JP2002032023A - 真正性識別体、これを有する情報記録媒体、および物品 - Google Patents

真正性識別体、これを有する情報記録媒体、および物品

Info

Publication number
JP2002032023A
JP2002032023A JP2000213733A JP2000213733A JP2002032023A JP 2002032023 A JP2002032023 A JP 2002032023A JP 2000213733 A JP2000213733 A JP 2000213733A JP 2000213733 A JP2000213733 A JP 2000213733A JP 2002032023 A JP2002032023 A JP 2002032023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latent image
layer
diffraction structure
authenticity
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000213733A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Aono
隆 青野
Reiko Ishikawa
麗子 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2000213733A priority Critical patent/JP2002032023A/ja
Publication of JP2002032023A publication Critical patent/JP2002032023A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holo Graphy (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホログラムシール等が、不正な意図を持つ者
の製造技術の習得により偽造され得る点を、より一層の
複雑性、もしくは製造の困難性を与えて回避すること、
および位相差フィルムを用いる際に、その表示内容が角
度によって判読できることがある点を解消することを課
題とするものである。 【解決手段】 位相差の異なる二以上の領域からなり、
偏光板を介して視認可能な潜像パターンを有する潜像シ
ート5の下面に光回折構造層4が積層され、さらに下面
に光反射性層6が積層された真正性識別体Sが、好まし
くは接着剤層3を介して被着体2に適用し、課題を解決
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外観からは、真正
性の確認方法を見付けることが困難であり、ラベル等の
形態に加工し、種々のIDカードや高額商品等に貼って
真正性を識別するのに適した真正性識別体に関するもの
である。本発明はまた、上記の真正性識別体を、例え
ば、預貯金用カード、もしくはクレジットカードのよう
なIDカード、またはそのほかの情報記録媒体に、貼付
する等して適用した情報記録媒体に関するものである。
本発明はさらにまた、上記の真正性識別体を、高額商品
や不正な複製の行なわれやすい商品に、貼付する等して
適用した物品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報が記録された情報記録媒体には、
(1)預貯金用カード、もしくはクレジットカードのよ
うに、使用により金銭的な価値を生じるもの、(2)紙
幣、証券、もしくは商品券のように記載された金額の価
値を有するもの、または(3)株券のように投機的に決
まる価値を有するもの等、様々な価値を持つものがあ
る。
【0003】上記のような情報記録媒体は、直接的、も
しくは間接的に、経済的な価値を有しているため、不正
な意図でこれらを製造する偽造や、本物や使用済みで廃
棄すべきものを利用し、作り変える変造が後を絶たな
い。
【0004】対策として、紙幣等においては、透かし入
りの特殊な用紙を使用し、彫刻凹版と特別調合のインキ
を用いた印刷方式による、真似のしにくい印刷を施すこ
とが行なわれている。また、株券、証券、もしくは商品
券についても、汎用の印刷方式を利用して、紙幣に準じ
た印刷が行なわれている。また、預貯金用カード、もし
くはクレジットカード等のカードについては、磁気スト
ライプ中に目にみえない電子情報を記録するため、視覚
的な要素のみでは偽造をしにくいが、なお、製造の困難
なホログラムシール等を貼り、偽造を防止している。
【0005】このうち、ホログラムシールは、ホログラ
ム画像そのものを作ることが、装置上、および技術上の
困難性を伴なうため、貼る対象物の真正性を保証する目
的でよく用いられている。ホログラムシールの中には、
他の対象物への転用を防止する意味で、対象物に貼るた
めの接着剤やホログラムシールそのものの素材を検討
し、対象物に一旦貼ったホログラムシールを剥がそうと
すると、ホログラムシールが破壊されたり、剥がした跡
が残るような工夫も一部で行なわれている。しかし、ホ
ログラムシールといえども、原理そのものはよく知られ
ており、製造技術が高度であっても、その習得により、
偽造され得るものであるので、ホログラムシールに、よ
り一層の複雑性、もしくは製造の困難性が要望されてい
る。
【0006】これとは別に、位相差を相違させた領域に
より、文字、マーク、絵柄、もしくは模様等のパターン
を形成した位相差フィルムを用い、そのパターンを偏光
板を介して視覚化する表示方法が知られている(特開平
9−81062号)。この方法は、視覚化する方法が偏
光板を用意するのみで行なえる大きな利点を有する反
面、位相差フィルムが単独で用いれらていると、見る角
度によっては、偏光板が無くても表示内容が判読できる
ことがあり、表示内容を完全には隠蔽できない欠点があ
る。特に、位相差を相違させる方式が加熱や薬剤の付与
であるときは、フィルムが部分的に変形したり、表面状
態が変化するので、なおさらである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明におい
ては、ホログラムシール等が、不正な意図を持つ者の製
造技術の習得により偽造され得る点を、より一層の複雑
性、もしくは製造の困難性を与えて回避すること、およ
び位相差フィルムを用いる際に、その表示内容が角度に
よって判読できることがある点を解消することを課題と
するものである。
【0008】
【課題を解決する手段】本発明においては、ホログラム
シール等の光回折構造体がもたらす画像と位相差フィル
ムのパターンとを重ねて使用することによって、上記の
課題を解消することが出来た。
【0009】第1の発明は、位相差の異なる二以上の領
域からなり、偏光板を介して視認可能な潜像パターンと
光回折構造とが重ねられていることを特徴とする真正性
識別体に関するものである。第2の発明は、第1の発明
において、前記潜像パターンと前記光回折構造とが、前
記潜像パターンを有する潜像層の片面に前記光回折構造
が形成されていることにより重ねられていることを特徴
とする真正性識別体に関するものである。第3の発明
は、第2の発明において、前記潜像層の裏側面に前記光
回折構造が形成されており、さらに光反射性層が積層さ
れていることを特徴とする真正性識別体に関するもので
ある。第4の発明は、第2の発明において、前記潜像層
の表側面に前記光回折構造が形成されており、さらに前
記潜像層の裏側面に光反射性層が積層されていることを
特徴とする真正性識別体に関するものである。第5の発
明は、第1の発明において、前記潜像パターンと前記光
回折構造とが、前記潜像パターンを有する潜像層と、前
記光回折構造を有する光回折構造層とが積層されること
により重ねられていることを特徴とする真正性識別体に
関するものである。第6の発明は、第5の発明におい
て、表側面から、前記潜像層、前記光回折構造を裏側面
に有する前記光回折構造層、および光反射性層がこの順
に積層されていることを特徴とする真正性識別体に関す
るものである。第7の発明は、第5の発明において、表
側面から、前記潜像層、光反射性層、および前記光回折
構造を表側面に有する前記光回折構造層がこの順に積層
されていることを特徴とする真正性識別体に関するもの
である。第8の発明は、第1〜第7いずれかの発明にお
いて、裏側面に接着剤層が積層されていることを特徴と
する真正性識別体に関するものである。第9の発明は、
第1〜第8いずれかの発明において、表側面に保護層が
積層されていることを特徴とする真正性識別体に関する
ものである。第10の発明は、請求項1〜9いずれか記
載の真正性識別体を、情報が記録された情報記録媒体基
材の一部に有することを特徴とする真正性の識別可能な
情報記録媒体に関するものである。第11の発明は、請
求項1〜9いずれか記載の真正性識別体を、物品の表面
の一部に有することを特徴とする真正性の識別可能な物
品に関するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1および図2は、いずれも本発
明の真正性識別体Sを被着体2に貼った状態を示す模式
的な断面図である。図1および図2において、被着体2
は、後に詳しく述べるが、例えば、種々のIDカードや
高額商品等であり、後者にあっては、その箱、ケース、
もしくは袋等である場合もある。
【0011】図1(a)における真正性識別体Sは、光
の位相差の異なる二種類の区域5a、および5bとによ
る潜像パターン(例えば文字、記号等)を有する潜像層
5の下面側に、光回折構造(例えばホログラムや回折格
子)の凹凸4aを有しており、さらに凹凸4aのある下
面に光反射性層6が積層された構造を有し、光反射性層
6の下面が、接着剤層3を介して被着体2と積層された
ものである。
【0012】また、図1(b)における真正性識別体S
は、潜像層5の上面に、光回折構造の凹凸4aを有して
おり、さらに潜像層5の下面に光反射性層6が積層され
た構造を有し、光反射性層6の下面が、接着剤層3を介
して被着体2と積層されたものである。
【0013】以上のいずれの真正性識別体Sにおいて
も、潜像パターンと光回折構造とは、同一な層に形成さ
れていて、一体不可分であるから、不正な意図での複製
がむずかしい。
【0014】図1(a)および(b)に示す真正性識別
体Sは、いずれも、図3に示すような方法によって、潜
像層5が有する潜像を顕像化することができる。図3
(a)において、被着体2上に貼ってある真正性識別体
Sは、光回折構造によるパターンP4、および潜像層5
が有する潜像パターンP5(L)を有している。潜像パ
ターンP5(L)は破線で示してあるが、実際には、光
回折構造によるパターンP4が見えるのみで、潜像パタ
ーンP5(L)は目には見えない。
【0015】そこで、図3(a)中の右上に示した偏光
板7を矢印で示すように、真正性識別体S上に移動させ
ると、図3(b)に示すように、光回折構造によるパタ
ーンP4に加えて、この偏光板7の存在により、潜像層
5が有する潜像パターンP5(L)が顕像化されたパタ
ーンP5(D)を見ることができる。
【0016】ところで、従来技術の説明において述べた
ように、位相差を相違させた領域によりパターンを形成
してある位相差フィルム(本明細書では潜像層が相当す
る。)を単独で使用するときは、見る角度によっては、
偏光板が無くても表示内容が判読できる欠点がある。
【0017】本発明においては、この欠点を回避すべ
く、潜像層に光回折構造が重ねられており、ホログラム
であればホログラム画像、回折格子であれば干渉色、回
折格子パターンであればそのパターンが重ねられてい
る。このようにすることにより、潜像層単独の場合に
は、偏光板が無くても潜像パターンが、非常に不鮮明と
は言え、見えていたのが、光回折構造が重ねられて加え
られることにより、潜像パターンが、それらの干渉色や
パターンに紛れて、見ることができなくなる。
【0018】図1(a)および(b)に示す例では、潜
像層5が直接、光回折構造(例えばホログラム)を有す
るものであったが、潜像層5と光回折構造とは、図2に
示すように、互いに別の層として形成してもよい。この
ように、潜像層5と光回折構造とを別の層として重ねた
場合においても、潜像パターンは、見ることができなく
なる。
【0019】図2に示す真正性識別体Sにおいては、図
1におけるのと同様に潜像パターンを有した潜像層5を
有しているが、ただし、潜像層5そのものは、直接、光
回折構造の凹凸等を有してなく、下層の光回折構造層4
と積層されることにより真正性識別体Sを構成してお
り、真正性識別体Sの下面側が、接着剤層3を介して被
着体2と積層されたものである。
【0020】この場合、光回折構造層4は、図2(a)
に示すように、下面側に、光回折構造(例えばホログラ
ムや回折格子)の凹凸4aを有しており、さらに凹凸4
aのある下面に光反射性層6が積層されたものである
か、または、図2(b)に示すように、上面側に、凹凸
4aを有しており、さらに凹凸4aに沿って光反射性層
6が積層されたものである。光反射性層6と潜像層5と
の間には、接着剤3aが積層されている。
【0021】図2(a)および(b)に示す真正性識別
体Sも、既に図1に示す真正性識別体Sについて説明し
たのと同様にして偏光板を介することにより、潜像層5
が有する潜像を顕像化して見ることができる。
【0022】潜像層5は、高分子中の分子配向度が部分
的に異なることによる、位相差の異なる二以上の領域か
らなっており、これら二以上の領域を人為的にデザイン
することにより、潜像パターンが形成されている。
【0023】分子配向度を異ならせるには、例えば、一
軸延伸フィルム、もしくは二軸延伸フィルムの延伸フィ
ルムを準備し、そのガラス転移温度以上になるよう部分
的に延伸フィルムを加熱し、加熱された部分において、
分子配向度を低下させる方法、または、延伸フィルム
に、延伸フィルムを溶解、もしくは膨潤させる薬液、例
えば有機溶剤を部分的に塗付する等して適用し、薬液が
適用された部分において分子配向度を低下させる方法、
等により行なうことができ、これらの方法は併用しても
よい。
【0024】また、潜像層5を構成する高分子フィルム
の素材のプラスチックとしては、ポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリ塩化
ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアル
コール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、エチ
レン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポ
リブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレ
ート−イソフタレート共重合樹脂、ポリメタクリル酸メ
チル樹脂、ポリメタクリル酸エチル樹脂、ポリアクリル
酸ブチル樹脂、ナイロン6又はナイロン66等で代表さ
れるポリアミド樹脂、三酢酸セルロース樹脂、セロファ
ン、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリア
リレート樹脂、ポリイミド樹脂、またはポリスルホン樹
脂等が使用でき、液晶ポリマーからなる液晶フィルムも
使用できる。
【0025】潜像層5を構成する高分子フィルムとして
は、無色透明なもののみならず、光の透過性を有する限
り、着色されているものでもよい。また、潜像層5は、
上記のプラスチックが溶融して押し出される等により成
膜されたフィルムに限らず、溶剤により溶解して塗布す
ることにより作られた塗膜で構成されていてもよい。
【0026】分子配向度を異ならせるための加熱手段と
しては、熱ペン、サーマルプリンタのサーマルヘッド、
熱プレス、赤外線、レーザー光、誘導加熱、等を用いる
ことができる。必要に応じて、マスク、型板等を用い
て、所定のパターン状に加熱する。
【0027】また、分子配向度を異ならせる目的で、上
記素材の延伸フィルムを溶解、もしくは膨潤させる薬
液、例えば有機溶剤を部分的に塗付する際には、高分子
フィルムの素材に合わせて選択された有機溶剤、樹脂の
有機溶剤溶液等を用いることができる。マスクを用いた
各種のコーティング方式、あるいは所定のパターンの発
明は、形成が可能な印刷、インキジェットにより、所定
のパターン状に薬液を適用し、延伸フィルム部分的な溶
解、もしくは膨潤が進んだ後、薬液を除去するとよい。
溶解、もしくは膨潤を促進する意味で、延伸フィルムを
加熱しつつ薬液を適用したり、もしくは加熱した薬液を
適用する等してもよい。
【0028】上記のいずれの方法によっても、加熱の温
度、時間、もしくは与える熱量の多少により、または薬
液の種類、適用量、適用時間、もしくは適用温度の相違
により、二以上の分子配向度の異なる領域を形成するこ
とができ、従って、単に延伸されたのみの部分(A)、
および加熱や薬液の適用で分子配向度が低下した部分
(B)の二種類の領域で潜像パターンを形成するのみな
らず、単に延伸されたのみの部分(A)、並びに、加熱
や薬液の適用で分子配向度が部分(A)よりも低下した
部分(B1)、および分子配向度が部分(B1)よりも
低下した部分(B2)との三種類の領域で潜像パターン
を形成することもでき、さらに、延伸フィルムよりも分
子配向度が低下した部分の種類を増やすこともでき、こ
のようにして、位相差の異なる二以上の領域からなる潜
像パターンを形成することができる。
【0029】位相差の異なる二以上の領域からなる潜像
パターンのパターンとしては、文字、図形、記号、模
様、絵柄、もしくは写真、またはこれらの結合等、どの
ようなものでもよい。これらのパターンは、潜像として
形成されるが、パターンそのものが精密であれば、より
一層の偽造防止効果を有することができ、好ましい。
【0030】図1および図2を引用して説明した態様に
おいては、光回折構造が微細な凹凸として形成されてい
る。光回折構造の凹凸の形成は、光回折構造の凹凸をめ
っき等により写し取った平版型の凹凸型を使用した平プ
レス法、もしくはロール状の凹凸型を用いたロールプレ
ス法により、潜像層5に、もしくは後述する光回折構造
層を形成するための樹脂の層に凹凸型を接触させ、加熱
および加圧して行なうことができる。なお、光回折構造
が微細な凹凸として形成されたものは、ホログラムであ
ればレリーフ型ホログラムであるが、リップマンホログ
ラムであってもよく、この場合、上面側から、リップマ
ンホログラム層、潜像層、および光反射性層が、接着剤
層を介して被着体と積層された構造の真正性識別体、も
しくは、潜像層、リップマンホログラム層、および光反
射性層が接着剤層を介して被着体と積層された構造の真
正性識別体とすることができる。
【0031】潜像層5もしくは樹脂の層の表面に、微細
な凹凸として、回折格子やホログラムの光回折構造の干
渉縞を記録した場合には、図1もしくは図2に示すよう
に、光反射性層6を積層することにより、光反射性層6
の上面における反射光の位相が入射光の位相と180°
反転させるようにすることが本発明上好ましい。
【0032】光反射性層6を金属薄膜で形成するとき
は、Cr、Fe、Co、Ni、Cu、Ag、Au、G
e、Al、Mg、Sb、Pb、Cd、Bi、Sn、S
e、In、Ga、もしくはRb等の金属、またはそれら
の酸化物、もしくはそれらの窒化物を単独で、もしくは
組合わせて形成する。これらのうちでは、Al、Cr、
Ni、Ag、もしくはAu等が特に好ましい。金属薄膜
で光反射性層を形成するときは、真空蒸着法、スパッタ
リング法、イオンプレーティング法などの薄膜形成法に
よる。
【0033】図3を用いて説明した際の偏光板7として
は、通常のものを使用することが出来る。例えば、ポリ
ビニルアルコール樹脂のような親水性高分子のフィルム
をヨウ素のような二色性染料で処理して延伸したもの
や、ポリ塩化ビニル樹脂のようなプラスチックのフィル
ムを処理してポリエンを配向させたもの等であり、これ
らは、別の高分子フィルムで表裏を保護して密封したも
の等でもよい。偏光板7は、いわゆる直線偏光板でも円
偏光板でもよい。
【0034】上記の偏光板7を使用するときは、真正性
識別体S上に重ねて置くほか、偏光板7を定盤から間隔
をあけて定盤と平行に固定しておき、定盤上に、潜像パ
ターンを確かめるべき真正性識別体Sを置いて、偏光板
7と真正性識別体Sとを重ねずに上下方向に配置するや
り方によってもよい。あるいは、真正性識別体Sを並べ
てある上方を偏光板7を移動させつつ、潜像パターンを
確認してもよい。
【0035】潜像層5とは別の層である光回折構造層4
は、次に挙げるような樹脂の層に形成される。具体的に
は、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂(例、PMMA)、
ポリスチレン、ポリカーボネートなどの熱可塑性樹脂、
不飽和ポリエステル、メラミン、エポキシ、ポリエステ
ル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレー
ト、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メ
タ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリレート、
メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン系アクリレ
ートなどの熱硬化性樹脂をそれぞれ単独、或いは上記熱
可塑性樹脂と熱硬化性樹脂とを混合して使用することが
でき、更には、ラジカル重合性不飽和基を有する熱成形
性物質、或いは、これらにラジカル重合性不飽和単量体
を加え電離放射線硬化性としたものなどを使用すること
ができる。このほか、銀塩、重クロム酸ゼラチン、サー
モプラスチック、ジアゾ系感光材料、フォトレジスト、
強誘電体、フォトクロミックス材料、サーモクロミック
ス材料、カルコゲンガラスなどの感光材料なども使用で
きる。
【0036】上記の樹脂の層への光回折構造の形成は、
上記の材料を用いて、従来既知の方法によって形成する
ことができる。回折格子やホログラムの干渉縞を表面凹
凸のレリーフとして記録する場合には、回折格子や干渉
縞が凹凸の形で記録された原版をプレス型として用い、
上記樹脂層上に前記原版を重ねて加熱ロールなどの適宜
手段により、両者を加熱圧着することにより、原版の凹
凸模様を複製することができる。また、フォトポリマー
を用いる場合は、前記積層シートの保護層上に、フォト
ポリマーを同様にコーティングした後、前記原版を重ね
てレーザー光を照射することにより複製することができ
る。
【0037】なお、上記の樹脂の層を適宜な基材上に塗
付等により形成してよく、そのときは光回折構造層は基
材付きとなる。この基材として、潜像層5を利用する事
もできる。また、上記の樹脂層をフィルム等の一時的な
仮基材上に形成し、最終的にはそのフィルムを剥離し、
結果的に樹脂層のみの光回折構造層とすることもでき
る。
【0038】光回折構造層4中には、充填材を添加して
あってもよい。充填剤としては炭酸カルシウム、タル
ク、チャイナクレー、カオリン、マイクロシリカ、Ti
2、ガラスフレーク、アスベスト、ろう石粉、けい石
粉(石粉)、硫酸バリウム、シェルベン、シァモット
等、無機質粉末を樹脂100質量部に対し、80〜20
0質量部を加えて形成した樹脂層はもろくなるので、一
旦、このような樹脂層を含んだものを被着体に貼った後
に、剥がそうとすると、樹脂層が破壊される。このこと
を利用して、不正な剥離、およびほかの被着体への転用
を防止することができる。
【0039】光回折構造であるホログラムや回折格子の
パターンとしては、種々のものが使用可能であり、従
来、この分野で使用されているものと同様なパターンで
あってよく、いかなるパターンでもよい。パターン自体
は、実物の撮影以外に、ホログラム回折格子を計算で求
めたり、デジタルカメラで取り込んだデジタル画像やコ
ンピュータグラフイックスから得られる2次元あるいは
3次元の画像データから、ホログラフィックステレオグ
ラム技術等の適宜な手段により作成できる。
【0040】しかし、ホログラムや回折格子のパターン
は、従来のホログラムラベルと同様、偽造防止、および
真正性識別の意義を有している以外に、本発明の真正性
識別体Sにおいては、潜像パターンと重なることによ
り、潜像パターンの視認性を低下させる役割をも有して
いるので、潜像パターンとの組合わせにもよるが、潜像
パターンとのマッチング性の高いものであることが好ま
しい。この意味で、光回折構造であるホログラムや回折
格子のパターンとして望ましい条件は、潜像パターンと
比較して、(1)パターンの明度が高い、(2)パター
ンのコントラストが高い、(3)パターンにおける線の
太さ、パターンを構成する要素パターンの大きさを近く
する、(4)余白部をできるだけ少なくする等がより好
ましい。
【0041】本発明の真正性識別体Sが適用される被着
体としては、ID(本人確認)用のカード、例えば、銀
行等の預貯金カード、クレジットカード、身分証明書
(学生証、もしくは社員証)、カード形式ではないが、
ID用である受験票、パスポート等がある。銀行等の預
貯金カード、もしくはクレジットカードが不正に使用さ
れれば、正当な保持者(または契約者)、および取引金
融機関、商店、クレジット会社等に損害を与えるもので
ある。
【0042】本発明の真正性識別体Sは、紙幣、商品
券、株券、もしくは証券等に適用できる。これらは、不
正に使用されると、額面金額、時には投機的な価値に基
づく損失を生むものである。運転免許証、カード型の証
書、例えば、防火、消毒もしくは防火等の保安、衛生上
の資格、もしくは等級を示すものにも、本発明の真正性
識別体Sは適用可能である。これらは、本来資格のない
者が関与することを防止するものであるにもかかわら
ず、不正な使用により、危険を招いたり、犯罪につなが
ることがあるものである。宝くじ、競馬・競輪等の勝馬
投票券・車券等も、競技終了の後、当りの券には金銭的
価値が備わり、偽造や変造は詐欺行為につながるので、
それらの防止に、本発明の真正性識別体Sの適用は有効
である。
【0043】これらに加えて、高級腕時計、宝飾品、貴
金属、もしくは骨董品等の箱、ケース、もしくは袋等に
も、本発明の真正性識別体Sは、その製造の困難性、確
認手段の秘匿性が高いことを利用して貼付等により適用
することが出来る。また磁気的記録媒体、もしくは光学
的記録媒体に、音楽ソフト、映像ソフト、コンピュータ
ソフト、もしくはゲームソフト等のソフトを記録させた
複製物も、正規の著作権許諾を受けることなく不正に複
製されれば、著作権者や出版元の被る金銭的損失が大き
く、このような記録媒体、またはその箱、もしくはケー
ス等に、本発明の真正性識別体Sを適用することができ
る。
【0044】上記したように、本発明の真正性識別体S
は、種々の用途に適用でき、被着体の形状、素材も様々
である。従って、既に図示も行ない、説明もしてきたよ
うに、真正性識別体Sは、単に潜像パターンと光回折構
造とが重ねられただけではなく、種々の用途に適用でき
るよう、接着剤層を有する、貼付け用ラベルの形態であ
るか、もしくは転写用の転写シートであることが好まし
い。なお、被着体は、不透明なものに限ること無く、透
明な物であってもよい。
【0045】なお、本発明の真正性識別体をラベル状に
形成した場合、ラベルを構成するいずれかの層を引張り
強度の弱い層としておき、剥がそうとするとその層から
破壊してしまう脆性ラベルとしてもよい。あるいは、ラ
ベル本体と接着剤層との接着強度を部分的に変化させ、
一旦貼り付けられたラベルを、剥がそうとすると、接着
剤層の一部が被着体上に残ってしまい、また、剥がした
方のラベルを別の被着体に貼ろうとすると(大抵、不正
な意図であることが多い。)、接着剤層の一部が欠落し
ているために円滑な貼付けができないばかりか、接着剤
層の有無による凹凸が生じたり、ラベル上から眺めた際
の接着剤層の不均一性が明らかになるよう構成してもよ
い。
【0046】図1および図2中、符号Sで示したよう
に、最下層に接着剤層が積層されているものは、そのま
ま被着体2に対して、接着剤層が接するようにして重ね
れば貼付けが行なえる。接着剤層が粘着性を帯びている
場合には、ポリエチレン樹脂フィルムやシリコーン塗付
紙等の剥離性シートで粘着剤層を被覆して、貼付け前に
不用意に他の物品等に貼りつくのを防止するとよい。
【0047】接着剤層3、もしくは3aを構成する接着
剤としては、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルアセタール(ポリビニルホルマール、ポ
リビニルブチラール等)、シアノアクリレート、ポリビ
ニルアルキルエーテル、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、
ポリメタクリル酸メチル、ニトロセルロース、酢酸セル
ロース、熱可塑性エポキシ、ポリスチレン、エチレン−
酢酸ビニルコポリマー、エチレン−アクリル酸エチルコ
ポリマー等、ユリア樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹
脂、レゾルシノール樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイミ
ド、ポリアミドイミド、ポリベンツイミダゾール、ポリ
ベンゾチアゾール等、あるいは、ゴム系の天然ゴム、再
生ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル
−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ポ
リスルフィドゴム、シリコーンゴム、ポリウレタンゴ
ム、ステレオゴム(合成天然ゴム)、エチレンプロピレ
ンゴム、ブロックコポリマーゴム(SBS,SIS,S
EBS等)が使用できる。
【0048】上記のようにラベルとして貼り付けたと
き、露出する最表面は汚染されたり、また摩耗する傾向
がある。そこで、最表層は、汚染しにくく、あるいは、
摩耗しにくい樹脂で構成することが好ましく、トリアセ
チルセルロース樹脂、もしくはポリ塩化ビニル樹脂等の
熱可塑性樹脂で構成するか、ポリウレタン樹脂、もしく
はエポキシ樹脂熱硬化性樹脂で構成するか、もしくは電
離放射線硬化性樹脂組成物で構成することが好ましい。
これらの樹脂は、光が透過する際に位相が変化しないも
のであることが好ましい。
【0049】本発明の真正性識別体Sは、予め、被着体
の形状や、適用する部分の形状に合わせて切断しておく
とよい。あるいは、剥離性シートを伴うときは、剥離性
シート以外の部分を切り抜いておくことにより、大きい
サイズや巻き取った形の再剥離性ホログラム粘着ラベル
1から、所定の形状の個々のラベルを取り出して、貼る
対象に適用することができる。このような加工は、打ち
抜き加工によって行なえ、剥離性シート以外の部分のみ
を打ち抜くには、打ち抜き刃を真正性識別体Sの厚み分
を残したストロークにより上下動させればよい。
【0050】また、所定の形状の個々のラベルを残し
て、隣接するラベルとの間の剥離性シート以外の各層を
除去しておいてもよい。この場合、剥離性シートの境界
部に、個々のラベルを分離可能とするミシン目を施して
おいてもよい。
【0051】
【実施例】(実施例1)厚み50μmの延伸ポリプロピ
レン樹脂フィルムを素材とし、このフィルムにサーマル
ヘッドを用いて、文字状の加熱印字を行ない潜像を形成
した。その後、レリーフホログラムの微細凹凸を表面に
有するホログラム型の凹凸面を、潜像を形成した上記の
フィルムに当て、加熱加圧して、ホログラムの凹凸形状
を付与した。凹凸形成後、系性された凹凸の面にアルミ
ニウムを厚みが30nmになるよう形成して真正性識別
体とした。
【0052】上記で得られた真正性識別体は、形成され
た凹凸および裏面のアルミニウム反射層の存在により、
ホログラム画像が見えるものであった。また、この状態
では、先に文字状に加熱印字したことによる潜像は見え
なかったが、偏光板を介して眺めることにより、加熱印
字によって生じた潜像が顕像化して見えるものであっ
た。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、光回折構造
に、位相差の異なる二以上の領域からなる潜像パターン
を重ね合わせたので、光回折構造から見れば、より一層
複雑な構造を持ち、偽造の困難性が増すと共に、単独で
は見る角度によって潜像が見えてしまう潜像パターンの
欠点がほぼ解消された真正性識別体を提供できる。請求
項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、潜
像パターンを有する潜像層の片面に光回折構造を有して
いるので、各々が一体不可分であり、模倣して同一のも
のを偽造することが難しく、またいずれか一方を消去す
る等の改ざんも困難な真正性識別体を提供できる。請求
項3の発明によれば、請求項2の発明の効果に加え、光
回折構造が潜像層の裏側面に形成されているので、光回
折構造の保護効果が大きく、しかも光反射性層の存在に
より光回折構造の視認性が高く、潜像の視認性を極度に
低下させた真正性識別体を提供できる。請求項4の発明
によれば、請求項2の発明の効果に加え、光回折構造が
潜像層の表側面に形成されており、しかも、光反射性層
の存在により潜像パターンが確実に隠蔽され、また、不
正な意図を持って表面に触れると、光回折構造が損傷
し、復元が困難な真正性識別体を提供できる。請求項5
の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、潜像パ
ターンと光回折構造とを層を分けて形成したので、両者
を安定的に製造でき、精度の高い真正性識別体を提供で
きる。請求項6または7の発明によれば、請求項5の発
明の効果に加え、光回折構造が下層にあるので、光回折
構造層の保護効果が大きい真正性識別体を提供できる。
請求項8の発明によれば、請求項1〜7いずれかの発明
の効果に加え、裏面に接着剤層が積層されているので、
被着体に直ちに適用可能な真正性識別体を提供できる。
請求項9の発明によれば、請求項1〜8いずれかの発明
の効果に加え、表側面に保護層が積層されているので、
表面の汚染や摩耗に対し耐久性を有する真正性識別体を
提供できる。請求項10の発明によれば、種々の情報を
有した情報記録媒体に、請求項1〜9いずれかの発明の
真正性識別体を積層してあるので、各々の発明の真正性
識別体の効果が加味された情報記録媒体を提供できる。
請求項11の発明によれば、種々の物品、特に高額商品
に、請求項1〜9いずれかの発明の真正性識別体を積層
してあるので、各々の発明の真正性識別体の効果が加味
された物品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同一シートに潜像と光回折構造がある真正性識
別体の断面図である。
【図2】潜像と光回折構造とが別の層にある真正性識別
体の断面図である。
【図3】真正性識別体の潜像を確認する方法を示す図で
ある。
【符号の説明】
2 被着体 3 接着剤層 4 光回折構造 5 潜像層(P5(L);潜像、P5(D);顕像) 6 光反射性層 7 偏光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03H 1/18 G03H 1/18 Fターム(参考) 2C005 HA02 HB09 HB10 HB11 JB08 JB09 JB40 2H049 AA03 AA07 AA13 AA25 AA40 AA43 AA60 AA64 CA05 CA09 CA15 CA22 2K008 AA13 FF03 FF13 GG05 HH12 HH18

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相差の異なる二以上の領域からなり、
    偏光板を介して視認可能な潜像パターンと光回折構造と
    が重ねられていることを特徴とする真正性識別体。
  2. 【請求項2】 前記潜像パターンと前記光回折構造と
    が、前記潜像パターンを有する潜像層の片面に前記光回
    折構造が形成されていることにより重ねられていること
    を特徴とする請求項1記載の真正性識別体。
  3. 【請求項3】 前記潜像層の裏側面に前記光回折構造が
    形成されており、さらに光反射性層が積層されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の真正性識別体。
  4. 【請求項4】 前記潜像層の表側面に前記光回折構造が
    形成されており、さらに前記潜像層の裏側面に光反射性
    層が積層されていることを特徴とする請求項2記載の真
    正性識別体。
  5. 【請求項5】 前記潜像パターンと前記光回折構造と
    が、前記潜像パターンを有する潜像層と、前記光回折構
    造を有する光回折構造層とが積層されることにより重ね
    られていることを特徴とする請求項1記載の真正性識別
    体。
  6. 【請求項6】 表側面から、前記潜像層、前記光回折構
    造を裏側面に有する前記光回折構造層、および光反射性
    層がこの順に積層されていることを特徴とする請求項5
    記載の真正性識別体。
  7. 【請求項7】 表側面から、前記潜像層、光反射性層、
    および前記光回折構造を表側面に有する前記光回折構造
    層がこの順に積層されていることを特徴とする請求項5
    記載の真正性識別体。
  8. 【請求項8】 裏側面に接着剤層が積層されていること
    を特徴とする請求項1〜7いずれか記載の真正性識別
    体。
  9. 【請求項9】 表側面に保護層が積層されていることを
    特徴とする請求項1〜8いずれか記載の真正性識別体。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9いずれか記載の真正性識
    別体を、情報が記録された情報記録媒体基材の一部に有
    することを特徴とする真正性の識別可能な情報記録媒
    体。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9いずれか記載の真正性識
    別体を、物品の表面の一部に有することを特徴とする真
    正性の識別可能な物品。
JP2000213733A 2000-07-14 2000-07-14 真正性識別体、これを有する情報記録媒体、および物品 Pending JP2002032023A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000213733A JP2002032023A (ja) 2000-07-14 2000-07-14 真正性識別体、これを有する情報記録媒体、および物品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000213733A JP2002032023A (ja) 2000-07-14 2000-07-14 真正性識別体、これを有する情報記録媒体、および物品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002032023A true JP2002032023A (ja) 2002-01-31

Family

ID=18709437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000213733A Pending JP2002032023A (ja) 2000-07-14 2000-07-14 真正性識別体、これを有する情報記録媒体、および物品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002032023A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005002872A1 (en) * 2003-07-07 2005-01-13 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation A method of forming a diffractive device
EP1900509A1 (en) * 2005-06-23 2008-03-19 Nitto Denko Corporation Multilayer reflector, authentication card, bar code label, authentication system, and authentication region forming system
JP2008139509A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Toppan Printing Co Ltd 積層体、粘着ラベル、記録媒体、ラベル付き物品及び判別方法
JP2008139510A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Toppan Printing Co Ltd 積層体、粘着ラベル、記録媒体、ラベル付き物品及び判別方法
JP2008183832A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止媒体および判別方法
US7511796B2 (en) 2003-04-17 2009-03-31 Leonhard Kurz Gmbh & Co. Kg Film and optical anti-counterfeiting element
JP2009222775A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Toppan Printing Co Ltd セキュリティデバイス及びラベル付き物品
JP2009258151A (ja) * 2008-04-11 2009-11-05 Toppan Printing Co Ltd 表示体、その製造方法、粘着ラベル及び転写箔
JP2010000365A (ja) * 2009-07-27 2010-01-07 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2011128270A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止媒体およびその製造方法、ならびに偽造防止媒体を有する接着ラベルおよび転写箔
KR200468230Y1 (ko) 2011-10-17 2013-08-08 이영찬 보안 스티커 구조물
JP2013226835A (ja) * 2013-04-26 2013-11-07 Dainippon Printing Co Ltd 真偽判定用媒体、真偽判定用媒体ラベル、真偽判定用媒体転写シート、真偽判定可能なシート、および真偽判定可能な情報記録体
US8885079B2 (en) 2011-03-25 2014-11-11 Fujifilm Corporation Back-illuminated solid-state image sensing element, method of manufacturing the same, and imaging device

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999054388A1 (fr) * 1998-04-23 1999-10-28 Nippon Mitsubishi Oil Corporation Film cristallin liquide
JP2001096997A (ja) * 1999-10-01 2001-04-10 Toppan Printing Co Ltd Ovd形成媒体の偽造防止方法及び偽造防止を施したovd形成媒体及びそのovd形成媒体を用いたovdシール
JP2001096999A (ja) * 1999-10-01 2001-04-10 Toppan Printing Co Ltd Ovd形成シートの偽造防止方法及び偽造防止を施したovd形成シート及びそのovd形成シートを用いたovdシール

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999054388A1 (fr) * 1998-04-23 1999-10-28 Nippon Mitsubishi Oil Corporation Film cristallin liquide
JP2001096997A (ja) * 1999-10-01 2001-04-10 Toppan Printing Co Ltd Ovd形成媒体の偽造防止方法及び偽造防止を施したovd形成媒体及びそのovd形成媒体を用いたovdシール
JP2001096999A (ja) * 1999-10-01 2001-04-10 Toppan Printing Co Ltd Ovd形成シートの偽造防止方法及び偽造防止を施したovd形成シート及びそのovd形成シートを用いたovdシール

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7511796B2 (en) 2003-04-17 2009-03-31 Leonhard Kurz Gmbh & Co. Kg Film and optical anti-counterfeiting element
JP4768600B2 (ja) * 2003-04-17 2011-09-07 レオナード クルツ シュティフトゥング ウント コンパニー カーゲー フィルムおよび光学的セキュリティ素子
WO2005002872A1 (en) * 2003-07-07 2005-01-13 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation A method of forming a diffractive device
EP1900509A4 (en) * 2005-06-23 2010-01-20 Nitto Denko Corp MULTILAYER REFLECTOR, AUTHENTICATION CARD, BAR CODE LABEL, AUTHENTICATION SYSTEM AND AUTHENTICATION DOMAIN FORMATION SYSTEM
EP1900509A1 (en) * 2005-06-23 2008-03-19 Nitto Denko Corporation Multilayer reflector, authentication card, bar code label, authentication system, and authentication region forming system
US8297522B2 (en) 2005-06-23 2012-10-30 Nitto Denko Corporation Multilayer reflector, authentication card, bar code label, authentication system, and authentication region forming system
JP2008139509A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Toppan Printing Co Ltd 積層体、粘着ラベル、記録媒体、ラベル付き物品及び判別方法
JP2008139510A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Toppan Printing Co Ltd 積層体、粘着ラベル、記録媒体、ラベル付き物品及び判別方法
JP2008183832A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止媒体および判別方法
JP2009222775A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Toppan Printing Co Ltd セキュリティデバイス及びラベル付き物品
JP2009258151A (ja) * 2008-04-11 2009-11-05 Toppan Printing Co Ltd 表示体、その製造方法、粘着ラベル及び転写箔
JP2010000365A (ja) * 2009-07-27 2010-01-07 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2011128270A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止媒体およびその製造方法、ならびに偽造防止媒体を有する接着ラベルおよび転写箔
US8885079B2 (en) 2011-03-25 2014-11-11 Fujifilm Corporation Back-illuminated solid-state image sensing element, method of manufacturing the same, and imaging device
KR200468230Y1 (ko) 2011-10-17 2013-08-08 이영찬 보안 스티커 구조물
JP2013226835A (ja) * 2013-04-26 2013-11-07 Dainippon Printing Co Ltd 真偽判定用媒体、真偽判定用媒体ラベル、真偽判定用媒体転写シート、真偽判定可能なシート、および真偽判定可能な情報記録体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20130269865A1 (en) Secure data protection optically variable labels and foils
JP4613344B2 (ja) 真正性識別体および真正性識別可能な基材
JP2001315472A (ja) 光回折構造を有する情報記録媒体およびカード、並びに光回折構造体
JP2002032023A (ja) 真正性識別体、これを有する情報記録媒体、および物品
JP2002372610A (ja) 真正性確認が可能な回折格子、およびそれが設けられた記録媒体
JP2007003673A (ja) 偽造防止媒体とそれに使用する偽造防止体及び偽造防止体転写箔
JP2002307879A (ja) 真正性の判別可能なカード
JP4592964B2 (ja) 真正性識別体、真正性の識別可能な情報記録媒体および物品、並びに真正性識別性ラベルおよび転写シート
JP2006145688A (ja) 真正性識別体および真正性識別可能な基材
JP3984470B2 (ja) 真正性識別体、真正性識別用具、およびそれらの組み合わせ、並びに真正性識別方法
JP4562925B2 (ja) 真正性識別部、真正性識別部貼付け用ラベル、および真正性識別部転写シート
JP4930747B2 (ja) 真正性識別体
JP4853177B2 (ja) 真偽判定用媒体およびそれを有する物品、真偽判定用媒体ラベル、真偽判定用媒体転写シートならびに真偽判定用媒体転写箔
JP2002311835A (ja) 不可視個別情報記録材、不可視個別情報貼付け用ラベル、および不可視個別情報転写シート
JP4402383B2 (ja) 真偽判定用媒体、真偽判定用媒体ラベル、真偽判定用媒体転写シート、真偽判定可能なシート、および真偽判定可能な情報記録体
JP2005301093A (ja) 真偽判定用媒体、真偽判定用媒体ラベル、真偽判定用媒体転写シート、真偽判定可能なシート、および真偽判定可能な情報記録体
JP2010173203A (ja) パッチ転写媒体
JP4984741B2 (ja) 真偽判定用媒体およびそれを有する物品、真偽判定用媒体ラベル、真偽判定用媒体転写シートならびに真偽判定用媒体転写箔
JP4562926B2 (ja) 真正性識別体
JP5509843B2 (ja) ホログラムラベル
JP2004004252A (ja) 真正性確認用媒体
JP4590924B2 (ja) 回折格子構造体、顕像具、回折格子パターンの視認方法、真偽判定方法および回折格子パターン作成方法
JP4170618B2 (ja) 真正性識別方法
JP2003136871A (ja) 隠しパターンを有する画像形成体、隠しパターン確認用セット、および隠しパターンの確認方法
JP2001219681A (ja) 装飾体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070410

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100205

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100511