JP4592964B2 - 真正性識別体、真正性の識別可能な情報記録媒体および物品、並びに真正性識別性ラベルおよび転写シート - Google Patents

真正性識別体、真正性の識別可能な情報記録媒体および物品、並びに真正性識別性ラベルおよび転写シート Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外観からは、真正性の確認方法を見付けることが困難であり、直接基材に加工して真正性識別体としたり、ラベルや転写シートの形態に加工し、種々のIDカードや高額商品等に貼って、真正性を識別するのに適した形態とした真正性識別体に関するものである。
本発明は、上記の真正性識別体を、例えば、預貯金用カード、もしくはクレジットカードのようなIDカード、またはそのほかの情報記録媒体に適用した情報記録媒体に関するものである。
本発明は、上記の真正性識別体を、高額商品や不正な複製の行なわれやすい商品、もしくはそのケース等に適用した物品に関するものである。
本発明は、さらに、上記の真正性識別体を種々の樹脂記録媒体や物品に適用するのに適した真正性識別性ラベル、もしくは真正性識別性転写シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
情報が記録された情報記録媒体には、(1)預貯金用カードもしくはクレジットカードのように、使用により金銭的な価値を生じるもの、(2)紙幣、証券、商品券のように額面記載の価値を有する金券、(3)株券、抽選券、もしくは馬券等のように、投機的に、もしくはそのほかの因子で決まる価値を有するもの、および(4)パスポート、もしくは身分証明書のように、金銭的価値は直接生じないが、所持する人の資格や行動を保証するもの、等がある。
【0003】
上記のような情報記録媒体は、直接的、もしくは間接的に、経済的もしくはその他の価値を有しているため、不正な意図でこれらを製造する偽造や、本物や使用済みで廃棄すべきものを利用し、作り変える変造が後を絶たない。
【0004】
偽造・変造の防止策として、紙幣等においては、透かし入りの特殊な用紙を使用し、彫刻凹版と特別に調合されたインキを用いた印刷方式により、精巧な印刷を施すことが行なわれている。また、株券、証券、もしくは商品券についても、汎用の印刷方式を利用するものの、紙幣に準じた印刷が行なわれている。
また、預貯金用カード、もしくはクレジットカード等のカード等については、磁気ストライプ中に、目にみえない電子情報を記録するため、視覚的な要素のみでは偽造をしにくいが、これに加えて、製造の困難性のあるホログラムシール等を貼り、偽造を防止している。
【0005】
このうち、ホログラムシールは、ホログラムの製造が困難性を伴なうため、貼る対象物の真正性を保証する目的でよく用いられている。
しかし、ホログラムシールといえども、原理そのものはよく知られており、製造技術が高度であると言えども、技術の習得により、偽造され得るものであり、ホログラムシールの改良を進める傍ら、他の原理に基づく真正性識別体が望まれている。
【0006】
ところで、フィルム等のシート上に透明微小ビーズを固着させた再帰反射シートは、夜間の自動車の照明光をよく反射するので、工事用の衣服や道路脇の交通標識等に貼って、運転者に注意をうながすことが行なわれている。
【0007】
この再帰反射シートは、外観的には光り輝くものであるので、装飾性が高く、カード等に適用するのに向いていると思われるが、従来の再帰反射シートは、一様な反射特性を有しているのみであったので、同じ外観を持つものを複製することが比較的容易で、真正性識別体としての機能を持たせる事ができなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明においては、従来の再帰反射シートが、単に反射性しか有しておらず、不正な意図を持つ者の製造技術の習得により偽造され得る点を、通常の状態では観察できないが、適当な手段を用いることにより、識別可能化し、真正性識別体として使用できるようにすることを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決する手段】
本発明においては、再帰反射シートを構成する透明微小ビーズの背景に、視角に依存する多色性を示す液晶層を配置することにより、外観上は従来の再帰反射シートと変わりがないが、偏光板を介して観察する事により、あるいは、平行光の照明により、異なって見えることを利用し、外観に頼った複製では、真正品に近づける事を困難にすることができた。
【0010】
第1の発明は、基材上に、視角に依存する多色性を有するコレステリック液晶顔料を含有する液晶層、および再帰反射性を有する透明微小ビーズからなる透明微小ビーズ層が積層されたことを特徴とする真正性識別体に関するものであり、前記液晶層が潜像を形成していることを特徴とするものである。第2の発明は、第1の真正性識別体の基材が、情報が記録された情報記録媒体の基材であることを特徴とする真正性の識別可能な情報記録媒体に関するものである。第の発明は、第1または2の発明の真正性識別体の基材が高額商品もしくはソフトウェアを記憶した媒体、またはそれらの包装容器であることを特徴とする真正性の識別可能な物品に関するものである。第の発明は、透明性フィルムの下面に、透明樹脂からなる結合層、再帰反射性を有する透明微小ビーズからなる透明微小ビーズ層、視角に依存する多色性を有するコレステリック液晶顔料を含有する液晶層、および接着剤層が積層されたことを特徴とする真正性識別性ラベルに関するものである。第の発明は、フィルムの下面に、透明樹脂からなる結合層、再帰反射性を有する透明微小ビーズからなる透明微小ビーズ層、視角に依存する多色性を有するコレステリック液晶顔料を含有する液晶層、および接着剤層の各層からなる転写層が、前記フィルムとの間が剥離可能に積層されたことを特徴とする真正性識別性転写シートに関するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、図を引用しながら本発明を説明する。
図1に示すように、本発明の真正性識別体1は、例えば、基材2上の一部にコレステリック液晶等からなる液晶層3が積層されており、液晶層3上には、透明微小ビーズの各々の下側の一部が液晶層3に埋まって密に配列した透明微小ビーズ層4が積層されており、透明微小ビーズ層4上を覆って、保護層5が積層されたものである。
【0012】
図1(a)は、基本的な真正性識別体1を示すものであるが、図1に示す積層構造において、保護層5は、透明微小ビーズの保護の点で、実用上は設けた方がよいものの、省略することもできる。あるいは、図1に示す真正性識別体1の積層構造中、液晶層3が強度を持つシート状のものであれば、基材2も省略し得るので、最小限の構造は、液晶層3と透明微小ビーズ層4との積層体からなる。
【0013】
図1(b)は、加える事が好ましい幾つかの層を伴なった真正性識別体1を示す図であり、層を追加する位置は、透明微小ビーズ層4をはさむ上下の位置である。
図1(a)においては、液晶層3上に直接に透明微小ビーズ層4が積層されているが、図1(b)に示すように、透明接着剤層6を液晶層3と透明微小ビーズ層4との間に積層してもよい。
図1(a)を引用したケースでは、透明微小ビーズ層4の各透明微小ビーズの下側の一部が液晶層3に埋まって密に配列していたが、図1(b)に示すように透明接着剤層6を伴なうときは、各透明微小ビーズの下側の一部が中間層6に埋まって密に配列する。
このように、透明接着剤層6を介することにより、液晶層3の上面を平坦に形成することが可能になる。
【0014】
また、図1(a)においては、透明微小ビーズ層4上を保護層5で被覆しており、見方を変えれば、各透明微小ビーズは、保護層5の下面に各々の上側の一部が埋まって密に配列していたが、図1(b)に示すように、各透明微小ビーズは、透明樹脂からなる透明中間層7の下面に各々の上側の一部が埋まって密に配列して透明微小ビーズ層4をなし、透明中間層7上に保護層5が積層する積層構造となっていてもよい。
【0015】
このように、透明中間層7を介することにより、保護層5の上面をフラットに形成することが可能になる。また、保護層5が、透明性フィルム等のフィルムである場合には、透明性フィルムを加工の対象として、各層を積層して行くのが普通であるが、透明中間層7がある場合には、透明性フィルムにまず透明中間層7を積層し、透明中間層7に対し、透明微小ビーズを散布することにより、透明微小ビーズ層を形成することができるので、透明中間層7がある方が、製造しやすくなる。後に述べる真正性識別性ラベルや真正性識別性転写シートの製造において、このようなことが言える。
【0016】
液晶層3は、図1(a)では、透明微小ビーズ層4と、ほぼ等しい大きさに描いてあるが、そのようにしてもよく、あるいは、少なくとも透明微小ビーズ層4の下の一部にあればよい。また、液晶層3上に透明微小ビーズ層4が無い部分が生じてもよい。
【0017】
液晶層3は、一種類の液晶を用いた一様な層であってよいが、二種類以上の液晶を用いてもよい。二種類以上の液晶を用いる場合には、それらを混合して用いることも勿論よいが、各々の液晶を別々の区域に適用する等して、図2(a)もしくは図2(b)に示すように、液晶層A(符号3a)および液晶層B(符号3b)からなる、塗り分けパターンからなる液晶層3を形成してもよい。
また、形成された単一な液晶層を、紫外線やレーザー光等の光、もしくは熱、または薬品を部分的に作用させることにより、パターン化することもできる。
【0018】
本発明の真正性識別体1を構成する各層の素材について、以下に説明する。
基材2は、クレジットカード等のカードであればプラスチックシートであり、金券や身分証明書であれば、紙である。
これらを含め、基材2の素材としては、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリスルホン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、ポリスチレン系、アクリル、ポリプロピレン、ポリエチレン、もしくはポリオレフィンビニルアルコールなどの樹脂のほか、アルミニウム、銅などの金属、紙、そして、樹脂またはラテックス等の含浸紙などの単独、或いは複合体シートなどを用いることができる。
耐熱性が要求される場合、基材2の素材として、非晶質ポリエステル樹脂、非晶質ポリエステル樹脂とポリカーボネート樹脂のブレンド樹脂等のシートも用いることができる。
【0019】
基材2の厚さは、材質によっても異なるが、通常、10μm〜5mm程度の範囲である。特に磁気カードの場合、基材シートをISO規格に準拠したものとする場合には、その厚さは0.76mmである。そして、基材2をポリ塩化ビニル樹脂(以下、PVC)で形成する場合、通常、厚さ280μmの白色PVCシートをコアシートとして、これを2枚重ね、その両側にそれぞれ厚さ100μmの透明PVCシートをオーバーシートとして重ねて、熱プレスなどにより積層する4層構成の基材(合計厚さ0.76mm)が用いられている。
【0020】
液晶層3は、好ましくは、コレステリック液晶から作られた液晶顔料を用いて構成される。コレステリック液晶は、ピッチP(液晶分子が360°回転するのに必要な膜厚)と入射光の波長λとがほぼ等しい場合に、選択反射性と円偏光性という二つの光学的性質を示す。
液晶層3は、液晶顔料を含有する塗料組成物もしくはインキ組成物を用いた塗布もしくは印刷により形成してもよいが、液晶を含有するプラスチック、もしくは液晶ポリマーからなるシートの積層により形成してもよい。
なお、液晶、もしくは液晶顔料を2種類以上用いて塗り分けて、パターン化することもできる。
液晶層3の厚みは、0.5〜50μm程度である。
【0021】
透明微小ビーズ層4を構成する透明微小ビーズは、好ましくはガラス製の、直径が10〜100μm、好ましくは50μm程度以下の微小球体状の透明ビーズである。透明微小ビーズは、ガラス製以外にも、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、もしくはポリ酢酸ビニル樹脂等の樹脂からなるものであってもよい。
なお、通常、交通標識等における再帰反射シートでは、無色透明な球体の半分が、アルミニウム等の反射性金属薄膜で被覆されたものを使用し、照明時の反射性を高めるが、本発明における透明微小ビーズとしては、下層の液晶層の反射を利用することから、反射性金属薄膜を伴なわないものを使用する事が望ましい。
【0022】
透明微小ビーズ層4は、液晶層3上に積層するのであれば、液晶層3が未だ粘着性を失わないうちに、透明微小ビーズを散布することにより形成することができる。散布は均一に行ない、透明微小ビーズが、一層あればよく、二層以上に重なることは好ましくない。
必要なら、透明微小ビーズ層4をパターン状に形成することもでき、パターンマスクを用いて、透明微小ビーズをパターン状に散布するか、もしくは適宜なバインダー樹脂および溶剤等を用いてインキ組成物とし、スクリーン印刷等の公知の印刷手法によって行なうことができる。
【0023】
透明微小ビーズ層4が、液晶3以外の層に積層される積層構造の場合にも、先に形成される層を塗布もしくは印刷により形成し、その層が未だ粘着性を失わないうちに、透明微小ビーズを散布することにより形成することができる。
図1(b)におけるように、透明接着剤層6が透明微小ビーズ層4の下層にあるときは、透明接着剤層6の形成後、透明接着剤層6が未だ粘着性を失わないうちに、透明微小ビーズを散布する。
また、先に述べたように、保護層5が、透明性フィルム等のフィルムである場合には、透明性フィルムに、透明中間層7を積層し、透明中間層7が未だ粘着性を失わないうちに、透明微小ビーズを散布することにより、透明微小ビーズ層4を形成することができる。
【0024】
あるいは、透明微小ビーズ層4が、すでにフィルム等の上に積層された透明微小ビーズフィルムの形態で入手できる場合には、その透明微小ビーズフィルムを他の層とラミネートする等して適用してもよい。
【0025】
保護層5は、透明微小ビーズ層4もしくは、その他の、保護層5を除けば、最上面に存在する層の耐久性、例えば、耐摩耗性、耐溶剤性、もしくは耐汚染性等を向上させるためのもので、耐久性の要求度が高いときには、熱硬化性樹脂や電離放射線硬化性樹脂を樹脂成分とするインキ組成物もしくは塗料組成物を用いた印刷もしくは塗付等により設け、加熱もしくは電離放射線の照射により硬化させて形成する。
【0026】
電離放射線硬化性樹脂の具体例としては、ポリウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ポリエーテルアクリレートなどが挙げられ、これらはそれぞれのプレポリマーに粘度、或いは架橋密度を調整するために多官能または単官能のモノマーを添加して用いてもよく、また、必要に応じて公知の光反応開始剤、増感剤を添加して用いてもよい。このほか、ポリエン/チオール系の電離放射線硬化性樹脂なども耐摩耗性に優れており、好ましく使用できる。
【0027】
保護層5を、図1に示すように、透明微小ビーズ層4上に直接に積層するときは、透明微小ビーズが配列したことによって生じる凹凸を埋めて、上面が平坦になるよう、厚みを厚くすることが好ましく、少なくとも透明微小ビーズの直径の1/2以上であることが好ましい。
【0028】
透明接着剤層6は、液晶層3および透明微小ビーズ層4との接着性がよく、また、真正性識別体が折り曲げられる等しても、透明微小ビーズ層4の透明微小ビーズを保持し得るよう、柔軟性のある樹脂を用いて構成することが好ましい。
【0029】
同様な意味で、透明中間層7は、保護層5および透明微小ビーズ層4との接着性がよく、上記の透明接着剤層6と同様な理由により、柔軟性のある樹脂を用いて構成することが好ましい。
【0030】
実際には、透明接着剤層6および透明中間層7のいずれも、同様な透明樹脂を用いて構成することができ、具体的には、インキ組成物や塗料組成物のバインダ樹脂として用いる透明樹脂を用いて構成することができる。
具体的には、ロジン変成マレイン酸樹脂、ニトロセルロース、酢酸セルロース、酪酢酸セルロース、エチルセルロース、ポリアミド樹脂、塩化ゴム、環化ゴム、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン/酢酸ビニル共重合樹脂、塩素化ポリプロピレン、アクリル樹脂、もしくはポリウレタン樹脂等である。
【0031】
図1(a)、もしくは図1(b)を引用して説明した本発明の真正性識別体1は、基材2上に順次、各層を積層することにより形成することができるが、次のように、透明性フィルム等の、取り扱いやすい薄い基材に、概ね、逆順に各層を積層して、真正性識別層形成用フィルムを製造し、得られた真正性識別層形成用フィルムを用いて、各層を基材2上に積層することが好ましい。
【0032】
図3(a)および(b)は、そのような真正性識別層形成用フィルム10を例示する図である。
真正性識別層形成用フィルム10の一つのタイプは、図3(a)に示すように、透明性フィルム11の下面に透明中間層7、透明微小ビーズ層4、透明接着剤層6、液晶層3、および接着剤層8の各層が順に積層したものである。
【0033】
図3(a)に示すようなタイプにおいては、透明性フィルム11と透明微小ビーズ層4とを積層するために、透明中間層7が必要であるが、透明接着剤層6は省略し得る。また、接着剤層8は無くてもよいが、真正性識別層形成用フィルム10を基材2等の被着体に貼る際に、その都度、接着剤を塗布することを省略できる点で、積層してある方が好ましい。
【0034】
このようなタイプの真正性識別層形成用フィルム10は、透明性フィルム11を上側にして、被着体である基材2上に重ねて積層するのに適した、真正性識別性ラベルであり、積層は、加圧、好ましくは加熱しつつ加圧することにより行なう。
【0035】
真正性識別層形成用フィルム10の別のタイプは、図3(b)に示すように、透明性フィルム11の下面に、剥離層12、保護層5、透明中間層7、透明微小ビーズ層4、透明接着剤層6、液晶層3、および接着剤層8の各層が順に積層したものであり、図3(a)に示す構造中、透明性フィルム11と結合層7との間に、剥離層12および保護層5が積層したものである。
なお、剥離層12は、透明性フィルム11と剥離可能であるものとする。
【0036】
このようなタイプの真正性識別層形成用フィルム10は、透明性フィルム11を上側にして、被着体である基材2上に積層し、積層の際に、透明性フィルム11を剥離して、その他の層を転写するのに用いる、真正性識別性転写シートである。やはり、加圧、好ましくは加熱しつつ加圧することにより転写を行なう。
【0037】
図3(b)を引用して説明した真正性識別性転写シートにおいては、透明性フィルム11は、透明性を有しないフィルムと置き換え可能であるが、真正性識別層形成用フィルム10の製造や使用を考慮すると、透明性である方が扱いやすく、好ましい。
また、剥離層12は、剥離層12を除く以降の各層(転写層という。)と透明性フィルム11とが剥離可能であれば省略し得る。
【0038】
保護層5については、前に述べたように、省略してもよい。透明中間層7はあった方がよいが、保護層5が透明中間層7の機能を合わせて持つことができれば、省略してもよい。また、保護層5や透明中間層7に、高度な機能を持たせなくてよい場合には、剥離層12に、保護層5および透明中間層7の機能を合わせて持たせ、保護層5および透明中間層7を省略する事もできる。
透明接着剤層6、および接着剤層8については、図3(a)を引用して説明した場合と同様、省略することもできる。
【0039】
透明性フィルム11としては、偏光性が無く、上記した各層を順次コーティング等により積層する際に必要な耐熱性、耐溶剤性、また、形成された真正性識別層形成用フィルム10を、被着体である基材2上に貼付けるか、もしくは転写する際には、耐熱性も必要であり、これらの性能を備えたプラスチックフィルムを使用することが好ましく、例えばポリエチレンテレフタレートフィルム(以下、単に、PETフィルムと表示する)、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、ポリスルホンフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリアリレートフィルム、トリアセチルセルロースフィルム、ジアセチルセルロースフィルム、もしくはオレフィンビニルアルコール共重合体フィルムなどを使用することができる。
透明性フィルム11の厚さは、5〜250μmのものが好ましく、加工適性や引張強度、熱転写の際の熱効率などを考慮すると10〜50μmのものが更に好ましい。
【0040】
必要に応じ、透明性フィルム11には、剥離層12とは別に、透明性フィルム11と接着し、かつ、以降に積層される層が剥がれやすくなる離型層を形成して離型性としておいてもよい。離型層は、例えば、ポリエステル樹脂等のフィルム状基材10との接着性がある樹脂中にワックス、もしくはシリコーン樹脂等を添加したものである。
なお、真正性識別体転写シートの場合、透明性フィルム11は透明でないフィルムで置き換えてもよいが、素材としては、上記した透明性フィルムの素材と同じである。
【0041】
剥離層12は、透明性フィルム11と転写層との接着力が適宜になるよう安定化させるためのものであり、かつ、転写時には円滑に転写層を剥離させるためのものである。ここでは、先に説明したように、転写により転写層と共に被着体上に転移するものとする。場合により、剥離層12と転写層との接着力を確保するために、剥離プライマー層を介在させてもよい。
【0042】
剥離層12は、アクリル樹脂等のアクリル骨格樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、酢酸セルロースと熱硬化型アクリル樹脂の混合物、メラミン樹脂、もしくはニトロセルロース樹脂等から選ばれた樹脂と、必要に応じ、ポリエチレンワックス、ワックス、もしくはシリコーン樹脂等を添加剤として配合した樹脂組成物から構成される。剥離力の調製、特に、剥離力を増加させるために、ポリエステル樹脂を上記樹脂に添加することができる。
これらの樹脂、添加剤は適宜な溶剤と共に溶解、もしくは分散して剥離層形成用インキ組成物ないし塗料組成物としてものを、公知の印刷手段、もしくは塗布手段で適用し、適宜な手段により、乾燥、固化することにより、剥離層12を形成することができる。
【0043】
接着剤層8を構成する接着剤としては、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール(ポリビニルホルマール、ポリビニルブチラール等)、シアノアクリレート、ポリビニルアルキルエーテル、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリメタクリル酸メチル、ニトロセルロース、酢酸セルロース、熱可塑性エポキシ、ポリスチレン、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、エチレン−アクリル酸エチルコポリマー等、ユリア樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、レゾルシノール樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリベンツイミダゾール、ポリベンゾチアゾール等、あるいは、ゴム系の天然ゴム、再生ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ポリスルフィドゴム、シリコーンゴム、ポリウレタンゴム、ステレオゴム(合成天然ゴム)、エチレンプロピレンゴム、ブロックコポリマーゴム(SBS,SIS,SEBS等)が使用できる。
【0044】
本発明の真正性識別体1は、図4、もしくは図5に示すようにして、真正性を確認することができる。
図4の真正性識別体は、基材2上に液晶層3、および透明微小ビーズ層4が順に積層されたものであり、液晶層3は、透明微小ビーズ層4で完全に被覆されている。
液晶層3は左ねじれを構造を有するコレステリック液晶で構成されていて、左円偏光を反射するものであるが、通常の散乱光下では、上層の透明微小ビーズ層4が照明光を乱反射し、一様に白っぽく見えるが、真正性識別体1とは直角方向、即ち、真上から、平行光照明13により、ほぼ平行な光を当てると、光が当った個所14では、透明微小ビーズ層4直下の液晶層3の表面で反射し、液晶層3の色を目視確認できる。
次に、液晶層3の確認は、判別具15を用い、判別具15としては、直線偏光のみを透過する直線偏光板と、直線偏光を円偏光(ここでは左円偏光とする。)に変換する1/4波長板とを組み合わせたものを使用する。
真上から、ほぼ平行な光を当て、上記の判別具15を介して眺めれば、液晶層3が左円偏光を反射していることが判定できる。
【0045】
図5の真正性識別体1は、基材2上に液晶層3、および透明微小ビーズ層4が順に積層されたもので、液晶層3は、図2(a)もしくは図2(b)を引用して説明したように、液晶層A(符号3a)および液晶層B(符号3b)との塗り分けパターンにより、水平方向に文字列「ABC」が潜像として形成されているものである。やはり、液晶層3は、透明微小ビーズ層4で完全に被覆されている。
図5の真正性識別体1も、散乱光下では、透明微小ビーズ層4が白っぽく見えるだけだが、直角方向から、ほぼ平行な光を当てると、透明微小ビーズ層4直下の液晶層3の表面で反射し、液晶層3を構成する3aおよび3bの部分の色により、文字列「ABC」および背景を目視確認することができる。
文字列「ABC」が左円偏光を反射する液晶からなり、文字列「ABC」の背景が右円偏光を反射する液晶からなる場合、上記図4の場合と同じ判別具15を用いて、文字列「ABC」を判別することができ、このとき、背景部分を確認することはできない。また、上記の判別具の偏光板を90°回転させた判別具を用いることにより、背景部分における右円偏光の反射を確認することができ、このとき文字列「ABC」部分では右円偏光の反射を確認することはできない。
以上により、文字列および背景部分が、いずれも所定の光学的性質を有していることが確認でき、真正性識別体1が真正であることが確認できる。
【0046】
なお、潜像は、上記のように、異なる液晶層の塗りわけによるものでなくても、一種類の液晶層と、液晶層ではない背景とからなるものであってもよい。
また、光源13としては、ほぼ平行な光で照明できるものであればよく、反射鏡を備えた懐中電灯、オートバイや乗用車のヘッドランプ等であれば使用可能であり、厳密な平行光である必要は必ずしもないが、蛍光灯のような散乱光源は、あまり好ましくない。
【0047】
本発明の真正性識別体1の基材2は、素材的には、前に述べた通りであるが、これら基材2は、種々の情報記録媒体の基材であってよい。
例えば、基材2は、ID(本人確認)用のカードの基材であってよい。ID用のカードは、具体的には、銀行等の預貯金カード、クレジットカード、身分証明書(学生証、もしくは社員証)、カード形式ではないが、ID用である受験票、パスポート等であり得る。これらの基材には、いわゆるID情報が記録されている。
【0048】
また、本発明の真正性識別体1の基材2は、紙幣、商品券、株券、もしくは証券等の基材で有り得る。これらの基材には金額もしくはそれに類した口数等の情報が記録されている。
さらに、本発明の真正性識別体1の基材2は、運転免許証、カード型の証書、例えば、防火、消毒もしくは防火等の保安、衛生上の資格、もしくは等級を示すもの等の基材であり得る。これらの基材には、それぞれが保証するか、もしくは証明する内容の情報が記録されている。
宝くじ、競馬・競輪等の勝馬投票券・車券等の基材も、本発明の真正性識別体1の基材2で有り得る。これらの基材には、抽選の対象となる番号等の情報が記録されている。
いずれの情報も、不正な意図で偽造されると経済的な損害や混乱を招く重要なものである。
【0049】
本発明の真正性識別体1の基材2は、上記のものに加えて、高級腕時計、宝飾品、貴金属、もしくは骨董品等の高額商品、もしくはそれらを収納する箱、ケース、もしくは袋等の包装容器であってもよく、あるいはまた、磁気的記録媒体、もしくは光学的記録媒体等の媒体に、音楽ソフト、映像ソフト、コンピュータソフト、もしくはゲームソフト等のソフトウェアを記憶させた複製物そのもの、それらを収納する箱、もしくはケース等の包装容器であってもよい。
これらは、価格が高いために、不正な意図での模倣品や複製品がつくられやすい性質のものである。
【0050】
本発明の真正性識別体転写ラベル、もしくは真正性識別体転写シートは、予め、被着体である基材2の形状や、適用する部分の形状に合わせて切断しておくとよい。
真正性識別体転写シート10の場合には、透明性フィルム11(離型層を伴なうときは、離型層も透明性フィルム11に含める。)以外の部分を打抜いておく、いわゆる半抜きにしておくことにより、大きいサイズや巻き取った形の真正性識別体転写シート10から、所定の形状の転写層のみを被着体である基材2に適用することができ、真正性識別体転写シート10を細分化せずに取り扱える利点が生じる。
【0051】
また、このとき、所定の形状の転写層のみを残し、隣接するラベルとの間の剥離性シート以外の各層を除去しておいてもよい。この場合、透明性フィルム11に、個々の転写層を透明性フィルム11ごと分離可能とするミシン目を施しておいてもよい。
真正性識別体転写ラベル10の場合には、所定の形状に、予め切断しておくとよい。
【0052】
【発明の効果】
1の発明によれば、表面につや消し感を有し、下層に単なる着色層があるのみに見えながら、偏光板を用いることにより、液晶層であることが容易に判別でき、外観のみの模倣では、偽造品であることが直ちに判明する真正性識別体を提供することができるとともに、平行光で照明することにより、液晶層の潜像が顕像化するため、さらに偽造の困難性が増大した真正性識別体を提供することができる。第2の発明によれば、第1の発明の効果を有する真正性識別体の基材を、重要な記録を有する種々の用途向きに作られた情報記録媒体の基材としたので、真正性の識別が可能な情報記録媒体を提供することができる。第3の発明によれば、または2の発明の効果を有する真正性識別体の基材を、不正な模倣品や複製品が作られやすい物品やその容器としたので、真正性の識別が可能な物品を提供することができる。第4の発明によれば、透明微小ビーズ層、および液晶層等を透明性フィルムの下面に積層した構造としたので、真正性識別体、真正性の識別が可能な情報記録媒体、もしくは真正性の識別が可能な物品を作製するのに適した真正性識別性ラベルを提供できる。第5の発明によれば、透明微小ビーズ層、および液晶層等をフィルムの下面に剥離可能に積層した構造としたので、真正性識別体、真正性の識別が可能な情報記録媒体、もしくは真正性の識別が可能な物品を作製するのに適した真正性識別性転写シートを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真正性識別体の基本的な構造を示す図である。
【図2】液晶層がパターンをなしている真正性識別体の構造を示す図である。
【図3】真正性識別層形成用フィルムの構造を示す図である。
【図4】液晶層による偽造防止性を示す図である。
【図5】液晶パターンによる偽造防止性を示す図である。
【符号の説明】
1 真正性識別体
2 基材
3 液晶層
4 微小透明ビーズ層
5 保護層
6 透明接着剤層
7 透明中間層
8 接着剤層
10 真正性識別層形成用フィルム
11 透明性フィルム
12 剥離層
13 平行光照明
15 判別具

Claims (5)

  1. 基材上に、視角に依存する多色性を有するコレステリック液晶顔料を含有する液晶層、および再帰反射性を有する透明微小ビーズからなる透明微小ビーズ層が積層された真正性識別体であって、
    前記液晶層が潜像を形成していることを特徴とする真正性識別体
  2. 請求項1記載の真正性識別体の基材が、情報が記録された情報記録媒体の基材であることを特徴とする真正性の識別可能な情報記録媒体。
  3. 請求項1または2記載の真正性識別体の基材が高額商品もしくはソフトウェアを記憶した媒体、またはそれらの包装容器であることを特徴とする真正性の識別可能な物品。
  4. 透明性フィルムの下面に、透明樹脂からなる結合層、再帰反射性を有する透明微小ビーズからなる透明微小ビーズ層、視角に依存する多色性を有するコレステリック液晶顔料を含有する液晶層、および接着剤層が積層されたことを特徴とする真正性識別性ラベル。
  5. フィルムの下面に、透明樹脂からなる結合層、再帰反射性を有する透明微小ビーズからなる透明微小ビーズ層、視角に依存する多色性を有するコレステリック液晶顔料を含有する液晶層、および接着剤層の各層からなる転写層が、前記フィルムとの間が剥離可能に積層されたことを特徴とする真正性識別性転写シート。
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