JP2005319724A - 回折格子構造体、顕像具、回折格子パターンの視認方法、真偽判定方法および回折格子パターン作成方法 - Google Patents

回折格子構造体、顕像具、回折格子パターンの視認方法、真偽判定方法および回折格子パターン作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、回折格子パターンに何等かの潜像が含まれていることが想像される場合にも回折格子と干渉するパターンの万線を用いても容易に潜像を視認することができない回折格子構造体および回折格子パターンの視認方法と作成方法と真偽判定方法並びに顕像具を提供することを目的とする。
【解決手段】背景部と潜像部とからなる全体領域の中の潜像部が直接には背景部と区別して認識できない回折格子において、複数の色画素の回折格子が周期的配列をしている背景部と、背景部と同周期で配列規則が異なっている周期的配列をしている潜像部とからなる回折格子構造体および回折格子パターンの視認方法と作成方法と真偽判定方法並びに顕像具を提供するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、背景部と潜像部とからなる全体領域の中の潜像部が背景部と区別して直接視認できないが、顕像具を用いると全体領域の中の潜像部が背景部と区別して視認できる回折格子構造体、顕像具、回折格子パターンの視認方法、真偽判定方法および回折格子パターン作成方法に関するものである。
従来より背景部と潜像部とからなる全体領域の中の潜像部が直接には背景部と区別して認識できない回折格子は知られており、以下の各種の方式がある。
例えば、図16の様に万線の角度を変えて印刷した潜像パターンの耐久性が不足する点を解消し、また、反射層を伴なった積層構造において反射層を万線状に形成すると、目に付きやすく、解析されやすい欠点を解消することを課題として、基材上の画像表示体35が、光回折構造を背景とし、互いに異なる角度の万線で構成した隠しパターン33a〜33dを有しており、その上に、隠しパターンの万線と干渉する万線を持つ確認用シート37を角度を変えて重ねることにより、各隠しパターンを顕像化できるよう構成した隠しパターンを有する画像形成体、隠しパターン確認用セット、および隠しパターンの確認方法が特許文献1において提案されている。
また、図17の様に偽造防止効果が大で、目視手段による判別が極めて困難な隠しパターン(T)を提供するために、回折格子により形成された全体領域が判別可能な複数の部分領域である背景部41と潜像部42に分割され、前記部分領域の中の、少なくとも1個の領域が判別不可能な2つのパターンで構成され、前記2つのパターンはそれぞれが互いに平行に配列された微細な縞で構成されている光回折構造による隠しパターン及びその作製方法が特許文献2で提案されている。
以下が特許文献である。
特開2003−136871号公報 特開2003−344633号公報
しかしながら、従来の回折格子構造体および回折格子パターンの視認方法と作成方法と真偽判定方法並びに顕像具によれば、この回折格子パターンがいかにデザイン的に隠蔽されていようとも、回折格子であることは一目瞭然であり、この回折格子の回折方向を用いて潜像が隠蔽されていることが容易に推察され、その回折格子と干渉するパターンの万線を用意し顕像具として用いることにより潜像を読み取ることが可能になる。
本願発明では、回折格子構造体に何等かの潜像が含まれていることが想像される場合にも回折格子と干渉するパターンの万線を用いても容易に潜像を視認することができない回折格子構造体、顕像具、回折格子パターンの視認方法、真偽判定方法および回折格子パターン作成方法が望まれていた。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、背景部と潜像部を備えた全体領域の中の潜像部が直接には背景部と区別して認識できない回折格子において、複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる色画素の回折格子が周期的配列をしている背景部と、背景部と配列規則が異なっている周期的配列をしている潜像部を備える回折格子構造体を提供するものである。
請求項2記載の発明は、複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる色画素の回折格子が、赤緑青の三色の回折格子であることを特徴とする請求項1記載の回折格子構造体を提供するものである。
請求項3記載の発明は、周期的配列が、複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる線状の色画素を繰り返し並べた周期的配列であることを特徴とする請求項1または2記載の回折格子構造体を提供するものである。
請求項4記載の発明は、周期的配列が、一方向に複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる線状の色画素を並べた配列からなる一方向並列単位領域と、一方向と直交方向に複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる線状の色画素を並べた配列からなる直交方向並列単位領域とが、周期的に配列している周期的配列であることを特徴とする請求項1または2記載の回折格子構造体を提供するものである。
請求項5記載の発明は、一方向並列単位領域のみが潜像部で背景部と配列規則が異なっていることを特徴とする請求項4記載の回折格子構造体を提供するものである。
請求項6記載の発明は、一方向並列単位領域の潜像部で背景部と配列規則が異なっており、直交方向並列単位領域の潜像部で背景部と配列規則が異なっている回折格子構造体において、一方向並列単位領域の潜像部と直交方向並列単位領域の潜像部のパターンが異なっていることを特徴とする請求項4記載の回折格子構造体を提供するものである。
請求項7記載の発明は、背景部または潜像部の全部または一部が回折格子がないことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の回折格子構造体を提供するものである。
請求項8記載の発明は、基材表面に全体領域が設けられていることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の回折格子構造体を提供するものである。
請求項9記載の発明は、ディスプレイに全体領域を表示していることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の回折格子構造体を提供するものである。
請求項10記載の発明は、請求項1乃至9の何れかに記載の回折格子構造体の周期的配列と同周期の周期的配列をしていることを特徴とする顕像具を提供するものである。
請求項11記載の発明は、請求項10記載の顕像具が、万線であることを特徴とする顕像具を提供するものである。
請求項12記載の発明は、請求項11記載の顕像具が、複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる色画素の配列パターンと同周期の隠蔽部を持つ万線であることを特徴とする顕像具を提供するものである。
請求項13記載の発明は、請求項10乃至12の何れかに記載の顕像具が、全体領域の外形を表示してあることを特徴とする顕像具を提供するものである。
請求項14記載の発明は、請求項1乃至9の何れかに記載の回折格子構造体に、請求項10乃至13記載の顕像具を重ね、相対的に回転させることを特徴とする回折格子パターン視認方法を提供するものである。
請求項15記載の発明は、請求項1乃至9の何れかに記載の回折格子構造体の全体領域に、請求項13記載の顕像具に表示してある全体領域の外形を重ね、調整させることを特徴とする回折格子パターン視認方法を提供するものである。
請求項16記載の発明は、請求項14または15記載の回折格子パターン視認方法を用いて回折格子構造体の真偽判定をおこなう真偽判定方法を提供するものである。
請求項17記載の発明は、請求項1乃至9の何れかに記載の回折格子パターン作成方法において、一方向に複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる線状の色画素を並べた配列からなる一方向並列単位領域と、一方向と直交方向に複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる線状の色画素を並べた配列からなる直交方向並列単位領域とを配置するに際して、一方向並列単位領域における潜像部以外では複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる色画素を一方向に並べた単位領域を配置し、一方向並列単位領域における潜像部では複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる色画素を一方向に違う配列規則で並べた単位領域を配置し、直交方向並列単位領域における潜像部以外では複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる色画素を直交方向に並べた単位領域を配置し、直交方向並列単位領域における潜像部では複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる色画素を直交方向に違う配列規則で並べた単位領域を配置することを特徴とする回折格子パターン作成方法を提供するものである。
本発明によれば、回折格子と干渉するパターンの万線を用いても潜像を視認することができない回折格子構造体、顕像具、回折格子パターンの視認方法、真偽判定方法および回折格子パターン作成方法を提供することが可能になった。
また、本発明によれば、本願発明の顕像具を入手できたとしても、単に顕像具を回転したたけでは潜像が入っているかを認識することができず、どこが潜像の入っている部分領域か認識できない。
加えて、顕像具の万線が、回折格子と干渉するパターンではなく、顕像具の特定が容易ではない。
さらに本願発明では、まず部分領域を特定し、さらにその部分が白色等である状態を発見し、この状態を維持しながら顕像具を回転させなければ潜像が存在することが認識できないために、どこにどの様な潜像が含まれているか判断が容易ではなく、本願発明の潜像が含まれていることが推測されたとしてもどの部分にどの様な潜像が含まれているか容易ではない。
したがって以上の様に潜像の発見が極めて困難で、しかも顕像具を正確に使用できることにより潜像が視認可能な回折格子構造体、顕像具、回折格子パターンの視認方法、真偽判定方法および回折格子パターン作成方法を提供することが可能になった。
以下に、本発明の1つの最良の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の回折格子パターンを有する印刷物の一例について説明するための平面図、図2は、全体領域中の潜像部を含む部分領域の拡大平面図、図3は、図2中の潜像部と背景部との
境界部分を更に拡大した拡大平面図、図4は、単位領域の平面図であり、甲は一方向並列単位領域における背景部の単位領域の平面図、乙は一方向並列単位領域における潜像部の単位領域の平面図、丙は直交方向並列単位領域における背景部の単位領域の平面図、丁は直交方向並列単位領域における潜像部の単位領域の平面図、図5は、顕像具の拡大平面図、図6は、回折格子構造体に顕像具を重ね合わせたときの平面図、図7は、回折格子構造体に顕像具を図6とは別な様に重ね合わせたときの平面図、図8は、回折格子構造体に顕像具を顕像しない方向に重ね合わせたときの平面図である。
本例の回折格子構造体の回折格子パターンは、文字や図形などの潜像を有する回折格子パターンの全体領域3が基材である印刷物1の所定の位置のセキュリティ領域2内に形成されている。形成の方法は、凹凸が形成された極めて薄い樹脂が熱によって所定の大きさに溶断されて熱再活性型の接着剤によって紙などの印刷物1上に形成されるのが一般的であるが、ベースフィルムの上に光回折構造を形成した状態で所定の大きさに打ち抜かれ、ベースフィルムと一緒に粘着材または、接着剤によって印刷物1上に形成される場合や、転写や直描など各種の方法で形成することが可能である。
この様な基材たる印刷物は、偽造、または、複写されては困るものが多く、例えば、紙幣、商品券、入場券、ギフト券、手形、小切手などがその対象になる。また、印刷自体にも特殊な技術を持ち合わせていないと複製できない手法が盛り込まれており、偽造、複写による悪用に対して2重にプロテクトされている。また、スピード籤の様に即座には認識できないが、直後に認証できる様な用途とか、ゲーム器具として使用することも可能である。
また、基材は、用途に合わせ、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリスルホン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、ポリスチレン系、アクリル、ポリプロピレン、ポリエチレン、もしくはポリオレフィンビニルアルコールなどの樹脂のほか、アルミニウム、銅などの金属、紙、そして、樹脂またはラテックス等の含浸紙などの単独、或いは複合体シートなどの素材で構成することができる。
耐熱性が要求される場合、基材の素材として、非晶質ポリエステル樹脂、非晶質ポリエステル樹脂とポリカーボネート樹脂のブレンド樹脂等のシートも用いることができる。基材2の厚さは、材質によっても異なるが、通常、10μm〜5mm程度の範囲である。特に磁気カードの場合、基材シートをISO規格に準拠したものとする場合には、その厚さは0.76mmである。
基材は、次のような要素を備えていることがあり得る。基材2がカード、通帳、交通機関の定期乗車券、プリペイドカード、もしくは金券等である場合には、目には見えない情報を保持するための磁気記録層を備えていることが多い。磁気記録層は、通常、5〜10mm幅程度のストライプ状のものであって、基材の表面もしくは内部に、磁気塗料を用いて塗布して直接に設ける、薄いプラスチックシートに塗布し、ストライプ状にカットして貼る、もしくは、仮の基材シートに剥離可能に積層して準備された磁気記録層転写シートを用いた転写により形成する。
基材が、前述のものを含め、種々のデータを保持し得る情報記録体である場合、磁気記録層を備えていることが普通であるが、磁気記録層の機能を光学記録層やICチップ等で置き換えてもよい。ただし、光学記録層やICチップが備わっている場合であっても、汎用性のある磁気記録層を備えていることが好ましい。また、本発明における回折格子パターンの全体領域とは別に、通常の回折格子を含むホログラム等を有していてもよく、このようにすると、本発明における回折格子パターンの部分領域4への注意、関心をそらすこ
とができる。
この場合基材には、適宜な文字が印刷等により施されていてもよい。文字で表現する内容としては、カードの場合であれば、その発行会社、カードの名称、発行番号、有効期限、保持者の氏名、もしくは注意書等がある。これらのうちの幾つか、例えば、発行番号、有効期限、および保持者の氏名を、エンボス加工による凹凸により形成してあってもよい。このほか、基材には装飾するための着色や模様が施されていてもよく、これらは、通常、印刷により行なわれる。
図1において、印刷物1の右下に光回折構造による回折格子パターンの全体領域3が形成されている。光回折構造による全体領域3は、潜像が設けられた部分領域4とその他の部分領域からなっており、潜像が設けられた部分領域4は、潜像部6と、背景部5で相補的に構成されている。
また、潜像部の形状は、紙幣などの場合は、中央に配置された部分領域に歴史的に高名な指導者や、文化功労者の顔画像や、国を象徴する建物や、遺跡などがデザインされている。また、四角形やハート形等の図形やこのほかの図形であってもよいし、文字や数字、記号等のどのようなものであってもよい。従って、用途に合わせた、金額、番号、会社名、ブランド名、商標、マーク、社章、記章、もしくはキャラクター等のパターン等任意に設定し得る。
図1の実施の形態では、潜像部6として、アルファベットの“S”が潜像であるパターンとして組み込まれている。この潜像部6は、通常の視認状態では背景部5と判別不可能に組み込まれており、顕像具の様な特殊な確認パターンによらないと確認することはできない。なお、全体領域が偽造牽制手段であることが明確であるため、ホログラム等、何らかのデザイン中に全体領域を設け、潜像部6が含まれている全体領域に位置や潜像の設け方が容易に分からない様にセキュリティ領域2中で調和させる形態で全体領域を設けて組み込む場合が多い。
図2を参照して、背景部5、及び、潜像部6からなる回折格子パターンについて説明する。潜像効果を発現する部分領域4を形成する背景部5、及び、潜像部6は、光回折構造体で形成された複数の微細な縞によって構成されている。図1において印刷物1の下端を水平状態に置いた場合に認識できない効果を発現する部分領域4は、図2のような状態で視認される。
即ち、視認手段の左右の目を結ぶ線と平行な方向である水平方向に並列した垂直線からなる、左からRGB三色の回折格子が、つまり左から赤色回折格子R、緑色回折格子G、青色回折格子Bの順に並んでいる単位領域(甲)と、水平方向に並列した垂直線からなる、左からBGR三色の回折格子が、つまり左から青色回折格子B、緑色回折格子G、赤色回折格子R並んでいるの順に並んでいる単位領域(乙)水平線に対して垂直方向に並列した水平線からなる、上からRGB三色の回折格子が、つまり上から赤色回折格子R、緑色回折格子G、青色回折格子Bの順に並んでいる単位領域(丙)とからなる。
ここで全体領域内の全域で単位領域(丙)は市松模様に分布している。また、背景部においては単位領域(丙)が分布した市松模様を埋める様に単位領域(甲)が分布しており、潜像部では同様に単位領域(丙)が分布した市松模様を埋める様に単位領域(乙)が分布しており、これにより全体として単位領域(甲)および単位領域(乙)と単位領域(丙)は市松模様に組み合っている。従って背景部には単位領域(甲)のみが分布し、潜像部では単位領域(乙)のみが分布し、単位領域(丙)は全体領域内の全域で分布していることとなる。
またこの結果、垂直方向に単位領域(丙)を挟んだ単位領域(甲)どうしでは垂直方向で、赤色回折格子R、緑色回折格子G、青色回折格子Bの垂直方向の位置が同じ水平方向の位置に位置する。同様に、垂直方向に単位領域(丙)を挟んだ単位領域(乙)どうしでは垂直方向で、赤色回折格子R、緑色回折格子G、青色回折格子Bの垂直方向の位置が同じ水平方向の位置に位置する。さらに、水平方向に単位領域(甲)もしくは単位領域(乙)を挟んだ単位領域(丙)どうしでは水平方向で、赤色回折格子R、緑色回折格子G、青色回折格子Bの垂直方向の位置が同じ水平方向の位置に位置する。
しかし、例え垂直方向に単位領域(丙)を挟んだ単位領域(甲)と単位領域(乙)の位置関係であっても、垂直方向で、赤色回折格子R、青色回折格子Bの垂直方向の位置が同じ水平方向の位置に位置することはなく、垂直方向の位置が同じ水平方向の位置に位置するのは緑色回折格子Gのみとなる。
なお、この様な回折格子パターンにおける隣接している単位領域間の境界は仮想的なものなので、隣接した単位領域間で同じ色の回折格子が隣接している場合は実際は連続している。
この様な回折格子パターンの配列規則は、市松模様に縦方向の単位領域と横方向の単位領域間で分布させるのが設計上容易であるが、周期的パターンであればどの様な分布でもよい。また、回折パターンで用いる色はRGB三色である必要は必ずしもなく、2色であっても構わない。この場合、用いる色が全体として補色関係にあれば全体として無彩色の回折格子パターンとなるが、例えばRG2色の様な場合には全体として黄色の回折格子パターンとなる。さらに、4色以上の場合であっても構わない。
この様な回折パターンを基材上に設ける場合は、感光性樹脂層にホログラムの干渉縞を露光する等により、背景となる背景部の回折格子パターンを、また、潜像の形状もしくはそのネガ形状のマスクを用いたマスク露光により、潜像を形成する。露光後、必要に応じて、感光材料に適した現像を行ない、表面の微細凹凸のレリーフとして形成し回折格子パターンとするが、その全体領域以外の部分にレリーフホログラムとするか、もしくは体積ホログラムとする領域を同時に設けることができる。
セキュリティ領域に、ホログラム等の干渉縞を表面の微細凹凸のレリーフを回折格子パターンの幻惑パターンとして周囲に有する場合には、回折格子パターンを含むセキュリティ領域が微細凹凸の形で記録された原版をプレス型として用い、樹脂層上に前記原版を重ねて両者を加熱圧着することにより、原版の凹凸模様を複製することができる。ただし、全体領域の部分は原則的には平坦であるので、原版全体としては、微細凹凸のある部分と無い部分とに分かれる。また、紫外線硬化性樹脂層等の電離放射線硬化性樹脂層上に、前記原版を重ねてレーザー光を照射することによっても原版の凹凸模様を複製することができる。このようにして行なう、樹脂層への回折格子パターンの形成の際に、樹脂層が基材フィルムで裏打ちされていてもよい。
樹脂層上への隠しパターンおよび光回折構造を有するレリーフ面を形成した後、表面凹凸の回折効率を高める目的で、反射層をレリーフ面に形成することが好ましい。反射層は、光を反射するアルミニウム、もしくはその他の金属の薄膜で構成し、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などの薄膜形成法によって形成する。
反射層としては、レリーフ面を有する樹脂層とは屈折率の異なる物質の透明薄膜も挙げられる。ホログラム層より屈折率が大きい、ZnS、TiO2、Al2O3 、Sb2 S3 、SiO、TiO、もしくはSiO2 等、または、レリーフ面を有する樹脂層より屈折率が小さいLiF、MgF2、もしくはAlF3などで構成する。
従って、基本的には、基材フィルム、樹脂層、および反射層有する積層構造であり(積層
構造Aとする。)、樹脂層の反射層側に、回折格子パターン全体領域を有するレリーフ面が形成されているものである。
この積層構造Aの反射層上に粘着剤もしくは接着剤を適用して、基材2に適用すると、基材フィルムが最上層となって保護層を兼ねることができる。このとき、基材フィルム〜樹脂間に層間剥離し得る脆性層を設けておくと、一旦、貼った後、不正に剥がそうとすると、積層構造が破壊する。また、積層構造Aの反射層上に感熱接着剤層を積層し、基材フィルム〜樹脂層間を剥離可能にしておくと、いわゆる転写シートとなって、樹脂層、反射層、および感熱接着剤層を基材2上に転写することができる。これらの説明は原理的なものであって、実際には、各層間の接着力を調整したり、剥がれやすくする等の目的で、種々の層を追加することができる。
さらに、縮小投影などによりディスプレイ表示することも可能である。
薄く金属を蒸着したガラス板に電子ビームを照射してガラスの1カット面内のセキュリティ領域内の中の全体領域内の第1の背景部かつ第2の背景部になる部分に対して、横4μ×縦12μの大きさの赤色回折格子R領域を形成する。その右隣には同様に緑色回折格子Gを形成し、さらにその隣には青色回折格子Bを作成し、横12μ×縦12μの大きさの単位領域を作成する。連接する単位領域には、横12μ×縦4μの大きさの赤色回折格子R領域を形成する。その下には同様に緑色回折格子Gを形成し、さらにその下には青色回折格子Bを作成し、横12μ×縦12μの大きさの単位領域を作成する。この様にして全体領域内の第1の背景部かつ第2の背景部になる部分を市松模様状に2種類の単位領域で埋め尽くす。
同様に全体領域内の第1の背景部かつ第2の潜像部になる部分に対して、横4μ×縦12μの大きさの赤色回折格子R領域を形成する。その右隣には同様に緑色回折格子Gを形成し、さらにその隣には青色回折格子Bを作成し、横12μ×縦12μの大きさの単位領域を作成する。連接する単位領域には、横12μ×縦4μの大きさの青色回折格子B領域を形成する。その下には同様に緑色回折格子Gを形成し、さらにその下には赤色回折格子Rを作成し、横12μ×縦12μの大きさの単位領域を作成する。この様にして全体領域内の第1の背景部かつ第2の潜像部になる部分を市松模様状に2種類の単位領域で埋め尽くす。
また、全体領域内の第1の潜像部かつ第2の背景部になる部分に対して、横4μ×縦12μの大きさの青色回折格子B領域を形成する。その右隣には同様に緑色回折格子Gを形成し、さらにその隣には赤色回折格子Rを作成し、横12μ×縦12μの大きさの単位領域を作成する。連接する単位領域には、横12μ×縦4μの大きさの青色回折格子B領域を形成する。その下には同様に緑色回折格子Gを形成し、さらにその下には赤色回折格子Rを作成し、横12μ×縦12μの大きさの単位領域を作成する。この様にして全体領域内の第1の潜像部かつ第2の背景部になる部分を市松模様状に2種類の単位領域で埋め尽くす。
さらに、全体領域内の第1の潜像部かつ第2の潜像部になる部分に対して、横4μ×縦12μの大きさの青色回折格子B領域を形成する。その右隣には同様に緑色回折格子Gを形成し、さらにその隣には赤色回折格子Rを作成し、横12μ×縦12μの大きさの単位領域を作成する。連接する単位領域には、横12μ×縦4μの大きさの青色回折格子B領域を形成する。その下には同様に緑色回折格子Gを形成し、さらにその下には赤色回折格子Rを作成し、横12μ×縦12μの大きさの単位領域を作成する。この様にして全体領域内の第1の潜像部かつ第2の潜像部になる部分を市松模様状に2種類の単位領域で埋め尽くす。
この原版から複版を作製し、ベースフィルム上に塗布された透明なアクリル製の樹脂の表面に凹凸を再生し回折格子パターンを含むパターンを作製した。回折格子パターンを含むパターンが複製されたベースフィルム上の透明樹脂に、黄色の着色剤を塗布し、その上に、真空蒸着法によりアルミニウムの薄幕を形成、その上に感熱接着剤を塗布した。表面に線画が印刷された上質紙のギフト券のサンプルに、前記ベースフィルム上に形成された回折格子パターンを含むパターンを摂氏160度に加熱した金属板によって熱転写した。
この結果、パターン中の回折格子パターンは、垂直方向に単位領域(丙)や単位領域(丁)を挟んだ単位領域(甲)どうしでは垂直方向で、赤色回折格子R、緑色回折格子G、青色回折格子Bの垂直方向の位置が同じ水平方向の位置に位置する。同様に、垂直方向に単位領域(丙)や単位領域(丁)を挟んだ単位領域(乙)どうしでは垂直方向で、赤色回折格子R、緑色回折格子G、青色回折格子Bの垂直方向の位置が同じ水平方向の位置に位置する。さらに、水平方向に単位領域(甲)もしくは単位領域(乙)を挟んだ単位領域(丙)どうしでは水平方向で、赤色回折格子R、緑色回折格子G、青色回折格子Bの垂直方向の位置が同じ水平方向の位置に位置する。そして、水平方向に単位領域(甲)もしくは単位領域(乙)を挟んだ単位領域(丁)どうしでは水平方向で、赤色回折格子R、緑色回折格子G、青色回折格子Bの垂直方向の位置が同じ水平方向の位置に位置する。
しかし、例え垂直方向に単位領域(丙)や単位領域(丁)を挟んだ単位領域(甲)と単位領域(乙)の位置関係であっても、垂直方向で、赤色回折格子R、青色回折格子Bの垂直方向の位置が同じ水平方向の位置に位置することはなく、垂直方向の位置が同じ水平方向の位置に位置するのは緑色回折格子Gのみとなる。
同様に、例え水平方向に単位領域(甲)や単位領域(乙)を挟んだ単位領域(丙)と単位領域(丁)の位置関係であっても、垂直方向で、赤色回折格子R、青色回折格子Bの水平方向の位置が同じ垂直方向の位置に位置することはなく、水平方向の位置が同じ垂直方向の位置に位置するのは緑色回折格子Gのみとなる。
なお、この様な回折格子パターンにおける隣接している単位領域間の境界は仮想的なものなので、隣接した単位領域間で同じ色の回折格子が隣接している場合は実際は連続している。
最後に、ギフト券のデザインが正しく見える位置で、回折格子パターンを観察し、潜像を視認した結果、通常の目視手段では判別することができなかった。
次に、透明基材上に幅4μ×縦400000μの線を横方向に12μ周期に設けたパターンを、露光現像法により幅40mm分設けた。さらに、この上からセキュリティ領域の外形と同じ外形線を300μの太さでグラビア印刷し、万線からなる顕像具を設けた。
ここでセキュリティ領域の外形にこの顕像具の外形線を位置合わせし、その上で部分領域が白色に視認できる方向に視覚とギフト券の位置関係と視認角度を調整し、白色性を失わない様に顕像具を回転させたところ、特定の方向の状態で、回折格子構造体において第1の潜像(S)が容易に目視手段で判別することができた。なお、特定の方向の状態はこの顕像具の万線が縦方向になる様な方向の事であるが、万線が微細であるために通常の視認では顕像具の万線が縦方向であるか否かは視認できなかったため、特定の方向の状態としか認識できなかった。
また、さらに白色性を失わない様に顕像具を回転させたところ回転方向を変えて、特定の方向に顕像具を位置合わせしたところ、回折格子構造体において第2の潜像(T)が容
易に目視手段で判別することができた。なお、特定の方向の状態はこの顕像具の万線が横方向になる様な方向の事であるが、万線が微細であるために通常の視認では顕像具の万線が縦方向であるか否かは同様に視認できなかったため、特定の方向の状態としか認識できなかった。
本願の回折格子構造体は、偽造、または、複写されては困るものが多く、例えば、紙幣、商品券、入場券、ギフト券、手形、小切手などがその対象になる。また、印刷自体にも特殊な技術を持ち合わせていないと複製できない手法が盛り込まれており、偽造、複写による悪用に対して2重にプロテクトされている。また、スピード籤の様に即座には認識できないが、直後に認証できる様な用途とか、ゲーム器具として使用することも可能である。
また、はID(本人確認)用のカードであってもよく、具体的には、銀行等の預貯金カード、クレジットカード、運転免許証、社員証等の身分証明書等であり得る。また、必ずしもカード形態ではない受験票、パスポート等であってもよい。画像形成体1は、紙幣、商品券、株券、証券、抽選券、馬券、預金通帳、乗車券、航空券等、あるいは、交通機関や公衆電話用のプリペイドカードでもあり得る。
上記の物品は、何らかの情報を有していることが普通だが、本発明の適用対象は、必ずしも情報を有していない種々の物品であり得る。そのような物品としては、例えば、高級腕時計、貴金属、宝飾品等の、いわゆるブランド品と言われる、著名な高級商品、それらの収納箱やケース等を挙げることができ、これらは通常、高価なものであるので、偽造の対象となりやすいものである。また、量産品でも有名ブランドのもの、例えば、オーディオ製品や電化製品等で、偽造品が出回る可能性の高いもの、または、以上のような物品にぶら下げられるタグも、適用できる基材となり得る。
同様に、音楽ソフト、映像ソフト、コンピュータソフト、もしくはゲームソフト等が記録された記憶媒体、それらのケース等の物品も、基材としてその表面に回折格子パターンを形成し得る。これらは、必ずしも高価とは限らないが、不正に大量複製されて市販されると、正規品の販売元が重大な損害を被る恐れがあるものである。
いずれの回折格子パターンにおいても、全体領域以外の部分が情報を有している場合と、情報を有していない場合とにかかわらず、回折格子パターンを有することにより、基材表面の真正性を確認でき、ひいては、回折格子パターンを表面に有する基材の真正性を確認することが可能になる。なお、真正性そのものを確認するためではないが、潜像が顕像具により顕像化される意外性、潜像の隠匿性を活かして、玩具、景品、教材等に使用することも可能である。
本発明の回折格子パターンを有する印刷物の一例について説明するための平面図である。 全体領域中の潜像部を含む部分領域の拡大平面図である。 図2中の潜像部と背景部との境界部分を更に拡大した拡大平面図である。 図2の回折パターンにおける回折単位領域の平面図であり、甲は一方向並列単位領域における背景部の単位領域の平面図、乙は一方向並列単位領域における潜像部の単位領域の平面図、丙は直交方向並列単位領域の平面図である。 顕像具の拡大平面図である。 図2の回折格子構造体に顕像具を重ね合わせたときの平面図である。 図2の回折格子構造体に顕像具を図6とは別な様に重ね合わせたときの平面図である。 図2の回折格子構造体に顕像具を顕像しない方向に重ね合わせたときの平面図である。 図2の形態とは異なる全体領域中の潜像部を含む部分領域の拡大平面図である。 図9中の潜像部と背景部との境界部分を更に拡大した拡大平面図である。 図9の回折パターンにおける回折単位領域の平面図であり、甲は一方向並列単位領域における背景部の単位領域の平面図、乙は一方向並列単位領域における潜像部の単位領域の平面図、丙は直交方向並列単位領域における背景部の単位領域の平面図、丁は直交方向並列単位領域における潜像部の単位領域の平面図である。 図9の回折格子構造体に顕像具を重ね合わせたときの平面図である。 図9の回折格子構造体に顕像具を図12とは別な様に重ね合わせたときの平面図である。 図9の回折格子構造体に顕像具を図12や図13とは別な様に重ね合わせたときの平面図である。 図9の回折格子構造体に顕像具を図12〜図14とは別な様に重ね合わせたときの平面図である。 従来の隠しパターンが組み込まれた部分領域の拡大平面図である。 別な従来の隠しパターンが組み込まれた部分領域の拡大平面図である。
符号の説明
1・・・印刷物
2・・・セキュリティ領域
3・・・全体領域
4・・・部分領域
5・・・背景部
6・・・潜像部
7・・・単位領域
甲・・・左からRGBの順で並んだ単位領域
乙・・・左からBGRの順で並んだ単位領域
丙・・・上からRGBの順で並んだ単位領域
丁・・・上からBGRの順で並んだ単位領域
R・・・赤色回折格子
G・・・緑色回折格子
B・・・青色回折格子
11・・第1の背景部かつ第2の背景部になる部分
12・・第1の背景部かつ第2の潜像部になる部分
13・・第1の潜像部かつ第2の背景部になる部分
14・・第1の潜像部かつ第2の潜像部になる部分
21・・万線
22・・外形線
33・・隠しパターン
35・・画像表示体
37・・確認用シート
41・・背景部
42・・潜像部

Claims (17)

  1. 背景部と潜像部を備えた全体領域の中の潜像部が直接には背景部と区別して認識できない回折格子において、複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる色画素の回折格子が周期的配列をしている背景部と、背景部と配列規則が異なっている周期的配列をしている潜像部を備える回折格子構造体。
  2. 複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる色画素の回折格子が、赤緑青の三色の回折格子であることを特徴とする請求項1記載の回折格子構造体。
  3. 周期的配列が、複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる線状の色画素を繰り返し並べた周期的配列であることを特徴とする請求項1または2記載の回折格子構造体。
  4. 周期的配列が、一方向に複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる線状の色画素を並べた配列からなる一方向並列単位領域と、一方向と直交方向に複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる線状の色画素を並べた配列からなる直交方向並列単位領域とが、周期的に配列している周期的配列であることを特徴とする請求項1または2記載の回折格子構造体。
  5. 一方向並列単位領域のみが潜像部で背景部と配列規則が異なっていることを特徴とする請求項4記載の回折格子構造体。
  6. 一方向並列単位領域の潜像部で背景部と配列規則が異なっており、直交方向並列単位領域の潜像部で背景部と配列規則が異なっている回折格子構造体において、一方向並列単位領域の潜像部と直交方向並列単位領域の潜像部のパターンが異なっていることを特徴とする請求項4記載の回折格子構造体。
  7. 背景部または潜像部の全部または一部が回折格子がないことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の回折格子構造体。
  8. 基材表面に全体領域が設けられていることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の回折格子構造体。
  9. ディスプレイに全体領域を表示していることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の回折格子構造体。
  10. 請求項1乃至9の何れかに記載の回折格子構造体の周期的配列と同周期の周期的配列をしていることを特徴とする顕像具。
  11. 請求項10記載の顕像具が、万線であることを特徴とする顕像具。
  12. 請求項11記載の顕像具が、複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる色画素の配列パターンと同周期の隠蔽部を持つ万線であることを特徴とする顕像具。
  13. 請求項10乃至12の何れかに記載の顕像具が、全体領域の外形を表示してあることを特徴とする顕像具。
  14. 請求項1乃至9の何れかに記載の回折格子構造体に、請求項10乃至13記載の顕像具を重ね、相対的に回転させることを特徴とする回折格子パターン視認方法。
  15. 請求項1乃至9の何れかに記載の回折格子構造体の全体領域に、請求項13記載の顕像具に表示してある全体領域の外形を重ね、調整させることを特徴とする回折格子パターン視認方法。
  16. 請求項14または15記載の回折格子パターン視認方法を用いて回折格子構造体の真偽判定をおこなう真偽判定方法。
  17. 請求項1乃至9の何れかに記載の回折格子パターン作成方法において、一方向に複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる線状の色画素を並べた配列からなる一方向並列単位領域と、一方向と直交方向に複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる線状の色画素を並べた配列からなる直交方向並列単位領域とを配置するに際して、一方向並列単位領域における潜像部以外では複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる色画素を一方向に並べた単位領域を配置し、一方向並列単位領域における潜像部では複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる色画素を一方向に違う配列規則で並べた単位領域を配置し、直交方向並列単位領域における潜像部以外では複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる色画素を直交方向に並べた単位領域を配置し、直交方向並列単位領域における潜像部では複数の異なる回転角度及び空間周波数からなる色画素を直交方向に違う配列規則で並べた単位領域を配置することを特徴とする回折格子パターン作成方法。
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