JP2014155520A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光演出手段による斬新な発光演出を実現でき、演出効果を増大できるようにする。
【解決手段】発光カバー52と、この発光カバー52に光を照射して発光させる光源53とを含む発光演出手段23を備え、発光演出手段23は発光カバー52と光源53との間に配置され且つ光源53の廻りに回転可能な遮光体54と、発光カバー52により覆われ且つ発光カバー52からの光を発光カバー52側へと反射する反射体55とを備えている。遮光体54は光源53から発光カバー52へと光を透過する透過部56と、光源53から発光カバー52への光を遮光する遮光部57とを回転方向に備えている。
【選択図】 図7

Description

本発明は、スロットマシン、パチンコ機、アレンジボール機等の遊技機に関するものである。
例えばスロットマシン、パチンコ機等の遊技機は、前面側の適当箇所に発光演出手段を備え、ボーナスゲーム等の特別遊技状態、その他の遊技状態となったときに、その発光演出手段を発光させて遊技状態を光学的に演出するようにしている。
この発光演出手段には、従来、発光カバー内で光源を往復揺動させる揺動式(特許文献1)、発光カバー内で反射板を回転させる回転式(特許文献2)、発光カバー内で反射体を上下動させる上下動式(特許文献3)等がある。
揺動式の発光演出手段は、発光カバーの背後に配置された光源を支軸廻りに往復揺動させながら、光源からの光が発光カバーに照射する位置を変化させるようにしている。また回転式の発光演出手段は、上向きに配置された光源と、光源の上側で縦軸廻りに回転する反射板とを発光カバーの背後に備え、反射板を縦軸廻りに回転させながら、その反射面により光源からの光を発光カバー側へと反射して、発光カバーを回転発光させるようにしている。
回転式の発光演出手段は、固定側に上向きに配置された光源と、外周に反射面を有し且つ光源の上側に上下動自在に配置された反射体とを発光カバーの背後に備え、反射体を上下動させながら、その外周の反射面により、光源からの光が発光カバーに反射する位置を変化させるようにしている。
特開2005−199034号公報 特開2011−87633号公報 特開2012−217725号公報
従来の発光演出手段は、何れの方式の場合にも発光カバーの発光状態を変化させることができるが、光源からの光を反射体を介して発光カバーの広い範囲に反射させているため、発光カバーの特定部分を短時間だけ閃光状に発光させる等、発光部分とその他の非発光部分とのコントラストが大になるように発光カバーの一部をスポット的に発光させることができない。そのため従来の発光演出手段では、斬新な発光演出が困難であり演出効果の増大が求められている。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、発光演出手段による斬新な発光演出を実現でき、演出効果を増大できる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、発光カバーと、該発光カバーに光を照射して発光させる光源とを含む発光演出手段を備えた遊技機において、前記発光演出手段は前記発光カバーと前記光源との間に該光源に対して相対移動可能に配置された遮光体を備え、該遮光体は前記光源から前記発光カバーへと光を透過する透過部と、前記光源から前記発光カバーへの光を遮光する遮光部とを有するものである。
前記発光演出手段は前記発光カバーにより覆われ且つ前記光源及び前記発光カバー、又は前記発光カバーからの光を前記発光カバー側へと反射する反射体を備えてもよい。前記遮光体は前記光源の廻りを回転可能であり、前記遮光体の回転方向に前記透過部と前記遮光部とを備えたものでもよい。
前記透過部は前記発光カバーの一部分に光を透過する部分用透過部と、該部分用透過部よりも広い部分に光を透過する広域用透過部とを有するものでもよい。前記光源は発光基板に装着されたLEDと、該LEDからの光を拡散させる拡散部とを備えたものでもよい。前記遮光体は回転軸心方向に長い中空状の本体部を有し、前記光源は前記本体部の中心近傍に該本体部の回転軸心に沿って配置されたものでもよい。
ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の遊技機。
前記遮光体は前記遮光部と前記透過部とを回転方向に複数個備え、該複数個の遮光部及び透過部のうち少なくとも1は回転方向の長さが前記光源の光の拡散領域よりも大であってもよい。前記遮光体は前記遮光部と前記透過部とを回転方向に複数個備え、前記複数個の遮光部のうち少なくとも1は回転方向の長さが前記光源の光の拡散領域よりも大であり、前記複数個の透過部のうち1は回転方向の長さが前記拡散領域よりも小の閃光用透過部であり、前記閃光用透過部と該閃光用透過部の回転方向の両側の前記遮光部との回転方向の長さが前記拡散領域よりも大であってもよい。前記遮光体は遊技機本体の中央から遠い側が前記中央に近い側よりも大径であり、該遮光体は前記遠い側が前記近い側よりも前側となる回転軸心廻りに回転するようにしてもよい。
本発明によれば、発光演出手段による斬新な発光演出を実現でき、演出効果を増大できる利点がある。
本発明の第1の実施形態を示すスロットマシンの斜視図である。 同スロットマシンの縦断面図である。 同前面パネルの中間部分の分解斜視図である。 同前面パネルの中間部分の一部破断平面図である。 同第1発光演出手段及びその周辺部分の正面図である。 同第1発光演出手段及びその周辺部分の平面断面図である。 同第1発光演出手段の側面断面図である。 同第1発光演出手段の光源及び遮光体の一部破断背面図である。 同第1発光演出手段の光源及び遮光体の分解斜視図である。 同第1発光演出手段の要部の拡大図である。 同拡散部の拡大断面図である。 同第1発光演出手段の発光時のタイムチャートである。 同遮光体の回転時の動作説明図である。 同遮光体の回転時の動作説明図である。 本発明の第2の実施形態を示す第1発光演出手段の側面断面図である。 本発明の第3の実施形態を示す第1発光演出手段の側面断面図である。 本発明の第4の実施形態を示す遮光体の斜視図である。 本発明の第5の実施形態を示す遮光体の断面図である。 同遮光体の斜視図である。 本発明の第6の実施形態を示す第1発光演出手段の側面断面図である。 同要部の拡大図である。 本発明の第7の実施形態を示す遮光体の斜視図である。 同遮光体の展開図である。 本発明の第8の実施形態を示す遮光体の斜視図である。 同遮光体の展開図である。 本発明の第9の実施形態を示す第1発光演出手段の側面断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図14は本発明をスロットマシンに採用した第1の実施形態を例示している。図1、図2において、1は遊技機本体であり、筐体2と、この筐体2の前側に配置された矩形状の前面パネル3とを備えている。筐体2は前側が開放する箱形に形成されており、その前側を開閉自在に閉鎖するように前面パネル3が装着されている。
筐体2内には、図2に示すように、その上部に第1表示手段4が、中間部に第2表示手段5が夫々配置されている。第1表示手段4は液晶表示パネル等の画像表示手段により構成され、遊技状態の変化に応じて適宜演出画像を表示するようになっている。第2表示手段5は左右方向の回転軸廻りに回転可能な左右方向に複数個(例えば3個)の回転リール6を備え、筐体2の中間部の左右方向の棚板7上に設けられている。各回転リール6の外周面には周方向に所定間隔をおいて複数コマの遊技図柄が表示されており、回転用の駆動手段66により各回転リール6を個別に駆動することによって、各回転リール6の遊技図柄を所定時間変動させるようになっている。
筐体2内の下部にはメダルを貯留するメダルホッパー8と、メダルホッパー8内のメダルを払い出すメダル払い出し手段9と、メダルホッパー8から溢流したメダルを受ける補助タンク10とが配置されている。メダルホッパー8とメダル払い出し手段9は上下に結合されている。なお、筐体2内の上部にはその後壁2a側に主制御基板11を収容する主制御基板ケース12が装着されている。
前面パネル3は骨格体を構成するパネル枠14と、このパネル枠14に装着された化粧カバー15等を備え、そのパネル枠14が左右一端側で上下一対のヒンジ16を介して筐体2の側壁に開閉、着脱自在に装着されている。前面パネル3の上部側には、第1表示手段4に対応する第1表示窓17と、第2表示手段5に対応する第2表示窓18とが上下に配置され、下部側には、操作パネル部19と前パネル部20とメダル受け皿21とが上下に配置されている。
また前面パネル3には第1表示窓17の左右両側に左右一対のスピーカ22が設けられると共に、第2表示窓18の上下、左右の略四隅に対応する第1発光演出手段23が、第2表示窓18の左右両側で上下の第1発光演出手段23間に第2発光演出手段24が夫々設けられている。
第1表示窓17は第1表示手段4に対応して略矩形状に構成され、第1表示手段4の演出画像を前側から透視可能である。第2表示窓18は第1表示手段4に対応する横長矩形状であり、この第2表示窓18には各回転リール6に対応して複数個(例えば3個)の視認部18aが設けられている。各視認部18aは回転リール6が停止したときに複数コマ分(例えば3コマ分)の遊技図柄を前側から透視できるように上下方向に長い帯状に構成されている。なお、第2表示窓18は各回転リール6の複数コマ分の遊技図柄を視認できるように、第1表示手段4に対応する横長矩形状に構成してもよい。
メダル受け皿21は前面パネル3の最下部にあり、このメダル受け皿21の上側には第2表示窓18よりも前側に張り出す前パネル部20が設けられている。操作パネル部19は前パネル部20の上面から前面上部に跨がって設けられ、その上面側にメダル投入口25、メダル投入ボタン26、十字キー27、チャンスボタン28等が設けられ、前面側には各回転リール6に対応する停止ボタン29、各回転リール6の回転開始用のスタートレバー30、リジェクトボタン31、積算ボタン32等が設けられている。
スタートレバー30は各回転リール6の回転開始用であり、このスタートレバー30を操作したときに各回転リール6が略同時に回転を開始するようになっている。停止ボタン29は各回転リール6に対応して複数個あり、各停止ボタン29を操作したときに、その停止ボタン29に対応する回転リール6が停止するようになっている。
前面パネル3の裏下部側には、メダル投入口25から投入されたメダルの正偽を選別する選別手段33と、選別手段33を通過した正規のメダルをメダルホッパー8へと案内する案内シュート34と、選別手段33で選別された偽メダルをメダル受け皿21へと返却する返却シュート35とが設けられている。なお、メダル払い出し手段9により払い出されたメダルは、返却シュート35の下部側部分を経てメダル受け皿21へと案内されるようになっている。
第1発光演出手段23は回転発光式、第2発光演出手段24は固定発光式であって、これらの発光演出手段23,24は遊技中にボーナスゲーム等の特別遊技状態、その他の遊技状態になるとき又はなったときに所定時間発光して、そのときの遊技状態を光学的に発光演出するためのものである。
前面パネル3の中間部分には、図3、図4に示すように、横長矩形状の窓孔39を有する窓枠38と、この窓枠38に装着され且つ窓孔39を塞ぐ透明板40とが設けられ、これらにより第2表示窓18が形成されている。窓枠38は上部から左右両側に突出する上取り付け部41と、下側の中間部分の下取り付け部42とを有し、上取り付け部41の先端がパネル枠14の左右の側枠部14aに、下取り付け部42が左右の側枠部14aを左右に連結する横枠部(図示省略)等の適宜箇所に夫々ネジ等により固定されている。
窓枠38の左右両側とパネル枠14の側枠部14aとの間には、上下一対の第1発光演出手段23と、その間に配置された第2発光演出手段24とが取り付け台43及び化粧カバー44を介して装着されている。取り付け台43はパネル枠14の側枠部14aから前側に突出する側壁部43aと、この側壁部43aの前端から窓枠38側へと内向きに傾斜して配置された前壁部43bとを一体に備え、上下の第1発光演出手段23間に縦長状に配置され、その側壁部43aがパネル枠14の側枠部14aに、前壁部43bの内端側が窓枠38に夫々ネジ等で固定されている。
化粧カバー44は取り付け台43の側壁部43aを外側から覆う側カバー部44aと、前壁部43bを前側から覆う内向きの前カバー部44bとを一体に備え、上下の第1発光演出手段23に跨がって縦長状に配置され、側カバー部44aが取り付け台43の側壁部43aの外側にネジ等により固定されている。前カバー部44bの上下両端部には、各第1発光演出手段23に対応する開口45と、この開口45を取り囲む縁部46とが設けられている。
第2発光演出手段24は縦長矩形状であって、図4に示すように、取り付け台43の前壁部43bの裏面に装着された発光基板47と、この発光基板47に縦横に所定間隔を置いて装着され且つ取り付け台43の前壁部43bの開口43cを経て前側に光を照射するLED等の複数個の発光体48と、化粧カバー44の前カバー部44bの開口45に装着された発光板49と、取り付け台43の前壁部43bに装着され且つ発光基板47を裏側から覆う裏カバー50とを備えている。
取り付け台43の前壁部43bには、後側に凹入して発光体48と発光板49との間に光の拡散空間を形成する凹部51があり、その凹部51の裏側に発光基板47が装着されている。発光板49は光透過性を有する無色透明又は着色透明の合成樹脂製であって、通常時は内部の発光体48等を前側から見え難くし、発光体48が発光したときには乱反射して発光するように、前面又は裏面の略全面が粗面状又は凹凸状の乱反射面になっている。
各第1発光演出手段23は、図1、図5に示すように、正面視形状が丸みを帯びた略直角三角形状であって、この第1発光演出手段23の外周を取り囲む縁部46の内、第2発光演出手段24と対向する対向縁46aが略水平に、外側縁46bが前面パネル3の外側に沿って略上下方向に夫々配置され、その対向縁46aと反対側が傾斜縁46cとなっている。なお、第1発光演出手段23の正面視形状は、略直角三角形状以外の任意の形状に変更することも可能である。
この第1発光演出手段23は、図5〜図7に示すように、化粧カバー44の開口45に嵌め込まれ且つ第1発光演出手段23の正面視形状を形作る発光カバー52と、この発光カバー52に裏側から光を照射して発光させるための光源53と、発光カバー52と光源53との間に光源53に対して相対回転(相対移動)可能に配置された遮光体54と、遮光体54を光源53に対して回転中心P廻りに相対回転させる駆動手段66と、発光カバー52の裏側に配置され且つ光源53及び発光カバー52、又は発光カバー52からの光を発光カバー52側へと反射する反射体55とを備え、遮光体54は光源53から発光カバー52へと光を透過する透過部56と、光源53から発光カバー52への光を遮光する遮光部57とを有する。
発光カバー52は前側に突出する突出頂部52aが左右方向の略中央よりも外側で上下略中央に位置し、この突出頂部52aから内側隅部へと稜線部52bが延びる平面視略三角形に構成されている。従って、各第1発光演出手段23の発光カバー52は、正面視及び平面視において稜線部52bが突出頂部52aから第2表示窓18の略中央側へと延びるように傾斜状に配置されている。
なお、発光カバー52は光透過性を有する無色透明又は着色透明の合成樹脂製であり、通常時は内部機構が前側から見え難くなり、光源53からの光が直接又は間接的に照射したときには乱反射して発光するように、粗面状又は凹凸状の乱反射面をその前面又は裏面の略全面に設けてもよい。また発光カバー52は正面視形状、平面視形状が略三角形である必要はなく、他の周辺部分と調和する形状、構造であれば十分である。
光源53、遮光体54は発光カバー52の稜線部52bに対応して傾斜状に配置されており、平面視において左右方向の外側が内側よりも前側に位置し、正面視において左右方向の外側が内側よりも第2発光演出手段24から離れる位置にある。
光源53は、図6〜図10に示すように、光透過性を有する拡散支持体58と、拡散支持体58の裏側に装着された発光基板59と、発光基板59の前面に装着された左右方向に複数個のLED等の発光体60とを備え、遮光体54の回転中心P側に左右方向に長く配置されている。拡散支持体58は発光基板59を前側から覆う覆い部61と、各発光体60に対応して覆い部61に形成された複数個の拡散部62とを有する。
拡散支持体58は左右両端側の固定軸63,64を介して支持枠65の両側壁65a,65bに着脱自在に固定されている。両固定軸63,64の内、その一方の固定軸63は支持枠65の側壁65aに、他方の固定軸64は拡散支持体58に夫々一体に設けられており、その一方の固定軸63は拡散支持体58の係合孔58aに、他方の固定軸64は支持枠65の側壁65bの係合孔65cに夫々相対回転不能に挿通又は係合されている。
拡散部62は発光体60からの光を発光カバー52側へと所定の拡散領域W(図7参照)に拡散させるためのもので、拡散支持体58から前側に突出して略同心状に形成された凹レンズにより構成されている。拡散支持体58には、図11に示すように、拡散部62の裏側に発光体60が収まる凹部62aがあり、その凹部62aの底面には発光体60との間に所定の間隔をおいて対向する平坦面が光軸と略直角に形成されている。従って、発光体60からの光は平坦面を経て拡散部62に効率的に入射する。
拡散部62の前面側には、図11に示すように、中央に形成された先鋭な円錐面62bと、この円錐面62bの前端から外周側に断面円弧状に広がる湾曲面62cとが発光体60の光軸に対して略同心状に設けられている。その拡散部62では、発光体60がLED等の指向性の強いものであっても、その光を円錐面62bの先端側から外周の湾曲面62cで略全周に拡散させることができる。覆い部61の裏面には、発光体60及び拡散部62を中心に略同心円状の周溝61aが径方向に複数個形成されている。
拡散領域Wは発光カバー52の上下両側を除く上下方向の略中央側の所定範囲に光源53からの光を稜線部52bに沿って横長状に直接照射するように設定されている。なお、発光カバー52の上下方向の全範囲を発光させる場合には、発光カバー52の拡散領域Wに対応する中央部分は光源53から直接照射する光により発光するが、発光カバー52の上下両側等の他の部分は、発光カバー52の内面から反射体55を経て発光カバー52側の他の部分に反射する光により発光するようになっている。
遮光体54は、図6〜図10に示すように、遊技機本体1の左右方向の外側が大径で内側が小径となる左右方向に長い中空の半円状又は円弧状の本体部37を有し、その本体部37の周方向の略半分が長手方向の略全体にわたって開放する開放状になっている。この遮光体54には周方向(回転方向)に透過部56と遮光部57とが複数個設けられている。
透過部56には、図9、図10に示すように、光源53からの光を発光カバー52へと短時間で閃光状に透過する2個の閃光用透過部(部分用透過部)56aと、その反対側に配置され且つ光源53からの光を閃光用透過部56aよりも広域に長時間にわたって拡散状に透過する1個の広域用透過部56bとがある。遮光部57には、図9、図10に示すように、2個の閃光用透過部(部分用透過部)56a間に配置された広幅遮光部57aと、2個の閃光用透過部56aと広域用透過部56bとの間に配置された狭幅遮光部57bとがある。
3個の遮光部57a,57bの内少なくとも一つ、例えば広幅遮光部57aの周方向の長さは光源53の拡散領域Wよりも大であり、この広幅遮光部57aが光源53の前側に対応したときに、拡散領域Wの全ての光を遮光するようになっている。また各狭幅遮光部57bの周方向の長さは光源53の拡散領域Wよりも小であり、この狭幅遮光部57bが光源53の前側に対応したときに拡散領域Wの一部の光を遮光し、この狭幅遮光部57bから遮光体54の周方向に外れた拡散領域Wの光が発光カバー52側に透過するようになっている。従って、狭幅遮光部57bが光源53の前側を通過するときには、その周方向の両側にある透過部56a,56bのうち少なくとも一方の透過部56a,56bを経て発光カバー52に光を照射するようになっている。
閃光用透過部56aは広幅遮光部57aとその両側の狭幅遮光部57bとの間にあり、各発光体60に対応して左右方向に所定間隔を置いて列状に形成された複数個の透孔により構成されている。なお、各閃光用透過部56aは左右方向に長く、周方向に短い複数個の透孔により構成する他、全長に跨がる1個の長孔により構成してもよい。
閃光用透過部56aの周方向の長さは光源53の拡散領域Wよりも小であり、また閃光用透過部56aとその周方向の両側の遮光部57a,57bとの周方向の長さは拡散領域Wよりも大である。従って、閃光用透過部56aとその両側の遮光部57a,57bとが光源53の前の拡散領域Wを通過するときには、閃光用透過部56aを経て光源53からの光が発光カバー52に照射され、その周方向の両側では遮光部57a,57bにより光が遮光された状態となる。
このため発光カバー52の発光状態は、閃光用透過部56aに対応する発光部分が明るく発光し、その両側に遮光部57a,57bにより光が遮光された暗い非発光部分ができるため、発光部分と非発光部分とのコントラストを大きくすることができる。
広域用透過部56bは開放部により構成されており、その周方向の長さは拡散領域Wよりも十分に大になっている。そのため広域用透過部56bが光源53の前の拡散領域Wを通過するときには、その拡散領域Wの光は広域用透過部56bを経て発光カバー52の中央部分に直接照射するが、発光カバー52の上下両側では発光カバー52から反射体55を経て発光カバー52側に反射する反射光が照射することとなる。
なお、閃光用透過部56aに対応する発光部分は、広域用透過部56bに対応する発光部分に比較して光量が少ないため暗くなるが、非発光部分とのコントラストが大であるため、非発光部分との関係で相対的に明るく見える。
光源53の発光基板59、拡散支持体58は、遮光体54が光源53の前側に位置するときに、その開放部側を略塞ぐ形状となっている。なお、閃光用透過部56aは左右方向に長い1個の透孔により構成してもよいし、1個又は複数個の長い透孔を曲線状に配置したもの、複数個の透光を左右方向、周方向に位置を変えてジグザグ状、その他の形状に適宜に配置したものでもよい。
遮光体54は、図7〜図10に示すように、一端側が固定軸63上の従動ギヤー67に連結され、他端側の筒部68が固定軸64により回転自在に支持されている。駆動手段66はモータ等により構成され、その駆動軸75、大径の駆動ギヤー69、従動ギヤー67を介して遮光体54を回転駆動するようになっている。
駆動手段66は支持枠65に取り付けられ、また駆動ギヤー69は駆動軸75と支持枠65の側壁65aに形成された突起65dとにより回転自在に支持されている。駆動ギヤー69の軸部69aに一体に被検出部70が設けられ、支持枠65に被検出部70を介して遮光体54の原点を検出する非接触式のセンサ71が設けられている。
なお、遮光体54の原点は、広幅用遮光部57aが光源53の前側に位置する遮光状態でもよいし、広域用透過部56bが光源53の前側に位置する透過状態でもよい。支持枠65は図9に示すように光源53の長手方向に二分割され、ネジ等で着脱自在に接合されている。
発光カバー52は化粧カバー44の開口45に裏側から嵌め込まれており、発光体60と共に化粧カバー44に固定されている。発光体60の前面には光源53、遮光体54の上下両側に、遮光体54側へと後方に凹入して湾曲する円弧状の反射体55が設けられている。この反射体55は遮光体54側へと後方に凹入する反射部55aを前面に備え、その反射部55aは多数の小さい凹面状の反射面55bにより形成され、光源53及び発光カバー52、又は発光カバー52からの光を発光カバー52側へと乱反射するようになっている。
反射体55は裏側の上下両側に取り付け部55cを有し、この取り付け部55cに支持枠65がネジ等により固定されている。反射体55は中央部に遮光体54に対応する開口を有し、その開口を塞ぐ裏カバー72が支持枠65に装着されている。裏カバー72は遮光体54の回転軌跡に沿って円弧状に形成され、この裏カバー72の上下略中央部に形成された切り欠き部72aに近接して駆動手段66が配置されている。
このような構成のスロットマシンでは、遊技に際してメダル投入口25から所定数のメダルを投入した後、スタートレバー30を操作すると、第2表示手段5の各回転リール6が略同時に回転する。一方、各回転リール6の回転開始を契機に主制御基板11の遊技選択手段等において、各回転リール6の停止後の遊技状態を、遊技者に有利なビッグボーナス、その他の特別遊技状態にするか否か等の遊技状態の選択が行われる。
各回転リール6の回転開始後、各停止ボタン29を操作すると、その停止ボタン29の操作順序で第2表示手段5の各回転リール6が順次減速しながら停止する。このときの各回転リール6の停止状況は第2表示窓18の視認部18aを介して視認でき、また各回転リール6の停止により、各視認部18aに3コマの遊技図柄が停止表示される。そして、各視認部18aに停止表示される3コマの遊技図柄の内、左右方向、対角線方向等の入賞ライン上の遊技図柄が所定の組み合わせの入賞態様となれば、その入賞態様に応じてメダル払い出し手段9が所定数のメダルをメダル受け皿21へと払い出す。
第2表示手段5の各回転リール6が回転し始めると、第1表示手段4が各回転リール6の回転に同期して各種の演出画像を変動表示し、選択された遊技状態に応じた画像演出を行う。一方、スピーカ22が各回転リール6の回転に同期して遊技状態に応じた効果音を発生し、第1発光演出手段23、第2発光演出手段24が連続発光、点滅発光等により遊技状態に応じた発光演出を行う。第1表示手段4の演出画像、スピーカ22の効果音、第1発光演出手段23及び第2発光演出手段24の発光演出は、各回転リール6の回転に同期して同時又は個別に行われる。
例えば特別遊技状態を抽選した場合には、第2表示手段5の各回転リール6の回転中、回転の終了時等の適宜時点において、第1発光演出手段23の光源53の点灯と、駆動手段66による遮光体54の回転とが略同時又は相前後して行われる。
仮に遮光体54の広幅遮光部57aが光源53の前側に対応する遮光状態の原点位置で停止中の場合には、先ず光源53の各発光体60が発光し、その光が拡散部62を経て前向きに拡散するが、その全拡散領域Wの拡散光を広幅遮光部57aが遮光するため、発光カバー52は発光しない非発光状態にある。
なお、遮光体54が原点位置にある場合にも、広幅遮光部57aの周方向の長さを拡散領域Wよりも小にすれば、拡散領域Wの上下両側又は何れか一方の閃光用透過部56aを経て光を透過させることができる。そのため発光カバー52に直接的、又は反射体55の反射部55aを介して間接的に光を照射させる等して、発光カバー52の対応箇所が淡く発光するようにしてもよい。
光源53の点灯と略同時又はその直後に駆動手段66が起動すると、駆動ギヤー69、従動ギヤー67を介して遮光体54が横軸心廻りにa矢示方向(図7参照)に回転する。そして、遮光体54が原点位置から回転を開始すれば、遮光体54の回転速度に応じた時間間隔で広幅遮光部57a、閃光用透過部56a、狭幅遮光部57b、広域用透過部56b、狭幅遮光部57bが光源53の前を順次通過し、その各閃光用透過部56a、広域用透過部56bが光源53の前側を通過するときに、拡散領域Wの光が発光カバー52の内面に照射する。このため遮光体54の回転に伴って、遮光体54の1回転毎に発光カバー52が図12に示す時間間隔で発光する。
例えば遮光体54の閃光用透過部56aは、図13に示すように拡散領域Wを短時間で通過し、しかも閃光用透過部56aにより絞られた状態で発光カバー52の内面に光が点状又は帯状に照射して、発光カバー52の閃光用透過部56aに対応する部分にスポット状の発光部分73aができる。一方、閃光用透過部56aの周囲には遮光部57a,57b等があるため、発光カバー52の遮光部57に対応する周辺部分には非発光部分73bができる。
また遮光体54の広域用透過部56bは、図14に示すように閃光用透過部56aに比較して長い時間で拡散領域Wを通過し、発光カバー52の拡散領域Wに対応する部分に光源53からの光が直接照射して発光する発光部分73aができ、また拡散領域W以外の部分に発光カバー52から反射体55を経て反射光が発光カバー52に照射して発光する発光部分73cができ、発光カバー52の拡散領域Wに対応する部分を含む略全体を発光させることができる。
従って、この実施形態に例示の第1発光演出手段23の場合には、発光カバー52の発光部分73aと非発光部分73bとのコントラストが大となる上に、発光カバー52の局部をスポット状に発光させたり、発光カバー52の拡散領域Wに対応する部分とその周辺部分とを含む略全体を発光させたりすることが自在であり、従来に比較して第1発光演出手段23による斬新な発光演出を実現でき、その演出効果を増大できる利点がある。
このように狭い閃光用透過部56aが拡散領域Wを通過するときには、発光カバー52の閃光用透過部56aに対応する箇所が点状又は帯状に閃光的に発光し、広い広域用透過部56bが拡散領域Wを通過するときには、発光カバー52の広域用透過部56bに対応する広域が発光する。従って、遮光体54の回転に伴って発光カバー52の発光部分73aが閃光発光状態と広域発光状態との間で極端に変化することとなる。しかもその閃光発光状態で発光する発光部分73aの周辺には非発光部分73bができるため、非発光部分73bを介して閃光発光状態と広域発光状態に変化するこめ、そのときの遊技状態を効果的に発光演出することができる。
また閃光的発光時には発光カバー52の閃光用透過部56aに対応する発光部分73aが光の拡散領域W内で回転方向に移動し、閃光用透過部56aが光源53の正面に位置したときに発光部分が最も強力に発光する。広域発光時には広域用透過部56bの回転に伴って発光カバー52の略全体まで発光部分73a,73cが増加し、略全体が発光する全体発光を経て発光領域が減少する。
遮光体54の回転に伴う発光カバー52の発光部分の変化は遮光体54の回転速度に対応するものであり、遮光体54の回転速度を大にすれば急激に変化し、回転速度を小にすれば緩慢に変化するため、遮光体54の回転速度の大小を適宜変えることによっても発光演出に変化を持たせることができる。
閃光発光状態、広域発光状態では、発光カバー52の閃光用透過部56a、広域用透過部56bに対応する主要部が発光する。しかし、発光カバー52の内面は三次元的に変化する曲面であり、遮光体54の上下両側には反射体55の反射部55aが略凹面状に設けられており、その反射部55aが多数の凹面状の反射面55bにより構成されているので、発光カバー52の内面で反射された光が反射部55aの反射面55bで乱反射して発光カバー52の内面に反射される。従って、発光カバー52の閃光用透過部56a、広域用透過部56bに対応する主要部の他、その主要部の周辺部等、主要部以外の他の部分も、反射体55の反射部55aを介して主要部と同等又は主要部よりも減光状態で発光させることができる。
なお、遮光体54は光源53の発光に同期して一定速度で所定時間連続回転させてもよいし、途中で回転速度を変化させてもよい。また遮光体54の回転中に、遮光部57、閃光用透過部56a又は広域用透過部56bが光源53の正面に対応する位置で遮光体54を所定時間停止させる等、遮光体54の回転と停止とを組み合わせるか、回転と停止とを複数回間欠的に繰り返すようにしてもよい。
発光カバー52の裏側には遮光体54の上下両側に、多数の反射凹部によって構成された反射体55があり、発光カバー52の内面で反射された光を反射体55が発光カバー52側へと乱反射する。このため反射体55による発光カバー52側への光の乱反射によって発光カバー52を複雑に発光させることができる。
更に第1発光演出手段23はその長手方向が第2表示窓18の中央に向くように、第2表示手段5の上下、左右の四隅に対応して配置されているため、その4組の第1発光演出手段23を第2表示手段5側の回転リール6の回転等に同期して発光演出を行うことにより、躍動感に溢れる動的発光演出が可能である。
第1発光演出手段23は遮光体54を駆動手段66により駆動して光源53廻りに回転させながら、その遮光体54の遮光部57と透過部56が光源53の前を通過することにより、光源53からの光の遮光と透過とを繰り返すようにしているため、第1発光演出手段23の単純な動きにより発光手段の発光状態を急激に変化させることができる。
しかも光源53が遮光体54の回転中心部に位置し、この光源53の外周を遮光体54が回転するため、全体の構成を小型化することができる。また光源53は発光基板59が遮光体54の回転中心Pの近傍に位置し、この発光基板59の前面に発光体60と、拡散部62を有する拡散支持体58とを配置しているため、発光基板59の板幅を極力大きく取ることができ、また裏側への光の拡散を極力防止することができる。
更に拡散支持体58は左右両端側の固定軸63,64を介して支持枠65の両側壁65a,65bにより回転自在に支持しているため、拡散支持体58、発光基板59及び発光体60を含む光源53と、遮光体54とを簡単な構造で容易に支持することができる。
図15は本発明の第2の実施形態を例示する。この実施形態の拡散領域Wは発光カバー52の上下方向の略全範囲に対応するように設定されている。例えば、拡散領域Wを大にする手段としては、拡散部62での光の拡散範囲を大にし、また光源53及び遮光体54の位置を第1の実施形態よりも後方に配置して、その光源53及び遮光体54と発光カバー52との間隔を大にしている。なお、光の拡散範囲の拡大と、光源53及び遮光体54と発光カバー52との間隔の拡大との何れか一方でもよいし、発光カバー52の上下方向の幅を小さくしてもよい。
このように拡散領域Wを発光カバー52の略全範囲に設定すれば、遮光体54が回転したときに、拡散領域Wの範囲内で発光カバー52の発光部分、非発光部分が回転方向に移動することになり、第1発光演出手段23による発光演出の斬新性を更に向上させることができる。
図16は本発明の第3の実施形態を例示する。この実施形態では、遮光体54は図に示すように円筒状の本体部37を有し、その本体部37には閃光用透過部56aと遮光部57とが周方向に複数個形成されると共に、周方向に隣り合う広域用透過部56b間に減光用透過部56dが設けられている。減光用透過部56dは閃光用透過部56aよりも細かい網目状に形成されている。他の構成は第1の実施形態と同様である。
この場合には、遮光体54が回転すると、減光用透過部56dでは光源53からの光を透過するときに、閃光用透過部56aよりも細かい間隔で光源53からの光の一部を遮光する。このため減光用透過部56dが光源53の前側を通過するときには、発光カバー52の内面に照射する光量が減少することとなり、閃光発光状態に比較して相対的に発光状態を減光状態で発光させることができる。
図17は本発明の第4の実施形態を例示する。この実施形態では、遮光体54は直円筒状の本体部37を有し、その本体部37には遮光部57の中間に閃光用透過部56aと広域用透過部56bとが設けられている。閃光用透過部56aは長手方向及び周方向に複数個の透孔を有する。また広域用透過部56bは周方向に幅の広い大きな開口を長手方向に複数個備え、その開口間に周方向の連結部54cが形成されている。他の構成は第1の実施形態と同様である。
このように遮光体54の広域用透過部56bの途中に連結部54cを設けることにより、遮光体54の強度が向上するため、遮光体54を樹脂成型する場合にも薄肉化により軽量化を図ることが可能である。
図18、図19は本発明の第5の実施形態を例示する。この実施形態では、遮光体54は直円筒状の本体部37を有し、その本体部37には閃光用透過部56aと広域用透過部56bとが遮光部57a,57bを介して周方向に設けられている。閃光用透過部56aは光源53の長手方向に沿った長孔状であって、本体部37の外側に突出する拡散制限筒部74内に設けられている。拡散制限筒部74は本体部37の径方向に形成され、その内周面が光源53からの光の拡散を制限するようになっている。他の構成は第1の実施形態と同様である。
このように閃光用透過部56aの外周に拡散制限筒部74を設けることにより、閃光用透過部56aと発光カバー52との間で光の拡散を防止できるため、発光カバー52にできる発光部分73aをより鮮明に発光させることができる。
図20、図21は本発明の第6の実施形態を例示する。この実施形態では、遮光体54は直円筒状の本体部37を有し、その本体部37には遮光部57と第1開口部75aとが周方向に設けられている。遮光部57は略半円状であり、その周方向の両側に第2開口部75bが形成され、この第2開口部75bに集光体76が内側から嵌め込まれている。集光体76は閃光用透過部56aと、この閃光用透過部56a側に光を集光する集光面76aとが一体に設けられている。
第1開口部75aには広域用透過部56bを構成する減光体77が着脱自在に装着されている。減光体77は細かい透過孔77aが多数形成された格子状、網目状等であって、この減光体77で光源53からの一部の光を反射して減光しながら、透過孔77aを経て発光カバー52側へと光を透過するようになっている。なお、減光体77は遮光体54の第1開口部75aに係合爪等の係合手段77bを介して着脱自在に装着されている。
このように遮光体54に集光体76を装着して光源53からの光を閃光用透過部56aに集中させるようにすれば、遮光体54の樹脂材料による金型成型も容易にできる。また広域用透過部56bに減光体77を設けることにより、発光カバー52の広域用透過部56bに対応する部分の明るさを抑えることができる。
図22、図23は本発明の第7の実施形態を例示する。この実施形態では、遮光体54は直円筒状の本体部37を有し、その本体部37には局部用透過部56cと広域用透過部56bとが周方向に設けられている。局部用透過部56cは周方向に長い長孔により構成され、この局部用透過部56cが本体部37の長手方向に所定間隔を置いて複数個形成されている。広域用透過部56bは角孔その他の形状である。他の構成は第1の実施形態と同様である。
このように局部用透過部56cは遮光体54の回転方向に長く構成してもよい。この場合、発光カバー52の各局部用透過部56cに対応する発光部分は回転方向の帯状になるが、第1の実施形態と同様に発光演出が可能である。
図24、図25は本発明の第8の実施形態を例示する。この実施形態では、遮光体54は直円筒状の本体部37を有し、その本体部37には局部用透過部56cと広域用透過部56bとが周方向及び長手方向に設けられている。局部用透過部56cは螺旋状の長孔により構成されている。広域用透過部56bは周方向に長い長孔状であり、本体部37の長手方向の両側に周方向に設けられている。他の構成は第1の実施形態と同様である。
このように局部用透過部56cは遮光体54に螺旋状に設けてもよい。なお、局部用透過部56cを本体部37に螺旋方向に設ける場合、その螺旋方向に所定間隔を置いて間欠的に配置してもよいし、螺旋状の局部用透過部56cの数を複数条にしてもよい。
図26は本発明の第9の実施形態を例示する。この実施形態では、遮光体54は透過部56及び遮光部57を周方向に備えた円筒状の本体部37を有し、その本体部37の中心Oよりも後側に偏芯量Qだけ偏芯して配置された回転中心P廻りに回転自在に支持されている。透過部56は略同じ大きさの透孔により構成されているが、その他の形状でもよい。他の構成は第1の実施形態と同様である。
このように遮光体54が偏芯中心廻りに回転するように構成することも可能である。この場合には、遮光体54の回転に伴って本体部37の周壁部と光源53との間隔が変化するため、その間隔の変化により発光カバー52の発光部分73aと非発光部分73bとを大小に変化させることができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、各実施形態では遮光体54が光源53の外周を回転する回転式のものを例示しているが、光源53と遮光体54は相対移動可能な関係にあれば十分であり、例えば光源53の廻りを遮光体54が往復揺動するようにしてもよいし、遮光体54が往復直線運動するようにしてもよい。
遮光体54の透過部56及び遮光部57は、発光カバー52の発光部分、非発光部分の表現形態に見合うものであればよい。例えば発光部分又は非発光部分により発光カバー52上で移動するキャラクタを表現する場合には、そのキャラクタの形状に合わせて透過部56と遮光部57との相対形状を決定すればよい。従って、遮光体54の透過部56、遮光部57の形状は任意に決定することが可能である。
また発光カバー52の裏側に光源53及び発光カバー52、又は発光カバー52からの光を発光カバー52側へと反射させる反射体55を備えておけば、光源53からの光が発光カバー52に直接照射する領域以外の部分を発光させることが可能であるが、照射領域内で透過部56と遮光部57との組み合わせにより発光演出を行う場合には、反射体55は省略することができる。反射体55を設けるに当たっても、反射体55は発光カバー52の意図する箇所に光を反射できればよいので、その形状、構造は実施形態に例示する以外のものであってもよい。
遮光体54は同心円状に構成して光源53の廻りを回転する回転式が機構的にも望ましいが、三角形状、五角形状、その他の形状でもよい。また光源53、遮光体54は、遮光体54の回転軸心方向に長いものである必要はない。例えば、遮光体54の本体部37を中空球面状とし、この本体部37を直径方向の支軸により回転自在に支持し、その本体内部に光源53を設けたものでもよい。
光源53の発光体60はLEDが適当であるが、その他のものを利用してもよい。例えば光の拡散性が大きい発光体60の場合には、LED等の場合に使用される拡散部62に代替して突レンズ等の集光部を設けてもよい。
複数個の遮光部57及び透過部56のうち少なくとも1は回転方向の長さが光源53の光の拡散領域Wよりも大であることが望ましいが、複数個の遮光部57及び透過部56の全てが拡散領域Wよりも小であってもよい。また複数個の遮光部57のうち1は回転方向の長さが拡散領域Wよりも小であり、複数個の透過部56とその回転方向の両側の透過部56との回転方向の長さが拡散領域Wよりも大であることが望ましいが、1の遮光部57とその回転方向の両側の透過部56との回転方向の長さが拡散領域Wよりも小であってもよい。
光源53、遮光体54は実施形態では、スロットマシンに採用した第1発光演出手段23について例示しているが、パチンコ機、その他の遊技機でも同様に実施することが可能である。パチンコ機等の弾球遊技機に採用する場合には、遊技盤の前側に開閉自在に装着されたガラス扉の前面側上部に第1発光演出手段23設けるか、遊技盤の遊技領域に配置された中央役物に設けることが考えられる。勿論、その他の箇所に設けてもよい。
1 遊技機本体
2 筐体
3 前面パネル
4 第1表示手段
5 第2表示手段
6 回転リール
14 パネル枠
15 化粧カバー
17 第1表示窓
18 第2表示窓
19 操作パネル部
23第1発光演出手段
24 第2発光演出手段
52 発光カバー
53 光源
54 遮光体
66 駆動手段
55 反射体
56 透過部
56a 閃光用透過部(部分用透過部)
56b 広域用透過部
56d 減光用透過部
57 遮光部
57a 広幅遮光部
57b 狭幅遮光部
58 拡散支持体
59 発光基板
60 発光体
62 拡散部
65 支持枠
W 拡散領域
73a,73c 発光部分
73b 非発光部分
74 拡散制限筒部

Claims (9)

  1. 発光カバーと、該発光カバーに光を照射して発光させる光源とを含む発光演出手段を備えた遊技機において、
    前記発光演出手段は前記発光カバーと前記光源との間に該光源に対して相対移動可能に配置された遮光体を備え、
    該遮光体は前記光源から前記発光カバーへと光を透過する透過部と、前記光源から前記発光カバーへの光を遮光する遮光部とを有する
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記発光演出手段は前記発光カバーにより覆われ且つ前記光源及び前記発光カバー、又は前記発光カバーからの光を前記発光カバー側へと反射する反射体を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遮光体は前記光源の廻りを回転可能であり、
    前記遮光体の回転方向に前記透過部と前記遮光部とを備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記透過部は前記発光カバーの一部分に光を透過する部分用透過部と、
    該部分用透過部よりも広い部分に光を透過する広域用透過部とを有する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
  5. 前記光源は発光基板に装着されたLEDと、
    該LEDからの光を拡散させる拡散部とを備えた
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の遊技機。
  6. 前記遮光体は回転軸心方向に長い中空状の本体部を有し、
    前記光源は前記本体部の中心近傍に該本体部の回転軸心に沿って配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の遊技機。
  7. 前記遮光体は前記遮光部と前記透過部とを回転方向に複数個備え、
    該複数個の遮光部及び透過部のうち少なくとも1は回転方向の長さが前記光源の光の拡散領域よりも大である
    ことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  8. 前記遮光体は前記遮光部と前記透過部とを回転方向に複数個備え、
    前記複数個の遮光部のうち少なくとも1は回転方向の長さが前記光源の光の拡散領域よりも大であり、
    前記複数個の透過部のうち1は回転方向の長さが前記拡散領域よりも小の閃光用透過部であり、
    前記閃光用透過部と該閃光用透過部の回転方向の両側の前記遮光部との回転方向の長さが前記拡散領域よりも大である
    ことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  9. 前記遮光体は遊技機本体の中央から遠い側が前記中央に近い側よりも大径であり、
    該遮光体は前記遠い側が前記近い側よりも前側となる回転軸心廻りに回転する
    ことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
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JP2018038665A (ja) * 2016-09-08 2018-03-15 京楽産業.株式会社 遊技機

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