JP2005320308A - 酵素処理分解物及びこれを配合した化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アブラナ科ブラシカ属植物の抽出物を蛋白分解酵素で処理して得られる酵素処理分解物、並びに該酵素処理分解物を配合してなる化粧料の使用。
【選択図】 なし
Description
このアブラナ科ブラシカ属植物の抽出物の有する生理活性とその皮膚に対する効果としては、例えば特開平8−325130号公報に、メラニン生成抑制作用及び抗炎症作用に基づく美白効果や美肌化効果が、特開2003−81848号公報に、スーパーオキサイドや過酸化水素などの活性酸素の消去作用に基づく皮膚老化防止効果が、又特開2003−238429号公報に、線維芽細胞賦活作用に基づく皮膚老化防止効果及び肌荒れの予防・改善効果がそれぞれ開示されており、さらに特開2003−342150号公報には、当該抽出物が線維芽細胞の産生する細胞外マトリックス成分のエラスチンに類似した作用を有し、同じく皮膚老化防止と肌荒れの予防・改善に有効であることが示されている。
本発明は又、アブラナ科ブラシカ属(Brassica)の植物の抽出物を蛋白分解酵素で処理して得られる酵素処理分解物を配合したことを特徴とする化粧料に関するものである。
ここで化粧料なる文言は、所謂化粧料のほかに医薬部外品をも含む広義で用いる。
従って、かかる酵素処理分解物を配合してなる本発明の化粧料は、該分解物の有する高い保存安定性の故に、長期保存中にも着色やオリの発生等の品質の低下を来すことがなく品質保持性にすぐれると共に、該分解物が実質的に皮膚刺激性を有さないことから、皮膚に適用した場合、紅斑等の発生の恐れがなく安全性に極めてすぐれている。又、酵素処理分解物は、メラニン生成抑制作用や線維芽細胞賦活作用等の生理活性に於いて、酵素処理前の植物抽出物と同等の高い有効性を具えており、従って本発明の化粧料によれば、メラニン色素の皮膚への沈着によるシミ、ソバカスの発生や線維芽細胞の活性低下による皮膚の老化、肌荒れ等が予防或いは改善がされ、皮膚にすぐれた美化粧効果が付与される。
本発明の化粧料に配合される活性成分は、アブラナ科ブラシカ属の植物の抽出物をさらに蛋白分解酵素で処理して得られる酵素処理分解物である。
ここで、アブラナ科ブラシカ属の植物としては、例えば白芥(Brassica alba)、黄芥(Brassica juncea)、黒芥(Brassica nigra)、アブラナ(Brassica ropa)などを挙げることができる。それらブラシカ属植物のうちでも、得られる酵素処理分解物のメラニン生成抑制作用、線維芽細胞賦活作用等の皮膚生理活性の観点から、白芥(Brassica alba)、黄芥(Brassica juncea)或いは黒芥(Brassica nigra)、就中それらの種子である白芥子、黄芥子又は黒芥子が好ましく、特に白芥子を用いた場合、すぐれた皮膚生理活性と高い生体安全性及び保存安定性を有する酵素処理分解物が得られることから最も好ましい。
水と親水性溶媒との混合溶媒を用いる場合、その混合比は、例えば水とエタノールとの混合溶媒であれば、容量比(以下同じ)で100:1〜1:1、水と1,3−ブチレングリコールとの混合溶媒であれば、100:1〜1:2、又水とグリセリンとの混合溶媒であれば、100:1〜1:4の範囲とするのがよい。
それら酵素のうちでも、アクチナーゼなどのアクチナーゼ類、パパイン、キモパパインなどのパパイン類或いはブロメラインが特に好ましい。
酵素の使用量は、植物抽出物溶液の固形分100重量部に対して、1種の酵素につき0.001〜50重量部の範囲とするのがよく、より好ましくは0.1〜10重量部の範囲である。又、酵素処理の時間は、用いる酵素の種類等によっても異なるが、一般には0.5〜24時間の範囲であり、好ましくは1〜6時間の範囲である。
なお、以上の蛋白分解酵素処理は、場合によってはその前工程である抽出処理の際それと同時に行ってもよい。
ここに得られる酵素処理分解物溶液は、一般にはpHを4〜8に調整した上、これをそのまま化粧料に配合するか、もしくは必要ならば減圧濃縮等により所定の濃度に調整した上化粧料に配合される。又場合によっては、スプレードライ法、凍結乾燥法など常法に従って粉末化してもよい。
又、乳化剤乃至乳化助剤として、酵素処理ステビアなどのステビア誘導体、レシチン及びその誘導体、乳酸菌醗酵米、乳酸菌醗酵発芽米、乳酸菌醗酵穀類(麦類、豆類、雑穀など)、ジュアゼイロ(Zizyphus juazeiro:Rhamnaceae)抽出物等を配合することもできる。
白芥の種子(白芥子)の粉砕物50gに精製水1000gを混合し、40℃で1時間抽出を行った後ろ過し、淡黄色透明の白芥子抽出物溶液810g(固形分濃度0.98%)を得た。
次に、ここに得られた抽出物溶液500gに、アクチナーゼAS(科研ファルマ株式会社製)を0.05g添加し、40℃で2時間加水分解した。その後、85℃で1時間加熱して酵素を失活させた後ろ過し、淡黄色透明の白芥子抽出物酵素処理分解物溶液450g(固形分濃度0.96%)を得た。
蛋白分解酵素としてアクチナーゼASに代えてブロメラインを用いるほかは実施例1と同様にして酵素処理分解物溶液420g(固形分濃度0.97%)を得た。
蛋白分解酵素としてアクチナーゼASに代えてパパインを用いるほかは実施例1と同様にして酵素処理分解物溶液430g(固形分濃度0.96%)を得た。
白芥の種子(白芥子)の粉砕物50gに30%1,3−ブチレングリコール水溶液1000gを混合し、40℃で1時間抽出を行った後ろ過し、淡黄色透明の白芥子抽出物溶液790g(固形分濃度0.94%)を得た。
次に、ここに得られた抽出物溶液500gに、アクチナーゼASを0.2g添加し、40℃で3時間加水分解した。その後、85℃で2時間加熱して酵素を失活させた後ろ過し、淡黄色透明の白芥子抽出物酵素処理分解物溶液420g(固形分濃度0.97%)を得た。
白芥の種子(白芥子)の粉砕物50gに20%エタノール水溶液1000gを混合し、40℃で1時間抽出を行った後ろ過し、淡黄色透明の白芥子抽出物溶液850g(固形分濃度0.94%)を得た。
次に、ここに得られた抽出物溶液500gに、アクチナーゼASを0.5g添加し、40℃で3時間加水分解した。その後、85℃で2時間加熱して酵素を失活させた後ろ過し、淡黄色透明の白芥子抽出物酵素処理分解物溶液470g(固形分濃度1.04%)を得た。
黄芥の種子(黄芥子)の粉砕物50gに精製水1000gを混合し、40℃で1時間抽出を行った後ろ過し、淡黄色透明の黄芥子抽出物溶液830g(固形分濃度0.96%)を得た。
次に、ここに得られた抽出物溶液500gに、アクチナーゼASを0.05g添加し、40℃で2時間加水分解した。その後、80℃で1時間加熱して酵素を失活させた後ろ過し、淡黄色透明の黄芥子抽出物酵素処理分解物溶液400g(固形分濃度0.95%)を得た。
黒芥の種子(黒芥子)の粉砕物50gに精製水1000gを混合し、40℃で1時間抽出を行った後ろ過し、淡黄色透明の黒芥子抽出物溶液850g(固形分濃度0.96%)を得た。
次に、ここに得られた抽出物溶液500gに、アクチナーゼASを0.05g添加し、40℃で2時間加水分解した。その後、80℃で1時間加熱して酵素を失活させた後ろ過し、淡黄色透明の黒芥子抽出物酵素処理分解物溶液410g(固形分濃度0.94%)を得た。
白芥の全草の細切乾燥物100gに精製水1000gを混合し、40℃で2時間抽出を行った後ろ過し、淡黄色透明の白芥抽出物溶液700g(固形分濃度1.51%)を得た。
次に、ここに得られた抽出物溶液500gに、アクチナーゼASを0.1g添加し、40℃で2時間加水分解した。その後、80℃で1時間加熱して酵素を失活させた後ろ過し、淡黄色透明の白芥抽出物酵素処理分解物溶液440g(固形分濃度1.52%)を得た。
実施例1と同様にして調製した白芥子抽出物の酵素処理分解物溶液500gを50gに濃縮した液を凍結乾燥した後粉砕し、黄褐色の白芥子抽出物酵素処理分解物粉末4.7gを得た。
[A成分] 部
流動パラフィン 5.0
ヘキサラン (注1) 4.0
パラフィン 5.0
グリセリルモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 6.0
ブチルパラベン 0.1
(注1)株式会社テクノーブル製 トリオクタン酸グリセリル
[B成分]
実施例1の酵素処理分解物溶液 10.0
グリセリン 5.0
カルボキシメチルモノステアレート 0.1
モイストン・C (注2) 1.0
精製水 全量が100部となる量
(注2)株式会社テクノーブル製 NMF成分
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合してクリームを得た。
[A成分] 部
流動パラフィン 6.0
ヘキサラン 4.0
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2.0
大豆レシチン 1.5
メチルパラベン 0.15
エチルパラベン 0.03
[B成分]
実施例1の酵素処理分解物溶液 10.0
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。こ
れを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合して乳液を得た。
処方例2のB成分中実施例1の酵素処理分解物溶液に代えて実施例2の酵素処理分解物溶液を用いるほかは処方例2と同様にして乳液を得た。
処方例2のB成分中実施例1の酵素処理分解物溶液に代えて実施例3の酵素処理分解物溶液を用いるほかは処方例2と同様にして乳液を得た。
処方例2のB成分中実施例1の酵素処理分解物溶液に代えて実施例6の酵素処理分解物溶液を用いるほかは処方例2と同様にして乳液を得た。
処方例2のB成分中実施例1の酵素処理分解物溶液に代えて実施例7の酵素処理分解物溶液を用いるほかは処方例2と同様にして乳液を得た。
処方例2のB成分中実施例1の酵素処理分解物溶液に代えて実施例8の酵素処理分解物溶液を用いるほかは処方例2と同様にして乳液を得た。
[成分] 部
実施例4の酵素処理分解物溶液 15.0
エタノール 10.0
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
メチルパラベン 0.2
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
カルボキシビニルポリマー 0.1
香料 適量
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
上記の成分を混合してローションを得た。
[A成分] 部
オリーブ油 1.0
ポリオキシエチレン(5.5)セチルアルコール 5.0
ブチルパラベン 0.1
[B成分]
実施例5の酵素処理分解物溶液 15.0
エタノール 5.0
グリセリン 5.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
メチルパラベン 0.1
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃以上に加温後、A成分にB成分を加えて攪拌し、さらにヒスコトロン(5000rpm)で2分間ホモジナイズを行った。
これを50℃まで冷却した後、C成分を加えて攪拌混合し、さらに30℃以下まで冷却して化粧水を得た。
[A成分] 部
流動パラフィン 6.0
ヘキサラン 4.0
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2.0
大豆レシチン 1.5
メチルパラベン 0.15
エチルパラベン 0.03
[B成分]
実施例1の酵素処理分解物溶液 10.0
L−アスコルビン酸−2−グルコシド 2.0
水酸化カリウム 0.5
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合して乳液を得た。
処方例11のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム2.0部を用いるほかは処方例11と同様にして乳液を得た。
処方例11のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム2.0部を用いるほかは処方例11と同様にして乳液を得た。
処方例11のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてアルブチン2.0部を用いるほかは処方例11と同様にして乳液を得た。
処方例11のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えて米糠抽出物加水分解物(株式会社テクノーブル製、商品名「グレイスノウ*雪*HP」、固形分濃度3.5%)5.0部を用いるほかは処方例11と同様にして乳液を得た。
処方例11のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてγ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸1.0部を用いるほかは処方例11と同様にして乳液を得た。
[A成分] 部
ベンガラ 0.5
黄酸化鉄 1.5
黒酸化鉄 0.1
酸化チタン 10.0
ナイロンパウダー 4.0
セリサイト 全量が100部となる量
マイカ 23.0
タルク 25.0
実施例9の酵素処理分解物粉末 0.5
[B成分]
スクワラン 1.0
メチルポリシロキサン 4.0
プロピルパラベン 0.1
デヒドロ酢酸 0.1
流動パラフィン 2.0
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ混合攪拌し混合した後、200メッシュのタイラーメッシュの篩にかけ、得られた混合粉末を金型に打型してプレスドパウダーを得た。
[A成分] 部
ステアリン酸 2.4
モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0
セトステアリルアルコール 0.2
液状ラノリン 2.0
流動パラフィン 3.0
ミリスチン酸イソプロピル 8.5
プロピルパラベン 0.05
[B成分]
実施例1の酵素処理分解物溶液 10.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2
ベントナイト 0.5
プロピレングリコール 4.0
トリエタノールアミン 1.1
メチルパラベン 0.1
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
酸化チタン 8.0
タルク 4.0
着色顔料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ加温した後混合攪拌した。これを再加温し、上記のC成分を添加して型に流し込み、室温になるまで攪拌してリキッドファンデーションを得た。
処方例17のB成分中実施例1の酵素処理分解物溶液に代えて実施例6の酵素処理分解物溶液を用いるほかは処方例17と同様にしてリキッドファンデーションを得た。
[A成分] 部
ステアリン酸 5.0
セタノール 2.0
モノステアリン酸グリセリル 3.0
流動パラフィン 5.0
スクワラン 3.0
ミリスチン酸イソプロピル 8.0
ポリオキシエチレン(20)モノステアリン酸グリセリル 2.0
プロピルパラベン 0.1
[B成分]
実施例2の酵素処理分解物溶液 5.0
ソルビトール 3.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
トリエタノールアミン 1.5
メチルパラベン 0.1
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
酸化チタン 8.0
タルク 2.0
カオリン 5.0
ベントナイト 1.0
着色顔料 適 量
[D成分]
香料 0.3
C成分を混合し、粉砕機で粉砕した。B成分を混合し、これに粉砕したC成分を加え、コロイドミルで均一分散させた。A成分及び均一分散させたB、C成分をそれぞれ80℃に加温後、B、C成分にA成分を攪拌しながら加え、さらにヒスコトロン(5000rpm)で2分間ホモジナイズを行った。これを50℃まで冷却した後、D成分を加えて攪拌混合し、さらに攪拌しながら30℃以下まで冷却してクリームファンデーションを得た。
処方例19のB成分中実施例2の酵素処理分解物溶液に代えて実施例7の酵素処理分解物溶液を用いるほかは処方例19と同様にしてクリームファンデーションを得た。
[A成分] 部
N−ラウロイルメチルアラニンナトリウム 25.0
ヤシ油脂肪酸カリウム液(40%) 26.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.0
メチルパラベン 0.1
[B成分]
実施例2の酵素処理分解物溶液 10.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
精製水 全量が100部となる量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加え、攪拌を続けて室温まで冷却してボディシャンプーを得た。
[A成分] 部
硬化ヒマシ油 26.0
ヤシ油 10.0
オリーブ油 4.0
[B成分]
水酸化ナトリウム 6.0
砂糖 10.0
グリセリン 5.0
実施例9の酵素処理分解物粉末 0.5
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
エタノール 20.0
香料 適量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加えてケン化した。これを攪拌しながら50℃まで冷却し、C成分を加えた。これを型に流し込み冷却した後、室温下で数日間乾燥させ、充分に乾燥したものを型から取りだして石けんを得た。
[試料]
(1) 実施例1で得られた酵素処理分解物溶液(本発明試料1)
(2) 実施例6で得られた酵素処理分解物溶液(本発明試料6)
(3) 実施例1の蛋白分解酵素処理前の抽出物溶液(比較試料1)
(4) 実施例6の蛋白分解酵素処理前の抽出物溶液(比較試料6)
(5) 精製水(対照)
(6)ラウリル硫酸ナトリウム(SDS)(陽性対照))
ウサギ由来眼粘膜細胞(SIRC)を、96ウェルプレートに5×103個/穴播種し、10%牛胎児血清含有最小必須培地中、37℃、5%CO2の条件下で3日間プレ培養した後、培地を、試料を10%の濃度(溶液濃度として)で含む同様の培地と交換し、同条件で2日間培養した。対照については試料溶液の代わりに精製水を、又陽性対照についてはSDS100μg/mLを含む培地を用いて同様に培養した。
次に、SIRCを0.05%ニュートラルレッド含有最小必須培地中同条件で3日間培養した後、培地を抜き取り、細胞に取り込まれたニュートラルレッドをTritonX-100で抽出した。この抽出液について570nmに於ける吸光度を測定し、対照を100としたときのSIRCに於けるニュートラルレッドの取り込み率を求め、その値から各試料の刺激性を判定した。
上記の試験で得られた各試料のニュートラルレッド(NR)取り込み率を図1に示した。なお、陽性対照のニュートラルレッド(NR)取り込み率は0(零)%であった。
[試料]
(1) 実施例1で得られた酵素処理分解物溶液(本発明試料1)
(2) 実施例6で得られた酵素処理分解物溶液(本発明試料6)
(3) 実施例1の蛋白分解酵素処理前の抽出物溶液(比較試料1)
(4) 実施例6の蛋白分解酵素処理前の抽出物溶液(比較試料6)
(5) 精製水(対照)
雄性白色モルモット(Clean Kwl:Hartley、4週齢、体重250〜300g)3匹(GA、GB及びGC)を5日間予備飼育した後、一般状態及び皮膚に異常のないことを確認して試験に供した。
白色モルモットの背部の被毛を、電気バリカン及び電気シェーバーを用いて皮膚に損傷を与えないように刈毛及び剃毛し、1.5×1.5cmの試験部位を5ヶ所設定した。各試料をそれぞれ200μL宛パッチテスト絆(鳥居薬品製)に塗布したものを5ヶ所の試験部位のいずれかに貼付し、テーピングテープでその上を覆った。貼付開始から24時間後にパッチ絆を除去し、除去直後(貼付開始から24時間後)、除去24時間後(貼付開始から48時間後) 及び除去48時間後(貼付開始から72時間後)に、試料貼付部位の紅斑・痂皮形成及び浮腫形成の程度を観察し、下記のドレイズ(Draize)の判定基準に従って評価した。
スコア 皮膚の状態
0 : 紅斑なし
1 : 極く軽度の紅斑
2 : 明らかな紅斑
3 : 中程度から強い紅斑
4 : 深紅色の強い紅斑に軽い痂皮形成
(浮腫形成)
スコア 皮膚の状態
0 : 浮腫なし
1 : 極く軽度の浮腫
2 : 明らかな浮腫(周囲と明らかに区別可能)
3 : 中程度の浮腫(約1mmの膨隆)
4 : 強い浮腫(1mmを越える膨隆と貼付部周辺への広がり)
安全性評価区分 P.I.I.の平均値
非刺激性〜弱い刺激性 0〜2
中程度の刺激性 3〜5
強い刺激性 6〜8
以上の結果から、比較試料1及び6は若干の刺激性が認められたのに比べ、本発明試料1および6には全く刺激性が認められなかった。この結果から、酵素処理によってブラシカ属植物抽出物のモルモットの皮膚に対する刺激性が低下することが明らかになった。
[試料]
(1) 実施例1で得られた酵素処理分解物溶液(本発明試料1)
(2) 実施例1の蛋白分解酵素処理前の抽出物溶液(比較試料1)
(3) 精製水(対照)
雄性白色モルモット(Clean Kwl:Hartley、4週齢、体重250〜300g)3匹(GA、GB及びGC)を5日間予備飼育した後、一般状態及び皮膚に異常のないことを確認して試験に供した。
白色モルモットの背部の被毛を、電気バリカン及び電気シェーバーを用いて皮膚に損傷を与えないように刈毛及び剃毛し、1.5×1.5cmの試験部位を5ヶ所設定した。
この試験部位に、各試料をそれぞれ0.1mL宛、1日1回、14日間連続して均一塗布した。この間、0、1、3、7、10及び14日目に試験部位の刈毛及び剃毛を行った。
試験部位の皮膚反応については、試料塗布期間中0、1、3、7、10及び14日目の刈毛及び剃毛直後と最終塗布の24時間後に観察し、試験例2と同様にドレイズ(Draize)の判定基準に従って紅斑・痂皮形成及び浮腫形成の程度を評価した。
ドレイズ(Draize)の判定基準により求めた紅斑・痂皮形成及び浮腫形成の判定値を表3に、又各判定時に得られた判定値を用いて、試験例2と同様の方法により各判定時に於ける刺激性インデックス(P.I.I.)を求めた結果を表4にそれぞれ示した。
[試料]
(1) 実施例1で得られた酵素処理分解物溶液(本発明試料1)
(2) 実施例6で得られた酵素処理分解物溶液(本発明試料6)
(3) 実施例1の蛋白分解酵素処理前の抽出物溶液(比較試料1)
(4) 実施例6の蛋白分解酵素処理前の抽出物溶液(比較試料6)
各試料45mLをそれぞれ容量50mLの硝子製スクリュー管(透明硝子瓶)に入れ、プラスチック製の蓋で栓をして4℃、20℃及び40℃の条件下に6カ月間保管し、その間の色調変化、析出物の有無及び匂いの変化を、毎日1回目視又は官能検査により観察した。6カ月の試験期間内であっても、上記の観察項目のいずれかに変化が認められた試料については不安定であると判断し、それ以降の観察を中止した。なお、試験は各試料のそれぞれ3ロットについて行った。
[試料]
試験例4に同じ。
培養B16マウスメラノーマ細胞を、96ウェルマイクロプレートに8×103個/穴播種し、10%仔牛血清含有イーグル最小必須培地中、37℃、5.0%CO2の条件下に1日間プレ培養した後、10%仔牛血清含有イーグル最小必須培地で試料溶液を2.5又は5.0%の濃度(溶液として)となるように希釈した液に置換し、同条件で2日間培養した。
次に培養液を除去し、界面活性剤(Triton X-100)と5mML−ドーパ溶液を添加して37℃で反応を行った後、マイクロプレートリーダー(Model 450、バイオラッド社製)を用い、波長490nmでドーパ値を測定した。
試料無添加の場合(対照)についても上記と同様の操作を行い、ここに得られたドーパ値に対する各試料添加時のドーパ値の相対値を求め、チロシナーゼ活性率(%)とした。
なお、比較のため、試料溶液の代わりに、3mMのアルブチンを添加した場合(陽性対照)についても同様の試験を行った。
[試料]
試験例4に同じ。
ヒト真皮由来線維芽細胞NB1RGB(Lot.031011(5))を、1.0%FCS含有イーグル最小必須培地を入れた96ウェルマイクロプレートに1×104個/穴播種し、37℃、5.0%CO2の条件下に1日間プレ培養した後、培地に各試料溶液を2.5%又は5.0%の濃度(溶液濃度として)となるように添加し、同条件でさらに3日間培養した。次に、培地を除去し、0.03%のMTTを添加して37℃に1時間保持した後、生成したホルマザンを酸性イソプロパノールで抽出し、マイクロプレートリーダー(Model 450、バイオラッド社製)を用いて波長570−630nmでMTT値を測定した。
なお、比較のため、試料無添加の場合(対照)についても同様の試験を実施した。
結果を図2に示す。
B 本発明試料6
C 比較試料1
D 比較試料6
Claims (5)
- アブラナ科ブラシカ属(Brassica)の植物の抽出物を蛋白分解酵素で処理して得られる酵素処理分解物。
- アブラナ科ブラシカ属(Brassica)の植物が、白芥(Brassica alba)、黄芥(Brassica juncea)及び黒芥(Brassica nigra)から選ばれた1種又は2種以上である請求項1に記載の酵素処理分解物。
- アブラナ科ブラシカ属(Brassica)の植物が、白芥(Brassica alba)の種子(白芥子)、黄芥(Brassica juncea)の種子(黄芥子)及び黒芥(Brassica nigra)の種子(黒芥子)から選ばれた1種又は2種以上である請求項2に記載の酵素処理分解物。
- アブラナ科ブラシカ属(Brassica)の植物が、白芥(Brassica alba)の種子(白芥子)である請求項3に記載の酵素処理分解物。
- 請求項1乃至4に記載の酵素処理分解物を配合したことを特徴とする化粧料。
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