JP2005331015A - 管接続構造及び受口管部への管内作業機の取付け方法 - Google Patents

管接続構造及び受口管部への管内作業機の取付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 受口管部に対する挿口管部の嵌合接続作業を能率良く容易に行うことができ、しかも、そのための構成を利用して受口管部に対する管内作業機の取付け作業も能率良く容易に行う。
【解決手段】 受口管部6に、挿口管部11の係止部26の管軸芯方向での抜き差し移動許容する脱着用凹部29Aと、これを通して挿入された挿口管部11の係止部26が所定装着位置に回動されたとき、係止部26に当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部29Bが形成され、受口管部6に外嵌接続される継手管7の他端部に、受口管部6内に送り込み可能な管内作業機Cとフランジ接合するための連結フランジ部7Bが形成され、継手管7の嵌合管部7Aには、受口管部6の脱着用凹部29Aに係合して両者の相対回転を阻止する回転規制部40と、これの係合状態を維持したまま受口管部6に対して抜止め固定する固定手段41が設けられている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、受口管部にこれの内部を通して送り込み可能な穿孔機等の管内作業機を取付けるための管接続構造及びそれを用いた受口管部への管内作業機の取付け方法に関する。
従来の管接続構造では、挿口管部が管軸芯方向から挿入接続される受口管部の受口側端部に、径方向外方に突出する連結フランジ部が一体形成され、この連結フランジ部に、受口管部に対して管軸芯方向から内嵌する接続筒部を備えた継手管の連結フランジ部が複数のボルトを介して固定連結されているとともに、継手管の接続筒部の外周面に形成された周溝には、受口管部の内周面との間を密封するシール材が装着され、更に、継手管の連結フランジ部には、継手管の接続筒部の内部を通して受口管部内に送り込み可能な管内作業機の一例である穿孔機の連結フランジ部が、複数のボルトを介して密封状態で固定連結されている。
また、穿孔作業後において、穿孔機及び継手管が取り外された受口管部に対して所定接続位置に内嵌された挿口管部を抜止め固定するに、受口管部の内周面に形成されている周溝に、挿口管部の外周面の先端部に突出形成されている環状係止部に対して管軸芯方向から当接する離脱防止用のロックリングを装着したのち、受口管部の受口側内周面と挿口管部の外周面との間に弾性シール材を装着するとともに、挿口管部に外装されている押輪と受口管部の連結フランジ部とをボルト・ナットを介して相対的に引き寄せ固定することにより、弾性シール材を密封状態にまで管軸芯方向から圧縮するように構成されている(特許文献1参照)。
特開平2000−28058号公報
従来の管接続構造では、押輪を固定連結するために受口管部の受口側端部に一体形成されている連結フランジ部を利用して、穿孔機を取付けるための継手管を回り止め状態で固定連結することができるものの、受口管部と継手管とをフランジ接合し、かつ、継手管と穿孔機とをフランジ接合するため、穿孔機の取付け作業に多くの手間と労力を要している。しかも、穿孔作業後において、穿孔機及び継手管が取り外された受口管部に対して所定接続位置に内嵌された挿口管部を抜止め固定するにあたっても、受口管部の内周面に形成されている周溝に対する離脱防止用のロックリングの装着作業、及び、受口管部の連結フランジ部に対する押輪の締め付け固定作業も多くの手間と労力を要している。
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、受口管部に対する挿口管部の嵌合接続作業を能率良く容易に行うことができ、しかも、そのための構成を利用して受口管部に対する管内作業機の取付け作業も能率良く容易に行うことのできる管接続構造及び受口管部への管内作業機の取付け方法を提供する点にある。
本発明による第1の特徴構成は、挿口管部が管軸芯方向から挿入接続される受口管部の受口側端部に、挿口管部の外周面に突出形成された係止部の管軸芯方向での抜き差し移動許容する脱着用凹部と、この脱着用凹部を通して挿入された挿口管部の係止部が管軸芯周りで所定装着位置に回動されたとき、この係止部に管軸芯方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部が形成されているとともに、受口管部に対して管軸芯方向から外嵌接続される嵌合管部を一端側に備えた継手管の他端部に、これの内部を通して受口管部内に送り込み可能な管内作業機とフランジ接合するための連結フランジ部が形成され、更に、継手管の嵌合管部には、受口管部に対して所定接続位置に外嵌接続されたとき、受口管部の脱着用凹部に対して管軸芯方向から係合して両者の相対回転を阻止する回転規制部と、これの係合状態を維持したまま受口管部に対して抜止め固定する固定手段が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、受口管部に挿口管部を接続する場合には、受口管部の受口側端部に形成されている脱着用凹部を通して、挿口管部の外周面に突出形成されている係止部を管軸芯方向から挿入させ、その抜き差し移動自在な脱着操作位置にある挿口管部の係止部を管軸芯周りで所定装着位置に回動操作すると、受口管部の受口側端部に形成されている抜止め壁部と挿口管部の係止部とが管軸芯方向で相対向するため、受口管部に嵌合接続された挿口管部の離脱移動が確実に阻止される。
また、受口管部に管内作業機を取付ける場合には、受口管部の受口側端部に対して継手管の嵌合管部が管軸芯方向から所定接続位置に外嵌接続されると、継手管の嵌合管部に設けられている回転規制部が、受口管部の脱着用凹部に対して管軸芯方向から係合して両者の相対回転が阻止され、この係合状態を維持したまま、継手管の嵌合管部に設けられている固定手段により、受口管部と継手管の嵌合管部とを抜止め固定したのち、継手管の他端部に形成されている連結フランジ部に、継手管の内部を通して受口管部内に送り込み可能な管内作業機をフランジ接合する。
そのため、フランジ接合箇所が継手管と管内作業機との間の一箇所だけになり、しかも、固定手段が例えボルト等のネジ式に構成されている場合でも、管内作業機の駆動反力等に起因する受口管部と継手管との相対回転は、受口管部の脱着用凹部と継手管側の回転規制部との係合によって確実に阻止されているので、ネジ式固定手段としても、受口管部に対する継手管の抜け出し移動を阻止する機能を考慮するだけで済む。
従って、受口管部に対する挿口管部の嵌合接続作業を能率良く容易に行うことができ、しかも、受口管部の受口側端部に形成されている脱着用凹部を利用して、管内作業機をフランジ接合するための継手管に回転規制部を設けることにより、受口管部に対する管内作業機の取付け作業も能率良く容易に行うことができる。
本発明による第2の特徴構成は、前記固定手段が、受口管部の外周面に当接する状態で継手管の嵌合管部の周方向複数箇所に螺合されたネジ部材から構成されているとともに、各ネジ部材の締め付け側への螺合操作に連れて継手管を受口管部側に引寄せ移動させる引寄せ手段が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、継手管の嵌合管部に螺合された固定手段のネジ部材を、受口管部の外周面に当接する状態で締め付け側に螺合操作することにより、受口管部に対して継手管を抜止め固定することができるのであるが、このとき、引寄せ手段により、ネジ部材の締め付け側への螺合操作に連れて継手管を受口管部側に引寄せ移動させることができるので、継手管の離脱防止機能を高めることができる。
本発明による第3の特徴構成は、前記引寄せ手段が、ネジ部材の先端部に、受口管部の外周面に突出形成された突起部の管軸芯方向両端部のうち、受口から遠ざかる側の端部に当接するテーパー状のカム面を形成することにより、ネジ部材の締め付け側への螺合操作に連れて継手管を受口管部側に引寄せ移動させるように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、固定手段のネジ部材の先端部に形成されたテーパー状のカム面を、受口管部の外周面に突出形成された突起部の管軸芯方向両端部のうち、受口から遠ざかる側の端部に当接させ、この状態でのネジ部材の締め付け側への螺合操作により、継手管を受口管部側に強力に引寄せ移動させることができる。しかも、ネジ部材の先端部のみをテーパー状のカム面に形成するだけで済むから、引寄せ手段を構造面及びコスト面で有利に構成することができる。
本発明による第4の特徴構成は、前記引寄せ手段が、受口管部の外周面に突出形成された突起部の管軸芯方向両端部のうち、受口から遠ざかる側の端部に当接するネジ部材を、それの径方向外方側ほど受口から遠ざかる傾斜姿勢で継手管の嵌合管部に螺合させることにより、ネジ部材の締め付け側への螺合操作に連れて継手管を受口管部側に引寄せ移動させるように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、継手管の嵌合管部に螺合された傾斜姿勢のネジ部材を、受口管部の外周面に突出形成された突起部の管軸芯方向両端部のうち、受口から遠ざかる側の端部に当接させた状態で締め付け側へ螺合操作すると、その締め付け側への螺合操作に連れて継手管を受口管部側に強力に引寄せ移動させることができる。しかも、ネジ部材を径方向外方側ほど受口から遠ざかる傾斜姿勢で螺合するだけで済むから、引寄せ手段を構造面及びコスト面で有利に構成することができる。
本発明による第5の特徴構成は、前記管内作業機が回転切削具を備えた穿孔機である点にある。
上記特徴構成によれば、穿孔機の回転切削具の駆動反力に起因する受口管部と継手管との相対回転を、受口管部の脱着用凹部と継手管側の回転規制部との係合によって確実に阻止することができる。
本発明による第6の特徴構成は、受口管部の受口側端部には、挿口管部の外周面に突出形成された係止部の管軸芯方向での抜き差し移動許容する脱着用凹部と、この脱着用凹部を通して挿入された挿口管部の係止部が管軸芯周りで所定装着位置に回動されたとき、係止部に管軸芯方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部とが形成されていて、受口管部の脱着用凹部に対して管軸芯方向から係合自在な回転規制部を備えた継手管の一端側の嵌合管部を、受口管部の受口側端部に対して管軸芯方向から密封状態で外嵌接続して、回転規制部と受口管部の脱着用凹部との係合によって両者の相対回転を阻止するとともに、この継手管に設けられた固定手段を操作して、継手管の嵌合管部と受口管部とを所定外嵌位置で抜止め固定したのち、継手管の他端部に形成された連結フランジ部に、継手管の内部を通して受口管部内に送り込み可能な管内作業機の連結フランジ部を密封状態で固定連結する点にある。
上記特徴構成によれば、受口管部に挿口管部を接続する場合には、受口管部の受口側端部に形成されている脱着用凹部を通して、挿口管部の外周面に突出形成されている係止部を管軸芯方向から挿入させ、その抜き差し移動自在な脱着操作位置にある挿口管部の係止部を管軸芯周りで所定装着位置に回動操作すると、受口管部の受口側端部に形成されている抜止め壁部と挿口管部の係止部とが管軸芯方向で相対向するため、受口管部に嵌合接続された挿口管部の離脱移動が確実に阻止される。
また、受口管部に管内作業機を取付ける場合には、受口管部の受口側端部に対して継手管の嵌合管部が管軸芯方向から所定接続位置に密封状態で外嵌接続されると、継手管の嵌合管部に設けられている回転規制部が、受口管部の脱着用凹部に対して管軸芯方向から係合して両者の相対回転が阻止され、この係合状態を維持したまま、継手管の嵌合管部に設けられている固定手段を操作して、受口管部と継手管の嵌合管部とを抜止め固定したのち、継手管の他端部に形成されている連結フランジ部に、継手管の内部を通して受口管部内に送り込み可能な管内作業機の連結フランジ部を密封状態で固定連結する。
そのため、フランジ接合箇所が継手管と管内作業機との間の一箇所だけになり、しかも、固定手段が例えボルト等のネジ式に構成されている場合でも、管内作業機の駆動反力等に起因する受口管部と継手管との相対回転は、受口管部の脱着用凹部と継手管側の回転規制部との係合によって確実に阻止されているので、ネジ式固定手段としても、受口管部に対する継手管の抜け出し移動を阻止する機能を考慮するだけで済む。
従って、受口管部に対する挿口管部の離脱防止状態での嵌合接続作業を能率良く容易に行うことができ、しかも、受口管部の受口側端部に形成されている脱着用凹部を利用して、管内作業機をフランジ接合するための継手管に回転規制部を設けることにより、受口管部に対する管内作業機の取付け作業も能率良く容易に行うことができる。
〔第1実施形態〕
図1〜図10は流体輸送経路途中の管接続構造を示し、鋳鉄管製の水道管等の流体管1に装着される鋳鉄製の分岐継手Aが、流体管1に外套状態で管周方向(円周方向)に沿って着脱自在に固定連結される二つの割り継手体A1,A2から構成され、そのうちの一方の割り継手体A1には、管内作業機の一例である穿孔機Cで流体管1の周壁に形成される貫通孔2に対して、流体管1の第1管軸芯X方向に直交する第2管軸芯Y方向から同芯状態で連通する分岐用受口管部3が外方に一体的に突出形成されているとともに、この割り継手体A1の分岐用受口管部3には分岐流路Wを開閉するための弁体4を備えた仕切弁Bの上流側挿口管部5が三次元方向に屈曲自在に密封状態で嵌合接続されている。
更に、流体管1の周壁に形成される貫通孔2を大径に変更する、又は、流体管1の周壁に新たな貫通孔2を形成する場合には、図1の(イ)、(ロ)に示すように、仕切弁Bの下流側に形成されている受口管部6の受口側端部に、継手管7の一端側である上流側に形成された嵌合管部7Aを第2管軸芯Y方向から密封状態で外嵌固定し、この継手管7の他端側である下流側に形成された連結フランジ部7Bには、穿孔機Cのケーシング8の上流側に形成されている連結フランジ部8Aをボルト9・ナット10を介して密封状態で固定連結する。
また、穿孔機Cによる穿孔作業が終了すると、図2の(ハ)、(ニ)に示すように、継手管7の連結フランジ部7Bから穿孔機Cを取り外すとともに、仕切弁Bの下流側受口管部6から継手管7を取り外し、仕切弁Bの下流側受口管部6に分岐配管系の挿口管部11を第2管軸芯Y方向から密封状態で嵌合接続する。
前記各割り継手体A1,A2の管周方向両端部の各々には、管周方向で隣接するもの同士をボルト13・ナット14を介して固定連結するための連結フランジ部15が管径方向外方に向かって一体的に突出形成されているとともに、各割り継手体A1,A2の第1管軸芯X方向両端部で、かつ、管周方向に間隔を隔てた二箇所の各々には、各割り継手体A1,A2の内周面と流体管1の外周面との間を設定間隔に保持するためのボルト16が螺合され、更に、割り継手体A1,A2の各々に形成されたシール溝には、貫通孔2からの流体(水道水)の外部への漏洩を防止すべく、流体管1の外周面との間、及び、管周方向で隣接する割り継手体A1,A2の連結フランジ部15間の各々を密封するための合成ゴム製の第1弾性シール材17が嵌合保持されている。
次に、割り継手体A1の分岐用受口管部3と仕切弁Bの上流側挿口管部5との管接続構造について説明する。
図1、図2に示すように、仕切弁Bの上流側挿口管部5の前半側部分5Aは直径方向外方に向かって部分球状に膨出形成されていて、その部分球状部分5Aの外周面には、割り継手体A1の分岐用受口管部3の内周面に形成された部分球状の第1摺接面3aに摺接する部分球状の第2摺接面5aが形成されているとともに、割り継手体A1の分岐用受口管部3の内径が、これの軸芯と同芯状態にある挿口管部5の球状部分5Aの第2管軸芯Y方向からの抜き差しを許容する内径に構成されている。
更に、割り継手体A1の分岐用受口管部3の内周面のうち、挿口管部5の第2摺接面5aに摺接する第1摺接面3aに連なる開口側の部位には、分岐用受口管部3と挿口管部5との相対向する接合面間を密封(水密)する環状の合成ゴム製の第2弾性シール材19と、挿口管部5の第2摺接面5aに摺接する部分球状の第3摺接面を備えた摺接案内部材20と、摺接案内部材20の抜け出し移動を阻止するCの字状の抜け止め部材21が装着されている。
また、前記割り継手体A1の分岐用受口管部3と仕切弁Bとの間には、上流側挿口管部5を分岐用受口管部3に対して仮止め固定する仮止め固定手段22が固定解除操作自在に設けられている。
この仮止め固定手段22は、分岐用受口管部3の外周面の周方向複数箇所に連結片3Aを一体的に突出形成するとともに、仕切弁Bの構成部材のうち、上流側挿口管部5と下流側受口管部6との間に一体形成されているバルブケース部23には、分岐用受口管部3側の各連結片3Aと第2管軸芯Y方向で相対向する連結片23Aを一体的に突出形成し、更に、第2管軸芯Y方向で相対向する両連結片3A,23Aに亘って仮止め用ボルト22Aを挿入し、もって、仮止め用ボルト22Aのネジ部先端側に螺合されたナット22Bを締付け操作することにより、分岐用受口管部3と上流側挿口管部5とをそれらの管軸芯が合致又はほぼ合致する屈曲中立位置で仮止め固定するように構成されている。
次に、仕切弁Bの下流側受口管部6と分岐配管系の挿口管部11との管接続構造について説明すると、図2(ニ)及び図8〜図10に示すように、下流側受口管部6の内周面6aに形成された環状の取付け溝24には、下流側受口管部6の内周面6aと挿口管部11の外周面11aとの間を密封するための合成ゴム製の弾性シール材25が装着されているとともに、下流側受口管部6の内周面6aのうち、シール用取付け溝24よりも受口側に偏位した近傍部位には、挿口管部11の外周面11aに突出形成された係止部の一例で、周方向4箇所(複数箇所)に等ピッチで一体的に突出形成された係止突起26の一側面と第2管軸芯X2方向から当接することにより、両管部6,11の最大挿入位置を規制する円環状のストッパー壁部27が一体形成され、下流側受口管部6の内周面6aの受口端部には、受口管部1内の所定位置に挿入接続された挿口管部11の係止突起26及び下流側受口管部6内に相対回転操作自在に装着された鋳鉄製又は鋼鉄製のロック部材28の抜け出し移動を接当阻止する状態で径方向内方に向かって突出する環状受口壁部29が一体形成されている。
前記下流側受口管部6の内周面6aにおけるストッパー壁部27と環状受口壁部29との間には、図8〜図10に示すように、挿口管部11の各係止突起26を第2管軸芯X2周りで相対回転自在に係合保持するための環状保持溝30が形成され、この環状保持溝30内には、ロック部材28の軸芯と下流側受口管部6の管軸芯Xとが合致するように、ロック部材28を第2管軸芯X2側に移動付勢する弾性リング31が装着されている。
前記下流側受口管部6に対するロック部材28の第2管軸芯X2周りでの回転操作により、下流側受口管部6内の挿入接続位置に対する挿口管部11の係止突起26の管軸芯X方向からの抜き差し移動を許容するロック解除状態と、挿入接続位置にある挿口管部11の係止突起26の第2管軸芯X2方向での離脱移動を当接阻止するロック状態とに切り換えるロック切換手段Dが設けられている。
前記ロック切換手段Dは、図8〜図10に示すように、下流側受口管部6の環状保持溝30内に装着された弾性リング31に対して、ロック部材28を第2管軸芯X2周りでの相対回転操作を許容する摺接状態で内嵌装着するとともに、ロック部材28の内周縁側に、挿口管部11の各係止突起26の管軸芯X方向での抜き差し移動を許容するべく、第2管軸芯X2方向と径方向内方に向かって開口する脱着用凹部28aと、この脱着用凹部28aを通して環状保持溝30内の挿入接続位置に挿入された係止突起26の抜け出し移動を第2管軸芯X2方向から当接して阻止する抜止め壁部28bを周方向で交互に形成して構成されている。
そのため、ロック部材28の各脱着用凹部28aと挿口管部11の各係止突起26とが管軸芯X方向で相対向する状態がロック切換手段Dのロック解除状態となり、また、ロック部材28の各抜止め壁部28bと挿口管部11の各係止突起26とが管軸芯X方向で相対向する状態がロック切換手段Dのロック状態となる。
前記ロック部材28の外径は、下流側受口管部6の環状受口壁部29の内径(受口径)よりも大径で、かつ、弾性リング31の内径と略同一に構成されているとともに、このロック部材28は、各脱着用凹部28aの周方向中央位置において周方向で複数(当該実施形態では4分割)に分割された分割ロック体28Aから構成されている。
前記各分割ロック体28Aは、下流側受口管部6の環状受口壁部29を通過して環状保持溝30内の弾性リング31の内周面に相対回転操作自在に摺接状態で装着することができる大きさに構成されているとともに、各分割ロック体28Aの周方向両端部には、隣接する分割ロック体28Aの連結片28cと径方向で重合した状態でビス32にて固定連結される連結片28cが一体形成され、全ての分割ロック体28Aを弾性リング31内で円環状に固定連結した状態では、それの外径が下流側受口管部6の環状受口壁部29の最小内径(受口径)よりも大に構成され、詳しくは、環状受口壁部29の周方向複数箇所に形成される第2抜止め壁部29Bの内径よりも大に構成され、更に、それの内径が、下流側受口管部6における環状受口壁部29の第2抜止め壁部29Bの内径(受口径)よりも少し小で、かつ、挿口管部11の外周面11aの外径よりも僅かに大に構成されている。
尚、当該実施形態では、全ての分割ロック体28Aを下流側受口管部6内で円環状に固定連結してロック部材28を構成したが、全ての分割ロック体28AをC形状に連結して、径方向に弾性変形可能なロック部材28を構成してもよい。
前記下流側受口管部6の環状受口壁部29の周方向4箇所には、挿口管部11の各係合突起26の第2管軸芯X2方向での抜き差し移動を許容するべく、第2管軸芯X2方向と径方向内方に向かって開口する脱着用の第2凹部29Aが形成され、この第2脱着用凹部29Aの隣接間には、ロック部材28がロック操作位置に維持されたまま外力によって両管部6,11が相対回転して、ロック部材28の各脱着用凹部28aと挿口管部11の各係止突起26とが第2管軸芯X2方向で相対向する事態が発生しても、下流側受口管部6の環状保持溝30内に位置する挿口管部11の各係止突起26が第2管軸芯X2方向に沿って離脱移動することを当接阻止する第2抜止め壁部29Bが形成されている。
更に、図8〜図10に示すように、前記下流側受口管部6の環状受口壁部29とロック部材28との間には、ロック部材28をロック状態で固定するロック維持手段Eが設けられている。
このロック維持手段Eは、下流側受口管部6の環状受口壁部29の第2脱着用凹部29Aに対して第2管軸芯X2方向から入り込み自在な閉塞体35に、各分割ロック体28Aの抜止め壁部28bに形成された係止孔28dに対して管軸芯X方向から選択的に係合可能な係止突起35aを一体形成するとともに、閉塞体35の周方向両側部には、それに隣接する両環状受口壁部29の外面に当て付け可能な一対の連結片35bを一体形成し、各連結片35bには、第2抜止め壁部29Bの外面に形成されたネジ孔29aに螺合される固定ボルト36が挿通される貫通孔35cを形成して、閉塞体35の係止突起35aをロック操作位置にあるロック部材28の各分割ロック体28Aの係止孔28dに係合させた状態で、閉塞体35の両連結片35bを固定ボルト36介して下流側受口管部6の環状受口壁部29に螺合固定することにより、ロック部材28をロック操作位置で固定維持するように構成されている。
尚、当該実施形態では、下流側受口管部6の環状受口壁部29の四箇所に形成されている各第2脱着用凹部29Aに対して閉塞体35を取付けるように構成したが、少なくとも一箇所の第2脱着用凹部29Aに対して閉塞体35を取付けるように構成してもよい。
次に、仕切弁Bの下流側受口管部6に穿孔機Cのケーシング8を取付けるための管接続構造について説明すると、図1〜図7に示すように、前記継手管7は、下流側受口管部6
の受口側端部における最小内径よりも僅かに小なる外径、換言すれば、下流側受口管部6の環状受口壁部29に形成されている第2脱着用凹部29Aの内径よりも僅かに小なる外径に構成されている継手管体7Cの上流側端部に、下流側受口管部6の外周面の受口側端部に突出形成された環状の突起部6Aよりも僅かに大なる内径に構成された嵌合管部7Aを固着するとともに、継手管体7Cの下流側端部には、穿孔機Cの回転切削具38が通過可能な貫通孔7aを備えた連結フランジ部7Bを固着して構成されている。
更に、継手管7には、これの嵌合管部7Aが下流側受口管部6の所定接続位置に外嵌接続されたとき、下流側受口管部6の第2脱着用凹部29Aに対して第2管軸芯X2方向から係合して両者6,7の相対回転を阻止する回転規制部40と、これの係合状態を維持したまま下流側受口管部6に対して抜止め固定する固定手段41が設けられているとともに、継手管7の嵌合管部7A内における奥側の入隅部には、嵌合管部7Aが下流側受口管部6の所定接続位置に外嵌接続されたとき、下流側受口管部6の環状突起部6Aの受口側端部に形成されている環状傾斜面6bに圧接されるOリング等のシール材42が装着されている。
前記回転規制部40は、継手管7の嵌合管部7A内における奥側の環状壁面7bのうち、下流側受口管部6の第2脱着用凹部29Aに第2管軸芯X2方向で相対向する部位の各々に一体形成された回転規制突起40Aから構成されているとともに、各回転規制突起40Aは、第2脱着用凹部29Aの周方向幅よりも若干小なる周方向幅で、かつ、下流側受口管部6の環状受口壁部29の厚みと略等しい突出代に構成されている。
前記固定手段41は、継手管7の嵌合管部7Aの周方向4箇所に貫通形成された各ネジ孔41Aに、下流側受口管部6の外周面に対して径方向から当接する状態でネジ部材41Bを螺合することにより構成されているとともに、各ネジ部材41Bの締め付け側への螺合操作に連れて継手管7を下流側受口管部6側に引寄せ移動させる引寄せ手段43が設けられている。
この引寄せ手段43は、各ネジ部材41Bの先端部に、下流側受口管部6の環状突起部6Aの第2管軸芯X2方向両端部のうち、受口から遠ざかる側の端部に形成された環状傾斜面6cに線接触するテーパー状のカム面43aを形成することにより、ネジ部材41Bの締め付け側への螺合操作に連れて継手管7を第2管軸芯X2方向に沿って下流側受口管部6側に引寄せ移動させるように構成されている。
前記穿孔機Cの回転切削具38は、先端部に切削チップが設けられている有底円筒状のホールソー38Aと、これの底部の回転中心位置から切削チップよりも前方に突出する状態で一体形成されるセンタードリル38Bとから構成されている。
また、前記下流側受口管部6の外周面の突起部6Aには、挿口管部11の外周面11aと下流側受口管部6の内周面6aとの間の受口側における環状空間及び第2脱着用凹部29Aの外面側を覆うゴム製の筒状カバー44が、挿口管部11の外周面11aに密着する状態で装着されている。
次に、仕切弁Bの下流側受口管部6に穿孔機Cを取付ける方法について説明する。
(1)仕切弁Bの下流側受口管部6の所定接続位置に、継手管7の嵌合管部7Aを第2管軸芯X2方向から外嵌操作すると、継手管7の嵌合管部7A内における奥側の環状壁面7bのうち、下流側受口管部6の第2脱着用凹部29Aに第2管軸芯X2方向で相対向する部位の各々に一体形成された回転規制部40の回転規制突起40Aが、下流側受口管部6の第2脱着用凹部29Aに対して第2管軸芯X2方向から係合して両者6,7の相対回転が確実に阻止される。
(2)次に、継手管7の嵌合管部7Aの周方向4箇所に貫通形成された各ネジ孔41Aに螺合されている固定手段41の各ネジ部材41Bを締め付け側へ螺合操作する。このとき、各ネジ部材41Bの先端部に形成されている引寄せ手段43のテーパー状カム面43aが、下流側受口管部6の環状突起部6Aの第2管軸芯X2方向両端部のうち、受口から遠ざかる側の端部に形成された環状傾斜面6cに対して径方向外方から線接触状態で当接しているため、各ネジ部材41Bを締め付け側へ螺合操作に連れて継手管7が下流側受口管部6側に強力に引寄せ移動された状態で強固に固定連結される。
(3)このとき、継手管7の嵌合管部7A内における奥側の入隅部には、Oリング等のシール材42が装着されているため、引寄せ手段43のテーパー状カム面43aによって継手管7が下流側受口管部6側に強力に引寄せ移動されたとき、シール材42が下流側受口管部6の環状突起部6Aの受口側端部に形成されている環状傾斜面6bに強力に圧接されることになり、下流側受口管部6の外周面と継手管7の内周面との間が確実に密封される。
また、継手管7の嵌合管部7A内における奥側の入隅部に配置されたシール材42が、固定手段41の各ネジ部材41Bの締め付け操作による継手管7と下流側挿口管部6との相対的な引寄せ移動に連れて密封状態に挟圧されるから、下流側受口管部6から継手管7を取り外す際、シール材42が継手管7の引き抜き抵抗になることがなく、継手管7の分解作業を能率良く容易に行うことができる。
(4)継手管7の他端側である下流側に形成された連結フランジ部7Bには、穿孔機Cのケーシング8の上流側に形成されている連結フランジ部8Aをボルト9・ナット10を介して密封状態で固定連結する。
(5)穿孔機Cによる穿孔作業が終了すると、図1の(ニ)に示すように、継手管7の連結フランジ部7Bから穿孔機Cを取り外すとともに、仕切弁Bの下流側挿口管部6から継手管7を取り外し、仕切弁Bの下流側挿口管部6に分岐配管系の挿口管部11を密封状態で嵌合接続する。
〔第2実施形態〕
図11は、前記引寄せ手段43の別の実施形態を示し、これは、下流側受口管部6の環状突起部6Aの第2管軸芯X2方向両端部のうち、受口から遠ざかる側の端部に形成された環状傾斜面6cに当接する固定手段41のネジ部材41Bを、それの径方向外方側ほど受口から遠ざかる傾斜姿勢で継手管7の嵌合管部7Aの周方向4箇所に貫通形成された各ネジ孔41Aに螺合させることにより、各ネジ部材41Bの締め付け側への螺合操作に連れて継手管7を受口管部6側に引寄せ移動させるように構成されている。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔第3実施形態〕
図12〜図14は、下流側受口管部6に対するロック部材28の第2管軸芯X2周りでの回転操作とその回動操作経路の特定位置(脱着操作位置)における管軸芯X方向での移動操作により、下流側受口管部6内の挿入接続位置に対する挿口管部11の係止突起26の管軸芯X方向からの抜き差し移動を許容するロック解除状態と、挿入接続位置にある挿口管部11の係止突起26の第2管軸芯X2方向での離脱移動を当接阻止するロック状態とに切り換えるロック切換手段Dの別実施形態を示す。
このロック切換手段Dは、挿口管部11の外周面11aと受口管部6の内周面6aとの間の受口側における環状空間を通して第2管軸芯X2方向に抜き差し自在で、かつ、挿口管部11の外周面11aに沿って外装可能な一対の半円筒体から構成される操作部材45の先端部に、挿口管部11の係止突起26と第2管軸芯X2方向から当接する可能な離脱阻止用のロック部材28を構成する周方向で複数の分割ロック片28Bが所定個数ずつ(当該実施形態では2個ずつ)分散形成されているとともに、前記受口管部6の受口側端部の環状受口壁部29には、脱着操作位置にある分割ロック片28Bの管軸芯X方向での抜き差し移動を許容する脱着用凹部29Aと、この脱着用凹部29Aを通して挿入された分割ロック片28Bが第2管軸芯X2周りで所定装着位置に回動されたとき、分割ロック片28Bに管軸芯X方向から当接して抜け出し移動(離脱移動)を阻止する抜止め壁部29Bが一体形成されている。
また、前記受口管部6の内周面6aのうち、取付け溝24よりも受口側に偏位した近傍部位には、挿口管部11の外周面11aに一体的に突出形成された円環状の係止突起26の一側面と第2管軸芯X2方向から当接することにより、両管部6,11の最大収縮位置を規制する円環状のストッパー壁部46が形成され、このストッパー壁部46の内径は、挿口管部11の係止突起26の外径よりも小に、かつ、操作部材45の各分割ロック片28Bの外径は、受口管部6の環状受口壁部29の最小内径よりも大、換言すれば、環状受口壁部29の抜止め壁部29Bの内径よりも大に夫々構成されているとともに、挿口管部11の係合突起26の外径よりも少し大に構成された受口管部6の受口側内周面6aには、操作部材45の各分割ロック片28Bが係入して、操作部材45の第2管軸芯X2周りでの回動操作を案内する回転操作ガイド溝47が形成され、この回転操作ガイド溝47がそれの周方向4箇所において各脱着用凹部29Aと第2管軸芯X2方向で連通形成されている。
前記各操作部材45の外周面における第2管軸芯X2方向の外側端部には、受口管部6の内周面6aと挿口管部11の外周面11aとの間の環状空間を閉止又は略閉止可能な半円環状の鍔部48が、操作部材45の各分割ロック片28Bが回転操作ガイド溝47内に係合しているとき、受口管部6の環状受口壁部29と当接可能な状態で一体形成されているとともに、各鍔部48の周方向両端部の各々には、操作部材45の両分割ロック片28Bを第2管軸芯X2方向に移動操作し、かつ、第2管軸芯X2周りで回動操作するための操作用摘み部49が、操作径方向外方に向かって一体的に突出形成されている。
前記操作部材45の各分割ロック片28Bの周方向幅は、受口管部6の環状受口壁部29に形成される各脱着用凹部29Aの周方向幅よりも小に構成されているとともに、受口管部6の各抜止め壁部29Bの周方向幅は、操作部材45の各分割ロック片28Bの周方向幅よりも大に構成されている。
前記ロック部材28を所定装着位置で受口管部6に着脱自在に固定する固定手段Bを構成するに、操作部材45の鍔部48のうち、一方の分割ロック片28Bの周方向中央位置に相対向する部位には、固定用ボルト50が若干の余裕をもって挿通される貫通孔51が形成されているとともに、受口管部6の環状受口壁部29のうち、各操作部材45の一方の分割ロック片28Bに相対向する一方の抜止め壁部29Bの周方向中央位置には、固定用ボルト50に対するネジ孔52が形成されている。
そのため、受口管部6の脱着用凹部29Aを通して挿入された分割ロック片28Bが第2管軸芯X2周りで所定装着位置に回動されたとき、操作部材45の鍔部48に形成された貫通孔51と抜止め壁部29Bに形成されたネジ孔52とが合致し、分割ロック片28Bが所定装着位置にある状態で操作部材45の鍔部48と受口管部6の環状受口壁部29とを固定用ボルト50で締付け固定することができる。
また、前記受口管部6の脱着用凹部29Aを通して脱着操作位置に挿入された各操作部材45の分割ロック片28Bを回転操作ガイド溝47内の回動操作経路に沿って抜止め操作位置に回動したとき、それ以上の回動操作を阻止して所定装着位置に保持するための回動規制部53が設けられている。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔その他の実施形態〕
(1)上述第1実施形態では、環状保持溝30内の環状受口壁部29に連続する部位に、ロック部材28の軸芯と受口管部6の管軸芯とが合致するように、ロック部材28を管軸芯側に移動付勢する弾性リング31を装着したが、ロック部材28を環状保持溝30内に直接装着してもよい。
(2)前記ロック切換手段Dとしては、受口管部6内の挿入接続位置に対する挿口管部11の係止部(係止突起)26の管軸芯方向からの抜き差し移動を許容するロック解除状態と、挿入接続位置にある挿口管部11の係止部26の管軸芯方向での離脱移動を当接阻止するロック状態とに切り換えることのできるものであれば、如何なる構造のものをもちいてもよい。
(3)上述の第1実施形態では、前記ロック部材28を、周方向で複数に分割された分割ロック部材28Aから構成して、これら分割ロック部材28Aを受口管部6内において円環状又はC形状に連結可能に構成したが、この構成に限定されるものではなく、例えば、ロック部材28を、無負荷状態(自然状態)では受口管部6の受口径よりも大なる外径に形成し、かつ、それの弾性復元力に抗して受口管部6の受口径よりも小なる外径にまで縮径変形操作可能に構成してもよい。
(4)上述の各実施形態では、管内作業機Cとして穿孔機を例に挙げたが、これに限定されるものではなく、例えば、継手管7の内部を通して上流側の流路を閉塞可能な弾性閉塞体を備えた管路閉塞治具であってもよい。
本願発明の第1実施形態を示し、(イ)は穿孔機を取付けたときの一部切欠き正面図、(ロ)は穿孔直後の一部切欠き正面図 (ハ)は穿孔機を取り外したときの一部切欠き正面図、(ニ)は穿孔作業後に挿口管部を嵌合接続したときの一部切欠き正面図 受口管部とロック部材の拡大分解斜視図 受口管部と継手管の拡大分解斜視図 (イ)は受口管部と継手管の拡大分解断面正面図、(ロ)は受口管部と継手管とを嵌合接続したときの拡大断面正面図 穿孔機を取付けたときの要部の拡大一部切欠き正面図 要部の拡大断面側面図 穿孔作業後に挿口管部を嵌合接続したときの要部の拡大断面正面図 受口管部に挿口管部を嵌合する前の分解斜視図 受口管部に挿口管部を嵌合する前の断面側面図 本願発明の第2実施形態を示し、穿孔機を取付けたときの要部の拡大一部切欠き正面図 本願発明の第3実施形態を示し、受口管部と継手管とを嵌合接続したときの拡大断面正面図 ロック部材の斜視図 受口管部に挿口管部を嵌合接続したときの要部の拡大断面正面図
符号の説明
C 管内作業機(穿孔機)
X2 管軸芯(第2管軸芯)
6 受口管部(下流側受口管部)
6A 突起部
6a 内周面
7 継手管
7A 嵌合管部
7B 連結フランジ部
8A 連結フランジ部
11 挿口管部
11a 外周面
26 係止部(係止突起)
28 ロック部材
29 環状受口壁部
29A 脱着用凹部(第2脱着用凹部)
29B 抜止め壁部(第2抜止め壁部)
38 回転切削具
40 回転規制部
40A 回転規制突起
41 固定手段
41B ネジ部材
43 引寄せ手段
43a テーパー状カム面

Claims (6)

  1. 挿口管部が管軸芯方向から挿入接続される受口管部の受口側端部に、挿口管部の外周面に突出形成された係止部の管軸芯方向での抜き差し移動許容する脱着用凹部と、この脱着用凹部を通して挿入された挿口管部の係止部が管軸芯周りで所定装着位置に回動されたとき、この係止部に管軸芯方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部が形成されているとともに、受口管部に対して管軸芯方向から外嵌接続される嵌合管部を一端側に備えた継手管の他端部に、これの内部を通して受口管部内に送り込み可能な管内作業機とフランジ接合するための連結フランジ部が形成され、更に、継手管の嵌合管部には、受口管部に対して所定接続位置に外嵌接続されたとき、受口管部の脱着用凹部に対して管軸芯方向から係合して両者の相対回転を阻止する回転規制部と、これの係合状態を維持したまま受口管部に対して抜止め固定する固定手段が設けられている管接続構造。
  2. 前記固定手段が、受口管部の外周面に当接する状態で継手管の嵌合管部の周方向複数箇所に螺合されたネジ部材から構成されているとともに、各ネジ部材の締め付け側への螺合操作に連れて継手管を受口管部側に引寄せ移動させる引寄せ手段が設けられている請求項1記載の管接続構造。
  3. 前記引寄せ手段が、ネジ部材の先端部に、受口管部の外周面に突出形成された突起部の管軸芯方向両端部のうち、受口から遠ざかる側の端部に当接するテーパー状のカム面を形成することにより、ネジ部材の締め付け側への螺合操作に連れて継手管を受口管部側に引寄せ移動させるように構成されている請求項2記載の管接続構造。
  4. 前記引寄せ手段が、受口管部の外周面に突出形成された突起部の管軸芯方向両端部のうち、受口から遠ざかる側の端部に当接するネジ部材を、それの径方向外方側ほど受口から遠ざかる傾斜姿勢で継手管の嵌合管部に螺合させることにより、ネジ部材の締め付け側への螺合操作に連れて継手管を受口管部側に引寄せ移動させるように構成されている請求項2記載の管接続構造。
  5. 前記管内作業機が回転切削具を備えた穿孔機である請求項1〜4のいずれか1項に記載の管接続構造。
  6. 受口管部の受口側端部には、挿口管部の外周面に突出形成された係止部の管軸芯方向での抜き差し移動許容する脱着用凹部と、この脱着用凹部を通して挿入された挿口管部の係止部が管軸芯周りで所定装着位置に回動されたとき、係止部に管軸芯方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部とが形成されていて、受口管部の脱着用凹部に対して管軸芯方向から係合自在な回転規制部を備えた継手管の一端側の嵌合管部を、受口管部の受口側端部に対して管軸芯方向から密封状態で外嵌接続して、回転規制部と受口管部の脱着用凹部との係合によって両者の相対回転を阻止するとともに、この継手管に設けられた固定手段を操作して、継手管の嵌合管部と受口管部とを所定外嵌位置で抜止め固定したのち、継手管の他端部に形成された連結フランジ部に、継手管の内部を通して受口管部内に送り込み可能な管内作業機の連結フランジ部を密封状態で固定連結することを特徴とする受口管部への管内作業機の取付け方法。

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