JP2000065260A - 管体接続構造 - Google Patents

管体接続構造

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JP2000065260A
JP2000065260A JP10232000A JP23200098A JP2000065260A JP 2000065260 A JP2000065260 A JP 2000065260A JP 10232000 A JP10232000 A JP 10232000A JP 23200098 A JP23200098 A JP 23200098A JP 2000065260 A JP2000065260 A JP 2000065260A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一対の管体を接続するに際して、それら管体が
異なる接続方式のものである場合にも良好にそれらを接
続できるようにする。 【解決手段】互いに接続すべき一対の管体10,12の
何れか一方にアダプタ20を嵌合せ状態に取り付け、ア
ダプタ20を介してそれら一対の管体10,12を接続
するようになす。その際アダプタ20取付側の一方の管
体10とアダプタ20とにまたがって、アダプタ20の
回転を防止する回止装置としてキー溝28,キー32を
設けておき、管体10と管体12とを接続する際に、ア
ダプタ20が管体10に対し相対回転するのを防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は管体接続構造に関
し、詳しくはアダプタを用いた管体接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一対の管体を接続するための管体
接続構造として、例えば水栓金具と配管とを接続するた
めの管体接続構造として、図8に示すような管体接続構
造が一般に用いられている。同図において200は一方
の(例えば配管側の)管体で、先端部の内周側に雌ねじ
部202(同図(A))又は外周側に雄ねじ部204(同図
(B))を有している。
【0003】206は他方の(例えば水栓側の)管体
で、先端部の外周側に雄ねじ部208(同図(A))又は内
周側に雌ねじ部210を有する袋ナット212(同図
(B))をそれぞれ有している。
【0004】この従来の接続構造の場合、(A)に示し
ているように管体200の雌ねじ部202に対して、管
体206の雄ねじ部208をねじ込むことで接続する
か、または(B)に示しているように管体200の雄ね
じ部204に対して、管体206の袋ナット212をね
じ合わせることで、一対の管体200,206の接続を
行う。
【0005】尚、一対の管体200,206間のシール
は、(A)に示す雄ねじ部208にシールテープを巻い
てねじ結合することにより行うか、或いは(B)に示し
ているように一対の管体200,206の間にパッキン
214を挾み込むことによって行う。
【0006】しかしながら図8の接続構造の場合、シー
ルテープを巻いたり、ねじ部をねじ結合するに当って工
具を用いて何回も回転操作することが必要であるなど施
工が煩雑であるとともに、シールテープの巻き加減やね
じの回し加減による施工のばらつきを生じるといった問
題がある。
【0007】これに対して、近年図9に示すような接続
構造が用いられるようになってきている。この接続構造
は、クランプ部材を用いて一対の管体をワンタッチで接
続可能となしたものである。詳述すると、同図において
216は管体206に突出状に設けられた円筒形状の中
空の挿入軸部で、外周側に管軸方向に延びる平滑な断面
円形の雄嵌合面217を有している。
【0008】220は管体200に設けられた、管軸方
向に延びる平滑な断面円形の雌嵌合面で、222,22
4はそれぞれ管体200,206に設けられた鍔状部と
しての周方向に連続したフランジ部、226はクランプ
部材としての弾性クリップである。
【0009】弾性クリップ226は、同図(C)に示し
ているように帯状の金属板ばね材を略リング状に回曲さ
せた形態のもので、周方向の所定箇所に嵌込用開口22
8を有し、また幅方向中間部において周方向に延びる係
入溝230を有している。
【0010】この接続構造の場合、挿入軸部216を管
体200の内部に挿入して、雄嵌合面217と雌嵌合面
220とを嵌合させた上、弾性クリップ226を嵌込用
開口228を通じて管体200,206にまたがるよう
に弾性的に嵌め合わせ、そして互いに当接状態に合わせ
られた管体200,206の一対のフランジ部222,
224を弾性クリップ226の係入溝230内に係入さ
せることで、一対の管体200,206を接続する。
【0011】尚この接続構造の場合、同図に示している
ように雄嵌合面217に装着したOリングから成るシー
ル部材218によって、雄嵌合面217と雌嵌合面22
0とを水密にシールする。又は雌嵌合面220にOリン
グから成るシール部材218を装着しておいて、そのシ
ール部材218により雄嵌合面217と雌嵌合面220
とを水密にシールする。或いはまた、管体200の当接
面221と管体206の当接面219との間にシール部
材を挟み込んで、それにより一対の管体200,206
間のシールをなすこともできる。
【0012】この図9に示す接続構造は、ワンタッチで
極めて簡単に管体200,206の接続作業を行うこと
ができるものであり、近年この接続構造の採用例が多く
なってきている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現状で
は上記図8に示すねじ接続方式と図9に示す嵌合部(雄
嵌合面,雌嵌合面)の嵌合接続方式とが併存しているの
が実情であり、従って施工現場において一対の管体を接
続しようとしたとき、一方の管体が図8に示すねじ接続
方式のものであって、他方の管体が図9に示す嵌合接続
方式のものであるといったことが生じ得る。或いはまた
更に、一方の管体と他方の管体とがそれぞれ上記例示し
た以外の異なった接続方式であるといったことも生じ得
る。この場合にはそのままでは両管体を接続することが
できず、従って配管の接続施工を中断せざるを得ないと
いったことが起こり得る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して請求
項1の管体接続構造は、互いに接続すべき一対の管体の
何れか一方にアダプタを嵌合せ状態に取り付け、該アダ
プタを介してそれら一対の管体を接続するようになすと
ともに、該アダプタの取付側の前記一方の管体と該アダ
プタとにまたがって、該アダプタの回転を防止する回止
装置を設けたことを特徴とする。
【0015】請求項2の管体接続構造は、請求項1に記
載の管体接続構造において、前記他方の管体は雄ねじ部
又は雌ねじ部を有している一方、前記アダプタは対応す
る雄ねじ部又は雌ねじ部を有していることを特徴とす
る。
【0016】請求項3の管体接続構造は、請求項1,2
の何れかに記載の管体接続構造において、前記回止装置
は、前記一方の管体及びアダプタの何れかに設けられた
係合凹部と、他方に設けられて該係合凹部に係合する係
合突部とを有していることを特徴とする。
【0017】請求項4の管体接続構造は、請求項3に記
載の管体接続構造において、前記係合凹部が、前記管体
の軸心から半径方向に離れた部位に形成されたキー溝か
ら成っており、前記係合突部が、該キー溝に挿入されて
係合するキーから成っていることを特徴とする。
【0018】請求項5の管体接続構造は、請求項3に記
載の管体接続構造において、前記係合凹部が、前記管体
の軸心と直角方向の面において非円形をなす係合凹部で
あり、前記係合突部が対応する非円形の係合突部である
ことを特徴とする。
【0019】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の管体接
続構造は、一対の管体をアダプタを介して接続するよう
になしたもので、この管体接続構造の場合、一対の管体
がそれぞれが異なった接続方式である場合にも、これに
対応したアダプタを用いることで一対の管体を良好に接
続することができる。本発明の管体接続構造において
は、そのアダプタ取付側の管体とアダプタとにまたがっ
て、アダプタの回転を防止する回止装置を設けており、
アダプタがその取付側の管体に対して回転運動してしま
うのを防止することができる。
【0020】この請求項1の管体接続構造においては、
アダプタに嵌合部を設け、その嵌合部をアダプタ取付側
の管体の対応する嵌合部に嵌合させるようにして管体に
取り付けることができる。尚この場合において、アダプ
タの嵌合部を雌嵌合面又は雄嵌合面とし、またアダプタ
取付側の管体の嵌合部を、対応する雄嵌合面又は雌嵌合
面とすることができる。
【0021】本発明は、上記他方の管体が雄ねじ部又は
雌ねじ部を有しており、またアダプタが対応する雄ねじ
部又は雌ねじ部を有している場合に適用して効果が大き
い(請求項2)。この場合、アダプタと他方の管体とを
ねじ接続する際に、アダプタに対して回転力が作用する
こととなるが、そのアダプタと一方の管体とにまたがっ
て回止装置を設けておくことによりアダプタの共回りを
防止でき、従って一方の管体と他方の管体とをアダプタ
を介して良好に接続作業することができる。
【0022】本発明においては、上記回止装置を、一方
の管体及びアダプタの何れかに設けた係合凹部と、他方
に設けた係合突部とを有するように構成することができ
る(請求項3)。このようにすれば回止装置を簡単な構
成とすることができ且つ係合凹部と係合突部とを係合さ
せるだけで容易にアダプタを回止めすることができる。
【0023】請求項3の管体接続構造において、上記係
合凹部を管体の軸心から半径方向に離れた部位に形成し
たキー溝から成るものとし、また係合突部をそのキー溝
に挿入されて係合するキーから成るものとすることがで
きる(請求項4)。このようにすれば回止装置を更に簡
単に構成でき且つ効果的にアダプタを回止めすることが
できる。尚この場合において、上記キー溝,キーはそれ
ぞれ少なくとも周方向に180°隔たる2箇所に設けて
おくことができる。
【0024】上記係合凹部は、また、管体の軸心と直角
方向の面において非円形を成す係合凹部となし、また係
合突部を対応する非円形の係合突部となすことができる
(請求項5)。この場合においても回止装置を簡単な構
造で構成することができる。
【0025】この場合において係合凹部,係合突部は六
角形状等の多角形状となすことができる。またそれらの
中心は管体の軸心と一致させておくことができる。
【0026】請求項3〜5の管体接続構造において、係
合突部は、一方の管体又はアダプタに設けた埋込凹部内
に対応する形状の小片を埋め込むことで設けることがで
きる。
【0027】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10,12は互いに接続すべ
き一対の管体で、一方の管体10は円筒形状の挿入軸部
14を有している。挿入軸部14は、外周側に断面円形
且つ管軸方向に延びる平滑な雄嵌合面(嵌合部)16を
有しており、その雄嵌合面16に対して、内周側に雌嵌
合面(嵌合部)18を有するアダプタ20が嵌合されて
いる。即ち一方の管体10に対して、これとは別体を成
すアダプタ20が取り付けられている。
【0028】アダプタ20は円筒形状をなしていて外周
側に雄ねじ部22を有している。このアダプタ20の雌
嵌合面18と挿入軸部14の雄嵌合面16との間は、予
め雄嵌合面16の環状溝に嵌込装着されたOリングから
成る環状のシール部材24にて水密にシールされてい
る。
【0029】尚、アダプタ20の雌嵌合面18に環状溝
を形成してそこにOリングから成る環状のシール部材2
4を装着し、そのシール部材24にて、アダプタ20の
雌嵌合面18と挿入軸部14の雄嵌合面16との間を水
密にシールすることもできる。
【0030】或いはまた、アダプタ20の軸方向端の半
径方向の当接面26と管体10側の半径方向の当接面3
0との間にシール部材を介在させて、それによりアダプ
タ20と管体10との間を水密にシールするようになす
こともできる。
【0031】管体10の当接面30には、管体10の軸
心から半径方向に離れた位置において、係合凹部として
のキー溝28が周方向に180°隔たる2箇所に設けら
れている。一方アダプタ20の当接面26には、対応す
る係合突部としてのキー32が、当接面26から管軸方
向に突出する状態で設けられており、そのキー32がキ
ー溝28に挿入されてそれらが互いに係合させられてい
る。
【0032】そしてこれらキー溝28とキー32との係
合により、アダプタ20が管体10に対して回止めされ
ている。即ちこの例ではキー溝28とキー32とによ
り、アダプタ20の回止装置が構成されている。
【0033】但し本例ではアダプタ20の当接面26に
キー溝28と同様の形状の埋込凹部34が形成されてい
て、そこに図2に示しているように矩形ブロック状の小
片が埋め込まれることでキー32が設けられている。
【0034】従ってこの例の場合、埋込凹部34がキー
溝であり、そこにキー32が挿入し係合しているものと
考えることもできる。即ち当接面26,30の何れにも
キー溝が形成されて、キー32が管体10とアダプタ2
0とにまたがって各キー溝に挿入し、係合しているもの
と考えることができる。
【0035】但しキー32を管体10側に一体的に形成
し、これをアダプタ20に形成したキー溝に挿入係合さ
せるようになすこともできるし、或いはまたアダプタ2
0に一体的に形成したキー32を、管体10側に形成し
たキー溝28に挿入し係合させることも可能である。
【0036】上記挿入軸部14には、先端部近傍におい
て外周側の雄嵌合面16に環状溝36が形成されてい
て、そこにCリング,Eリング等の半径方向に弾性を有
する止め輪(スナップリング)38が嵌込装着されてい
る。一方アダプタ20の軸方向先端面は、半径方向のス
トッパ面39とされており、そこに止め輪38が当接さ
せられ、以ってアダプタ20が一方の管体10から管軸
方向に抜止めされている。本例では、これら環状溝3
6,止め輪38,ストッパ面39によりアダプタ20の
抜止装置が構成されている。
【0037】尚、一方の管体10には半径方向外向きに
突出する状態で鍔状部としての周方向に連続した環状の
フランジ部40が設けられている。尚、このフランジ部
40に代えて、半径方向外向きに突出する鍔状部を周方
向に不連続で且つ一定間隔で複数設けておいても良い。
【0038】上記他方の管体12は、管本体42と、こ
れに回転可能に装着された、内周側に雌ねじ部44を有
する袋ナット46とを有している。管本体42及び袋ナ
ット46はそれぞれ半径方向外向きのフランジ部48及
び半径方向内向きのフランジ部50を有しており、それ
らフランジ部48,50の当接によって、袋ナット46
が管本体42から抜止めされている。
【0039】本例の管体接続構造の場合、一方の管体1
0が雄嵌合面16における嵌合接続方式であり、また他
方の管体12が雌ねじ部44によるねじ接続方式である
にも拘らず、アダプタ20を一方の管体10と他方の管
体12との間に介在させることによって、それら一対の
管体10,12を支障なく接続することができる。
【0040】具体的には、例えば一方の管体10にアダ
プタ20を取り付けておき、そのアダプタ20に対して
他方の管体12の袋ナット46を雌ねじ部44において
ねじ込むことで、一対の管体10,12を接続すること
ができる。
【0041】このとき、アダプタ20は管体10に対し
て回止めされているため、アダプタ20と袋ナット46
とをねじ結合する際、アダプタ20が管体10に対して
相対回転してしまうことがなく、従って管体10と管体
12とを良好に接続作業することができる。
【0042】尚その接続に際して、アダプタ20と他方
の管体12とによりリング状のシール部材52を、アダ
プタ20の軸方向端面(ストッパ面39)と他方の管体
12のフランジ部48とにより軸方向に挾み込むこと
で、両者を水密にシールすることができる。
【0043】本例の管体接続構造の場合、内周側に雌嵌
合面18を有する他方の管体13に対しても一方の管体
10を接続することができる。具体的には、(B)に示
しているようにアダプタ20を取り外した状態で一方の
管体10の挿入軸部14を他方の管体13の内部に挿入
し、そして一方の管体10の雄嵌合面16と他方の管体
13の雌嵌合面18とを嵌合させた状態で、一対の管体
10,13のフランジ部40,54をクランプ部材とし
ての弾性クリップ56によりクランプすることで、一対
の管体10,13を接続することができる。
【0044】ここで弾性クリップ56は、帯状の金属板
ばね材を略リング状に回曲変形させた形態をなしてい
る。詳しくは、この弾性クリップ56は周方向所定箇所
に嵌込用開口58を有しており、また幅方向中間部にお
いて係入溝60が周方向に沿って形成されている。
【0045】また嵌込用開口58と反対側には、上記フ
ランジ部40,54との干渉を回避するための逃げ部6
2が形成されており、更に嵌込用開口58に続く部分に
は、ハの字状に開いたガイド部64が形成されている。
【0046】かかる形態の弾性クリップ56を一対の管
体10,13にまたがるように弾性的に嵌着し、そして
一対の管体10,13におけるフランジ部40,54
を、弾性クリップ56の係入溝60に係入させること
で、かかる弾性クリップ56により一対の管体10,1
3を接続することができる。
【0047】図3は本発明の他の実施例を示している。
同図に示しているように管体10の当接面30には六角
形状の係合凹部66が形成されており、そこにリング状
且つ外形形状が対応する六角形状をなす係合突部68が
挿入されて係合させられるようになっている。
【0048】ここで係合突部68は、アダプタ20の当
接面26に形成された六角形状の埋込凹部70内部に、
外形形状が六角形状のリング状の小片を埋め込むことで
アダプタ20側に且つ当接面26から突出する状態に設
けられている。
【0049】そしてその係合突部68と係合凹部66と
の係合作用に基づいて、アダプタ20が管体10に対し
回止めされている。即ちこの例では、係合凹部66と係
合突部68とによりアダプタ20の回止装置が構成され
ている。尚係合凹部66,係合突部68,埋込凹部70
は、それぞれその中心が管体10及びアダプタ20の軸
心と一致させられている。
【0050】尚この例においても、係合凹部66が埋込
凹部であってそこに係合突部68を構成すべきリング状
小片が埋め込まれて係合突部68とされる一方、アダプ
タ20側の埋込凹部70が係合凹部であって、そこに係
合突部68が挿入され係合しているものと考えることも
できる。
【0051】本実施例においても、また、上記第一の実
施例と同様にアダプタ20側に係合突部68を一体的に
設けて、これを管体10側に形成した対応する形状の係
合凹部66に係合させることもできるし、或いは逆に管
体10側に係合突部68を一体的に設けて、これをアダ
プタ20側に形成した対応する形状の係合凹部に係合さ
せるといったことも可能である。この場合においても回
止装置を簡単な構造で構成することができる。
【0052】図4は本発明の他の実施例を示したもので
ある。この例は、アダプタ20にフランジ部72を設
け、そのフランジ部72と一方の管体10のフランジ部
40及びクランプ部材としての弾性クリップ56によっ
て抜止手段を構成したものである。
【0053】この管体接続構造の場合、一方の管体10
とアダプタ20の各フランジ部40,72を当接させた
状態において、それらにまたがるように弾性クリップ5
6を嵌着し、そしてフランジ部40,72を弾性クリッ
プ56の係入溝60内部に係入させることで、アダプタ
20を管体10に取り付け、抜止めすることができる。
【0054】尚、本例においてもアダプタ20と管体1
0とにまたがって回止装置が設けられている。その回止
装置の構成は図3に示す実施例と同様である。但しその
回止装置を図1及び図2に示す実施例と同様の構成とす
ることも勿論可能である。
【0055】この管体接続構造では、アダプタ20を予
め他方の管体12の袋ナット46、つまりその内周側の
雌ねじ部44にねじ込んでおき、その状態で一方の管体
10と他方の管体12とをアダプタ20を介して接続す
るといったことも可能である。
【0056】図5に示しているようにこの場合において
アダプタ20と袋ナット46とをねじ結合する際、係合
突部68を工具係合部として利用し、それらをねじ結合
することができる。或いはまた、係合突部68を構成す
る小片を取り外した状態において六角形状の埋込凹部7
0を工具係合部として利用することもできる。尚この埋
込凹部70は、係合凹部として考えることもできる点は
前述した通りである。
【0057】本実施例においても、回止装置を図1及び
図2に示す実施例と同様の構成で設けることができ、こ
の場合においてキー32ないし埋込凹部34を工具係合
用の部分として利用することができる。
【0058】図6は本発明の他の実施例を示している。
同図において74はアダプタで、この例のアダプタ74
は、軸方向一端側にフランジ部54と雌嵌合面18とを
有し、また軸方向他端側に雌ねじ部44を有している。
また軸方向中間部において半径方向内向きに突出するフ
ランジ部76を有している。78は他方の管体で、軸端
部外周側に雄ねじ部80を有している。
【0059】本例においてもアダプタ74と一方の管体
10とにまたがって回止装置が設けられている。その回
止装置の構成は図3に示すものと同様である。但し図1
及び図2に示すものと同様の構成で回止装置を設けるこ
ともできる。
【0060】この例の管体接続構造の場合、管体10の
雄嵌合面16とアダプタ74の雌嵌合面18とを互いに
嵌合させるとともに、弾性クリップ56にてそれらを結
合しておき、即ちアダプタ74を管体10に取り付けて
おき、そしてそのアダプタ74の雌ねじ部44と他方の
管体78の雄ねじ部80とをねじ結合することで、一対
の管体10及び78を互いに接続状態とすることができ
る。
【0061】その接続作業の際、具体的にはアダプタ7
4の雌ねじ部44と管体78の雄ねじ部80とをねじ結
合する際、アダプタ74が回止装置によって管体10に
対し相対回転するのが防止されているため、管体10及
び78を良好に接続作業することができる。
【0062】尚、アダプタ74を予め他方の管体78に
ねじ結合しておき、その状態でアダプタ74を介し管体
10と78とを接続するといったことも可能である。こ
の場合においても係合突部68ないし埋込凹部70、或
いはキー32ないし埋込凹部34を工具の係合部として
利用することができ、アダプタ74と管体78とを容易
にねじ結合することができる。尚、アダプタ74の外周
部に工具係合部82を設けておいて、その工具係合部8
2に工具を係合させることで、アダプタ74と管体78
とをねじ結合することもできる。
【0063】図7は本発明の更に他の実施例を示してい
る。同図(A)において、一方の管体10には雌嵌合面
18が形成されている。一方アダプタ84には、管軸方
向一端側に短い筒状の挿入軸部86が設けられており、
その外周側には雄嵌合面16が形成されている。またア
ダプタ84の軸方向他端側の外周側には雄ねじ部80が
形成されている。
【0064】この例の管体接続構造の場合、アダプタ8
4を管体10に取り付けることによって、管体10側に
雄ねじ部80を具備させることができる。従って他方の
管体が雌ねじ部を有するものである場合、そのアダプタ
84の雄ねじ部80を用いて他方の管体とねじ接続する
ことができる。
【0065】尚、本実施例においてもアダプタ84と管
体10とにまたがって回止装置が設けられている。その
回止装置の構成は図3に示す実施例のものと同様であ
る。但し図1及び図2に示す実施例の回止装置と同様の
構成で回止装置を設けることもできる。
【0066】本例の管体接続構造の場合、管体10のフ
ランジ部40とアダプタ84のフランジ部54及び図1
の弾性クリップ56を用いて管体10とアダプタ84と
を抜止めすることができる。即ちそれらによってアダプ
タ84を管体10に組み付けることができる。
【0067】図7(B)は本発明の更に他の実施例を示
したものである。この例では、アダプタ88として軸方
向一端側に雌ねじ部44を有するものを用いている。他
の点については図7(A)に示すものと同様である。
【0068】この例の管体接続構造の場合、アダプタ8
8を管体10に組み付けることによって、管体10側に
雌ねじ部44を具備させることができる。従って他方の
管体が雄ねじ部を有するものである場合、かかるアダプ
タ88を用いることによって、管体10と他方の管体と
を良好に接続することができる。
【0069】尚、この図7(B)に示す管体接続構造に
おいても、アダプタ88と管体10とにまたがって図3
に示すのと同様の回止装置、或いは図1及び図2に示す
のと同様の回止装置を設けておくことができる。
【0070】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本発明においては、上記六
角形状の係合突部68及び対応する係合凹部66,埋込
凹部70の形状を六角形状以外の多角形状ないしその他
の非円形形状となすことも可能であるし、またアダプタ
の形態を他の形態とすること、更にアダプタと一方の管
体との組合せを上例以外の他の組合せとなし、その場合
においてアダプタと一方の管体とにまたがって回止装置
を設けることも可能であるなど、本発明はその主旨を逸
脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である管体接続構造を示す図
である。
【図2】図1における一方の管体とアダプタとを分解し
て示す斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例の管体接続構造を示す図で
ある。
【図4】本発明の更に他の実施例の管体接続構造を示す
図である。
【図5】図4の管体接続構造における一組付手順を示す
図である。
【図6】本発明の更に他の実施例の管体接続構造の図で
ある。
【図7】本発明の更に他の実施例の管体接続構造の図で
ある。
【図8】従来の管体接続構造の一例を示す図である。
【図9】従来の管体接続構造の、図8とは異なる例を示
す図である。
【符号の説明】
10,12,78 管体 16 雄嵌合面(嵌合部) 18 雌嵌合面(嵌合部) 20,74,84,88 アダプタ 22,80 雄ねじ部 28 キー溝(係合凹部) 32 キー(係合突部) 34,70 埋込凹部 44 雌ねじ部 66 係合凹部 68 係合突部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接続すべき一対の管体の何れか一
    方にアダプタを嵌合せ状態に取り付け、該アダプタを介
    してそれら一対の管体を接続するようになすとともに、
    該アダプタの取付側の前記一方の管体と該アダプタとに
    またがって、該アダプタの回転を防止する回止装置を設
    けたことを特徴とする管体接続構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の管体接続構造におい
    て、前記他方の管体は雄ねじ部又は雌ねじ部を有してい
    る一方、前記アダプタは対応する雄ねじ部又は雌ねじ部
    を有していることを特徴とする管体接続構造。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかに記載の管体接続
    構造において、前記回止装置は、前記一方の管体及びア
    ダプタの何れかに設けられた係合凹部と、他方に設けら
    れて該係合凹部に係合する係合突部とを有していること
    を特徴とする管体接続構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の管体接続構造におい
    て、前記係合凹部が、前記管体の軸心から半径方向に離
    れた部位に形成されたキー溝から成っており、前記係合
    突部が、該キー溝に挿入されて係合するキーから成って
    いることを特徴とする管体接続構造。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の管体接続構造におい
    て、前記係合凹部が、前記管体の軸心と直角方向の面に
    おいて非円形をなす係合凹部であり、前記係合突部が対
    応する非円形の係合突部であることを特徴とする管体接
    続構造。
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