JPH05307112A - 偏光板 - Google Patents

偏光板

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JPH05307112A
JPH05307112A JP15259592A JP15259592A JPH05307112A JP H05307112 A JPH05307112 A JP H05307112A JP 15259592 A JP15259592 A JP 15259592A JP 15259592 A JP15259592 A JP 15259592A JP H05307112 A JPH05307112 A JP H05307112A
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JP
Japan
Prior art keywords
polarized light
polarizing plate
passing
light component
component passes
Prior art date
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Pending
Application number
JP15259592A
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English (en)
Inventor
Satoyuki Saito
智行 齋藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】今までにない用途と偏光成分を通過させる方向
を持った偏光板を提供する。 【構成】一定角度の偏光成分を通過させるものにおい
て、偏光成分を通過させる方向を平面の位置により相違
させる構造を特徴とする偏光板。また、偏光成分を通過
させる方向が直行している偏光板。また、偏光成分を通
過させる方向が平面に沿って変化している偏光板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、通過する光線の偏光
成分を必要とする機能に応じて変化させるための偏光板
で、偏光板の用途を広く拡大させるためのものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、偏光板やプリズムなど一定角
度の偏光成分を通過させるものにおいて、偏光成分を通
過させる方向は一方向にのみ並んでいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
(イ)偏光成分を通過させる方向が一方向なので用途が
限られている。 (ロ)偏光板などを使用して光線透過量を変化させる場
合、液晶などと併せて電気的な力を必要としていた。 本発明は、これらの欠点を解決するために発明されたも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】一定角度の偏光成分を通
過させるものにおいて、平面の位置によって前記偏光成
分を通過させる方向が互いに相違することを特徴とする
偏光板。また、偏光成分を通過させる方向が直交してい
る請求項1記載の偏光板。また、偏光成分を通過させる
方向が平面に沿って変化している請求項1記載の偏光
板。
【0005】
【作用】使用の実例に沿って説明すれば、例えば本偏光
板を二枚重ねてスライド操作できるような構造をもって
使用すれば、僅かな平行移動をさせるだけで光線の透過
量を変化させることができる。また、前記二枚重ねの偏
光板を二重ガラスや多重ガラスなどの内部に組み込めば
夏の日差しを遮り、省エネ効果やブラインドのかわりと
して利用できる。また、明かりなどの光量調節にも応用
できる。また、これを回転させることによりさまざまな
干渉模様が動くように見え、看板などにも利用できる。
さらに、文字や絵などを偏光成分が通過する方向の違い
により描いておき、もう一枚の偏光板を重ねることによ
り、前記文字や絵などを浮き出させることもできる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は一定角度の偏光成分を通過させるも
のにおいて、光線が通るとき平面の位置によって前記偏
光成分を通過させる方向が相違することを特徴とする偏
光板で、偏光成分を通過させる方向を可視化した実施例
(A、B、C、D、E、F、G、H)である。そのうち
の実施例(A、B、C)は、偏光成分を通過させる方向
が偏光板の途中で変化していることを表しているもので
あり、実施例(A)を例に説明すると、偏光成分を通過
させる方向(1)と偏光成分を通過させる方向(2)で
は相違する方向配置になっている。
【0007】実施例(D、E、F)は、偏光成分を通過
させる方向が内側と外側では異なるもので実施例(D)
を例に説明すると偏光成分を通過させる方向(3)とそ
の中にある偏光成分を通過させる方向(4)では相違す
る方向配置になっている。さらに内側にある偏光成分を
通過させる方向(5)は違う方向配置にある。実施例
(G)は、偏光成分を通過させる方向が連続するかのよ
うに徐々に変化しているもので偏光成分を通過させる方
向(6)を水平とすると偏光成分を通過させる方向
(7)はそれよりやや傾き、偏光成分を通過させる方向
(8)ではさらに傾き、偏光成分を通過させる方向
(9)では垂直に近くなり、偏光成分を通過させる方向
(10)では完全に垂直になる。実施例(H)は実施例
(G)を円形に応用したもので、となりあう扇型に対し
て偏光成分を通過させる方向が徐々に変化しているもの
である。
【0008】これらの実施方法としては、偏光子の偏光
角度を変化させたものを組み合わせたり、偏光板の製造
段階で、偏光成分を通過させる方向をあらかじめ必要と
する機能に組み合わせて製造したり、また偏光角度が一
方向に並んだ偏光板を必要な偏光成分を通過させる方向
で切りとって組み合わせることによっても製作できる。
また材料の密度の変化や表面の屈折角度などによって屈
折率を平面の位置によって変化させたり、素材表面に屈
折率の違う素材を固定したり、埋め込んだり、また埋め
込まなくても液体を封入したり、空洞を設けるだけでも
屈折率を変えられる。また、金属皮膜を付着させたりす
ることによっても偏光成分を通過させる方向を変化させ
ることができる。さらに、素材にサンドブラストや薬品
処理などの表面処理によっても製作することができる。
【0009】本発明は以上のような構造でこれを使用す
るときには、本偏光板を二枚重ねてスライド操作できる
ような構造をもって使用すれば、僅かな平行移動をさせ
るだけで光線の透過量を変化させることができる。ま
た、前記二枚重ねの偏光板を二重ガラスや多重ガラスな
どの内部に組み込めば夏の日差しを遮り、省エネ効果や
ブラインドのかわりとして利用できる。また、明かりな
どの光量調節にも応用できる。また、これを回転させる
ことによりさまざまな干渉模様が動くように見え、看板
やディスプレイなどにも利用できる。またカラー偏光板
や色付き透明板を重ねることによって色も付けられる。
さらに、文字や絵などを偏光成分が通過する方向の違い
により描いておき、もう一枚の偏光板を重ねることによ
り、前記文字や絵などを浮き出させることもできる。光
の屈折で、ある部分ある方向からのみなどの機能に合わ
せた目隠し効果も持たすことができる。
【0010】以下は変形例としての他の実施例である。
図2は光線が通るとき偏光成分を通過させる方向が直交
している請求項1記載の偏光板で偏光成分を通過させる
方向を可視化した実施例(A、B、C、D、E、F、
G、H)である。そのうちの実施例(A、B、C)は、
互いにとなり合った偏光成分を通過させる方向が直交し
ているもので、実施例(A)を例に説明すると、偏光成
分を通過させる方向(11、13)は同じ方向であり、
それと直交する偏光成分を通過させる方向(12、1
4)が交互に並んでいるものである。実施例(D、E、
F)は、偏光成分を通過させる方向が直交する際、その
境界線を自由に曲げたものである。また、実施例(G)
は偏光成分を通過させる方向の違いで絵や文字を描いた
もので偏光成分を通過させる方向(15)に対して星型
の内部の偏光成分を通過する方向(16)は直交してい
る。さらに、実施例(H)は偏光成分を通過させる方向
が内側とそれを囲む外側では異なるものである。
【0011】図3は、偏光成分を通過させる方向が平面
に沿って変化している請求項1記載の偏光板で偏光成分
の通過方向を可視化した実施例(A、B、C、D、E、
F)である。そのうちの実施例(A、B)は、偏光成分
を通過させる方向が、曲線的に変化しているものであ
る。また、実施例(C)は、偏光成分を通過させる方向
が放射状になっているものである。さらに、実施例
(D)は偏光成分を通過させる方向が回転するようにし
たものである。さらに実施例(E)は、前記に記したよ
うな偏光成分を通過させる方向を複数組み合わせたもの
である。
【0012】図4は、一定角度の偏光成分を通過させる
方法として表面での屈折を利用した実施例(A、B、
C)である。偏光成分を通過させる方向が途中で変化し
ている実施例(A)において図1で説明したように偏光
成分を通過させる方向を偏光板の平面の途中で変化させ
るため、表面の凹凸の方向(17)から表面の凹凸の方
向(18)へ途中で変化しているものである。また、前
記した表面での屈折を利用したもので、偏光成分を通過
させる方向が直交している実施例(B)において、図2
で説明したように、偏光成分を通過させる方向を直交さ
せるため、表面の凹凸の方向を90度ずらして並べてあ
るものである。また、前記した表面での屈折を利用した
もので、偏光成分を通過させる方向が平面に沿って変化
している実施例(C)において、図3で説明したよう
に、偏光成分を通過させる方向を平面に沿って変化させ
るため、表面の凹凸の方向を平面に沿って曲線的に変化
させてある。偏光成分を通過させる方向に付いては図
1、図2、図3を参照する。
【0013】図5は、一定角度の偏光成分を通過させる
方法として光を通過させる素材(19)の表面または内
部に屈折率が違う素材(20)を固定した実施例(A、
B、C)である。偏光成分を通過させる方向が途中で変
化している実施例(A)において、図1で説明したよう
に偏光成分を通過させる方向が偏光板の途中で変化する
ように、表面または内部に屈折率が違う素材(20)を
固定し、その方向が途中で変化しているものである。ま
た、前記した表面または内部に屈折率が違う素材(2
0)を固定したもので、偏光成分を通過させる方向が直
交している実施例(B)において、図2で説明したよう
に偏光成分を通過させる方向を直交させるため、表面ま
たは内部に屈折率が違う素材(20)の方向を90度ず
らせて並べてあるものである。また、前記した表面また
は内部に屈折率が違う素材(20)を固定したもので、
偏光成分を通過させる方向が平面に沿って変化している
実施例(C)において、図3で説明したように偏光成分
を通過させる方向を平面に沿って変化させるため、表面
または内部に屈折率が違う素材(20)を平面に沿って
方向変化させてある。偏光成分を通過させる方向に付い
ては図1、図2、図3を参照する。
【0014】図6は、一定角度の偏光成分を通過させる
方法として素材内部での屈折や密度変化など、偏光子素
材(21)の性質を利用したものを可視化した実施例
(A、B、C)である。素材の密度変化や偏光子素材
(21)の性質を利用するなどによって、偏光成分を通
過させる方向が途中で変化するようにし、それを可視化
した実施例(A)において、図1で説明したように偏光
成分を通過させる方向を偏光板の途中で変化させるた
め、素材内部での偏光成分を通過させる方向が途中で変
化しているものである。また、前記した素材内部での屈
折などを利用したもので、偏光成分を通過させる方向が
直交しているものを可視化した実施例(B)において、
図2で説明したように偏光成分を通過させる方向を直交
させるため、素材内部での偏光成分を通過させる方向を
90度ずらせて並べてあるものである。また、前記した
素材内部での偏光成分を通透過させる方向の変化を利用
したもので、偏光成分を通過させる方向が平面に沿って
変化しているものを可視化した実施例(C)において、
図3で説明したように偏光成分を通過させる方向を平面
に沿って変化させるため、素材内部での偏光成分を通過
させる方向を平面に沿って曲線的に変化させてある。偏
光成分を通過させる方向に付いては図1、図2、図3を
参照とする。
【0014】
【発明の効果】
(イ)動くディスプレーや看板など偏光板の用途を広く
拡大させる。 (ロ)二枚重ねたとき、回転方向だけではなく、直線的
なスライド操作でも光線透過量が変化させられるので、
電力を必要とせず、自動車やビルのガラスのブラインド
として広く利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】A〜Hは本発明の実施例の偏光成分を通過させ
る方向を可視化した平面図
【図2】A〜Gは本発明の他の実施例の偏光成分を通過
させる方向を可視化した平面図
【図3】A〜Eは本発明の他の実施例の偏光成分を通過
させる方向を可視化した平面図
【図4】A〜Cは本発明の偏光成分を通過させる際に表
面での屈折を利用した実施例の斜視図
【図5】A〜Cは本発明の偏光成分を通過させる際に表
面または内部に屈折率が違う素材を固定した実施例の斜
視図
【図6】A〜Cは本発明の素材内部での屈折を利用した
ものを可視化した実施例の斜視図
【符号の説明】
1〜16 偏光成分を通過させる方向 17〜18 表面の凹凸の方向 19 光を通過させる素材 20 屈折率が違う素材 21 偏光子素材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定角度の偏光成分を通過させるものにお
    いて、平面の位置によって前記偏光成分を通過させる方
    向が相違することを特徴とする偏光板。
  2. 【請求項2】偏光成分を通過させる方向が直交している
    請求項1記載の偏光板。
  3. 【請求項3】偏光成分を通過させる方向が平面に沿って
    変化している請求項1記載の偏光板。
JP15259592A 1992-04-28 1992-04-28 偏光板 Pending JPH05307112A (ja)

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JP15259592A JPH05307112A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 偏光板

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JP15259592A JPH05307112A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 偏光板

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Publication Number Publication Date
JPH05307112A true JPH05307112A (ja) 1993-11-19

Family

ID=15543871

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15259592A Pending JPH05307112A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 偏光板

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003043471A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Asahi Glass Co Ltd 液晶表示装置
JP2003057440A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Konica Corp 偏光板、運動物体の計測方法、運動物体の計測装置及びインクジェット射出検査装置
US6833953B2 (en) * 2001-03-29 2004-12-21 Seiko Epson Corporation Polarizer and optical device using the polarizer
US7304719B2 (en) * 2004-03-31 2007-12-04 Asml Holding N.V. Patterned grid element polarizer
JP2009258151A (ja) * 2008-04-11 2009-11-05 Toppan Printing Co Ltd 表示体、その製造方法、粘着ラベル及び転写箔

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