JP2005323449A - 駆動装置および情報記録装置 - Google Patents

駆動装置および情報記録装置

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

【課題】 可動部材の駆動部材に対する位置にかかわらず、可動部材の移動量が一定で位置決め精度が高い駆動装置、および、ヘッドの位置決め精度が高い情報記録装置を提供する。
【解決手段】 電気機械変換素子10と、電気機械変換素子10の一端に固定された駆動部材12と、駆動部材12に摩擦係合する可動部材11と、電気機械変換素子10に周期的な駆動電圧を印加する駆動回路3とからなり、駆動電圧によって駆動部材12を伸縮させることで可動部材11を駆動部材12に対して相対移動させる駆動装置1において、可動部材11の駆動部材12に対する相対位置によって駆動電圧の波形を変化させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気機械変換素子を用いた駆動装置および電気機械変換素子を用いた駆動装置を使用する情報記録装置に関する。
電気機械変換素子(例えば圧電素子)に周期的な駆動電圧を与えて、電気機械変換素子に一端を固定した駆動部材を前後に不均等な速度で振動させ、該駆動部材に摩擦係合する可動部材を一方向に摺動させることで位置決めを行う駆動装置が特許文献1および2に記載されている。また、そのような駆動装置を情報記録再生ヘッドの位置決め機構に使用したCDやDVDなどのディスク型情報記録装置が特許文献3および4に記載されている。
特開2000−350482号公報 特開2001−211669号公報 特開2003−199374号公報 特開2003−203440号公報
図8は、従来の駆動装置31の動作原理を示す。駆動装置31は一端に電気機械変換素子32が固定された駆動部材33に可動部材34が摩擦係合しており、電気機械変換素子32は、支持部材35に固定されている。電気機械変換素子32に駆動電圧を印加すると電気機械変換素子32は、印加した駆動電圧にしたがって伸縮する。図8(A)の状態から電気機械変換素子32をゆっくりと伸長させると、駆動部材33は、可動部材34を摩擦係合させたままゆっくりと繰出され、図8(B)のように、可動部材34は絶対位置が移動する。この状態から、電気機械変換素子32を急峻に収縮させると、駆動部材33が素早く引き戻されるので、図8(C)のように、可動部材34がその場に取り残されて、駆動部材33に対して相対的に移動する。図9は、可動部材34を移動させるための理想的な駆動部材33の軸変位の波形を示す。点A,B,Cは、それぞれ図8(A),6(B),6(C)に対応しており、駆動部材33は、このように一定の速度で繰出されて逆方向に一瞬で引き戻される鋸波状の軸変位が与えられることが好ましい。
図10は、駆動装置31を動作させるために電気機械変換素子32に駆動電圧を印加するための駆動回路36である。駆動回路36は、電圧E(V)の電源と、2つのPチャネルFET37,38と、2つのNチャネルFET39,40と、各FET37〜40をスイッチングするCPU41とからなっている。CPU41は、FET37およびFET40と、FET38およびFET39とのゲート電圧を交互にスイッチングして電気機械変換素子32に+E(V)と−E(V)とを交互に印加して矩形波の駆動電圧を与えるようになっており、スイッチングの回数(パルス数)をカウントすることで可動部材34の位置を特定できる。特許文献2に記載されているように、矩形波の周波数は電気機械変換素子32の共振周波数の0.7倍で、デューティ比は、可動部材34を繰出し方向に移動させる場合は0.3、引戻し方向に移動させる場合は0.7とすることが好ましい。デューティ比0.3の矩形波は、フーリエ変換して基本波正弦波e1および倍調波(2次の高調波)e2を以下のようにそれぞれ表すことができる。3次以上の高調波は、駆動部材24の変位にほとんど影響しないので省略する。
Figure 2005323449
Figure 2005323449
駆動装置31の軸変位の伝達特性は、駆動部材33が完全な剛体であれば、特許文献2に記述されているように、共振周波数を1つ有するものとなる。しかし、実際の駆動部材33は弾性を有しており、可動部材34が係合している点の軸変位は、図11に示すような2次の振動モデルで表されるものとなり、伝達特性は2つの共振周波数を有することになる。図11において、電気機械変換素子32は、ばね定数k1、減衰係数c1および質量m1で構成され、駆動部材33は、ばね定数k2、減衰係数c2および質量m2で構成されている。ここで、ばね定数k2および減衰係数c2は、可動部材34が駆動部材33に摩擦係合している位置によって値が変化することに注意が必要である。
図12は、図8の駆動部材33のa点の軸変位の正弦波電圧に対する利得(振幅の直流での変位に対する比)および正弦波電圧に対する位相の伝達特性を実線で示し、b点の伝達特性を点線で示している。b点、つまり、可動部材34の係合位置が電気機械変換素子32に近くなると駆動部材33の特性が剛体に近くなるので2次共振点の利得が低くなる。また、周波数が高いと利得が小さく、3次以上の高調波が軸変位にほとんど寄与しないことが分かる。1次共振周波数をf1、2次共振周波数をf2、f1の0.7倍の駆動周波数をf1d、f1dの2倍の周波数をfd2とすると、a点でのf1dに対する利得はG1、位相はθ1であり、f2dに対する利得はG2、位相はθ2である。一方、b点での周波数f1dの正弦波に対する利得および位相はG1およびθ1とほぼ等しく、周波数f2dの正弦波に対する利得はG2より小さいG2’、位相はθ2より遅れたθ2’である。
E=3Vのときのe1およびe2に対するa点の軸変位の基本周波数成分x1および倍調波成分x2と、b点の軸変位の基本周波数成分x1’および倍調波成分x2’とは、G1=−144dB、G2=−150dB、G2’=−160dB、θ1=−20°、θ2=−130°、θ2’=−140°とすると以下の式で表される。
Figure 2005323449
Figure 2005323449
Figure 2005323449
図13に示すように、駆動部材13のa点の軸変位の波形は、一点鎖線で示す基本正弦波による軸変位x1と、破線で示す倍調波による軸変位x2とを加算した、実線で示す合成波形となり、b点の軸変位は、図14に同様に示すように、x1’とx2’とを加算した合成波形となる。a点の軸変位は、図13に示すように、緩やかに繰出してから急峻に引戻す鋸波状の波形となっており、図9に示した理想的な波形に近く、可動部材34を効果的に移動させられる。一方、b点の軸変位は、図14に示すように、正弦波に近い波形となり、繰出し方向と引戻し方向の変化率がほとんど同じなので可動部材34を効率的に移動させられない。つまり、従来の駆動装置31は、可動部材34の位置によって、駆動電圧の1周期あたりの可動部材34の移動量が変化してしまう。
上述したように、可動部材34の位置によってその移動量が変化する駆動装置31をディスク型情報記録装置の記録再生ヘッドの位置決め機構に使用すると、CPU41がFET27〜30をスイッチングした回数に比例して可動部材34が移動せず、トラッキングエラーを引き起こすことがあった。
そこで、本発明は、可動部材の駆動部材に対する位置にかかわらず、可動部材の移動量が一定で位置決め精度が高い駆動装置、および、ヘッドの位置決め精度が高い情報記録装置を提供することを課題とする。
本発明による駆動装置は、電気機械変換素子と、前記電気機械変換素子の一端に固定された駆動部材と、前記駆動部材に摩擦係合する可動部材と、前記電気機械変換素子に周期的な駆動電圧を印加する駆動回路とからなり、前記駆動電圧によって前記駆動部材を伸縮させることで前記可動部材を前記駆動部材に対して相対移動させる駆動装置であって、前記可動部材の前記駆動部材に対する相対位置によって前記駆動電圧の波形を変化させるものとする。
この構成よれば、可動部材の駆動電圧1周期あたりの移動量を、可動部材の駆動部材に対する相対位置にかかわらず一定にすることができる。このため、可動部材の高い位置決め精度が得られる。
また、本発明の駆動装置において、前記駆動電圧は、該駆動電圧と等しい周期を有する基本正弦波と高調波とからなり、前記可動部材の前記駆動部材に対する相対位置によって前記高調波の振幅および/または位相を変化させてもよく、前記可動部材が前記電気機械変換素子から遠いほど前記高調波の振幅を小さくしてもよい。
この構成よれば、駆動電圧の高調波成分を変化させることで、高調波成分に対する利得の変化にかかわらず、駆動電圧1周期あたりの可動部材の移動量を一定にできる。特に、高調波成分の振幅を変化させれば駆動部材の軸変位の波形をほぼ一定にできるので、可動部材の高い位置決め精度が得られる。
また、本発明の駆動装置は、前記駆動電圧は、矩形波であって、前記可動部材の前記駆動部材に対する相対位置によって前記矩形波のデューティ比を変化させてもよく、前記可動部材が前記電気機械変換素子から最も近い位置にあるときは、前記デューティ比を約0.3または約0.7とし、前記可動部材が前記電気機械変換素子から離れるにつれ、前記デューティ比を約0.3または約0.7から高くするか低くしてもよい。
この構成よれば、駆動電圧のデューティ比を変化させることで駆動電圧1周期あたりの可動部材の移動量が一定となるので高い位置決め精度が得られる。中でも、可動部材が最も電気機械変換素子に近いときに移動量の利得が最低になるので、このときのデューティ比を約0.3または約0.7にして移動量を最大化することで、全体として可動部材の移動量を大きくできる。
また、本発明の駆動装置において、前記駆動電圧は、矩形波であって、前記可動部材の前記駆動部材に対する相対位置によって前記矩形波の振幅を変化させてもよく、前記可動部材が前記電気機械変換素子から近いほど前記矩形波の振幅を大きくしてもよい。
この構成よっても、駆動電圧1周期あたりの可動部材の移動量を一定にできるので高い位置決め精度が得られる。
本発明による情報記録装置は、情報記録媒体と、前記情報記録媒体に情報を読み書きする情報記録再生ヘッドと、前記情報記録再生ヘッドを前記情報記録媒体に対して位置決めする位置決め機構とを有し、前記位置決め機構は、前記のいずれかの駆動装置からなるものとする。
この構成よれば、駆動電圧1周期あたりの移動量が一定で位置決め精度の高い駆動装置で情報記録再生ヘッドの位置決めを行うため、情報記録再生ヘッドの位置決め精度が高くトラッキングエラーが起こらない。
以上のように、可動部材の駆動部材に対する位置にかかわらず、駆動電圧1周期あたりの可動部材の移動量が一定で位置決め精度が高い駆動装置、および、そのような駆動装置を用いることでヘッドの位置決め精度が高い情報記録装置を提供できる。
図1は、本発明の第1実施形態の駆動装置1の概要を示す。駆動装置1はアクチュエータ2とアクチュエータ2を駆動するための駆動電圧を出力する駆動回路3とからなっている。駆動回路3は、CPU4と、波形整形回路5および6と、可変利得増幅回路7と、加算回路8と増幅回路9とからなっており、アクチュエータ2の電気機械変換素子(例えば圧電素子)10に電圧を出力するようになっている。電気機械変換素子10は、一端に、可動部材11が摩擦係合する駆動部材12が固定され、他端が支持部材13に固定されている。
CPU4は、基本周波数fd1(Hz)の矩形波Vd1(デューティー比0.5)と、基本周波数fd1(Hz)の倍の周波数fd2(Hz)を有し矩形波Vd1より90°位相が遅れた矩形波Vd2(デューティ比0.5)とを出力し、波形整形回路5と波形整形回路6とにそれぞれ入力する。波形整形回路5および6は、矩形波を正弦波に変換する回路であり、矩形波Vd1およびVd2を基本周波数fd1(Hz)の基本正弦波Ed1および倍周波数fd2(Hz)の、基本正弦波Ed1より90°位相が遅れた倍調波(2次の高調波)Ed2にそれぞれ変換して出力する。倍調波Ed2は、可変利得増幅回路7に入力されてs倍に増幅されるが、その増幅率sは、CPU4から出力されるコントロール信号scによって定められる。基本正弦波Ed1と増幅された倍調波Ed2とは加算回路8で足し合わされてから増幅回路9でさらに増幅されてアクチュエータ2の電気機械変換素子10に入力されるようになっている。
可変利得増幅回路7における倍調波Ed2の増幅率sがs=1のとき、正弦波Ed1および倍調波Ed2は、デューティ比0.7の矩形波をフーリエ変換したときの基本正弦波e1および2次の高調波(倍調波)e2の波形に一致するようになっている。駆動部材12のa点の基本周波数fd1における利得G1および位相θ1がそれぞれG1=−144dB,θ1=−20°、倍調波fd2における利得G2および位相θ2がそれぞれG2=−150dB,θ2=−130°、駆動部材12のb点の基本周波数fd1における利得G1’および位相θ1’がそれぞれG1’=G1,θ1’=θ1、倍調波fd2における利得G2’および位相θ2’がG2’=−160dB,θ2’=−140°であるとき、基本周波数fd1の正弦波および倍周波数fd2の正弦波に対する駆動部材12のa点の軸変位をx1およびx2とし、基本周波数fd1および倍周波数fd2における駆動部材12のb点の軸変位をx1’およびx2’とすると、x1,x1’,x2およびx2’は以下の式で表される。
Figure 2005323449
Figure 2005323449
Figure 2005323449
このとき、駆動部材12のa点の軸変位は、x1とx2とを加算した合成波形となり、b点の軸変位は、x1’とx2’とを加算した合成波形となる。
図2は、s=1のときの駆動部材12のa点の軸変位の波形を示す。ここで、基本正弦波Ed1による基本周波数fd1(Hz)の軸変位成分x1が一点鎖線で示され、倍調波Ed2による基本周波数fd1の倍の周波数fd2(Hz)の軸変位成分x2が破線で示されており、実線が、x1とx2とを加算した合成波として表されるa点の軸変位を示す。この場合の軸変位は、電気機械変換素子10に従来の矩形波の駆動電圧を印加したときの波形に一致し、ほぼ理想的な鋸波となっている。
図3は、同じくs=1のときの駆動部材12のb点の軸変位の波形を実線で、基本正弦波Ed1による基本周波数fd1(Hz)の軸変位成分x1を一点鎖線で、周波数fd2(Hz)の軸変位成分x2を破線でそれぞれ示す。この場合のb点の軸変位は、従来の矩形波の駆動電圧を印加したときと同様に、2次共振点の利得低下によってx2の振幅が小さいので、合成波形が基本周波数fd1(Hz)の正弦波に近い波形になってしまっている。このため、繰出し方向と引戻し方向の変化率がほとんど同じなので、基本正弦波Ed1の1周期あたりの可動部材12の移動量が小さくなってしまう。よって、増幅率を不変とすると位置決め精度が悪くなってしまう。
図4は、s=10dB(G2−G2’)としたときの駆動部材12のb点の軸変位の波形を図3と同様にx1’およびx2’とともに示す。この場合、基本正弦波Ed1による軸変位x1’はa点における軸変位x1と同じであり、倍調波Ed2による軸変位x2’はa点における軸変位x2と振幅が同じで、軸変位x2よりも位相がわずかに10°遅れているだけである。これら2つの軸変位成分x1,x2を加算した実線で示す合成波は、図2のa点における軸変位とほとんど変わらない波形になっている。
本実施形態では、倍調波Ed2の増幅率sを、常に、a点における周波数fd2の倍調波Ed2に対する軸変位の利得G1と、可動部材11が摩擦係合している点における周波数fd2に対する軸変位の利得との差となるようにコントロール信号scを変化させる。これによって、電気機械変換素子10に印加される駆動電圧の2次の高調波成分は、可動部材11が電気変換素子10に近いほど振幅が大きくなる。これにより、倍調波による軸変位成分の振幅が一定となり、倍調波による軸変位成分の位相は大きく変化しないので、基本正弦波Ed1による軸変位との合成波形は、可動部材11の位置が変わってもほとんど変化しない。その結果、矩形波Vd1の1周期あたりの可動部材11の移動量は、可動部材11の位置にかかわらず一定となる。
本実施形態において、可動部材11の移動距離は、CPU4が出力した矩形波(パルス)Vd1の数に比例するため、CPU4は、矩形波Vd1の数をカウントすることで可動部材11の位置を特定して、増幅率sを一義的に定めることができる。このため、駆動装置1は、駆動電圧1周期あたりの可動部材11の駆動部材12に対する移動量が可動部材11の位置によって変化しないように一定にできるので位置決め精度が高い。
本実施形態の駆動装置1は、CDやDVDまたはハードディスク装置などのディスク型情報記録装置において、情報記録媒体に情報を読み書きする情報記録再生ヘッドの位置決め機構に適用できる。駆動装置1は、情報記録再生ヘッドを取付けた可動部材11が、CPU4が出力したパルスの数に比例して駆動部材12上を移動して、目的とする記憶媒体のトラック上に情報記録再生ヘッドを正確に位置決めできるので、情報記録装置はトラッキングエラーを起こし難い。
また、本実施形態において、さらに、可動部材11の位置に応じて矩形波Vd2の位相を変化させると、駆動部剤12の可動部材11が係合している点の変位が、可動部材11が係合している位置によらず、ほぼ一定にすることができる。Vd2の位相をΔθだけ進ませたときのa点およびb点の軸変位の倍調波成分x2およびx2’は、以下の式で表される。
Figure 2005323449
Figure 2005323449
s=10dB(G2−G2’)、Δθ=10°(θ2−θ2’)のときのb点の軸変位の倍長波成分x2’は、s=0db、Δθ=0°のときのa点の軸変位の倍長波成分x2と完全に一致していることがわかる。a点およびb点の軸変位の基本周波数成分x1およびx1’は同じ波形であるから、b点における可動部材11の軸変位の波形(x1’とx2’との合成波形)は、a点における可動部材11の軸変位の波形(x1とx2との合成波形)と完全に一致している。このため、可動部材11の駆動部材12に対する相対位置によらず移動量が一定となるので、駆動装置1は、可動部材11の位置決め精度が高い。また、本実施形態では、可動部材11の位置によって倍調波の振幅を変化させているが、倍調波の位相のみを変化させて可動部材11の移動速度を一定に保つことも可能である。
次に、本発明の第2実施形態について説明するが、アクチュエータ2は第1実施形態のものと同一であるので説明を省略する。従来と同じく矩形波を駆動電圧とする駆動装置を使用して、可動部材11を繰出し方向に移動させる場合、可動部材11が電気機械変換素子10に最も近いb点にあるときに、デューティ比を0.3(引戻し方向の場合は0.7)とし、可動部材11が電気機械変換素子10から遠くなるほど大きく(引戻し方向では電気機械変換素子10から遠くなるほど小さく)する。
これは、a点およびb点において、駆動電圧波形のデューティ比と可動部材11の移動量は、図5に示すような関係にあるため、この特性を利用して可動部材11の1周期あたりの移動量を一定に保つものである。つまり、駆動部材12の軸変位の高調波成分の利得が小さくなり可動部材11の移動量が最も小さくなるb点において稼働部材11の移動量が極大となるデューティ比0.3を選択し、可動部材11がa点から離れるに従いデューティ比を0.3増加または減少させてゆき、可動部材11の移動速度が上昇しないようにするのである。図5に示す条件において、波形が鋸波に近く可動部材11の移動量が最も大きくなるa点において、移動量がb点における移動量の極大値と等しくなるためには、デューティ比が繰り出し方向の場合は0.36、引戻し方向の場合は0.64であればよい。このように、デューティ比を変化させることで、可動部材11の移動速度が一定となり、高い位置決め精度が得られる。
本実施形態では、可動部材11が電気機械変換素子10から最も遠いa点にあるときにデューティ比を0.36(引戻し方向の場合は0.64)となるようにしたが、可動部材11が電気機械変換素子10から最も遠いa点にあるときにデューティ比を0.24(引戻し方向の場合は0.76)としてもよい。また、可動部材11が電気機械変換素子10に最も近いb点にあるときに、移動量が最大になるデューティ比(繰出し方向で0.3、引戻し方向で0.7)とし、可動部材11が電気機械変換素子10から遠くなるほど繰出し方向および引戻し方向のいずれの場合もデューティ比が大きくなるようにしてもよく、あるいは、いずれの場合も小さくなるようにしてもよい。
次に、図6に本発明の第3実施形態の駆動装置21を示す。本実施形態において、アクチュエータ2は第1実施形態のものと同一であるので説明を省略する。駆動装置21の駆動回路22は、CPU23とローパスフィルタ24とオペアンプ25とコンデンサ26と、4つのFET27〜30とで構成されている。FET27〜30は、CPU23によってスイッチングされ、電気機械変換素子10のいずれか一端を電位Ev(V)の点sに接続して他端を接地することで、電気機械変換素子10に±Ev(V)の矩形波状の駆動電圧を印加する公知のブリッジ回路である。点sの電位Evは、CPU23が出力する電圧信号svをオペアンプ25で増幅することで得られ、ローパスフィルタ24とコンデンサ26は、電位Evを安定化させるためのものである。
以上の構成による駆動装置21において、CPU23は、FET27〜30をスイッチングした回数をカウントして可動部材11の位置を算出し、可動部材11が電気機械変換素子10に近いほど高い電圧信号svを出力する。そして電圧信号をオペアンプ25で増幅した電圧EvがFET27〜30によってスイッチングされて、振幅2Evの矩形波状の駆動電圧として電気機械変換素子10に印加される。
図7に、アクチュエータ2に矩形波状の駆動電圧を印加したときの可動部材11の、a点およびb点における移動速度と駆動電圧の振幅との関係を示す。可動部材の移動速度は駆動電圧に対してほぼ線形に変化している。可動部材11がa点において駆動電圧の振幅(2Ev)がEaであるときに移動速度がVaであるとすると、可動部材11がb点にあるときは、駆動電圧の振幅(2Ev)がEaよりも大きいEbであるときに可動部材11の速度が同じVaになる。このため、可動部材11が電気機械変換素子10に近いほど電源電圧Evを高くすることで、駆動電圧の振幅を大きくして可動部材11の移動量が位置によって変化しないようにできるので、駆動装置21は、高い位置決め精度を得ることができる。
本発明の第1実施形態の駆動装置の概略図。 図1の駆動装置のs=1の場合のa点の軸変位波形。 図1の駆動装置のs=1の場合のb点の軸変位波形。 図1の駆動装置のs=10dBの場合のb点の軸変位波形。 矩形波駆動電圧のデューティ比と可動部材の移動量の関係を示すグラフ。 本発明の第3実施形態の駆動装置の概略図。 図7の移動体のa点およびb点における移動速度と駆動電圧振幅の関係を示すグラフ。 従来の駆動装置の動作原理図。 図8の駆動装置の駆動部材の理想的な軸変位波形。 図8の駆動装置の駆動回路図。 図8の駆動装置の振動モデル。 図8の駆動装置の正弦波電圧に対する軸変位の伝達特性を示すグラフ。 図8の駆動装置のa点の軸変位波形。 図8の駆動装置のb点の軸変位波形。
符号の説明
1 駆動装置
3 駆動回路
10 電気機械変換素子
11 可動部材
12 駆動部材
21 駆動装置
22 駆動回路
Ed1 基本正弦波
Ed2 倍調波(2次の高調波)

Claims (8)

  1. 電気機械変換素子と、
    前記電気機械変換素子の一端に固定された駆動部材と、
    前記駆動部材に摩擦係合する可動部材と、
    前記電気機械変換素子に周期的な駆動電圧を印加する駆動回路とからなり、
    前記駆動電圧によって前記駆動部材を伸縮させることで前記可動部材を前記駆動部材に対して相対移動させる駆動装置であって、
    前記可動部材の前記駆動部材に対する相対位置によって前記駆動電圧の波形を変化させることを特徴とする駆動装置。
  2. 前記駆動電圧は、該駆動電圧と等しい周期を有する基本正弦波と高調波とからなり、
    前記可動部材の前記駆動部材に対する相対位置によって前記高調波の振幅および/または位相を変化させることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記可動部材が前記電気機械変換素子に近いほど前記高調波の振幅を大きくすることを特徴とする請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記駆動電圧は、矩形波であって、
    前記可動部材の前記駆動部材に対する相対位置によって前記矩形波のデューティ比を変化させることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  5. 前記可動部材が前記電気機械変換素子から最も近い位置にあるときは、前記デューティ比を約0.3または約0.7とし、
    前記可動部材が前記電気機械変換素子から離れるにつれ、前記デューティ比を約0.3または約0.7から高くすることあるいは低くすることを特徴とする請求項4に記載の駆動装置。
  6. 前記駆動電圧は、矩形波であって、
    前記可動部材の前記駆動部材に対する相対位置によって前記矩形波の振幅を変化させることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  7. 前記可動部材が前記電気機械変換素子に近いほど前記矩形波の振幅を大きくすることを特徴とする請求項6に記載の駆動装置。
  8. 情報記録媒体と、
    前記情報記録媒体に情報を読み書きする情報記録再生ヘッドと、
    前記情報記録再生ヘッドを前記情報記録媒体に対して位置決めする位置決め機構とを有し、
    前記位置決め機構は、請求項1から7のいずれかに記載の駆動装置からなることを特徴とする情報記録装置。
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