JP2005326222A - 電気的接続方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電気的接続方法に関し、比較的に小さな押圧力で確実な電気的な接続を得ることができ、そして、接触子を端子から離れさせることができるようにすることを目的とする。
【解決手段】 電気的接続方法は、電気回路14に接続された接触子18を電子部品10の端子12に接触させ、前記接触子18を通して前記端子に通電して所望の処理を行い、しかる後に前記接触子と前記端子とを分離する電気的接続方法において、前記接触子或いは前記端子にエネルギーを印加することにより、前記端子12の前記接触子18への接触部を局部的に軟化せしめた状態にて、前記所望の処理を行う構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は電気的接続方法に関する。
LSIウエハ、LSIチップ、CSPなど、多数の微細な端子を有する半導体素子からなる電子部品の試験にあっては、試験装置の電気回路に接続された接触子(試験用接触子)を当該電子部品の端子に電気的に接続し、試験用接触子から電子部品の端子に電圧を印加し、電流を流して当該電子部品の試験を行う。
また、電気回路に接続された接触子を、情報の記憶・保持機能を有する半導体素子を含む電子部品の端子に電気的に接続し、当該電子部品に対し情報を書き込み又は当該電子部品から情報の読み出しを行う。
電子部品の端子と回路基板の端子などを接続する場合、安定した接続手段として、従来から、はんだづけ(半田付け)による機械的・電気的接続法が行われている。
しかしながら、はんだづけによる接続は永続的な接続であり、分離するためにははんだを除去する必要がある。
従って、電子部品の試験、或いは当該電子部品への情報書込或いは読み出しなどのように、これらの処理の後当該接触子と電子部品の端子とを分離するような、一時的な接続の場合には適用は困難であった。
このため電子部品の試験、或いは情報の書込・読み出しにおいては、一般的にソケットを介して仮接続の加圧接続が行われる。
この場合、ソケットに配設された接触子を電子部品の端子に物理的・機械的に押しつけるだけであるので、接触子と端子との接触界面の状態により電気伝導度が左右される。
即ち、接触子及び或いは端子の表面には酸化膜や汚染物膜などが存在し、高い皮膜抵抗が存在する可能性が極めて高い。また、接触子及び端子のそれぞれの表面は微視的には凹凸があり、電気的な接続は両者の表面における微細な凸(突)部の接触のみで行われるので、実質的な接触面積は小となり、高い集中抵抗が発生する。
当該「皮膜抵抗」と「集中抵抗」は、加圧による仮接続の際にみられる「接触抵抗」の殆どを占めている。
このため従来は、接触圧力をより高めて、端子の表面及び或いは接触子の表面の皮膜を破ることにより「皮膜抵抗」の影響を低減し、また接触面積を増加せしめて接触子と端子との接触界面における「集中抵抗」を低下させる方法がとられてきた。
特開平11−133075号公報(特許文献1)は、1つの電極パッドに2つの接触用探針を接触させるようにした電気的特性測定装置を開示している。
この従来技術では、一方の接触用探針を接地電位に固定し、他方の接触用探針に電圧を印加して、電極パッドと接触用探針との間の接触抵抗を測定し、接触抵抗値が適当な値でなければ電気的特性測定を中止し、接触抵抗値が適当な値であれば電気的特性測定を継続することが行われる。
特開平7−012892号公報(特許文献2)は、試験用回路基板に絶縁膜を積層し、絶縁膜は試験用回路基板の電極を取り囲むポケットを有するように加工されてなる半導体素子の検査方法を開示している。
半導体素子の端子ははんだバンプからなり、当該はんだバンプは加熱されて溶融した状態で、試験用回路基板のポケットに挿入される。半導体素子の端子は試験用回路基板の電極に接触しつつポケットの形状に従って塑性変形し、低い押圧力で安定した電気的な接続を行うことができるとされている。
しかしながら、かかる接触方法にあっては、はんだバンプが溶融して回路基板の電極と接合されてしまうので、分離が困難である。
特開平11−023656号公報(特許文献3)は、半導体装置と、その上面に半導体装置の端子と同じパターンの電極パッドを有する且つその下面にプローブ接触用電極パッドを有する試験用基板と、試験用プローブを有する試験装置とからなるICの検査方法を開示している。
試験用基板の電極パッドは半導体装置の端子よりも小さく、試験用基板の表面から突出して、半導体装置の端子に接触する。
しかしながら、かかる接触方法にあっても、皮膜抵抗、集中抵抗を低下させるには、より高い押圧力が必要である。
特開平11−097497号公報(特許文献4)は、半導体装置のはんだボールに対応する位置に開口部を有し、2つの接触子が開口部内で対向するように固定されている半導体検査治具を開示している。はんだボールは半導体検査治具の開口部に挿入され、2つの接触子に接触する。
この従来技術では、はんだボールの高さのバラツキに影響されずに、接触子は比較的に大きな接触面積ではんだボールに接触して、接触子がはんだボールの表面の酸化膜や塵などを押し出すことで皮膜抵抗を低下させるとともに、端子表面を接触子表面が移動することで真の接触面積を増やして集中抵抗を減少させ、もって電気的接触抵抗を減少させることができる。
しかしながら、この従来技術では、1端子あたり0.2〜0.3Nの接触圧力を負荷する必要がある。
現在、環境汚染の防止のために、上記端子材料は、鉛(Pb)を含むはんだから、鉛を含まないはんだ(鉛フリーはんだ)の適用に移行しつつある。
鉛フリーはんだを用いて形成される端子は、硬度が高いため、前述の従来技術によって安定した電気的接触を行うには、例えばボール径φ0.3mm以上のはんだ球端子では、1端子あたりの接触圧力を0.3〜0.4Nとする必要がある。
従って、端子を鉛フリーはんだにて構成したLSIチップの端子と検査装置のソケットにおける接触子との間に、低抵抗かつ安定した電気的接触を得るためには、例えば当該LSIチップの端子数が1000個程度である場合、総圧力で300〜400N以上の圧力を加えることが必要となる場合がある。
一方、前記LSIチップは、電子機器への高密度実装を可能とする為に、封止部を含めた外形が当該LSIチップの外形寸法に近い、いわゆるチップ・サイズ・パッケージ(CSP)形態とされ、且つLSIチップを構成する半導体基板の薄形化も図られて、より小形化が図られつつある。
また、当該LSIチップが搭載された容器・パッケージ或いは支持基板に於ける外部接続用端子構造として、ボール・グリッド・アレイ(BGA)或いはランド・グリッド・アレイ(LGA)などが採用されつつある。LSIチップの高集積化・高機能化に伴い、当該外部接続用端子の多数化(多ピン化)が要求され、外部接続端子数が1000端子以上とされた半導体装置が出現している。
一方、高密度実装の手段として、複数のLSIチップを相互に積層、或いは支持基板を介して積層する構造がとられつつある。
このような、高密度実装構成は、加わる外力に対する耐性が低く、上述のような大きな総圧力が加えられた場合、当該LSIチップの割れなどを招来する恐れがある。
従って、電気的接触時に電子部品に加えられる力を、より小さな値とすることが求められている。
また、接触圧力を増加させ、電子部品に加わる力を大きくすると、ソケットおよび試験用基板などの強度を上げる必要も生じ、総じてコストの上昇を招く。
特開平11−133075号公報 特開平7−012892号公報 特開平11−023656号公報 特開平11−097497号公報
接触子と電子部品の電極とを接触させる際、両者の間に加えられる押圧力を低くして電子部品および電子部品の端子へのダメージを小さくすると共に、集中抵抗および皮膜抵抗を低減して安定した低抵抗接続がなされ、且つ試験など所望の処置の終了後には接触子と電子部品の電極とを容易に分離することが可能な接触方法が求められている。
本発明は、試験装置などの電気回路に接続された接触子と電子部品の端子との電気的接続を得ようとする際、比較的小さな押圧力をもって、低抵抗で且つ確実な電気的接続を得ると共に、接触子を端子から分離する際には、容易に分離させることを可能とした電気的接続方法および電子部品の試験方法、あるいは電子部品への情報の書き込み、消去あるいは当該電子部品からの情報の読出し方法を提供するものである。
本発明による電気的接続方法は、電気回路に接続された接触子を電子部品の端子に接触させ、エネルギーの印加により当該端子の接触子との接触領域を局部的に軟化させ、しかる後接触子と端子間に電流を流して所定の作業を行い、当該作業の終了後接触子を端子から分離することを特徴とする。
さらに、本発明による電子部品の試験方法は、試験用接触子を電子部品の端子に接触させ、エネルギーの印加により電子部品の端子の試験用接触子との接触領域を局部的に軟化させ、電子部品の端子と試験用接触子に電流を流して電子部品の試験を行い、しかる後接触子を端子から容易に分離することを特徴とする。
即ち、本発明によれば、接触子と電子部品の端子との接触領域に対しエネルギーを選択的に印加して、当該接触領域に於ける少なくとも電子部品の端子の表面を局部的に軟化させる。
尚、試験或いは動作時の印可電流によって軟化が生じてしまう端子が用いられた電子部品は、実使用に耐えない品質の低いものであることから、当該端子には実使用時には軟化が生じない材質が選択されている。
本発明にあっては、電子部品の端子に対し、かかる試験或いは動作時の印可電流とは別のエネルギーを、接触子を介して供給することにより、接触子に接する端子の表面部を軟化せしめ、かかる接触部分における接触子と端子との接触面積の実質的な増加を図り、接触子と端子との間の集中抵抗を低下せしめ、もって両者の間の接触抵抗を低下させる。
エネルギーの印加は、接触子を電子部品の端子に物理的に接触させる前、或いは接触子を電子部品の端子に物理的に接触させた後に、当該接触子に対して行う。
即ち、予めエネルギーが印加されることによって加熱・昇温された接触子が電子部品の端子に接触することにより、或いは接触子と電子部品の端子とが接触している状態において接触子にエネルギーが与えられて当該接触子が加熱・昇温されることにより、当該接触子に接する電子部品の端子部分を加熱し、もって当該電子部品端子の表面の一部を軟化させる。
いずれの場合も、エネルギーの印加は一時的に行われ、電子部品の端子の接触子との接触領域付近が部分的、選択的に加熱され、当該端子の表面の一部が軟化される。
電子部品の端子の表面が軟化した状態に於いて、接触子と当該電子部品の端子との間に押圧力が印加されると、電子部品の端子と接触子との接触面積が実施的に増加し、比較的小さな押圧力であっても、接触子と電子部品の端子との間は接触抵抗の低い良好な電気的接続がなされる。
また端子の接触面に於ける酸化皮膜などの皮膜も軟化するため、小さな押圧力で破れ、当該皮膜の下に接触子が容易に侵入でき、端子の金属部分と接触する。このため、皮膜抵抗の影響も殆ど受けることなく、良好な電気的接続がなされる。
従って、本発明によれば、比較的低い押圧力をもって、良好な電気的接続を実現することができる。
接触子と電子部品の端子は、当該電子部品の端子表面の一部が局部的に軟化し、接触した状態で電気的に接続されているため、接触子と電子部品の端子との結合力は、はんだ付けなどの機械的接続法がとられた場合よりも小さい。
従って、試験など所望の作業の後、接触子と電子部品の端子とを分離することは、両者の間の押圧力を開放することにより容易に行うことができる。
本発明にあっては、前記エネルギーの印加手段の一つとして、ヒータを適用することができる。
当該ヒータは、接触子の先端部を急速に加熱することができるように、当該接触子の先端部近傍に配設される。
当該接触子の加熱は、当該接触子と電子部品の端子との物理的な接触がなされる前或いは後の何れであっても良い。
接触子の先端部を熱する結果、その熱が接触子から電子部品の端子へ伝わり、端子と接触子の接触部分は軟化する。この時、端子全体の変形を招くことの無いよう、温度,時間などが選択される。
当該電子部品がCSPであると、接触子とCSPの端子とを接触させた後に接触子を加熱する場合、或いは接触子を熱した後にCSPの端子を接触させる場合の何れであっても、1端子当たり0.03〜0.04Nと、従来技術の1/10程度の低い圧力によって、より低い接触抵抗の電気的接続を得ることができる。
電子部品の端子は軟化して接触子に密着するが、接触子の表面めっき層材料などについて端子材料と金属間結合を生じない材料を予め選択することにより、接触子と端子との不要な結合を防ぐことができる。例えば端子材料がはんだの場合、銅合金或いは炭素工具鋼(以下SK材)により形成された接触子の表面に、白金、ロジウム、ルテニウム、或いはパラジウムなどの白金系材料を主体とした材料をもってめっき層を配設することにより、当該接触子にはんだが付着することを防止・低減することができる。
接触子と電子回路の端子を低抵抗接触させた状態で、接触子に接続されている試験回路などの電気回路を動作させることで、電子部品に対して試験など所望の処理を実施する。
当該処理の終了後、接触子を電子部品の端子から分離する。
接触子を加熱するためのエネルギーの印加手段として、電子部品の端子の一つに複数の接触子を接触させ、当該複数の接触子間に電流を流すことにより発生するジュール熱を利用して、当該接触子に接する端子の接触部を軟化させることができる。
このような手段によれば、加熱機構を設けないことから、前記ヒータを用いての加熱に比べ、接触子部分の構成の簡略化を図ることができ、接触子自体の構造上の制約が減少して、その適用の自由度を高めることができる。
なお、この場合、加熱のための電流が電子部品自体の端子間に流入しないよう、当該電子部品の1端子毎に、接触子と接触,通電処理を行い、当該接触子と端子との低抵抗接触を実現する。
一つの端子に接触している複数の接触子間相互間の抵抗を検出し、端子と接触子との間の接触抵抗が所定の抵抗値以下となったならば、試験など所望の処理を行う。この時、端子の変形が起こらない温度範囲で処理を行うべく、温度検出素子により接触部近傍の温度を監視しつつ実施する。
接触子へのエネルギーの印加手段としては、前述の如きヒータによる加熱、あるいはジュール熱を利用することの他に、
a.電磁誘導により接触子の内部に交番電流を発生せしめての電磁誘導加熱
b.接触子先端、及びあるいは当該接触子と端子との接触部位近傍へのレーザー光の照射
などの手段を執ることもできる。
以下本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
本発明による電気的接続方法の基本的構成を、図1に示すところの、被処理電子部品の端子と電気回路に接続された接触子との接続構造、並びに図2に示すフローチャートをもって説明する。
図1において、電子部品10は、突起電極からなる外部接続端子(以下端子)12を有するLSIチップである。
LSIチップ10は複数個の端子を具備するが、図2に於いては、1つの端子12のみ示している。
また所定の電気回路(図示せず)に接続された回路基板14にも、複数の電極パッドが配設されるが、図では一つの電極パッド16のみを示す。
更に、接触子18は、図示されない支持構造をもって機械的に支持され、その両端部が上記端子12及び電極パッド16に接し、両者を電気的に接続する。
本発明によれば、まず電気回路14に接続された接触子18を電子部品10の端子12に接触させる。(図2、ステップ50)
接触子18を電子部品10の端子12に接触させ、LSIチップ10を電気回路14に対して、矢印Pで示されるように押圧する。
次いで、端子12の接触子18との接触部近傍に対して、エネルギーを印加(矢印E)して、端子12の表面を局部的に軟化せしめる。(ステップ51)
エネルギーの印加は、短時間に且つ局所的に行われ、接触子18が端子12に電気的に安定して接続された後は当該エネルギーの印加は停止される。
尚、良好な接触が得られた状態に於いて、必要に応じて、接触子18及び端子12を、試験など対象とする処理に対応した周囲温度にまで冷却してもよい。
次いで、接触子18から端子12に対し、電圧及び/又は電流を印加して、当該LSIチップの試験など所定の作業を行う。(ステップ52)
しかる後、接触子18を端子12から分離する。(ステップ53)
本発明にかかる、前記エネルギーの印加は、接触子18を電子部品10の端子12に物理的に接触させる前、又は接触子18を電子部品10の端子12に物理的に接触させた後であっても良い。
いずれの場合も、接触子18がLSIチップ10の端子12に接触している状態で、接触子13と端子12との接触部に対し、加熱などのエネルギーの印加が局所的に行われ、接触子13に接する端子12の表面の一部が軟化される。端子12の表面が軟化する結果、当該端子と接触子との接触面積が実質的に拡大し、両者はより低抵抗の接触状態を実現する。
また、本発明によれば、エネルギーの印加により、電子部品10の端子12の表面が軟化するので、エネルギーが与えられない即ち常温のである場合に比べより小さな押圧力で、電子部品10の端子12の表面に存在する酸化膜等の皮膜を破ることができ、端子12と接触子18との接触界面の密着度が向上する。
このため電子部品の端子と接触子との間に、皮膜抵抗及び集中抵抗が極めて小さい接触状態が形成される。
従って、接触子18と端子12とが比較的に低い押圧力、即ち従来法に比べ1/2〜1/50の押圧力をもって、電気的に安定な接触状態に於いて、所望の作業を行うことができる。
また、電子部品10の端子12と接触子18とは、電子部品10の端子12の一部が局部的に軟化した状態で接触子18に機械的に接触して電気的に接続されているので、分離に要する力ははんだ付けを行う場合に比して十分小さく、当該接触子18と電子部品10の端子12とを容易に分離することができる。
このような本発明は、回路基板14を試験用回路基板とし、接触子18を試験用端子として用いての、LSIチップなど電子部品10の試験に適用することができる。
また、回路基板14を電子部品への記録保持機能を有する情報処理回路基板とし、接触子18を情報の書き込み・読み出し(記録・消去)用端子として用いての、情報の記憶機能を有するLSIチップなど電子部品10へのプログラム或いは画像情報などの書き込み・消去、或いは電子部品10からの情報の読み出しなどの処理に適用することができる。
勿論、これ以外の適用も当業者が必要に応じて行うことができる。
本発明にかかる電子部品の試験方法の、基本的な手順を図3に示す。
本発明によれば、まず試験用接触子18を電子部品10の端子12に接触させる。(図3 ステップ50a)
次いで、エネルギーの印加によって、電子部品10の端子12の試験用接触子18との接触部を局部的に軟化させ、両者の接触面積の実質的拡大を図る。(ステップ51a)
次いで、電子部品10の端子12と試験用接触子18に電圧及び/あるいは電流を印加して、電子部品10に対し所定の試験を行う。(ステップ52a)
当該試験の終了後、接触子18と端子12とを分離する。(ステップ53a)
前記接触子18の構成例を図4に示す。
同図に於いて、図4(A)は、上下の接触部18p,18qの間にバネ18sを配設して、スプリングプローブと称される接触子の一例である。
また図4(B)は、屈曲し、弾性変形可能な金属板からなる接触子の一例を示す。勿論板状に限られず、屈曲した丸棒状であっても良い。
更に、図4(C)は、電子部品10の端子12に対応する位置に開口部19bを有する絶縁基板19aと、片持ち梁状に且つ前記開口部19b内に於いて端面が対向する如く当該絶縁基板19aの一方の主面に固定された2つの接触子18p,18qを示す。
電子部品10の端子12は、絶縁基板19aの他方の主面側から開口部19b内に挿入され、2つの接触子18p,18qに接触する。
接触子18p,18qは、電子部品10の端子12に対し弾性的に接触する。
本発明においては、これらの接触子18のいずれか、又はその他の形態の接触子を使用することができる。
以下、本発明について、より詳細な実施例をもって説明する。
[実施例1]
本発明の第1実施例による電子部品の試験方法と、かかる試験方法を実施する試験装置の概略の構成、及び当該試験装置に於ける被試験電子部品の端子と試験用接触子との接触方法を、図5乃至図8に示す。
そしてこの試験方法・接触方法の実施にかかる処理工程フローを、図9に示す。
図5に於いて、LSIチップなどの被試験電子部品10は、端子12を有する。
一方、回路基板14上の電極パッド(図示せず)と電子部品10の端子12との間には、ソケット20に保持されて接触子18が配設される。
当該ソケット20の上方には、バネ21を介して受け台22が弾性支持される。当該受け台22には、前記電子部品10の端子12に対応して、当該端子12を受容可能な開口部23が配設される。
また、ソケット20内には、接触子18の先端部に接触或いは近接して、ヒータ24を配置し、さらに接触子18の先端部に近い位置に、温度検出素子25を配置する。
一方、回路基板14は試験信号発生回路26に接続され、ヒータ24はヒータ制御回路27に接続される。接触子18の温度は、温度検出素子25を介して検出され、ヒータ制御回路27にフィードバックされて制御される。
本発明によれば、図6に示されるように、被試験電子部品10は、その端子12が受け台22の開口23に受容されて当該受け台22に載置される。
次いで、図7に示されるように、被試験電子部品10に対し、バネ21に抗する圧力Pが加えられ、電子部品の端子12と接触子18との接触がなされる。(図9 ステップ60)
本発明によれば、この時、前記ヒータ24により接触子18に対しエネルギーが与えられ、当該接触子18の昇温により、当該接触子18に接する端子12に局部的な軟化が生ずる。(ステップ61)
当該エネルギーの印加は、接触子18をヒータ24によって加熱することによりなされ、当該接触子18が接する電子部品10の端子12の被接触部が熱伝導により加熱され、軟化して、両者の接触面積が実質的に増加する。
ここで、ヒータ24による加熱は、電子部品10の端子12を接触子18に接触させた状態で行って良く、或いは当該ヒータ24によって接触子18のみを予め十分加熱し、端子10との接触は当該ヒータ24を切った状態で行う方法の何れであっても良い。
図9に於いて、ステップ60からステップ63は、電子部品10の端子12を接触子18に接触させた後に、接触子18を加熱する手順をとった場合を示す。
当該加熱の状態は、温度検出素子25により検出された温度により制御され(ステップ62)、所定温度に達した後加熱を終了する。(ステップ63)
一方、接触子18を予め加熱し、ヒータ24を切った後に、接触子18を電子部品10の端子12に接触させる手順をとった場合をステップ70〜ステップ73に示す。
接触子18をヒータ24によって加熱し(ステップ70)、温度検出素子25により検出した温度により制御し(ステップ71)、所定温度に達した後加熱を終了する。(ステップ72)
しかる後、電子部品10を回路基板14に対して加圧し、電子部品10の端子12を接触子18に接触させ、接触部を局部的に軟化する。(ステップ73)
このように、接触子18のみを加熱し、ヒータ24を切った後に、当該接触子18と電子部品10の端子12とを接触させる場合は、接触子18の熱容量により端子12と接触子18の接触部を暖めることになるため、接触子18および端子12の構造・材料に対応して温度を予め調整する必要がある。
ヒータ24により加熱を行う際、電子部品10の端子12がなまり(Pb)フリーはんだである場合には、接触子18を高融点はんだの融点よりも低い温度である200℃近傍まで加熱し、加熱ヒータ24の電源を切断した後に、電子部品10を1端子あたり0.01Nの加圧を行い、接触子18と電子部品10の端子との低抵抗接触を実現する。
かかる接触方法によれば、接触子18として、タングステン(W)にニッケルめっきを施したもの、或いは銅合金にロジウムめっきを施したものを適用して、平均0.05Ω程の接触抵抗とすることができる。ロジウムに代えて、パラジウムとコバルトとの合金めっきを施しても良い。
次いで、かかる低抵抗接触状態において、所定の電気的試験を実施する。(ステップ64)
当該電気的試験においては、安定した低抵抗接触をもって試験を行うことができる。
所定の電気的試験が終了した後、電子部品10の接触子18に対する加圧を終了する。(ステップ65)
この結果、図8に示されるように、電子部品10は受け台22のばね21により上方に押し上げられ、接触子18と電子部品10の端子12との接触は容易に分離・開放される。
[実施例2]
本発明の第2実施例による電子部品の試験方法の実施にかかる、試験用接触子と電子部品の端子との接触方法を、図10に示す。
当該試験方法・接触方法の実施にかかる処理工程フローを、図11に示す。
図10に示される試験装置の構成は、前記第1実施例における構成と同様の構成を有するが、本実施例にあっては、電子部品の端子と接触子との接続部へのエネルギーの印加手段が異なる。
尚、図10に於いて、前記第1実施例の説明に対応する箇所には、同一の番号を付している。
本実施例2にあっても、電気回路14に接続された接触子18を電子部品10の端子12に接触させる。即ち、被試験電子部品10に対し、バネ21に抗する圧力Pが加えられ、電子部品の端子12と接触子18との接触がなされる。
本実施例にあっては、電子部品の端子12に対し、その表面に2本の接触子18a,18bを分離して接触させ、当該接触子18a−端子12−18b間に電流を流すことにより、発生するジュール熱をもって接触子18を加熱する。加熱用電流は電流制御回路28から供給される。
即ち、まず電子部品10を回路基板14に対して加圧し、当該電子部品10の端子12を接触子18a,18bに接触させる。(図11、ステップ80)
電流制御回路28から2つの接触子18a,18bの間に電流を流し、発生するジュール熱を利用して、接触子18a,18bに接する端子12の被接触部を軟化せしめる。(ステップ81)
2つの接触子18a−18b間の抵抗が閾値以下となったかを検出(ステップ82)し、閾値以下となった場合、または温度検出素子25が検出した温度が規定値に達した場合(ステップ86)には電流供給を終了する。(ステップ83)
即ち、本実施例によれば、ジュール熱を利用して端子12の接触子18との接触部分を軟化させて当該接触子18との接触面積を増大させることにより、集中抵抗を低下せしめる。
またこの時、端子12の表面に存在する酸化膜などの皮膜が軟化し、接触子18が当該皮膜を貫通することが容易となり、当該接触子18と端子10の金属部との金属間接触が良好になされ、接触抵抗が減少する。
次いで、かかる低抵抗接触状態で、所定の電気的試験を実施する。(ステップ84)
この時、接触子18a,18bは、信号切換SWにより、電流制御回路28から試験信号発生回路26へ切替えられ接続される。即ち、当該試験時には、接触子18a,18bは並列に端子12へ接続され、接触抵抗は一層低下する。
試験終了後、電子部品10への加圧を終了し、電子部品10の端子12と接触子18との接触を分離・開放する。(ステップ85)
前記電流制御回路28の構成を図12に示す。
また接触子18a,18bが電子部品の端子10に接触した状態に於ける等価回路を図13に示す。
電流制御回路28は、直流電源29、スイッチ30、信号切換スイッチ31を含む。
Vcは直流電源29の電圧、Rc1は接触子18aと端子12間の接触抵抗、Rc2は接触子18bと端子12間の接触抵抗であり、Roは端子12内の抵抗である。
ここで、はんだを主体とする端子12に於ける接触子18a−18b間の抵抗Roは、約0.01Ωであり、第1の接触子18aと端子12間の接触抵抗Rc1、及び第2の接触子18bと端子12間の接触抵抗Rc2は、それぞれ0.05〜0.5Ωである。
接触抵抗Rc1およびRc2が0.5Ωの場合、電流が約4.9A流れ、接触抵抗で消費した電力は11.8Wである。
スイッチ30を閉じて、0.02秒ほどで、抵抗値は0.05Ωまで下がり、スイッチ30を開放とした。
この時に消費される電力からして端子12および接触子18の温度上昇は微少なものであり、周囲の影響が大きいため、周囲への放熱その他による損失95%とすると、消費エネルギー0.24J、端子12に熱として使用されたエネルギーが0.012Jとなる。端子12の体積は、約0.01mm3(φ0.3mmの場合)、接触子18の体積は、0.01mm3×2本である。
端子12の材料が、はんだ(Pb−Sn)の場合、比熱は約0.42cal/g℃、接触子18の材料がSK材の場合、比熱は約0.12cal/g℃であるので、180℃上昇したこととなる。
当該端子12の温度上昇により、酸化膜が破れ接触抵抗が下がり、安定した接触性が得られた。
また、前の実施例と同様に接触子18のめっきを白金系めっき、ルテニウム−コバルトまたはロジウムにしたところ、端子12の材料が付着せず、繰返し接触の使用においても安定した回路接続性が得られた。
なお、加熱時の電流は試験時の電流よりも大きい。加熱時の電流は1〜5Aであり、試験時の電流は数μA〜50mA程度である。
本発明にあっては、図10、図11に示した方法を用いて電子部品の端子と2本の接触子との間に低抵抗接触を実現した後、当該電子部品の試験時には、2本の接触子の一方を試験用信号の供給用として用い、他方を接触状態の監視用として用いることもできる。
即ち、図14に示す接続構成に於いて、一方の接触子18aを接触状態の監視用として用いることにより、不良原因が接触子と端子との接触不良であるか否かを特定できる。従って、かかる場合には再試験を行うことにより、本来正常な電子部品を“不良”と判定することを防ぐことができる。
[実施例3]
本発明の第3実施例による電子部品の試験方法と、かかる試験方法を実施する電子部品の端子と試験用接触子との接触方法を、図15に示す。
当該試験方法・接触方法の実施にかかる処理工程フローを、図16に示す。
本実施例にあっては、前記第1の実施例に示したヒータによる加熱と、第2の実施例に示したジュール熱による加熱とを併用する。
従って、図15に示される試験装置は、前記第1実施例、第2実施例における構成と同様の構成を有する。
本実施例にあっては、被試験電子部品10を搭載し、加圧した後(図16、ステップ90)、接触子18をヒータ23により加熱(ステップ91)するとともに、接触子18a−端子12−接触子18b間に電流を流すことにより発生するジュール熱により端子12を加熱する。(ステップ92)2つの加熱方法を併用することで、 加熱時間を短縮することができる。
試験(ステップ95)の終了後、加圧を終了する。(ステップ96)
以上、第1乃至第3の実施例にあっては、電子部品の試験を対象として掲げたが、ここに説明した接触子の電子部品の端子への接触方法は、次の実施例に述べる半導体メモリ装置など電子部品への情報の書き込み・消去、あるいは読み出し処理などの際にも適用することができる。
[実施例4]
本発明の第4実施例による半導体記憶素子(メモリ)あるいは情報記憶用メモリを含むプロセッサー素子などの電子部品への情報の読出し・書き込み、あるいは消去処理と、かかる情報処理方法を実施するためになされる電子部品の端子と接触子との接触方法を、図17に示す。
本実施例に於ける情報処理方法を実施する際の、接触子と電子部品の端子との接続性の向上のための手段は、前記第1乃至第3実施例に掲げた方法と同様の手段である。
即ち、本実施例にあって、メモリチップなどの被処理電子部品10は、図17に示されるように端子12を有する。
一方、回路基板14上の電極パッド(図示せず)と電子部品10の端子12との間には、ソケット20に保持されて接触子18が配設される。
当該ソケット20の上方には、バネ21を介して受け台22が弾性支持される。当該受け台22には、前記電子部品10の端子12に対応して、当該端子12を受容可能な開口23が配設される。
また、ソケット20内には、接触子18の先端部に接触或いは近接して、ヒータ24を配置し、さらに接触子18の先端部に近い位置に、温度検出素子25を配置する。
一方、回路基板14は情報記録制御回路32に接続され、ヒータ24はヒータ制御回路27に接続される。
本発明によれば、同図17に示されるように、電子部品10は、その端子12が受け台22の開口23に受容されて受け台22に載置される。
被処理電子部品10に対しては、バネ21に抗する圧力Pが加えられ、電子部品の端子12と接触子18との接触がなされる。
本発明によれば、前記ヒータ24により接触子18と端子12との接触部に対し選択的にエネルギーが与えられ、当該端子12の接触子18との接触部に局部的な軟化が生ずる。(ステップ61)
当該エネルギーの印加は、ヒータ24によって接触子18を加熱することによりなされる。これにより、電子部品10の端子12の接触子18との接触部が局部的に軟化され、両者の接触面積が実質的に増加する。
ここで、ヒータ24による加熱は、電子部品10の端子12を接触子18に接触させた状態で行って良く、或いは当該ヒータ23によって接触子18のみを予め十分加熱し、端子10との接触は当該ヒータ23を切った状態で行う方法の何れであっても良い。
かかる方法により電子部品の端子と接触子との間の接触抵抗が実質的に低下された状態に於いて、情報記録制御回路32を駆動し、電子部品に含まれる半導体メモリに対し、情報の読出し・書き込み、或いは消去処理を施す。この時、接触子と電子部品の端子との間の接触抵抗が十分低いことから、かかる読出し・書き込み、あるいは消去などの処理をより高速に、且つ高い信頼性をもって実施することができる。
以上の実施例にあっては、接触子18として、スプリングプローブと称される形態の接触子の適用を主体に説明したが、本発明は勿論これに限られるものではなく、例えば前記接触子18a,18bを同軸形態に一体に纏めた構造を有する接触子(以下同軸型接触子)を用いることもできる。
同軸型接触子の構造を、軸方向に垂直な断面(図18)、軸方向断面(図19)をもって示す。
即ち2つの接触子は、絶縁性筒体33を介して同軸状に配置される。内部(中心)接触子34aは絶縁性筒体33内に於いて分割され、且つバネ35により軸方向に弾性的に動作可能に配設される。また他方の接触子34bは絶縁性筒体33の外周面に円筒状をなして配設される。
このような同軸型接触子は、接触子34aが軸方向に弾性的に移動可能であり、また接触子34bが円筒状であることから、図20に示すように、端子12がハンダバンプなどの様に半球状或いは球状を有する凸型形状であっても、当該凸型に対応して接触子34aは軸方向に後退しつつ弾性的に接触し、且つ接触子34bはその円筒状端部の略全面にて接触する。
従って、端子に対し、より良好な接触を実現することができる。
尚、図20に於いては、ソケット部の図示を省略する。
本発明にあっては、前記一対の接触子18a,18bを共通の平面上に於いて、その端面が対向する如く近接配置した形態のものとしても良い。
即ち、配線基板などの支持体に、電子部品の端子に対応して設けられた開口部に於いて、一対の接触子18a,18bが、その端面が対向するように、当該開口内に近接配置された形態とする。
図21〜図23に示されるように、一対の接触子18a,18bは、配線基板36に、被処理電子部品の端子に対応して配設された複数個の環状絶縁体37それぞれの上に、開口38内に位置してその端面が対向するように配設され、当該環状絶縁体37に片持ち梁状に支持される。各接触子は、前記配線基板を介して試験装置など制御・処理装置に接続される。
電子部品の端子は、環状絶縁体37の開口38に対応して置かれ、前記接触子18a,18bに接触する。
このような接触子構造にあっては、端子12がハンダバンプなどの様に半球状或いは球状を有する凸型形状である場合、押圧力に基づき、接触子18a,18bは当該凸型形状に対応して、環状絶縁体37により画定された空間、即ち開口38内に湾曲しつつ端子12に弾性的に接触する。
本発明の前記実施例にあっては、接触子に対しエネルギーを与える方法として、ヒータによる加熱、通電によるジュール熱加熱を掲げたが、このような手法の他、接触子を所謂パルスヒータをもって加熱する構成とすることもできる。
図24は、絶縁性材料からなるソケット20に植立されたスプリングプローブ型接触子18の近傍にパルスヒータ39を配設した構成を示す。当該パルスヒータ39は、パルススヒータ制御回路40に接続され、制御される。
また接触子18は、試験信号発生回路26など所望の処理・制御装置へ接続される。
このような構成に於いて、パルスヒータ制御回路40によりパルスヒータ39に電流を流し、パルスヒータ39の内部抵抗から発生するジュール熱により、接触子18の先端部が加熱される。
加熱された接触子18と接触される端子12(被図示せず)の表面が軟化し、接触子18と端子12との接触抵抗が低下したら、パルスヒータ39による加熱を終了する。
加熱終了後、接触子18を試験信号発生回路26などの処理・制御装置へ電気的に接続し、当該電子部品に試験など所望の処理を施す。
処理終了後、接触子18と端子12を分離する。
図25は、パルスヒータ用制御回路を別個に設けず、パルスヒータ制御機能を試験信号発生装置26に組み込んだ例を示す。
更に、本発明にあっては、接触子へエネルギーを与える方法として、電磁誘導によりエネルギーを付与して発熱を生じさせることも適用できる。
即ち、接触子に対して電磁誘導によってエネルギーを付与する手段としては、図26〜図28に示す構成の何れか、或いはこれらの構成の組合せを用いることができる。
図26に示す構成にあっては、スプリングプローブと称される接触子18が複数個植立されたソケット20の周囲に電磁誘導コイル41が配置され、当該電磁誘導コイル41は電磁誘導制御装置42に接続される。
電磁誘導コイル41に高周波(50KHz以上)電流を印加することにより、ソケット20内の接触子18には電磁誘導により交番電流が生じ、当該接触子18は発熱する。
尚、接触子18の先端部に近い位置に発熱による温度を検出するために温度検出素子25を配設する。
図27に示す構成にあっては、同軸型接触子43が複数個植立されたソケット20の周囲に電磁誘導コイル41が配置され、当該電磁誘導コイル41は電磁誘導制御装置42に接続される。
電磁誘導コイル41に高周波(50KHz以上)電流を印加することにより、ソケット20内の同軸型接触子43には電磁誘導により交番電流が生じ、ジュール熱により当該同軸型接触子43は発熱する。尚、接触子18の先端部に近い位置に発熱による温度を検出するために温度検出素子25を配設する。
かかる電磁誘導コイル41は、図28に示すように、ソケット20内に於いて、個々の接触子18の周囲にそれぞれ配設する構成としても良い。(ソケット20は図示せず)
上記本発明の実施例にあっては、CSPなど半導体チップ形態を有する個別の電子デバイスの試験、情報処理を対象としたが、本発明はこれに限られるものではなく、半導体基板(半導体ウエハ)に形成された複数の電子部品のそれぞれに対して試験などの処理を行う際にも適用することができる。
即ち、一つの半導体基板上に複数個形成され、所謂ウエハ状態にある電子部品に対して試験を行う際には、当該電子部品の電極端子にプローブ(接触子)を接触せしめ、当該プローブの電子部品の電極端子との接触部位近傍にレーザー光を照射して当該プローブを加熱し、伝導される熱により当該プローブが接する電極端子の表面部分を軟化せしめて、プローブと電子部品の電極端子との接触面積の実質的な拡大を図る。
なおこの時、プローブ近傍に温度検出素子を設設して、プローブおよび電極端子の形状に影響を及ぼさない温度で実施されることを監視する。所定温度以上に上昇した場合に照射を中止する。
試験回路基板と被試験半導体ウエハ、及び加熱用レーザーとの概略の位置関係を図29に示す。当該半導体ウエハ上の電子部品の一つに、試験回路基板のプローブが接触した状態に於いて、当該プローブにレーザー光が照射される状態を図30に示す。
かかるレーザー照射による加熱法を用いる場合のフローチャートを図31に示す。
図29、図30において、半導体ウエハ101は電子部品102となる複数の半導体チップ領域を含み、各半導体チップ領域は、それぞれ複数の電極端子103を有する。
一方、試験回路基板104は、一つの被試験電子部品102よりも大きい開口部105を有し、また一端が当該試験回路基板104に支持され且つ他端が開口部105内に延びて、被試験電子部品の電極端子103に接触可能とされた複数の接触子(以下プローブ)106を具備する。
前記プローブ106の一端は、試験回路基板104に形成された配線層を介して、試験装置(図示せず)に電気的に接続される。
プローブ106の近傍には温度検出素子107が配設され、プローブ106の温度は当該温度検出素子107を介して、レーザー制御装置(図示せず)にフィードバックされ、監視される。
試験用回路基板104は、被試験半導体ウエハ101の上方に配置される。
また、レーザー装置108は、当該レーザー装置108から発せられ集光レンズ109により集光されたレーザー光110が、前記開口105を通して接触子106の先端近傍に照射可能に配設される。
このような構成に於いて、被試験半導体ウエハ101上に試験回路基板104に配置し、加圧して、所定の電子部品102の電極端子103にプローブ106を接触させる。
しかる後、当該プローブ106の電極端子102との接触部近傍に、レーザー光110を照射して、当該プローブを加熱・昇温せしめ、熱伝導により当該プローブ106に接する電極端子103を局部的に加熱する。(図31、ステップ120,121)
個々のプローブ106に対し順次レーザー光110を照射し、その終了をチェックする。(ステップ122、123)
レーザー光110が全ての接触子106に照射されたならば、レーザー照射による加熱は終了する。
プローブ106が直径50μmφのタングステン(W)からなる場合、スポット径が0.05mmΦ、波長が810nm,出力10Wのレーザー光を用い、照射時間0.03秒の照射を行うことにより、電極端子103は180℃まで加熱される。
しかる後、所定の試験を行い、試験終了後、加圧を終了する。(ステップ124,125)
即ち、レーザー光110によりプローブ106の先端近傍を加熱し、その熱により当該プローブ106に接する電極端子103の表面を軟化せしめ、両者の接触面積の実質的な拡大を図った後、所定の試験を実施する。
本実施例では、電極端子103がアルミニウム(Al)からなる平面形状を有する半導体チップに適用したが、はんだなどから構成される球状端子に対しても有効である。
かかるプローブ端子など接触子へエネルギーを与える手段として、レーザー光に代えて、電磁誘導による加熱を用いることもできる。
即ち、ウエハ状態の電子部品の電極端子に対してプローブを接触せしめて、当該電子部品の試験を行う際、当該プローブの半導体部品の電極端子との接触部位近傍に於いて、電磁誘導による交番電流によって発熱せしめ、熱伝導によって当該プローブが接する電極端子の表面部分を加熱・軟化させて、プローブと電極端子との接触面積の実質的な拡大を図る。
試験回路基板と被試験半導体ウエハ、及び電磁誘導コイルとの概略の位置関係を図32に示す。当該半導体ウエハ上の電子部品の一つに、先端近傍に電磁誘導コイルを配されたプローブが接触した状態を図33に示す。
またかかる電磁誘導よるエネルギーの供給法を用いる場合のフローチャートを図34に示す。
図32、図33において、半導体ウエハ101は電子部品102となる複数の半導体チップ領域を含み、各半導体チップ領域は、それぞれ複数の電極端子103を有する。
一方、試験回路基板104は、被試験電子部品102よりも大きい開口部105を有し、また一端が当該試験回路基板104に支持され且つ他端が開口部105内に延びて、被試験電子部品の電極端子103に接触可能とされた複数の接触子(以下プローブ)106を具備する。
前記プローブの一端は、試験回路基板104に形成された配線層を介して、試験装置(図示せず)に電気的に接続される。
試験用回路基板104は、被試験半導体ウエハ101の上方に配置される。
また、プローブ106のそれぞれの先端近傍には、電磁誘導コイル111が巻回配置される。当該電磁誘導コイル111は電0磁誘導制御装置112に接続される。
プローブ106の近傍には温度検出素子107が配設され、当該プローブ106の温度は当該温度検出素子107を介して、電磁誘導制御装置113にフィードバックされ、監視される。
このような構成に於いて、被試験半導体ウエハ101上に試験回路基板104に配置し、加圧して、所定の電子部品102の電極端子103にプローブ106を接触させる。
しかる後、電磁誘導コイル111に周波数50KHz以上の高周波電流を流し、プローブ106の、電極端子103との接触部近傍に電磁誘導により交番電流を発生せしめて、プローブ106を加熱・昇温し、熱伝導によって当該プローブ106に接する電極端子103を局部的に加熱する。(図34、ステップ140,141)
個々のプローブ106に巻回配置された電磁誘導コイル111に対し、順次或いは同時に高周波電流を印加し、その終了をチェックする。(ステップ142、143)
しかる後、電子部品102に対し所定の試験を行い、試験終了後、加圧を終了する。(ステップ144,145)
即ち、電磁誘導加熱法によりプローブ106の先端近傍を加熱し、その熱により当該プローブ106に接する電極端子103の表面を軟化せしめ、両者の接触面積の実質的な拡大を図った後、所定の試験を実施する。
本実施例では、電極端子103がアルミニウム(Al)からなる平面形状を有する半導体チップに適用したが、はんだなどから構成される球状端子に対しても有効である。
図1は端子を有する電子部品と電気回路に接続された接触子の例を示す図である。 図2は本発明の電気的接続方法の原理を説明するフローチャートである。 図3は本発明による電子部品の試験方法の原理を説明するフローチャート図である。 図4は接触子の例を示す図である。 図5は実施例の構成及び作用を説明する図である。 図6は実施例の構成及び作用を説明する図である。 図7は実施例の構成及び作用を説明する図である。 図8の実施例の構成及び作用を説明する図である。 図9は図5〜図8の実施例を示すフローチャートである。 図10は本発明の他の実施例を示す図である。 図11は図10の実施例を示すフローチャートである。 図12は図10の電流制御回路及び試験信号発生回路を含む回路図である。 図13は図12の電気回路の等価回路図である。 図14は本発明の他の実施例の電気回路を示す図である。 図15は本発明の他の実施例を示す図である。 図16は図15の実施例を示すフローチャートである。 図17は本発明の他の実施例を示す図である。 図18は1つの端子あたり2つの接触子を使用する実施例で使用されるのに適した接触子の例を示す横断面図である。 図19は図18の接触子の縦断面図である。 図20は図18及び図19の接触子を含む図12に示される回路図と同様の回路図である。 図21は1つの端子あたり2つの接触子を使用する実施例で使用されるのに適した接触子の例を示す横断面図である。 図22は図21の接触子の縦断面図である。 図23は図21及び図22の複数の接触子をまとめたユニットを示す図である。 図24は図5の実施例および図17の実施例5で使用したヒータの1例としてパルスヒータを用いる例を示す図である。 図25はパルスヒータの制御回路を別に設けず、パルスヒータ制御装置の機能を試験信号発生装置に組み込んだ例を示す図である。 図26は電磁誘導コイルによる加熱の例を示す図である。 図27は1つの端子あたり2つの接触子を使用する実施例で使用される場合の電磁誘導による加熱の例を示す図である。 図28は図27の装置を簡単化して示す図である。 図29はウエハ状態の電子部品の端子に応用した場合のレーザーによる加熱の例を示す図である。 図30は図29の試験回路基板とウエハとを示す部分拡大断面図である。 図31は図29の例においてレーザーを利用する場合のフローチャートである。 図32はウエハ状態の電子部品の端子に応用した場合の電磁誘導による加熱の例を示す図である。 図33は図32の装置の部分拡大図である。 図34は図32の例において電磁誘導による加熱を利用する場合のフローチャートである。
符号の説明
10…電子部品
12…端子
14…回路基板
18…接触子
20…ソケット
21…バネ
22…受け台
23…開口部
24…ヒータ
25…温度検出素子
26…試験信号発生回路
27…ヒータ制御回路
28…電流制御回路
29…直流電源
30…スイッチ
31…信号切換スイッチ
32…情報記録制御回路
33…絶縁性筒体
34a…内部(中心)接触子
34b…筒状接触子
35…バネ(プローブ内部)
36…配線基盤
37…環状絶縁体
38…開口部
39…パルスヒータ
40…パルスヒータ制御回路
41…電磁誘導コイル
42…電磁誘導制御装置
43…同軸型接触子
50…試験用接触子を電子部品の端子に接触させるステップ
51…エネルギーの印加により電子部品の端子の試験用接触子との接触領域を局部的に軟化させるステップ
52…電子部品の試験を行うステップ
53…試験用接触子を電子部品の端子から離すステップ
60…電子部品への加圧ステップ
61…接触子の加熱ステップ
62…温度確認ステップ
63…加熱終了ステップ
64…試験ステップ
65…電子部品への加圧終了ステップ
70…電子部品への加圧ステップ
71…温度確認ステップ
72…加熱終了ステップ
73…加熱終了ステップ
80…電子部品への加圧ステップ
81…ジュール熱による加熱ステップ
82…接触抵抗確認ステップ
83…電流供給終了ステップ
84…試験ステップ
85…電子部品への加圧終了ステップ
86…温度確認ステップ
90…電子部品への加圧ステップ
91…加熱ステップ
92…ジュール熱による加熱ステップ
93…接触抵抗確認ステップ
94…電流供給終了ステップ
95…試験ステップ
96…電子部品への加圧終了ステップ
97…温度確認ステップ
101…半導体ウエハ
102…電子部品
103…電極端子
104…試験回路基板
105…開口部
106…接触子(プローブ)
107…温度検出素子
108…レーザー装置
109…集光レンズ
110…レーザー光
111…電磁誘導コイル
112…電磁誘導制御装置
120…電子部品への加圧ステップ
121…レーザー照射ステップ
122…照射確認ステップ
123…次位置へ移動ステップ
124…試験ステップ
125…電子部品への加圧終了ステップ
126…電子部品への加圧終了ステップ
140…電子部品への加圧ステップ
141…電磁誘導加熱ステップ
142…誘導加熱確認ステップ
143…次位置へ切換ステップ
144…試験ステップ
145…電子部品への加圧終了ステップ

Claims (7)

  1. 電子回路に接続された接触子を電子部品の端子に接触させ、前記接触子を通して前記端子に通電して所望の処理を行い、しかる後前記接触子と前記端子とを分離する電気的接続方法に於いて、前記接触子或いは前記端子にエネルギーを印加することにより、前記端子の前記接触子への接触部を軟化せしめた状態にて、前記所望の処理を行うことを特徴とする電気的接続方法。
  2. 前記所望の処理が、当該電子部品の試験であることを特徴とする請求項1記載の電気的接続方法。
  3. 前記所望の処理が、当該電子部品への情報の書き込み、消去あるいは当該電子部品からの情報の読出しであることを特徴とする請求項1記載の電気的接続方法。
  4. 前記接触子へのエネルギーの印加は、当該接触子を加熱することに行われることを特徴とする請求項1記載の電気的接続方法。
  5. 前記接触子へのエネルギーの印加は、ヒータによる加熱、誘導加熱、或いはレーザー照射による加熱の何れか少なくとも1つによりなされることを特徴とする請求項1、4記載の電気的接続方法。
  6. 前記電子部品の端子へのエネルギーの印加は、前記接触子からの熱伝導によりなされることを特徴とする請求項1、4、5記載の電気的接続方法。
  7. 前記電子部品の端子へのエネルギーの印加は、当該端子に対して、当該端子に接する複数の接触子を通して電流を流すことによりなされることを特徴とする請求項1記載の電気的接続方法。
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