JP2005327503A - コネクタ - Google Patents

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Abstract


【課題】 端子収容部が折損するのを回避する。
【解決手段】 雄側ハウジング10は、端子収容部13と端子収容部13より一回り大きなフード部11とを備える。端子収容部13には、上面及び両側面の三方に開口するリテーナ装着孔19が設けられている。リテーナ50は、一対の側片53を有し、この一対の側片53が端子収容部13の両側面を弾性的に挟み込みつつ上方からリテーナ装着孔19に差し込まれ、各側片53を拡開させつつ本係止位置に至り、雄側端子金具30を抜け止め状態で係止する。フード部11と端子収容部13との間には補強部14が架設されている。補強部14は、端子収容部13の両側面との間に各側片53の拡開動作を許容する撓み空間Sを介在させつつ各側片53に対向して配置される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リテーナを備えたコネクタに関する。
従来より、雄コネクタとして、雄端子金具を収容可能なキャビティを有する端子収容部と、この端子収容部よりも一回り大きく形成されて端子収容部の前方に突出するフード部と、一対の側片を有して端子収容部の外側面を跨ぐように装着されるリテーナとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。 端子収容部には底面及び両側面の三方に開口するリテーナ装着孔が設けられている。リテーナは、端子収容部の底面からリテーナ装着孔に差し込まれ、各側片の拡開動作を伴ないつつキャビティ内に進入して雄端子金具を抜け止め状態で係止するようになっている。
特開平8−287992号公報
ところで、仮に、上記の端子収容部が端子極数の減少に伴ない一層小型になった場合に、端子収容部に対してこじり動作を誘発するような外力が作用すると、端子収容部は、三方に開口するリテーナ装着孔の形成によって強度的に弱くなっていることに起因して、リテーナ装着孔の形成部位から折損する事態が起こり得た。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、端子収容部が折損するのを回避することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、端子金具を収容可能なキャビティを有する端子収容部と、前記端子収容部に連設されるとともにこの端子収容部より一回り大きな筒状に形成されたフード部と、前記端子収容部の外壁面のうちの一面とそれを挟んだ両側面の三方に開口するとともに前記キャビティに連通するリテーナ装着孔と、基部とこの基部の両端から突出する一対の側片とを有し、この一対の側片が前記端子収容部の両側面を弾性的に挟み込みつつ前記端子収容部の一面における前記リテーナ装着孔の開口から差し込まれ、前記各側片を拡開させつつ正規の係止状態になることで前記キャビティに収容された前記端子金具を抜け止めするリテーナと、前記フード部と前記端子収容部との間に架設されるとともに、前記端子収容部の両側面との間に前記各側片の前記拡開動作を許容する撓み空間を介在させつつ前記各側片に対向して配置される補強部とを備えている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記補強部の外壁面と前記フード部の外壁面とが面一状に連なっているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記フード部には、相手側端子金具を収容可能な相手側ハウジングが嵌合可能とされ、前記リテーナは、前記リテーナ装着孔と前記相手側ハウジングに設けられた相手側リテーナ装着孔のいずれにも装着可能とされているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
端子収容部は、この端子収容部とフード部との間に架設された補強部によって補強されているから、こじり動作を誘発する外力を受けても折損する事態を回避できる。また、補強部が各側片の拡開動作を許容する撓み空間を介在させつつ各側片に対向して配置されているから、各側片が外部から保護されるとともにその円滑な拡開動作が保障される。
<請求項2の発明>
補強部の外壁面とフード部の外壁面とが面一状に連なることで段差を有していないことから、補強部とフード部との連設部位に外力が集中することがなく、端子収容部が折損する事態を確実に回避できる。
<請求項3の発明>
雌雄の両コネクタに装着されるリテーナを共有化しているから、雄コネクタ用と雌コネクタ用とでリテーナを作り分けしなくて済み、部品点数を削減できる。また、管理面での煩雑さがなくなる。ここで、リテーナを共有化した場合には、相手側ハウジングが小型になると、それに対応して端子収容部も小型にする必要があり、かかる小型化に伴ない端子収容部が折損する可能性が高くなるが、本発明においては、補強部によって端子収容部が折損する事態を回避しているので、たとえ相手側ハウジングが小型になってもリテーナを共有化する上で支障となることはない。
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1ないし図12によって説明する。本実施形態にかかるコネクタは、雌側ハウジング90と嵌合可能な雄側のコネクタであり、雄側端子金具30を収容可能な雄側ハウジング10と、雄側端子金具30を係止するためのリテーナ50とを備えている。なお、以下の説明において、前後方向については、雌雄の両ハウジング10,90の嵌合面側を前方とする。
まず、相手側となる雌側ハウジング90について簡単に説明すると、雌側ハウジング90は、図12に示すように、合成樹脂材によって全体として略ブロック状に形成されており、その内部には雌側端子金具(図示せず)が収容可能とされている。雌側ハウジング90の上面には雄側ハウジング10との正規嵌合時にロックを行うためのロック突起(図示せず)が設けられている。そして、雌側ハウジング90には底面及び両側面の三方に開口するリテーナ装着孔(以下、相手側リテーナ装着孔91という)が設けられている。また、雌側ハウジング90の両側面における相手側リテーナ装着孔91の孔周り部分には、リテーナ50に備えられた一対の側片53によって被覆され得るリテーナ装着面(以下、相手側リテーナ装着面92という)が設けられている。
続いて、雄側端子金具30について説明する。雄側端子金具30は、導電性金属板を所定形状に打ち抜いたあと折り曲げ加工等を施して形成され、図8に示すように、全体として前後方向に細長く、端子本体31の前方に細長いタブ32が突出して設けられている。タブ32は、雄側ハウジング10に設けられたフード部11の内部に突出して配されている。また、端子本体31の後方には、電線Wの端末の芯線部分にかしめ付けられるワイヤーバレル32が連設され、さらにワイヤーバレル32の後方には、電線Wの被覆部分にかしめ付けられるインシュレーションバレル33が連設されている。端子本体31の上面には係止突部32が設けられ、この係止突部32の後面に後述するランス12が係止可能とされている。また、端子本体31の後端あご部33にはリテーナ50の抜け止め突部55(後述する)が係止可能とされている。
次いで、雄側ハウジング10について説明する。雄側ハウジング10は、合成樹脂材により一体に形成され、端子収容部13と、端子収容部13の前方に設けられたフード部11と、フード部11の後方かつ端子収容部13の側方において双方間に架設された補強部14とからなる。フード部11は、端子収容部13より一回り大きな角筒状に形成され、前方が開口してその内部に雌側ハウジング90を嵌め入れ可能としている。フード部11の上面にはロック孔15が貫通して設けられ、雌雄の両ハウジング10,90が正規嵌合したときに雌側ハウジング90のロック突起を係入可能としている。またこのときには、フード部11内に突出した雄側端子金具30のタブ32と雌側ハウジング90内の雌側端子金具とが正規の接続状態となっている。
フード部11の底面には、図8に示す取付け体88の挿入を許容する進入空間Qが前後に貫通して設けられている。フード部11のうち進入空間Qの下側に位置する壁部16には、弾性ロック片17が後方へ向けて延出して設けられ、弾性ロック片17の延出端には進入空間Q側へ向けて突出するロック突部17Aが設けられている。雄側ハウジング10は、取付け体88に対して前方から組み付けられ、ロック突部17Aが取付け体88に設けられた取付け孔89に弾性的に係入することにより、取付け体88に対して固定されるようになっている。
端子収容部13には前後方向に貫通するキャビティ18が横並びで二つ設けられている(図3参照)。各キャビティ18の内壁には上下方向に撓み可能なランス12が設けられ、雄側端子金具30の係止突部32と弾性的に係止可能となっている。また、端子収容部13には、図2及び図4に示すように、上面及び両側面の三方に開口するとともにキャビティ18に連通するリテーナ装着孔19が設けられている。端子収容部13の両側面におけるリテーナ装着孔19の孔周り部分にはリテーナ50の各側片53によって被覆され得るリテーナ装着面20が設けられている。リテーナ装着面20及びリテーナ装着孔19は、雌側ハウジング90に設けられた相手側リテーナ装着面92及び相手側リテーナ装着孔91とほぼ同一の形態とされており、リテーナ50は、相手側リテーナ装着面92にも装着可能とされるとともに相手側リテーナ装着孔91にも差し込み可能とされている。
また、リテーナ装着面20と連なる前後の端面にはアリ溝20Aが形成されており、このアリ溝20Aにリテーナ50の各側片53の前後両縁部に形成されたテーパ状の切り欠き縁50Aが係合することでリテーナ50の過度撓みが規制されるようになっている。
端子収容部13の上壁においてリテーナ装着孔19の開口を挟んだ前方領域13Aはその後方領域13Bよりも肉厚で隆起状に形成されている。端子収容部13の前方領域13Aにおいてリテーナ装着孔19を臨む面は前方へ向けて昇り勾配をなす治具案内面13Eとされ、この治具案内面13Eに沿ってリテーナ装着孔19に嵌着されたリテーナ50を取り外すための治具(図示せず)が案内されるようになっている。また、ランス12は、その付け根部分が前方領域13Aの後端部に接続され、そこから前方へ向けて延出して設けられている。
リテーナ装着面20におけるリテーナ装着孔19の開口縁の直前方には、第一の仮係止部21が突設され、これと対をなすように、リテーナ装着面20におけるリテーナ装着孔19の開口縁の直後方には第二の仮係止部22が突設されている。また、リテーナ装着面20におけるリテーナ装着孔19の開口縁の直下方には本係止部23が突設されている。リテーナ50は、その係止受け部51(後述する)が第一及び第二の仮係止部21,22のそれぞれに係止されることで仮係止位置に留め置かれ、この仮係止位置にて雄側端子金具30のキャビティ18への挿抜を許容し、そこからさらに深く差し込まれて係止受け部51が本係止部23に係止されることで本係止位置に留め置かれ、この本係止位置にて雄側端子金具30を抜け止め状態で係止するようになっている。なお、本発明における正規の係止状態とは、リテーナ50が本係止位置に留め置かれた状態をいう。
第一の仮係止部21は、前後寸法と上下寸法のいずれもが第二の仮係止部22よりも一回り大きく形成されている。詳しくは、第一の仮係止部21はリテーナ装着孔19の開口縁の前縁に沿って上下に長く延出して形成され、第二の仮係止部22の上縁は第一の仮係止部21の上下方向略中央位置とほぼ同じ高さ位置にあり、かつ、第二の仮係止部22の下縁は第一の仮係止部21の下縁とほぼ同じ高さ位置にある。また、第一の仮係止部21の前後寸法は、第二の仮係止部22の前後寸法の概ね二倍である。そして、第一及び第二の仮係止部21,22の下面は、略水平に形成されたフラット面として構成され、本係止位置におけるリテーナ50の抜け出しを規制するようになっている。
本係止部23は、その前端位置が第一の仮係止部21の前端位置とほぼ同じ位置に設定され、そこから後方へとリテーナ装着孔19の開口縁の下縁にほぼ沿うように延出し、その延出端がリテーナ装着孔19の後縁近傍に達するまで前後に長く形成されている。これにより、係止受け部51との係止代を増大させて、本係止位置におけるリテーナ50の係止を確実なものとしている。
補強部14は、端子収容部13の両側面におけるリテーナ装着孔19及びリテーナ装着面20と所定の間隔をあけて対向して配置されるとともに、フード部11の後端面と端子収容部13の両側面のうちリテーナ装着面20を除いた部分とに一体に連結されている。詳しくは補強部14は、図3に示すように、端子収容部13の両側面下端から側方へ延びる底壁14Aと、底壁14Aの延出端から上方へ立ち上がる一対の側壁14Bと、端子収容部13の後方領域13Bの上壁とそれに対向する各側壁14Bの立ち上げ端とを繋げる一対の天井壁14Eとから構成されている。
各側壁14Bの外側面とフード部11の両側外壁面とは、ほぼ面一で一体に連なっており、前後方向に沿って略一直線上に配置されている。また、各側壁14Bの内側面とリテーナ装着面20に装着されたリテーナ50の各側片53との間には、図1に示すように、リテーナ50の各側片53の拡開動作を許容する撓み空間Sが形成されている。
次いで、リテーナ50について説明する。リテーナ50は、既述したように、雄側ハウジング10のリテーナ装着孔19及び雌側ハウジング90の相手側リテーナ装着孔91の双方に装着可能に形成されている。詳しくはリテーナ50は、合成樹脂材によって板状に形成され、図3に示すように、基部52とこの基部52の両端からほぼ直角に突出する一対の側片53とからなり、正面視すると略門型に形成されている。基部52は、端子収容部13の上面におけるリテーナ装着孔19の開口と対応する大きさに形成され、このリテーナ装着孔19の開口を閉止可能なように構成されている。基部52の下面における幅方向略中央部には、キャビティ18間を仕切る隔壁54が前後方向に沿って設けられている。また、基部52の下面には、各キャビティ18毎に対応して抜け止め突部55が設けられており、この抜け止め突部55に雄側端子金具30の後端あご部33が係止することで雄側端子金具30の抜け出しが規制されるようになっている。基部52の厚み範囲には、図1に示すように、治具挿入孔56が前面及び上面に開口して設けられており、端子収容部13の治具案内面13Eに案内されつつ治具挿入孔56に差し入れられる治具によって本係止位置におけるリテーナ50の係止が解除可能とされている。
各側片53は、基部52との連繋部位を基端として内外に撓み変形可能とされ、リテーナ装着面20を弾性力をもって挟み込みつつ拡開動作を伴ないながら、仮係止位置と本係止位置との間を上下方向にスライド移動するようになっている。各側片53の先端部には、第一及び第二の仮係止部21,22と本係止部23とに係合可能な係止受け部51が設けられている。係止受け部51は、各側片53の先端から内側へ向けて爪状に突出し、かつ、各側片53の前後長さのほぼ全域に亘る長さをもって形成されている。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。リテーナ50を雄側ハウジング10に取り付けるには、図3及び図4に示すように、まず上方からリテーナ50を端子収容部13に接近させ、各側片53をリテーナ装着面20に挟着させる。続いて、基部52を押し込むようにしてリテーナ50を下方へ移動させる。すると、各側片53が撓み空間側へ弾性的に拡開しつつ第一及び第二の仮係止部21,22と摺接し、これを乗り越えて仮係止位置に至るや各側片53が復元するとともに係止受け部51が第一及び第二の仮係止部21,22と本係止部23との間に進入してそこに留め置かれる(図5、図8、図10参照)。このとき、各側片53の係止受け部51の前後両縁部に第一及び第二の仮係止部21,22が係合することで、リテーナ50を安定した姿勢で差し込むことができる。またこのとき、リテーナ50の抜け止め突部55は、雄側端子金具30の挿入を妨げることのないキャビティ18外方の待機位置に配置されている。
次に、後方からキャビティ18内に雄側端子金具30を挿入する。挿入の過程で端子本体31の係止突部32がランス12と当接してランス12が上方へ弾性的に撓み変形され、正規の挿入位置に至ると、ランス12が弾性復帰するとともに係止突部32の後面後方に進入し、もって雄側端子金具30が抜け止め状態で一次係止される。
この状態からリテーナ50をリテーナ装着孔19のさらに奥方へ向けて深く差し込むと、各側片53が撓み空間側へ弾性的に拡開しつつ本係止部と摺接し、これを乗り越えて本係止位置に至るや各側片53が復元するとともに係止受け部51が本係止部23に係止される(図6、図9、図11参照)。この間、リテーナ50の抜け止め突部55が待機位置から端子本体31の後端あご部33の後方へ進入し、もって雄側端子金具30が二重係止される。本係止位置において、係止受け部51は、本係止部23に対してその前後長さの全域に亘って掛け止められ、その結果、リテーナ50が本係止位置に確実に保持されるようになっている。 なお、雄側端子金具30が半挿入状態にあるときには、リテーナ50を押し込み操作しようとしても、抜け止め突部55が端子本体31の上面に突き当たってそれ以上の進行を規制するから、端子半挿入状態を容易に検知することができる。
ここで、仮に、端子収容部13に対してこじり動作を誘発する外力を与えると、端子収容部13がリテーナ装着孔19の形成位置から折損する事態が懸念されるが、本実施形態によれば、端子収容部13がフード部11との間に架設された補強部14によって補強されているので、かかるこじり動作に抗して端子収容部13が折損する事態を回避できる。また、補強部14は各側片53の拡開動作を許容する撓み空間Sを介在させつつ各側片53に対向して配置されているから、各側片53が外部異物から保護されるとともにその円滑な拡開動作が保障される。
さらに、補強部14の各側壁14Bの外側面とフード部11の両側外壁面とが面一状に連なることで段差を有していないことから、補強部14とフード部11との連設部位に外力が集中することがなく、端子収容部13が折損する事態を確実に回避できる。
さらにまた、雌側ハウジング90との間にリテーナ50を共有化しているから、雄コネクタ用と雌コネクタ用とでリテーナ50を作り分けしなくて済み、部品点数を削減でき、また、管理面での煩雑さを解消できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、リテーナ装着孔が端子収容部の上面及び両側面に開口していたが、本発明においては、リテーナ装着孔が端子収容部の底面及び両側面に開口していてもよい。
(2)上記実施形態では、補強部は、側壁と底壁と天井壁とから構成されていたが、本発明においては、補強部は、側壁と、底壁及び天井壁のいずれか一方のみによって構成されていてもよい。要は、補強部は、フード部と端子収容部との間に架設されていればよい。
(3)本発明において、リテーナに対する仮係止構造及び本係止構造は上記実施形態に限定されず、公知の仮係止構造及び本係止構造を採用することができる。また、場合によっては、仮係止構造は無くてもよい。
本発明の一実施形態にかかるコネクタの平面図 リテーナを装着する前の平面図 リテーナと雄側ハウジングとの分解背面図 リテーナと雄側ハウジングとの要部破断した分解側面図 リテーナが仮係止位置にあるときの要部破断した側面図 リテーナが本係止位置にあるときの要部破断した側面図 リテーナと雄側ハウジングとの分解側断面図 リテーナが仮係止位置にあるときの側断面図 リテーナが本係止位置にあるときの側断面図 リテーナが仮係止位置にあるときの縦断面図 リテーナが本係止位置にあるときの縦断面図 リテーナと雌側ハウジングとの分解側面図
符号の説明
10…雄側ハウジング
11…フード部
13…端子収容部
14…補強部
18…キャビティ
19…リテーナ装着孔
50…リテーナ
52…基部
53…側片
S…撓み空間

Claims (3)

  1. 端子金具を収容可能なキャビティを有する端子収容部と、
    前記端子収容部に連設されるとともにこの端子収容部より一回り大きな筒状に形成されたフード部と、
    前記端子収容部の外壁面のうちの一面とそれを挟んだ両側面の三方に開口するとともに前記キャビティに連通するリテーナ装着孔と、
    基部とこの基部の両端から突出する一対の側片とを有し、この一対の側片が前記端子収容部の両側面を弾性的に挟み込みつつ前記端子収容部の一面における前記リテーナ装着孔の開口から差し込まれ、前記各側片を拡開させつつ正規の係止状態になることで前記キャビティに収容された前記端子金具を抜け止めするリテーナと、
    前記フード部と前記端子収容部との間に架設されるとともに、前記端子収容部の両側面との間に前記各側片の前記拡開動作を許容する撓み空間を介在させつつ前記各側片に対向して配置される補強部とを備えていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記補強部の外壁面と前記フード部の外壁面とが面一状に連なっていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記フード部には、相手側端子金具を収容可能な相手側ハウジングが嵌合可能とされ、
    前記リテーナは、前記リテーナ装着孔と前記相手側ハウジングに設けられた相手側リテーナ装着孔のいずれにも装着可能とされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
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