JP2005324363A - つや消し塗装基材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 つや消し性能のみならず耐汚染性においても優れたつや消し塗装基材を提供する。
【解決手段】 カラーベース層12が形成された基材10のカラーベース層12上に、反射防止層20を備えるつや消し塗装基材100であって、反射防止層20は、屈折率1.4以下の低屈折率層22とこれに隣接した屈性率1.6以上の高屈性率層24とからなり、低屈折率層22は基材10から最も離れた位置に配置されていることを特徴とするつや消し塗装基材100。
【選択図】 図1

Description

本発明はつや消し塗装基材に関するものである。
従来、自動車塗装用のつや消し塗料としては、例えば、特許文献1に記載のような組成のものが用いられており、塗料中にシリカや樹脂ビーズを混入させ、塗膜表面を荒らすことによりつや消し性能を発揮させていた。
特開平4−255765
しかしながら、上記のようなつや消し塗料により塗膜が形成された自動車においては、塗膜の凹凸に基づいて塗膜表面に汚れが付着しやすく、塗膜の耐水性も低下しやすい問題があった。
そこで、本発明の目的は、つや消し性能のみならず耐汚染性においても優れたつや消し塗装基材を提供することにある。
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、基材の最表面層に特定構造の反射防止層又は内部拡散層を形成することで、優れたつや消し性能を付与できるのみならず、耐汚染性をも向上させることができることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明のつや消し塗装基材は、カラーベース層が形成された基材の当該カラーベース層上に、反射防止層を備えるつや消し塗装基材であって、反射防止層は、屈折率1.4以下の低屈折率層とこれに隣接した屈性率1.6以上の高屈性率層とからなり、低屈折率層は基材から最も離れた位置に配置されていることを特徴とするものである。
本発明のつや消し塗装基材においては、低屈折率層と高屈折率層とを隣接させこれを最表面層に形成させることで、或いは、内部拡散層を最表面層に形成させることで、つや消し性能を担保させるために、表面に凹凸を形成させる必要がない。したがって、自動車用に使用した場合であっても優れた耐汚染性を発揮する。また、凹凸のある表面に比べて圧倒的に表面積を小さくすることができるために、水と長期間接触した場合にも水による影響を受けづらく、耐水性にも優れる。
本発明のつや消し塗装基材においては、カラーベース層と反射防止層との間に、入射光を層内部で拡散する内部拡散層を形成させることが好ましい。内部拡散層は入射された光を内部で拡散することから、上記構成のつや消し塗装基材は、つや消し性能がより一層向上する。
この場合において、内部拡散層として、バインダー中に当該バインダーと屈折率の異なる微粒子が分散されたものが好適に採用できる。微粒子を屈折率の異なるバインダー中に分散させることによりより効率的な内部拡散が生じる。
入射光の内部拡散を更に向上させる観点から、内部拡散層を、バインダー中に当該バインダーと屈折率の異なる複数種の微粒子が分散されたものとし、当該複数種の微粒子を互いに屈折率が異ならせるようにすることが好ましい。バインダー中に屈折率の異なる複数種の微粒子が存在することにより入射光が内部で散乱しやすくなり、つや消し性能が更に向上する。
カラーベース層と反射防止層との間、又は、カラーベース層と内部拡散層との間には、低屈折率層及び高屈折率層の屈折率のいずれとも屈折率が異なるつや消し効果増幅層を設けることが好ましい。このような構成にすることによりつや消し性能を一層向上させることができる。この場合において、つや消し効果増幅層を、低屈折率層よりも屈折率が大きく且つ高屈折率層よりも屈折率が小さいようにするとよい。
本発明はまた、カラーベース層が形成された基材の当該カラーベース層上に、入射光を層内部で拡散する内部拡散層を備えるつや消し塗装基材であって、内部拡散層は、基材から最も離れた位置に配置されており、カラーベース層と内部拡散層との間に、内部拡散層と屈折率の異なるつや消し効果増幅層を備えることを特徴とするつや消し塗装基材を提供する。
このつや消し塗装基材においても、つや消し性能向上の観点から、内部拡散層は、バインダー中に当該バインダーと屈折率の異なる微粒子が分散されたものが好ましく、バインダー中に当該バインダーと屈折率の異なる複数種の微粒子が分散され、複数種の微粒子は互いに屈折率が異なることがより好ましい。
つや消し性能のみならず耐汚染性においても優れたつや消し塗装基材が提供される。このようなつや消し塗装基材は自動車の車体に好適に適用できる。
以下、図面を参照しながら、好適な実施形態に係るつや消し塗装基材について説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面は理解を容易にするため一部を誇張して描いており、寸法比率は説明のものと必ずしも一致しない。
図1は第1実施形態に係るつや消し塗装基材の模式断面図である。図1に示す第1実施形態に係るつや消し塗装基材100は、カラーベース層12が形成された基材10のカラーベース層12上に、反射防止層20を備えており、反射防止層20は低屈折率層22と高屈折率層24とから構成されており、低屈折率層22は基材10から最も離れた位置に配置されている。
図2は第2実施形態に係るつや消し塗装基材の模式断面図である。図2に示す第2実施形態に係るつや消し塗装基材110は、カラーベース層12が形成された基材10のカラーベース層12上に、内部拡散層30と反射防止層20とがこの順に積層されており、内部拡散層30はバインダー32とバインダー32中に分散された第1の微粒子34とから構成され、反射防止層20は低屈折率層22と高屈折率層24とから構成されている。
図3は第3実施形態に係るつや消し塗装基材の模式断面図である。図3に示す第3実施形態に係るつや消し塗装基材120は、カラーベース層12が形成された基材10のカラーベース層12上に、内部拡散層30と反射防止層20とがこの順に積層されており、内部拡散層30は、バインダー32とバインダー32中に分散された第1の微粒子34及び第2の微粒子36とから構成され、反射防止層20は低屈折率層22と高屈折率層24とから構成されている。
図4は第4実施形態に係るつや消し塗装基材の模式断面図である。図4に示す第4実施形態に係るつや消し塗装基材130は、カラーベース層12が形成された基材10のカラーベース層12上に、つや消し効果増幅層40と反射防止層20とがこの順に積層されており、反射防止層20は低屈折率層22と高屈折率層24とから構成されている。
図5は第5実施形態に係るつや消し塗装基材の模式断面図である。図5に示す第5実施形態に係るつや消し塗装基材140は、カラーベース層12が形成された基材10のカラーベース層12上に、つや消し効果増幅層40と内部拡散層30と反射防止層20とがこの順に積層されており、内部拡散層30はバインダー32とバインダー32中に分散された第1の微粒子34とから構成され、反射防止層20は低屈折率層22と高屈折率層24とから構成されている。
図6は第6実施形態に係るつや消し塗装基材の模式断面図である。図6に示す第6実施形態に係るつや消し塗装基材150は、カラーベース層12が形成された基材10のカラーベース層12上に、つや消し効果増幅層40と内部拡散層30と反射防止層20とがこの順に積層されており、内部拡散層30はバインダー32とバインダー32中に分散された第1の微粒子34及び第2の微粒子36とから構成され、反射防止層20は低屈折率層22と高屈折率層24とから構成されている。
図7は第7実施形態に係るつや消し塗装基材の模式断面図である。図7に示す第7実施形態に係るつや消し塗装基材160は、カラーベース層12が形成された基材10のカラーベース層12上に、つや消し効果増幅層40と内部拡散層30とがこの順に積層されており、内部拡散層30はバインダー32とバインダー32中に分散された第1の微粒子34とから構成されている。
図8は第8実施形態に係るつや消し塗装基材の模式断面図である。図8に示す第8実施形態に係るつや消し塗装基材170は、カラーベース層12が形成された基材10のカラーベース層12上に、つや消し効果増幅層40と内部拡散層30とがこの順に積層されており、内部拡散層30はバインダー32とバインダー32中に分散された第1の微粒子34及び第2の微粒子36とから構成されている。
第1〜第6実施形態において、低屈折率層22は1.4以下の屈折率を有しており、高屈折率層24は1.6以上の屈折率を有している。また、低屈折率層22と高屈折率層24とは隣接しており、低屈折率層22が最表面に位置している。なお、第7〜第8実施形態においては、内部拡散層30が最表面に位置している。
また、第4〜第6実施形態におけるつや消し効果増幅層40は、低屈折率層22の屈折率とも高屈折率層24の屈折率とも異なる屈折率を有しており、好適な態様においては、低屈折率層22の屈折率を超え高屈折率層24の屈折率未満の屈折率を有している。第7〜第8実施形態については、つや消し効果増幅層40は、内部拡散層30の屈折率と異なる屈折率を有している。
第1〜第8実施形態に係るつや消し塗装基材においては、基材10上に形成されたカラーベース層12の色彩が、最表面の反射防止層20又は内部拡散層30側から認知できるものである必要があるため、反射防止層20、内部拡散層30及びつや消し効果増幅層40は透光性を有している必要がある。
第1〜第8実施形態に適用される基材10は、典型的には鋼板、ステンレススチール板、アルミニウム板等の金属板であるが、有機又は無機高分子からなるものであってもよい。なお、基材10は平板状である必要はなく湾曲や凹凸を有していてもよく、連続板である必要もなく空隙部が形成されていてもよい。
基材10上に形成されるカラーベース層12は、つや消し塗装基材に色彩を与える層であり、ソリッドカラー層(ノンメタリックカラー層)であっても、メタリックカラー層(メタリックベース層)であってもよい。
ソリッドカラー層である場合は、当該層は、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂又はアクリル樹脂とメラミン樹脂との組合わせ等の樹脂に、着色顔料が分散されたもので構成させることができる。この場合において、ソリッドカラー層には顔料分散剤やレベリング剤を含有させてもよい。
メタリックカラー層である場合は、当該層は、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂又はアクリル樹脂とメラミン樹脂との組合わせ等の樹脂に、着色顔料、金属顔料(アルミニウムフレーク等)が分散されたもので構成させることができる。この場合において、メタリックカラー層には顔料分散剤やレベリング剤、金属顔料の配向調整剤や沈降防止剤を含有させてもよい。
反射防止層20を構成する低屈折率層22は、トリフルオロアルキル(メタ)アクリレート、オクタフルオロアルキル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクレートモノマーの少なくとも1種を、単独で又は必要に応じて他の共重合モノマーとともに重合して得られるポリマーからなることが好ましい。低屈折率層22の屈折率は、1.4以下であり、好ましくは1.35以下である。低屈折率層22としてはフッ素系ポリマー(フルオロアルキル(メタ)アクリレートの重合体又は共重合体等)を用いることが好ましく、このようなポリマーを用いることにより、優れた反射防止効果が得られる。
反射防止層20を構成する高屈折率層24は、スチレン;2−ヒドロキシエチルメタクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート;アルキル(メタ)アクリレート;シクロアルキル(メタ)アクリレート等の脂環式炭化水素置換アルキル(メタ)アクリレート、フェノキシエチルアクリレート等の芳香族(フェニル基等)置換アルキル(メタ)アクリレート、メタクリル酸等のモノマーの少なくとも1種を、単独で又は必要に応じて他の共重合モノマーとともに重合して得られるポリマーからなることが好ましい。高屈折率層24の屈折率は、1.6以上であり、好ましくは1.65以上である。高屈折率層24としてはフェニル基含有ポリマーを用いることが好ましく、このようなポリマーを用いることにより、優れた反射防止効果が得られる。
内部拡散層30は、バインダー32と第1の微粒子34、又はバインダー32と第1の微粒子34及び第2の微粒子36とから構成されることが好ましい。バインダー32としては、フィルム形成能があり透光性であればよいが、アクリル樹脂及び/又はメラミン樹脂を用いることが好ましい。アクリル樹脂及び/又はメラミン樹脂を用いることにより、反射防止効果とともに優れた耐久性が得られる。
第1の微粒子34及び第2の微粒子36は、乳化重合、懸濁重合等で作製された微粒子であることが好ましく、その平均粒径は20〜500nmが好ましく、50〜300nmがより好ましく、50〜200nmが更に好ましい。第1の微粒子34及び第2の微粒子36は、例えばラジカル重合可能なモノマーを乳化重合、懸濁重合等で重合して作製でき、使用するモノマーは、第1の微粒子34にあってはバインダーポリマー32の屈折率と異なるように選択し、第2の微粒子36にあってはバインダーポリマー32の屈折率及び第1の微粒子34の屈折率と異なるように選択する。
第1の微粒子34は、スチレン、ジアリルフタレート、ベンジルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート等のモノマーの重合体であることが好ましく、第2の微粒子36は、アルキル(メタ)アクリレート、シクロアルキル(メタ)アクリレート等のモノマーの重合体であることが好ましい。第1の微粒子34及び第2の微粒子36として上記重合体を用いることで光拡散効果が優れるようになる。
内部拡散層30の全重量に占める、第1の微粒子34及び第2の微粒子36の合計重量は10〜90重量%が好ましく、20〜80重量%がより好ましく、30〜70重量%が更に好ましい。第1の微粒子34及び第2の微粒子36の合計重量を上記範囲内にすることにより、光の内部拡散が優れるようになる。
第4〜第8実施形態で用いられるつや消し効果増幅層40としては、(メタ)アクリーレト、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、シクロアルキル(メタ)アクリレート、メタクリル酸等のモノマーの重合体を適用できる。第4〜第6実施形態においては、つや消し効果増幅層40の屈折率は、低屈折率層22の屈折率を超え高屈折率層24の屈折率未満でなければならず、その屈折率は1.42〜1.58が好ましく、1.45〜1.55がより好ましい。一方、第7〜第8実施形態においては、つや消し効果増幅層40は、内部拡散層30の屈折率と異なる屈折率を有している必要があり、その屈折率は1.42〜1.58が好ましく、1.44〜1.54がより好ましい。つや消し効果増幅層40の屈折率を上記範囲にすることにより、優れたつや消し効果が得られる。
第1〜第8実施形態において、基材10の厚さは任意であるが、カラーベース層12の厚さは耐久性と意匠性の観点から10〜100μmであることが好ましく、20〜90μmであることがより好ましい。内部拡散層30の厚さは、光拡散の観点から1〜30μmであることが好ましく、10〜30μmであることがより好ましい。また、つや消し効果増幅層40の厚さは、平滑性とつや消し性の観点から10〜50μmであることが好ましく、10〜30μmであることがより好ましい。
一方、低屈折率層22及び高屈折率層24の厚さは、内部拡散層30やつや消し効果増幅層40に比較して薄いことが好ましく、典型的にはこれらの1/10以下の厚さである。低屈折率層22の厚さは、平滑性と反射防止の観点から1〜20μmであることが好ましく、5〜15μmであることがより好ましい。高屈折率層24の厚さについても、平滑性と反射防止の観点から1〜20μmであることが好ましく、5〜15μmであることがより好ましい。低屈折率層22及び高屈折率層24の厚さを上記範囲とすることにより、高い反射防止効果が得られる。なお、低屈折率層22と高屈折率層24の好適な厚さの比は、1:1である。
第1〜第8実施形態に係るつや消し塗装基材を製造するためには、先ず、基材10上にカラーベース層12を形成する。カラーベース層12は、上述したソリッドカラー層(ノンメタリックカラー層)又はメタリックカラー層(メタリックベース層)を形成する成分を含有する溶液(有機溶媒を含んでいても含んでいなくてもよい)を公知の塗布方法により基材10上に塗布して、上記溶液が有機溶媒を含んでいる場合は当該溶媒を除去する。この場合加熱及び/又は減圧を行ってもよい。なお、上記溶液が硬化剤を含有する場合は当該硬化剤が反応する条件に塗布物を晒す。すなわち、加熱硬化剤を含有する場合は反応温度まで加熱を行い、光硬化剤を含有する場合は光(紫外線等)を照射する。
低屈折率層22、高屈折率層24、内部拡散層30、つや消し効果増幅層40については、上記と同様にカラーベース層12に近い順に積層を行えばよい。この場合において、上述した各組成を含む溶液を公知の塗布方法で塗布することが好ましく、上記と同様に、上記溶液が有機溶媒を含んでいる場合は当該溶媒を除去し、上記溶液が硬化剤を含有する場合は当該硬化剤が反応する条件に塗布物を晒す。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、部及び%は、それぞれ重量部及び重量%を示す。
(合成例1:低屈折率樹脂)
冷却器、温度計、滴下ロート、窒素ガス吹き込み管及び攪拌機を備えた四つ口フラスコにキシレン50部を仕込み100℃に加熱した。その後、フェニルチオメタクリレート(商品名TPMA、住友精化(株)製)89.0部、2−ヒロドキシエチルメタクリレート11.0部、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル1部を均一溶解した混合物を調製し、同温度で保温しながら2時間で滴下し、その後同温度で1時間保温した。
さらに、トルエン10部に2,2′−アゾビスイソブチロニトリル0.2部を均一に溶解し、その後同温度で保温しながら上記四つ口フラスコに30分かけて滴下し、その後同温度で2時間保温した。そして、上記四つ口フラスコを室温まで冷却しトルエンで加熱残分が40重量%になるように調整して樹脂組成物(R−1)を得た。
(合成例2:高屈折率樹脂)
冷却器、温度計、滴下ロート、窒素ガス吹き込み管及び攪拌機を備えた四つ口フラスコにキシレン62部を仕込み135℃に加熱した。その後、スチレン86.0部、2−ヒロドキシエチルメタクリレート11.0部、メタクリル酸3.0部、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル1.1部、ジ−t−ブチルパーオキサイド1.2部を均一溶解した混合物を調製し、同温度で保温しながら2時間で滴下し、その後同温度で4時間保温した。そして、上記四つ口フラスコを室温まで冷却しキシレンで加熱残分が60重量%になるように調整して樹脂組成物(R−2)を得た。
(合成例3:高屈折粒子)
冷却器、温度計、滴下ロート、窒素ガス吹き込み管及び攪拌機を備えたセパラブルフラスコにイオン交換水60部、モノゲンY(乳化剤、第一工業製薬(株)製)0.5部を仕込み60℃に加熱し、窒素置換した。次に、イオン交換水55部、モノゲンY5.3部、スチレン100部、パーブチルH69(日本油脂(株)製)0.3部をホモジナイザー(特殊機化工業(株)製、RBOMICS)用いてプレ乳化した混合液の1/6を30分かけて滴下し、ロンガリット0.2部、1%硫酸第一鉄水溶液0.15部、1%エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム水溶液0.45部を滴下と同時にフラスコ内に添加した。その後、30分保温し、プレ乳化液の残り5/6を2.5時間かけて滴下した。2時間60℃で保温した後、冷却し加熱残分が45重量%になるように調整し、平均粒子径170nmの乳白色の樹脂溶液(R−3)を得た。この粒子の屈折率は1.60であった。
(合成例4:低屈折粒子)
冷却器、温度計、滴下ロート、窒素ガス吹き込み管及び攪拌機を備えたセパラブルフラスコにイオン交換水60部を仕込み60℃に加熱し、窒素置換した。次に、イオン交換水60部、モノゲンY5.3部、メタクリル酸メチル100部、パーブチルH69(日本油脂(株)製)0.3部をホモジナイザー(特殊機化工業(株)製、RBOMICS)用いてプレ乳化した混合液の1/6を30分かけて滴下し、ロンガリット0.2部、1%硫酸第一鉄水溶液0.15部、1%エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム水溶液0.45部を滴下と同時にフラスコ内に添加した。その後、30分保温し、プレ乳化液の残り5/6を2.5時間かけて滴下した。2時間60℃で保温した後、冷却し加熱残分が45重量%になるように調整し、平均粒子径170nmの乳白色の樹脂溶液(R−4)を得た。この粒子の屈折率は1.49であった。
(合成例5:つや消し効果増幅樹脂)
冷却器、温度計、滴下ロート、窒素ガス吹き込み管及び攪拌機を備えた四つ口フラスコにキシレン50部を仕込み135℃に加熱した。その後、スチレン10.0部、メタクリル酸メチル45.0部、メタクリル酸ブチル31.0部、2−ヒロドキシエチルメタクリレート11.0部、メタクリル酸3.0部、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル1.1部、ジ−t−ブチルパーオキサイド1.2部を均一溶解した混合物を調製し、同温度で保温しながら2時間で滴下し、その後同温度で4時間保温した。そして、上記四つ口フラスコを室温まで冷却しキシレンで加熱残分が50重量%になるように調整して樹脂組成物(R−5)を得た。
(メタリックベース塗料)
以下の表1に記載の配合でメタリックベース塗料を作製した。すなわち、シンナー(トルエン/ソルベッソ100=70/30の容量比で混合した溶液)を用い、フォードカップ#4で20秒/20℃になるように希釈してメタリックベース塗料とした。
Figure 2005324363
(実施例1)
合成例1より得られた低屈折率樹脂(R−1)90部、ブロックポリイソシアネート化合物(デスモジュールBL3175、住化バイエルウレタン製、固形分75重量%)10部を配合した。さらに、トルエン/キシレン/ソルベッソ100が40/40/20(重量比)の混合溶剤で固形分10重量%に希釈し塗布液(L−1)を調整した。この塗布液の焼付乾燥塗膜の屈折率は1.40であった。
合成例2より得られた高屈折率樹脂(R−2)90部、ベンゾグアナミン樹脂(メラン310、日立化成工業製、固形分60重量%)10部を配合した。さらに、酢酸ブチル/キシレン/ソルベッソ100/n−ブタノールが40/40/10/10(重量比)の混合溶剤で固形分10重量%に希釈し塗布液(L−2)を作成した。この塗布液の焼付塗膜の屈折率は1.58であった。
合成例3より得られた粒子液(R−3)46.7部,合成例4より得られた粒子液(R−4)108.9部、水性アクリル樹脂(ヒタロイドAE8200、日立化成工業製、固形分38重量%)55.3部、ならびに水性メラミン樹脂(メラン5100、日立化成工業製、固形分90重量%)10.0部を配合した。さらに、水で粘度18秒(フォードカップ#4、20℃)になるように希釈し塗布液(L−3)を調整した。
合成例5より得られた樹脂(R−5)90部、ブロックポリイソシアネート化合物(デスモジュールBL3175、住化バイエルウレタン製、固形分75重量%)10部を配合した。さらに、トルエン/キシレン/ソルベッソ100が40/40/20(重量比)の混合溶剤でフォードカップ#4で18秒になるように希釈し塗布液(L−4)を調整した。この塗布液の焼付塗膜の屈折率は1.52であった。
メタリックベース塗料を処理鋼板に乾燥膜厚が25〜35μになるようにエアスプレーし、120℃で30分焼付乾燥を行った。メタリックベース塗膜の上に塗布液(L−4)をエアスプレーし、120℃で20分焼付乾燥を行い、さらに、塗布液(L−3)をエアスプレーし、150℃で20分焼付乾燥を行った。この塗膜の上にさらに塗布液(L−2)をエアブラシで塗布し、150℃で20分焼付乾燥後、最後に塗布液(L−1)をエアブラシで塗布、150℃で20分焼付乾燥を行いつや消し塗装基材を得た。塗膜特性を表2に示す。
(実施例2)
塗布液(L−4)を塗装しない以外は実施例1と同様の順番で塗装を行いつや消し塗装基材を得た。塗膜特性を表2に示す。
(実施例3)
塗布液(L−1)、(L−2)を塗装しない以外は実施例1と同様の順番で塗装を行いつや消し塗装基材を得た。塗膜特性を表1に示す。
(比較例1)
合成例5より得られた樹脂(R−5)90部、ブロックポリイソシアネート化合物(デスモジュールBL3175、住化バイエルウレタン製、固形分75重量%)10部、艶消し剤(DEGUSSA製、TS100)15部を配合した。さらに、トルエン/キシレン/ソルベッソ100が40/40/20(重量比)の混合溶剤でフォードカップ#4で18秒になるように希釈し塗布液(L−5)を調整した。
実施例1と同様にメタリックベース塗料を処理鋼板に乾燥膜厚が25〜35μになるようにエアスプレーし、120℃で30分焼付乾燥を行った。そして、メタリックベース塗膜の上に塗布液(L−5)をエアスプレーし、120℃で20分焼付乾燥を行いつや消し塗装基材を得た。
つや消し塗装基材の塗膜特性を以下の方法で測定した。得られた塗膜特性を表2に示す。
外観:塗膜表面を艶の度合いを目視で判定した。
耐水性:水道水に7日間浸漬後、塗膜外観を目視判定した。
耐汚染性:3%カーボンブラック分散液を塗膜上にスポットし、12時間放置後、流水中で洗浄し、汚染の程度を目視で調べた。
表面粗さ:表面粗さ計((株)小坂研究所製、SE−3400)で中心線平均粗さRaを測定した。
Figure 2005324363
第1実施形態に係るつや消し塗装基材の模式断面図である。 第2実施形態に係るつや消し塗装基材の模式断面図である。 第3実施形態に係るつや消し塗装基材の模式断面図である。 第4実施形態に係るつや消し塗装基材の模式断面図である。 第5実施形態に係るつや消し塗装基材の模式断面図である。 第6実施形態に係るつや消し塗装基材の模式断面図である。 第7実施形態に係るつや消し塗装基材の模式断面図である。 第8実施形態に係るつや消し塗装基材の模式断面図である。
符号の説明
10・・・基材、12・・・カラーベース層、20・・・反射防止層、22・・・低屈折率層、24・・・高屈折率層、30・・・内部拡散層、32・・・バインダー、34・・・第1の微粒子、36・・・第2の微粒子、40・・・つや消し効果増幅層、100・・・第1実施形態に係るつや消し塗装基材、100・・・第1実施形態に係るつや消し塗装基材、110・・・第2実施形態に係るつや消し塗装基材、120・・・第3実施形態に係るつや消し塗装基材、130・・・第4実施形態に係るつや消し塗装基材、140・・・第5実施形態に係るつや消し塗装基材、150・・・第6実施形態に係るつや消し塗装基材、160・・・第7実施形態に係るつや消し塗装基材、170・・・第8実施形態に係るつや消し塗装基材。

Claims (10)

  1. カラーベース層が形成された基材の当該カラーベース層上に、反射防止層を備えるつや消し塗装基材であって、
    前記反射防止層は、屈折率1.4以下の低屈折率層とこれに隣接した屈性率1.6以上の高屈性率層とからなり、前記低屈折率層は前記基材から最も離れた位置に配置されていることを特徴とするつや消し塗装基材。
  2. 前記カラーベース層と反射防止層との間に、入射光を層内部で拡散する内部拡散層が形成されていることを特徴とする請求項1記載のつや消し塗装基材。
  3. 前記内部拡散層は、バインダー中に当該バインダーと屈折率の異なる微粒子が分散されたものであることを特徴とする請求項2記載のつや消し塗装基材。
  4. 前記内部拡散層は、バインダー中に当該バインダーと屈折率の異なる複数種の微粒子が分散されたものであり、前記複数種の微粒子は互いに屈折率が異なることを特徴とする請求項2記載のつや消し塗装基材。
  5. 前記カラーベース層と前記反射防止層との間に、前記低屈折率層及び前記高屈折率層の屈折率のいずれとも屈折率が異なるつや消し効果増幅層を備えることを特徴とする請求項1記載のつや消し塗装基材。
  6. 前記カラーベース層と前記内部拡散層との間に、前記低屈折率層及び前記高屈折率層の屈折率のいずれとも屈折率が異なるつや消し効果増幅層を備えることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載のつや消し塗装基材。
  7. 前記つや消し効果増幅層は、前記低屈折率層よりも屈折率が大きく前記高屈折率層よりも屈折率が小さいことを特徴とする請求項5又は6記載のつや消し塗装基材。
  8. カラーベース層が形成された基材の当該カラーベース層上に、入射光を層内部で拡散する内部拡散層を備えるつや消し塗装基材であって、
    前記内部拡散層は、前記基材から最も離れた位置に配置されており、前記カラーベース層と前記内部拡散層との間に、前記内部拡散層と屈折率の異なるつや消し効果増幅層を備えることを特徴とするつや消し塗装基材。
  9. 前記内部拡散層は、バインダー中に当該バインダーと屈折率の異なる微粒子が分散されたものであることを特徴とする請求項8記載のつや消し塗装基材。
  10. 前記内部拡散層は、バインダー中に当該バインダーと屈折率の異なる複数種の微粒子が分散されたものであり、前記複数種の微粒子は互いに屈折率が異なることを特徴とする請求項8記載のつや消し塗装基材。

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