JP2017207593A - 表示体およびその真贋判定方法 - Google Patents

表示体およびその真贋判定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017207593A
JP2017207593A JP2016099092A JP2016099092A JP2017207593A JP 2017207593 A JP2017207593 A JP 2017207593A JP 2016099092 A JP2016099092 A JP 2016099092A JP 2016099092 A JP2016099092 A JP 2016099092A JP 2017207593 A JP2017207593 A JP 2017207593A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display body
pixel
light
pixels
diffracted light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016099092A
Other languages
English (en)
Inventor
海老名 一義
Kazuyoshi Ebina
一義 海老名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2016099092A priority Critical patent/JP2017207593A/ja
Publication of JP2017207593A publication Critical patent/JP2017207593A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Abstract

【課題】フルカラー画像を備える表示体であって、明るい画像を表示するとともに、高い偽造防止効果も有する表示体を提供すること。【解決手段】凹凸構造形成層を含み、複数の画素を備え、当該画素は、赤色サブ画素と、緑色サブ画素と、青色サブ画素を備え、当該凹凸構造形成層には、当該各サブ画素が配置された領域において、直線状の凹部または凸部が所定の空間周波数で設けられており、当該複数の画素は、一定のピッチで格子状に配列されており、そのピッチは、3μm〜20μmであり、当該複数の画素から射出される回折光の配光分布を用いて、表示体の真贋判定が行われる。【選択図】図1

Description

本発明は、偽造防止効果、装飾効果、および/または美的効果を提供する表示体に関する。特に、紙幣、ID、BP用セキュリティデバイスに応用することが可能な偽造防止効果を提供する表示体に関する。
有価証券、証明書、ブランド品、および電子機器などの物品には、それらの偽造を防止するために、通常の印刷物とは視覚効果が異なる表示体が貼り付けられている。
ホログラム、回折格子などの表示体は、光回折、光散乱、薄膜干渉などの作用により、画像を表示する。光回折などの作用は、表示体の表示面に設けられた数μmから数nm程度の微細な構造により生じる。このように、微細な構造を用いた表示体は、印刷により画像を表示していないことから、紫外線によるインクの退色がなく、また紫外線による構造の経時劣化も少ない。さらに容易に複製ができないなど数多くの優れた特徴を有している。
例えば、回折格子による画像形成としては、画像表示部を複数の微細な領域に分割して、その各領域に、直線状の凸部が所定の周期で平行に配置された凹凸構造を設ける方法が知られている。回折格子で表示面を形成すれば、表示面から射出される回折光の強度が高まることから、一般的なホログラムに比べてヌケがよく、明るい画像を表示することができる。
一方で回折格子は鏡面と同様、光反射が起こり、光源の種類に影響を受ける。例えば、点光源の場合には、その観察視域が狭くなり、特に、屋外における太陽光下では、きらきら光る点が強調されて、記録された画像が観察しにくくなる。また、雲天下や蛍光灯下のように、表示面に広範囲から光線が入射すると表示色の彩度が低下してしまう欠点もある。
観察視域が狭くなる問題を改善する手法としては、画像表示部を複数の微細な領域に分割して、その各領域に、凸部の長さ方向が相違する回折格子を配置する方法、または画像表示部を円弧状の回折格子群で構成する方法が知られている。これらの方法によれば、表示部から射出する回折光をある程度広い範囲に分散させることが可能であるために、観察領域を広げることができる。
また、フルカラー画像を表現するために、画素を更に細分化して、その細分化した領域に、空間周波数が異なる凹凸構造を設けることで、一方向から観察した際の回折光の発色を調整する手法も考案されている(特許文献1〜3)。
特許第4039685号公報 特開2002−208053号公報 特開平7−92312号公報
しかしながら、フルカラー画像を表示する技術が広く知られるようになった結果、上記の技術が模倣される可能性も少なくない。このため、より偽造防止効果の高い表示体が必要とされる。
例えば、フルカラー画像を表示する表示体において、この表示体の真贋判定をするために、新たな偽造防止手段を設けることが考えられる。その場合には、通常、偽造防止手段を設ける領域を新たに確保する必要がある。このため、本来、カラー画像が設けられる領域に偽造防止手段を設けなければならず、観察される画像は、新たな偽造防止手段を設けない場合と比較し、暗くなり、質が低下する傾向にある。特に、画像表示部を複数の領域に分割して、各領域に、凸部の長さ方向が相違する回折格子を配置した表示体においては、もともと画像は暗くなる傾向にあるため、新たな偽造防止手段を設けると、さらに画像が暗くなり、質が著しく低下してしまうおそれがある。
本発明の目的は、フルカラー画像を備える表示体であって、明るい画像を表示するとともに、高い偽造防止効果を有する表示体を提供することにある。
本発明は、凹凸構造形成層を含み、複数の画素を備える表示体であって、前記画素は、赤色サブ画素と、緑色サブ画素と、青色サブ画素を備え、前記凹凸構造形成層には、前記各サブ画素が配置された領域において、直線状の凹部または凸部が所定の空間周波数で設けられており、前記複数の画素は、一定のピッチで格子状に配列されており、そのピッチは、3μm〜20μmであり、前記複数の画素から射出される回折光の配光分布を用いて、前記表示体の真贋判定が行われる表示体に関する。
前記赤色サブ画素、緑色サブ画素、青色サブ画素の各サブ画素が、画像の水平方向に連続して配置されていることが好ましい。
前記赤色サブ画素、緑色サブ画素、青色サブ画素の各サブ画素が、画像の垂直方向に連続して配置されていることが好ましい。
光反射層が、前記凹凸構造形成層の凹凸面を少なくとも一部被覆していることが好ましい。
前記回折光の配光分布が、配光角の変化に伴う回折光の輝度分布であり、前記輝度分布において、回折光の輝度の増減が、一定の周期で繰り返されていることが好ましい。
本発明は、前記表示体を所定の位置に設置する工程と、前記表示体の画像領域に光を照射する工程と、前記画像領域から射出される回折光を光センサにより受光して、回折光の配光分布を読み取る工程と、前記読み取られた回折光の配光分布に関するデータを用いて、表示体の真贋判定を行う工程とを含む、前記表示体の真贋判定方法も包含する。
前記回折光の配光分布は、配光角の変化に伴う回折光の輝度分布であることが好ましい。
本発明の表示体は、明るいフルカラー画像を表示するとともに、高い偽造防止効果も有している。
(a)は、本発明に係る表示体の一例を概略的に示す平面図であり、(b)は、(a)の平面図において一点鎖線の円で囲まれた部分を拡大した図であり、(c)は、(b)に示すIC−IC線に沿った断面図である。 図1(b)に示す画素を拡大した図である。 画素の他の例を概略的に示した図である。 画素の他の例を概略的に示した図である。 画素の他の例を概略的に示した図である。 画素の他の例を概略的に示した図である。 本発明に係る表示体に表示される画像の観察例を説明する概略図である。 本発明に係る表示体の真贋判定方法を説明するための概略図である。 実施例1で製造した表示体を用いて輝度を測定した結果を示すグラフである。 実施例2で製造した表示体を用いて輝度を測定した結果を示すグラフである。
以下に、本発明の実施の形態について詳細に説明する。以下の説明において適宜図面を参照するが、図面に記載された態様は本発明の例示であり、本発明はこれらの図面に記載された態様に制限されない。なお、各図において、同様の、または類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明を省略することがある。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。さらに、本明細書において、「〜」とは、その前後に記載される数値を下限値および上限値として含む意味で使用される。なお、図1〜図8において、X方向およびY方向は、画像表示面に対して平行であり、且つ、互いに対して垂直な方向である。また、Z方向は、X方向およびY方向に対して垂直な方向である。
<表示体>
本発明に係る表示体は、凹凸構造形成層を含み、複数の画素を備える。また、前記画素は、赤色サブ画素と、緑色サブ画素と、青色サブ画素を備え、前記凹凸構造形成層には、前記各サブ画素が配置された領域において、直線状の凹部または凸部が所定の空間周波数で設けられており、前記複数の画素は、一定のピッチで格子状に配列されており、そのピッチは、3.0μm〜20.0μmである。さらに、本発明に係る表示体は、複数の画素から射出される回折光の配光分布を用いて、その真贋判定が行われる。
図1(a)は、本発明に係る表示体の一例を概略的に示す平面図であり、(b)は、(a)の平面図において一点鎖線の円で囲まれた部分を拡大した図であり、(c)は、(b)に示すIC−IC線に沿った断面図である。
本発明に係る表示体10は、図1(a)に示すように、画像4を表示する。画像4は、図1(b)に示すように、格子状に配列した複数の画素PEから構成されている。また、図1(c)に示す例では、画素PEが配列された領域において、凹凸構造形成層2は、その一方の面に凸部を有している。ここで、図1(c)に示す例では、凹凸構造形成層2に凸部が設けられているが、本発明では、凸部の代わりに凹部が設けられていてもよい。本明細書において、凸部の説明がされている場合、これを凹部の説明として適宜読み替えることができるものとする。
以下、表示体10の層構成および層に用いる材料について説明する。
(凹凸構造形成層)
凹凸構造形成層2は、光透過性を有しており、典型的には透明、特に無色透明である。なお、凹凸構造形成層2の凹凸構造の詳細については、後述する(画素が設けられた領域における凹凸構造形成層の凹凸構造)の項で説明する。
凹凸構造形成層2の材料としては、例えば、熱可塑性樹脂または光硬化性樹脂を使用することができる。
その一例としては、オレフィン系樹脂を用いることができ、具体的には、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、塩化ビニルなどが挙げられる。これら材料は、易加工性と柔軟性を有し、仕上がり品の風合いがよい。
他の例としては、一般的な透明樹脂を材料として用いることもできる。加工が比較的容易なものとして、例えば、ポリカーボネート樹脂、メタクリルスチレン(MS)樹脂などが挙げられる。これらを用いれば耐衝撃性に優れるために、凹凸構造形成層2に割れにくい特性を持たせることができる。アクリル系樹脂およびポリスチレン系樹脂を用いれば耐擦性に優れた特徴を付与することができる。
また、凹凸構造形成層2は、凹凸面とは反対の面に基材を含んでいてもよい。この場合、基材は、凹凸構造形成層2の下地としての役割を果たすとともに、凹凸構造形成層2を保護する役割を果たす。これにより、本発明の表示体10の強度を高めることができ、さらに、本発明の表示体10の厚みを薄くすることも可能となる。
基材の材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)のように比較的高い耐熱性を有している樹脂を用いることができる。
(任意の層)
本発明の表示体10は、光反射層、接着層などその他の層を更に含んでいてもよい。
光反射層は、光を反射する層である。
光反射層は、凹凸構造形成層2の凹凸構造が設けられた面の全てまたは一部を被覆するように設けることができる。
光反射層としては、例えば、アルミニウム、銀、金、およびそれらの合金などの金属材料からなる金属層を使用することができる。或いは、光反射層として、凹凸構造形成層2とは屈折率が異なる誘電体層を使用してもよい。或いは、光反射層として、隣り合うもの同士の屈折率が異なる誘電体層の積層体、即ち、誘電体多層膜を使用してもよい。なお、誘電体多層膜が含む誘電体層のうち、凹凸構造形成層2と接触しているものの屈折率は、凹凸構造形成層2の屈折率とは異なっていることが望ましい。
接着層は、本発明の表示体10を、被転写体である基材に接着するために設けられる層である。
接着層の材料としては、例えば、アクリル系接着剤(商品名:SKダイン 綜研化学(株)製)などの樹脂を用いることができる。
(画素が設けられた領域における凹凸構造形成層の凹凸構造)
次に、画素が設けられた領域における凹凸構造形成層の凹凸構造を説明する。
本発明の表示体10において、画像4は、図1(b)に示すように、複数の画素PEから構成されている。「画素」は、画像4を構成している最小単位であり、画素PEの発色により色の付いた画像4が表示される。図2は、図1(b)に示す画素PEを拡大した図である。図2に示すように、画素PEは、赤色サブ画素PERと、緑色サブ画素PEGと、青色サブ画素PEBを備えている。
赤色サブ画素PERと、緑色サブ画素PEGと、青色サブ画素PEBの各サブ領域が配置された領域において、凹凸構造形成層2は、直線状の凹部または凸部が所定の周期Pで平行に並んで構成された凹凸構造(以下、単に「回折格子」とも称する)を有する。回折格子における直線状の凹部または凸部の周期P(以下、単に「回折格子の周期P」とも称する)は、画像4の観察条件を予め設定することにより、以下のように定めることができる。
回折格子の長さ方向に対して垂直な面内で光が進行する場合において、回折格子の周期Pは、下記の式(1)から算出することができる。
P=mλ/(sinα−sinβ)・・・(式1)
式(1)において、Pは回折格子の周期を表し、mは回折次数を表し、λは入射光および回折光の波長を表している。また、αは、照明光の入射角、βは、m次回折光(m=0、±1、±2、・・・)の射出角を表している。
そこで、入射光および回折光の波長λ、照明光の入射角α、1次回折光の射出角βを予め設定することにより、回折格子の周期Pを(式1)から算出することができる。
例えば、表示体10の画像表示面に白色光を45度で入射させて、画像4を正面から観察する場合に、観察者が赤色、緑色、青色として知覚する1次回折光の波長をそれぞれ615nm、540nm、456nmとすると、赤色サブ画素PER、緑色サブ画素PEG、青色サブ画素PEBの各領域に設ける回折格子の周期はそれぞれ、870nm、764nm、および645nmとなる。ここで、回折格子の周期Pを回折格子の空間周波数で表すには、回折格子の周期Pの逆数をとればよいから、赤色サブ画素PER、緑色サブ画素PEG、青色サブ画素PEBの各領域に設ける回折格子の空間周波数はそれぞれ、1150本/mm、1310本/mm、1550本/mmとなる。同様に、例えば、表示体10の画像表示面に白色光を35度で入射させる場合には、赤色サブ画素PER、緑色サブ画素PEG、青色サブ画素PEBの各領域に設ける回折格子の空間周波数をそれぞれ、およそ930本/mm、1060本/mm、1255本/mmとすればよい。
このように、各サブ画素の領域に設ける回折格子の空間周波数は、観察条件に応じて適宜決定することができる。
画像4の発色の色味、輝度を調整するには、赤色サブ画素PER、緑色サブ画素PEG、青色サブ画素PEBの各領域に設ける回折格子が占める面積を調整すればよい。
色味を調整するには、図2に示す例のように、赤色サブ画素PER、緑色サブ画素PEG、青色サブ画素PEBの領域間で、回折格子が占める面積を変化させればよい。同図に示す例においては、赤色サブ画素PER、緑色サブ画素PEG、青色サブ画素PEBの順に回折格子が占める面積が小さくなっている。なお、サブ画素の領域間で、回折格子が占める面積を等しくすると、赤、緑、青が等比率で混合されるため、白色を表示することとなる。
輝度を高くするには、各サブ画素の領域において、回折格子が占める面積を大きくすればよい。なお、回折格子を設けない領域には、図2に示すように、平坦部Fを設けることができる。
回折格子を構成する凸部に関し、その長さ方向に垂直な断面の形状は、例えば、正方形、長方形など矩形状、逆V字形、逆U字形、台形等の先細り形状とすることができる。図1(c)には、一例として、凸部の断面形状が矩形状である場合を描いている。
回折格子を構成する凸部の高さhの平均値は、例えば、0.1μm〜0.3μmとすることができる。ここで、凸部の高さhは、図1(c)に示すように、頂部2aから底部平面2bまでの距離である。
図2に示す画素PEの例においては、回折格子を構成する凸部の長さ方向はいずれもX方向に沿っているが、これに限るものではない。赤色サブ画素PER、緑色サブ画素PEG、青色サブ画素PEBの各サブ画素を、複数に分割して、その分割した領域に、長さ方向が相違する凸部を設けることにより、画素PEを形成してもよい。図3の例においては、各サブ画素を、水平方向(X方向)に3分割して、その分割した領域に、上から順に、凸部の長さ方向が、X方向のもの、X軸に対して反時計回りにγ度なすもの、X軸に対して時計回りにγ度なすものが設けられている。ここで、X軸と凸部の長さ方向のなす角度について、X軸を基準として、反時計回りにγ度なす角度を+γ°、時計回りにγ度なす角度を−γ°とすると、角度γは、観察領域を広げる観点から、0°〜30°とすることが好ましい。このように、凸部の長さ方向が相違するものを組み合わせることにより、回折格子から射出される回折光は、凸部の長さ方向が全て同じである図2の例と比較し、その射出範囲が広がるために、観察者の視野角(特に左右の視野角)が拡大する。
図2および3に示す画素PEでは、画素PEが垂直方向(Y方向)に分割されて、各サブ画素が配置されていたが、水平方向(X方向)に分割されて、各サブ画素が配置されていてもよい。図4に示す画素PEの例では、画素PEが水平方向(X方向)に3分割するとともに、さらに、各サブ画素を垂直方向(Y方向)に3分割して、その分割した領域に、長さ方向が相違する凸部が設けられている。
図3および4に示す画素PEの例では、各サブ画素の領域に平坦部Fを設けることなく、回折格子を配置しているが、適宜、平坦部Fを設けることができる。図5に示す画素PEの例では、各サブ画素の領域内に平坦部Fを設け、これにより分割された領域に、長さ方向が相違する凸部が設けられている。また、図6に示す画素PEの例では、各サブ画素の領域間に平坦部Fを設け、さらに、各サブ画素が垂直方向(Y方向)に3分割されて、分割された領域に、長さ方向が相違する凸部が設けられている。図5および6に示す例のように、サブ画素の領域間および/または領域内に平坦部Fを設けることで、回折光の配光分布がより明瞭となることから、後述する表示体の真贋判定方法において有利となる。
また、図5および6に示す以外にも、画素内に平坦部Fを適宜設けることができる。例えば、画素PEの周囲またはサブ画素の周囲に平坦部Fを設けてもよい。画素PEの周囲に平坦部Fを設ける場合には、複数の画素PEを配列した際に、画素PE間が平坦部Fにより区分けされる。
(画素の配列)
次に、上記に説明した画素の配列について説明する。
図2から6に示した例では、画素PEの外形を正方形として描いたが、これに限るものではない。例えば、画素PEの外形を長方形とすることができる。
また、本発明において、画素PEは、一定のピッチで格子状に配列されている。図1(b)に示す例では、外形が正方形である画素PEが格子状に配列されている。ここで、画素ピッチとは、隣り合う画素PEの中心間距離を意味する。図1(b)に示す例のように、外形が正方形の画素PEを配列した場合には、画素PEの外形の一辺の長さが画素ピッチに相当する。ここで、外形が正方形である画素PEの代わりに、外形が長方形である画素PEを格子状に配列する場合には、水平方向(X方向)の辺の長さが画素ピッチに相当する。
画素ピッチは、3μm〜20μmであり、好ましくは、6.5μm〜15μmであり、さらに好ましくは10μmである。画素ピッチをこの範囲とすることにより、回折光の配光分布が明瞭となることから、後述する表示体の真贋判定方法において有利となる。
以上に説明した画素PEを、例えば、所望の文字、図形、記号の形状にあわせて格子状に配置することで、表示体10に当該文字等を画像4として表示させることができる。
<表示体の画像観察>
本発明の表示体は、観察者が目視可能な画像を表示する。以下、図7を参照して、この画像表示について説明する。
図7は、本発明に係る表示体10に表示される画像の観察例を説明する図である。図7では、観察者Obが、XY面上に配置された表示体10の画像をZ軸方向から観察している様子を示している。また、図7では、本発明の表示体10は、画素の水平配列方向とX方向とが一致するように固定されている。これは、図1(b)の例に示すような状態を意味する。
画像を構成する画素領域に設けられた回折格子に、表示体10の観察者Ob側に位置する光源LS1から白色光L1が入射角αで照射されると、回折格子から複数の反射の回折光が射出される。回折格子から射出される回折光のうち、観察者Obの瞳に届くのは、赤色サブ画素、緑色サブ画素、青色サブ画素の各領域に設けられた凸部の周期構造に起因する(1次)回折光L2である。これにより、観察者Obは、各領域から射出される赤色、緑色、および青色の回折光が混ぜ合わさって形成される色(混色)により表示される画像を認識する。図7の例では、簡略化のために、観察者Obの瞳に届くZ方向に射出される回折光L2のみを描いている。
図4に示すような凸部の長さ方向が相違する画素を配列した画像を備える表示体10の場合には、回折光は左右方向に、より広がりながら射出するために、視野角が広がり、観察者Obは、Z方向から左右に離れた位置からであっても、画像を視認することができる。
<表示体の真贋判定方法>
次に、本発明に係る表示体を真贋判定する方法について説明する。
当該方法は、本発明に係る表示体を所定の位置に設置する工程と、画像領域に光を照射する工程と、画像領域から射出される回折光を光センサにより受光して、回折光の配光分布を読み取る工程と、読み取られた回折光の配光分布に関するデータを用いて、表示体の真贋判定を行う工程とを含む。
以下、図8を参照して各工程について説明する。
(表示体を適切に設置する工程)
本工程は、本発明に係る表示体10を所定の位置に設置する工程である。
本工程では、表示体10を、その画素の水平配列方向が、後述する光センサ6の移動方向または複数の光センサ6の配置方向と一致するように設置する。
(画素領域に光を照射する工程)
本工程は、表示体10の画像領域に光を照射する工程である。
光を照射する光源LS2としては、点光源とみなせる程度の見込み角度の小さい光源を用いることが好ましい。例としては、光ファイバーによる微小光源、レーザー光源、LED光源を挙げることができる。また、図8に示すように、光源LS2からの光L1の入射角度αは、画像領域から射出される回折光L2,L3が光センサの受光部に到達するように適宜設定すればよい。
(回折光の配光分布を読み取る工程)
本工程は、画像領域から射出される回折光L2,L3を光センサ6により受光して、回折光L2,L3の配光分布を読み取る工程である。
回折光L2,L3の受光手段としては、輝度測定器などの光センサ6を用いることができる。
光センサ6は、その受光面を、表示体10の画像表示面に対向させて、表示体10と一定の間隔を保持して配置する。受光の際には、図8に示す例のように、光センサ6をX方向に移動させて、回折光L2,L3の配光分布を読み取ることができる。あるいは、光センサ6を移動させる代わりに移動箇所に、複数の光センサ6を設置して回折光L2,L3の配光分布を読み取ってもよい。
読み取る回折光L2,L3には、図8に示すように、凸部の周期構造に起因する回折光L2に加えて、一定のピッチで形成された画素の格子状配列に起因する回折光L3も含まれる。特に、画素の格子状配列に起因する回折光L3は、Z軸を中心に左右に広がって射出される。左右に広がる回折光は、図8に示すZ軸とのなす射出角βが、画素ピッチにより変動する。具体的には、画素ピッチを大きくすると、射出角βは小さくなり、画素ピッチを小さくすると射出角βは大きくなる。例えば、光の入射角度αを45度、入射光の波長λを540nm、画素ピッチdを30μmとすると、前掲の式(1):d=mλ/(sinα−sinβ)を用いて、左右対称に広がる1次回折光の射出角βは、1.4度として算出され、画素ピッチdを30μmから10μmに小さくすると、4.2度と算出される。なお、図8の例では、簡略化のために、一部の回折光のみを描いている。
(表示体の真贋判定を行う工程)
本工程は、読み取られた回折光L2,L3の配光分布に関するデータを用いて、表示体10の真贋判定を行う工程である。
上記で説明したとおり、本発明の表示体10では、画素を一定のピッチで格子状配列しているために、この画素の配列により生じる回折光L3は、Z軸を中心に左右に広がって射出される。この回折光の広がりおよび強度は、画素ピッチ、画素に設けられた回折格子の構造等に起因するものであるため、個々の表示体10に特有のものであるといえる。このため、回折光の配光分布に関するデータを用いて、予め用意されている真正データと照合することで、表示体10の真贋判断を行うことができる。例えば、上記(回折光の配光分布を読み取る工程)において、光センサとして輝度測定器を使用する場合、Z軸を中心に左右に広がって射出される回折光の輝度を読み取り、その回折光の配光角度(射出角度)に対する相対輝度の大きさを図示すると、櫛歯状に伸びた複数のシャープなピークからなるグラフ(図9および図10において実線で示されているグラフ)、となる。このグラフの形状、ピークの中心間距離(周期)、ピーク幅等に基づいて、予め用意されている真正データと照合することで、表示体10の真贋判断を行うことができる。
以上のように、本発明の表示体は、赤色サブ画素、緑色サブ画素、青色サブ画素の各領域に設けられた凸部の周期構造に起因する回折光により、フルカラー画像を表示する。また、画像を構成する画素が一定のピッチで格子状に配列されていることから、その画素ピッチに応じた回折光を射出する。そして、この回折光を光センサにて受光し、回折光の配光分布を読み取り、予め用意されている真正データと照合することで、表示体の真贋判定を行うことができる。このように、本発明においては、カラー画像が設けられる領域とは別に、表示体の真贋判定のための偽造防止手段を設ける領域を新たに設ける必要がない。したがって、本発明の表示体は、明るい画像を表示するとともに、高い偽造防止効果も有している。
以上の<表示体の画像観察>および<表示体の真贋判定方法>の説明においては、光反射層を設けた反射型の表示体を用いる場合を例としていたが、光反射層を設けない透過型の表示体を用いる場合においても基本的に同様のことが当てはまる。但し、透過型の表示体の場合には、光源LS1,LS2は、表示体10に対して、観察者Obまたは光センサ6とは反対側に位置し、光源LS1,LS2から白色光L1が入射角αで表示体に照射される。そして照射光は、表示体の内部を通り抜け、この透過光を観察者Obまたは光センサが認識することとなる。なお、透過型の表示体を用いる場合には、凸部の高さhの平均値は、0.2μm〜2.0μmとすることができる。また、透過型の表示体において、凹凸構造形成層2に接する層が存在する場合には、当該層も光を透過する層である。その層の材料としては、ZnSやアルミナ等の無機化合物やフッ素樹脂、アクリル樹脂等のポリマーを用いることができる。さらに、凹凸構造形成層2に接する層と凹凸構造形成層2との屈折率差は、0.1〜1.0であることが好ましい。
<表示体の製造方法>
次に、本発明の表示体の製造方法を説明する。
本発明の表示体10は、各層を構成する材料および層構成に応じて、公知の方法から適切な方法を適宜選択して製造することができる。
例えば、凹凸構造形成層2の材料として、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)などを用いる場合には、押出し成型方法などを適用することができる。具体的には、表面に所望の凹凸形状を形成した冷却ロールに溶融樹脂を接触させて、冷却ロール表面の凹凸パターンを溶融樹脂に転写した後、冷却固化して、凹凸構造形成層2を形成することができる。
また、凹凸構造形成層2の下地として基材を含む場合には、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなる基材上に、熱可塑性樹脂または光硬化性樹脂を塗布し、塗膜に、所望の凹凸形状を形成した金属製スタンパを密着させ、この状態で樹脂層を加熱するかまたは光を照射し、樹脂が硬化した後、硬化した樹脂から金属製スタンパを剥離することにより、凹凸構造形成層2を形成することができる。
金属製スタンパは、金属表面上に凹凸構造を直接形成する方法、例えば、ロール表面の銅層もしくはニッケル層をダイヤモンドバイトなどの切削工具を用いて機械的に凹凸構造を形成する方法、感光材を使用した露光プロセスによる選択的なエッチング法による方法、または、レーザー光などによるアブレーションを利用して金属表面を加工する方法により形成することができる。また、より微細な凹凸形状を有する金属製スタンパの製造方法としては、フォトレジストが塗布された均一な膜厚の層に、ステッパー装置や電子線描画装置などで所望のパターンを描画し、現像処理を供して、原版を得、これを電鋳加工して、金属製スタンパを得る方法が好適である。
光反射層を形成する場合には、凹凸構造形成層2上に、例えば、蒸着法、スパッタ法、銀鏡処理法などの方法によりアルミニウム等の金属または誘電体を単層または多層に堆積させ、光反射層を形成することができる。なお、凹凸構造形成層2の一部のみを被覆した光反射層、即ち、パターニングされた光反射層は、例えば、気相堆積法により連続膜としての光反射層を形成し、その後、薬品などによりその一部を溶解させることによって得られる。
以下、実施例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は、下記実施例に制限されるものではない。
<表示体の製造>
(実施例1)
以下のようにして、本発明の表示体を製造した。
まず、厚さが16μmであるポリエチレンテレフタレートフィルム(商品名東洋紡績エステルフィルム、以下、PETフィルム)上に、紫外線硬化樹脂(東亜合成製アロニックス)を塗布した。
次いで、この塗膜に、所定の凹凸構造が設けられたニッケル製スタンパを押し当てながら、PETフィルム側から紫外線を照射して紫外線硬化樹脂を硬化させた。
その後、ニッケル製スタンパを取り除くことにより、一方の面に所望の凹凸構造を有する凹凸構造形成層を得た。ニッケル製スタンパは、フォトレジストが塗布された均一な膜厚の層に、電子線描画装置で描画し、現像、電鋳を行うことにより凹凸パターンを形成した。
得られた凹凸構造形成層は、一辺10μmの正方形状の画素を格子状に配列した凹凸構造を有していた。画素は、図4に示すように、水平方向(X方向)に3分割された赤色サブ画素、緑色サブ画素、および青色サブ画素を備え、各サブ画素の領域に設けられた回折格子の空間周波数はそれぞれ、1150本/mm、1310本/mm、1550本/mmであった。また、各サブ画素の領域は、垂直方向(Y方向)に3分割されており、その分割された領域には、凸部の長さ方向とX軸のなす角度が、+5°、0°、−5°となるように回折格子が設けていた。
次に、凹凸構造形成層の凹凸面に、真空蒸着法によりアルミニウムを均一に堆積させて、光反射層を形成した。
(実施例2)
各サブ画素の領域を、水平方向(X方向)に5分割して、その分割した領域にそれぞれ、凸部の長さ方向とX軸のなす角度が、+25°、+12.5°、0°、−5°、−12.5°、−25°となるように回折格子を設けたこと以外は実施例1と同様にして、表示体を製造した。
(比較例1)
画素の一辺の長さを30μmに変更した以外は実施例1と同様にして、表示体を製造した。
(比較例2)
画素の一辺の長さを30μmに変更した以外は実施例2と同様にして、表示体を製造した。
<目視観察>
実施例1および2で製造した表示体に表示される画像を目視により観察した。観察時の白色光の入射角αを45度とし、表示面に対し法線方向から画像を観察した。
その結果、いずれの表示体も白色の画像を表示した。また、画素の格子状配列に起因する回折光を目視により知覚することはなかった。
<真贋判定の検討>
実施例1および2、ならびに比較例1および2で製造した表示体に対して、これら表示体から射出される回折光の配光分布を読み取り、真贋判定が実施できるかを検討した。
回折光の配光分布を読み取るために、光センサとして輝度分布測定器(ELDIM社製視野角特性測定評価装置)を用いた。
先ず、表示体における画素の水平配列方向が、輝度測定器の移動方向と一致するように表示体を所定の位置に設置した。次に、入射角αが45度となるように、D65光源(ウシオ電機社製標準光源)を用いて光を画像表示面に照射した。続いて、輝度測定器を移動させて、表示体から射出される回折光の輝度を測定した。その結果を、図9および図10に示す。図9および10は、回折光の配光角(射出角)βに対する相対輝度を表したグラフである。回折光の配光角(射出角)βは、画像表示面の法線方向(図8のZ軸)を基準としている。なお、図9は、実施例1および比較例1で製造した表示体を用いた場合の結果を示し、図10は、実施例2および比較例2で製造した表示体を用いた場合の結果を示している。
図9に示すとおり、画素の一辺の長さ(画素のピッチ)が10μmである実施例1で製造した表示体を用いた場合には、櫛歯状に伸びた複数のシャープなピークからなるグラフが得られた。このピークは、一定の周期を有していた。グラフの形状、ピークの中心間距離(周期)等は、個々の表示体に固有のものであると考えられることから、これを、予め用意されている真正データと照合することで、表示体の真贋判断を行うことができる。一方、画素の一辺の長さ(画素のピッチ)が30μmである比較例1で製造した表示体を用いた場合には、複数のシャープなピークを確認することができず、これに基づき、表示体の真贋判断を行うことは困難である。
図10においても、図9と同様に、画素の一辺の長さ(画素のピッチ)が10μmである実施例2で製造した表示体を用いた場合には、櫛歯状に伸びた複数のシャープなピークからなるグラフが得られた。他方、画素の一辺の長さ(画素のピッチ)が30μmである比較例2で製造した表示体を用いた場合には、シャープなピークを確認することができなかった。
以上により、表示体の真贋判断を行うことができる回折光の配光分布を得るには、画素のピッチ(画素の一辺の長さ)を30μm未満にすることが肝要であることが判明した。
2 凹凸構造形成層
4 画像
10 表示体
PE 画素
PER 赤色サブ画素
PEG 緑色サブ画素
PEB 青色サブ画素

Claims (7)

  1. 凹凸構造形成層を含み、複数の画素を備える表示体であって、
    前記画素は、赤色サブ画素と、緑色サブ画素と、青色サブ画素を備え、
    前記凹凸構造形成層には、前記各サブ画素が配置された領域において、直線状の凹部または凸部が所定の空間周波数で設けられており、
    前記複数の画素は、一定のピッチで格子状に配列されており、そのピッチは、3μm〜20μmであり、
    前記複数の画素から射出される回折光の配光分布を用いて、前記表示体の真贋判定が行われることを特徴とする、表示体。
  2. 前記赤色サブ画素、緑色サブ画素、青色サブ画素の各サブ画素が、画像の水平方向に連続して配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の表示体。
  3. 前記赤色サブ画素、緑色サブ画素、青色サブ画素の各サブ画素が、画像の垂直方向に連続して配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の表示体。
  4. 光反射層が、前記凹凸構造形成層の凹凸面を少なくとも一部被覆していることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の表示体。
  5. 前記回折光の配光分布が、配光角の変化に伴う回折光の輝度分布であり、前記輝度分布において、回折光の輝度の増減が、一定の周期で繰り返されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の表示体。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の表示体の真贋判定方法であって、
    前記表示体を所定の位置に設置する工程と、
    前記表示体の画像領域に光を照射する工程と、
    前記画像領域から射出される回折光を光センサにより受光して、回折光の配光分布を読み取る工程と、
    前記読み取られた回折光の配光分布に関するデータを用いて、表示体の真贋判定を行う工程と、
    を含むことを特徴とする、真贋判定方法。
  7. 前記回折光の配光分布は、配光角の変化に伴う回折光の輝度分布であることを特徴とする、請求項6に記載の真贋判定方法。
JP2016099092A 2016-05-17 2016-05-17 表示体およびその真贋判定方法 Pending JP2017207593A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016099092A JP2017207593A (ja) 2016-05-17 2016-05-17 表示体およびその真贋判定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016099092A JP2017207593A (ja) 2016-05-17 2016-05-17 表示体およびその真贋判定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017207593A true JP2017207593A (ja) 2017-11-24

Family

ID=60417209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016099092A Pending JP2017207593A (ja) 2016-05-17 2016-05-17 表示体およびその真贋判定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017207593A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019167452A1 (ja) * 2018-03-01 2019-09-06 凸版印刷株式会社 表示体、転写箔、粘着ラベル及び表示体付き物品
JP2020008666A (ja) * 2018-07-05 2020-01-16 凸版印刷株式会社 表示デバイス
GB2588181A (en) * 2019-10-11 2021-04-21 De La Rue Int Ltd A method and apparatus for inspecting a light control layer for a security device
KR102294068B1 (ko) * 2020-02-25 2021-08-25 부경대학교 산학협력단 홀로그램 필름 및 그 제조방법

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4568141A (en) * 1982-10-04 1986-02-04 Lgz Landis & Gyr Zug Ag Document having an optical-diffraction authenticating element
JPH0894815A (ja) * 1994-09-28 1996-04-12 Toppan Printing Co Ltd 光情報記録媒体
JP2005319724A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Toppan Printing Co Ltd 回折格子構造体、顕像具、回折格子パターンの視認方法、真偽判定方法および回折格子パターン作成方法
JP2008077042A (ja) * 2006-08-22 2008-04-03 Dainippon Printing Co Ltd 立体模様が表現された回折格子記録媒体の作成方法
JP2010197798A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止機能を有する光学素子及びそれを具備する偽造防止表示体
JP2010217263A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Dainippon Printing Co Ltd 立体表示画像記録媒体及びその作製方法
JP2012237887A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Toppan Printing Co Ltd 表示体、転写箔、及び表示体付き物品
JP2013205513A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Dainippon Printing Co Ltd 光拡散フィルム、偏光板、画像形成装置および表示装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4568141A (en) * 1982-10-04 1986-02-04 Lgz Landis & Gyr Zug Ag Document having an optical-diffraction authenticating element
JPH0894815A (ja) * 1994-09-28 1996-04-12 Toppan Printing Co Ltd 光情報記録媒体
JP2005319724A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Toppan Printing Co Ltd 回折格子構造体、顕像具、回折格子パターンの視認方法、真偽判定方法および回折格子パターン作成方法
JP2008077042A (ja) * 2006-08-22 2008-04-03 Dainippon Printing Co Ltd 立体模様が表現された回折格子記録媒体の作成方法
JP2010197798A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止機能を有する光学素子及びそれを具備する偽造防止表示体
JP2010217263A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Dainippon Printing Co Ltd 立体表示画像記録媒体及びその作製方法
JP2012237887A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Toppan Printing Co Ltd 表示体、転写箔、及び表示体付き物品
JP2013205513A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Dainippon Printing Co Ltd 光拡散フィルム、偏光板、画像形成装置および表示装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019167452A1 (ja) * 2018-03-01 2019-09-06 凸版印刷株式会社 表示体、転写箔、粘着ラベル及び表示体付き物品
JPWO2019167452A1 (ja) * 2018-03-01 2021-03-18 凸版印刷株式会社 表示体、転写箔、粘着ラベル及び表示体付き物品
JP7400711B2 (ja) 2018-03-01 2023-12-19 Toppanホールディングス株式会社 表示体、転写箔、粘着ラベル及び表示体付き物品
JP2020008666A (ja) * 2018-07-05 2020-01-16 凸版印刷株式会社 表示デバイス
JP7234519B2 (ja) 2018-07-05 2023-03-08 凸版印刷株式会社 表示デバイス
GB2588181A (en) * 2019-10-11 2021-04-21 De La Rue Int Ltd A method and apparatus for inspecting a light control layer for a security device
GB2588181B (en) * 2019-10-11 2023-02-15 De La Rue Int Ltd A method and apparatus for inspecting a light control layer for a security device
KR102294068B1 (ko) * 2020-02-25 2021-08-25 부경대학교 산학협력단 홀로그램 필름 및 그 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2010327762B2 (en) Display body and labeled article
KR101363779B1 (ko) 표시체 및 라벨 부착 물품
JP4420138B2 (ja) 表示体及び情報印刷物
JP5434144B2 (ja) 表示体及びラベル付き物品
JP5303879B2 (ja) 表示体及びラベル付き物品
JP5272434B2 (ja) 表示体
US10598833B2 (en) Display
JP5143855B2 (ja) 表示体及びラベル付き物品
JP5720099B2 (ja) 表示体及び表示体付き物品及び原版の製造方法及びスタンパの製造方法及び表示体の製造方法
CN109476173A (zh) 制造安全装置的方法
JP5338177B2 (ja) 表示体及びラベル付き物品
JP2017207593A (ja) 表示体およびその真贋判定方法
JP6201289B2 (ja) 画像表示体及び情報媒体
CN107835949B (zh) 显示体、物品、原版以及原版的制造方法
JP2012123102A (ja) 表示体及びラベル付き物品
JP4876853B2 (ja) Ovd媒体、およびovd媒体を備える情報印刷物
JP2014191337A (ja) 画像表示体および物品
JP5163137B2 (ja) 表示体及び表示体付き物品
JP5906653B2 (ja) 表示体および物品
JP2012078447A (ja) 表示体及びラベル付き物品
JP5504825B2 (ja) 表示体
JP2013020084A (ja) 計算機ホログラムを有する表示体及びラベル付き物品
JP5949079B2 (ja) 画像表示体および物品
JP5834466B2 (ja) 表示体及び情報印刷物
JP2016109714A (ja) 表示体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160530

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200529

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201110