップが直列に嵌合していても、通気孔の
外界と内孔とを連通する機能が満足されれば、安全性は
更に高くなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】通気孔と開放空間との連
通性にキャップ内外方向のずれを付与するにあたって
は、通気孔と開放空間とのどちらを内側に位置させるか
二つの選択があるが、本考案では、開放空間が内側で通
気孔が外側に位置する方を選択する。前述したように、
この種キャップは合成樹脂の射出成形品とされることが
一般的なので、その成形性にも鑑みたものである。そし
て、外筒部の頭部側を同形の他のキャップの内孔に嵌合
できる大きさにする。この嵌合は、通気孔の通気性を維
持するものである。即ち、本考案は、キャップ頭部側に
外筒部の内壁と内筒部の外壁とによる開放空間を有し、
また、この開放空間と内孔とを連通する通気孔を有し、
ここで、これら開放空間と通気孔とは、開放空間が内側
で通気孔が外側に位置するように連通しており、更に、
外筒部の頭部側は、通気孔の通気性を維持しつつ同形の
他のキャップの内孔に嵌合できる大きさになっている、
筆記具などのキャップを要旨とする。
【0007】
【実施例】添付図1〜図4に基づき一例の説明をする。
上述のように、開放空間6が内側で通気孔4が外側に位
置している。開放空間6の内奥部が次第に狭くなって底
面を有さないものとなっているが、前述の合成樹脂の射
出成形品における成形性をここでも意識したもので、内
筒部2の内径をなだらかに変化させている。また、6個
描いた通気孔4の数など適宜であってよい。この開放空
間6と通気孔4との位置関係によって、キャップ全体と
しては、空気の通路として、頭部側が小径で開口端側が
大径となるものを有している。これに応じて、外筒部1
も、頭部側が小径部8、開口端側が大径部9になってい
る。そして、この小径部8が内孔5に嵌合できる大きさ
になっている(図4参照)。ここで、図示のものは、本
体(図示せず)に対する嵌合用の内方突起10を利用し
た圧入嵌合をするものとしてあるが、凹凸嵌合とか乗越
嵌合とかをするものとしてもよい。
【0008】通気孔4による通気性は、この内孔5に対
する小径部8の嵌合によっても妨げられていない。通気
孔4の内孔側端部11から内孔5の開口端部までの長さ
が外筒部1の頭部側の小径部8の長さよりも短くなって
いることによる。尤も、通気孔4の内孔側端部11を嵌
合によって遮蔽しなければよい訳で、例えば、図示のも
のは、通気孔4の内孔側端部11をテーパー壁によるも
のとしてあるので、小径部8をこのテーパー壁に線状に
当接するものとしてもよい。また例えば、図示のもの
は、内孔5に対して通気孔4が半径方向内側に向かって
も開口するように溝形状開口をするものとしてあるの
で、仮に、小径部8がテーパー壁を密閉するようなもの
であっても構わない。その他、図示はしないが、小径部
8に開放空間6と小径部8の外壁とを連結するスリット
などを設けておいたり、小径部8の頭部側を内孔5と空
間を形成する更に小径部としておいたり、小径部8の外
壁に多数の突条を設けたりと言ったように、種々の方法
によって通気孔4の通気性は確保できる。従って、図7
に示したような、内筒部2の開口端部が通気孔4の内孔
5側の開口端よりも延びているようなものとすることも
できない訳ではない。
【0009】
【考案の効果】本考案のキャップは、キャップ頭部側に
外筒部の内壁と内筒部の外壁とによる開放空間を有し、
また、この開放空間と内孔とを連通する通気孔を有して
いることにより、幼児などが誤って飲み込んでも窒息し
たりしないような安全性を有するキャップたり得るので
あるが、更に、開放空間と通気孔とを、開放空間が内側
で通気孔が外側に位置するように連通させ、また、外筒
部の頭部側を、通気孔の通気性を維持しつつ同形の他の
キャップの内孔に嵌合できる大きさとしていることによ
り、合成樹脂の射出成形品を製造する際の成形性の要請
を満足しつつ、所謂、両頭ペンとか、色の異なる何本か
のセット品とかといったものにおいて、互いに嵌合し得
る同形のキャップとして使用することができるし、この
ような使用において、このような嵌合状態にあっても、
安全性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を説明するための縦断面図。
【図2】図1のA−A線横断面図。
【図3】図1のC−C線横断面図。
【図4】図1のものを2個直列に嵌合させた状態を示す
縦断面図。
【図5】従来技術の一例を説明するための正面図。
【図6】図5のものの縦断面図。
【図7】従来技術の別の一例を説明するための縦断面
図。
【図8】従来技術のまた別の一例を説明するための縦断
面図。
【図9】図8のB−B線横断面図。
【符号の説明】
1 外筒部 2 内筒部 3 連結壁部 4 通気孔 5 内孔 6 開放空間 7 通気孔の開口部 8 小径部 9 大径部 10 内方突起 11 通気孔の内孔側端部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップ頭部側に外筒部の内壁と内筒部
    の外壁とによる開放空間を有し、また、この開放空間と
    内孔とを連通する通気孔を有し、ここで、これら開放空
    間と通気孔とは、開放空間が内側で通気孔が外側に位置
    するように連通しており、更に、外筒部の頭部側は、通
    気孔の通気性を維持しつつ同形の他のキャップの内孔に
    嵌合できる大きさになっている、筆記具などのキャッ
    プ。
JP1993034155U 1993-05-31 1993-05-31 筆記具などのキャップ Expired - Lifetime JP2595869Y2 (ja)

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JPH0686979U JPH0686979U (ja) 1994-12-20
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