JP2010141932A - 電子デバイスのプローブ接触用電極の製造方法 - Google Patents

電子デバイスのプローブ接触用電極の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プローブを当接する対象となるプローブ接触用電極が硬質化されていることによ
ってプローブが短期間に耐久性を喪失するという不具合を解決し、プローブを長期間使用
することを可能にして生産性を高めることができる電子デバイスのプローブ接触用電極の
製造方法を提供する。
【解決手段】電子デバイスのパッケージ面に形成されてプローブ装置のプローブが当接さ
れるプローブ接触用電極110の製造方法であって、パッケージ面にプレス手段により加
圧して硬化させた下側金属層1を形成し、下側金属層1上に加圧しない状態の上側金属層
2を形成するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、プローブ装置を用いた各種電子デバイスの特性測定作業や、プローブ装置を
用いたIC部品へのデータ入力作業における不便さを解消することができる電子デバイス
のプローブ接触用電極の製造方法に関する。
移動体通信市場においては、各種電装部品の実装性、保守・取扱性、装置間での部品の
共通性等を考慮して、各機能毎に部品群のモジュール化を推進するメーカーが増えている
。また、モジュール化に伴って、小型化、低コスト化も強く求められている。
特に、基準発振回路、PLL回路、及びシンセサイザー回路等、機能及びハード構成が
確立し、且つ高安定性、高性能化が要求される回路部品に関してモジュール化への傾向が
強まっている。更に、これらの部品群をモジュールとしてパッケージ化することによりシ
ールド構造を確立しやすくなるという利点がある。
複数の関連部品をモジュール化、パッケージ化することにより構築される表面実装用の
電子部品としては、例えば圧電振動子、圧電発振器、SAWデバイス等を例示することが
できるが、これらの機能を高く維持しつつ、更なる小型化を図るために、例えば図6に示
した如き二階建て構造のモジュールが採用されている。
即ち、図6(a)は二階建て構造型(H型)モジュールとしての表面実装型圧電デバイ
ス(水晶発振器)の従来構成を示す平面図であり、(b)は縦断面略図であり、(c)は
その底面図である。この水晶発振器Aは、セラミック製の容器(パッケージ)101と金
属リッド102により形成される空所(上面側凹所)101a内に設けた素子搭載用パッ
ド104上に導電性接着剤104aにより水晶振動素子(圧電素子)103を接続した水
晶振動子100と、水晶基板103aの表裏両面に夫々励振電極103bを形成した水晶
振動素子103と、水晶振動子100の底面に接合される容器(パッケージ)105の空
所(下面側凹所)105a内の天井面に設けたIC部品実装電極105cに発振回路、温
度補償回路などを構成するIC部品106をベアチップ実装した底部構造体(IC部品ユ
ニット)107と、を備えている。この水晶発振器Aをプリント基板上に実装する際には
、容器105の底面に設けた実装端子105bを用いた半田付けが行われる(例えば、特
許文献1)。
この水晶発振器Aにあっては、水晶振動素子103の特性をチェックしながら水晶振動
素子の周波数調整(周波数測定)を行うための2つのモニター電極(プローブ接触用電極
)110が、図6(b)(c)に示すように空所105aの天井面の長手方向一端縁寄り
位置であってIC部品搭載時にはIC部品によって隠蔽される位置に配置されている(特
許文献1、2)。調整作業においては、IC部品搭載前に2本のプローブピン(コンタク
ト部材)120をモニター電極110に当接させて通電することにより水晶振動素子を励
振させて出力される周波数を確認し、狙いの周波数と実際の周波数との間に誤差がある場
合には水晶振動素子上の励振電極膜厚を増減させる等の手法によって調整していた。
この水晶発振器Aを組み立てる手順は次の通りである。まず、容器本体101内へ水晶
振動素子103を搭載してから、容器105の空所105a内の2つのモニター電極11
0に対して夫々プローブピン120を接触させて水晶振動素子103の特性をチェックし
ながら水晶振動素子に対する調整を行ってゆく。調整が完了した後で金属リッド102に
より上面側凹所101aを封止する。次いで、空所105a内のIC部品実装電極105
cにIC部品106をフリップチップ実装する。
ところで、各IC部品実装電極105c上にIC部品106の各端子を導体バンプを用
いてフリップチップ接続する際に導体バンプに加える超音波振動エネルギーがIC部品実
装電極105cに対してロスされずに伝達されて接続が良好に行われるようにIC部品実
装電極105cを予め圧縮加工して硬質化しておく必要があるが、IC部品実装電極10
5cとモニター電極110とは同一材料にて同時に形成されるため、モニター電極110
も硬質になっている。即ち、IC部品実装電極105c及びモニター電極110をセラミ
ックから成る空所105aの天井面に形成する場合には、ペースト状のタングステンをセ
ラミック(グリーンシート)面に印刷してからプレス手段によって加圧して硬化させてか
らセラミックと共に焼成して硬質化し、且つ平滑化させている。
一方、モニター電極に当接するプローブピン120の先端部は例えばベリリウム銅等の
比較的軟質の金属材料に金メッキを施した構成を有しているため、硬質化されたモニター
電極と当接することにより短期間で金メッキ層のみならずベリリウム銅部分までも損耗し
てプローブピン先端とモニター電極との接触抵抗が変化して導通が悪化して行き、水晶振
動素子の特性を正確に測定できなくなる事態が発生していた。このため、プローブピンを
頻繁に交換せざるを得ない状況にあり、生産効率を低下させる原因となっている。
このような問題は表面実装型圧電発振器においては、モニター電極に限らず、プローブ
を当接させることによりIC部品にデータを入力するために使用する電極(パッケージ外
面等に形成される)においても同様に生じている。また、パッケージ化された表面実装型
の水晶振動子の周波数をモニターするためにパッケージ底部に形成される実装端子が利用
されるが、この実装端子にプローブを当接させる際にも同様にプローブの損耗という問題
が生じている。更に、SAW共振子の特性をモニターするためにパッケージ外面に装備さ
れるモニター電極についても同様な問題が生じている。
更に、圧電デバイス以外の表面実装型の電子デバイスについても、各種特性測定用の電
極やデータ入力用の電極に対してプローブを当接する際に同様な問題が生じている。
特開2000−278047公報 特許第3406845号 特許第3451018号 特開2004−320420公報
以上のように従来の表面実装型の電子デバイスにあっては、パッケージに搭載された素
子等の特性を測定したり、IC部品にデータを書き込むために使用する電極(プローブ接
触用電極)が硬質化されている場合に、この電極に当接されるプローブ先端を構成する金
属材料が削られて短期間で損耗して導通が悪化することにより交換せざるを得ない状態に
陥るという問題があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、プローブを当接する対象となるプローブ接
触用電極が硬質化されていることによってプローブが短期間に耐久性を喪失するという不
具合を解決し、プローブを長期間使用することを可能にして生産性を高めることができる
電子デバイスのプローブ接触用電極の製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明は、電子デバイスのパッケージ面に形成されてプロー
ブ装置のプローブが当接される電子デバイスのプローブ接触用電極の製造方法であって、
前記パッケージ面にプレス手段により加圧して硬化させた下側金属層を形成する工程と、
前記下側金属層上に加圧しない状態の上側金属層を形成する工程と、含むことを特徴とす
る。本発明では、下側金属層を加圧して硬化するのに対して、上側金属層は加圧しないよ
うにしたことで、下側金属層より軟質の上側金属層を容易に形成することができる。
また本発明は、前記上側金属層の厚みを前記下側金属層より薄くしたことを特徴とする
。本発明では、プローブ接触用電極の上側金属層を薄く形成してプローブ接触用電極の高
さを抑えることにより、例えば、バンプ等を介してIC部品実装電極に搭載されるIC部
品の搭載位置にズレが生じた場合でもIC部品がプローブ接触用電極に接触するのを防止
することができる。
また本発明は、前記上側金属層の厚みを前記下側金属層より厚くしたことを特徴とする
。本発明では、プローブ接触用電極の上側金属層を厚く形成してプローブ接触用電極の高
さを他の電極よりも高く形成することで、プローブの径がプローブ接触用電極より大きい
場合でも、プローブが他の電極等に接触するのを防止することができる。また、軟質の導
電性物資からなる上側金属層の厚く形成したことでプローブ側の摩耗を抑制することがで
き、プローブを長期間使用することが可能になる。
また本発明は、前記上側金属層及び前記下側金属層は、前記パッケージと共に焼成して
固化することを特徴とする。本発明によれば、パッケージの焼成と共に金属層を形成でき
るので金属層の形成が容易である。
また本発明は、前記金属層の材料はタングステン又はモリブデンであることを特徴とす
る。本発明によれば、金属層の材料としてタングステン又はモリブデンも用いることで、
セラミック製のパッケージの焼成と共に金属層を形成することが可能になる。
(a)(b)及び(c)は本発明の一実施形態に係るプローブ接触用電極を備えた電子デバイスの一例としての表面実装型水晶発振器(圧電発振器)の構成を示す要部平面図、縦断面図、及び底面図である。 モニター電極表面の面積よりも狭い先端面の面積を有した小径プローブをモニター電極110の表面に当接させた状態を示した図である。 モニター電極面積よりも先端部の面積が大きい大径のプローブをモニター電極の表面に当接させた状態を示した図である。 本発明の他の実施形態に係るプローブ接触用電極の構成を示す縦断面図である。 (a)(b)及び(c)は本発明のプローブ接触用電極を備えた電子デバイスとしての水晶発振器の組立て手順の一部を示す断面図である。 (a)は二階建て構造型(H型)モジュールとしての表面実装型圧電デバイス(水晶発振器)の従来構成を示す平面図、(b)は縦断面略図、(c)はその底面図である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1(a)(b)及び(c)は本発明の一実施形態に係るプローブ接触用電極を備えた
電子デバイスの一例としての表面実装型水晶発振器(圧電発振器)の構成を示す要部平面
図、縦断面図、及び底面図である。
なお、測定対象物としての表面実装型水晶発振器の各構成要素については図6と同一の
符号を付して説明する。
本実施形態に係るプローブ接触用電極としてのモニター電極110は、少なくとも上層
部分が軟質の導電性物質にて構成されている点が特徴的である。
即ち、モニター電極(プローブ接触用電極)110は、水晶振動子100の底面に接合
される容器(パッケージ)105の空所(下面側凹所)105a内の天井面に形成された
下側金属層1と、下側金属層1上に積層され下側金属層よりも軟質の金属から成る上側金
属層(上層部分)2と、から構成されている。下側金属層1は加圧により硬化させた金属
層であり、上側金属層2は加圧しない状態の金属層である。具体的な材質としては、例え
ばパッケージ105の材質がセラミックの場合、下側金属層1は硬質化されたタングステ
ン膜又はモリブデン膜から成り、上側金属層2は下側金属層上に積層された硬質化されて
いないタングステン膜又はモリブデン膜から成る。更に、上側金属層表面と下側金属層の
露出面にはニッケル膜、金膜が順次積層形成されている。
なお、例えばパッケージ105の材質が低温セラミックの場合、下側金属層1及び上側
金属層2の材質は、上記タングステン、モリブデンに加えて、白金、銀パラジウム合金、
銅であっても良い。さらに下側金属層1及び上側金属層2をガラスエポキシ樹脂等のプリ
ント基板上に形成する場合は、金属層の材質は銅が考えられる。これらの場合も、上側金
属層表面と下側金属層の露出面にはニッケル膜、金膜が順次積層形成されることになる。
また下側金属層1の材質と、上側金属層2の材質を異ならせても良い。また、上層部分
は金属である必要はなく導電性を有した軟質材質であればよい。
容器(パッケージ)101、105は、バッチ処理においては、大面積の複数枚のセラ
ミックシート(グリーンシート)を積層してから焼成することにより固化することにより
製造される。焼成に際しては各セラミックシート間や、セラミックシート表面に配線パタ
ーン、各金属層1、2を形成するタングステン等のペースト状金属膜を所定箇所に配置し
た状態で焼成することにより、容器及び各金属部分を同時に固化することができる。
下側金属層1は、容器105の天井面に印刷形成したペースト状のタングステン膜(ペ
ースト状金属層)をプレス手段(プレス機)により加圧して硬化させた加圧金属層である
。下側金属層1は空所105aの天井面の他の部位に配置されるIC部品実装電極(下面
側内部パッド)105cと同時に形成されることは上述の通りである。
上側金属層2は下側金属層1上に形成されたペースト状のタングステン膜(非加圧金属
層)であり、下側金属層1と異なる点は加圧しない点である。
各金属層1、2は、容器(パッケージ)101、105と共に焼成されることにより固
化されている。積層されたセラミックシート間や、セラミックシート表面に形成された各
金属膜を焼成により固化した後では、加圧金属層である下側金属層1の硬度は、非加圧金
属層である上側金属層2よりも高くなっている。つまり、上側金属層2は下側金属層1よ
りも軟質となっており、上側金属層2は接触するプローブの先端を構成する材質よりも軟
質となるようにする。なお、プローブの材質としては、例えばベリリウム銅にロジウムメ
ッキ処理したもの又は硬質隣青銅にロジウムメッキ処理したもの又はSK−4にロジウム
メッキ処理したもの又は銅合金に金メッキ処理したものなどが挙げられる。
また、上側金属層2の表面の面積は、下側金属層1の表面面積と同等か、僅かに狭く設
定する。但し、上側金属層2の先端部の面積を下側金属層1の面積よりも狭くする場合、
上側金属層の周縁部(外輪郭線)からはみ出す下側金属層表面部分の面積が過大であると
、上側金属層面に当接するプローブの先端部を誤って硬質の下側金属層表面に当接させる
虞があるので、両金属層の寸法関係、位置関係を適切に設定する。
なお、上述のように上側金属層2を導電性樹脂、或いはペースト状の金属にて形成して
もよい。
図2はモニター電極表面の面積よりも狭い先端面の面積を有した小径プローブ(プロー
ブピン)120をモニター電極110の表面に当接させた状態を示している。小径のプロ
ーブ120の先端部は、硬質な下側金属層1とは接触することなく、プローブ先端部より
も軟質な上側金属層2の表面のみと接触し、その際に上側金属層2を加圧変形させるので
両者間の密着度が高まった状態で導通し、プローブが損傷、損耗するのを抑制することで
きる。従って、このように上側金属層2が緩衝材として機能するため、相対的にプローブ
の耐久性を高めることができ、長期間にわたる使用が可能となる。
次に、図3はモニター電極面積よりも先端部の面積が大きい大径のプローブ120をモ
ニター電極の表面に当接させた状態を示している。これは、水晶発振器の小型化によって
モニター電極110が小面積化しているにも関わらず、プローブの小径化に限界が生じた
結果として、モニター電極面積よりもプローブ径が相対的に増大した場合を想定している
。この場合、プローブ120の先端部の一部がモニター電極表面の周辺部からはみ出した
状態で当接したとしても、プローブ先端部は必ず上側金属層2とだけ接触することになる
。従って、プローブ120からの加圧によって上側金属層2は変形しながら緩衝作用を発
揮しつつ、上側金属層2と密着することにより高い導通性を確保することができる。従っ
て、水晶振動素子の周波数特性を正確に測定しつつ、相対的にプローブの耐久性を高める
ことができる。
なお、プローブをモニター電極に当接させることによる測定が正しく終了したことを確
認するためには、上側金属層2の変形状態を目視確認することが有効であり、上側金属層
2の変形状態が不十分であったり、変更状態に偏りがある場合には、測定が正しく行われ
ていない可能性がある。従って、上側金属層2の変形状態から測定の有効、無効を判断す
ることも可能である。
図4は、本発明の他の実施形態に係る圧電発振器の構成を示す縦断面図である。なお、
図1と同一部位には同一の符号を付して説明は省略する。
この図4に示す圧電発振器においては、プローブ接触用電極であるモニター電極110
の上層部分である上側電極層2の厚みを下層部分である下側電極層1よりも薄くしたこと
を特徴とする。具体的には、下側金属層1の厚みを10〜25μm程度とした場合には、
上側金属層2の厚みは10±5μm程度とした。このように構成すると、モニター電極1
10の高さ(下側電極層1の厚みと上側電極層2の厚みとを加算した高さ)を、バンプ等
を介してIC部品実装電極105c上に搭載されるIC部品106の高さ位置より低くで
きる。従って、バンプ等を介してIC部品実装電極105c上にIC部品106を搭載し
た際にIC部品106の搭載位置にズレが生じた場合でも、金属IC部品106がモニタ
ー電極110に接触するのを防止することができる。
また図4に示した圧電発振器においては、モニター電極110の上側電極層2の厚みを
下側電極層1よりも薄くしたが、逆に上側電極層2の厚みを下側電極層1よりも厚くして
も良い。つまり、モニター電極110の高さをIC部品実装電極105cよりも高く形成
しても良い。このように構成するとプローブの径がモニター電極110より大きい場合で
も、プローブがIC部品実装電極105cに接触するのを防止することができる。また、
軟質の導電性物資からなる上側電極層2を厚く形成すると、プローブの摩耗をより抑制す
ることができるので、プローブを更に長期間使用することが可能になる。
なお、これまで説明した本実施の形態では、モニター電極110の上側電極層2が下側
電極層1よりも軟質であるものとして説明したが、モニター電極110の上側電極層2は
、プローブより軟質の材料により構成することが好ましい。そのように構成すれば、プロ
ーブをより長期間使用することが可能になる。
図5は本発明の一実施形態に係るモニター電極(プローブ接触用電極)を備えた電子デ
バイスの一例としての水晶発振器の組立て手順の一部(周波数測定後の手順)を示す断面
図である。
図5(a)では図示しないプローブ装置(測定装置本体)に接続されたプローブ120
の先端をモニター電極110の上層部分を構成する上側金属層2に当接させて測定を行っ
ている。この際、プローブ先端よりも軟質の金属から成る上側金属層2は加圧されること
により凹状に変形しながらプローブ先端と密着して高い導通を確保している。従って、高
精度の測定を行うことが可能となる。しかも、プローブ先端の損耗が大幅に低減される。
(b)は測定を完了してプローブを退避させてから、上側凹所101aを金属リッド1
02により閉止すると共に、下側凹所105aの天井面に設けたIC部品実装電極105
cに対してIC部品106をフリップチップ接続した状態を示している。
(c)はIC部品実装後に下側凹所105a内にアンダーフィル(樹脂)5を充填した
完成状態を示している。
上記各実施形態では、本発明のプローブ接触用電極を水晶発振器のモニター電極として
利用した場合について説明したが、IC部品実装電極105c上に搭載されるIC部品1
06に対してデータを入力したり書き換えたりするためのデータ入力用電極(プローブ接
触用電極)が容器の適所(例えば、側面)に設けられている場合にはこのデータ入力用電
極に対しても本発明のプローブ接触用電極の構造を適用して、プローブの耐久性の向上、
導通性の確保による測定精度の向上を図ることができる。
なお、本発明の各実施形態に係るモニター電極、データ入力用電極は、水晶発振器等の
圧電発振器のみならず、水晶振動子、SAW共振子等の圧電デバイスに装備されるモニタ
ー電極にも適用することができる。例えば、水晶振動子の場合には、その表面実装用のパ
ッケージ底面に配置される実装端子(機器側のマザーボードに実装するための端子)を水
晶振動素子(圧電素子)の特性を測定するためのモニター電極(周波数測定用電極)とし
て使用するが、この実装端子を、硬質の下側金属層と軟質の上側金属層とから構成するよ
うにしてもよい。そうすれば、電子デバイスである水晶振動素子の特性等を測定するため
に使用するプローブの劣化を抑制することができ、プローブを長期間使用することが可能
になる。
更に、本発明のプローブ接触用電極は、圧電デバイス以外の電子デバイスであって、プ
ローブを当接させることにより特性の測定や、IC部品等へのデータ入力のために使用さ
れる電極を備えたもの一般に適用することができる。そうすれば、圧電デバイス以外の電
子デバイスの特性の測定やIC部品等にデータ入力を行うために使用するプローブの劣化
を抑制することができ、プローブを長期間使用することが可能になる。
1…下側金属層、2…上側金属層、100…水晶振動子、101…容器本体(パッケー
ジ)、101a…上面側凹所、102…金属リッド、103…水晶振動素子、103a…
水晶基板、103b…励振電極、104…素子搭載用パッド、104a…導電性接着剤、
105…容器(パッケージ)、105a…空所、105b…実装端子、105c…IC部
品実装電極、106…IC部品、110…モニター電極(プローブ接触用電極)、120
…プローブ

Claims (5)

  1. 電子デバイスのパッケージ面に形成されてプローブ装置のプローブが当接される電子デ
    バイスのプローブ接触用電極の製造方法であって、
    前記パッケージ面にプレス手段により加圧して硬化させた下側金属層を形成する工程と

    前記下側金属層上に加圧しない状態の上側金属層を形成する工程と、含むことを特徴と
    する電子デバイスのプローブ接触用電極の製造方法。
  2. 前記上側金属層の厚みを前記下側金属層より薄くしたことを特徴とする請求項1に記載
    の電子デバイスのプローブ接触用電極の製造方法。
  3. 前記上側金属層の厚みを前記下側金属層より厚くしたことを特徴とする請求項1に記載
    の電子デバイスのプローブ接触用電極の製造方法。
  4. 前記上側金属層及び前記下側金属層は、前記パッケージと共に焼成して固化することを
    特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電子デバイスのプローブ接触用電極の製
    造方法。
  5. 前記金属層の材料はタングステン又はモリブデンであることを特徴とする請求項1乃至
    4の何れか一項に記載の電子デバイスのプローブ接触用電極の製造方法。
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