JP2018077599A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018077599A
JP2018077599A JP2016217741A JP2016217741A JP2018077599A JP 2018077599 A JP2018077599 A JP 2018077599A JP 2016217741 A JP2016217741 A JP 2016217741A JP 2016217741 A JP2016217741 A JP 2016217741A JP 2018077599 A JP2018077599 A JP 2018077599A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
edge server
processing apparatus
user
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016217741A
Other languages
English (en)
Inventor
タプリヤ ローシャン
Roshan Thapliya
タプリヤ ローシャン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2016217741A priority Critical patent/JP2018077599A/ja
Publication of JP2018077599A publication Critical patent/JP2018077599A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

【課題】定位置に固定されたセンサを使用して情報を収集・解析する場合に比べて、必要とする情報をより正確に取得し解析することが可能な情報処理装置を提供すること。【解決手段】情報処理装置10は、会話情報、生体情報、および環境情報の少なくとも一つを必要情報として検出する検出手段と、検出された必要情報を解析する解析手段と、移動装置と、必要情報を検出すべき場所に、移動装置を制御して移動させる移動制御手段とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は情報処理装置に関する。
特許文献1には、イベント会場や街中などの人と共存する様々な環境に配置され、案内および荷物運搬などの様々なサービスを提供し、サービスを提供する際に、複数種類の移動の仕方によるサービスの提供を試み、自身の行動に対する周囲の人の反応状況から適切な行動を学習して、その後のサービスの提供に生かす移動ロボットが開示されている。
特開2012−139798号公報
本発明の目的は、定位置に固定されたセンサを使用して情報を収集・解析する場合に比べて、必要とする情報をより正確に取得し解析することが可能な情報処理装置を提供することである。
請求項1記載の発明は、
会話情報、生体情報、および環境情報の少なくとも一つを必要情報として検出する検出手段と、
検出された必要情報を解析する解析手段と、
移動装置と、
前記必要情報を検出すべき場所に、前記移動装置を制御して移動させる移動制御手段と、
を備える情報処理装置である。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明に係り、前記解析手段は、解析された情報に応じて前記情報処理装置の移動先を決定する。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2記載の発明に係り、前記情報処理装置は、外部の検出手段によって検出した会話情報、生体情報、および環境情報の少なくとも一つを含む外部情報を取得する取得手段をさらに備え、前記解析手段は、取得した外部情報を解析することによって前記情報処理装置の移動先を決定する。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の発明に係り、前記情報処理装置は、検出された必要情報を解析する処理の一部を、他の情報処理装置に依頼して実行させる依頼手段を備える。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4記載の発明に係り、前記情報処理装置は、検出された必要情報を解析する処理の一部を、他の情報処理装置に依頼して実行させる依頼手段を備える。
また、請求項6に記載の発明は、請求項4記載の発明に係り、前記情報処理装置は、対話制御手段を備え、前記必要情報が会話情報である場合に、前記解析手段は、即時回答の必要のあるものに対しては前記対話制御手段によって利用者に対する回答を行い、即時回答の必要がないものに対しては前記依頼手段によって他の情報処理装置に依頼して実行させる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6記載の発明に係り、前記情報処理装置は、他の情報処理装置において解析された情報を取得する取得手段を備え、前記対話制御手段は、前記取得された情報を用いて利用者との対話方法を変化させる。
請求項1に記載の情報処理システムの発明によれば、定位置に固定されたセンサを使用して情報を収集・解析する場合に比べて、必要とする情報をより正確に取得し解析することが可能となる。
請求項2に記載の情報処理システムの発明によれば、必要情報が生じる場所へ情報処理装置を移動させて必要情報を収集することが可能となる。
請求項3に記載の情報処理システムの発明によれば、外部の検出手段によって検出される外部情報に加えてより多くの必要情報を収集し、解析することが可能となる。
が可能となる。
請求項4に記載の情報処理システムの発明によれば、必要情報を解析する処理を他の情報処理装置と分担して実行することが可能となる。
請求項5に記載の情報処理システムの発明によれば、必要情報の解析処理によって情報処理装置のリソースが占有されるのを防止できる。
請求項6に記載の情報処理システムの発明によれば、利用者に対して必要な対話サービスは自装置によってリアルタイム提供可能であると同時に、利用者との詳細な会話情報解析処理については他の情報処理装置において実行することが可能となる。
請求項7に記載の情報処理システムの発明によれば、利用者との対話を行う際に、詳細に解析された情報を対話に反映させることが可能となる。
本発明の実施形態に係る情報処理システム100の一例を示す全体概略図である。 実施形態の自走式エッジサーバ20のハードウェア構成図である。 実施形態の自走式エッジサーバ20の機能ブロック図である。 実施形態の固定式エッジサーバ40のハードウェア構成図である。 実施形態の固定式エッジサーバ40の機能ブロック図である。 実施形態の自走式エッジサーバ20における処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態の固定式エッジサーバ40における処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の一実施形態の情報処理システムを、図1を参照して説明する。本実施形態の情報処理システム100は、オフィスビルの一つのフロア(一つの階)等の比較的大きな所定の領域であるワークプレイス10に配置される複数の自走式エッジサーバ20と、ワークプレイス10に配置される一台の固定式エッジサーバ40、ワークプレイス10の天井や壁に配置される複数の環境センサ50と、ワークプレイス10内を移動可能な複数の対話型ロボット60およびサービス提供ロボット70と、を備えて構成される。自走式エッジサーバ20、固定式エッジサーバ40、環境センサ50、各対話型ロボット60、および各サービス提供ロボット70はネットワーク(図示せず)によって接続される。ワークプレイス10にはアクセスポイント80が複数設置され、自走式エッジサーバ20、対話型ロボット60、サービス提供ロボット70が、互いに、また固定式エッジサーバ40や環境センサ50と無線通信を行うことができるようにされる。
環境センサ50は、RGBカメラ、深度センサ、複数のマイクロフォン等(それぞれ図示せず)を含んで構成される。それぞれの環境センサ50は、ワークプレイス10を構成する特定の部分(例えば、特定の通路、部屋)に関する環境情報を検出し、その情報を自走式エッジサーバ20、固定式エッジサーバ40に送信する。また、ワークプレイス10には複数の利用者90A〜90Dが存在するが、本実施形態では、利用者90A〜90Dは、ワークプレイス10内で業務を行うオフィスワーカーである。なお、以下の説明においては、特定の利用者90A〜90Dを特に区別しない場合、単に「利用者90」として説明する。
ここで、図2、3を参照して、本実施形態の自走式エッジサーバ20について説明する。図2は自走式エッジサーバ20のハードウェア構成図である。図2に示すように、自走式エッジサーバ20は、制御用マイクロプロセッサ210、メモリ211、ハードディスク・ドライブ(HDD)やソリッド・ステート・ドライブ(SSD)等の記憶装置212、通信インタフェース213、カメラ214、温度センサ215、マイクロフォン216、スピーカ217、移動装置218を備えて構成され、それぞれ制御バス219に接続されている。
制御用マイクロプロセッサ210は、記憶装置212に記憶された制御プログラムを実行することにより自走式エッジサーバ20の各部の動作を制御統括する。メモリ211には、カメラ214、温度センサ215、マイクロフォン216等の検出手段によって検出される会話情報、生体情報、環境情報、また、利用者90の口頭での要求の内容が一時的に記憶される。
記憶装置212には自走式エッジサーバ20の各部を制御するための制御プログラム、後述するデータベース、およびワークプレイス10の地図が記憶される。通信インタフェース213は、自走式エッジサーバ20がアクセスポイント80を介して固定式エッジサーバ40や対話型ロボット60或いはサービス提供ロボット70と通信を行うための通信制御を行う。
カメラ214、温度センサ215、マイクロフォン216は、会話情報、生体情報、および環境情報の少なくとも1つを必要情報として検出する。具体的には、カメラ214は、自走式エッジサーバ20の周囲の状況を撮影し、メモリ211に記憶する。また、カメラ214は、利用者90と対話を行った際の、利用者90の表情、挙動、身体の状態の変化等を撮影し、メモリ211に記憶する。温度センサ215は、利用者90に接触することにより利用者90の体温を検出したり、ワークプレイス10内における自走式エッジサーバ20の周囲の温度を検出したりし、メモリ211に記憶する。また、マイクロフォン216は、利用者90と対話を行った際に、利用者の音声を検出し、メモリ211に記憶、つまり録音する。なお、メモリ211には、音声を直接録音するのではなく、音声内容を解釈した後の対話内容を記憶させてもよい。スピーカ217は、自走式エッジサーバ20の後述する対話制御部が生成した音声を出力する。
移動装置218は、自走式エッジサーバ20を任意の場所に移動させるのに必要な車輪やモータ等の駆動装置により構成される。なお、移動装置218は現在位置を検出するためのGPS受信装置やオドメトリ装置を含んでいてもよい。
図3は、自走式エッジサーバ20の機能ブロック図を示す。自走式エッジサーバ20は、記憶装置212に記憶されている制御プログラムを制御用マイクロプロセッサ210において実行することにより、図3に示すように、情報取得部220、情報解析部221、解析依頼部222、移動制御部223、対話制御部224、サービス実行要請部225、データベース226として機能する。
情報取得部220は、自走式エッジサーバ20周辺の詳細な環境情報、自走式エッジサーバ20の近くに存在する利用者90の詳細な会話情報および詳細な生体情報の少なくとも一つを取得する。具体的には、情報取得部220は、カメラ214によって自走式エッジサーバ20周辺の様子や自走式エッジサーバ20の近くに存在する利用者90の挙動や表情を撮影してメモリ211に記憶する。さらに、情報取得部220は、カメラ214によって撮影された利用者90の顔の色の変化や身体の状態の変化に基づいて利用者90の体温、脈拍数、呼吸回数等を検出してメモリ211に記憶してもよい。また、情報取得部220は、温度センサ215によって自走式エッジサーバ20周辺の温度(室温)や、利用者90に接触した利用者90の体温を検出してメモリ211に記憶する。さらに、情報取得部220は、マイクロフォン216によって自走式エッジサーバ20の近くに存在する利用者90の会話情報や音声データをメモリ211に記憶する。また、情報取得部220は、マイクロフォン216によって自走式エッジサーバ20周囲の騒音レベルを検出してメモリ211に記憶してもよい。
また、情報取得部220は、外部の検出手段、つまりワークプレイス10内に複数設置された環境センサ50によって検出された会話情報、生体情報、および環境情報の少なくとも一つを含む外部情報を取得する。
さらに、情報取得部220は、固定式エッジサーバ40において解析され、更新された利用者90の感情についての解析情報、生体情報についての解析情報、ワークプレイス10内に配置されたプリンタやコピー機についての解析情報、職場のオントロジーデータ、利用者90のスケジュール情報を、固定式エッジサーバ40から取得する。
情報解析部221は、情報取得部220によって取得された必要情報、つまり会話情報、生体情報、および環境情報を解析する。例えば、情報解析部221は、情報取得部220によって取得された会話情報と生体情報に基づいて自走式エッジサーバ20の近くにいる利用者90の感情についての軽微な解析を行い、利用者90の感情を推定する。また、情報解析部221は、情報取得部220によって取得された会話情報の軽微な解析を行い、例えば、自走式エッジサーバ20の近くの利用者90の要求を解釈する。
さらに、情報解析部221は、情報取得部220によって取得された会話情報、生体情報、環境情報のいずれか一つを含む必要情報を解析する処理の一部を、固定式エッジサーバ40に依頼して実行させるか否か判断する。例えば、情報解析部221は、優先度や緊急度が高い処理を自走式エッジサーバ20において解析する処理と判断し、優先度や緊急度が低い処理を固定式エッジサーバ40において解析する処理と判断する。或いは、情報解析部221は、軽微な解析処理を自走式エッジサーバ20において実行する処理と判断し、より複雑で高度な解析処理を固定式エッジサーバ40において実行する処理と判断する。具体的には、情報解析部221は、解析に必要とされる推定処理時間を算出し、推定処理時間が所定値を超えると予想される処理を、固定式エッジサーバ40に依頼して実行させる処理と判断し、推定処理時間が所定値を超えない処理を自装置(自走式エッジサーバ20)において実行する処理と判断する。
さらに、情報解析部221は、情報取得部220によって取得された必要情報に会話情報が含まれる場合に、回答の必要のあるものに対しては後述する対話制御部224によって利用者90に対する回答を行うべき処理であると判断し、即時回答の必要がないものに対しては固定式エッジサーバ40に依頼して実行させる処理であると判断する。また、情報解析部221は、情報取得部220によって取得された会話情報、生体情報、および環境情報の少なくとも一つを含む必要情報、および外部情報を軽微な処理によって解析し、解析された情報に応じて自装置(自走式エッジサーバ20)の移動先を決定する。
即時回答の必要の有無を判断する方法としては、例えば、予め質問又は回答の内容を種類毎に分類しておき、分類毎に即時回答が必要か否かをテーブルとして記憶装置212に記憶しておく。例えば、利用者からの「これから自分はどこの会議室に行くべきか?」という質問やそれに対する回答は、「利用者のスケジュール」に分類され、この分類は即時回答の必要なものとして記憶してテーブルに記憶しておく。また、利用者からの「自社のAという新商品についての販売戦略は?」という質問は「戦術又は戦略立案」に分類され、この分類は即時回答しなくてよいものとしてテーブルに記憶しておく。情報解析部221は、質問の内容から質問又はその回答がいずれの分類に属するかを判断し、記憶装置221に記憶されているテーブルを参照して即時回答が必要か否かを判断する。
なお、即時回答しなくてよい分類に属した質問を受け付けた場合は、実質的な回答は即時に行わないが、形式的には「回答については〜時間後に行います」、又は「回答についてはあなたのメールアドレス宛に後ほど送付いたします」といった回答を行うようにしてもよい。つまり、形式的な回答を即時に行ったとしても実質的な回答を即時に行わなくてよいものは、即時回答が必要ではないものとしてテーブルに記憶している。
解析依頼部222は、情報解析部221において固定式エッジサーバ40が実行すべき処理であると判断した解析処理について解析依頼要求を生成し、その解析処理に必要とされる会話情報、生体情報、環境情報とともに固定式エッジサーバ40に送信する。
移動制御部223は、自走式エッジサーバ20の現在位置を検出するとともに、必要情報を検出すべき場所に、移動装置218を制御して移動させる。具体的には、移動装置218の車輪の回転角の情報に基づいて自走式エッジサーバ20の移動距離と移動方向を算出し、記憶装置212に記憶されたワークプレイス10の地図と、カメラ214で撮影した壁や通路等の画像とを比較することによって自走式エッジサーバ20の現在位置を検出するとともに、移動装置218の動作を制御することによって自走式エッジサーバ20を情報解析部221によって決定された目的地へ移動させる。なお、移動装置218がGPS受信装置を含んでいる場合には、移動制御部223は、受信したGPS信号を解析することによって現在位置を検出してもよい。
対話制御部224は、利用者90との対話時に、利用者90に対する応答内容を生成し、利用者90と行う対話を制御する。具体的には、対話制御部224は、情報解析部221において解析された利用者90の感情、および会話の内容に応じて応答メッセージを生成し、スピーカ217に出力する。また、対話制御部224は、情報取得部220によって固定式エッジサーバ40から取得された情報を用いて利用者90との対話方法を変化させる。例えば、情報取得部220は、利用者90それぞれの感情傾向についての詳細な解析情報を固定式エッジサーバ40から取得するが、対話制御部224は、この利用者90の感情傾向についての詳細な情報を用いて利用者90に対する対話の方法、例えば言葉の速度を変化させたり、語調を変化させたりする、といった制御を行う。
サービス実行要請部225は、情報解析部221において解析された利用者90の要求に基づいてどんなロボットをどこに派遣し、どんなサービスを実行すべきかを判断し、該当する対話型ロボット60或いはサービス提供ロボット70に対してロボット派遣指示を生成して送信する。さらに、サービス実行要請部225は、情報解析部221において解析された利用者90の要求に基づいて、固定式エッジサーバ40を介して特定のサービスの実行を依頼するようにしてもよい。特定のサービスの実行には、例えばプリントジョブの印刷、複数のサービスが関連し合った業務が含まれる。
データベース226には、情報取得部220によって受信された、利用者90各人の性格や感情についてのデータ、および職場のオントロジーデータが記憶されている。
次に、図4、5を参照して、本実施形態の固定式エッジサーバ40について説明する。図4は、固定式エッジサーバ40のハードウェア構成図である。図4に示すように、固定式エッジサーバ40は、制御用マイクロプロセッサ410、メモリ411、記憶装置412、通信インタフェース413、ユーザインタフェース414を備えて構成され、それぞれ制御バス415に接続されている。制御用マイクロプロセッサ410は、記憶装置412に記憶された制御プログラムを実行することにより固定式エッジサーバ40の各部の動作を制御統括する。メモリ411には、環境センサ50から送信されてきた会話情報、生体情報、環境情報や、自走式エッジサーバ20から送信されてきた会話情報、生体情報、環境情報、および解析依頼要求が一時に的記憶される。
記憶装置412は、ハードディスク・ドライブ(HDD)やソリッド・ステート・ドライブ(SSD)等であり、固定式エッジサーバ40を制御するための制御プログラムが記憶されている。さらに、記憶装置412には、後述するデータベースが記憶される。
通信インタフェース413は、固定式エッジサーバ40が環境センサ50、およびアクセスポイント80を介して各自走式エッジサーバ20、対話型ロボット60、サービス提供ロボット70と各種データの送受信を行うための通信制御を行う。
ユーザインタフェース414は、液晶ディスプレイ等の表示装置、及びキーボードやマウス等の入力装置によって構成されており、記憶装置412に記憶されている制御プログラムを管理者が調整したりするためのものである。
図5は、固定式エッジサーバ40の機能ブロック図を示す。固定式エッジサーバ40は、記憶装置412に記憶されている制御プログラムを制御用マイクロプロセッサ410において実行することにより、図5に示されるように、情報取得部420、情報解析部421、情報送信部422、サービス実行指示部423、データベース424として機能する。
情報取得部420は、環境センサ50が検出した環境情報、会話情報、生体情報を取得し、メモリ411に記憶する。また、情報取得部420は、自走式エッジサーバ20の解析依頼部222から解析依頼要求とともに解析に必要な環境情報、会話情報、生体情報を取得し、メモリ411に記憶する。
また、情報解析部421は、情報取得部420が環境センサ50から取得した環境情報、会話情報、生体情報、および自走式エッジサーバ40から取得した自走式エッジサーバ40周囲の環境情報や自走式エッジサーバ40の近くにいる利用者90の会話情報、生体情報に基づく高度な解析処理を実行する。例えば、情報解析部421は、利用者90の一日の会話情報や生体情報に基づいて、利用者90毎の感情の変化を詳細に解析する処理を実行し、後述するデータベース424に記憶する。また、情報解析部421は、収集されたワークプレイス10内の各箇所の環境情報を詳細に解析し、ワークプレイス10内の環境についての分析結果をメモリ411、或いはデータベース424に記憶する。また、情報解析部421は、職場が必要とするオントロジーデータの解析や編集処理を実行する。
情報送信部422は、情報解析部421において解析された情報や後述するデータベース424に記憶されている情報を必要に応じて自走式エッジサーバ20に送信する。
サービス実行指示部423は、自走式エッジサーバ20から複数のサービスの実行依頼を受け付けた場合に、それをワークプレイス10内に配置されている対話型ロボット60、サービス提供ロボット70、プリンタ(図示せず)等の装置のうちのどれに実行させるか、どんな順序で実行させるかを決定し、当該サービスを実行させる対象となるロボット或いは装置に対してサービスの実行を指示する。
データベース424は、スケジュールデータ、ワークプレイス10で業務をする利用者90についての属性データ、および職場の業務に関するオントロジーデータを格納している。スケジュールデータは、利用者90毎に、それぞれの業務内容、場所、日時、および当該業務に関係する他の利用者90についての情報を含む。また、利用者90についての属性データは、利用者90の名前、所属部門、役職、性格についての情報を含む。職場の業務に関するオントロジーデータは、業務に関係する様々な情報を整理して体系づけ、コンピュータが理解可能な形式で明示的に記述されたものであり、情報解析部421によって解析処理されたものである。
次に、図6を参照して、本実施形態における自走式エッジサーバ20における処理の流れを説明する。図6は、本実施形態の自走式エッジサーバ20の処理の流れを示すフローチャートである。ステップS601において、自走式エッジサーバ20の情報取得部220は、環境センサ50から大まかな環境情報、会話情報、生体情報を取得する。或いは、情報取得部220は、自装置(自走式エッジサーバ20)のカメラ214によって利用者90が手招きをする等の動作を撮影した場合に、その情報を取得する。或いは、情報取得部220は、固定式エッジサーバ40から特定の箇所に移動して情報を収集するようにという指示を取得する。さらに情報取得部220は、固定式エッジサーバ40から詳細に解析された情報を取得する。この情報には、例えば、利用者90各人の感情傾向や生体情報の解析結果、職場の業務に関係したオントロジーデータ等が含まれる。
ステップS602において、情報解析部221は、取得した情報が固定サーバ40において解析された情報であるか否か、つまり解析結果のダウンロードに相当するか否かを判定し、解析された情報のダウンロードであると判断された場合には、ステップS603に進み、その情報をデータベース226に記憶する。解析された情報のダウンロードではないと判断された場合には、ステップS604に進む。
ステップS604において、情報解析部221は、取得した情報に基づいて自装置(自走式エッジサーバ20)がどこへ移動すべきかを判断し目的地を決定する。そして、移動制御部223が自装置の現在位置を検出しつつ目的地まで自装置(自走式エッジサーバ20)を移動させる。
自走式エッジサーバ20が目的地に到着すると、ステップS605において、情報取得部220は、必要情報、つまり、自走式エッジサーバ20周辺の詳細な環境情報、自走式エッジサーバ20の近くに存在する対象となる利用者90の詳細な会話情報および詳細な生体情報を取得し、メモリ211に記憶する。
ステップS606において、情報解析部221は、情報取得部220によって取得された会話情報、生体情報、および環境情報を自装置(自走式エッジサーバ20)で解析するか、固定式エッジサーバ40に依頼して解析するかを判断する。例えば、情報解析部221は、優先度や緊急度が高い処理を自装置(自走式エッジサーバ20)において解析する処理と判断し、優先度や緊急度が低い処理を固定式サーバ40に依頼して解析する処理と判断する。或いは、情報解析部221は、軽微な解析処理を自走式エッジサーバ20において実行する処理と判断し、より複雑で高度な解析処理を固定式エッジサーバ40において実行する処理と判断する。
ステップS606において、解析処理が固定式エッジサーバ40に依頼して実行すべきものであると判断された場合には、ステップS607に進み、解析依頼部222は解析依頼要求を生成し、その解析処理に必要とされる会話情報、生体情報、環境情報とともに固定式エッジサーバ40に送信し、処理を終了する。なお、この情報の送信は、連続的に行ってもよいし、所定期間毎に一定量の情報をまとめて、解析依頼要求とともに固定式エッジサーバ40に対して送信するようにしてもよい。
ステップS606において、解析処理が自装置(自走式エッジサーバ20)において実行すべきものであると判断された場合には、ステップS608に進み、情報解析部221がステップS605において取得した環境情報、会話情報、生体情報の解析処理を実行する。なお、自走式エッジサーバ20において実行される解析処理は、固定式エッジサーバ40で実行される解析処理に比べて軽微なものである。また、解析処理を行う主体は択一的に選択されるものでなくてもよい。例えば、軽微な処理を自装置(自走式エッジサーバ20)で実行するとともに、より複雑で高度な処理を固定式エッジサーバ40で実行する、というように解析処理を分担してもよい。
ステップS609において、サービス実行要請部225は、上記ステップS606において解析された情報に基づいて、どんなサービスを実行すべきか、自装置(自走式エッジサーバ20)のみでサービスを実行するのか、それともロボットにサービスを実行させるか、さらには固定式エッジサーバ40にサービスの実行指示を依頼するか否かを判断する。そしてロボットにサービスを実行させると判断した場合には、ワークプレイス10内で稼働しているどの対話型ロボット60、サービス提供ロボット70にサービスを実行させるかを決定する。
ステップS610において、サービス実行要請部225は、上記ステップS609において特定されたサービスを対話型ロボット60、サービス提供ロボット70に実行させるためのロボット派遣指示を生成し、当該サービス実行の対象となる対話型ロボット60或いはサービス提供ロボット70に送信する。或いは、固定式エッジサーバ40を介してサービス実行の指示を依頼する場合には、サービス実行要請部225は、サービス実行要請依頼を生成し、これを固定式エッジサーバ40に送信する。さらに、サービス実行要請部225が自装置においてサービスを実行すると判断した場合には、対話制御部224が、データベース226から必要な情報を抽出し、利用者90に対する応答内容を生成し、スピーカ217に出力する。
次に、上記のフローチャートに従って自走式エッジサーバ20を動作させた場合の情報制御システム10の適用例を幾つか説明する。
[対話の円滑化]
固定式エッジサーバ40の情報解析部421は、データベース424に記憶されているスケジュールデータを参照し、例えば会議が行われると認識した場合に、会議に出席する出席者の性格、言語、役職等の情報をデータベース424の社員属性データから取得し、普段から相性が良くない利用者90が同席する場合、外交的な利用者90と内向的な利用者90とが同席する場合、言語の異なる利用者90が同席する場合、或いは社長や役職の高い利用者90が出席する場合、年齢の若い利用者90が多く出席する場合であると判断する場合、サービス実行指示部423によって自走式エッジサーバ20に対して会議が行われている場所まで移動し、出席者同士の対話がうまくいっているかどうかに関する情報を収集するようにという指示を生成して、自走式エッジサーバ20に送信する。複数の会議が同時期に開かれるような場合には、それぞれの状況に応じて優先度を設定しておき、優先度の高い会議や状況を優先して自走式エッジサーバ20を派遣するようにしてもよい。
自走式エッジサーバ20では、固定式エッジサーバ40からの情報収集の指示を受信すると(ステップS601)、情報取得部220が取得した情報に基づいて自装置(自走式エッジサーバ20)が移動すべき場所(例えば、会議室)を判断し、目的地を決定する。そして、移動制御部223が自装置の現在位置を検出しつつ目的地まで自装置を移動させる(ステップS604)。自走式エッジサーバ20が目的地に到着すると、情報取得部220は、会議における自走式エッジサーバ20周辺の詳細な環境情報、利用者90の会話情報および詳細な生体情報を取得し、メモリ211に記憶する(ステップS605)。
そして、情報解析部221は、情報取得部220によって取得された、会議時における会話情報、生体情報、および環境情報のうち、例えば、利用者90の生体情報の変化、対話内容の詳細な解析は固定式サーバ40において実行すべき処理と判断し、簡単な質問に対する回答や情報提供に関する処理、および利用者90の大まかな感情の変化に基づく処理は、自装置(自走式エッジサーバ20)において解析すべき処理であると判断する(ステップS606)。
解析依頼部222は、利用者90の生体情報の変化、対話内容の詳細な解析を固定サーバ40に対して依頼する(ステップS607)。また、利用者90からの質問に対しては、それを自装置のみでサービスを実行可能と判断し(ステップS606)、対話制御部224がデータベース226に記憶されたオントロジーデータを参照して適切な応答を行う。また、情報解析部421が、出席している利用者90の表情、体温、音量等に基づいて、意思の疎通がうまくいっていないと大まかに判断したような場合には(ステップS608)、サービス実行要請部225は、会議を円滑に行うために、対話型ロボット60の助けが必要であると判断し(ステップS609)、その場合、サービス実行要請部225は、対話型ロボット60に対して会議室に移動し、会話の間に入って意思の疎通のサポートを行うよう指示する旨のロボット派遣指示を生成し、該当する対話型ロボット20に送信する(ステップS610)。
また、例えば、固定式エッジサーバ40のデータベース424に記憶されている情報に基づいて、外国語を話す利用者90が会議に出席していると判断されるような場合で、情報解析部221により、言語の障壁によって意思の疎通が円滑でないと解析された場合(ステップS608)、サービス実行要請部225は会議を円滑に行うために通訳が必要であると判断する(ステップS609)。その場合、サービス実行要請部225は、対話型ロボット60に対して会議室に移動して通訳を行う旨のロボット派遣指示を生成し、該当する対話型ロボット20に送信する(ステップS610)。
対話型ロボット60は、自走式エッジサーバ20からのロボット派遣指示を受信すると、会議室まで移動し、複数の利用者90相互の会話を通訳することにより、会議の円滑化を図る。また、固定式エッジサーバ40の情報取得部420は、自走式エッジサーバ20の解析依頼部222から送信されてきた対話情報、生体情報、および環境情報を取得し、情報解析部421は、それらの情報の詳細な解析を行い、利用者90の1日の感情や生体情報の変化、および職場の業務に関連するオントロジーデータ等、データベース424に記憶されている情報の更新を行う。固定式エッジサーバ40のデータベース424において更新された情報は、情報送信部422により自走式エッジサーバ20に送信され、自走式エッジサーバ20のデータベース226に記憶される、つまりデータの更新が行われる。
なお、自走式エッジサーバ20のデータベース226において更新された情報は、その後の自走式エッジサーバ20と利用者90との対話に利用される。例えば、自走式エッジサーバ20が利用者90と対話を行う際に、対話制御部224はデータベース226に記憶されている、利用者90についての更新された情報に基づいて会話方法を変化させる。例えば、外交的な傾向が強い利用者90と対話する場合には、外交的な傾向が強くない利用者90と対話する場合に比べて速度を速めて対話を行うようにしてもよい。
[利用者の観察]
固定式エッジサーバ40の情報解析部421は、情報取得部420によって環境センサ50から取得した特定の利用者90の生体情報、データベース424の社員属性データから取得した当該利用者90の生体情報を解析して、当該特定の利用者90の体調が悪いと判断する。例えば、利用者90Aの体温が高い場合、或いは著しく低い場合等である。そのような場合、固定式エッジサーバ40のサービス実行指示部423は、当該特定の利用者90Aの場所まで移動し、当該利用者90Aについての情報を収集するようにという指示を生成し、自走式エッジサーバ20に送信する。
自走式エッジサーバ20の情報取得部220が固定式エッジサーバ40からの指示を受信すると(ステップS601)、情報解析部221は、情報取得部220が取得した情報に基づいて自装置(自走式エッジサーバ20)が移動すべき場所(つまり当該利用者20の現在位置)を判断し、目的地を決定する。そして、移動制御部223が自装置の現在位置を検出しつつ目的地まで自装置を移動させる(ステップS604)。自走式エッジサーバ20が目的地に到着すると、情報取得部220は、当該利用者90Aの周辺の詳細な環境情報、利用者90Aの詳細な会話情報および詳細な生体情報を取得し、メモリ211に記憶する(ステップS605)。ここで、生体情報には、体温以外にも、脈拍、呼吸の回数、表情等が含まれる。
そして、情報解析部221は、情報取得部220によって取得された、当該特定の利用者90の会話情報、生体情報、および環境情報のうち、自装置(自走式エッジサーバ20)において解析すべき処理と固定式サーバ40において解析すべき処理とを判断し、簡単な質問に対する回答や情報提供に関する処理は、自装置(自走式エッジサーバ20)において解析すべき処理であると判断し、当該利用者90Aの業務環境、業務状態、生体情報、他の利用者90(例えば、利用者90B)との間で交わされた会話情報についての解析については固定式エッジサーバ40において解析すべき処理と判断する(ステップS606)。
解析依頼部222は、利用者90Aの業務環境、業務状態、生体情報の変化、会話内容の詳細な解析を固定サーバ40に対して依頼する(ステップS607)。また、利用者90Aからの質問に対しては、それを自装置のみでサービスを実行可能と判断し(ステップS606)、対話制御部224がデータベース226に記憶されたオントロジーデータを参照して適切な応答を行う。
また、情報取得部220は、自装置のデータベース226或いは固定式エッジサーバ40のデータベース424に記憶されている当該利用者90Aのスケジュールデータを参照し、所定時間経過後に当該利用者90Aが業務を行っているであろう場所を推定し、所定時間経過後に移動制御部223によって当該利用者90Aがいると推定される場所に自装置を移動させる。自走式エッジサーバ20が当該目的地に移動したものの、当該利用者90Aがいない場合には、環境センサ50や他の自走式エッジサーバ20によって撮影される環境情報を取得し、当該利用者90Aの位置を特定し、そこへ移動するようにしてもよい。
固定式サーバ40においては、情報取得部420によって自走式エッジサーバ20から送信されてきた当該利用者90Aの業務環境、業務状態、生体情報の変化、会話内容についての情報を取得し、情報解析部421によってそれらの情報を詳細に解析する。その結果、例えば、当該利用者90Aのそばに別のある特定の利用者90Bがいるときに限って利用者90が憂鬱になっているということが判明したとする。その場合、サービス実行指示部423は、対話型ロボット20に対して、上司にそのことを報告するように指示を与えるとともに、自走式エッジサーバ20に対して当該利用者90Aと他の利用者90Bとの相性が悪いので、対話の補助を行うように指示を送信する。
[仕事の収集と依頼]
自走式エッジサーバ20の移動制御部223は、ワークプレイス10内の各所を巡回しながら移動するように移動装置218の動作を制御する。そして、カメラ214によって利用者90が手招きをする等の動作を撮影した場合に、その情報を情報取得部220により取得し(ステップS601)、情報解析部221は、取得した情報に基づいて自装置(自走式エッジサーバ20)が手招きをした当該利用者90の場所まで移動して利用者90の要求を伺うべきであることを判断し、移動制御部223が利用者90の場所まで自装置を移動させる(ステップS604)。
次いで、自走式エッジサーバ20の情報取得部20は、当該利用者90が口頭で伝えた要求を取得し、その内容をメモリ211に記憶する(ステップS605)。利用者90の要求としては、例えば、特定の資料のプリントアウトが挙げられる。利用者90が特定の資料とその部数を口頭で自走式エッジサーバ20に伝えると、自走式エッジサーバ20の情報解析部221は、当該資料に対応する文書ファイル名を、データベース226を参照することにより特定するとともに、当該ファイルを印刷ジョブとしてプリントアウトする処理は、固定式エッジサーバ40に依頼して実行させるべきものであると判断する(ステップS606)。解析依頼部222は、固定式エッジサーバ40に対してプリントアウトすべき文書ファイル名、或いはそのファイルデータと部数を含む印刷ジョブを生成し、固定式エッジサーバ40に送信する(ステップS607)。
自走式エッジサーバ20のサービス実行要請部225は、プリントアウトされた印刷物を、印刷を要請した利用者90のところに運搬するというサービスを実行させるためのロボット派遣指示を生成し、サービス提供ロボット70(例えば、物品運搬ロボット)にロボット派遣指示を送信する(ステップS610)。
利用者90が自走式エッジサーバ20に対して行う要求には、特定資料のプリントアウトだけでなく、物品の運搬や、プロジェクタの準備、ホワイトボードの準備といったものも含まれる。その場合、自走式エッジサーバ20の情報取得部20は、当該利用者90が口頭で伝えた要求を取得し(ステップS605)、その内容をメモリ211に記憶する。そして情報解析部221は、それらの要求を解析し、自装置(自走式エッジサーバ20)において処理すべき要求であると判断し(ステップS606)、利用者90が必要とするサービスを特定するとともにどのロボットにサービスを実行させるかを決定し(ステップS609)、ロボット派遣指示を生成し、対象となるサービス提供ロボット70に当該ロボット派遣指示を送信する(ステップS610)。対象となるサービス提供ロボット70は、例えば、運搬ロボット、プロジェクタロボット等、特定の機能を有し、物品を運搬したり、プロジェクタ投影を行ったりするといったサービスを提供可能である。
図7を参照して、本実施形態の固定式エッジサーバ40における処理の流れを説明する。図7は、本実施形態の固定式エッジサーバ40における処理の流れを示すフローチャートである。ステップS701において、固定式エッジサーバ40の情報取得部420が環境センサ50、自走式エッジサーバ20から情報を取得する。ステップS702において、情報解析部421は、上記ステップS701において取得した情報に基づいて、自走式エッジサーバ40を所定箇所に派遣して情報を収集すべきか否かを判定する。
例えば、環境センサ50によって大まかな環境情報を取得したものの、さらに詳細な情報を取得すべきであると情報解析部421が判断した場合や、データベース226のスケジュールデータを取得することによって会議があるためその状況を詳細に分析したり、対話を円滑にするための補助が必要であると情報解析部421が判断した場合等が、自走式エッジサーバ40を派遣する場合に相当する。自走式エッジサーバ40を派遣して情報を収集すべきであると判断された場合には、サービス実行指示部423は、移動すべき場所、また収集すべき情報についての指示を生成し、自走式エッジサーバ20に対して送信し、処理を終了するか、或いはステップS701の処理に戻る。
上記ステップS702において、自走式エッジサーバ20を派遣しないと判断された場合、ステップS704に進み、情報解析部421は、情報取得部420によって取得された情報の詳細な解析処理を行うか否かを判断する。例えば、自走式エッジサーバ20から解析依頼要求とともに詳細な会話情報、生体情報、環境情報を取得した場合には、詳細な解析処理を行うものと判断する。その場合、ステップS705に進み、情報解析部421は、取得した詳細な情報についての高度な解析処理を行う。ステップS706において、情報解析部421は、解析した情報をデータベース424に保存する。ステップS707において、情報送信部422は、データベース424に保存されている、解析された情報を自走式エッジサーバ20に送信し、処理を終了するか、或いはステップS701の処理に戻る。
上記ステップS703において、情報取得部420によって取得された情報の詳細な解析処理を行わないと判断した場合には、ステップS708に進み、情報解析部421は、対話型ロボット60、サービス提供ロボット70、或いはプリンタや複合機等の画像形成装置に対してサービスの実行を指示するか否かを判断する。例えば、ステップS701において取得した情報が、自走式エッジサーバから受信したサービス事項要請依頼である場合には、サービス実行の指示を行うと判断する。その場合、ステップS709に進み、サービス実行指示部423は、サービスを実行すべきロボットや画像形成装置を選択し、ステップS710において、サービス実行指示を生成し、対象となる対話型ロボット60、サービス提供ロボット70、或いは画像形成装置に送信し、処理を終了するか、或いはステップS701の処理に戻る。
ステップS708において、情報解析部421が、サービスの実行を指示しないと判断した場合には、処理を終了するかステップS701の処理に戻る。
なお、上記の処理においては、固定式サーバ40の情報解析部421は、情報取得部420によって取得した詳細な情報を随時解析した場合について説明した。しかしながら、本発明においては、詳細な解析処理は特定のタイミングで開始するようにしたり、固定式サーバ40において他の処理が行われていない時間帯に実行するようにしてもよい。例えば、情報取得部420によって取得された大量の詳細情報の詳細な解析処理を夜間に実行し、解析処理結果を情報送信部422により、各自走式エッジサーバ20に送信してもよい。
10 ワークプレイス
20 自走式エッジサーバ
40 固定式エッジサーバ
50 環境センサ
60 対話型ロボット
70 サービス提供ロボット
80 アクセスポイント
90 利用者
100 情報処理システム
210 制御用マイクロプロセッサ
211 メモリ
212 記憶装置
213 通信インタフェース
214 カメラ
215 温度センサ
216 マイクロフォン
217 スピーカ
218 移動装置
219 制御バス
220 情報取得部
221 情報解析部
222 解析依頼部
223 移動制御部
224 対話制御部
225 サービス実行要請部
226 データベース
410 制御用マイクロプロセッサ
411 メモリ
412 記憶装置
413 通信インタフェース
414 ユーザインタフェース
415 制御バス
420 情報取得部
421 情報解析部
422 情報送信部
423 サービス実行指示部
424 データベース

Claims (7)

  1. 会話情報、生体情報、および環境情報の少なくとも一つを必要情報として検出する検出手段と、
    検出された必要情報を解析する解析手段と、
    移動装置と、
    前記必要情報を検出すべき場所に、前記移動装置を制御して移動させる移動制御手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記解析手段は、解析された情報に応じて前記情報処理装置の移動先を決定する請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記情報処理装置は、外部の検出手段によって検出した会話情報、生体情報、および環境情報の少なくとも一つを含む外部情報を取得する取得手段をさらに備え、
    前記解析手段は、取得した外部情報を解析することによって前記情報処理装置の移動先を決定する請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置は、検出された必要情報を解析する処理の一部を、他の情報処理装置に依頼して実行させる依頼手段を備える請求項1から3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記依頼手段は、処理時間が所定値を超えると予想される処理を、前記他の情報処理装置に依頼して実行させる請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置は、対話制御手段を備え、
    前記必要情報が会話情報である場合に、前記解析手段は、即時回答の必要のあるものに対しては前記対話制御手段によって利用者に対する回答を行い、即時回答の必要がないものに対しては前記依頼手段によって他の情報処理装置に依頼して実行させる請求項4記載の情報処理装置。
  7. 前記情報処理装置は、他の情報処理装置において解析された情報を取得する取得手段を備え、
    前記対話制御手段は、前記取得された情報を用いて利用者との対話方法を変化させる請求項6に記載の情報処理装置。
JP2016217741A 2016-11-08 2016-11-08 情報処理装置 Pending JP2018077599A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016217741A JP2018077599A (ja) 2016-11-08 2016-11-08 情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016217741A JP2018077599A (ja) 2016-11-08 2016-11-08 情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018077599A true JP2018077599A (ja) 2018-05-17

Family

ID=62150346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016217741A Pending JP2018077599A (ja) 2016-11-08 2016-11-08 情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018077599A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022516913A (ja) * 2019-01-03 2022-03-03 ネイバーラボス コーポレーション エンドデバイス、エンドデバイスを制御するためのエッジサーバ、およびクラウドサーバを含む三者間通信システムとこの動作方法
JP2022524270A (ja) * 2019-01-09 2022-05-02 マーゴ ネットワークス プライベート リミテッド コンテンツ配信ネットワークのシステム及び方法

Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002166379A (ja) * 2000-09-19 2002-06-11 Toyota Motor Corp 移動体搭載用ロボット及びこれを搭載した移動体
JP2003291083A (ja) * 2002-03-28 2003-10-14 Toshiba Corp ロボット装置、ロボット制御方法及びロボット配送システム
JP2004029908A (ja) * 2002-06-21 2004-01-29 Casio Comput Co Ltd サポートシステムおよびプログラム
JP2005329515A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Hitachi Ltd サービスロボットシステム
JP2005342862A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Nec Corp ロボット
JP2008142876A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ロボットによるサービスシステムにおけるサービス対象者判別方法と該方法を用いたロボットによるサービスシステム
JP2008260107A (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Yaskawa Electric Corp 移動ロボットシステム
JP2008278981A (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Advanced Telecommunication Research Institute International 性格判別装置、性格判別方法、コミュニケーションロボットおよび電子機器
JP2009136974A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Honda Motor Co Ltd 移動ロボット
JP2010120129A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ロボット連携システム、ロボット連携方法及びプログラム
JP2012083991A (ja) * 2010-10-13 2012-04-26 Fuji Xerox Co Ltd ジョブ実行管理装置、ジョブ実行装置、ジョブ実行システム及びプログラム
JP2012173013A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Fujitsu Ltd 推定位置評価システム及びプログラム
JP2013054698A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Nec Corp 会話検出システム、会話検出装置、会話検出方法およびプログラム
JP2014522053A (ja) * 2011-08-02 2014-08-28 マイクロソフト コーポレーション テレプレゼンスセッションを実行するためのシステム、方法及び記憶媒体
JP2016012878A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置、情報処理プログラム及び移動装置制御システム
WO2016072116A1 (ja) * 2014-11-07 2016-05-12 ソニー株式会社 制御システム、制御方法、および記憶媒体

Patent Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002166379A (ja) * 2000-09-19 2002-06-11 Toyota Motor Corp 移動体搭載用ロボット及びこれを搭載した移動体
JP2003291083A (ja) * 2002-03-28 2003-10-14 Toshiba Corp ロボット装置、ロボット制御方法及びロボット配送システム
JP2004029908A (ja) * 2002-06-21 2004-01-29 Casio Comput Co Ltd サポートシステムおよびプログラム
JP2005329515A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Hitachi Ltd サービスロボットシステム
JP2005342862A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Nec Corp ロボット
JP2008142876A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ロボットによるサービスシステムにおけるサービス対象者判別方法と該方法を用いたロボットによるサービスシステム
JP2008260107A (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Yaskawa Electric Corp 移動ロボットシステム
JP2008278981A (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Advanced Telecommunication Research Institute International 性格判別装置、性格判別方法、コミュニケーションロボットおよび電子機器
JP2009136974A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Honda Motor Co Ltd 移動ロボット
JP2010120129A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ロボット連携システム、ロボット連携方法及びプログラム
JP2012083991A (ja) * 2010-10-13 2012-04-26 Fuji Xerox Co Ltd ジョブ実行管理装置、ジョブ実行装置、ジョブ実行システム及びプログラム
JP2012173013A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Fujitsu Ltd 推定位置評価システム及びプログラム
JP2014522053A (ja) * 2011-08-02 2014-08-28 マイクロソフト コーポレーション テレプレゼンスセッションを実行するためのシステム、方法及び記憶媒体
JP2013054698A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Nec Corp 会話検出システム、会話検出装置、会話検出方法およびプログラム
JP2016012878A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置、情報処理プログラム及び移動装置制御システム
WO2016072116A1 (ja) * 2014-11-07 2016-05-12 ソニー株式会社 制御システム、制御方法、および記憶媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022516913A (ja) * 2019-01-03 2022-03-03 ネイバーラボス コーポレーション エンドデバイス、エンドデバイスを制御するためのエッジサーバ、およびクラウドサーバを含む三者間通信システムとこの動作方法
JP2022524270A (ja) * 2019-01-09 2022-05-02 マーゴ ネットワークス プライベート リミテッド コンテンツ配信ネットワークのシステム及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107498553B (zh) 机器人控制系统和机器人控制方法
JP6947852B2 (ja) 複数のコンピューティングデバイスを使用したインターホン式の通信
CN112075075B (zh) 用于促进远程会议的方法和计算机化智能助理
JP6761598B2 (ja) 感情推定システム、感情推定モデル生成システム
JP7024282B2 (ja) 自走式サービス提供装置及びサービス提供システム
EP3248736B1 (en) Control system for controlling a plurality of robots according to their use probability
KR102290408B1 (ko) 이미지 및/또는 다른 센서 데이터 기반의 자동화 어시스턴트 요청 해결
US11455701B2 (en) Presenting context-based guidance using electronic signs
KR20170023115A (ko) 통신들 및 관련 기능들의 채팅―기반 지원
US10708721B2 (en) Voice assistance direction
JP7095220B2 (ja) ロボット制御システム
JP7101815B2 (ja) 案内ロボット制御装置、及び、それを用いた案内システム、並びに、案内ロボット制御方法
JP2018149645A (ja) 情報提供装置および情報提供システム
JPWO2020129309A1 (ja) 案内ロボット制御装置、及び、それを用いた案内システム、並びに、案内ロボット制御方法
JP6125445B2 (ja) ライフログ記録システム及びそのプログラム
US20220035840A1 (en) Data management device, data management method, and program
JPWO2020129311A1 (ja) 案内ロボット制御装置、及び、それを用いた案内システム、並びに、案内ロボット制御方法
JP2018077599A (ja) 情報処理装置
JP7038232B2 (ja) 案内ロボット制御装置、及び、それを用いた案内システム、並びに、案内ロボット制御方法
JP6985230B2 (ja) 業務分析サーバ、業務分析方法、および業務分析プログラム
US20220036381A1 (en) Data disclosure device, data disclosure method, and program
García et al. Determining and locating the closest available resources to mobile collaborators
US20180285829A1 (en) Agent apparatus and method
Lu et al. Implementation of Engagement Detection for Human–Robot Interaction in Complex Environments
JP7509844B2 (ja) 制御システム及び制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200907

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20201102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210729

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211116