JP2005323653A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パチンコ遊技機においては、変動表示ゲームを表示する変動表示装置が備えられ、さらに、演出動作を行う可動演出部材が設けられる場合があるが、限られた遊技領域内に可動演出部材を設けることには様々な問題があった。
【解決手段】 変動表示装置10は、遊技盤1の後方側から取り付けられるとともに、変動表示ゲームを表示するための表示装置20を備えた裏面構成装置30を有する。また、変動表示装置10は、遊技盤1に前方側から取り付けられるとともに、表示装置20の表示部21を前面側に臨ませるための表示用窓部41が形成される前面構成部材40を有する。裏面構成装置30は、変動表示ゲームの演出動作を行う可動演出部材55,56を備えた可動演出装置50を有する。そして、可動演出部材55,56は、遊技盤1裏面側で、表示用窓部41の内外の境界部分で内方向及び外方向に移動可能となっている。
【選択図】図6

Description

本発明は、変動表示装置を備えた遊技機に関する。
一般に、複数の識別情報(特別図柄)を変動表示させる変動表示ゲーム(可変表示ゲーム)を行う変動表示装置(可変表示装置)を備えたパチンコ遊技機が知られている。このようなパチンコ遊技機には、変動表示装置の近傍に可動演出部材を設けて、変動表示ゲームの演出として、例えば、変動表示ゲームにおけるリーチの変動表示と対応した動作を可動演出部材が行うことで、変動表示ゲームのリーチ時の期待感を高めるような演出を行うものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
従来の遊技機の可動演出部材は、遊技盤の前面側、或いは変動表示装置に形成される前面の凹室内に設けられていた。
特開2003−180991号公報(第5頁、図3)
ところで、可動演出部材が遊技盤の前面側、或いは変動表示装置前面の凹室に設けられている場合には、スペースの関係上、可動演出部材の大きさや形状、動作態様が規制されてしまうため、演出効果を高めるには至らなかった。
また、特許文献1に示すように、遊技盤の前面側に大きな可動演出部材を配設する場合には、遊技領域が狭くなり、遊技球の流下領域が制約されてしまう。特許文献1においては、可動演出部材を変動表示装置の右側に隣接して設けており、可動演出部材の右側部と遊技領域の右縁部との間に細い流路しか形成できなくなり、その流路を流下した場合には、遊技球が遊技領域の右端の下部を流下することになり、入賞(特に、遊技盤の左右の中央部に設けられた始動入賞口や大入賞口への入賞)の可能性が低下してしまい、遊技球の入賞や変動表示ゲームの開始条件となる始動入賞に対する期待感が低下する。
逆に、遊技球の流下領域に対する制約を最小限度のものとし、かつ、ある程度の大きさの可動演出部材を設けるようにする場合には、変動表示装置の表示部を小さくしなければならず、変動表示ゲームに対する興趣が低下してしまう。
さらに、特許文献1に示すように、遊技盤の前面側に大きな可動演出部材を配設する場合には、常時可動演出部材の全体が遊技者に見えてしまうため、インパクトのある演出が行えない。
本発明の課題は、遊技領域内の遊技球の流下領域を制約することなく、大きな形状でかつ大きく動作可能な可動演出部材を遊技機に設けられるようにすることである。
上記課題を解決するため請求項1に記載の発明は、遊技盤の略中央に形成される開口部に対応して変動表示装置を備え、該変動表示装置で行われる変動表示ゲームの結果が大当たり結果となった場合に、遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生するように構成された遊技機において、
前記変動表示装置は、
前記開口部に対して後方側から取り付けられるとともに、前記変動表示ゲームを表示するための表示装置を備えた裏面構成装置と、
前記開口部に対して前方側から取り付けられるとともに、前記表示装置の表示部を前面側に臨ませるための表示用窓部が形成される前面構成部材と、
から構成され、
前記裏面構成装置は、
前記表示装置を遊技盤裏面から後方に所定間隔を設けて取り付けるための取付枠体と、
前記表示装置の前方側の位置に設置されるとともに、電気的駆動源の作用により前記変動表示ゲームの演出動作を行う可動演出部材を有する可動演出装置と、
を含み、
前記可動演出装置は、前記可動演出部材の動作空間を前記遊技盤の裏面側において形成する動作空間形成部材を備え、該動作空間形成部材を前記表示用窓部よりも外側に延在するように構成したことを特徴としている。
ここで、遊技機とは、例えば、各種パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機等の弾球遊技機であり、かつ、変動表示装置を有するものである。
また、動作空間形成部材は、後述するように可動演出部材が表示用窓部の内外に渡って動作する場合に、表示用窓部内から表示用窓部の外側に動作空間を形成するように表示用窓部より外側に延出されていれば良い。なお、表示用窓部内は、表示部を前側に臨ませるように空間となっているので、可動演出部材の動作空間を形成する部材がなくても、可動演出部材が動作可能となる。また、表示用窓部内に表示装置の表示部と重なるように、動作空間形成部材を配置してしまうと、表示用窓部が動作空間形成部材に塞がれて表示部の視認性が阻害されてしまう可能性があるので、動作空間形成部材の表示用窓部内の部分は、できるだけ表示装置の表示部と重ならないようになっていることが好ましい。
また、可動演出部材は、遊技盤裏面に直接取り付けても良いし、取付枠体に取り付けても良い。
請求項1に記載の発明によれば、変動表示装置において、可動演出部材を有する可動演出装置が、遊技盤の開口部の後方側から取り付けられる裏面構成装置に設けられているので、可動演出部材が開口部以外の部分に設けられる場合に、遊技盤の裏面側に設けられることになる。
また、可動演出部材は、裏面構成装置に設けられる表示装置より前に設けられている。
また、可動演出部材の動作空間を前記遊技盤の裏面側において形成する動作空間形成部材が表示用窓部より外側に延在するように構成されているので、可動演出部材は、裏面構成装置において、表示装置の表示部を前面側に臨ませる表示用窓部と表示用窓部の外側とで動作可能となっている。この際に、開口部より外側においては、可動演出部材は必ず遊技盤の裏面側となる。
従って、可動演出部材は、遊技盤の裏面側で、かつ、変動表示ゲームを表示する表示装置の表示部の前側に配置され、表示用窓部の内外に渡って配置されるか、表示用窓部の内外のいずれかに配置され、表示用窓部の内外を移動可能となっていることになる。また、可動演出部材は、主に表示用窓部内に配置された部分や、表示用窓部内に移動した部分が表示用窓部から視認可能となる。また、可動演出部材は、表示部と前後に重なる可能性もある。
従って、可動演出部材が遊技盤の裏面側となることから、遊技盤の前面側の遊技球の流下領域を制約することなく、表示用窓部から表示用窓部の外側に渡って大型の可動演出部材を設けることが可能となり、大きな可動演出部材により興趣を向上させることができる。
また、可動演出部材を大型化できるだけではなく、遊技球の流下領域を制約することなく、遊技盤の裏面側に可動演出部材の動作範囲を広くとることが可能となるので、可動演出部材をダイナミックに動作させることが可能となる。
なお、可動演出部材が動作しても、必ず遊技盤1の開口部内に配置される部分がある場合に、前記部分に限っては、その前面が遊技盤1の裏面より前側となっても良い。
また、可動演出部材を動作させる際に、可動演出部材を遊技者が視認不可能な表示用窓部の外側と、遊技者が視認可能な表示用窓部の内側とを移動させることが可能となる。すなわち、可動演出部材(の全体もしくは一部)を見える状態と、見えない状態とに変換することが可能であり、インパクトのある演出動作が可能となる。また、可動演出部材が見える状態では、可動演出部材が表示用窓部の内側にあるので、可動演出部材と表示部の表示とを重ねて、さらにインパクトのある演出も可能となる。
また、可動演出部材が、遊技球の流下領域を制約しないので、可動演出部材が無い場合と同様に変動表示装置を大型化しても問題がなく、変動表示装置を大型化することができる。また、変動表示装置前面凹部(表示用窓部)内に収まるように可動演出部材を設けた場合には、変動表示装置全体が大きくなっても、変動表示装置の表示装置の表示部が小さくなる可能性があるが、本発明では、例えば、常態において可動演出部材を表示部と前後に重なる位置より外側に配置し、演出動作を行う場合にだけ、可動演出部材を表示部と重なる位置に配置可能なので、可動演出部材が表示用窓部内に配置可能となっていても変動表示装置内で表示装置の表示部の占める割合を可動演出部材が無い場合と同様に大きくとることができる。すなわち、可動演出部材があるものとしても変動表示ゲームを表示する表示部を大型化することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記動作空間形成部材には、可動演出部材の周囲を囲う壁部が形成されていることを特徴としている。
ここで周囲を囲う場合に、周囲全体(全周)を囲うのではなく、表示用窓部より外側に延在するように形成された動作空間形成部材の表示用窓部側となる部分を除く周囲を囲むようになっている。すなわち、動作空間形成部材と表示用窓部との境界部分に壁部を形成してしまうと、可動演出部材が表示用窓部の内部と外部との間を移動できなくなってしまう。従って、例えば、動作空間形成部材が表示用窓部の上側にある場合には、動作空間形成部材の左右側部と上部とに壁部を形成し、下側にある場合には、左右側部と下部とに壁部を形成し、右側にある場合には、右側部と上部と下部とに壁部を形成し、左側にある場合には、左側部と上部と下部とに壁部を形成する。
請求項2に記載の発明によれば、遊技者が表示用窓部内を見た場合に、壁部で視界が遮られることにより、表示用窓部の内外に渡って設けられたり、内外に渡って移動可能となったりした可動演出部材が配置されている部分から遊技盤の裏面側が視認できてしまうのを防止することができる。すなわち、可動演出部材の表示用窓部の外側となった部分も、遊技者の視線方向によっては視認可能となるが、この場合に、表示用窓部の外側の可動演出部材だけではなく、遊技盤の裏面側が見えてしまうのを壁部により防止することができる。
また、遊技盤の裏面の変動表示装置の周囲には、例えば、変動表示装置に設けられたランプ、LEDや、可動演出部材の駆動装置等の配線があるが、これら配線が可動演出部材の動作空間内に入り込んで可動演出部材に絡むのを壁部により防止することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の遊技機において、
前記可動演出部材は、常態では所定部位が表示用窓部よりも外側に位置するように設けられ、表示用窓部の範囲内への現出量を変換可能に設けられていることを特徴としている。
ここで、常態とは、可動演出部材が動作していない状態であり、動作中に対して不動作中が常態となる。また、可動演出部材は、変動表示ゲームの演出として動作するので、例えば、変動表示ゲーム中でない場合と、変動表示ゲーム中でも、例えば、変動表示ゲームがリーチやスペシャルリーチの変動表示を行っていない場合は、可動演出部材が動作せずに常態となる。一方、リーチ、特にスペシャルリーチ等のスーパーリーチの際に可動演出部材が動作し、常態でない動作中となる。なお、可動演出部材が動作後停止している場合でも、停止位置が常態での停止位置と異なる場合は、常態でない場合となる。
可動演出部材の所定部位とは、可動演出部材の一部であっても良いし、全部であっても良い。
請求項3に記載の発明によれば、常態では可動演出部材の一部もしくは全部となる所定部位が隠れているので、その現出時によりインパクトのある演出を行える。また、常態では、可動演出部材の所定部位が隠れていること、すなわち、表示用窓部より外側に配置されることにより、表示部と可動演出部材とが前後に重ならないようにすることが可能となり、可動演出部材により表示部の視認性が低下するのを防止することができる。
また、可動演出部材の所定部位が表示用窓部の範囲内への現出量を変換可能なので、可動演出部材は、変動表示ゲームを表示する表示部が臨む表示用窓部の範囲内に移動するように動作することになり、表示部より前側の可動演出部材と変動表示ゲームの表示とでより関連性のある演出を行うことができるし、より興趣の高い演出が可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の遊技機において、
可動演出装置は、遊技盤裏面に取り付けられ、
取付枠体は、可動演出装置の裏面を覆う形状に構成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、遊技盤裏面に可動演出装置を取り付けた後に、可動演出装置の裏面を覆う取付枠体を遊技盤裏面に取り付けることで表示装置を取り付けられることになり、裏面構成装置の取り付けが容易となるとともに、可動演出装置と表示装置とを前後に効率良く配置することができる。
また、可動演出装置の裏面を取付枠体が覆うことで、遊技盤裏面の配線等が可動演出部材に接触するのを取付枠体により防止することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の遊技機において、
取付枠体には、表示用窓部に対応して管状の表示部材が配設されていることを特徴としている。
ここで、管状の表示部材とは、例えば、発光する放電管のことで、蛍光管、ネオン管、プラズマ管等を含むものであるが、発熱量の少なさ等を考慮した場合に、プラズマ管を用いることが好ましい。
請求項5に記載の発明によれば、表示装置として管状の長い発光源(線状光源)を用いることで、従来のランプやLED等の点状光源ではできない斬新な発光演出が可能となる。また、管状の表示部材により、表示部の周囲の他、表示部の外周部分で動作可能な可動演出部材を発光させることも可能であるので、演出効果をより高めることができる。
例えば、長い管状の表示部材を表示部の周囲に配置し、その前に可動演出部材を配置したり、可動演出部材を移動させたりするとともに、可動演出部材を透光性を有する部材で構成すれば、表示部の周囲を発光させるとともに、可動演出部材を発光させることができる。
本発明によれば、可動演出部材が基本的に遊技盤の裏面側となることから、遊技盤の前面側の遊技球の流下領域を制約することなく、表示用窓部から表示用窓部の外側に渡って大型の可動演出部材を設けることが可能となり、大きな可動演出部材により興趣を向上させることができる。
また、可動演出部材を大型にできるだけではなく、遊技球の流下領域を制約することなく、可動演出部材の動作範囲を広くとることが可能となるので、可動演出部材をダイナミックに動作させることが可能となる。
また、可動演出部材を動作させる際に、可動演出部材の全体もしくは一部を遊技者が視認不可能な表示用窓部の外側と、遊技者が視認可能な表示用窓部の内側との間で移動させることが可能となる。すなわち、可動演出部材を見える状態と、見えない状態とに変換することが可能であり、インパクトのある演出動作が可能となる。また、可動演出部材が見える状態では、可動演出部材が表示用窓部の内側にあるので、可動演出部材と表示部の表示とを重ねて、さらにインパクトのある演出も可能となる。
以下、この発明に係る第1実施形態の遊技機であるパチンコ遊技機について図1〜図15を参照して説明する。
第1実施形態のパチンコ遊技機は、遊技盤1に取り付けられた後述する変動表示装置10の構造を除いて、周知のパチンコ遊技機と同様の構成を有するものである。
すなわち、遊技盤1の前面側の遊技領域区画壁2(ガイドレール)に囲まれた部分が遊技領域1aとされ、この遊技領域1aの前方側が透明なガラス板(図示略)を有する開閉可能なガラス枠(図示略)により遊技領域が視認可能に閉塞されている。なお、遊技盤1は、遊技盤1を取り付けるための略正方形状の開口部を有する前面枠に固定される。また、前面枠は、パチンコ遊技機を設置するための島設備に固定される矩形枠状の機枠(図示略)に、一側部が左右に回動自在に軸支された状態で取り付けられる。また、前記ガラス枠は、前面枠に、一側部を回動自在に軸支された状態で、かつ、前面枠の遊技盤1が取り付けられた部分の前面を覆うように取り付けられる。
また、パチンコ遊技機においては、遊技者の操作に基づいて遊技領域内に遊技球を1つずつ順次発射していく発射装置(図示略)を有し、遊技領域内に発射された遊技球が遊技領域内を流下することにより遊技を行うようになっている。すなわち、パチンコ遊技機は、遊技領域を形成した遊技盤1を備え、該遊技領域に遊技球を流下させて遊技を行うようになっている。また、パチンコ遊技機は、遊技球が入賞した場合に、賞球としての遊技球を払い出す排出装置が設けられている。
遊技盤1の前面側の遊技領域となる部分には、遊技球が入賞した場合に賞球を払い出す条件だけが成立する一般入賞口(図示略)、遊技球の流下方向を変動させる障害釘や風車と言われる方向変換部材(図示略)、入賞しなかった遊技球を回収するアウト口1cが形成されている。
また、遊技盤1の遊技領域1aのほぼ中央部に、複数の識別情報(特別図柄:特図)による特図変動表示ゲームを表示可能な表示装置20を有する前記変動表示装置10が設けられ、変動表示装置10の下に特図変動表示ゲームを開始する権利を付与する始動入賞口となる変動入賞装置(図示略)が設けられ、その下に特図変動表示ゲームが大当たり結果となった場合に開放される特別変動入賞装置(図示略)が設けられている。また、遊技盤1には、始動入賞口となる変動入賞装置に遊技球が始動入賞して特図変動表示ゲームが未処理となっている未処理回数(特図始動記憶数)を表示する特図記憶表示器(図示略)が、設けられている。
また、遊技盤1には、普図変動表示ゲームの始動条件を付与する普図始動ゲート(図示略)と、普図変動表示ゲームを表示する普通図柄表示器(図示略)と、普図始動ゲートに遊技球が流入・通過して普図変動表示ゲームが未処理となっている未処理回数(普図始動記憶数)を表示する普図記憶表示器(図示略)とが設けられている。
また、遊技盤1には、光による演出を行うためのサイドランプ等が設けられている。
なお、遊技領域1a内に変動表示装置10、変動入賞装置、特別変動入賞装置等の装置が配置されることになり、これらの装置を除く部分が遊技球が流下可能な遊技球流下領域となる。
また、パチンコ遊技機は、その裏面側に各種制御を行う複数の制御装置を備えている。
そして、これら制御装置の制御により、遊技を開始することにより遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が、一般入賞口、始動入賞口、大入賞口の何れかに入賞すると、入賞口センサ、特図始動入賞口センサ、大入賞口センサに入賞した遊技球が検出されたことに基づき、排出装置から、それぞれの入賞口に対応した所定数の賞球が排出される(払い出される)ようになっている。
また、制御装置の制御により、遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が、普図始動ゲート内を通過すると、普図始動ゲートに対応して設けられた普図始動ゲートセンサに遊技球が検出されたことに基づき、普通図柄表示器において普図変動表示ゲームが行われる。
この普図変動表示ゲームは、普通図柄表示器の表示状態を所定時間変動表示させた後、停止表示させることにより行うようになっている。
この普図変動表示ゲームの結果、普通図柄表示器における停止表示が当たり結果となれば、普図変動表示ゲームが当りとなって、始動入賞口としての変動入賞装置の可動部材が所定時間(例えば、0.5秒間)、遊技球の入賞を容易とするように開放される。それにより、変動入賞装置に遊技球が開放前より入賞しやすくなり、特図の変動表示ゲームの始動が容易となる。
また、遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が、変動入賞装置(始動入賞口)に入賞すると、変動入賞装置の始動入賞口に対応して設けられた特図始動入賞口センサに遊技球が検出されたことに基づき特図の変動表示装置10の表示装置20において、複数種類の識別情報が変動表示される特図の変動表示ゲームが開始される。
この特図の変動表示ゲームの結果として、表示装置20の表示部21の表示態様が特別表示態様(例えば、「1,1,1」等、同じ図柄の組合せの何れか)となった場合には、大当り結果(特別結果)となって特別遊技状態(所謂、大当り)となる。
この大当り中(特別遊技状態中)は、特別変動入賞装置の大入賞口(入賞領域)を開閉する可動部材を閉じた状態から大入賞口に遊技球を入賞可能とする開放状態に変換するサイクル遊技が、所定回数を限度に行われ、これにより遊技者は遊技球を大量獲得する機会を得ることになり、遊技者に有利な状態となる。すなわち、この実施形態のパチンコ遊技機は、変動表示装置10で行われる変動表示ゲームの結果が大当たり結果となった場合に、遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生するように構成されている。
このようなパチンコ遊技機において、変動表示装置10は、略央部に変動表示装置10を取り付けるための開口部1b(図6に図示)を有する遊技盤1に取り付けられている。すなわち、この実施形態のパチンコ遊技機は、遊技盤1の略中央に形成される開口部1bに対応して変動表示装置10を備えたものである。
図1〜4及び図6〜9に示すように、遊技盤1には、その前面の遊技領域1a周囲の外側となる部分に遊技領域区画壁2の少なくとも一部を有するサイドケース3が遊技盤1の遊技領域1aの外側を覆うように設けられている。すなわち、ガラス枠のガラス板(二重ガラスの内側のガラス板)の裏面と遊技盤1の前面とサイドケース3の内周面側に設けられた遊技領域区画壁2とで囲まれる部分が遊技領域1aとなる。
また、遊技盤1には、前記開口部1bが変動表示装置10の後述する前面構成部材40の形状に対応して左右対称で外周が湾曲した状態に形成されている。
また、遊技盤1には、前記開口部1bの下側に、変動入賞装置を取り付けるために第1入賞開口部1dが設けられ、その下に特別変動入賞装置を取り付けるための第2入賞開口部1e設けられ、これら第1及び第2入賞開口部1d,1e左右側方に、それぞれサイドランプ及び一般入賞口を取り付けるランプ開口部1f,1fが設けられている。また、遊技盤1の開口部1bの左側には、普図始動ゲートを取り付けるためのゲート開口部1gが設けられている。
このような遊技盤1に取り付けられる変動表示装置10は、図1〜図9に示すように、遊技盤1の開口部1bに対して後方側から取り付けられるとともに、前記変動表示ゲームを表示するための表示装置20を備えた裏面構成装置30と、遊技盤1の開口部1bに対して前方側から取り付けられるとともに、表示装置20の表示部21を前面側に臨ませるための表示用窓部41が形成される前面構成部材40とを備えている。
前記前面構成部材40は、図10等に示すように、内側が表示用窓部41とされた枠状(筒状)に形成されている。そして、前面構成部材40は、遊技盤1の前記開口部1bの内周面にほぼ沿って筒状に形成され、開口部1b内に挿入された状態に配置される筒状本体部42と、筒状本体部42の前端部から遊技盤1の前面に沿って開口部1bの周囲に配置される取付基板43と、前記筒状本体部42の上半分側の取付基板43から前方に突出して設けられる装飾鎧部材44と、この装飾鎧部材44の左右両端部のそれぞれの下側に後述するワープ入口46,46となる間隔をあけて配置される左右の第1ワープ構成部材45,45と、左右の第1ワープ構成部材45,45の後方に配置される第2ワープ構成部材47,47と、前記筒状本体部42の下半分側に沿って形成され、遊技盤1の前面側から表示装置20の前面となる表示部21の近傍まで後方に延出するステージ構成部材48とを有する。
筒状本体部42は、その前後幅が遊技盤1の厚みとほぼ等しくされ、遊技盤1の開口部1bの内周面に沿って開口部1b内に収納された状態に配置される。この筒状本体部42の内周側が表示装置20の表示部21を前方に臨ませる表示用窓部41となるが、筒状本体部42の内部開口に対して、装飾鎧部材44、第1ワープ構成部材45,45、第2ワープ構成部材47,47及びステージ構成部材48等が内側に突出するように設けられており、これら部材の内側が表示用窓部41となる。従って、表示用窓部41は、遊技盤1の開口部1b及び筒状本体部42の内周となる開口より僅かに狭いものとなっている。
また、表示用窓部41の下半分側は、表示装置20の表示部21の下半分の外周に略沿って上が開放した略コ字状(略C状)となっているが、表示用窓部41の上側は、表示部21の上端部から上側に配置された後述の可動演出装置50の一部が露出するように、表示部21の上半分より広く形成されている。
取付基板43は、筒状本体部42の前端の全周に渡って、鍔状に外側に拡がって形成されるが、取付基板43も変動表示装置10の装飾の一部となっており、場所によって筒状本体部42からの突出量が異なるようになっている。そして、筒状本体部42を遊技盤1の開口部1bに挿入して、取付基板43の裏面を遊技盤1の前面に当接させることで、遊技盤1に対して前面構成部材40が位置決めされ、この状態で、取付基板43を遊技盤1にビス止めすることにより、遊技盤1に前面構成部材40が固定される。
前記装飾鎧部材44は、前面構成部材40の上半分に設けられるもので、筒状本体部42の上半分の前端部から前方に向かって遊技領域1a内に突出して形成され、装飾鎧部材44の前端が遊技領域1aの前側を規制するガラス枠の内側のガラス板の裏面近傍に配置される。そして、装飾鎧部材44は、遊技球が変動表示装置10の上側から表示用窓部41内に進入するのを防止し、表示部21の視認性を確保するとともに、表示部21及び後述の可動演出装置50を保護するようになっている。さらに、ステージ構成部材48の後述するステージ481上への遊技球の変動表示装置10上部からの流入を制限するようになっている。
また、装飾鎧部材44は、前面構成部材40の上半分の左右の中央部で一段上に高く形成される中央鎧部441と、中央鎧部441の左右に隣設される左肩部442と右肩部443とから構成されている。
なお、表示部21の上端部から上に配置される後述の可動演出装置50には、それぞれ可動演出部材54〜56を有する3つの第1〜第3キャラクタ部51〜53が設けられているとともに、中央に第1キャラクタ部51が配置され、第1キャラクタ部51の左側方に第2キャラクタ部52が配置され、第1キャラクタ部の右側方に第3キャラクタ部53が配置されている。また、第2及び第3キャラクタ部52,53の配置位置は、第1キャラクタ部51の配置位置より僅かに低くなっている。
そして、中央鎧部441は、装飾部材として、第1キャラクタ部51の上に配置され、第1キャラクタ部51の周囲を囲む装飾部材である額部444の上部を構成している。また、左肩部442は、後述するように上下に移動する第2キャラクタ部52の可動演出部材55が常態で上に位置する際に、図1に示すように、可動演出部材55の中央部分を隠す飾り(炎を示す飾り)として機能し、図2示すように、第2キャラクタ部52の可動演出部材55が下に移動した際に、可動演出部材55の上部の飾りとして機能する。
また、右肩部443は、後述するように上下に移動する第3キャラクタ部53の可動演出部材56が常態で上に位置する際に、図1に示すように、第3キャラクタ部53の中央部分を隠す飾り(炎を示す飾り)として機能し、図3示すように、第3キャラクタ部53の可動演出部材56が下に移動した際に、可動演出部材56の上部の飾りとして機能する。また、左肩部442の裏面には電気的発光部材としてLEDを有するLED基板(図示略)が配置され、左肩部442の後方に配置される第2キャラクタ部52(可動演出部材55)を正面側から照らすことが可能となっている。同じく右肩部443の裏面には電気的発光部材としてLEDを有するLED基板(図示略)が配置され、右肩部443の後方に配置される第3キャラクタ部53(可動演出部材56)を正面側から照らすことが可能となっている。
図5に示すように、第1ワープ構成部材45,45及び第2ワープ構成部材47,47が、変動表示装置10の外部の遊技領域1aから遊技球を変動表示装置10内となる表示用窓部41の底部を構成するステージ構成部材48のステージ481上に遊技球を誘導するワープ装置を構成している。
第1ワープ構成部材45,45は、装飾鎧部材44と同様に前方に向かって遊技領域1a内に突出して形成され、かつ、装飾鎧部材44の左右の端部(左肩部442及び右肩部443の下端部)との間に上下に遊技球が流入可能な間隔をあけて配置されることで、左肩部442及び右肩部443の下端部と、第1ワープ構成部材45,45との間がワープ装置の左右のワープ入口46,46とされる。
そして、第1ワープ構成部材45,45の上面は、変動表示装置10の外から内に向かって下り傾斜し、ワープ入口46,46から流入した遊技球を変動表示装置10の内側に流入させるようになっている。また、第1ワープ構成部材45,45の前面から前面構成部材40の内側となる内側面を構成する外周面部451,451は、第1ワープ構成部材45,45の上面の前側と内側(表示用窓部41の内周側)とを囲む壁状に構成され、第1ワープ構成部材45,45の上面を流下する遊技球が飛び出すのを防止するとともに、遊技者の視線から遊技球を一旦隠すようになっている。
また、第1ワープ構成部材45,45の上面の内側が外周面部451,451に覆われていることと、第1ワープ構成部材45,45の上面の内側(表示用窓部41の内周側)の端部が後方側に下り傾斜していることにより、第1ワープ構成部材45,45の上面の内側の端部に至った遊技球は、後方に流下し、第1ワープ構成部材45,45の後方に設けられた第2ワープ構成部材47,47の前面に至るようになっている。
第2ワープ構成部材47,47は、第1ワープ構成部材45,45の後方に遊技球の径より短い間隔をあけて配置されるとともに、前面側に遊技球を下方に流下させる溝である流下溝部471,471を有する。また、第2ワープ構成部材47,47の流下溝部471,471の下端部は、下方に開放した状態となっており、流下溝部471の下端部が遊技球をステージ構成部材48上に導出するワープ装置のワープ出口となる。
また、第2ワープ構成部材47,47の後方には、ステージ構成部材48の左右端部の上部となる位置に、第2ワープ構成部材47,47の後端部から表示部21の近傍に延出するようにワープ後方装飾部49,49が形成されている。ワープ後方装飾部49,49の裏面側には電気的発光部材であるLEDを有するLED基板が配置されている。なお、ワープ後方装飾部49,49、第2ワープ構成部材47,47は、不透明であるが透光性を有する部材からなっており、前記LEDに裏面から照らされることで発光した状態となる。
以上のようなワープ装置においては、変動表示装置10の左右近傍の遊技領域1aを流下する遊技球の一部が左右何れかのワープ入口46,46からワープ装置に流入し、遊技盤1の前面側において、第1ワープ構成部材45,45の上面を変動表示装置10の外側から内側に向かって流下し、次いで、後方に向かって遊技盤1前面より後方となる第2ワープ構成部材47,47の前面と第1ワープ構成部材45,45の裏面との間を、第2ワープ構成部材47,47の前面の流下溝部471,471に沿って流下し、流下溝部471,471の下端部であるワープ出口からステージ構成部材48の左右端部に導出される。
ステージ構成部材48は、筒状本体部42の略下半分の内周面を覆うとともに、表示部21の近傍まで(表示部21前方の後述するカバー61の前面まで)後方に延出し、左右端部に配置された前記ワープ後方装飾部49,49とともに、表示用窓部41のほぼ下半分の内周面を構成するようになっている。従って、表示用窓部41のほぼ下半分においては、ステージ構成部材48とその左右両端部のワープ後方装飾部49,49とにより、表示用窓部41から遊技盤1の裏面側が見えないようになっている。
なお、前面構成部材40の上半分の外周部分は、筒状本体部42より後方に部材が無い状態となっており、筒状本体部42の略上半分と表示部21との間に可動演出装置50が配置可能となっている。
ステージ構成部材48上面のワープ出口から遊技球が導出される左右端部は、ステージ構成部材48の中央部に向かって下り傾斜する斜面となっており、遊技球をステージ構成部材48の左右端部の間となる中央部に形成されたステージ481上に流下させるようになっている。また、ステージ構成部材48上面の左右端部には、ワープ出口からステージ481まで遊技球を誘導する溝が形成されている。
また、ステージ481のほぼ中央となる部分には、遊技球を下方の遊技球導出板482上に流下させる流下孔483が形成されている。また、ステージ481の流下孔483の周囲には凹凸が形成され、流下孔483への遊技球の流下割合を調整するようになっている。なお、ステージ481の上面は、基本的に左右側部から中央に向かって下り傾斜するとともに、少なくとも中央部が僅かに前方に下り傾斜しており、ステージ481上で左右の中央に向かって流下した遊技球が左右に転動を繰り返した(繰り返さない場合もある)後に、流下孔483に流入しなかった場合に、ステージ481の前縁から変動表示装置10の下側の遊技領域1aに流下する。
また、流下孔483に流下した遊技球は、流下孔483の下側に設けられた遊技球導出板482の上面に流下する。遊技球導出板482は、その左右側部がステージ481下面に当接し、中央部だけがステージ481の下面と間隔をあけた状態とされ、中央部とステージ481との間の空間に流下孔483から遊技球が流入するようになっている。また、遊技球導出板482の上面は、左右側部から中央部に向かって下り傾斜し、遊技球を中央側に誘導するようになっている。そして、ステージ481と遊技球導出板482の中央部との間の空間の前方側が開放されて、遊技球を前方に導出する導出口484となっている。従って、ステージ481の流下孔483から遊技球導出板482の中央部の上面に流出した遊技球は、導出口484から変動表示装置10の下方の遊技領域1aに流出する。
そして、ステージ481及び導出口484の真下には、変動入賞装置が配置されており、ステージ481もしくは導出口484から下方の遊技領域1aに流下した遊技球は比較的高い確率で、変動入賞装置に入賞するようになっている。なお、ステージ481から流下した遊技球より導出口484から流下した遊技球の方が、より高い確率で変動入賞装置に入賞するようになっている。
裏面構成装置30は、前記表示装置20と、この表示装置20を遊技盤1裏面から後方に所定間隔を設けて取り付けるための取付枠体60と、表示装置20の前方側の位置に設置されるとともに、電気的駆動源となるモータ571の作用により前記変動表示ゲームの演出動作を行う可動演出部材54〜56を有する可動演出装置50とを含むものである。
可動演出装置50は、可動演出部材54を有する第1キャラクタ部51、可動演出部材55を有する第2キャラクタ部52、可動演出部材56を有する第3キャラクタ部53を有するとともに、これら第1〜第3キャラクタ部51〜53の可動演出部材54〜56の動作空間を前記遊技盤1の裏面側において形成する動作空間形成部材58と、前記モータ571を備え、可動演出部材54〜56を駆動する駆動機構とを備えている。
動作空間形成部材58は、可動演出部材54〜56を支持するベースとなるとともに、表示部の上部から上側に配置される可動演出部材54〜56の表示部21より上の背面側と上方側と覆うものである。すなわち、動作空間形成部材58は、その前側が可動演出部材54〜56の動作空間の一部(残りの動作空間は、表示部21上部の前方、すなわち、表示用窓部41の内部空間の上部)となり、動作空間の上部の背面側と動作空間の周囲のうちの下端部を除く左右側方と上方とを囲むようになっている。
従って、動作空間形成部材58は、可動演出部材54〜56の背面側に配置される背面板581と、背面板581の左右側縁及び上縁を一体に囲むように前方に延出する側壁板582とを備える。そして、背面板581が可動演出部材54〜56の背面側を覆い、側壁板582が可動演出部材54〜56の左右側方及び上方を覆うようになっている。すなわち、側壁板582は、可動演出部材54〜56の周囲を囲う壁部であり、動作空間形成部材58には、可動演出部材54〜56の周囲を覆う壁部が形成されていることになる。
側壁板582は、左右端部のほぼ垂直な部分と、左右端部の間のほぼ水平な部分とからなる。また、可動演出装置50の可動演出部材54〜56を備える第1〜第3キャラクタ部51〜53において、左右の第2及び第3キャラクタ部52,53に対して中央の第1キャラクタ部51が少し高くなっていることに対応して、側壁板582の左右端部の間の中央部は、上に突出し、側壁板582が凸字状となっている。また、側壁板582の左右端部の下端部は、左右端部から中央部側に向かってほぼ水平に延出して形成されており、背面板581の下側縁の左右端部にも側壁板582が形成されているが、背面板581の下側縁の左右端部の間は、開放されており、可動演出部材55,56の下方への動作を妨げないようになっている。
また、図7及び図8に示すように、動作空間形成部材58の背面板581の左右側縁及び上縁と、これら左右側縁及び上縁に設けられる側壁板582は、遊技盤1の開口部1bより外側に配置されるとともに、開口部1bの内側に配置される表示用窓部41の内周より外側に配置される。
従って、動作空間形成部材58を表示用窓部41よりも外側に延在するように構成している。
なお、動作空間形成部材58を表示用窓部41よりも外側に延在させるとは、動作空間の全部あるいは一部を表示用窓部41よりも外側に広がるように構成させるということである。
また、動作空間が表示用窓部41よりも外側に広がるとは、前方から見て表示用窓部41内の範囲から外側に動作空間が延在するという意味である。
また、表示用窓部41は、上述の前面構成部材40内に形成される前方を開口した凹室の開口となるものである。すなわち、前面構成部材40は、表示装置20の表示部21を底面として前方に開口した凹室を形成可能に構成されて、表示用窓部41は、該凹室の開口となる。また、表示用窓部41は、前記凹室の側壁(周囲壁)全体で構成されている。すなわち、表示用窓部41は、前面構成部材41の内周部分を構成し、凹室の側壁となる所定の奥行きを有する部材(装飾鎧部材4445,45、第1ワープ構成部材、第2ワープ構成部材47,47、ステージ構成部材48等)で構成されている。そして、動作空間形成部材58は、該凹室の側壁(周囲壁)の後端部に配設されて、該後端部が凹室の空間よりも外側に広くなっている動作空間を構成する。
そして、動作空間形成部材58の側壁板582は、その前端の多くの部分が背面板581と平行な1平面内に配置され、かつ、下部の左右2カ所と、上部の左右2カ所に、前記一平面に沿って外側に拡がるように取付板583,…が形成されている。そして、図4及び図9に示すように、遊技盤1の裏面に可動演出装置50を取り付ける際に、動作空間形成部材58の側壁板582の前端部の複数箇所に設けられた取付板583,…が、遊技盤1の開口部1bより外方にビス止めされる。なお、図9が遊技盤1の裏面を示し、図5が遊技盤1の側面を示すものであるが、図5及び図9においては、遊技盤1に変動表示装置10の前面構成部材40と可動演出装置50とを取り付けた状態で、かつ、取付枠体60及び表示装置20を取り付ける前の状態を示す。
また、可動演出装置50を遊技盤1に取り付ける場合には、先に遊技盤1の前面に前方側から前面構成部材40を上述のように取り付けた後に、前面構成部材40の位置に対応して可動演出装置50を取り付ける。この際に、図4等に示す前面構成部材40のステージ構成部材48の左右両端部から後方に延出する位置決めピン485,485を、図9に示す可動演出装置50の動作空間形成部材58の背面板581の左右端部の下方に突出した部分に形成された位置決め孔584,584に挿入することにより位置決めされる。
背面板581は、その左右側縁及び上縁が上述の側壁板582の形状と同様の形状、すなわち、可動演出部材54〜56の動作空間の左右側方と上方を囲う上述の側壁板582の基端部に対応した形状とされる。一方、背面板581の下縁は、表示部21の上部の周囲を囲む位置に配置される。そして、背面板581の下縁部には、表示部21上部の装飾用の縁取りとなる縁部材585が、背面板の下側縁部の左右両端部間に渡って取り付けられている。
また、遊技盤1の裏面側においては、動作空間形成部材58の側壁板582と、前面構成部材40の下部から後方に表示部21の近傍まで延出するステージ構成部材48とが上下に並んで配置され、これらを合わせると略筒状となる。すなわち、表示用窓部41の内部空間の遊技盤1より奥側の周囲がステージ構成部材48と側壁板582とにより筒状に囲まれた状態となる。また、表示用窓部41の内部空間の遊技盤1より奥側の背面となる部分には、動作空間形成部材58の背面板が配置されるとともに、その下側に表示装置20の表示部21の前方の透明なカバー61が配置される。なお、ステージ構成部材48の後端及び動作空間形成部材58の背面板581の裏面は、カバー61前面に当接もしくは近接するようにほぼ同一平面内に配置されている。
そして、前面構成部材40の表示用窓部41から遊技者がその内部空間の遊技盤1より奥側を見た場合に、内部空間の遊技盤1より奥側の周囲がステージ構成部材48と側壁板582に囲まれ、その奥に表示部21と背面板581とが配置されることから、遊技盤1の裏面側の変動表示装置10より外側が見えることがないようになっている。
可動演出装置50には、それぞれ、可動演出部材54〜56を備えて、左右に並んだ3つの第1〜第3キャラクタ部51〜53を有する。
中央の第1キャラクタ部51は、他の第2及び第3キャラクタ部51,52より一段高く配置されるとともに、後述するように後方に可動演出部材54〜56の駆動機構のモータ571を有する主要部が配置され、他の第2及び第3キャラクタ部51,52より前方に突出して配置される。
第1キャラクタ部51には、第1キャラクタの一部となる固定演出部材511と、固定演出部材511の前方で、動作する可動演出部材54と、第1キャラクタ部51の固定演出部材511の周囲を囲む装飾部材としての額部444を、前面構成部材40の中央鎧部441とともに構成する下額部512とが設けられている。
固定演出部材511は、例えば、第1キャラクタの顔をレリーフにしたもので、凹凸を有する立体形状となっている。また、この例において、第1キャラクタ部51が示す第1キャラクタは、例えば、孫悟空となっており、固定演出部材511は、孫悟空の顔をレリーフにしたものとなっている。
また、可動演出部材54は、棒状の道具を持ったキャラクタの手を示す立体形状のレリーフであり、例えば、回転するように動作する。可動演出部材54は、例えば、道具としての如意棒の中央部を掴んだ拳状の手を示すものとなっており、ほぼ如意棒の中心(可動演出部材54の中心)を回転中心として回転動作するようになっている。なお、動作機構については、後述する。また、可動演出部材54の回転中心は、固定演出部材511の左右の中央部の下端部となっており、回転する可動演出部材54の回転中心より上側を移動する部分が固定演出部材511と前後に重なるようになっている。また、可動演出部材54(如意棒)は常態では水平で、左及び右にそれぞれ360度程度回転するように動作する。
また、固定演出部材511及び可動演出部材54は、光を透過する透光性を有する部材からなっている。そして、固定演出部材511の後方には、後述のベース部材572の前面側に電気的発光部材としてのLEDを有するLED基板591が配置され、固定演出部材511の背面側から固定演出部材511に光を当てて固定演出部材511を発光した状態とすることが可能となっている。従って、固定演出部材511は、発光により遊技の演出を行う発光演出部材としても機能している。なお、可動演出部材54も、固定演出部材511と前後に重なる部分は、後方から光を照射された状態となり、発光した状態となる。
なお、第1キャラクタ部51の可動演出部材54は、他の可動演出部材55,56とは異なり、ほぼ全体が遊技盤1の前面より前側に配置され、かつ、全体が常態及び動作中に拘わらず前面構成部材40の表示用窓部41の内側に配置されている。すなわち、可動演出部材54は、表示用窓部41内で動作するようになっており、常態及び動作中において、可動演出部材54の全体が表示用窓部41から視認可能となっている。
下額部512は、固定演出部材511が固定される後述の透明な支持部材514を介して固定演出部材511に固定されており、固定演出部材511の下部を下側から囲うように略U字状に形成されている。また、可動演出装置50を前面構成部材40が固定された遊技盤1に後方から取り付けると、下額部512の左右端部が前面構成部材40の中央鎧部441の左右端部にほぼ当接した状態となり、下額部512と中央鎧部441とが合わさって枠状となることで、固定演出部材511の周囲を囲む額部444が形成される。
また、固定演出部材511及び下額部512は、透明な支持部材514に支持されるようになっている。支持部材514は、遊技盤1前面に沿った板状に形成されるとともに、上部に後方に延出する延出部が形成され、この延出部の先端部が、後述する動作機構のベース部材572に接続されて固定される。
そして、支持部材514の前面に固定演出部材511が取り付けられ、支持部材514の前面の下側縁部に下額部512が取り付けられるようになっている。
なお、図11〜図13の可動演出装置50の分解斜視図において、便宜上、支持部材514がモータ571より後に配置されているが、実際には、支持部材514は、モータ571より前に配置され、固定演出部材511とモータ571の間に配置されることになる。なお、支持部材514の中央の円板状に前方に突出する突出部内にモータ571の後端部が挿入された状態となる。
第2キャラクタ部52は、第1キャラクタ部51の左側方で第1キャラクタ部51より僅かに低い位置に配置されるとともに、第1キャラクタ部51の後方で、かつ、遊技盤1の裏面より後方に配置される。
第2キャラクタ部52には、可動演出部材55が設けられるとともに、可動演出部材55は、主動作部551と、従動作部552とからなっている。
可動演出部材55の主動作部551は、例えば、第2キャラクタの一部として第2キャラクタの顔をレリーフにしたもので、凹凸を有する立体形状となっている。また、この例において、第2キャラクタ部52が示す第2キャラクタは、例えば、猪八戒となっており、主動作部551は、猪八戒の顔をレリーフにしたものとなっている。
そして、主動作部551は、右側方を中心とする円弧に沿って上下に昇降移動するようになっており、常態となる原点位置が最も高い位置となる。
また、可動演出部材55の主動作部551が常態となる原点位置に有る場合には、図8に示すように、遊技盤1の裏面側において、主動作部551の上部の1/3程度が開口部1bより外側に配置された状態となっている。さらに、図1に示すように前面構成部材40の表示用窓部41が開口部1bより狭く、表示用窓部41の内周が開口部1bの内側となることから、常態の位置にある主動作部551は、上から2/3程度の部分が表示用窓部41より外側に配置されている。そして、主動作部551が常態となる位置から最も下方に移動した場合には、図2に示すように、主動作部551のほぼ全体が表示用窓部41内に露出するようになっている。
また、可動演出部材55の従動作部552は、棒状の道具を持った第2キャラクタの両腕を示すものである。例えば、従動作部552は、棒状の道具としての九歯のまぐわを持つ二本の腕を示すものとなっている。また、従動作部552は、主動作部551の裏面側において、主動作部551の中央部より下側に配置され、棒状の道具が主動作部551の下縁部より下に配置されている。
そして、可動演出部材55は、その上部の左右端部のうちの可動演出装置50の内側となる右端部が主動作部551に回動自在に連結され、左端部が後述するように背面板581に設けられたガイドスリット588に案内されて、時計回りに回転しながら主動作部551ともに下降するようになっている。なお、従動作部552の棒状部分(九歯のまぐわ)は、常態では、右端部を左端部より高くした斜めとなっているのに対して、主動作部551が最も下に下降した場合には、右端部を左端部より低くした斜めとなる。従って、従動作部552の右端部は、主動作部551よりも大きく下降し、ダイナミックに動作することになる。
また、後述するように、可動演出部材55の右斜め上方には、電気的発光部材としてのLEDを有するLED基板592が設けられている。従って、第2キャラクタ部52の可動演出部材55は、上述の前面構成部材40の左肩部442の裏面に設けられたLED基板により前から光を照射されるとともに、右斜め上方のLED基板592から光を照射される。そして、可動演出部材55の主動作部551は、最も下方に移動した場合を除いてほぼ真正面から光を照射されることにより際だつようになっている。なお、可動演出部材55の少なくとも一部が、前面構成部材40の表示用窓部41の外側に配置されることにより、前面構成部材40の裏面側に配置された電気的発光部材で、可動演出部材55を正面から照らすことが可能となる。
さらに、LEDは拡散光源であるが、正面側のLEDの発光方向(中心の方向)が可動演出部材55の前面に対して直交する方向で、右斜め上側のLEDの発光方向(中心の方向)が可動演出部材55の前面に沿った面方向であることにより、凹凸を有する立体構造である可動演出部材55の表面を単に際だたせるだけではなく、適度に陰影を形成し、より立体感のある外観とすることができる。
第3キャラクタ部53は、第1キャラクタ部51の右側方で第1キャラクタ部51より僅かに低い位置に配置されるとともに、第1キャラクタ部51の後方で、かつ、遊技盤1の裏面より後方に配置される。
第3キャラクタ部52には、可動演出部材56が設けられるとともに、可動演出部材56は、主動作部561と、従動作部562とからなっている。
可動演出部材55の主動作部561は、例えば、第3キャラクタの一部として第3キャラクタの顔をレリーフにしたもので、凹凸を有する立体形状となっている。また、この例において、第3キャラクタ部53が示す第3キャラクタは、例えば、沙悟浄となっており、主動作部561は、沙悟浄の顔をレリーフにしたものとなっている。
そして、主動作部561は、左側方を中心とする円弧に沿って上下に昇降移動するようになっており、常態となる原点位置が最も高い位置となる。
また、可動演出部材56の主動作部561が常態となる原点位置に有る場合には、図8に示すように、遊技盤1の裏面側において、主動作部561の上部の1/3程度が開口部1bより外側に配置された状態となっている。さらに、図1に示すように前面構成部材40の表示用窓部41が開口部1bより狭く、表示用窓部41の内周が開口部1bの内側となることから、常態の位置にある主動作部561は、上から2/3程度の部分が表示用窓部41より外側に配置されている。そして、主動作部561が常態となる位置から最も下方に移動した場合には、図3に示すように、主動作部561のほぼ全体が表示用窓部41内に露出するようになっている。
また、可動演出部材56の従動作部562は、棒状の道具を持った第3キャラクタの両腕を示すものである。例えば、従動作部562は、棒状の道具としての降魔宝杖を持つ二本の腕を示すものとなっている。また、従動作部562は、主動作部561の中央部より下側に配置され、棒状の道具が主動作部561の下縁部より下に配置されている。
そして、可動演出部材56は、その上部の左右端部のうちの可動演出装置50の内側となる左端部が主動作部561に回動自在に連結され、右端部が後述するように背面板581に設けられたガイドスリット588に案内されて、反時計回りに回転しながら主動作部561ともに下降するようになっている。なお、従動作部562の棒状部分(降魔宝杖)は、常態では、左端部を右端部より高くした斜めとなっているのに対して、主動作部561が最も下に下降した場合には、左端部を右端部より低くした斜めとなる。従って、従動作部562の左端部は、主動作部561よりも大きく下降し、ダイナミックに動作することになる。
また、後述するように、可動演出部材56の左斜め上方には、電気的発光部材としてのLEDを有するLED基板593が設けられている。従って、第3キャラクタ部53の可動演出部材56は、上述の前面構成部材40の右肩部443の裏面に設けられたLED基板により前から光を照射されるとともに、左斜め上方のLED基板593から光を照射される。従って、第2キャラクタ部52の可動演出部材55と同様に、照明により際だたせられるとともに、立体感を高められる。
次ぎに、第1〜第3の可動演出部材54〜56の駆動機構について説明する。
可動演出装置50の動作空間形成部材58の背面板581の左右の中央部には、モータ571を支持する本体が板状となったベース部材572が設けられている。ベース部材572は、モータ571の前端面に取り付けらた取付プレート(図示略)を介してモータが取り付けられるようになっている。なお、モータ571は、その回転軸を水平に後方に向けた状態で、ベース部材572前面に取り付けられる。また、ベース部材572は、その裏面が背面板581の前面に対して間隔をあけて背面板581に取り付けられている。すなわち、ベース部材572裏面と、背面板581の前面には、モータ571の回転軸の先端に取り付けられる後述の駆動ギアカム部材573を配置する空間が形成されている。
また、ベース部材572には、その下端部の中央に、第1キャラクタ部51の可動演出部材54を回転させる回転軸(図示略)を回転自在に支持する軸受けとなる管状の軸受け管574が設けられている。
軸受け管574は、モータ571の真下に設けられるとともに、モータ571の回転軸と平行に形成されている。そして、回転軸の前端部には、可動演出部材54が直交するように固定されている。
そして、軸受け管574内には、回転自在に可動演出部材54の回転軸が挿通されており、ベース部材572の軸受け管574が尿意棒を持つ手である可動演出部材54を回転自在に支持している。
なお、ベース部材572には、駆動ギアカム部材573を挿通可能な開口部が設けられ、この開口部を塞ぐようモータ571に取り付けられた図示しない取付プレートがベース部材572に取り付けられる。また、ベース部材のモータ571が取り付けられる前面側には、上述のLED基板591が取り付けられる。
また、ベース部材572の前面側の左の下側縁部には、遊技盤1前面に対して略直角で、かつ、斜め左下を向くようにLED基板592が取り付けられ、かつ、前面側の右の下側縁部には、遊技盤1前面に対して略直角で、かつ、斜め右下を向くようにLED基板593が取り付けられる。
駆動ギアカム部材573は、第1キャラクタ部51の可動演出部材54を駆動する駆動ギア573aと、第2及び第3キャラクタ部52,53の可動演出部材55,56を駆動するカム573bとが一体となったものである。
駆動ギアカム部材573は、概略円板状で、その中央にモータ571の回転軸が直交するように固定されている。そして、駆動ギアカム部材573の円板状の本体部の中心から下半分(常態で下)の外周部には、多数の歯が形成されて駆動ギア573aとなっている。一方、駆動ギアカム部材573の常態で上部となる部分には、三角形状のカム573bが外側に向かって突出して形成され、カム573bが常態で頂点を真上を向けて配置されている。なお、カム573bは、その頂点が、円板状の本体部の中心から半径の2倍程度の距離に配置されるようになっている。
駆動ギアカム部材573には、状態で下側の外周部に、円弧板状のシャッタ板573cが設けられている。このシャッタ板573cは、状態で、駆動ギアカム部材573の円板状の本体部の最下端となる位置から、本体部の外周に沿って左右にそれぞれ60度程度となる位置まで円弧状に形成されるもので、円板状の本体部に対して直角に後方に向かって立設された円弧板である。
また、円弧板状のシャッタ板573cには、常態で最下端部となる位置に所定幅のスリット(図示略)が前後方向(駆動ギアカム部材573の本体部に直交する方向)に沿って形成されている。このシャッタ板573cは、背面板581の駆動ギアカム部材573の下端部に対応する位置に固定された光学センサ基板576に対応して形成されたものである。
光学センサ基板576は、互いに離間して発光部と受光部とを備えるとともに、発光部と受光部との間に、シャッタ板573cが通過可能となっている。そして、光学センサ基板576の受光部と発光部との位置は、駆動ギアカム部材573が、カム573bの頂点が真上を向いた位置で、受光部と発光部との間にシャッタ板573cのスリットが配置されるように設定される。従って、駆動ギアカム部材573がカム573bを真上に向けた原点位置にあると、発光部からの光がシャッタ板573cのスリットを通り受光部で検出され、駆動ギアカム部材573が原点位置から回転移動すると、シャッタ板573cのスリットの位置がずれて発光部からの光はシャッタ板573cに遮られ受光部で受光できない状態となる。これにより、受光部で発光部の光を検出した場合に、駆動ギアカム部材573が原点位置にあることになり、原点位置の検出が可能となる。なお、図13において、光学センサ基板576が、ベース部材572より前に図示されているが、実際には、光学センサ基板576は、ベース部材572の後方側で、背面板581の前面に固定されている。
また、駆動ギアカム部材573は、ベース部材572にモータ571を取り付けた状態で、ベース部材572の裏面側に配置される。
また、ベース部材572の軸受け管574に挿通された可動演出部材54の回転軸の後端部には、従動ギア575が固定されている。そして、従動ギア575は、回転軸が軸受け管574に挿通された状態で、駆動ギアカム部材573の駆動ギア573aと噛み合うようになっている。
これにより、モータ571が作動して、駆動ギアカム部材573が回転すると、駆動ギアカム部材の駆動ギア573aに噛み合う従動ギア575が回転し、回転軸を介して従動ギア575に繋がれた第1キャラクタ部51の可動演出部材54が回転する。なお、モータ571は、左右に回転(正転・逆転)可能となっており、可動演出部材54も左右のいずれにも回転可能となっている。なお、駆動ギアカム部材573と一体に回転する駆動ギア573aと、可動演出部材54と一体に回転する従動ギア575とが直接噛み合っていることから、駆動ギアカム部材573のカム573bの回転方向と、可動演出部材54の回転方向とが逆となる。この場合に、可動演出部材54が右(時計回り)に回転すると、後述するようにカム573bの回転により左の第2キャラクタ部51の可動演出部材55が動作し、可動演出部材54が左(反時計回り)に回転すると、後述するようにカム573bの回転により右の第3キャラクタ部53の可動演出部材56が動作することになる。
なお、駆動ギア573aと従動ギア575とのギア比は、駆動ギア573aが80度弱程度回転すると、従動ギア575が1回転(360度回転)するようになっている。なお、駆動ギアカム部材573は、ベース部材572裏面に設けられた図示しない左右のストッパにより、例えば、時計回り及び半時計回りにほぼ90度以内で回転可能となっている。
また、可動演出部材54は、第1キャラクタである孫悟空の如意棒を持った手となっているので、可動演出部材54が動作した場合には、固定演出部材511で示される孫悟空の前で如意棒を振り回す演出となる。
また、駆動機構においては、駆動ギアカム部材573の左右にそれぞれ、アーム部材577、アーム部材578が配置されている。左のアーム部材577は、右から左に僅かに下り傾斜して左右斜めに延在するアーム細板57aと、右側端部となる基端部から前方に延出するとともに上下に延在する受動板57bと、アーム細板57aの基端部でかつ受動板57bの下端部となる位置に形成された回転軸57cと、アーム細板57aの基端部(受動板57b)と左端部となる先端部との間に形成されたバネ接続部57dと、アーム細板57aの先端部に設けられた主動作部551を取り付けるボス57eと、アーム細板57aの先端部のボス57eの下側に設けられて後述の従動作部552の回転軸を回動自在に支持するピン孔57fとを有するものである。
アーム細板57aは、基端部の回転軸57cを中心に回転自在となっており、先端部側が回転軸57cを中心とする円弧に沿って上下に移動可能となっている。そして、アーム細板57aの先端部には、ボス57eにより、従動作部552を間に挟んだ状態で、主動作部551が固定されている。従って、後述するようにアーム細板57aの先端部が上下動することにより、第2キャラクタ部52の主動作部551が上下動するようになっている。
受動板57bは、アーム細板57aの基端部において、前後方向に立設されるとともに上下方向に延在した状態となっており、回転軸57cより高い位置となる上端部が、前記駆動ギアカム部材573のカム573bに当接するようになっている。なお、後述するようにアーム部材577は、常態(受動板57bの上端にカム573bが接触していない状態)においては、バネ57gにより受動板57bの上端部が回転軸57cの真上より僅かに左にずれた位置となるように支持されている。なお、受動板57bの上端部は補強のため管状に形成されている。
そして、駆動ギアカム部材573が反時計(左)回りに回転すると、駆動ギアカム部材573が上述の原点位置から60度程度以上回転したところで、カム573bの左側面が受動板57bの上端部に当接し、受動板57bの上端部を左斜め下方に押すことになり、これによりアーム部材577がバネ57gの付勢力に抗して回転し、アーム部材577の先端部に固定された主動作部551が下方に移動するようになっている。なお、アーム部材577の下方への移動は、例えば、背面板581のアーム部材577の下方に前方に突出して形成されたストッパ57hにアーム部材577が接触することにより規制される。
回転軸57cは、背面板581と、背面板581との間に前後に間隔をあけて配置されたベース部材572との間に挟まれた状態で、後端部が背面板581の軸受け筒57iに回転自在に支持され、前端部がベース部材の軸受け筒(図示略)に回転自在に支持されている。
バネ接続部57dは、上端部を動作空間形成部材58の上端部のバネ支持突起586に支持されたバネ57gの下端部が接続される鉤状の部材である。そして、バネ57gの付勢力により、基端部が回転軸57cにより回転自在なアーム部材577が自重と可動演出部材55との荷重とにより先端部が下方に下がるように回転するのを規制し、アーム部材577を常態での所定位置に保持している。また、上述のようにカム573bによりアーム部材577の先端部を下方に下げられた後に、カム573bが逆回転して後退した場合に、バネ57gの付勢力により、アーム部材577の先端部を上方に上げて常態での位置に戻すようになっている。
なお、バネ支持突起586には、キャップ587が嵌合されることにより、バネ57gの上端部の脱落を防止するようになっている。
また、ボス57eに可動演出部材55の主動作部551の裏面に設けられた突出ピン(図示略)が嵌合することで主動作部551がアーム細板57aとの間に前後に間隔をあけて固定される。そして、アーム細板57aと主動作部551との間に従動作部552が配置されている。そして、アーム細板57aの先端部のピン孔57fと、主動作部551の裏面のピン孔(図示略)に、従動作部552の上端部でかつ右端部となる位置を前後に貫通する支持軸(図示略)の前後端部が固定されている。また、貫通する支持軸に対して従動作部552が回転自在とされている。
従って、主動作部551及びアーム部材577に対して従動作部552が回転自在に支持されている。さらに、従動作部552の上端部でかつ左端部となる位置には、後方に延出する案内ピン57j(図9に図示)が設けられている。また、背面板581には、図9に示すように、前記案内ピン57jに対応する位置にほぼ水平で、かつ、僅かに下に凸となるように湾曲して形成されたガイドスリット588が形成され、案内ピン57jの後端部が前記ガイドスリット588を前後に貫通している。案内ピン57jのガイドスリット588から背面板581の裏面側に突出した部分には、抜け止めリング57kが止め輪により固定されている。
そして、前記案内ピン57jとガイドスリット588との位置関係は、アーム部材577が常態となる配置、すなわち、僅かに右から左に下り傾斜した状態で、ガイドスリット588の左端部に案内ピン57jが配置され、かつ、アーム部材577の先端となる左端部が常態の配置から移動して最も下降した場合に、ガイドスリット588の右端部に案内ピン57jが配置されるものである。
すなわち、アーム部材577が先端部を常態位置から下降させた場合に、案内ピン57jは、ほとんど下降することなくほぼ水平に左から右に移動することになる。なお、上述のように案内ピン57jは、従動作部552の上端部でかつ左端部となる位置にあり、一方、従動作部552の上端部でかつ右端部となる位置は、支持軸によりアーム部材577及び主動作部551に対して回転自在に支持されている。
以上のことから、アーム部材577の先端部及び主動作部551が常態となる位置から下方に移動すると、従動作部552の上端部の右端部は、アーム部材577の先端部と主動作部551とともに下降することになるが、従動作部552の上端部の左端部は、ほぼ水平に左から右に移動することになり、その上下位置が大きく変化することがない。これにより、従動作部552は、右側だけが下降し、左側が左右に移動するので、従動作部552は、その右側が主動作部551とともに下降しならが、相対的に左側に対して右側が低くなるように回転する。
これにより、第2キャラクタ部52の可動演出部材55は、常態から主動作部551が下降するとともに、従動作部552は、その右側を下降させながら右(時計回り)に回転する。そして、この際に、主動作部551の多くの部分が表示用窓部41の外側に隠れた状態から、表示用窓部41内に主動作部551のほぼ全体が出現するとともに、従動作部552がほぼ表示用窓部41内で下がりながら右回転することになる。
そして、上述のように従動作部552は、棒状の道具である九歯のまぐわであることから、上述の可動演出部材55の動作は、第2キャラクタである猪八戒が下降して登場するとともに、九歯のまぐわを振り下ろした演出となる。
一方、右のアーム部材578も、左右の配置が逆になる以外は、左のアーム部材577と同様に、アーム細板57aと、受動板57bと、回転軸57c(右のアーム部材578の回転軸は図示略)と、バネ接続部57dと、ボス57eと、ピン孔57fとを有し、バネ57gが接続され、ストッパ57hにより回転を規制され、軸受け筒57i等に回転軸57cを回転自在に支持されている。
そして、左のアーム部材577が上述のように主動作部551及び従動作部552を有する第2キャラクタ部52の可動演出部材55を動作させていたの対して、右のアーム部材578は、左のアーム部材577と左右逆となる以外は同様に、主動作部561及び従動作部562を有する第3キャラクタ部53の可動演出部材56を動作させる。
また、この際に、可動演出部材56の主動作部561及び従動作部562は、可動演出部材55の主動作部551及び従動作部552と同様に互いに回転自在に連結されている。また、従動作部562は、従動作部552と同様に、案内ピン57jを有し、案内ピン57jが背面板581の左側のガイドスリット588と同様に形成された右のガイドスリット588に案内されるよになっている。
以上のことから、第3キャラクタ部53においても、第2キャラクタ部52と同様に、主動作部561の多くの部分が表示用窓部41の外側に隠れた状態から、表示用窓部41内に主動作部561のほぼ全体が出現するとともに、従動作部562がほぼ表示用窓部41内で下がりながら左回転することになる。
そして、上述のように従動作部562は、棒状の道具である降魔宝杖であることから、上述の可動演出部材56の動作は、第3キャラクタである沙悟浄が下降して登場するとともに、降魔宝杖を振り下ろした演出となる。
また、第2及び第3キャラクタ部51,52の可動演出部材55,56の主動作部551,561は、上述のように、常態において、2/3程度が表示用窓部41の外に配置されて隠れた状態から、動作することによりほぼ全体が表示用窓部41の範囲内に現出した状態となるので、可動演出部材55,56は、常態では所定部位が表示用窓部41よりも外側に位置するように設けられ、表示用窓部41の範囲内への現出量を変換可能に設けられていることになる。
ここで、第1〜第3キャラクタ部全体の動作をまとめると、モータ571を、右もしくは左に回転させると、駆動ギアカム部材573が回転し、駆動ギア573aとカム573bが一体に回転することになる。そして、駆動ギア573aに噛み合う従動ギア575が回転し、従動ギア575に接続された第1キャラクタ部の可動演出部材54が回転することになる。この際に、駆動ギアカム部材573が左右何れかに所定角度(例えば60度程度)以上回転しないと、駆動ギアカム部材573のカム573bが左右のアーム部材577,578のいずれかの受動板57bに接触することがない。
従って、駆動ギアカム部材573の回転角度が60度程度までは、第1キャラクタ部51の可動演出部材54だけが動作する。すなわち、第1キャラクタ部51の可動演出部材54を動作させる駆動ギア573aと、第2及び第3キャラクタ部52,53の可動演出部材55,56を動作させるカム573bとが一体に回転するものとしても、第1キャラクタ部51の可動演出部材54だけを動作させることが可能となっている。そして、可動演出部材54は、第2及び第3可動演出部材55,56が回転開始するまでに、例えば、左右何れかに270度程度回転(3/4回転)するようになっている。
なお、上記シャッタ板573cは、原点位置のスリットから左右の60度程度ずつ円周にそって形成されており、例えば、カム573bが左右何れかのアーム部材577,578の受動板57bに接触する角度となった際に、シャッタ板573cの右端部もしくは左端部が受光部と発光部との間を通り過ぎるようになっている。従って、受光部と発光部との間にシャッタ板573cのスリットが配置されて受光部で発光部の光を受光する原点位置から駆動ギアカム部材573が左右何れかに回転して、スリットが受光部と発光部との間を通りすぎ、シャッタ板573cが受光部と発光部とを遮り、受光部で光を検出しなくなる。この後に、さらに駆動ギアカム部材573を回転させると、受光部と発光部との間をシャッタ板の左右何れかの端部が通り過ぎ、再び受光部で発光部の光を検出する。
そして、受光部で発光部の光を再び検出した際に、駆動ギアカム部材573の回転を停止すると、カム573bが左右何れかのアーム部材577,578の受動板57bに接触する状態もしくはその直前の状態となる。従って、受光部において、原点位置での発光部の光を検出した状態から光を検出しない状態となった後に再び光を検出する状態となった際に、モータ571を停止すれば、第1キャラクタ部51の可動演出部材54だけが回転動作し、第2及び第3キャラクタ部52,53の可動演出部材55,56を回転させないように制御装置により制御することができる。
また、受光部で光を検出してもモータ571を回転し続ければ、第2及び第3キャラクタ部52,53の可動演出部材55,56の何れかを動作させることができる。また、受光部で光を検出した後に、モータ571を逆回転させて受光部で光を受光しなくなった後に再び受光部で光を検出した際にモータ571を停止することで、駆動ギアカム部材573を原点位置に戻すとともに、可動演出部材54〜56のうちの動作した可動演出部材54〜56を逆動作させて常態での位置に戻すことができる。
裏面構成装置30の表示装置20は、その前面が表示部21(表示画面)とされ、液晶パネルを備えるとともに、液晶パネルの裏面に駆動回路基板が配置され、その後方に表示制御を行うとともに、上述の各種LED基板におけるLEDの点灯制御等を行う演出制御基板と、液晶パネルのバックライトを駆動するインバータ基板とが取り付けられ、さらに、これら表示装置20を構成する部材を収納するボックス22を備えるものとなっている。すなわち、表示装置20は、液晶パネルだけではなく、液晶パネルの表示制御等を行う演出制御基板を有する表示ユニットとなっている。また、演出制御基板は、可動演出装置50のモータ571を制御することにより、上述の可動演出部材54,56の演出動作を制御する。また、演出制御基板は、上述のように光学センサ基板576の受光部からの信号に基づいてモータ571を制御する。さらに演出制御基板は、後述のプラズマ管66の点灯及び消灯の制御を行う。
また、前記ボックス22には、表示装置20を取付枠体60にビス止めするためのビス孔を有する取付片25,…がボックス22の前端部の外周部に互いに間隔をあけて複数設けられている。
取付枠体60は、前方が開放された概略箱状に形成されている。すなわち、取付枠体60は、背面を構成するほぼ板状の背面部材62と、背面部材62の外周部から前方に延出して背面部材の周囲を囲む側壁部材63とを備える。そして、背面部材62の裏面側には、上述の表示装置20が表示部21を前方に向けた状態で取り付けるために、前記表示装置20の取付片25,…に対応する位置に、ボス(図示略)が設けられている。
そして、取付枠体60の背面部材62の裏面側に、表示装置20がビスにより取り付けられる。また、背面部材62の表示装置20の表示部21とほぼ前後に重なる位置には、開口部64が形成されている。取付枠体60は、開口部64を有することで枠状となっている。
背面部材62の開口部64は、四隅の角部にRが付けられるとともに、下部の角部のRよりも、上部の角部のRの方が半径が長くされており、開口部64の下辺より上辺が少し短くされている。
また、側壁部材63は、遊技盤1裏面において、先に取り付けられた前面構成部材40の後方に突出するステージ構成部材48と、可動演出装置50とを合わせた部分の周囲をほぼ囲むようにして配置される。そして、側壁部材63の前端面が遊技盤1裏面に当接した状態となるとともに、側壁部材63の前端には、複数箇所に遊技盤1裏面に沿って外側に延出する取付面形成部68が設けられ、取付面形成部68が遊技盤1裏面にビス止めされる。従って、取付枠体60の前端部が遊技盤1裏面に取り付けられ、取付枠体60の裏面側に表示装置20が取り付けられることから、取付枠体60は、表示装置20を遊技盤1裏面から後方に所定間隔を設けて取り付けることになる。
また、所定間隔とは、基本的に、上述の遊技盤1の開口部1bから後方に延出するステージ構成部材48の遊技盤1裏面から後端までの前後長さと、遊技盤1裏面に取り付けられる可動演出装置50の遊技盤1裏面から後端までの前後長さとに対応するものである。
また、背面部材62の開口部64から表示装置20の表示部21が前方に臨むことになるが、開口部64には、その内周に沿って枠状に形成されるとともに、前側に管状の表示部材としてのプラズマランプ(プラズマ管66)が取り付けられた反射部材65が背面部材62の背面側から取り付けられるようになっている。
反射部材65は、その外周が開口部64の内周に沿った形状とされている。そして、反射部材は、前方を向いた反射面を形成する枠状の前方反射板651と、前方反射板651の外周に沿って前方に突出し、枠状の前方反射板651の内側を向いた反射面を形成する反射壁652と、前方反射板651と反射壁652の接合部分から外側に鍔状に突出するフランジ653とからなる。
前方反射板651と反射壁652とは、基本的に互いに直角となり、前方反射板651と反射壁652と合わせた断面形状が概略L字状となるが、前方反射板651と反射壁652との接合部は、湾曲した状態となっている。枠状の反射壁652の外周は、開口部64の内周に沿った形状とされるとともに、僅かに径が開口部64の内周より小さくされ、開口部64から取付枠体60内に挿入されるようになっている。
また、フランジ653は、その外周が開口部64より大きくされ、その前面が背面部材62の裏面の開口部64の周囲の外側に当接し、取付枠体60に反射部材65を取り付けるための取付基板となり、背面部材62にビスにより固定される。
また、枠状の反射部材65の前方反射板651と反射壁652とが接合される入り隅部に、枠状に形成された上述のプラズマ管66が配置される。なお、枠状のプラズマ管66は、実際には、それぞれコ字状の上下に2つのプラズマ管661,662とから構成されており、上下別々に独立して点灯及び消灯が可能となっている。
前方反射板651は、プラズマ管66を支持するとともに、プラズマ管66の発光が拡散するのを防止し、プラズマ管から照射される光を前方に集め、さらに、プラズマ管66の表示部21側となる背面側を完全に覆って、プラズマ管66の光が表示部21に写り込むのを防止している。
そして、プラズマ管66を支持した反射部材65を取付枠体60に取り付けた状態で、上述のように取付枠体60の背面側に表示装置20を取り付けると、表示装置20の表示部21の外周を囲むようにプラズマ管66が配置された状態となる。また、上述のように前面構成部材40の表示用窓部41は、表示装置20の表示部21を前方の臨ませるように形成されているので、取付枠体60には、表示用窓部41に対応して管状の表示部材としてのプラズマ管66が配設されていることになる。
なお、動作空間形成部材58の背面板581の下縁は、表示用窓部41の上辺より下側に配置されるので、上側のプラズマ管661は、表示用窓部41より内側となる背面板581の下縁に沿って配置された状態となる。
また、取付枠体60の開口部64の四隅のうち、上側の2つの隅には下側の2つの隅より大きな径のRが付けられ、枠状の反射部材65及びプラズマ管66の四隅のうちの上側の2つの隅も下側の2つの隅より大きなRが付けられている。
これにより、表示装置20の表示部21の上側の左右の角部が反射部材65及びプラズマ管66により覆われた状態となり、表示部21の上側の左右の角部は、僅かな部分であるが、遊技者から隠されて表示が見えない状態となる。しかし、左上の角部には、常態の可動演出部材55(第2キャラクタ部52)の一部としての右下端部が前後に重なり、右上の角部には、常態の可動演出部材56(第3キャラクタ部53)の一部としての左下端部が前後に重なることになり、表示部21の演出表示の演出効果を高めるようになっている。また、以上の配置により、第2及び第3キャラクタ部52,53の可動演出部材55,56の裏面側に、プラズマ管66の上部となるプラズマ管661が配置され、プラズマ管661と可動演出部材55,56とが前後に重なることになる。
可動演出部材55,56は、第1キャラクタ部51の固定演出部材511及び可動演出部材54と同様の透光性を有する部材から構成され、可動演出部材55,56の背面側に配置されるプラズマ管661により背面側から光を照射されると、光を透過して、発光した状態となる。
そして、背面部材62の開口部64には、背面部材62の前方側から開口部64を覆う板状で透明なカバー61が取り付けられている。そして、カバー61は、表示部21やプラズマ管66を表示用窓部41内に進入した遊技球から保護するようになっている。
図5は遊技盤1の図示を省略した変動表示装置10を示し、図5に示されるように、取付枠体60の背面部材62及び側壁部材の外周は、前面構成部材40や、可動演出装置50より大きくなっている。そして、遊技盤1の後方から取り付けられる可動演出装置50のうちの遊技盤1裏面より後方側の部分は、ほぼ取付枠体60に覆われた状態となっている。従って、可動演出装置50は、遊技盤1裏面に取り付けられ、取付枠体60は、可動演出装置50の裏面を覆う形状に構成されている。
なお、取付枠体60の側壁部材63の上辺部分の中央には、可動演出装置50のモータ571やLED基板591〜593等の配線を引き出すための切欠部が形成されている。
また、取付枠体60の表示装置20と前後に重なる部分より右側となる右側部には、その前面側の下端部にプラズマ管を点灯駆動するためのインバータ装置67が配置されている。また、右側部の裏面側には、表示装置20の制御基板と、モータ571、LED基板591〜593及びプラズマ管66のインバータ装置67との配線を中継する中継基板(図示略)が備えられている。
以上のような変動表示装置においては、例えば、パチンコ遊技機での遊技を開始することにより、始動入賞口となる変動表示装置に遊技球が入賞すると表示装置20の表示部21で、例えば、左、中、右もしくは上、中、下の3つの表示領域で、それぞれ識別情報が変動表示される。そして、変動表示が終了すると変動表示ゲームの結果として、3つの識別図柄が停止表示されることになる。
また、変動表示ゲームの途中で、例えば、3つの表示領域のうちの2つの表示領域が停止表示された際に、大当たり結果となる可能性が残されている場合に、リーチの変動表示となる。例えば、変動表示ゲームが終了した時点で、3つの表示領域で、同じ図柄の識別情報が停止表示されていると大当たり結果となる場合に、1つの表示領域が未だ変動表示されている際に、2つの表示領域で同じ図柄が停止表示されるとリーチでの変動表示となる。
また、通常、リーチでの演出表示には、例えば、比較的変動表示時間が短く、かつ、リーチの変動表示が行われても大当たりとなる確率が高くないノーマルリーチでの演出表示と、ノーマルリーチよりも変動表示時間が長く、かつ、大当たりとなる確率がノーマルリーチより高いスーパーリーチでの演出表示とがある。さらに、スーパーリーチには、他のスーパーリーチより大当たりとなる確率が高いスペシャルリーチやプレミアムリーチがある。
そして、可動演出装置50においては、変動表示ゲームの変動表示に対応する動作演出として、例えば、中央の第1キャラクタ部51において、第1キャラクタである孫悟空の如意棒を持った手を示す可動演出部材54が左右にそれぞれ270度程度以内で回転動作し、かつ、第2及び第3キャラクタ部の可動演出部材55,56が動作しないと、表示部21において第1キャラクタの孫悟空をメインとなるキャラクタとした第1キャラクタスーパーリーチでの変動表示が行われる。なお、第1キャラクタスーパーリーチでの変動表示においては、表示部21の表示として、上述のように2つの表示領域で同じ図柄の識別情報が停止表示されるとともに、第1キャラクタとしての孫悟空が出現するリーチ演出表示が行われる。また、可動演出部材54の左右への回転動作の回数等により、第1キャラクタスペシャルリーチに発展するものとしても良い。
また、第1キャラクタ部51の可動演出部材54を時計回りに270度程度以内で回転させて停止させると、表示部21において第2キャラクタの猪八戒をメインとなるキャラクタとした第2キャラクタスーパーリーチでの変動表示が行われる。なお、第2キャラクタリーチでの変動表示においては、表示部21で、上述のように2つの表示領域で同じ図柄の識別情報が停止表示されるとともに、第2キャラクタとしての猪八戒が出現するリーチ演出表示が行われる。
また、第1キャラクタ部51の可動演出部材54を時計回りに270度程度以上回転させると、左の第2キャラクタ部52の可動演出部材55が上述のように動作することになるが、この場合は、第2キャラクタスーパーリーチを発展させた第2キャラクタスペシャルリーチでの変動表示が行われる。
また、第1キャラクタ部51の可動演出部材54を反時計回りに270度程度以内で回転させて停止させると、表示部21において第3キャラクタの沙悟浄をメインとなるキャラクタとした第3キャラクタスーパーリーチでの変動表示が行われる。なお、第3キャラクタリーチでの変動表示においては、表示部21で、上述のように2つの表示領域で同じ図柄の識別情報が停止表示されるとともに、第3キャラクタとしての沙悟浄が出現するリーチ演出表示が行われる。
また、第1キャラクタ部51の可動演出部材54を反時計回りに270度程度以上回転させると、右の第3キャラクタ部52の可動演出部材55が上述のように動作することになるが、この場合は、第3キャラクタスーパーリーチを発展させた第3キャラクタスペシャルリーチでの変動表示が行われる。
また、変動表示ゲームの演出としては、可動演出部材54,55,56の演出動作に加えて、LED基板591〜593と、装飾鎧部材44の左右肩部442,443の裏面のLED基板、プラズマ管66等を用いたによる発光による演出が行われるようになっている。例えば、第1キャラクタのスーパーリーチ(スペシャルリーチ)では、第1キャラクタ部51の裏面側のLED基板591のLEDが点灯や点滅等を行い、第2キャラクタのスーパーリーチ(スペシャルリーチ)では、第2キャラクタ部51の正面側のLED基板(左肩部442裏面のLED基板)及び右上のLED基板592のLEDが点灯や点滅等を行い、第3キャラクタのスーパーリーチ(スペシャルリーチ)では、第3キャラクタ部51の正面側のLED基板(右肩部443裏面のLED基板)及び左上のLED基板593のLEDが点灯や点滅等を行う。また、スーパーリーチ(スペシャルリーチ)に際しては、プラズマ管66も点灯や点滅を行うようになっている。
以上のようなパチンコ遊技機は、遊技盤1の略中央に形成される開口部1bに対応して変動表示装置10を備え、該変動表示装置10で行われる変動表示ゲームの結果が大当たり結果となった場合に、遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生するように構成された遊技機であり、前記変動表示装置10は、前記開口部1bに対して後方側から取り付けられるとともに、前記変動表示ゲームを表示するための表示装置20を備えた裏面構成装置30と、
前記開口部1bに対して前方側から取り付けられるとともに、前記表示装置20の表示部21を前面側に臨ませるための表示用窓部41が形成される前面構成部材40とから構成され、前記裏面構成装置30は、前記表示装置20を遊技盤1裏面から後方に所定間隔を設けて取り付けるための取付枠体60と、前記表示装置20の前方側の位置に設置されるとともに、電気的駆動源(モータ571)の作用により前記変動表示ゲームの演出動作を行う可動演出部材55,56を有する可動演出装置50とを含み、前記可動演出装置50は、前記可動演出部材55,56の動作空間を前記遊技盤1の裏面側において形成する動作空間形成部材58を備え、該動作空間形成部材58を前記表示用窓部41よりも外側に延在するように構成している。
従って、可動演出部材55,56が遊技盤1の裏面側となることから、遊技盤1の前面側の遊技球の流下領域を制約することなく、表示用窓部41内から表示用窓部41の外側に渡って大型の可動演出部材55,56を設けることが可能となり、大きな可動演出部材55,56により興趣を向上させることができる。
また、可動演出部材55,56を大型とできるだけではなく、遊技球の流下領域を制約することなく、可動演出部材55,56の動作範囲を広くとることが可能となるので、可動演出部材55,56をダイナミックに動作させることが可能となる。
また、可動演出部材55,56を動作させる際に、可動演出部材55,56を遊技者が視認不可能な表示用窓部41の外側と、遊技者が視認可能な表示用窓部41の内側とを移動させることが可能となる。すなわち、可動演出部材55,56の全体もしくは一部を見える状態と、見えない状態とに変換することが可能であり、インパクトのある演出動作が可能となる。また、可動演出部材55,56が見える状態では、可動演出部材55,56が表示用窓部41の内側にあるので、可動演出部材55,56と表示部21の表示とを重ねて、さらにインパクトのある演出も可能となる。
また、可動演出部材55,56が、遊技球の流下領域を制約しないので、可動演出部材55,56が無い場合と同様に、変動表示装置10を大型化しても問題がなく、変動表示装置10を大型化することができる。また、変動表示装置10前面凹部内に可動演出部材55,56を設けた場合には、変動表示装置10全体が大きくなっても、変動表示装置10の表示装置20の表示部21が小さくなる可能性があるが、本発明では、可動演出部材55,56を表示部21と前後に重なる位置より外側に配置し、演出動作を行う場合にだけ、可動演出部材55,56を表示部21と重なる位置に配置可能なので、可動演出部材55,56が表示用窓部41に配置可能となっていても変動表示装置10内で表示装置20の表示部21の占める割合を可動演出部材55,56が無い場合と同様に大きくとることができる。すなわち、可動演出部材55,56があるものとしても変動表示ゲームを表示する表示部21を大型化することができる。
また、前記動作空間形成部材58には、可動演出部材55,56の周囲を囲う壁部(側壁板582)が形成されている。
従って、遊技者が表示用窓部41内を見た場合に、壁部(側壁板582)で視界が遮られることにより、表示用窓部41の内外に渡って設けられたり、内外に渡って移動可能となったりした可動演出部材55,56が配置される部分から遊技盤1の裏面側が視認できてしまうのを防止することができる。すなわち、可動演出部材55,56の表示用窓部41の外側となった部分も、遊技者の視線方向によっては視認可能となるが、この場合に、表示用窓部41の外側の可動演出部材55,56だけではなく、遊技盤1の裏面側が見えてしまうのを壁部により防止することができる。
また、遊技盤1の裏面の変動表示装置10の周囲には、例えば、変動表示装置10に設けられたランプ、LEDや、可動演出部材55,56の駆動装置等の配線があるが、これら配線が可動演出部材55,56の動作空間内に進入して可動演出部材55,56に絡むのを壁部により防止することができる。
また、前記可動演出部材55,56は、常態では所定部位が表示用窓部41よりも外側に位置するように設けられ、表示用窓部41の範囲内への現出量を変換可能に設けられていることを特徴としている。
従って、常態では可動演出部材55,56の一部もしくは全部となる所定部位が隠れているので、その現出時によりインパクトのある演出を行える。また、常態では、可動演出部材55,56の所定部位が隠れていること、すなわち、表示用窓部41より外側に配置されることにより、表示部21と可動演出部材55,56とが前後に重ならないようにすることが可能となり、可動演出部材55,56により表示部21の視認性が低下するのを防止することができる。
また、可動演出部材55,56の所定部位が表示用窓部41の範囲内への現出量を変換可能なので、可動演出部材55,56は、変動表示ゲームを表示する表示部21が臨む表示用窓部41の範囲内に移動するように動作することになり、表示部21より前側の可動演出部材55,56と変動表示ゲームの表示とでより関連性のある演出を行うことができるし、より興趣の高い演出が可能となる。
また、可動演出装置50は、遊技盤1裏面に取り付けられ、取付枠体60は、可動演出装置50の裏面を覆う形状に構成されている。
従って、遊技盤1裏面に可動演出装置50を取り付けた後に、可動演出装置50の裏面を覆う取付枠体60を遊技盤1裏面に取り付けることで表示装置20を取り付けられることになり、裏面構成装置30の取り付けが容易となるとともに、可動演出装置50と表示装置20とを前後に効率良く配置することができる。
また、可動演出装置50の裏面を取付枠体60が覆うことで、遊技盤1裏面の配線等が可動演出部材55,56に接触するのを取付枠体60により防止することができる。
また、取付枠体60には、表示用窓部に対応して管状の表示部材(プラズマ管66)が配設されている。
表示部材として管状の長い線状光源となる発光源(プラズマ管66)を用いることで、従来のランプやLED等の点状光源ではできない斬新な発光演出が可能となる。また、管状の表示部材(プラズマ管66)により、表示部21の周囲の他、可動演出部材55,56を発光させることも可能であるので、演出効果をより高めることができる。
また、本発明はこの実施の形態のパチンコ遊技機に限られるものではなく、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの弾球遊技機にも適用可能である。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1実施形態のパチンコ遊技機の変動表示装置を取り付けた遊技盤を示す正面図である。 変動表示装置を取り付けた遊技盤を示す正面図である。 変動表示装置を取り付けた遊技盤を示す正面図である。 変動表示装置(但し、取付枠体及び表示装置を除く)を取り付けた遊技盤を示す側面図である。 遊技盤を図示省略した変動表示装置のみを示す斜視図である。 変動表示装置の遊技盤1を含む分解斜視図である。 変動表示装置を取り付けた遊技盤(裏面側の可動演出装置を透視した状態)を示す正面図である。 変動表示装置(但し前面構成部材を除く)を取り付けた遊技盤1(裏面側の可動演出装置を透視した状態)を示す正面図である。 変動表示装置のうちの前面構成部材及び可動演出装置を取り付けた状態の遊技盤を示す背面図である。 変動表示装置の前面構成部材を示す斜視図である。 変動表示装置の可動演出装置を示す分解斜視図である。 変動表示装置の可動演出装置を示す分解斜視図である。 変動表示装置の可動演出装置を示す分解斜視図である。 変動表示装置の裏面構成装置(但し可動演出装置を除く)を示す分解斜視図である。 変動表示装置の裏面構成装置(但し可動演出装置及びカバーを除く)を示す斜視図である。
符号の説明
1 遊技盤
1b 開口部
10 変動表示装置
20 表示装置
21 表示部
30 裏面構成装置
40 前面構成部材
41 表示用窓部
50 可動演出装置
55 可動演出部材
56 可動演出部材
58 動作空間形成部材
582 側壁板(壁部)
60 取付枠体

Claims (5)

  1. 遊技盤の略中央に形成される開口部に対応して変動表示装置を備え、該変動表示装置で行われる変動表示ゲームの結果が大当たり結果となった場合に、遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生するように構成された遊技機において、
    前記変動表示装置は、
    前記開口部に対して後方側から取り付けられるとともに、前記変動表示ゲームを表示するための表示装置を備えた裏面構成装置と、
    前記開口部に対して前方側から取り付けられるとともに、前記表示装置の表示部を前面側に臨ませるための表示用窓部が形成される前面構成部材と、
    から構成され、
    前記裏面構成装置は、
    前記表示装置を遊技盤裏面から後方に所定間隔を設けて取り付けるための取付枠体と、
    前記表示装置の前方側の位置に設置されるとともに、電気的駆動源の作用により前記変動表示ゲームの演出動作を行う可動演出部材を有する可動演出装置と、
    を含み、
    前記可動演出装置は、前記可動演出部材の動作空間を前記遊技盤の裏面側において形成する動作空間形成部材を備え、該動作空間形成部材を前記表示用窓部よりも外側に延在するように構成したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記動作空間形成部材には、可動演出部材の周囲を囲う壁部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記可動演出部材は、常態では所定部位が表示用窓部よりも外側に位置するように設けられ、表示用窓部の範囲内への現出量を変換可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 可動演出装置は、遊技盤裏面に取り付けられ、
    取付枠体は、可動演出装置の裏面を覆う形状に構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の遊技機。
  5. 取付枠体には、表示用窓部に対応して管状の表示部材が配設されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技機。
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