JP2013170676A - 管継手の離脱防止構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロック部材と挿口部の係合突起との当接による離脱防止機能を奏することのできる管継手の離脱防止構造を提供する。
【解決手段】受口部13の受口側端部23には、脱着用凹部25と、脱着用凹部25を通して挿入されたロック部材30が軸心回りでロック位置に回動されたとき、係止片31に軸心方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部26が形成されており、ロック部材30がロック位置に回動された状態において、周方向への回動を規制する規制部材40を備え、ロック部材30はリング形状をなし、一端側には係止片31が、他端側にはフランジ32が設けられ、フランジ32の周方向の一部には規制部材40が嵌合可能な切欠き部35が設けられ、規制部材40は、ロック部材30のロック位置においてロック部材30の切欠き部35及び受口部13の脱着用凹部25に嵌合して受口部13の受口側端部23に固定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体管路を構成する受口を備えた受口部と、該受口の内方に所定長さで嵌挿される嵌挿部を有する挿口を備えた挿口部と、該挿口部の外面と受口部の内面との間隙を周方向に沿って水密的に密封するリング状のシール部材とを備えた管継手の離脱防止構造に関する。
従来、管継手の離脱防止構造として、受口部に対して管軸方向から挿入接続される挿口部の外周面に、受口部の受口側に形成された径方向内方に突出する環状壁部を通過可能な係合突起が突設され、この係合突起に対して管軸方向から当接可能で、かつ、受口部の環状壁部と挿入接続位置にある挿口部の係合突起との間に相対回転自在に装着可能なロック部材には、受口部の環状壁部の内面に管軸方向から当接することにより、接続された両管部の相対離脱移動を阻止する係止部が突出形成されているとともに、前記受口部の環状壁部には、ロック部材の係止部の管軸方向での抜き差し移動を許容する脱着用凹部が形成され、更に、前記受口部の環状壁部の内周面と挿口部の外周面との間を通してロック部材から管外に突設された延出部と受口部の環状壁部の外面との間には、脱着用凹部に対応する脱着操作位置から管軸回りで所定装着位置に回動されたロック部材の係止部を受口部の環状壁部の内面に当接する側に移動付勢する弾性付勢体が設けられたものが知られている(以下、「従来技術1」という。例えば、特許文献1参照。)。
また、管継手の離脱防止構造として、受口部の内周面において径方向内側に開口形成された回転操作ガイド溝内の回転操作経路に対するロック部材の管軸回りでの回動操作とその回動操作経路の特定位置における管軸方向での移動操作により、受口部に対してロック部材を脱着する脱着操作手段が設けられているとともに、挿口部の外周面と受口部の内周面との間を通して管軸方向に抜き差し自在な操作部材に、ロック部材を構成する周方向で複数の分割ロック片が分散形成されているとともに、受口部の受口側端部には、分割ロック片の管軸方向での抜き差し移動を許容する脱着用凹部と、この脱着用凹部を通して挿入された分割ロック片が管軸回りで前記回転操作ガイド溝内の回転操作経路に沿って所定装着位置に回動されたとき、分割ロック片に管軸方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部が形成されており、受口部内に挿入された分割ロック片が回動操作経路に沿って所定装着位置に回動されたとき、回動操作経路よりも管軸方向の抜け出し側に入り込んだ位置で分割ロック片を受止め自在で、かつ、その受止め位置では分割ロック片の脱着特定位置側への回動を阻止又は抑制する固定用ボルトが設けられ、回動操作経路における分割ロック片と受口部との間にあって、管軸方向から分割ロック片及び受口部と当接した状態で、分割ロック片を戻り止め手段の受止め位置に付勢する弾性付勢体が設けられたものも知られている(以下、「従来技術2」という。例えば、特許文献2参照。)。
特開2006−200608号公報(第9頁、第2図) 特開2005−180503号公報(第8頁、第1図)
しかしながら、従来技術1にあっては、両管部の接続作業及び分解作業を少ない労力で容易に行うことに主たる目的があり、ロック部材がロック位置にある時の周方向の回動規制を、受口部の環状壁部の内周面と挿口部の外周面との間を通してロック部材から管外に突設された延出部と受口部の環状壁部の外面との間に設けられた弾性付勢体の弾性復元力を利用して行うものであるため、構造が複雑になるとともに、使用に伴い弾性付勢体が劣化した場合に弾性付勢体を交換する必要があるという問題があった。
また、従来技術2にあっては、両管部の接続作業及び分解作業を少ない労力で容易に行うことに主たる目的があり、従来技術1と同様に弾性付勢体を設ける他に、ロック部材の回転を操作する操作部材を設け、該操作部材にロック部材を組み込んでいるため、従来技術1と同様の問題があった。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、受口部側に設けられるロック部材のロック位置における回動を、操作の容易な構造でもって確実に阻止し、ひいては、ロック部材と挿口部の係合突起との当接による離脱防止機能を奏することのできる管継手の離脱防止構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の管継手の離脱防止構造は、
受口部の内周面と該受口部に対して軸心方向から挿入接続される挿口部の外周面との間を密封するシール材が設けられているとともに、前記受口部の内周面の受口側には、前記挿口部の外周面に突出形成された係合突起と軸心方向から当接することにより、両口部の離脱移動を阻止するロック部材が設けられている管継手の離脱防止構造であって、
前記受口部の受口側端部には、前記ロック部材に設けられた係止片の軸心方向での抜き差し移動を許容する脱着用凹部と、該脱着用凹部を通して挿入された前記ロック部材が軸心回りでロック位置に回動されたとき、前記係止片に軸心方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部が形成されており、
前記受口部内に挿入された前記ロック部材がロック位置に回動された状態において、周方向への回動を規制する規制部材を備え、
前記ロック部材はリング形状をなし、軸方向の一端側には前記係止片が、他端側には前記受口部の受口側端部に係合するフランジが設けられ、該フランジの周方向の一部には前記規制部材が嵌合可能な切欠き部が設けられ、
前記規制部材は、前記受口部の脱着用凹部に嵌合可能な形状を有し、前記ロック部材のロック位置において前記ロック部材の切欠き部及び前記受口部の脱着用凹部に嵌合して前記受口部の受口側端部に固定されるようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、受口部に挿口部が挿入され、受口部内に挿入されたロック部材がロック位置に回動された状態において、規制部材がロック部材の切欠き部及び前記受口部のロック部材の脱着用凹部に嵌合して受口部の受口側端部に固定されるため、確実にロック部材をロック位置に固定することができる。また、規制部材は、受口部の受口側端部に挿口側から嵌合可能な形状を有するため、規制部材の脱着を極めて容易に行うことができる。 更に、ロック部材には規制部材が嵌合可能な切欠き部を設けるだけで、該ロック部材の切欠き部と受口部に設けられたロック部材の脱着用凹部を利用して規制部材を取り付けることができるため、規制部材を取り付けるための特別に複雑な手段を要しない。また、受口部と挿口部との軸心方向の抜け出しを別部材であるロック部材により阻止するため、受口部及び挿口部の周方向の相対移動を許容する状態で軸心方向に抜け出し防止できる。
本発明の管継手の離脱防止構造は、
前記ロック部材の係止片は、周方向に断続的に複数設けられ、該複数の係止片の位置する間に前記切欠き部が設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、複数の係止片の位置の間を利用して切欠き部を設けることができるため、ロック部材の構造を簡素にすることができる。
本発明の管継手の離脱防止構造は、
前記ロック部材は、周方向において複数に分割され、該分割面にまたがって前記切欠き部が設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、切欠き部の形成が容易である。
本発明の管継手の離脱防止構造は、
前記受口部の受口側端部に対して前記規制部材を固定するための固定手段が装着されることを特徴としている。
この特徴によれば、固定手段により規制部材を受口側端部に対し固定するため、規制部材の脱落を防止しロック部材の回動規制状態を維持できる。
本発明の管継手の離脱防止構造は、
受口部の内周面と該受口部に対して軸心方向から挿入接続される挿口部の外周面との間を密封するシール材が設けられているとともに、前記受口部の内周面の受口側には、前記挿口部の外周面に装着されたCリングと軸心方向から当接することにより、両口部の離脱移動を阻止するロック部材が設けられている管継手の離脱防止構造であって、
前記受口部の受口側端部には、前記ロック部材に設けられた係止片の軸心方向での抜き差し移動を許容する脱着用凹部と、該脱着用凹部を通して挿入された前記ロック部材が軸心回りでロック位置に回動されたとき、前記係止片に軸心方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部が形成されており、
前記受口部内に挿入された前記ロック部材がロック位置に回動された状態において、周方向への回動を規制する規制部材を備え、
前記ロック部材はリング形状をなし、軸方向の一端側には前記係止片が、他端側には前記受口部の受口側端部に係合するフランジが設けられ、
前記規制部材は、前記ロック部材のロック位置において前記フランジ部に装着されて前記受口部の受口側端部に固定されるようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、受口部に挿口部が挿入され、受口部内に挿入されたロック部材がロック位置に回動された状態において、規制部材がロック部材の切欠き部及び前記受口部のロック部材の脱着用凹部に嵌合して受口部の受口側端部に固定されるため、確実にロック部材をロック位置に固定することができる。また、規制部材は、ロック部材のフランジに挿口部側から装着できるため、規制部材の脱着を極めて容易に行うことができる。更に、規制部材を取り付けるための特別に複雑な手段を要しない。また、受口部と挿口部との軸心方向の抜け出しを別部材であるロック部材により阻止するため、受口部及び挿口部の周方向の相対移動を許容する状態で軸心方向に抜け出し防止できる。更に、挿口部の外周面にCリングを装着した状態で、まとめて受口部に挿入できるので、組付けが容易で作業性が向上する。
(a)は、実施例1における管継手の離脱防止構造の縦断面図であり、(b)は、(a)のA−A矢視図である。 実施例1における管継手の離脱防止構造の平面図である。 実施例1における管継手の離脱防止構造の側面図である。 (a)は、図1のB−B矢視図であり、(b)は、ロック部材の側面図であり、(c)は、(b)のC−C断面図であり、(d)は、(b)のD−D断面図である。 (a)は、実施例1における規制部材の平面図であり、(b)は、同じく左側面図であり、(c)は、同じく右側面図であり、(d)は、(a)のE−E断面図である。 実施例2における管継手の離脱防止構造の平面図である。 実施例2における管継手の離脱防止構造の側面図である。 (a)は、実施例2におけるロック部材及び規制部材を示す正面図であり、(b)は、ロック部材の側面図であり、(c)は、(b)のF−F断面図であり、(d)は、(b)のG−G断面図である。 (a)は、実施例3におけるロック部材及び規制部材を示す正面図であり、(b)は、ロック部材の側面図であり、(c)は、(b)のH−H断面図であり、(d)は、(b)のI−I断面図である。 (a)は、実施例3における規制部材の平面図であり、(b)は、同じく左側面図であり、(c)は、同じく右側面図であり、(d)は、(a)のJ−J断面図である。 (a)は、実施例4における管継手の離脱防止構造の縦断面図であり、(b)は、(a)のK−K矢視図である。 (a)は、実施例4におけるロック部材を示す正面図であり、(b)は、同じく側面図であり、(c)は、(a)のL−L断面図であり、(d)は、(a)のM−M断面図であり、(e)は、ロック部材を示す背面図である。 (a)は、実施例5における管継手の離脱防止構造の縦断面図であり、(b)は、(a)のN−N矢視図である。
本発明に係る管継手の離脱防止構造を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例1に係る管継手の離脱防止構造を図1ないし図5に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施例の流体管1は、例えば、地中に埋設される上水道用のダクタイル鋳鉄製であり、断面視略円形状に形成され、内周面が図示しない樹脂粉体塗装あるいはモルタル層で被覆されている。尚、本発明に係る流体管は、その他鋳鉄、鋼等の金属製、あるいは塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリオレフィン製等であってもよい。更に尚、本実施例では流体管1内の流体は上水であるが、流体管の内部を流れる流体は必ずしも上水に限らず、例えば工業用水や農業用水、下水等の他、ガスやガスと液体との気液混合体であっても構わない。
図1(a)において、流体管1に装着されるダクタイル鋳鉄製の継手本体10が、流体管1に外套状態で円周方向に沿って着脱自在に固定連結される二つの割り継手体11,12から構成され、そのうちの一方の割り継手体12には、流体管1の管軸Oに対して直交する軸心X方向に同軸状態で連通する分岐用の受口部13が外方に一体的に突出形成されている。この分岐用の受口部13には、分岐流路を開閉するための弁体を備えた仕切弁2が装着され、更に、分岐管3の一端側に形成された挿口部4が密封状態で嵌合接続されている。尚、本発明に係る継手本体は、鋼等の金属製、あるいは塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリオレフィン製等であってもよい。
割り継手体11,12の管周方向両端部の各々には、連結フランジ部14、15が管径方向外方に向かって一体的に突出形成され、挟着部材16を介してボルト17で締め付け固定されるようになっている。また、割り継手体11,12の各々に形成されたシール溝には、流体の外部への漏洩を防止すべく、流体管1の外周面との間、及び、管周方向で隣接する割り継手体11,12の連結フランジ部14、15間の各々を密封するための弾性シール材18が装着されている。
受口部13の内周面に形成された環状のシール用取付け溝20には、受口部13に対して軸心X方向から挿入接続される挿口部4の外周面との間で圧縮される密封用のシール材21が装着されている。また、受口部13の内周面において、シール用取付け溝20に連続して開口する受口側には、挿口部4の外周面に一体的に突出形成された円環状の係合突起5の一側面と軸心X方向から当接することにより、受口部13及び挿口部4の最大挿入位置までに規制する円環状のストッパー壁部22が一体形成され、更に、受口部13の内周面の受口側端部23には、挿口部4の係合突起5が通過可能な内径で径方向内方に向かって突出する円環状の環状壁部24が一体形成されている。
また、受口部13の内周面において、ストッパー壁部22と環状壁部24との間に位置する部位には、環状壁部24の内径よりも大なる内径の周溝27が形成されている。一方、挿口部4の係合突起5と受口部13の環状壁部24との間には、挿口部4の係合突起5の他側面に対して軸心X方向から当接可能なロック部材30が、軸心X回りで回動操作自在及び軸心X方向に移動操作自在に設けられている。
図1(b)に示すように、受口部13の環状壁部24には、後記するロック部材30の係止片の軸心X方向での抜き差し移動を許容する脱着用凹部25が形成されている。尚、図1(b)では、脱着用凹部25は周方向に4個形成されているが、これに限定されず、周方向に均等に複数個設けられていればよい。環状壁部24において、隣接する脱着用凹部25,25の間の部分には、ロック部材30の係止片の軸心X方向での抜き差し移動を阻止する抜止め壁部26が構成されている。
次に、図4を参照しながらロック部材30を説明する。図4(a)(b)に示すように、ロック部材30はリング形状をなし、挿口部4に外嵌できるように中心口33が形成され、軸方向の一端側には、受口部13の環状壁部24の内面に軸心X方向から当接することにより接続された受口部13及び挿口部4の相対離脱移動を阻止する係止片31が設けられ、軸方向の他端側には受口部13の受口側端部23に係合するフランジ32が設けられている。
係止片31は、受口部13の環状壁部24の脱着用凹部25を通過可能であるが、脱着用凹部25を通過後、円周方向に相対移動された場合、抜止め壁部26により軸心X方向の移動を阻止されるものであって、図4(a)においては脱着用凹部25に対応して周方向に4個形成されている。
図4(c)に示すように、係止片31の設けられた部分のロック部材30の断面形状は、軸方向の一端側には係止片31を、他端側にはフランジ32を有するところの略コ字状をなしている。一方、図4(d)に示すように、係止片31の設けられていない部分のロック部材30の断面形状は、軸方向の一端にフランジ32だけを有する略L字状している。
受口部13と挿口部4とを接続する場合、受口部13の内周面に形成された環状のシール用取付け溝20に弾性を有するシール材21を装着し、挿口部4の係合突起5が受口部13の環状壁部24を通過してストッパー壁部22に当接するまで挿入し、その後、挿口部4に外装されたロック部材30を、その各係止片31が受口部13の環状壁部24に形成された脱着用凹部25に周方向に合致するように調節し、この状態でロック部材30を受口部13内に押し込み操作して、ロック部材30の各係止片31を、脱着用凹部25を通して挿口部4の係合突起5との間に位置させた後、ロック部材30を脱着用凹部25に対応する脱着操作位置から脱着用凹部25の隣接間に位置する各抜止め壁部26の内面に対応するロック位置に周方向に回動操作する。
この状態ではロック部材30の各係止片31と受口部13の各抜止め壁部26の抜止め内面とが軸心X方向で相対向しているため、受口部13と挿口部4との間に引抜力が作用したとしても、挿口部4の係合突起5がロック部材30に対して軸心Xの一方から当接し、更に、このロック部材30の各係止片31が受口部13の各抜止め壁部26の抜止め内面に対して軸心Xの他方から当接して、受口部13と挿口部4の相対離脱移動が阻止されることになる。
図4(a)に示すように、ロック部材30は、円周方向において2つ割りの分割構造をしており、2つの割面34a、34bは、円周方向に4個形成された各係止片31のうち、隣接する2個の係止片31の中間に位置して設けられている。そして、一方の割面34bを跨ぎ、隣接する2個の係止片31の間に位置するフランジ32を切り欠いて切欠き部35が設けられている。ロック部材30の切欠き部35の設けられた箇所は、フランジ32が切り欠かれ、挿口部4に外嵌される筒部36だけが残された形となっている。尚、ロック部材30は、円周方向において2つ割りの分割構造にされているが、これに限定されることなく、3つ割り以上の複数に分割されていてもよい。
図4(a)には、ロック部材30の切欠き部35に嵌合された状態で、規制部材40が示されている。規制部材40は、図1(a)に示すように、受口部13の受口側端部23に挿口側から嵌合可能な形状を有し、ロック部材30のロック位置においてロック部材30の切欠き部35及び受口部13の脱着用凹部25に嵌合して受口部13の受口側端部23に固定されるようになっている。
図1(a)及び図5(a)〜(d)に示すように、規制部材40は、断面形状が略コ字状をなし、外径側のフランジ部41、内径側のフランジ部42及び側壁部43から構成され、外径側のフランジ部41が内径側のフランジ部42より長く形成され、装着された場合、凹部44は受口部13の受口側端部23の端面に当接し、内径側のフランジ部42はロック部材30の切欠き部35及び受口部13の脱着用凹部25及びに嵌合するようになっている。また、外径側のフランジ部41には、受口部13の受口側端部23に対して規制部材40を固定するための固定手段45が装着されるようになっている。
このように、固定手段45により規制部材40を受口側端部23に対し固定するため、規制部材40の脱落を防止しロック部材30の回動規制状態を維持できる。また、内径側のフランジ部42はロック部材30の切欠き部35に係合するだけの短い長さであっても、外径側のフランジ部41が長く形成されているため、外径側のフランジ部41に固定手段45を装着することが可能である。固定手段45は、例えば、外側のフランジ部41に形成された雌ネジ部に螺合される止めネジであり、止めネジの先端が受口部13の受口側端部23の外周面に当接してロック部材30を受口部13の受口側端部23に固定して、ロック位置に保持することができるものである。上述したように、固定手段45により規制部材40が固定されているため、ロック部材30は、切欠き部35の周端が規制部材40の周端部に当接することで、該ロック部材30の周方向両方の移動がいずれも規制され、ロック位置から移動せずに保持される。
また、規制部材40の内径側のフランジ部42は、受口部13の軸心方向の長さが環状壁部24の抜止め壁部26よりも短く形成されており、このようにすることで、受口部13と挿口部4とに軸心方向に抜け出そうとする外力が加わった場合でも、ロック部材30が抜止め壁部26に当接するのみで規制部材40に当接しないため、規制部材40に軸心方向の外力を与えることなく、外力による規制部材40の脱落を防止できる。尚、規制部材40は、断面形状が略コ字状に限らず、例えば、外側のフランジ部41が省略された断面L字状に形成されてもよく、その場合、側壁部43に止めネジなどの固着手段が装着可能なように雌ネジ部を形成し、該雌ネジ部に止めネジを螺合させ、止めネジの先端を受口部13の受口側端部23の端面に当接させて規制部材40を固定するものである。
図1ないし3に示すように、受口部13に挿口部4が挿入され、受口部13内に挿入されたロック部材30がロック位置に回動された状態において、規制部材40がロック部材30の切欠き部35及び受口部13の脱着用凹部25に嵌合して受口部13の受口側端部23に固定されるため、確実にロック部材30をロック位置に固定することができる。また、規制部材40は、受口部13の受口側端部23に挿口側から嵌合可能な形状を有するため、規制部材40の脱着を極めて容易に行うことができる。更に、ロック部材30には規制部材40が嵌合可能な切欠き部35を設けるだけで、該ロック部材30の切欠き部35と受口部13に設けられた脱着用凹部25を利用して規制部材40を取り付けることができるため、規制部材40を取り付けるための特別複雑な手段を要しない。また、受口部13と挿口部4との軸心方向の抜け出しを別部材であるロック部材30により阻止するため、受口部13及び挿口部4の周方向の相対移動を許容する状態で軸心方向に抜け出し防止できる。
更に、ロック部材30の係止片31は、周方向に断続的に複数設けられ、該複数の係止片31の位置する間に切欠き部35が設けられる構造であるため、複数の係止片31の間を利用して切欠き部35を設けることができるため、ロック部材30の構造を簡素にすることができる。
更に、ロック部材30は、周方向において2分割され、該割面34bにまたがって切欠き部35が設けられるため、切欠き部35の形成が容易である。
本発明の実施例2に係る管継手の離脱防止構造を図6ないし図8に基づいて説明する。実施例2に係る管継手の離脱防止構造は、ロック部材の円周方向に規制部材が2個設けられる点で実施例1と相違するものである。尚、前記実施例と重複する構成は、同じ符号を付し説明を省略する。
図8(a)〜(d)に示すように、ロック部材50は、円周方向において2つ割りの分割構造をしており、2つの割面34a、34bは、円周方向に4個形成された各係止片31のうち、隣接する2個の係止片31の中間に位置して設けられている。そして、2つの割面34a、34bのそれぞれを跨ぎ、隣接する2個の係止片31の間に位置するフランジ32を切り欠いて2つの切欠き部35、35が設けられている。ロック部材50の切欠き部35、35の設けられた箇所は、フランジ32が切り欠かれ、挿口部4に外嵌される筒部36だけが残された形となっている。
ロック部材50の2つの切欠き部35、35のそれぞれには規制部材40が嵌合されるようになっている。図7には、2つの規制部材40、40がロック部材50の左右対称位置に装着された状態が示されている。このように、ロック部材50の円周方向に2つの規制部材40、40が装着されるため、ロック部材50のロック位置においてロック部材50を受口部13の受口側端部23により確実に固定することができる。
本発明の実施例3に係る管継手の離脱防止構造を図9及び図10に基づいて説明する。
実施例3に係る管継手の離脱防止構造は、規制部材の形状が異なる点で実施例2と相違するものである。尚、前記実施例と重複する構成は、同じ符号を付し説明を省略する。
図9(a)(b)に示すように、ロック部材50の2つの切欠き部35、35のそれぞれには規制部材60が嵌合されるようになっている。図9(a)(b)及び図10において、規制部材60は、断面形状が略コ字状をなし、外側のフランジ部41、内側のフランジ部42、側壁部43及び鍔部46から構成されている。外側のフランジ部41は内側のフランジ部42より長く形成され、また、鍔部46は側壁部43の外面から径方向内側に延出され、ロック部材50の内径よりわずかに大きい内径を有し、更に、円周方向においては、ロック部材50に形成された切欠き部35の円周方向長さより大きく設定された形状をしている。更に、図10に示すように、外側のフランジ部41には、受口部13の受口側端部23に対して規制部材60を固定するための固定手段47が装着されるようになっている。
規制部材60が装着された場合、凹部44は受口部13の受口側端部23の端面に当接し、内側のフランジ部42は受口部13の脱着用凹部25に嵌合し、鍔部46がロック部材50の切欠き部35をフランジ32側からカバーするようになっている。
固定手段47は、例えば、外側のフランジ部41に形成された雌ネジ部に螺合されるボルトであり、ボルトの先端が受口部13の受口側端部23の外周面に当接してロック部材30を受口部13の受口側端部23に固定して、ロック位置に保持するものである。
上記のように、鍔部46がロック部材50の切欠き部35のフランジ32側をカバーするようになっているため、ロック部材50の切欠き部35から異物等が内部に侵入することを防止することができる。
尚、規制部材60は、断面形状が略コ字状に限らず、例えば、外側のフランジ部41を省略した断面L字状に形成してもよく、その場合、側壁部43に止めネジなどの固着手段が装着可能なように雌ネジ部を形成し、該雌ネジ部に止めネジを螺合させ、止めネジの先端を受口部13の受口側端部23の端面に当接させて規制部材60を固定するものである。
本発明の実施例4に係る管継手の離脱防止構造を図11及び図12に基づいて説明する。
受口管70は、段部71を有し、径大部72に対して軸心X方向から挿入接続される挿口部80の外周面との間で圧縮される密封用の弾性を有するシール材73が装着されている。受口部70の段部71は挿口部80の先端部が当接するように設定され、該段部71により挿口部80の最大挿入位置が規制されるようになっている。また、挿口部80には、シール材73が装着される先端側の外周面には円環状の突起81が設けられ、基端側の厚肉部84の外周面にはCリング82が嵌入固定される周溝83が設けられている。Cリング82の外周面は挿口管80の外周面より大きく受口部70の内周面より小さく設定され、挿口部80の外周面から突出した段部を形成している。
一方、受口部70の内周面の受口側端部74には、挿口部80に装着されたCリング82が通過可能な内径で径方向内方に向かって突出する円環状の環状壁部75が一体形成されている。また、受口部70の内周面において、Cリング82と環状壁部75との間に位置する部位には、環状壁部75の内径よりも大なる内径の周溝76が形成されている。
更に、Cリング82と受口部70の環状壁部75との間には、Cリング82の他側面に対して軸心X方向から当接可能なロック部材90が、軸心X回りで回動操作自在及び軸心X方向に移動操作自在に設けられている。
図11(b)に示すように、受口部70の環状壁部75には、後記するロック部材90の係止片の軸心X方向での抜き差し移動を許容する脱着用凹部77が形成されている。尚、図11(b)では、脱着用凹部77は周方向に4個形成されているが、これに限らず、周方向に均等に所定数設けられていればよい。環状壁部75において、隣接する脱着用凹部77の間の部分が、ロック部材90の係止片の軸心X方向での抜き差し移動を阻止する抜止め壁部78を構成する。
次に、図12を参照しながらロック部材90を説明する。図12(a)(b)に示すように、ロック部材90はリング形状をなし、挿口部80に外嵌できるように中心口91が形成され、軸方向の一端側には、受口部70の環状壁部75の内面に軸心X方向から当接することにより接続された受口部70及び挿口部80の相対離脱移動を阻止する係止片92が、軸方向の他端側には受口部70の受口側端部74に係合するフランジ93が設けられている。
係止片92は、受口部70の環状壁部75の脱着用凹部77を通過可能であるが、脱着用凹部77を通過後、円周方向に相対移動された場合、抜止め壁部78により軸心X方向の移動を阻止されるものであって、図12(a)においては脱着用凹部77に対応して周方向に4個形成されている。
図12(d)に示すように、係止片92の設けられた部分のロック部材90の断面形状は、軸方向の一端側には係止片92を、他端側にはフランジ93を有するところの略コ字状をしており、フランジ93の外面には、ロック部材90を回動操作するための摘み部94が円周方向に2個設けられている。
また、フランジ93の円周方向の一部に、径方向外方に突出した突出部95が設けられ、該突出部95に挿通孔96が形成されている。挿通孔96と対応する受口部70の受口側端部74の端面にも、雌ネジ孔79が形成され、挿通孔96を挿通した止めネジ97が雌ネジ孔に79螺合することにより、ロック部材90がロック状態において受口部70の受口側端部74に固定される。尚、本実施例4においては、止めネジ97が規制部材を構成している。
このロック状態ではロック部材90の各係止片92と受口部70の各抜止め壁部78の抜止め内面とが軸心X方向で相対向しているため、受口部70と挿口部80との間に引抜力が作用したとしても、ロック部材90の各係止片92が受口部70の各抜止め壁部78の抜止め内面に対して軸心Xの他方から当接して、受口部70と挿口部80の相対離脱移動が阻止されることになる。このロック状態において、ロック部材90の挿通孔96と受口部70の受口側端部74の雌ネジ孔79が周方向に一致した状態に設定されているため、挿通孔96を介し雌ネジ孔79に止めネジ97を螺入させると、ロック部材90は受口部70の受口側端部74に固定される。
このように、受口部70に挿口部80が挿入され、受口部70内に挿入されたロック部材90がロック位置に回動された状態において、規制部材がロック部材90の切欠き部及び受口部70の脱着用凹部に嵌合して受口部70の受口側端部74に固定されるため、確実にロック部材90をロック位置に固定することができる。また、規制部材は、ロック部材90のフランジに挿口部80側から装着できるため、規制部材の脱着を極めて容易に行うことができる。更に、規制部材を取り付けるための特別に複雑な手段を要しない。
また、受口部70と挿口部80との軸心方向の抜け出しを別部材であるロック部材90により阻止するため、受口部70及び挿口部80の周方向の相対移動を許容する状態で軸心方向に抜け出し防止できる。更に、挿口部80の外周面にCリング82を装着した状態で、まとめて受口部70に挿入できるので、組付けが容易で作業性が向上する。更に、ロック部材90を回動操作するための摘み部94が設けられているため、ロック部材90をロック位置あるいは解除位置に操作する作業が容易になる。
本発明の実施例5に係る管継手の離脱防止構造を図13に基づいて説明する。実施例5に係る管継手の離脱防止構造は、実施例4と受口部及び挿口部の形状が異なる点でのみ相違するものである。尚、前記実施例と重複する構成は、同じ符号を付し説明を省略する。
受口部100は、段部101を有し、径大部102に対して軸心X方向から挿入接続される挿口部110の外周面との間で圧縮される密封用の弾性を有するシール材103が装着されている。また、受口部100の内周面には、シール材103が装着される円環状の突起104及び突起104に続いて入口側にシール用取付け溝105が設けられ、更に、シール用取付け溝105に続いて入口側に円環状の突起106が設けられている。
挿口部110の基端側の外周面には厚肉部111が形成され、該厚肉部111にCリング82が嵌入固定される周溝83が設けられている。Cリング82の外周面は挿口部110の外周面より大きく受口部100の内周面より小さく設定され、挿口部110の外周面から突出した段部を形成している。厚肉部111は、受口部100の円環状の突起106の入口側の面に隣接する位置から挿口部110の基端側に向けて延在しており、厚肉部111の内径は円環状の突起106の内径よりわずかに大きく設定されている。円環状の突起106に厚肉部111が当接することにより挿口部110の最大挿入位置が規制されるようになっている。
一方、受口部100の内周面の受口側端部107には、挿口部110に装着されたCリング82が通過可能な内径で径方向内方に向かって突出する円環状の環状壁部75が一体形成されている。また、受口部100の内周面において、Cリング82と環状壁部75との間に位置する部位には、環状壁部75の内径よりも大なる内径の周溝76が形成されている。
更に、Cリング82と受口部100の環状壁部75との間には、Cリング82の他側面に対して軸心X方向から当接可能なロック部材90が、軸心X回りで回動操作自在及び軸心X方向に移動操作自在に設けられている。ロック部材90の構成は実施例4と同様であるので、説明は省略する。
受口部100と挿口部110とを接続する場合、受口部100の円環状の突起106の奥側にシール材103を装着し、また、挿口部110の周溝83にCリング82を装着し、挿口部110の厚肉部111の先端部が受口部100の円環状の突起106に当接するまで挿入し、その後、挿口部110に外装されたロック部材90を、その各係止片92が受口部70の環状壁部75に形成された脱着用凹部77に合致するように調節し、この状態でロック部材90を受口部100内に押し込み操作して、ロック部材90の各係止片92を、脱着用凹部77を通して挿口部110の周溝76に位置させた後、ロック部材90を脱着用凹部77に対応する脱着操作位置から脱着用凹部77の隣接間に位置する各抜止め壁部78の内面に対応するロック位置に回動操作する。
このロック状態ではロック部材90の各係止片92と受口部100の各抜止め壁部78の抜止め内面とが軸心X方向で相対向しているため、受口部100と挿口部110との間に引抜力が作用したとしても、ロック部材90の各係止片92が受口部100の各抜止め壁部78の抜止め内面に対して軸心Xの他方から当接して、受口部100と挿口部110の相対離脱移動が阻止されることになる。このロック状態において、ロック部材90の挿通孔96と受口部70の受口側端部74の雌ネジ孔79が周方向に一致した状態に設定されているため、挿通孔96を介し雌ネジ孔79に止めネジ97を螺入させると、ロック部材90は受口部70の受口側端部74に固定される。
このように、受口部に挿口部が挿入され、受口部内に挿入されたロック部材がロック位置に回動された状態において、規制部材がロック部材の切欠き部及び受口部のロック部材の脱着用凹部に嵌合して受口部の受口側端部に固定されるため、確実にロック部材をロック位置に固定することができる。また、規制部材は、ロック部材のフランジに挿口部側から装着できるため、規制部材の脱着を極めて容易に行うことができる。更に、規制部材を取り付けるための特別に複雑な手段を要しない。
また、挿口部の外周面に一体に係合突起を設ける必要がないため、挿口部を厚さの薄い管から形成することができる。更に、弾性を有するシール材を受口部の内面に確実に保持することができるため、挿口部の出入時においても、シール材が移動したりすることがない。更に、ロック部材を回動操作するための摘み部が設けられているため、ロック部材をロック位置あるいは解除位置に操作する作業が容易になる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例1〜3では、ロック部材が円周方向において2分割される場合について説明したが、これに限定されることなく、3分割以上の所定数の複数に分割されていてもよい。
また例えば、前記実施例1〜3では、規制部材は断面形状が略コ字状の場合を説明したが、これに限定されることなく、例えば断面形状が略L字状でもよい。
また例えば、前記実施例4、5では、簡易開閉弁の適用される管ユニットについて、図1、図4及び図6のものを例示したが、ロック部材について、一体型のリング形状の場合について示しているが、これに限定されず、円周方向に分割されているものも包含されることはもちろんである。
1 流体管
2 仕切弁
3 分岐管
4,80,110 挿口部
5 係合突起
10 継手本体
11,12 割り継手体
13,70,100 受口部
14、15 連結フランジ部
16 挟着部材
17 ボルト
18 弾性シール材
20,105 シール用取付け溝
21,73,103 シール材
22 ストッパー壁部
23,74,107 受口側端部
24,75 環状壁部
25,77 脱着用凹部
26,78 抜止め壁部
27,76 周溝
30,50,90 ロック部材
31,92 係止片
32,93 フランジ
33,91 中心口
34a、34b 割面
35 切欠き部
36 筒部
40,60 規制部材
41 外径側のフランジ部
42 内径側のフランジ部
43 側壁部
44 凹部
45,47 固定手段
46 鍔部
79 雌ネジ孔
81,104 円環状の突起
82 Cリング
83 周溝
95 突出部
96 挿通孔
97 止めネジ

Claims (5)

  1. 受口部の内周面と該受口部に対して軸心方向から挿入接続される挿口部の外周面との間を密封するシール材が設けられているとともに、前記受口部の内周面の受口側には、前記挿口部の外周面に突出形成された係合突起と軸心方向から当接することにより、両口部の離脱移動を阻止するロック部材が設けられている管継手の離脱防止構造であって、
    前記受口部の受口側端部には、前記ロック部材に設けられた係止片の軸心方向での抜き差し移動を許容する脱着用凹部と、該脱着用凹部を通して挿入された前記ロック部材が軸心回りでロック位置に回動されたとき、前記係止片に軸心方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部が形成されており、
    前記受口部内に挿入された前記ロック部材がロック位置に回動された状態において、周方向への回動を規制する規制部材を備え、
    前記ロック部材はリング形状をなし、軸方向の一端側には前記係止片が、他端側には前記受口部の受口側端部に係合するフランジが設けられ、該フランジの周方向の一部には前記規制部材が嵌合可能な切欠き部が設けられ、
    前記規制部材は、前記受口部の脱着用凹部に嵌合可能な形状を有し、前記ロック部材のロック位置において前記ロック部材の切欠き部及び前記受口部の脱着用凹部に嵌合して前記受口部の受口側端部に固定されるようになっていることを特徴とする管継手の離脱防止構造。
  2. 前記ロック部材の係止片は、周方向に断続的に複数設けられ、該複数の係止片の位置する間に前記切欠き部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の管継手の離脱防止構造。
  3. 前記ロック部材は、周方向において複数に分割され、該分割面にまたがって前記切欠き部が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の管継手の離脱防止構造。
  4. 前記受口部の受口側端部に対して前記規制部材を固定するための固定手段が装着されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の管継手の離脱防止構造。
  5. 受口部の内周面と該受口部に対して軸心方向から挿入接続される挿口部の外周面との間を密封するシール材が設けられているとともに、前記受口部の内周面の受口側には、前記挿口部の外周面に装着されたCリングと軸心方向から当接することにより、両口部の離脱移動を阻止するロック部材が設けられている管継手の離脱防止構造であって、
    前記受口部の受口側端部には、前記ロック部材に設けられた係止片の軸心方向での抜き差し移動を許容する脱着用凹部と、該脱着用凹部を通して挿入された前記ロック部材が軸心回りでロック位置に回動されたとき、前記係止片に軸心方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部が形成されており、
    前記受口部内に挿入された前記ロック部材がロック位置に回動された状態において、周方向への回動を規制する規制部材を備え、
    前記ロック部材はリング形状をなし、軸方向の一端側には前記係止片が、他端側には前記受口部の受口側端部に係合するフランジが設けられ、
    前記規制部材は、前記ロック部材のロック位置において前記フランジ部に装着されて前記受口部の受口側端部に固定されるようになっていることを特徴とする管継手の離脱防止構造。
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