JP2005329515A - サービスロボットシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】ロボットの周囲に存在する複数人物を対象とするサービス業務を効率的に行うことを可能とするサービスロボットシステムの提供。
【解決手段】サービスロボットシステムは、自律移動可能な1台以上のロボット3a〜3cを備えるとともに、各ロボットの周囲における複数のサービス対象人物4の各ロボットに対する位置関係を同時的に同定することのできる位置同定装置1を備え、位置同定装置で同定した位置関係情報をサービス動作制御用情報としてロボットが人物に対するサービスを行うようにされている。
【選択図】図1
【解決手段】サービスロボットシステムは、自律移動可能な1台以上のロボット3a〜3cを備えるとともに、各ロボットの周囲における複数のサービス対象人物4の各ロボットに対する位置関係を同時的に同定することのできる位置同定装置1を備え、位置同定装置で同定した位置関係情報をサービス動作制御用情報としてロボットが人物に対するサービスを行うようにされている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ロボットが人と共存する環境で自律移動しながら人に対してサービスを提供するサービスロボットシステムに関し、特に商業ビルやオフィスビル等のように多くの人の出入がある建物における入退出管理や受付案内等のサービスを行うのに好適なサービスロボットシステムに関する。
人と共存する環境で対人サービスを行う目的のロボットないしシステムとしては、例えば特許文献1や特許文献2に記載される例が知られている。これらのロボットないしシステムは、自律移動機能をベースにロボットが当該ロボットと対面している人物に対してコミュニケーションを行いつつ所定のサービスを実施するものである。
ロボットに行わせるのが有効であるサービス業務の一つとして、例えば商業ビルやオフィスビル等のように多くの人の出入がある建物における入退出管理や受付案内等のサービスがある。このようなサービス業務では、ロボットの周辺に存在する複数の人物の移動挙動やそれに伴う各人物のロボットに対する位置関係を網羅的に把握しつつ各人物の挙動等に対応してサービス業務を行う必要があり、さらにこれらのサービス業務を複数のロボットが協調して行う必要がある。
しかし、上記のような従来のロボットないしシステムではこうした複数人物を対象とするサービス業務に対応するのが困難である。すなわち従来のロボットないしシステムは、基本的に単独のロボットが当該ロボットに対面した人物に対してのみサービスを行うことをコンセプトとしており、ロボットの周囲に存在する複数人物を対象とするサービス業務に対応することが難しい。
本発明は、以上のような事情を背景になされたものであり、ロボットの周囲に存在する複数人物を対象とするサービス業務を効率的に行うことを可能とするサービスロボットシステムの提供を目的としている。
上記目的のために本発明では、人に対してサービスを行うためのサービスロボットシステムにおいて、自律移動可能な1台以上のロボットを備えるとともに、前記各ロボットの周囲における複数のサービス対象人物の前記各ロボットに対する位置関係を同時的に同定することのできる位置同定装置を備え、前記位置同定装置で同定した位置関係情報をサービス動作制御用情報として前記ロボットが前記サービス対象人物に対するサービスを行うようにされていることを特徴としている。
また本発明では上記のようなサービスロボットシステムについて、前記位置同定装置は、前記ロボットの周囲の俯瞰画像を捉える俯瞰テレビカメラと、前記俯瞰画像に基づいて前記位置関係の同定処理をなす位置同定処理手段を含むものとしている。
また本発明では上記のようなサービスロボットシステムについて、前記俯瞰テレビカメラとしてステレオテレビカメラを設けるようにしている。
また本発明では上記のようなサービスロボットシステムについて、前記俯瞰テレビカメラを複数台設け、前記複数の俯瞰テレビカメラで得られる複数の俯瞰画像を結合させて仮想的な広視野の俯瞰画像を形成し、この広視野俯瞰画像に基づいて前記位置関係同定をなすか、または前記複数の俯瞰画像のそれぞれについて前記位置関係同定をなし、これによる位置関係情報を統合して前記サービス動作制御用情報に用いるようにしている。
また本発明では上記のようなサービスロボットシステムについて、前記人物の顔の画像に基づいて当該人物の個人認証を行う顔認証方式個人認証手段と前記人物が提示するIDカードを読み取ることで当該人物の個人認証を行うIDカード認証方式個人認証手段のいずれか一つまたは両方を備えるものとしている。
また本発明では上記のようなサービスロボットシステムについて、前記ロボットによるサービス業務の管理を行うサービスオペレータが前記ロボットに搭載の搭載テレビカメラで得られる前記人物の画像を見ながら当該人物と対話できるようにした、サービス対象人物・サービスオペレータ間コミュニケーション手段を備えるものとしている。
また本発明では上記のようなサービスロボットシステムについて、前記俯瞰テレビカメラにおける視野領域に、前記俯瞰テレビカメラの設置位置側に最も寄った領域である受入領域、前記受入領域に引き続く領域である認証領域、および前記認証領域以降の領域である警告領域の3領域を設定し、そして前記同定された位置関係に基づいて前記3領域のいずれに前記人物が存在するのかを判定し、前記人物の存在する領域に応じて前記人物に対する前記ロボットのサービス動作を決めるものとし、前記受入領域では前記人物の登場を最初に捕捉し、前記認証領域では前記受入領域で捕捉された人物の個人認証を行い、前記警告領域では、前記個人認証が終了していない人物がそこに存在した場合に当該人物を不審者として前記ロボットが追尾するなどの対処をなすようにしている。
また本発明では上記のようなサービスロボットシステムについて、前記サービス動作制御用情報は、前記人物ごとに設定される個人識別コード、認証コード、領域コードおよび不審者コードの各項目を含んでおり、前記個人識別コードには、前記受入領域で新たな登場人物を捕捉するごとに当該人物に対して割り当てられる識別コードが記録され、前記認証コードには、前記識別コードを割り当てられた人物について前記認証領域での認証がなされた場合にはそのことが記録され、一方、前記認証領域での認証が未了の場合にはそのことが記録され、前記領域コードには、前記人物が前記3領域のいずれに存在するかが記録され、前記不審者コードには、前記不審者について前記ロボットによる追尾がなされているか否かが記録されるように構成するものとしている。
また本発明では上記のようなサービスロボットシステムについて、前記不審者について画像を取得し、前記不審者が前記個人認証未了のまま前記視野領域から離脱した場合に、前記不審者の画像を保存するようにしている。
また本発明では上記のようなサービスロボットシステムについて、前記不審者の追尾は、その時点で追尾を行っておらず、かつ前記追尾対象の不審者に最も近い位置に位置するロボットがなすようにしている。
また本発明では上記のようなサービスロボットシステムについて、前記ロボットによる不審者の追尾中に前記不審者が停止したことを確認した場合に、その停止した場所で前記ロボットが前記不審者に個人認証を求め、前記不審者がこれに応じなかった場合には警告を発するようにしている。
また本発明では上記のようなサービスロボットシステムについて、前記俯瞰テレビカメラにおける視野領域に新たな人物が登場したことを補足すると、前記位置関係情報を基に当該人物の近傍に前記ロボットが自律移動で接近し、前記ロボットに設けられているサービス対象人物・ロボット間コミュニケーション手段により前記人物に対してコミュニケーションをとりながら受付案内サービスを実行するようにしている。
また本発明では上記のようなサービスロボットシステムについて、前記俯瞰テレビカメラにおける視野領域に新たな人物が登場したことを補足すると、前記位置関係情報を基に当該人物の近傍に前記ロボットが自律移動で接近し、前記ロボットに設けられているサービス対象人物・ロボット間コミュニケーション手段により前記人物に対してコミュニケーションをとりながら受付案内サービスを実行するようにされ、そして前記受付案内サービスとして、前記ロボットが前記人物を案内先に誘導案内するようにされており、その誘導案内を実行するにあたって、前記人物の近傍への接近状態で前記人物に個人認証を求め、前記個人認証ができた場合には、予め設定されている案内メニューに基づいた案内先に前記人物を前記ロボットが誘導案内し、前記個人認証ができなかった場合には、前記サービスオペレータと前記人物との対話により決められる案内先に前記人物を前記ロボットが誘導案内するようにしている。
また本発明では上記のようなサービスロボットシステムについて、スケジュール管理機能を備え、時間帯に応じて入退出管理サービスと受付案内サービスを前記スケジュール管理機能による管理の下で切替えて実行できるようにしている。
本発明では、位置同定装置によりロボットとその周辺に存在する複数の人物の位置関係を同時的に同定できるようにし、そしてこの位置関係情報に基づく制御によりロボットにサービス業務を実行させるようにしている。このため本発明のサービスロボットシステムによれば、1台以上のロボットの周囲における複数の人物の移動挙動やそれに伴う各人物のロボットに対する位置関係をロボットに網羅的に把握させつつ各人物の挙動に対応したサービス業務を、1台以上のロボットに各ロボットを適切に協調させながら行わせることができるようになり、したがって複数人物を対象とする入退出管理サービスや受付案内サービス等のサービス業務を効率的に行うことが可能となる。
以下、本発明を実施する上で好ましい形態について説明する。図1に第1の実施形態によるサービスロボットシステムの全体構成を模式化して示し、図2にロボットの構成を模式化して示す。本実施形態におけるサービスロボットシステムは、例えばオフィスビルやデパート等での従業員の入退出管理サービス、あるいはオフィスビルやデパート等を訪れる人物については受付案内サービス等を行えるようにした例で、図1に示すように、位置同定装置1、複数のロボット(サービスロボット)3a〜3cおよび遠隔管理装置5を含んでなる。
位置同定装置1は、ロボット3(3a〜3c)とその周辺に存在する複数の人物4それぞれの位置関係を同時的に同定し、その情報をロボット3に提供する。そのために位置同定装置1は、ロボット3a〜3cの作業領域を高所から俯瞰的に撮像することでロボット3a〜3cとその周辺に存在する複数の人物4を網羅的に捉える俯瞰画像を取得できるように設置された俯瞰テレビカメラ1tと、この俯瞰テレビカメラ1tからの俯瞰画像を基にした画像処理によりロボット3a〜3cとその周辺に存在する複数の人物4それぞれの位置関係を求める位置同定処理部1cを備えている。
位置同定処理部1cは、図2に示すように、画像処理装置24、全体統括制御装置25および無線通信装置26を備えている。画像処理装置24は、位置関係導出手段であり、俯瞰テレビカメラ1tから俯瞰画像を処理してロボット3a〜3cとその周辺の人物4それぞれの位置関係を求める。全体統括制御装置25は、サービス動作制御用情報管理手段であり、画像処理装置24により得られる位置情報、それに後述のような個人認証情報やロボット3a〜3cとその周辺の人物4に関する挙動属性情報等、ロボット3によるサービス動作の制御に必要な情報つまりサービス動作制御用情報を蓄積し、それらをロボット3a〜3cそれぞれに共有データとして配信する。無線通信装置26は、全体統括制御装置25とロボット3a〜3cの間の情報交換に用いられる。
遠隔管理装置5、ロボット3a〜3cによるサービス業務の管理に従事しているサービスオペレータ6とロボット3a〜3cとの共同作業の実施に際して用いられるもので、画像記録装置27、対話インターフェース28および無線通信装置29を備え、上記の共有データの管理およびロボットが行う各種サービス作業の起動と終了に関するスケジュール管理の各機能等を有している。
ロボット3a〜3cの構成は、個々の識別のための要素以外については全て同一である。ロボット3a〜3cについてはそれぞれの位置関係およびそれぞれの周囲にいる人物4との位置関係を位置同定装置1により同定する。その位置同定の際にロボット3a〜3cを個々を識別するための識別手段としてロボット3にはその頭部に位置検出ターゲット8が設けられている。すなわち位置同定装置1は、位置検出ターゲット8を検出することでロボット3a〜3cを個々に識別して位置同定を行う。このような位置検出ターゲット8は、例えば光学的に識別する構成とすることが好ましい。光学的な識別の場合であれば、例えば位置検出ターゲット8をロボット3a〜3cごとに異なる色で着色し、その色相を位置同定装置1で検出して個々のロボットの識別をなすような構成、あるいは位置検出ターゲット8を発光素子で形成し、その発光変調パターンを位置同定装置1で検出して個々のロボットの識別をなすような構成等、ロボット3a〜3cそれぞれの位置検出ターゲット8に光学的差異性を与え、それを位置同定装置1で検出する構成を適宜に用いることができる。
またロボット3は、その頭部に搭載テレビカメラ9が設けられている。搭載テレビカメラ9は、サービス対象の人物の画像、特に顔の画像を取得する機能を負っており、雲台機構10により視線方向を制御可能とされている。この搭載テレビカメラ9で得られる画像データは、ロボット内蔵制御装置18のコンポーネントである顔認証装置19とロボット統括制御装置21に提供され、個人認証、サービスオペレータ6による人物4の視認や人物4との双方向対話、あるいは人物4に関する記録等に用いられる。すなわち搭載テレビカメラ9は、個人認証に関して、顔認証装置19とともに顔認証方式の個人認証手段を構成し、またサービスオペレータ6による双方向対話に関し、後述のようなコミュニケーション手段の一部を構成している。
搭載テレビカメラ9とともに顔認証方式個人認証手段を構成する顔認証装置19は、搭載テレビカメラ9の視野に人物4の顔を捕捉した場合、人物4の顔のカメラ画像上の座標情報をロボット統括制御装置21に伝達する。これに応じてロボット統括制御装置21は、良好な顔認証処理のために、座標情報に基づき搭載テレビカメラ9の視野の適正位置に人物4の顔を捕捉できるように、雲台制御装置20を介して雲台機構10を制御する。また顔認証装置19は、搭載テレビカメラ9で捕捉した人物4の顔の特徴パラメータを既登録の人物の顔特徴パラメータと比較する。そして捕捉した人物の顔特徴パラメータと一致する既登録人物の顔特徴パラメータがあれば、捕捉した人物をその既登録人物と判定し、そうでない場合には捕捉した人物を未登録人物と判定し、その結果をロボット統括制御装置21に伝送する。ロボット統括制御装置21は、顔認証装置19からの個人認証結果を位置同定装置1の全体統括制御装置25に伝送し、全体統括制御装置25は、人物4の個人データとしてその個人認証結果を蓄積する。
ロボット3は、以上のような顔認証方式個人認証手段の他に、IDカード方式の個人認証手段を備えている。具体的にはロボット3のボディーに組み込まれているIDカードリーダ13により、人物4が提示するIDカード7(図1)から個人識別情報を読み取って認証をなす方式の認証手段である。IDカード認証による個人認証結果は、顔認証の場合と同様に、全体統括制御装置25に伝送され、さらに全体統括制御装置25から全体統括制御装置25に伝送されて蓄積される。
ロボット統括制御装置21は、後述する入退出管理作業のプロセスで、人物4を不審者と判定した場合、搭載テレビカメラ9で捕捉した人物4の画像データを一時蓄積する。一時蓄積した人物4の画像データは、不審者である人物4の取り逃がしが発生したとロボット統括制御装置21が判断した場合、遠隔管理装置5の画像記録装置27に転送され蓄積される。これらについては後にも説明する。
またロボット3は、サービス対象の人物4とのコミュニケーションのための手段を備えている。そのコミュニケーション手段の一つは、搭載テレビカメラ9で得られる人物4の画像を見ながらサービスオペレータ6が人物4と双方向画像音声対話をできるように構成された、サービス対象人物・サービスオペレータ間コミュニケーション手段である。すなわちサービスオペレータ6は、ボット統括制御装置21を介して遠隔管理装置5の対話インターフェース28に伝送される搭載テレビカメラ9からの画像で人物4を遠隔的に確認しながら、ロボット3の頭部に設けられているマイク11およびロボット3のボディーに設けられているスピーカ14を通じて人物4と対話を行う。このコミュニケーションにおいてはロボット統括制御装置21に設けられている無線通信装置23と遠隔管理装置5に設けられている無線通信装置29により通信がなされる。コミュニケーション手段については、この他に、ロボット3が人物4と対話するためのサービス対象人物・ロボット間コミュニケーション手段も設けられている。具体的には、ロボットのボディーに設けられているタッチパネルディスプレイ12がそのハード要素であり、タッチパネルディスプレイ12は、ロボット統括制御装置21に内蔵するプログラムにより例えば案内メッセージ等のサービスコンテンツを画像や音声で提示し、またそのサービスコンテンツに関する操作を行うことができるようにされている。
またロボット3は、自律移動手段として車輪駆動型の移動機構17を備えるとともに、移動時において人物4や障害物との衝突回避のための走行環境情報を取得する環境センシング手段として、ボディーの周囲に配置される超音波センサ15とボディーの下部に設置されるバンパセンサ16を備えている。ロボット統括制御装置21は、位置同定装置1から得たロボット3と人物4の位置関係情報に基づいてロボット3の移動目標位置を決定する。そして移動制御装置22がロボット統括制御装置21からの移動目標位置の指令と超音波センサ15やバンパセンサ16により検出される走行環境情報とに基づいて移動軌跡を決定し、その移動軌跡を実現するように移動機構17を駆動することで、ロボット3の自律走行移動がなされる。
次に、図3と図4を用いて、位置同定装置1によるロボット3a〜3cと人物4の位置関係を同定するプロセスについて説明する。図3は、画像処理装置24による画像処理の説明図である。俯瞰テレビカメラ1tでは、ロボット3a〜3cと人物4を斜め上方から見下ろした状態の俯瞰画像が得られる。この俯瞰テレビカメラ1tで取得の俯瞰画像には、画像の中心を原点とした座標(xc,yc)が定義される。画像処理装置24は、この座標(xc,yc)上でロボット3a〜3cと人物4それぞれの頭部の位置を特定する。すなわちロボット3a〜3cに関しては、画像処理装置24は、まずロボット3a〜3cそれぞれの位置検出ターゲット8a〜8cのパターンを背景画像から色相分別で抽出し、それから抽出した位置検出ターゲット8a〜8cのパターンの重心位置をロボット3a〜3cの座標として検出する。一方、人物4に関しては、画像処理装置24は、まず色や外観形状等を手がかりに人物4の頭部4hのパターンを背景画像から抽出し、新規の画像取り込みごとに移動する頭部4hのパターンの重なりを判定し追跡することで、複数の人物4の個々の座標を検出する。
このようにして画像処理装置24で検出されたロボット3a〜3cと人物4の位置は、床面上に投影された平面座標に変換され、全体統括制御装置25に蓄積される。図4を用いて座標変換のプロセスを説明する。図4は、画像座標(xc,yc)から床面座標(x,y)への座標変換モデルである。床面座標上の計測点位置(X,Y,Z)は、カメラ受光面上での座標(Xc,Yc,0)に投影される。ロボット3a〜3cと人物4の床面座標上での位置(X,Y)は、各々の計測点、すなわち頭頂部の床面からの高さZを規定することにより、次の(1)式と(2)式から算出される。
以上説明したシステム構成においてロボット3は所定のサービス業務を行う。以下では、サービス業務として例えばオフィスビルやデパートにおける従業員の入退出管理を行う場合を例にしたプロセスについて説明する。図5は、入退出管理サービス動作制御のベースになる、俯瞰テレビカメラ1tの視野領域30の分割に関する説明図である。視野領域30は、人物4の頭頂部の高さで規定した床面座標上での視野範囲、つまり人の頭頂部の平均高さまで俯瞰テレビカメラ1tで捉えられるように設定した視野における視野範囲を表す。入退出管理サービスコンテンツでは、俯瞰テレビカメラ1tの存在する方向を例えばビルの玄関として、この側から入ってくる人物4を待受けるように、視野領域30内でロボット3a〜3cを整列させて入退出管理ゲートを形成し、この入退出管理ゲートにおけるロボット3a〜3cに接近した人物4の個人認証を行い、未認証の人物がゲートを通過した場合、不審者として追尾するものである。
このような一連の作業の生成基準として、視野領域30は、サービス対象の人物4の流れの方向に順に、受入領域31、認証領域32a〜32c、警告領域33の3種類の領域に分割される。そして人物4がどの領域に存在するかによりロボット3a〜3cの行動が決定される。受入領域31は、俯瞰テレビカメラ1tの設置位置側に最も寄った領域として設定され、サービス対象人物を最初に捕捉する領域であり、ここで新たな人物の出現を監視する。認証領域32(32a〜32c)は、受入領域31に引き続く領域としてロボット3a〜3cごとに設定され、ロボット3a〜3cが顔認証もしくはIDカード認証により人物4を個人認証するための領域である。警告領域33は、認証領域32以降の領域として設定され、個人認証が終了していない人物4がそこに存在した場合に不審者として対処するように規定した領域である。
入退出管理サービスを実施するためには、上記のような視野領域30の領域分割の規定の他に、視野領域30に存在する複数の人物4ごとの位置及び個人認証等の状況を確認するための個人属性の把握が必要である。サービス動作制御用情報管理手段を構成する全体統括制御装置25は、これらの個人情報をサービス動作制御用情報として次の表1のような形で蓄積している。
この表に見られるように、サービス動作制御用情報は、個人識別コード、認証コード、領域コード、不審者コード、録画コード、人物座標、人物速度、人物移動方向の各項目を含んでいる。そして人物4には、それぞれ個別に識別コード(図の例ではn、n+1、n+2など)が割り当てられて個人識別コードの項目欄に記録され、全ての処理での個人の識別はこの識別コードにより管理される。認証コードには、個人認証手続きで身元が明らかになった人物4に対しては「認証」が記録され、認証未了の人物に対しては「未認証」が記録される。領域コードには、人物座標の現在値に基づき、3種の領域のいずれに人物4が存在するかが記録される。不審者コードには、現在、ロボット3a〜3cのいずれかの追尾対照となっているか否かが「追尾」または「非追尾」として記録される。録画コードには、人物4の画像の取り扱いの状況が記録される。すなわち認証未了のままで警告領域33に存在する人物4、つまり不審者が視野領域30の外に離脱した場合に録画登録対象となり、「録画」が記録され、そうでない場合には「非録画」が記録される。そして「録画」が記録された場合には、警戒すべき人物の侵入の証拠として、遠隔管理装置5の画像記録装置27に録画画像が保存される。人物座標、人物速度および人物移動方向の各項目欄には、ロボットの移動戦略のベースとなる人物4の移動状態に関する情報が記録される。すなわち人物座標には、上記のようにして求められる人物の位置の座標値が記録され、人物速度には、人物座標の経時変化から演算して求まる人物の移動速度の推定値が順次更新しながら記録され、人物移動方向には、同じく人物座標の経時変化から演算して求まる人物の移動方向の推定値が順次更新しながら記録される。以上のような人物4の個人情報は全体統括制御装置25にサービス動作制御用情報として蓄積され、ロボット3a〜3cはこれを共有情報として参照できる。さらに、全体統括制御装置25には、ロボット3a〜3cの現在位置と現在実施中の作業項目の情報もサービス動作制御用情報として登録されており、この情報もロボット3a〜3cが共有情報として参照できる。
次に、図6を用い、ロボット3a〜3cによる入退出管理サービスでの動作を説明する。まず、ロボット3aによる人物4の認証作業のプロセスを説明する。ロボット3aは、不審者であり不審者コードが非追尾に記録された人物が存在しない場合、つまり後述のような追尾を必要としない状況では、認証領域32aで待機し、人物が受入領域31に登場するのを待つ。
受入領域31に人物4aが登場すると、その人物4aは位置同定装置1によって捕捉され、全体統括制御装置25に登録される。そしてロボット3aは、全体統括制御装置25からの情報により人物4aが受入領域31に登場したことを把握すると、その人物4aに対して音声出力にて認証手続きを促す。この間に人物4aが認証領域32aまで進み、これを検出すると、ロボット3aは、顔認証もしくはIDカード認証により人物4aの認証を行う。認証領域32aでの人物4aの存在の判断は、位置同定装置1での人物位置検出結果とロボット3aにおける超音波センサ15bによる人物探査結果のいずれかで行う。ここで、人物4aの身元が顔認証やIDカード認証で確認された場合は、認証済みとしてゲートの通過を許す。一方、人物4aが全体統括制御装置25に未登録の人物である場合、ロボット3aは、サービスオペレータ6を呼び出し、サービスオペレータ6の指示を得て、人物4aの認証を行うかもしくは認証を拒絶する。また、人物4aが認証未了のまま警告領域33に移動した場合は、人物4aを不審者として登録するとともに、俯瞰テレビカメラ1tと搭載テレビカメラ9で捉えた人物4aの画像を録画する。上記のような認証作業は、ロボット3bと3cでも同様に実施される。
認証未了のまま警告領域33に移動した人物つまり不審者がさらにロボットから遠ざかろうとした場合は、ロボットはこの不審者を追尾する行動に移る。この場合のロボット3bや3cの行動状態を図6に併せて示す。ロボット3cは不審者4cの位置を位置同定装置1からの情報により把握し、不審者4cの位置がロボット3cから離れることを確認した場合、不審者4cの不審者コードを「非追尾」から「追尾」に記録を切り替える。またそれとともに不審者4cに向けて音声出力により停止と認証手続きの実行を促しながら不審者4cの存在する方向に回頭し、不審者4cの現在位置に向けて移動軌跡を修正しながら接近する。この時、ロボット3cは、超音波センサ15bにより不審者4cとの相対距離を検出し、不審者4cとの衝突を回避するため所定の相対距離を維持するように移動軌跡を修正する。この追尾動作は、不審者4cの停止を確認するまで実行する。ロボット3cは、不審者4cの停止を確認すると停止し、不審者4cがIDカードの提示等の認証手続きを実施した場合、不審者4cの認証コードを「認証」に、不審者コードの記録を「非追尾」に切り替えて、追尾動作を終了し、認証領域32cに戻る。なお不審者4cが一旦停止した後に認証手続きをなすことなく、再度、ロボット3cから離れる挙動をした場合には、上記のような追尾動作を再開する。
ロボット3bは、ロボット3cと並行して不審者4bの追尾を実行するが、図6に示すように、不審者4bが視野領域30の外に離脱した場合は、追尾動作を中断し、音声出力により、不審者4bに対し、立ち戻って認証手続きを実行することを促すとともに、不審者4bの画像が登録された由などの警告を発する。ロボット3bは、警告作業を終了すると、認証領域32bに戻る。上記ようなの追尾動作に際して、追尾動作中のロボット3bや3cは、超音波センサ15により進行方向に人物4や障害物を検出した場合、これを回避するように移動軌跡を修正し、バンパセンサにより人物4や障害物との衝突が検出された場合、急停止し、所定距離逆走して衝突状態を解除した後、衝突を回避する方向に移動軌跡を修正し追尾動作を続行する。また追尾動作中のロボット3bや3cは、他のロボットや追尾対象の不審者以外の人物の位置を位置同定装置1に蓄積情報から把握し、これらとの衝突を回避するように、移動軌跡を生成する。ロボット3bや3cは、追尾動作を終了し各々の認証領域に戻る途中で、不審者コードが非追尾とされている不審者を新たに確認した場合、該当不審者に対し追尾動作を開始する。上記のような追尾動作は、ロボット3aでも同様に実施される。ロボット3a〜3cによる不審者の追尾は、不審者コードが非追尾である不審者、つまりロボットによる追尾動作を現在受けていない不審者であり、かつ自身に最も近い位置に位置する不審者を追尾対象として選択し、該当不審者の不審者コードを追尾に登録してから開始される。このようにすることでロボット3a〜3cが重複して一人の不審者を追尾することを有効に回避することができる。
以上のような入退出管理サービスは、従業員の出社時間帯と退社時間帯に時間を合わせて実施されるもので、その実施開始時間や終了時間は、全体統括制御装置25に設けてあるスケジュール管理機能により管理される。
次に、上でのシステム構成においてロボット3がサービス業務として受付案内サービスを行う場合について説明する。図7に、受付案内サービスにおける動作のようす示す。ロボット3aは、視野領域30の内の所定の位置に待機し、受入領域31に人物4が登場するのを待つ(図7中の「待機」の状態)。全体統括制御装置25に蓄積される人物の位置情報から受入領域31に新規の人物4が登場したことが確認された場合、ロボット3aは、全体統括制御装置25に蓄積の人物4に関する情報を参照し、ロボット3aと人物4の現在における位置関係、および人物4の移動速度と移動方向の現在値を把握し、これらの情報とロボット3aの許容移動速度情報から、人物4とロボット3aそれぞれの推定移動軌跡が交差する位置を推定し、この推定交差位置に向けて移動を開始する。移動を開始した後、ロボット3aは、全体統括制御装置25に蓄積の人物4に関する現在位置情報とロボット3aの前面における超音波センサ15aで人物4を検出した結果とに基づき、人物4とロボット3aの間の距離を把握する。そしてその距離が所定の値に達したことを確認すると、ロボット3aは、人物4の方向に対面するよう方向修正して停止する(図7中の「接近/個人認証」の状態)。それからこの状態で、顔認証もしくはIDカード認証により人物4の個人認証を実施する。
個人認証により人物4の身元が確認されたらロボット3aは、音声出力やタッチパネルディスプレイ12のコンテンツ表示により、人物4に対して挨拶のメッセージを発生し、人物4に対応した案内サービスメニューを起動して案内作業を実行する。人物4に関する情報が未登録で個人認証が成立しない場合は、ロボット3aもしくは人物4による選択により、サービスオペレータ6を呼び出し、人物4とサービスオペレータ6の双方向通話により、案内サービスの選択を行う。これで案内先が確定すれば、それを受けてロボット3aは案内作業を実行する。すなわちロボット3aは、案内先の目的地に向け人物4を誘導しながら移動する(図7中の「誘導」の状態)。この案内作業に際しロボット3aは、全体統括制御装置25に蓄積の人物4やロボット3aの位置情報とロボット3aの背面における超音波センサ15cによる計測とで人物4とロボット3aとの相対距離を把握し、この相対距離が所定の値になるように、移動軌跡と移動速度を制御しながら誘導移動を実施する。また案内作業に際しロボット3aは、超音波センサ15bにより進行方向に他の人物や障害物があるかを検出し、もし検出された場合にはそれを回避するように移動軌跡を修正する。さらにその回避をなせずに人物や障害物とに衝突してしまうと、それがバンパセンサ16(図1)により検出され、これに応じてロボット3aは、急停止し、所定距離逆走して衝突状態から解除した後、衝突を回避する方向に移動軌跡を修正してから誘導移動を続行する。
以上のような受付案内サービスは、必要な時間帯に合わせて上記の入退出管理サービスと切り替えて行わせるようにすることができる。その場合には、入退出管理サービスの場合と同様に、全体統括制御装置25に設けてあるスケジュール管理機能により受付案内サービスの実施開始時間や終了時間を管理することになる。
以上では1台のロボットが受付案内サービスを行う場合について説明したが、複数のロボットが同様な受付案内サービスを並行的に行うようにする形態も勿論可能である。
以上の実施形態におけるように本発明では、位置同定装置1によりロボット3とその周辺に存在する複数の人物4の位置関係を同時的に同定できるようにし、そしてこの位置関係情報に基づく制御によりロボット3にサービス業務を実行させるようにしている。このため本発明のサービスロボットシステムによれば、1台以上のロボットの周囲における複数の人物の移動挙動やそれに伴う各人物のロボットに対する位置関係をロボットに網羅的に把握させつつ各人物の挙動に対応したサービス業務を、1台以上のロボットに各ロボットを適切に協調させながら行わせることができるようになり、したがって複数人物を対象とする入退出管理サービスや受付案内サービス等のサービス業務を効率的に行うことが可能となる。
また以上の実施形態におけるように本発明では、入退出管理サービスと受付案内サービスをそれぞれが必要な時間帯に合わせて切り替えて行わせることが可能であり、そのようにすることで、サービスロボットシステムを無駄なく運用することができるようになる。
以下では他の実施形態について説明する。図8に、第2の実施形態によるサービスロボットシステムの全体構成を模式化して示す。本実施形態は第1の実施形態と基本的には同様である。したがって本実施形態については第1の実施形態と相違する構成を説明するだけとする。なお図8において図1と同じ構成要素については同じ符号を付してある。
本実施形態のサービスロボットシステムは、図1における位置同定装置1に対応する要素として位置同定装置35を備えている。この位置同定装置35は、図1における俯瞰テレビカメラ1tに対応する要素として俯瞰テレビカメラ35tを備えるとともに、俯瞰テレビカメラ35tからの俯瞰画像を基にした画像処理によりロボット3a〜3cとその周辺に存在する複数の人物4の位置関係を求める位置同定処理部35cを備えており、その俯瞰テレビカメラ35tがステレオテレビカメラとされていること、つまり一定範囲の視差を有した画像の組み合わせによる3次元的情報を含んだ俯瞰画像を得られるようにされている点に特徴がある。またこれに応じて、位置同定処理部35cに、図1における画像処理装置24に対応する要素として、立体画像処理によりロボット3a〜3cや人物4の3次元位置を検出できる画像処理装置37を設けている点にも特徴がある。
第1の実施形態の場合、俯瞰テレビカメラ1tで得られる俯瞰画像が2次元的情報だけしか含んでいないため、(1)式から(4)式に示したように、位置計測対象の床面座標位置は、計測対象の身長すなわちZの値に依存しており、したがって身長のばらつきにより人物4の位置計測に誤差を発生する。これに対し、本実施形態によれば、位置計測対象の頭部の3次元座標位置を直接計測することができ、より正確に人物の床面座標位置を検出することが可能となる。
図9に示すのは、第3の実施形態によるサービスロボットシステムの全体構成である。本実施形態も基本的には第1の実施形態と同様である。したがって本実施形態については第1の実施形態と相違する構成を説明するだけとする。なお図9において図1と同じ構成要素については同じ符号を付してある。
本実施形態のサービスロボットシステムは、図1における位置同定装置1に対応する要素として位置同定装置38を備えている。この位置同定装置38は、図1における俯瞰テレビカメラ1tに対応する要素として、設置位置を異ならせた複数台の俯瞰テレビカメラ38t(図の例では2台の俯瞰テレビカメラ38taと38tb)を備える。またこれら俯瞰テレビカメラ38ta、38tbからの複数の俯瞰画像を処理できるようにした画像処理装置40を、図1における画像処理装置24に対応する要素として、位置同定処理部38cに設けている。
俯瞰テレビカメラ38ta、38tbからの複数の俯瞰画像を用いる画像処理装置40での処理にはいくつかの構成が可能である。その一つは、複数の俯瞰画像を結合させて仮想的な広視野の俯瞰画像を形成し、この広視野俯瞰画像に基づきロボット3a〜3cや人物4の位置を検出するような構成である。この他に、例えば複数の俯瞰画像のそれぞれについてロボット3a〜3cや人物4の位置を検出できるようにした画像処理ユニットを画像処理装置40に設け、それらの画像処理ユニットで検出したロボット3a〜3cや人物4の位置情報を統合することで、複数の俯瞰テレビカメラ38ta、38tbの視野範囲にまたがる位置検出をなすようにする構成も可能である。
本実施形態によれば、複数の俯瞰テレビカメラにより、画像解像度を低下させることなく広い視野領域を確保できる。このため広い領域にわたり精度のよくロボットや人物の位置を検出することが可能となる。
本発明は、ロボットによる複数人物を対象とする入退出管理サービスや受付案内サービス等のサービス業務を効率的に行うことが可能とするものであり、ロボットによるサービス業務分野に有用なものとして広く利用することができる。
1、35、38 位置同定装置
1t、35t、38t 俯瞰テレビカメラ、
3a、3b、3c ロボット
4 人物、
6 サービスオペレータ
7 IDカード、
9 搭載テレビカメラ
13 IDカードリーダ
24、37、40 画像処理装置(位置同定処理手段)
30 視野領域
31 受入領域
32 認証領域
33 警告領域
1t、35t、38t 俯瞰テレビカメラ、
3a、3b、3c ロボット
4 人物、
6 サービスオペレータ
7 IDカード、
9 搭載テレビカメラ
13 IDカードリーダ
24、37、40 画像処理装置(位置同定処理手段)
30 視野領域
31 受入領域
32 認証領域
33 警告領域
Claims (10)
- 人に対してサービスを行うためのサービスロボットシステムにおいて、
自律移動可能な1台以上のロボットを備えるとともに、前記各ロボットの周囲における複数のサービス対象人物の前記各ロボットに対する位置関係を同時的に同定することのできる位置同定装置を備え、前記位置同定装置で同定した位置関係情報をサービス動作制御用情報として前記ロボットが前記サービス対象人物に対するサービスを行うようにされていることを特徴とするサービスロボットシステム。 - 前記位置同定装置は、前記ロボットの周囲の俯瞰画像を捉える俯瞰テレビカメラと、前記俯瞰画像に基づいて前記位置関係の同定処理をなす位置同定処理手段を含んでいる請求項1に記載のサービスロボットシステム。
- 前記俯瞰テレビカメラを複数台設け、前記複数の俯瞰テレビカメラで得られる複数の俯瞰画像を結合させて仮想的な広視野の俯瞰画像を形成し、この広視野俯瞰画像に基づいて前記位置関係同定をなすか、または前記複数の俯瞰画像のそれぞれについて前記位置関係同定をなし、これによる位置関係情報を統合して前記サービス動作制御用情報に用いるようにされている請求項2に記載のサービスロボットシステム。
- 前記人物の顔の画像に基づいて当該人物の個人認証を行う顔認証方式個人認証手段と前記人物が提示するIDカードを読み取ることで当該人物の個人認証を行うIDカード認証方式個人認証手段のいずれか一つまたは両方を備えている請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のサービスロボットシステム。
- 前記ロボットによるサービス業務の管理を行うサービスオペレータが前記ロボットに搭載の搭載テレビカメラで得られる前記人物の画像を見ながら当該人物と対話できるようにした、サービス対象人物・サービスオペレータ間コミュニケーション手段を備えている請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のサービスロボットシステム。
- 前記俯瞰テレビカメラにおける視野領域に、前記俯瞰テレビカメラの設置位置側に最も寄った領域である受入領域、前記受入領域に引き続く領域である認証領域、および前記認証領域以降の領域である警告領域の3領域を設定し、そして前記同定された位置関係に基づいて前記3領域のいずれに前記人物が存在するのかを判定し、前記人物の存在する領域に応じて前記人物に対する前記ロボットのサービス動作を決めるものとし、前記受入領域では前記人物の登場を最初に捕捉し、前記認証領域では前記受入領域で捕捉された人物の個人認証を行い、前記警告領域では、前記個人認証が終了していない人物がそこに存在した場合に当該人物を不審者として前記ロボットが追尾するなどの対処をなすようにされている請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のサービスロボットシステム。
- 前記サービス動作制御用情報は、前記人物ごとに設定される個人識別コード、認証コード、領域コードおよび不審者コードの各項目を含んでおり、前記個人識別コードには、前記受入領域で新たな登場人物を捕捉するごとに当該人物に対して割り当てられる識別コードが記録され、前記認証コードには、前記識別コードを割り当てられた人物について前記認証領域での認証がなされた場合にはそのことが記録され、一方、前記認証領域での認証が未了の場合にはそのことが記録され、前記領域コードには、前記人物が前記3領域のいずれに存在するかが記録され、前記不審者コードには、前記不審者について前記ロボットによる追尾がなされているか否かが記録されるようにされている請求項6に記載のサービスロボットシステム。
- 前記俯瞰テレビカメラにおける視野領域に新たな人物が登場したことを補足すると、前記位置関係情報を基に当該人物の近傍に前記ロボットが自律移動で接近し、前記ロボットに設けられているサービス対象人物・ロボット間コミュニケーション手段により前記人物に対してコミュニケーションをとりながら受付案内サービスを実行するようにされている請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のサービスロボットシステム。
- 前記俯瞰テレビカメラにおける視野領域に新たな人物が登場したことを補足すると、前記位置関係情報を基に当該人物の近傍に前記ロボットが自律移動で接近し、前記ロボットに設けられているサービス対象人物・ロボット間コミュニケーション手段により前記人物に対してコミュニケーションをとりながら受付案内サービスを実行するようにされ、そして前記受付案内サービスとして、前記ロボットが前記人物を案内先に誘導案内するようにされており、その誘導案内を実行するにあたって、前記人物の近傍への接近状態で前記人物に個人認証を求め、前記個人認証ができた場合には、予め設定されている案内メニューに基づいた案内先に前記人物を前記ロボットが誘導案内し、前記個人認証ができなかった場合には、前記サービスオペレータと前記人物との対話により決められる案内先に前記人物を前記ロボットが誘導案内するようにされている請求項8に記載のサービスロボットシステム。
- スケジュール管理機能を備え、時間帯に応じて入退出管理サービスと受付案内サービスを前記スケジュール管理機能による管理の下で切替えて実行できるようにされている請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載のサービスロボットシステム。
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