JP2009258151A - 表示体、その製造方法、粘着ラベル及び転写箔 - Google Patents

表示体、その製造方法、粘着ラベル及び転写箔 Download PDF

Info

Publication number
JP2009258151A
JP2009258151A JP2008103648A JP2008103648A JP2009258151A JP 2009258151 A JP2009258151 A JP 2009258151A JP 2008103648 A JP2008103648 A JP 2008103648A JP 2008103648 A JP2008103648 A JP 2008103648A JP 2009258151 A JP2009258151 A JP 2009258151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
slow axis
display body
layer
angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008103648A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5369479B2 (ja
Inventor
Akira Kubo
章 久保
Hideki Ochiai
英樹 落合
Mihoko Nagayoshi
美保子 永吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2008103648A priority Critical patent/JP5369479B2/ja
Publication of JP2009258151A publication Critical patent/JP2009258151A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5369479B2 publication Critical patent/JP5369479B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Polarising Elements (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Abstract

【課題】互いに重なり合うように記録された複数の潜像を優れたコントラスト比で可視化することができる表示体を提供する。
【解決手段】本発明の表示体10は、面内方向に隣り合い、前記面内方向における遅相軸の向きが互いに異なっている第1乃至第4領域を含んだ位相差層200を具備し、前記第1領域A1の遅相軸と前記第2領域A2の遅相軸とがなす角を二等分する第1直線に対して、前記第3領域A3の遅相軸と前記第1直線とがなす角度と、前記第4領域A4の遅相軸又はこれに直交する軸と前記第1直線とがなす角度とは互いに等しく、前記第1領域A1の遅相軸と前記第4領域A4の遅相軸とがなす角を二等分する第2直線に対して、前記第2領域A2の遅相軸と前記第2直線とがなす角度と、前記第3領域A3の遅相軸又はこれに直交する軸と前記第2直線とがなす角度とは互いに等しいことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、表示体に適用可能な光学技術に関する。
キャッシュカード、クレジットカード及びパスポートなどの認証物品並びに商品券及び株券などの有価証券には、偽造が困難であることが望まれる。そのため、従来から、そのような物品には、偽造又は模造が困難であると共に偽造品や模造品との区別が容易なラベルが貼り付けられている。
また、近年では、認証物品及び有価証券以外の物品についても、偽造品の流通が問題視されている。そのため、このような物品に、認証物品及び有価証券に関して上述した偽造防止技術を適用する機会が増えている。
この偽造防止技術の一例として、反射層上に位相差層を形成した偏光潜像デバイスが提案されている。このデバイスは、偏光フィルムを通して観察すると、偏光フィルムの偏光軸と位相差層の遅相軸とのなす角度に応じて、明度が連続的に変化する画像を表示する。
この技術の応用として、例えば、潜像を万線状に形成することにより、複数の画像を同一面内に表示させることを可能とした光学コンポーネントが開示されている(特許文献1及び2参照)。しかしながら、互いに重なり合った複数の潜像が同一面内に記録されている場合、これら潜像の各々を優れたコントラスト比で可視化することは、極めて困難である。
特開平8−15681号公報 特表2002−530687号公報
そこで、本発明は、互いに重なり合うように記録された複数の潜像を優れたコントラスト比で可視化することができる表示体を提供することを目的とする。
本発明の第1側面によると、面内方向に隣り合い、前記面内方向における遅相軸の向きが互いに異なっている第1乃至第4領域を含んだ位相差層を具備し、前記第1領域の遅相軸と前記第2領域の遅相軸とがなす角を二等分する第1直線に対して、前記第3領域の遅相軸と前記第1直線とがなす角度と、前記第4領域の遅相軸又はこれに直交する軸と前記第1直線とがなす角度とは互いに等しく、前記第1領域の遅相軸と前記第4領域の遅相軸とがなす角を二等分する第2直線に対して、前記第2領域の遅相軸と前記第2直線とがなす角度と、前記第3領域の遅相軸又はこれに直交する軸と前記第2直線とがなす角度とは互いに等しいことを特徴とする表示体が提供される。
本発明の第2側面によると、複屈折性を有している第1部分及び複屈折性を有していないか又は前記第1部分とは異なる複屈折性を有しており、前記第1部分と面内方向に隣り合った第2部分を含んだ第1位相差フィルタと、複屈折性を有している第3部分及び複屈折性を有していないか又は前記第3部分とは異なる複屈折性を有しており、前記第3部分と面内方向に隣り合った第4部分を含み、前記第1部分の一部と前記第3部分の一部とが向き合うように前記第1位相差フィルタに対して重ね合わされた第2位相差フィルタとを介して感光性層に偏光を照射することにより、前記感光性層内に、面内方向に隣り合い、分子又は官能基の配向が異なる複数の領域を形成することを具備したことを特徴とする表示体の製造方法が提供される。
本発明によると、互いに重なり合うように記録された複数の潜像を優れたコントラスト比で可視化することができる表示体が実現される。
以下、本発明の態様について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、同様又は類似した機能を発揮する構成要素には全ての図面を通じて同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一態様に係る表示体を概略的に示す平面図である。図2及び図3は、図1に示す表示体に記録されている潜像を概略的に示す平面図である。図4は、図1に示す表示体のIV−IV線に沿った断面図である。なお、このIV−IV線は、図1に示すX方向と平行である。
表示体10は、基材100とその上に形成された位相差層200とを含んでいる。表示体10には、少なくとも2つの画像、即ち第1画像P1及び第2画像P2が潜像として記録されている。
基材100としては、典型的には、複屈折性を有していないフィルム又はシートを使用する。この場合、例えば、基材100として、TAC(トリアセチルセルロース)フィルム、アクリルフィルム、ガラス板、又は無延伸のPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム、PP(ポリプロピレン)フィルム若しくはPE(ポリエチレン)フィルムを使用することができる。
基材100は、面内方向に一様な複屈折性を有していてもよい。この場合、例えば、基材100として、一軸又は二軸延伸したPETフィルム、PPフィルム、PEフィルム、ポリカーボネートフィルム、セロハンフィルム、Xカット水晶板又はYカット水晶板を使用することができる。
基材100は、偏光子であってもよい。この場合、例えば、基材100として、PVA(ポリビニルアルコール)にヨウ素若しくは二色性染料を含浸させ且つ延伸配向させた吸収型偏光子、二色性染料を配向膜上で配向させて得られる吸収型偏光子、コレステリック液晶を基材上で配向させた反射型円偏光子、複屈折性多層フィルムを積層してなる反射型偏光子、ブルースター角でレンチキュラーレンズ状に形成したプリズム偏光子、複屈折物質を回折格子状に形成した複屈折回折偏光子、又は回折構造の溝を深く形成した回折偏光子を利用することができる。これら以外であっても、反射光又は透過光について特定の方向の偏光成分を分離又は抽出できる素子であれば使用可能である。
なお、基材100を省略してもよい。即ち、表示体10は、位相差層200のみからなっていてもよい。
位相差層200は、面内方向に隣り合った少なくとも4つの領域A1乃至A4を含んでいる。第1領域A1は、第2画像P2のうち第1画像P1と重なり合っていない部分に対応した領域である。第2領域A2は、第1画像P1及び第2画像P2の何れも記録されていない部分に対応した領域である。第3領域A3は、第1画像P1のうち第2画像P2と重なり合っていない部分に対応した領域である。第4領域A4は、第1画像P1と第2画像P2とが重なり合った部分に対応した領域である。
領域A1乃至A4は、面内方向における遅相軸の向きが互いに異なっている。本態様では、第1領域A1の遅相軸と第2領域A2の遅相軸とがなす角を二等分する第1直線L1に対して、第3領域A3の遅相軸と第1直線L1とがなす角度と、第4領域A4の遅相軸又はこれに直交する軸と第1直線L1とがなす角度とは互いに等しい。また、第1領域A1の遅相軸と第4領域A4の遅相軸とがなす角を二等分する第2直線L2に対して、第2領域A2の遅相軸と第2直線L2とがなす角度と、第3領域A3の遅相軸又はこれに直交する軸と第2直線L2とがなす角度とは互いに等しい。
ここで、2つの角度について「等しい」というときには、両者が厳密に等しい場合のみならず、両者が人間の視覚によってこの場合と同一視できるような光学効果をもたらす関係にある場合をも包含するものとする。例えば、これら2つの角度は、約−5゜乃至約5゜の誤差範囲内で一致していればよい。
位相差層200のリターデイションは、位相差を有していない基材100を使用し且つ表示体10を透過表示で使用する場合には、所定の設計波長に対して、約二分の一波長であることが好ましい。この設計波長は、例えば、観察者又は読取装置が最も高い感度で認識又は検出できる波長とする。例えば、表示体10を肉眼で観察する場合には、可視光のうち最も視認性が高い緑色光に対応した波長を設計波長としてもよい。或いは、潜像の存在を悟られ難くするために、より視認性の低い波長を設計波長としてもよい。
位相差層200のリターデイションを約二分の一波長とした場合、位相差層200に直線偏光を入射させると、直線偏光の偏光軸は、位相差層200の遅相軸に対して反転する。すなわち、入射光の偏光軸と位相差層200の遅相軸とがなす角度をθとすると、入射光の偏光軸と透過光の偏光軸とがなす角度は2θとなる。
このとき、表示体10を平行ニコル下で観察した場合を考えると、透過率Tは、次式で与えられる。
Figure 2009258151
上述した通り、本態様では、位相差層200に含まれている領域A1乃至A4は、面内方向における遅相軸の向きが互いに異なっている。したがって、位相差層200に直線偏光を入射させ、偏光フィルタを介して観察した場合、領域A1乃至A4の透過率は、上式にしたがって互いに異なりうる。すなわち、領域A1乃至A4の透過率の差異に基づいて、表示体10上に可視像を表示させることが可能となる。なお、表示体10を偏光フィルタを介さずに観察した場合には、表示体10上に視認可能な画像は表示されない。
表示体10が表示する画像は、例えば、偏光フィルタの偏光軸の向きを面内方向で回転させることにより、以下に説明するように変化する。
第1領域D1の遅相軸がX軸となす角度を第1角度θ1とし、第2領域D2の遅相軸がX軸となす角度を第2角度θ2とし、第3領域D3の遅相軸がX軸となす角度を第3角度θ3とし、第4領域D4の遅相軸がX軸となす角度を第4角度θ4とする。
ここでは、一例として、角度θ1乃至θ4は、関係式
θ2=θ1+22.5゜+90゜×L、
θ3=θ1+45゜+90゜×M、及び
θ4=θ1+67.5゜+90゜×N
を満たしているとする。なお、L、M及びNは、任意の整数である。この場合、後述するように、図2及び図3に示す潜像の各々を可視化してなる画像を最大の濃度レンジで表示させることが可能となる。
以下では、上式において、θ1=0゜、L=0、M=−1及びN=0とした場合、即ち、θ1=0゜、θ2=22.5゜、θ3=−45゜及びθ4=67.5゜とした場合を例として説明する。
図5乃至図8は、一対の偏光フィルタ間に表示体10を挟んでこれを観察した場合に表示される像を示す平面図である。
以下、平行ニコルの状態で配置された一対の偏光フィルタの偏光軸と、図5乃至図8に示すX軸とがなす角度、即ち入射及び出射させる直線偏光の偏光軸とX軸とがなす角度をθPとする。また、領域A1乃至A4における透過率をそれぞれT1乃至T4とする。
図5乃至図8には、θPを0゜から90゜まで変化させた場合に表示体10上に観察される画像の変化を概略的に示している。
まず、θP=11.25゜の場合を考える。このとき、偏光フィルタの偏光軸は、第1領域A1の遅相軸(θ1=0゜)と第2領域A2の遅相軸(θ2=22.5゜)との角の二等分線に平行である。また、偏光フィルタの偏光軸と第3領域A3の遅相軸(θ3=−45゜)とがなす角度は、偏光フィルタの偏光軸と第4領域A4の遅相軸(θ4=67.5゜)とがなす角度と等しい。
この場合、偏光フィルタの偏光軸と第1領域A1の遅相軸とがなす角度は、|θP−θ1|=11.25゜である。また、偏光フィルタの偏光軸と第2領域A2の遅相軸とがなす角度は、|θP−θ2|=11.25゜である。したがって、第1領域A1及び第2領域A2における透過率は、T1=T2=100×cos2[(π/180゜)×2×11.25゜]=85.4%となる。
一方、偏光フィルタの偏光軸と第3領域A3の遅相軸とがなす角度は、|θP−θ3|=56.25゜である。また、偏光フィルタの偏光軸と第4領域A4の遅相軸とがなす角度は、|θP−θ4|=56.25゜である。したがって、第3領域A3及び第4領域A4における透過率は、T3=T4=100×cos2[(π/180゜)×2×56.25゜]=14.6%となる。
したがって、透過表示において、領域A1及びA2はネガティブ像として観察され、領域A3及びA4はポジティブ像として観察される。すなわち、表示体10は、第1画像P1をポジティブ画像として表示させる。
なお、この場合、ΔT=T1−T3=70.8%の濃度レンジを達成できる。すなわち、優れたコントラスト比で、第1画像P1を選択的に表示させることができる。
次に、θP=33.75゜の場合を考える。このとき、偏光フィルタの偏光軸は、第1領域A1の遅相軸(θ1=0゜)と第4領域A4の遅相軸(θ4=67.5゜)との角の二等分線に平行である。また、偏光フィルタの偏光軸と第2領域A2の遅相軸(θ2=22.5゜)とがなす角度は、偏光フィルタの偏光軸と第3領域A3の遅相軸に直交する軸(θ3+90゜=45゜)とがなす角度と等しい。
この場合、偏光フィルタの偏光軸と第1領域A1の遅相軸とがなす角度は、|θP−θ1|=33.75゜である。また、偏光フィルタの偏光軸と第4領域A4の遅相軸とがなす角度は、|θP−θ4|=33.75゜である。したがって、第1領域A1及び第4領域A4における透過率は、T1=T4=100×cos2[(π/180゜)×2×33.75゜]=14.6%となる。
一方、偏光フィルタの偏光軸と第2領域A2の遅相軸とがなす角度は、|θP−θ2|=11.25゜である。また、偏光フィルタの偏光軸と第3領域A3の遅相軸とがなす角度は、|θP−θ3|=78.75゜である。したがって、第2領域A2及び第3領域A3における透過率は、T2=100×cos2[(π/180゜)×2×11.25゜]=100×cos2[(π/180゜)×2×78.75゜]=T3=85.4%となる。
したがって、透過表示において、領域A1及びA4はポジティブ像として観察され、領域A2及びA3はネガティブ像として観察される。すなわち、表示体10は、第2画像P2をポジティブ画像として表示させる。
なお、この場合、ΔT=T2−T1=70.8%の濃度レンジを達成できる。すなわち、優れたコントラスト比で、第2画像P2を選択的に表示させることができる。
次いで、θP=56.25゜の場合を考える。
この場合、偏光フィルタの偏光軸と第1領域A1の遅相軸とがなす角度は、|θP−θ1|=56.25゜である。また、偏光フィルタの偏光軸と第2領域A2の遅相軸とがなす角度は、|θP−θ2|=33.75゜である。したがって、第1領域A1及び第2領域A2における透過率は、T1=100×cos2[(π/180゜)×2×56.25゜]=100×cos2[(π/180゜)×2×33.75゜]=T2=14.6%となる。
一方、偏光フィルタの偏光軸と第3領域A3の遅相軸とがなす角度は、|θP−θ3|=78.75゜である。また、偏光フィルタの偏光軸と第4領域A4の遅相軸とがなす角度は、|θP−θ4|=11.25゜である。したがって、第3領域A3及び第4領域A4における透過率は、T3=100×cos2[(π/180゜)×2×78.75゜]=100×cos2[(π/180゜)×2×11.25゜]=T4=85.4%となる。
したがって、透過表示において、領域A1及びA2はポジティブ像として観察され、領域A3及びA4はネガティブ像として観察される。すなわち、表示体10は、第1画像P1をネガティブ画像として表示させる。
なお、この場合、ΔT=T3−T1=70.8%の濃度レンジを達成できる。すなわち、優れたコントラスト比で、第1画像P1を選択的に表示させることができる。
最後に、θP=78.75゜の場合を考える。
この場合、偏光フィルタの偏光軸と第1領域A1の遅相軸とがなす角度は、|θP−θ1|=78.75゜である。また、偏光フィルタの偏光軸と第4領域A4の遅相軸とがなす角度は、|θP−θ4|=11.25゜である。したがって、第1領域A1及び第4領域A4における透過率は、T1=100×cos2[(π/180゜)×2×78.75゜]=100×cos2[(π/180゜)×2×11.25゜]=T4=85.4%となる。
一方、偏光フィルタの偏光軸と第2領域A2の遅相軸とがなす角度は、|θP−θ2|=56.25゜である。また、偏光フィルタの偏光軸と第3領域A3の遅相軸とがなす角度は、|θP−θ3|=56.25゜である。したがって、第2領域A2及び第3領域A3における透過率は、T2=T3=100×cos2[(π/180゜)×2×56.25゜]=14.6%となる。
したがって、透過表示において、領域A1及びA4はポジティブ像として観察され、領域A2及びA3はネガティブ像として観察される。すなわち、表示体10は、第2画像P2をネガティブ画像として表示させる。
なお、この場合、ΔT=T1−T2=70.8%の濃度レンジを達成できる。すなわち、優れたコントラスト比で、第2画像P2を選択的に表示させることができる。
このように、表示体10は、観察に用いる偏光フィルタの偏光軸の角度θPを変化させることにより、第1画像P1のポジティブ画像、第2画像P2のポジティブ画像、第1画像P1のネガティブ画像及び第2画像P2のネガティブ画像を表示させることができる。また、上述の通り、表示体10は、これらの画像を高いコントラスト比で表示させることができる。したがって、表示体10に上記の偽造防止技術が用いられていることを知っている観察者は、表示体10を含んだ物品について、真正品と偽造品との判別を容易に行うことができる。
この表示体10には、様々な変形が可能である。
図9は、一変形例に係る表示体を概略的に示す断面図である。
図9に示す表示体10は、位相差相200と向き合った反射層300が設けられていること、具体的には、基材100及び位相差層200の間に反射層300が設けられていること以外は、図4に示す表示体10と同様の構成を有している。図9に示す表示体10では、上述した複数の潜像を、反射表示により可視化することができる。
反射層300の材料としては、例えば、金属若しくは合金又は高屈折率セラミクスを使用することができる。金属としては、例えば、Al、Sn、Ag、Cr、Ni又はAuを使用することができる。合金としては、例えば、インコネル(登録商標)、青銅又はアルミ青銅を使用することができる。セラミクスとしては、例えば、TiO2、ZnS及びFe23などの高屈折率材料を使用することができる。
反射層300は、例えば、蒸着、スパッタリング及びイオンプレーティングなどの方法により形成することができる。反射層300の厚みは、例えば、約10nm乃至約100nmとする。
なお、表示体10を反射表示で使用する場合には、そのリターデイションを、上述した設計波長に対して約四分の一波長とすることが望ましい。この場合、表示体10に入射した光は、位相差層200を反射前後で2回通過するため、合計で約二分の一波長のリターデイションを達成できる。また、反射層300の位相差層200と向き合っている主面とは反対側の主面上に、着色層を更に設けてもよい。これにより、表示体10に表示される潜像の視認性を向上させることができる。
図10は、他の変形例に係る表示体を概略的に示す断面図である。図10に示す表示体では、反射層300に回折構造が形成されている。これにより、更に複雑な光学効果が得られると共に、表示体10を偽造することがより困難となる。この回折構造としては、例えば、ホログラム又は回折格子を使用することができる。なお、この回折構造を用いて、画像を形成してもよい。
ホログラムとしては、例えば、レリーフ型ホログラムを使用することができる。
回折格子を使用する場合には、例えば、微小な領域に複数種類の単純な回折格子を配置して画素とすることにより、グレーティングイメージ又はドットマトリクス(ピクセルグラムなど)と呼ばれる画像を表示することができる。
これらは、例えば、ホログラム又は回折格子のパターンが複製されたプレス板を基材100上に加熱押圧し、その後、反射層300を、例えば、気相堆積法によって形成することにより得られる。
図11は、他の変形例に係る表示体を概略的に示す断面図である。図11に示す表示体10は、基材100と反射層300との間に、回折構造形成層400が更に設けられていること以外は図7に示す表示体と同様の構成を有している。この回折構造形成層400に回折構造を形成することにより、基材100に直接回折構造を形成するのが困難な場合であっても、図10を参照しながら説明したのと同様の効果を達成することができる。
なお、反射層300は、パターン状に設けられていてもよい。この場合、より複雑な光学効果を達成でき、表示体10の偽造がより困難となる。反射層300をパターン状に設ける方法としては、例えば、パスタ加工、水洗シーライト加工又はレーザ加工を使用することができる。
また、表示体10を反射表示で使用する場合、反射層300を設ける代わりに、基材100に反射性の材料を使用してもよい。この場合、基材100として、例えば、金属箔又はセラミック板を使用することができる。
図1乃至図11を参照しながら説明した表示体10は、粘着ラベル及び転写箔等の一部として使用してもよい。
図12は、本発明の一態様に係る粘着ラベルを概略的に示す断面図である。
粘着ラベル20は、表示体10と、表示体10上に設けられた粘着層500とを備えている。図12には、一例として、図9に示す表示体10の基材100の背面上に粘着層500が設けられている場合を示している。この粘着ラベル20は、例えば、真正さが確認されるべき物品に貼り付けるか、或いは、そのような物品に取り付けられるべきタグの基材などの他の物品に貼り付ける。これにより、当該物品に偽造防止効果を付与することができる。
なお、基材100にカッティングを入れたり、表示体10と粘着層500との間に脆性層を更に設けたりすることにより、粘着ラベル20に貼替え防止機能を付与することもできる。これにより、更に優れた偽造防止効果を達成できる。
図13は、本発明の一態様に係る転写箔を概略的に示す断面図である。
転写箔30は、表示体10と、表示体10を剥離可能に支持した支持体層600とを備えている。図13には、一例として、位相差層200からなる表示体10及び支持体層600間に剥離保護層700が設けられ且つ位相差層200の主面上に接着層800が設けられている場合を描いている。
剥離保護層700は、転写箔30を被転写体に転写する際の支持体層600の剥離を容易にする役割を担っている。剥離保護層700の材料としては、例えば、アクリル樹脂、スチレン又は硝化綿(ニトロセルロース)を使用することができる。剥離保護層700は、例えば、グラビアコーティング法及びマイクログラビアコーティング法などの公知の方法により形成することができる。
接着層800は、例えば、熱を印加したときに粘着性を発現する感熱接着剤を含んでいる。感熱接着剤としては、例えば、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エポキシ樹脂及びエチレン−ビニルアルコール共重合体などの熱可塑性樹脂を使用することができる。接着層800は、例えば、上述した樹脂を、グラビアコータ、マイクログラビアコータ及びロールコータなどのコータを用いて位相差層200からなる表示体10上に塗布することにより得られる。
この転写箔30は、例えば、ロール転写機又はホットスタンプによって、被転写体に転写される。この際、剥離保護層700において剥離を生じると共に、表示体10が、被転写体に、接着層800を介して貼付される。
剥離保護層700と位相差層200との間には、配向膜を介在させてもよい。或いは、剥離保護層700の代わりに配向膜を使用してもよい。この場合、支持体層600と配向膜との界面又は配向膜と位相差層200との界面における剥離、及び配向膜の凝集破壊などを利用して、上記の転写を行うことができる。
表示体10は、他の方法で物品に支持させてもよい。
例えば、物品が紙を含んでいる場合、この紙の中に表示体10を埋め込んでもよい。この場合、例えば、抄紙の際に繊維の層の間に表示体10を挟みこみ、その後、必要に応じて紙面への印刷等を行う。なお、潜像の可視化を容易にすべく、紙のうち表示体10の前面を被覆している部分には開口を設けてもよい。また、紙に埋め込む表示体10の形状に特に制限はない。例えば、スレッド状の表示体10を紙に埋め込んでもよい。このようにして、表示体10が埋め込まれた漉き込み紙を得ることができる。
上述した表示体10、粘着ラベル20、転写箔30及び漉き込み紙等は、例えば、セキュリティ媒体又は商品パッケージの一部として使用することができる。これにより、真正さを確認すべき物品に、優れた偽造防止能を付与することが可能となる。
表示体10は、例えば、以下のようにして製造する。
まず、基材100を準備する。そして、この基材100上に、配向性層を形成する。
配向性層の材料としては、例えば、ポリイミド又はPVAを使用することができる。配向性層は、例えば、グラビアコーティング法、マイクログラビアコーティング法、スピンコート法及び溶融押出法などの公知の手法で形成する。
次に、この配向性層内に、面内方向に隣り合い、配向方向の異なる4つの領域を形成する。この工程は、例えば、以下のようにして行うことができる。
<光配向法>
この方法では、配向性層として、感光性物質を含んだ感光性層を使用する。即ち、この感光性層に偏光を照射することにより、感光性物質又はその官能基の再配列及び異方的な化学反応などを誘起して、感光性層に異方性を付与する。そのメカニズムとしては、例えば、アゾベンゼン誘導体の光二量化反応、桂皮酸エステル、クマリン、カルコン、ベンゾフェノン及びこれらの誘導体等の光二量化反応又は光架橋反応、並びにポリイミドの光分解反応などを利用することができる。
図14は、感光性層への光照射の際に使用可能なフォトマスクの一例を示す概略図である。これらフォトマスクを用いる方法では、感光性層に対して、4種類のフォトマスクM1乃至M4を順次切り替えながら、互いに異なる偏光方向を有している偏光、典型的には直線偏光又は楕円偏光を順次照射する。これにより、感光性層内に、面内方向に隣り合い、配向方向が互いに異なった4つの領域を形成することができる。
これらフォトマスクの代わりに、位相差フィルタを使用することもできる。例えば、面内方向に隣り合い、遅相軸の向きが互いに異なった3つ又は4つの領域を備えた位相差フィルタを介して偏光、典型的には直線偏光又は楕円偏光を照射することにより、面内方向に隣り合い、配向方向が互いに異なった3つ又は4つの領域を、1回の露光で形成することができる。
或いは、以下に述べるように、より単純な構造を有している位相差フィルタを2枚組み合わせて使用してもよい。この方法によっても、1回の露光で、上記と同様の構造を得ることができる。
図15は、感光性層への光照射の際に使用可能な位相差フィルタの一例を示す概略図である。
第1の位相差フィルタF1は、複屈折性を有している第1部分B1と、複屈折性を有していないか又は第1部分B1とは異なる複屈折性を有している第2部分B2とを含んでいる。第1部分B1と第2部分B2とは、面内方向に隣り合っている。第1部分B1は、例えば、一定方向の遅相軸を有している。第2部分B2は、例えば、光学的に等方性であるか、又は、遅相軸の向きが第1部分B1とは異なっている。
第2の位相差フィルタF2は、複屈折性を有している第3部分B3と、複屈折性を有していないか又は第3部分B3とは異なる複屈折性を有している第4部分B4とを含んでいる。第3部分B3と第4部分B4とは、面内方向に隣り合っている。第3部分B3は、例えば、一定方向の遅相軸を有している。第4部分B4は、例えば、光学的に等方性であるか、又は、遅相軸の向きが第3部分B3とは異なっている。
位相差フィルタF1及びF2の各々は、例えば、光透過性の基板と、その上に形成された位相差層とを含んでいる。この場合、位相差層は、連続膜であってもよく、パターニングされていてもよい。
光透過性の基板上に位相差層を連続膜として形成する場合、この位相差層内には、複屈折性が互いに異なる2種の領域をそれらが面内方向に隣り合うように設ける。例えば、この位相差層内に、遅相軸が面内の1方向に向いた第1領域を第1部分B1又は第3部分B3に対応した形状に設けると共に、遅相軸が面内の1方向に向き且つその方向が第1領域の遅相軸の方向とは異なる第2領域を第2部分B2又は第4部分B4に対応した形状に設ける。或いは、この位相差層内に、遅相軸が面内の1方向に向いた第1領域を第1部分B1又は第3部分B3に対応した形状に設けると共に、光学的に等方性の第2領域を第2部分B2又は第4部分B4に対応した形状に設ける。
連続膜としての位相差層は、例えば、高分子液晶材料からなる。この場合、位相差層は、例えば、配向規制方向が異なる複数の領域を含んだ配向膜を基板上に形成し、その上に重合性液晶材料を塗布し、塗膜を硬化させることにより得られる。或いは、この位相差層は、配向規制方向が全体に亘ってほぼ等しい配向膜を基板上に形成し、その上に光重合性液晶材料を塗布し、液晶材料を配向させた状態で塗膜の一部を露光して硬化させ、その後、加熱することによって塗膜の残りの部分で液晶材料を液晶相から等方相へと相変化させ、更に光照射又は加熱によってこれを硬化させることにより得られる。
光透過性の基板上に位相差層をパターニングされた層として形成する場合、この位相差層は、例えば、第1部分B1又は第3部分B3に対応した形状に設ける。そして、この位相差層の複屈折性は、その全体に亘ってほぼ均一とする。なお、この場合、位相差フィルタF1のうち、位相差層が設けられていない部分が第2部分B2に相当する。同様に、位相差フィルタF2のうち、位相差層が設けられていない部分が第4部分B4に相当する。なお、光学的に等方性の基板を使用した場合には、第2部分B2及び第4部分B4は光学的に等方性である。
パターニングされた位相差層は、例えば、高分子液晶材料からなる。この場合、位相差層は、例えば、フォトリソグラフィ法を利用して形成することができる。パターニングされた位相差層は、印刷法などの他の方法を利用して形成してもよい。
第2部分B2及び第4部分B4は、複屈折性を有していてもよいが、典型的には光学的に等方性である。この場合、位相差フィルタF1及びF2の設計及び製造が容易であるのに加え、以下に説明する露光の際に、第2部分B2及び第4部分B4の双方に透過させる偏光に関して、その電場ベクトルの回転を考慮する必要がない。
位相差フィルタF1及びF2は、第1部分B1の一部と第3部分B3の一部とが向き合うように重ね合わせて使用する。この際、典型的には、第1部分B1の遅相軸の向きと第3部分B3の遅相軸の向きとが互いに異なるようにする。
これら位相差フィルタF1及びF2を介して偏光、典型的には直線偏光又は楕円偏光を照射すると、1回の露光で、遅相軸の向きが互いに異なった4つの領域を、一時に形成することができる。ここでは、一例として、直線偏光を使用して露光を行う場合について説明する。
例えば、第1部分B1はX軸に対して−22.5゜の角度をなす遅相軸を有しており、第2部分B2は光学的に等方性であるとする。また、第3部分B3はX軸に対して11.25゜の角度をなす遅相軸を有しており、第4部分B4は光学的に等方性であるとする。そして、入射する偏光は直線偏光であり、その偏光軸は、X軸と平行であるとする。
この場合、第1部分B1及び第3部分B3を通過した光は、感光性物質を−11.25゜に対応した向きに配向させる。第1部分B1及び第4部分B4を通過した光は、感光性物質を−22.5゜に対応した向きに配向させる。第2部分B2及び第3部分B3を通過した光は、感光性物質を11.25゜に対応した向きに配向させる。そして、第2部分B2及び第4部分B4を通過した光は、感光性物質を0゜に対応した向きに配向させる。このようにして、感光性層内に、配向方向が互いに異なった4つの領域を形成することができる。
<ラビング配向法>
この方法では、上記配向性層を布で擦ることにより、配向性層に所望の異方性を付与する。具体的には、配向性層上に、配向させたい領域に対応した部分を窓開きにしたマスクを置いて、その上から所望の方向にラビング処理を行う。この処理を複数のマスクを順次切り替えながら行うことにより、配向性層内に、その配向方向が互いに異なった複数の領域を形成することができる。
<エンボス配向法>
この方法では、配向性層にエンボス加工を行うことにより、これらに微細な溝を形成し、その溝の向きに応じて、液晶物質等を配向させる。この方法では、例えば、ポジレジスト上にXYスキャンの電子線により縞模様を描画し、これを現像することにより凹凸形状を作成する。その後、この凹凸形状を用いて樹脂フィルム等をエンボス加工する。このようにして、配向性層内に、その配向方向が互いに異なった複数の領域を形成する。
続いて、上記の光配向法、ラビング配向法及びエンボス配向法等により配向処理を施した配向性層上に、液晶物質を適用する。その後、必要に応じて、熱処理に供することにより液晶物質の配向性を向上させる。
液晶物質としては、例えば、配向性を有している液晶ポリマー又はアクリル基等の反応性官能基を有している液晶モノマーを使用することができる。この液晶物質は、例えば、グラビアコーティング法及びマイクログラビアコーティング法などの公知の手法により適用することができる。なお、液晶物質として液晶モノマーを使用した場合には、配向性層上に液晶物質を適用した後に、電子線照射、紫外線照射、加熱及びこれらの組み合わせ等による硬化処理を行い、その配向を固定する。
なお、上記の配向性層を用いた方法においては、配向性層自体が複屈折性を有していてもよい。この場合、配向性層のリターデイションと液晶物質によるリターデイションとの和が設計値となるように、各々の膜厚等を調整する。配向性層のみで所望のリターデイションが得られる場合には、液晶物質を塗布しなくてもよい。
このようにして、基材100上に、面内方向に隣り合い、遅相軸の向きが互いに異なった領域A1乃至A4を備えた位相差層200を形成する。
なお、位相差層200は、複屈折性を有しているフィルムを切り抜いて、所望の形状で貼り合わせることによっても得られる。具体的には、領域A1乃至A4の各々に対応するようにして、遅相軸の向きが互いに異なったフィルムを貼り付ける。これにより、面内方向に隣り合い、遅相軸の向きが互いに異なった領域A1乃至A4を含んだ位相差層200を得ることができる。
以上のようにして、表示体10を得る。
図16は、本発明に係る粘着ラベルの一例を概略的に示す断面図である。本例では、この粘着ラベル20を、以下のようにして製造した。
まず、厚さ38μmのPETフィルムからなる基材100を準備した。そして、基材100上に、ウレタン樹脂からなる回折構造形成層400を1μmの厚さでコーティングした。なお、このコーティングは、グラビアコーティング法で行った。
次に、回折構造形成層400の上面に、回折構造画像をエンボス成型した。その後、回折構造形成層400上に、アルミニウムからなる反射層300を形成した。反射層300は、真空蒸着法を用いて、厚みが500Åになるようにして形成した。
その後、反射層300上に、光配向剤IA−01(大日本インキ化学工業株式会社製)を0.1μmの厚さでコーティングして、感光性層を形成した。なお、このコーティングは、マイクログラビアコーティング法で行った。その後、波長が365nmの直線偏光を用いて、上で図15を参照しながら説明した方法により、1J/cmの照射量で露光を行った。
次いで、このようにして得られたフィルムにUVキュアラブル液晶UCL−008(大日本インキ化学工業株式会社製)を0.8μmの厚さで塗布した。なお、この塗布は、マイクログラビアコーティング法を用いて行った。その後、これを1分間熱風に曝して液晶を配向させた。続いて、窒素ガス雰囲気下、0.5mJの照度での硬化処理を行い、位相差層200を得た。最後に、基材100の背面に粘着層500を塗付した後、セパレータ900をラミネートし、図16に示す粘着ラベル20を得た。
この粘着ラベル20を物品に貼付して観察したところ、自然光下では、画像が観察されなかった。しかしながら、偏光フィルタを介して観察すると、可視化された潜像を観察することができた。更には、偏光フィルタを面内方向に回転させることにより、異なる2つの画像を高いコントラスト比で観察することができた。
本発明の一態様に係る表示体を概略的に示す平面図。 図1に示す表示体に記録されている潜像を概略的に示す平面図。 図1に示す表示体に記録されている潜像を概略的に示す平面図。 図1に示す表示体のIV−IV線に沿った断面図。 一対の偏光フィルタ間に表示体を挟んでこれを観察した場合に表示される像を示す平面図。 一対の偏光フィルタ間に表示体を挟んでこれを観察した場合に表示される像を示す平面図。 一対の偏光フィルタ間に表示体を挟んでこれを観察した場合に表示される像を示す平面図。 一対の偏光フィルタ間に表示体を挟んでこれを観察した場合に表示される像を示す平面図。 一変形例に係る表示体を概略的に示す断面図。 他の変形例に係る表示体を概略的に示す断面図。 他の変形例に係る表示体を概略的に示す断面図。 本発明の一態様に係る粘着ラベルを概略的に示す断面図。 本発明の一態様に係る転写箔を概略的に示す断面図 感光性層への光照射の際に使用可能なフォトマスクの一例を示す概略図。 感光性層への光照射の際に使用可能な位相差フィルタの一例を示す概略図。 本発明に係る粘着ラベルの一例を概略的に示す断面図。
符号の説明
10…表示体、20…粘着ラベル、30…転写箔、100…基材、200…位相差層、300…反射層、400…回折構造形成層、500…粘着層、600…支持体層、700…剥離保護層、800…接着層、900…セパレータ、A1…第1領域、A2…第2領域、A3…第3領域、A4…第4領域、P1…第1画像、P2…第2画像、B1…第1部分、B2…第2部分、B3…第3部分、B4…第4部分、F1,F2…位相差フィルタ、M1,M2,M3,M4…フォトマスク。

Claims (6)

  1. 面内方向に隣り合い、前記面内方向における遅相軸の向きが互いに異なっている第1乃至第4領域を含んだ位相差層を具備し、
    前記第1領域の遅相軸と前記第2領域の遅相軸とがなす角を二等分する第1直線に対して、前記第3領域の遅相軸と前記第1直線とがなす角度と、前記第4領域の遅相軸又はこれに直交する軸と前記第1直線とがなす角度とは互いに等しく、
    前記第1領域の遅相軸と前記第4領域の遅相軸とがなす角を二等分する第2直線に対して、前記第2領域の遅相軸と前記第2直線とがなす角度と、前記第3領域の遅相軸又はこれに直交する軸と前記第2直線とがなす角度とは互いに等しいことを特徴とする表示体。
  2. 前記位相差層の面内方向において、前記位相差層の主面に平行な第3直線に対して、前記第1遅相軸がなす角度を第1角度θ1とし、前記第2遅相軸がなす角度を第2角度θ2とし、前記第3遅相軸がなす角度を第3角度θ3とし、及び前記第4遅相軸がなす角度を第4角度θ4としたときに、前記第1角度θ1と前記第2角度θ2と前記第3角度θ3と前記第4角度θ4と整数L、M及びNとは、関係式
    θ2=θ1+22.5゜+90゜×L、
    θ3=θ1+45゜+90゜×M、及び
    θ4=θ1+67.5゜+90゜×N
    を満たしていることを特徴とする請求項1に記載の表示体。
  3. 前記位相差相と向き合った反射層を更に具備したことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示体。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の表示体と、前記表示体上に設けられた粘着層とを具備したことを特徴とする粘着ラベル。
  5. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の表示体と、前記表示体を剥離可能に支持した支持体層とを具備したことを特徴とする転写箔。
  6. 複屈折性を有している第1部分及び複屈折性を有していないか又は前記第1部分とは異なる複屈折性を有しており、前記第1部分と面内方向に隣り合った第2部分を含んだ第1位相差フィルタと、複屈折性を有している第3部分及び複屈折性を有していないか又は前記第3部分とは異なる複屈折性を有しており、前記第3部分と面内方向に隣り合った第4部分を含み、前記第1部分の一部と前記第3部分の一部とが向き合うように前記第1位相差フィルタに対して重ね合わされた第2位相差フィルタとを介して感光性層に偏光を照射することにより、前記感光性層内に、面内方向に隣り合い、分子又は官能基の配向が異なる複数の領域を形成することを具備したことを特徴とする表示体の製造方法。
JP2008103648A 2008-04-11 2008-04-11 表示体、粘着ラベル及び転写箔 Expired - Fee Related JP5369479B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008103648A JP5369479B2 (ja) 2008-04-11 2008-04-11 表示体、粘着ラベル及び転写箔

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008103648A JP5369479B2 (ja) 2008-04-11 2008-04-11 表示体、粘着ラベル及び転写箔

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009258151A true JP2009258151A (ja) 2009-11-05
JP5369479B2 JP5369479B2 (ja) 2013-12-18

Family

ID=41385708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008103648A Expired - Fee Related JP5369479B2 (ja) 2008-04-11 2008-04-11 表示体、粘着ラベル及び転写箔

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5369479B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012247537A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Toppan Printing Co Ltd 表示体及び表示体付き物品
JP2013007802A (ja) * 2011-06-23 2013-01-10 National Printing Bureau 真偽判別媒体
JP2013068701A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止媒体及びその真贋判定方法並びに偽造防止媒体の製造方法
JP2013109129A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止用表示体、その貼着ラベル、転写箔及び真偽判定方法
WO2014167834A1 (ja) 2013-04-08 2014-10-16 凸版印刷株式会社 偽造防止媒体、その製造方法及び偽造防止方法
WO2015122530A1 (ja) * 2014-02-17 2015-08-20 凸版印刷株式会社 配向膜の製造方法、および、表示体の製造方法
KR20160045116A (ko) * 2013-08-19 2016-04-26 롤리크 아게 광 정렬가능한 오브젝트

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0484119A (ja) * 1990-07-27 1992-03-17 Ookurashiyou Insatsu Kyokucho 多元画像表示体および多元画像表示法
JPH05307112A (ja) * 1992-04-28 1993-11-19 Satoyuki Saito 偏光板
JPH0968927A (ja) * 1995-09-01 1997-03-11 Nitto Denko Corp 偽造防止方法及びそのラベル
JPH10161108A (ja) * 1996-12-02 1998-06-19 Sharp Corp 位相差素子およびその製造方法並びにそれを備えた立体表示装置
JP2001256531A (ja) * 2000-03-10 2001-09-21 Dainippon Printing Co Ltd セキュリティ製品、セキュリティ情報付き物品、真贋判定方法、及び、セキュリティ製品の製造方法
JP2001521179A (ja) * 1997-10-20 2001-11-06 ラテント イメージ テクノロジー リミテッド 偏光下で可視である潜像を含むポリマー材料
JP2002014231A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Dainippon Printing Co Ltd 潜像記録媒体及びその製造方法
JP2002032023A (ja) * 2000-07-14 2002-01-31 Dainippon Printing Co Ltd 真正性識別体、これを有する情報記録媒体、および物品
JP2002530687A (ja) * 1998-11-13 2002-09-17 ロリク アーゲー 光学コンポーネント
JP2003014930A (ja) * 2001-06-28 2003-01-15 Hayashi Telempu Co Ltd 光学異方素子の製造方法、および光学異方素子
JP2007025202A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Fujifilm Holdings Corp 光学位相差素子、その製造方法、並びにその光学位相差素子を用いたセキュリティ製品、真贋判定方法、セキュリティ製品の製造方法
JP2008080501A (ja) * 2006-09-25 2008-04-10 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止媒体、偽造防止ラベル、印刷物、転写箔、および判別方法
JP2008129421A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Nhk Spring Co Ltd 識別媒体、識別方法および識別装置
JP2008139510A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Toppan Printing Co Ltd 積層体、粘着ラベル、記録媒体、ラベル付き物品及び判別方法

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0484119A (ja) * 1990-07-27 1992-03-17 Ookurashiyou Insatsu Kyokucho 多元画像表示体および多元画像表示法
JPH05307112A (ja) * 1992-04-28 1993-11-19 Satoyuki Saito 偏光板
JPH0968927A (ja) * 1995-09-01 1997-03-11 Nitto Denko Corp 偽造防止方法及びそのラベル
JPH10161108A (ja) * 1996-12-02 1998-06-19 Sharp Corp 位相差素子およびその製造方法並びにそれを備えた立体表示装置
JP2001521179A (ja) * 1997-10-20 2001-11-06 ラテント イメージ テクノロジー リミテッド 偏光下で可視である潜像を含むポリマー材料
JP2002530687A (ja) * 1998-11-13 2002-09-17 ロリク アーゲー 光学コンポーネント
JP2001256531A (ja) * 2000-03-10 2001-09-21 Dainippon Printing Co Ltd セキュリティ製品、セキュリティ情報付き物品、真贋判定方法、及び、セキュリティ製品の製造方法
JP2002014231A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Dainippon Printing Co Ltd 潜像記録媒体及びその製造方法
JP2002032023A (ja) * 2000-07-14 2002-01-31 Dainippon Printing Co Ltd 真正性識別体、これを有する情報記録媒体、および物品
JP2003014930A (ja) * 2001-06-28 2003-01-15 Hayashi Telempu Co Ltd 光学異方素子の製造方法、および光学異方素子
JP2007025202A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Fujifilm Holdings Corp 光学位相差素子、その製造方法、並びにその光学位相差素子を用いたセキュリティ製品、真贋判定方法、セキュリティ製品の製造方法
JP2008080501A (ja) * 2006-09-25 2008-04-10 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止媒体、偽造防止ラベル、印刷物、転写箔、および判別方法
JP2008129421A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Nhk Spring Co Ltd 識別媒体、識別方法および識別装置
JP2008139510A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Toppan Printing Co Ltd 積層体、粘着ラベル、記録媒体、ラベル付き物品及び判別方法

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012247537A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Toppan Printing Co Ltd 表示体及び表示体付き物品
JP2013007802A (ja) * 2011-06-23 2013-01-10 National Printing Bureau 真偽判別媒体
JP2013068701A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止媒体及びその真贋判定方法並びに偽造防止媒体の製造方法
JP2013109129A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止用表示体、その貼着ラベル、転写箔及び真偽判定方法
WO2014167834A1 (ja) 2013-04-08 2014-10-16 凸版印刷株式会社 偽造防止媒体、その製造方法及び偽造防止方法
CN105074515A (zh) * 2013-04-08 2015-11-18 凸版印刷株式会社 防伪介质、其制造方法以及防伪方法
KR20150139876A (ko) 2013-04-08 2015-12-14 도판 인사츠 가부시키가이샤 위조 방지 매체, 그 제조 방법 및 위조 방지 방법
US20160052327A1 (en) * 2013-04-08 2016-02-25 Toppan Printing Co., Ltd. Anti-counterfeit medium, method for manufacturing the same and method for preventing counterfeiting
JPWO2014167834A1 (ja) * 2013-04-08 2017-02-16 凸版印刷株式会社 偽造防止媒体、その製造方法及び偽造防止方法
US10300731B2 (en) 2013-04-08 2019-05-28 Toppan Printing Co., Ltd. Anti-counterfeit medium, method for manufacturing the same and method for preventing counterfeiting
US9956805B2 (en) 2013-04-08 2018-05-01 Toppan Printing Co., Ltd. Anti-counterfeit medium, method for manufacturing the same and method for preventing counterfeiting
US11235543B2 (en) 2013-08-19 2022-02-01 Rolic Ag Photo-alignable object
KR102256789B1 (ko) * 2013-08-19 2021-05-28 롤리크 아게 광 정렬가능한 오브젝트
KR20160045116A (ko) * 2013-08-19 2016-04-26 롤리크 아게 광 정렬가능한 오브젝트
JP2020013133A (ja) * 2013-08-19 2020-01-23 ロリク アーゲーRolic Ag 光配向可能な物品
US10286616B2 (en) 2013-08-19 2019-05-14 Rolic Ag Photo-alignable object
JP2016530563A (ja) * 2013-08-19 2016-09-29 ロリク アーゲーRolic Ag 光配向可能な物品
CN105980893A (zh) * 2014-02-17 2016-09-28 凸版印刷株式会社 取向膜的制造方法及显示体的制造方法
US10046359B2 (en) 2014-02-17 2018-08-14 Toppan Printing Co., Ltd. Method for manufacturing oriented film, and method for manufacturing display body
KR101867743B1 (ko) 2014-02-17 2018-06-15 도판 인사츠 가부시키가이샤 배향막의 제조 방법 및 표시체의 제조 방법
EP3109679A4 (en) * 2014-02-17 2017-09-13 Toppan Printing Co., Ltd. Method for manufacturing oriented film, and method for manufacturing display body
CN105980893B (zh) * 2014-02-17 2019-07-26 凸版印刷株式会社 取向膜的制造方法及显示体的制造方法
KR20160108455A (ko) 2014-02-17 2016-09-19 도판 인사츠 가부시키가이샤 배향막의 제조 방법 및 표시체의 제조 방법
JP2015152828A (ja) * 2014-02-17 2015-08-24 凸版印刷株式会社 配向膜の製造方法、および、表示体の製造方法
WO2015122530A1 (ja) * 2014-02-17 2015-08-20 凸版印刷株式会社 配向膜の製造方法、および、表示体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5369479B2 (ja) 2013-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5369479B2 (ja) 表示体、粘着ラベル及び転写箔
US9025251B2 (en) Optically variable devices, security device and article employing same, and associated method of creating same
WO2012118013A1 (ja) 偽造防止媒体及び検証方法
JP4935328B2 (ja) 積層体、粘着ラベル、記録媒体、ラベル付き物品、検証具、キット及び判別方法
JP5211474B2 (ja) 積層体、粘着ラベル、記録媒体及びラベル付き物品
JP5365292B2 (ja) 潜像形成体とその真偽判定方法及びこれを用いた媒体
WO2014167834A1 (ja) 偽造防止媒体、その製造方法及び偽造防止方法
JP2011115974A (ja) 偽造防止媒体
JP2013109129A (ja) 偽造防止用表示体、その貼着ラベル、転写箔及び真偽判定方法
US10046359B2 (en) Method for manufacturing oriented film, and method for manufacturing display body
JP5365291B2 (ja) 潜像形成体とその真偽判定方法及びこれを用いた媒体
JP5012681B2 (ja) 積層体及びその製造方法
JP2014024208A (ja) 転写箔及びその転写物
JP2012159771A (ja) 偽造防止媒体及びその製造方法並びに偽造防止媒体の真贋判定方法
JP2009139766A (ja) 偏光潜像積層体および媒体
JP5842495B2 (ja) 情報記録媒体
JP5332505B2 (ja) 転写箔およびその転写物
JP5696506B2 (ja) 偽造防止媒体及びその真贋判定方法並びに偽造防止媒体の製造方法
JP5834683B2 (ja) 偽造防止媒体及びその真贋判定方法並びに偽造防止媒体の製造方法
JP2010221539A (ja) 潜像形成体とその真偽判定方法及びこれを用いた媒体
JP2011128270A (ja) 偽造防止媒体およびその製造方法、ならびに偽造防止媒体を有する接着ラベルおよび転写箔
JP5233264B2 (ja) 転写物
JP2017203959A (ja) 光学キット
JP2010221540A (ja) 潜像形成体とその真偽判定方法及びこれを用いた媒体
WO2021079815A1 (ja) 液晶硬化層転写シール、液晶硬化層転写物、及び液晶硬化層転写シールの真正性判定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130611

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5369479

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees