JP2005329785A - 車両操舵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 運転者が指示した車両の目標進行方位角を運転者に認識させ、車両の高速走行での安定性を高めるためハンドル回転角と目標進行方位角の比率関係が車速に応じて変化してもその状態を運転者に正確に確認させることができる車両操舵装置を提供する。
【解決手段】 この車両操舵装置は、目標進行方位角入力部11と車速検出部16に基づく目標進行方位角と、車両の実際の進行方位角との間の偏差が0になるように転舵輪の転舵駆動装置を制御する制御部(ECU22)を備え、目標進行方位角と実際の進行方位角との偏差、および/または、目標進行方位角に係る情報を表示し、運転者に視認させる方位角偏差表示部24を備えるように構成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は車両操舵装置に関し、特に、ハンドル回転角で車両の目標進行方位に対応する方位角を指示し、車両の実際の進行方位角が目標進行方位角に一致するように操舵制御を行う車両操舵装置に関する。
従来、この種の装置としては、例えば下記の特許文献1に、運転者の操作により所定の絶対方位を基準とする車両の進行方位角を指示する操向指示手段(ハンドル等)と、所定の絶対方位を基準とする車両進行角を検出する進行方向検知手段と、操向指示手段および進行方向検知手段のそれぞれの出力信号に基づき、操向指示手段によって指示された進行方位角と進行方向検知手段により検出された車両進行角との偏差が零になるように動力舵取り手段を制御する制御手段を備える、車両の操舵装置が示されている。
上記のような従来の車両の操舵装置によれば、運転者がハンドルを回転してハンドル回転角を車両を進行させたい方向として与えると、当該ハンドル回転角は車両の目標進行方位角として与えられる。運転者はハンドル回転角を設定すると、そのままのハンドル回転角の状態を維持すればよく、従来の車両における操向ハンドルを中立位置に復帰させる戻し操作が不要となる。
また上記のような車両の操舵装置では、通常、車両の全方位360°とハンドル回転角の全周囲360°とが対応し、ハンドルを操作する前のハンドル回転位置と操作した後のハンドル回転位置により目標進行方位を認識することができ、車両が高速走行するときには、走行の安全性を高めるため、ハンドルの回転角に対して目標進行方位角を小さく設定している。
しかしながら、上記の車両の操舵装置では2つの問題がある。第1の問題は、運転者がハンドルを操作して指示した目標進行方位角を操作した後に確認する手段を備えていないことである。つまり、通常、運転者はハンドルを操作する前のハンドル回転位置と操作した後のハンドル回転位置により目標進行方位を認識することができるが、操作する前のハンドルの回転位置を忘れた場合には目標進行方位角を確認することができない。第2の問題は、ハンドルの回転角と目標進行方位角との関係をn:1として車速に応じて目標進行方位角を変化させた場合、運転者は、目標進行方位角を理解することがさらに困難になることである。この場合には、ハンドルを頼りに理解することも困難になる。
特公平6−86222号公報
本発明の課題は、運転者のハンドルによる操舵行為に応じて車両の目標進行方位角を決定し実際の車両進行方位角が目標進行方位角になるように転舵輪を転舵させる車両操舵装置において、運転者の指示に応じた目標進行方位に係る方位角を運転者に対して情報として与え、車両運転上での重要情報を提供しようとするものである。
本発明の他の課題は、制御系が、車速に応じて、運転者の操舵行為による操舵角に対して可変の比率で目標進行方位角を設定することを可能にし、それに応じて運転者に対して制御系における操舵制御条件の状態を感覚的に提供しようとするものである。
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、運転者に対して運転者自身が指示した車両の進行方位に関する方位角を認識させることができ、さらに車両の高速走行での安定性を高めるため、ハンドル回転角と目標進行方位角の比率関係が車速に応じて変化してもその状態を運転者に正確に確認させることができる車両操舵装置を提供することにある。
本発明に係る車両操舵装置は、上記目的を達成するため、次のように構成される。
第1の本発明に係る車両操舵装置(請求項1に対応)は、運転者の操舵操作に応じて車両の目標進行方位角を出力する目標進行方位角出力部と、車両の実際の進行方位角を検出する実進行方位角検出部と、車両の目標進行方位角と実際の進行方位角との間の偏差が0になるように転舵輪の転舵駆動装置を制御する制御部とを備え、車両の目標進行方位角(概念的に目標進行方位を含む)、および/または、目標進行方位角と実際の進行方位角との方位角偏差を、運転者に視認させる表示部を備えるように構成される。
上記の車両操舵装置によれば、運転者がハンドルを回転操舵することによって車両の目標進行方位角を決定・指示し、車両の実際の進行方位角が目標進行方位角に一致するように転舵輪を転舵させる構成において、目標進行方位角(目標進行方位)、および/または目標進行方位角と実際の進行方位角との偏差を、運転者に対して情報として与える表示部を設けている。目標進行方位角と実際の車両進行方位角が一致しているときは、方位角偏差は0であり、表示部に表示される方位角は、運転者が指示した目標進行方位角であり、現在進行している車両の実際の進行方位角である。この構成によって車両運転上での重要情報を運転者に提供することが可能となる。
第2の本発明に係る車両操舵装置(請求項2に対応)は、上記の装置構成において、好ましくは、目標進行方位角出力部は、運転者の操舵操作に対する目標進行方位角を車速に応じて変化させることをで特徴づけられる。この構成によれば、車両操舵装置の操舵系で、運転者の操舵操作による操舵角と目標進行方位角との比率関係が車速に応じて変化してもその状態を運転者に対して正確に確認させることが可能となる。
本発明によれば次の効果を奏する。運転者の操舵行為で車両の目標進行方位角を決定・指示し実際の車両進行方位角が目標進行方位角に一致するように転舵輪の転舵させる車両操舵装置で、運転者の決定した目標進行方位角に関して時々の車両の実際の目標進行方位角を運転者に示すようにしたため、車両運転上、操舵制御の状態に関する重要な情報を運転者に与えることができる。運転者が指示した目標進行方位角と実際の車両進行方位角が一致しているときには、運転者自身の決定・指示した目標進行方位に係る操舵行為に安心感を与えることができる。また操舵制御の内容に応じて実際の車両進行方位角が、指示した目標進行方位角と一致しないときには、その状況を、運転者に対して、目標進行方位角の視覚認識を通して知らせることができる。さらに高速走行においてハンドルの回転操作における操舵角で指示された目標進行方位角が制御系の制御に基づき所要の割合で小さくされるとき、制御系で実際に生成された目標進行方位角がどの程度であるかを知らせることができる。
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明の車両操舵装置の模式的な装置構造を示す。この車両操舵装置10は方位角制御方式の車両の操舵装置として利用される。
ハンドル11(一般的には「操作素子」という)と転舵輪である前側タイヤ21との間には機械的な連結構造は設けられていない。ハンドル11において運転者が操作した回転角すなわち操舵角は、電子的な制御システムに基づいて前側タイヤ21でその舵角を発生させるように構成されている。ハンドル11は、車両の進行方位を、運転者が進行したい方位角に決定し指示するための目標進行方位角入力部としての機能を有する。制御系の構成を示した図2では、ハンドル11は「目標進行方位角入力部11」としてブロックで示されている。こうして、運転者がハンドル11を回転すると、その回転角すなわち操舵角によって目標進行方位角が入力される。なお操作素子としては、従来のホイール型のハンドル形態に限定されず、様々な形態を想定できる。
車両操舵装置10において、ハンドル11の操舵軸12には、方位指示角検出部13と、操舵反力発生モータ14が付設される。
運転者は目標進行方位角を入力するためにハンドルを操舵操作する。方位指示角検出部13により操舵操作されたハンドル11の操舵角(nθ)を検出し、検出された操舵角を基に後述するように目標進行方位角(θ)を決定する。具体的な構成として、方位指示角検出部13は、ロータリエンコーダ等を用いて操舵軸12の回転量を計測しハンドル11の操舵角(nθ)を検出する。
操舵反力発生モータ14は、操舵軸12およびハンドル11を介して運転者に反力を与えるためのものである。ハンドル11は、前述の通り機械的な構造として前側タイヤ21に連結されていないので、ハンドル操作時に運転者の操舵フィーリングとして反力を与えることが必要となる。
方位指示角検出部13から出力される検出信号は、電子制御ユニットであるECU22に入力される。また操舵反力発生モータ14を駆動させる駆動信号はECU22から与えられる。操舵反力発生モータ14が発生する操舵反力は、ECU22から供給される駆動信号の大きさに応じて決まる。
車両操舵装置10における他の検出系としては、車速検出部16と、実進行方位角検出部17が設けられている。
車速検出部16は、車両の走行速度に係る信号をECU22に供給する。実進行方位角検出部17は、ヨーレートジャイロおよびナビゲーションシステム等を用いて構成し、実際の車両の進行方位角(進行方位または進行方向に係る情報)に係る信号をECU22に供給する。
前側タイヤ21を転舵させる駆動装置として転舵機構23と舵角発生部19が設けられている。舵角発生部19はモータによって構成される。舵角発生部19は、ECU22から出力される操舵駆動信号に基づいて前側タイヤ21を転舵する。
なおECU22は、さらに、出力部として方位角偏差表示部24を備えている。
上記において,ECU22は、操舵角(nθ)に係る信号、車速(V)に係る信号等を入力し、これらの入力信号に基づいて目標進行方位角(θ)を生成し、舵角発生部19を駆動して前側タイヤ21を転舵する。またECU22は、さらに後述するごとく、車両の実際の進行方位角(ψ)が目標進行方位角(θ)に一致するように方位角フィードバック制御を行い、目標進行方位角(θ)と実際の進行方位角(ψ)に基づいて操舵反力発生モータ14を介してハンドル11に操舵反力を与える。
図2は本実施形態に係る車両操舵装置10の制御系のブロック構成図を示す。図2に従って車両操舵装置10の制御系を説明する。
車両操舵装置10の制御系は、図1で説明した通り、ECU22と、その入力側に設けられる目標進行方位角入力部(ハンドル)11および方位指示角検出部13と、同じくECU22の入力側に設けられる検出系の車速検出部16、実進行方位角検出部17、ECU22の出力側に設けられる操舵反力発生モータ14、舵角発生部19、および方位角偏差表示部24とから構成されている。方位角偏差表示部24は、目標進行方位角入力部(ハンドル)11を介して入力された目標進行方位角、および/または、目標進行方位角と車両の実際の進行方位角との方位角偏差を表示する。
さらに上記のECU22は、その制御機能要素として、操舵角ゲイン調整部31と、偏差演算部32と、舵角調整ゲイン調整部33と、舵角制御部34と、舵角駆動部35と、操舵反力ゲイン調整部36と、操舵反力発生モータ駆動部37を備えている。
操舵角ゲイン調整部31は、方位指示角検出部13からの操舵角nθを適正に調整し、目標進行方位角θとして偏差演算部32に供給する。ここで、目標進行方位角入力部11および方位指示角検出部13の構成に基づき出力される操舵角信号nθは、当該目標進行方位角θよりも大きくなっており、この例では例えばn倍である。従って上記操舵角ゲイン調整部31では1/nの割算処理を行って目標進行方位角θの値を得ている。この構成によって目標進行方位角入力部すなわちハンドル11の操舵角と目標進行方位角(θ)との間の比例関係はn:1に設定されている。
さらに上記の操舵角ゲイン調整部31の割算処理での(1/n)の「n」の値は、車速検出部16から出力される速度信号Vによって可変となるように設定されている。
次に、実進行方位角検出部17は車両の実際の進行方位角ψを出力する。偏差演算部32は目標進行方位角θと実際の進行方位角ψとの差を演算し、方位角偏差(θ−ψ)を出力する。舵角ゲイン調整部33は方位角偏差(θ−ψ)をゲイン(Ks)で調整し、Ks(θ−ψ)を舵角制御部34に出力する。舵角制御部34は入力信号Ks(θ−ψ)に基づいて舵角発生部19の動作を制御する制御信号を生成する。舵角駆動部35は当該制御信号に基づき駆動信号を生成して舵角発生部19を駆動する。これにより制御内容に基づき前側タイヤ21の転舵動作が行われ、車両の実際の進行方位角ψが目標進行方位角θと一致するように変化していく。
次に、偏差演算部32から出力される方位角偏差(θ−ψ)に係る信号は操舵反力ゲイン調整部36にも入力される。操舵反力ゲイン調整部36は方位角偏差(θ−ψ)に基づき操舵反力発生モータ駆動部14を作動させるための制御信号を生成し、さらに次段の操舵反力発生モータ駆動部37は操舵反力発生モータを駆動する駆動信号を制御信号に基づき生成して操舵反力発生モータ14に供給する。ここでは、反力トルクが調整され、生成される。操舵反力発生モータ14が動作すると、目標進行方位角入力部11に対してトルクTが与えられる。
さらに、偏差演算部32から出力される方位角偏差(θ−ψ)に係る信号は、方位角偏差表示部24に供給される。方位角偏差表示部24では、方位角偏差(θ−ψ)に係る信号を用いて、後述するごとき各種の態様にもとづき方位角偏差(θ−ψ)の情報内容を表示する。方位角偏差表示部24で表示された内容に基づき、これを視認した運転者は、目標進行方位角入力部すなわちハンドル11の回転操作で入力指示した目標進行方位角と、操舵制御に基づいて生じた実際の車両進行方位角とのずれを感覚的に認識することができる。なお方位角偏差表示部24に入力される信号は、方位角偏差(θ−ψ)ではなく、目標進行方位角(目標進行方位)としてもかまわない。
次に、図3と図4を参照して、方位角制御車両の車両操舵装置10に基づいて操舵され走行する車両の運動を理論的に説明する。図3は車両におけるXY平面での各種の制御変数を示し、図4は、図3を前提として、舵角δ、ヨーレートr、実際の進行方位角ψ、前方向および横方向の車速および車両位置、目標進行方位角すなわち操舵角θの算出理論式(1)〜(11)を示している。
図3では、車両41が運動する地上に平面座標系(X,Y)を設定し、車両41の中心点CのX座標値(x)を前方向車両位置、Y座標値(y)を横方向車両位置と定義している。車両41のホイールベースをl、スタビリティファクタA、舵角ゲインをKs、運転者のF/Bゲインha、車速V、操舵角θ、舵角δ、実際の進行方位角ψとし、前方注視点P1と車両中心点Cとの間の距離をL、点P2との関係で決まる横方向目標コース位置yOLとしたときに、舵角δ、ヨーレートr、進行方位角ψ、車速(前方向と横方向)、車両位置(前方向と横方向)、操舵角θのそれぞれは、図4で示す理論式(1)〜(11)で表すことができる。図4の理論式のテーブルでは、従来車両と方位角制御車両とが対比して示されている。
舵角δは、従来車両では舵角ゲインKcと操舵角θとの積で表される。また本実施形態に係る方位角制御車両では、舵角δは、操舵角θと進行方位角ψとの差と舵角ゲインKsとの積で表される。ヨーレートrは、図4で示す(3)式と(4)式で表される。進行方位角ψはヨーレートrを時間で積分することにより得られる。車速については、前方向の成分は、進行方位角ψの余弦と車速Vとの積で求められ、横方向の成分は、進行方位角ψの正弦と車速Vとの積で求められる。車両位置は、前方向は前方向の車速を積分して得られ、横方向は横方向の車速を積分して得られる。操舵角θは、従来車両では、横方向目標コース位置から、横方向車両位置と、前方注視点および進行方位角の積とを減じて、その値に運転者のF/Bゲインを掛けることにより得られる。方位角制御車両では、横方向目標コース位置から、横方向車両位置と、前方注視点および方位角の積とを減じて、その値に運転者のF/Bゲインを掛けることにより得られる。
次に、図5〜図9を参照して、前述した方位角偏差表示部24のいくつかの態様について説明する。
図5は、方位角偏差表示部24をヘッドアップディスプレイによって実現したものである。図5において、上記車両41の車室内から前方のフロントガラス51の部分を見た図である。11は運転席の前側の上記ハンドル、52は車両前部のボンネット、53は走行している道路であってフロントガラス51を通して見える道路部分、54はフロントガラス51の上に投影されて表示されるヘッドアップディスプレイ部である。
この方位角偏差表示部24では、へッドアップディスプレイ部54上に表示される矢印マーク55によって、方位角偏差(θーψ)が表示される。具体的には、操舵を開始する前の車両直進時の進行方向を初期位置56とし、この初期位置56を基準に矢印マーク55の傾きにより方位角偏差(θーψ)を認識する。矢印マーク55は、車両の実際の進行方位角が目標進行方位角に近づくにつれ、初期位置56に近づいてくる。
また矢印マーク55によって、目標進行方位角(目標進行方位)を表示することも可能である。この場合、運転者は矢印マーク55に基づいて視覚的に実際の進行方位角(進行方位)と目標進行方位角(目標進行方位)との相互的な情報を得る。つまり運転者にとって、方位角偏差の情報は、実際上、走行している道路53と矢印マーク55との対比関係に基づいて得ることができる。
図6は、方位角偏差表示部24をボンネット上に直線状に配列されたLED表示部によって実現したものである。図6は図5と同様な図であり、図6において、図5と同様に、11はハンドル、51はフロントガラス、52はボンネット、53は道路部分である。さらに61は、ボンネット52の上に車体幅方向に直線状に配列されたライン状LED表示部である。
この方位角偏差表示部24では、ライン状LED表示部61上で点灯する例えばLED素子61aによって方位角偏差(θーψ)が表示される。具体的には、操舵を開始する前の車両直進時の進行方向を初期位置56とし、これを基準に点灯したLED素子61aの位置を確認して方位角偏差を認識する。点灯するLED素子61aは、車両の実際の進行方位角が目標進行方位角に近づくにつれ、初期位置56に近づいてくる。
またライン状LED表示部61上で点灯する例えばLED素子61aの位置に応じて矢印62で示すごとく目標進行方位角(目標進行方位)に係る情報を得ることも可能である。なお矢印62は、運転者が、点灯したLED素子61aを見て仮想的にイメージするものである。この場合、運転者は矢印62(点灯したLED素子61a)に基づいて視覚的に実際の進行方位角(進行方位)と目標進行方位角(目標進行方位)との相互的な情報を得る。つまり運転者にとって、方位角偏差の情報は、実際上、走行している道路53と点灯したLED素子61aとの対比関係に基づいて得ることができる。
図7は、方位角偏差表示部24をダッシュボード上に直線状に配列されたLED表示部によって実現したものである。図7は図5や図6と同様な図であり、図7において、図5と同様に、11はハンドル、51はフロントガラス、52はボンネット、53は道路部分である。さらに71は、ダッシュボード72の上に車体幅方向に直線状に配列されたライン状LED表示部である。
この方位角偏差表示部24では、ライン状LED表示部71上で点灯する例えばLED素子71aによって方位角偏差(θ−ψ)が表示される。具体的には、操舵を開始する前の車両直進時の進行方向を初期位置56とし、これを基準に点灯したLED素子71aの位置を確認して方位角偏差を認識する。点灯するLED素子71aは、車両の実際の進行方位角が目標進行方位角に近づくにつれ、初期位置56に近づいてくる。
またライン状LED表示部71上で点灯する例えばLED素子71aの位置に応じて矢印72で示すごとく目標進行方位角(目標進行方位)に係る情報を得ることも可能である。なお矢印72は、運転者が、点灯したLED素子71aを見て仮想的にイメージするものである。この場合、運転者は矢印72(点灯したLED素子71a)に基づいて視覚的に実際の進行方位角(進行方位)と目標進行方位角(目標進行方位)との相互的な情報を得る。つまり運転者にとって、方位角偏差の情報は、実際上、走行している道路53と点灯したLED素子71aとの対比関係に基づいて得ることができる。
図8は、方位角偏差表示部24をレーザ光線装置を利用して実現したものである。図8は図5と同様な図であり、図8において、図5と同様に、11はハンドル、51はフロントガラス、52はボンネット、53は道路部分である。さらに81は、フロントガラス51の上縁箇所に装備された、レーザ光線装置のレーザ光線発射部である。レーザ光線発射部81は車両の進行方向の前方に向かって目標進行方位角(目標進行方位)に対応する方向にビーム状レーザ光線82を発射し、道路部分53を照射し、照射スポット82aを作る。
この方位角偏差表示部24では、レーザ光線発射部81から発射されるレーザ光線82で作られる照射スポット82aによって、目標進行方位角(目標進行方位)が表示され、運転者は照射スポット82aに基づいて視覚的に実際の進行方位角(進行方位)と目標進行方位(目標進行方位角)との相互的な情報を得る。運転者にとって、方位角偏差の情報は、実際上、走行している道路53と照射スポット82aとの対比関係に基づいて得ることができる。
図9は、方位角偏差表示部24を矢印提示装置を利用して実現したものである。図9は図5と同様な図であり、図9において、図5と同様に、11はハンドル、51はフロントガラス、52はボンネット、53は道路部分である。さらに91は、ハンドル11の近傍のメータ部に装備された矢印提示装置である。
この方位角偏差表示部24では、矢印提示装置91で示される矢印手段の方向によって方位角偏差(θ−ψ)が表示される。具体的には、操舵を開始する前の矢印手段の方向を初期位置とし、この初期位置を基準に矢印手段の方向により方位角偏差(θ−ψ)を認識する。矢印提示装置91の矢印手段は、車両の実際の進行方位角が目標進行方位角に近づくにつれ、初期位置に近づいてくる。
また矢印提示装置91の矢印手段によって目標進行方位角(目標進行方位)を表示することも可能である。この場合、運転者は、矢印手段に基づいて視覚的に実際の進行方位角(進行方位)と目標進行方位角(目標進行方位)との相互的な情報を得る。つまり運転者にとって、方位角偏差の情報は、実際上、走行している道路53と矢印手段との対比関係に基づいて得ることができる。なお図9中に示されるごとく、矢印提示装置91の矢印手段と重畳して羅針盤のように現在の進路の方位を表示する表示部92を設けるようにすることもできる。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
本発明は、方位角制御車両の操舵装置において、ハンドルを介して運転手が決定し指示する目標進行方位角に関し、その時々の実際の進行方位角すなわち方位角偏差に係る情報を特別に設けた方位角偏差表示部で運転者に知らせるのに利用される。
本発明の車両操舵装置の模式的な装置構造図である。 本実施形態に係る車両操舵装置の制御系のブロック構成図である。 方位角制御車両の操舵装置に基づいて操舵され走行する車両の運動を理論的に説明するための図で、車両におけるXY平面での各種の制御変数を示す図である。 方位角制御車両の操舵装置に基づき操舵され走行する車両の運動を理論的に説明するための図で、舵角δ、ヨーレートr、進行方位角ψ、前方向および横方向の車速および車両位置、操舵角θの算出理論式(1)〜(11)に係る表を示す図である。 方位角偏差表示部の第1の態様を示す図である。 方位角偏差表示部の第2の態様を示す図である。 方位角偏差表示部の第3の態様を示す図である。 方位角偏差表示部の第4の態様を示す図である。 方位角偏差表示部の第5の態様を示す図である。
符号の説明
10 車両操舵装置
11 ハンドル
12 操舵軸
13 方位指示角検出部
14 操舵反力発生モータ
19 舵角発生部
21 前側タイヤ
23 転舵機構
24 方位角偏差表示部
54 ヘッドアップディスプレイ部
61 ライン状LED表示部
71 ライン状LED表示部
81 レーザ光線発射部
91 矢印提示装置

Claims (2)

  1. 運転者の操舵操作に応じて車両の目標進行方位角を出力する目標進行方位角出力手段と、
    前記車両の実際の進行方位角を検出する実進行方位角検出手段と、
    前記車両の前記目標進行方位角と前記実際の進行方位角との間の偏差が0になるように転舵輪の転舵駆動装置を制御する制御手段と、を備える車両操舵装置において、
    前記車両の目標進行方位角、および/または、前記目標進行方位角と前記実際の進行方位角との方位角偏差を、前記運転者に視認させる表示手段を備えることを特徴とする車両操舵装置。
  2. 前記目標進行方位角出力手段は、前記運転者の操舵操作に対する前記目標進行方位角を車速に応じて変化させることを特徴とする請求項1記載の車両操舵装置。
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