JP2005318801A - 薬剤揮散装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 モーターやゼンマイ等の駆動装置を必要とせずに、自然状態によって発生する空気の移動のみによって長期間にわたり優れた揮散効果を発揮し得ると共に、使用期間中薬剤の自然散逸による減少の程度を小さくすることができ、かつ容易に製造することを可能とする薬剤揮散装置の提供。
【解決手段】 複数個の筒状貫通孔を並設していることによる薬剤含浸体5を、前記筒状貫通孔の両側をカバーすることができる外側ケース3に対し、挿脱自在とした状態にて収納したことに基づき、簡便な構成であることによって、容易に製造可能であり、しかも長期間にわたる優れた揮散効果、及び使用期間中薬剤の優れた保存を実現することができると共に、出脱の程度を自在とした場合には、揮散の量をも調整することができる薬剤揮散装置1。
【選択図】 図2

Description

本発明は、モーターやゼンマイ等の駆動機構に基づいて回転するファンを使用せず、外部から浸入する空気流によって薬剤を揮散させる薬剤揮散装置に関するものである。
害虫、例えば蚊や蚋などを駆除するために、薬剤を閉鎖空間(建築物や自動車の室内、アウトドアスポーツにおけるテント内など)全体に揮散、放出させる薬剤揮散方法として、熱エネルギーを利用した蚊取線香や電気蚊取マット、液体式電気蚊取(リキッド)が一般的である。一方、電源として乾電池を用い、薬剤含浸体にファン等の風をあてて常温で薬剤を揮散、放出させるファン式薬剤揮散装置も携帯用として実用化され、これに関する特許出願も多い。例えば、特開平7−111850号公報は、薬剤含浸体として積層段ボールを用いたファン式殺虫・防虫方法を開示するものであるが、当然のことながらファンを回転させるモーターとその駆動用電源を必要とする。また、特開平11−92303号公報は、セルサイズが2〜5mmの範囲の貫通孔を有するハニカム状の薬剤保持用担体を開示しているが、セル幅が小さく風通しが悪いため、これも基本的にファンによる送風が必要である。
ファンを使用せずに、自然状態における空気の移動、即ち風によって薬剤を揮散させようとする提案も既に行われている。例えば特開平9−308421号公報に、折り畳み可能な紙製の穴を多数有する筒状体に常温揮散性の薬剤を保持させてなる防虫材が記載されているが、筒状体の構造が複雑であるため製造が煩雑である。他方、特開2000−189032号公報には、繊維状の薬剤保持体に20℃における蒸気圧が1×10-6〜1×10-3mmHgの薬剤を保持せしめ、単位空間容積当りの蒸散量を0.01〜0.5mg/hr/m3に調整した薬剤蒸散剤が開示されている。しかしながら、具体的にあげられている薬剤蒸散剤は、多数のセルを複雑に接合してなるハニカム構造体を示しており、特開平9−308421号公報と同様、製造性や蒸散の効率性において十分満足のいくものではない。一方、空気流を利用する薬剤揮散装置においても、使用しない場合には、揮散が生じない状態となっていることを不可欠とするが、前記特開平9−308421号公報、及び特開2000−189032号公報に記載の各構成においては、何れも使用していない段階では、装置全体を折り畳んだ状態としている。しかしながら、このような閉じた状態であっても、空気流を利用する薬剤揮散装置の場合には、必然的に常温揮散性薬剤を使用するため、薬剤を完全に密閉した状態にて揮散を防ぐことができない。このため、長期の不使用期間においては、順次常温揮散性薬剤が散逸して減少するという欠点を免れることができない。
特開平7−111850号公報 特開平9−308421号公報 特開平11−92303号公報 特開2000−189032号公報
本発明は、モーターやゼンマイ等の駆動装置を必要としない簡単な構造で、外部から流入する空気流によって、薬剤を揮散させることを煩雑な製造工程を伴わずに実現し、かつ不使用の段階では、薬剤の散逸の程度を減少することができ、しかも長期間にわたり優れた害虫防除等の効果を奏する薬剤揮散装置を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下のような構成を採用する。
(1) 複数個の筒状貫通孔を並設していることによる薬剤含浸体を、前記筒状貫通孔の両側をカバーすることができる外側ケースに対し、挿脱自在とした状態にて収納したことに基づく薬剤揮散装置。
(2) 含浸体を外側ケースに対し、出脱の程度を自在としたことを特徴とする(1)記載の薬剤揮散装置。
(3) 筒状貫通孔の断面形状が略矩形であり、特に略正方形であることを特徴とする(
1)又は(2)に記載の薬剤揮散装置。
(4) 薬剤含浸体が筒状貫通孔の周囲を覆う外枠を有していることを特徴とする(1)ないし(3)に記載の薬剤揮散装置。
(5) 外枠を吊設し、かつ外枠の左右両側及び又は上下両側において、概略等しい面積を有している板状の風受け部材を外枠の表面に対し概略等しい角度を以って突設していることを特徴とする(4)記載の薬剤揮散装置。
(6) 薬剤含浸体が、通気性を有しているシート状の担持体であることを特徴とする(1)ないし(4)に記載の薬剤揮散装置。
(7) 筒状貫通孔の面積が60mm2〜250mm2の範囲であることを特徴とする(1)ないし(6)に記載の薬剤揮散装置。
(8) 筒状貫通孔の長さが20mm〜30mmの範囲であることを特徴とする(1)ないし(7)の何れかに記載の薬剤揮散装置。
(9) 筒状貫通孔が一方端部から前方端部の全領域又は一部領域において順次先細り状態に形成されていることを特徴とする(1)ないし(8)の何れかに記載の薬剤揮散装置。
(10) 筒状貫通孔が一方端部において、内側から外側に向けて順次径を拡大した状態に形成していることを特徴とする(1)ないし(9)の何れかに記載の薬剤揮散装置。
(11) 筒状貫通孔が一方端部から前方端部の全領域又は一部領域において順次湾曲した状態であることを特徴とする(1)ないし(10)の何れかに記載の薬剤揮散装置。
(12) 外側ケースの外部に設けた風車の回転を薬剤揮散装置の風入口側に設けた押圧風発生用スクリュー、又は風出口側に設けた吸引風発生用スクリューに伝達していることを特徴とする(1)ないし(11)の何れかに記載の薬剤揮酸装置。
(13) 含浸された薬剤が殺虫剤であることを特徴とする(1)ないし(12)の何れかに記載の薬剤揮散装置。
(14) 殺虫剤が、一般式(I)
Figure 2005318801

(式中、Xは水素原子又はメチル基を表す。Xが水素原子の時、Yはビニル基、1−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、2,2−ジクロロビニル基、2,2−ジフルオロビニル基又は2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル基を表し、Xがメチル基の時、Yはメチル基を表す。また、Zは水素原子、フッ素原子、メチル基、メトキシメチル基又はプロパルギル基を表す)で表されるフッ素置換ベンジルアルコールエステル化合物から選ばれた1種又は2種以上であることを特徴とする(13)に記載の薬剤揮散装置。
本発明の薬剤揮散装置は、外側ケースからの挿脱によって、常温揮散性薬剤が揮散することによる使用状態及び揮散していないことによる不使用状態を実現しているが、このような外側ケースからの挿脱構成は、製造工程が簡便であり、かつ製造コストを安価とすることができると共に、前記不使用状態では、ケース内に薬剤含浸体を収納しているため、薬剤の自然散逸を極力少なくすることが可能となり、しかも筒状貫通孔を空気が貫通するという基本原理に基づき、薬剤含浸体に薬剤が残留している限り、長期間にわたって高い薬剤の揮散率を維持することができ、極めて高い実用性を発揮することができる。
図1(a)、(b)、(c)は、複数個の筒状貫通孔2を並設した薬剤含浸体5の斜視図を示すが、図1(a)は板状態が相互に直交するような交錯によって形成された略矩形状断面(実際には正方形状断面)の筒状貫通孔2を示しており、図1(b)は、平行状態に設定した板状態の間に、曲折自在の平面素材を順次略S字型に変形させながら当該板状態の間を区画することによる略山形状断面の筒状貫通孔2を示しており、図1(c)は、曲折自在の平面素材を順次規則的に接合及び離脱させることによって略網目状断面の筒状貫通孔2を示している。
但し、筒状貫通孔2の形状は、図1(a)、(b)、(c)に示す形状に限定される訳ではなく、例えば略六角形状、略三角形状、略円形状等をも採用することが可能である(但し、略円形状の場合には、貫通孔2の周囲に占める素材の割合が多くなり、空間を効率的に利用することができない。)。
図2は、図1(a)に示す薬剤含浸体5に対し、筒状貫通孔2の両側をカバーすることができる外側ケース3に対し、挿脱自在とした状態を示す斜視図であるが、このような挿脱自在状態とすることによって、薬剤揮散装置1の使用状態と不使用状態とに適用することができ、しかも出脱の程度を調整自在とした場合には、薬剤の揮散量を適宜調整することが可能となる。
前記挿脱をスムーズに行うためには、図2に示すように、通常筒状貫通孔2の周囲に外枠4を設けることが多いが、当該外枠4を設けることは、必ずしも必須の要件ではない。
本発明においては、常温揮散性薬剤を含浸することによって使用するが、その担持量は、薬剤担持体の材質、使用場所、使用期間などを考慮して適宜決定することになる。
そして、殺虫剤における担持量は、1個の薬剤揮散装置1における薬剤含浸体5あたり30〜500mgの範囲に設定することが、取扱上好ましい。
害虫防除成分の担持量が30mgより少ないと、害虫防除効力の持続性に不足を生じる場合があり、一方500mgを超えても大抵の場合使用期間が必要以上に延長されるだけで格別のメリットはない。
常温揮散性薬剤を薬剤担持体に担持させるに際しては、必要に応じ溶剤、希釈剤、界面活性剤、分散剤、徐放化剤などを用い、従来から知られている各種処理手段を採用することができる。また、前記常温揮散性薬剤に、安定剤、着色剤、帯電防止剤などを適宜配合してもよく、例えば、常温揮散性の害虫防除成分量と連動する着色剤を薬剤担持体に担持させ、害虫防除成分の揮散終了を示すインジケーターとして利用することも可能である。
薬剤含浸体5の材質は、特に限定されないが、例えば、パルプ、リンターなどの天然由来材料、レーヨン、ビスコースなどのセルロース系繊維、あるいはポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミドなどの合成繊維、ガラス繊維などがあげられ、これらの一種又は二種以上を絡合させて、紙、布、不織布、フェルトなどの通気性を有しているシート状の素材が好ましい。
特に、セルロース製の紙(ろ紙、厚紙、ダンボール紙など)は、薬剤の含浸性や薬剤の揮散性の点から好都合である。
本発明の薬剤揮散装置1においても、筒状貫通孔2に対し空気が流入し、かつ通過することによって、薬剤の揮散を実現しているが、空気は、通過に際し、筒状貫通孔2の表面に接触することによって、薬剤を揮散させていることから、薬剤貫通孔2の面積及び長さを適宜設定することによって、薬剤揮散量を調整することができる。
通常、貫通孔2の面積が60mm2未満(断面正方形状の貫通孔2の場合の幅が約8mm弱未満)の場合には通気性が悪くなるが、断面積が250mm2を超える(正方形断面の場合の幅が16mm弱を超える)場合には、含浸表面積を確保するのが難しくなるので、筒状貫通孔2の断面積を60mm2〜250mm2(断面正方形状の場合には、1辺の長さを8mm弱〜16mm弱)に設定することが好ましい。また、筒状貫通孔2の奥行きを20mm〜30mmの範囲に形成すれば、空気の流れが薬剤の揮散を効率的に助長し、本発明の目的を達成する上で好適であることが確認されている。
筒状貫通孔2の断面積については、一方端から他方端にかけて略同一に設計する場合が多いが、図3(a)に示すように、貫通孔2の断面積を一方端部から前方端部の全領域又は一部領域において順次先細り形状とする構成(図3(a)においては、所謂テーパー状を示しているが、必ずしもテーパー状に限定される訳ではない。)を採用した場合には、断面積が略同一である場合に比し、一方端から流入した空気は、薬剤含浸体5を形成している筒状貫通孔2の壁部と十分衝突することによって、含浸されている薬剤を壁部から外側に誘因する機会が多くなるので、揮散効率を上昇させることができる。
図3(a)のような実施形態とは別に、図3(b)に示すように、筒状貫通孔2が一方端部において、内側から外側に向けて順次径を拡大した状態に形成していることによる構成も採用可能であり、当該構成においては、概略ラッパ状の入口によってより多量の空気を筒状貫通孔2内に流入させることが可能となる。
通常、筒状貫通孔2は、図1(a)、(b)、(c)に示すように、直進状に設計する場合が多いが、図3(b)に示すように、直進状ではなく、一方端部から前方端部の全領域又は一部領域において湾曲状に設計した場合には、筒状貫通孔2の幅が同一であっても、空気の流通経路を長く設定し、しかも図3(a)の場合に準じて、薬剤含浸体5を形成している筒状貫通孔2の壁部に対し、空気が衝突することによって、薬剤を当該壁部の外側に誘因し、揮散効率を向上させる効果を発揮することができる。
薬剤含浸体5を外側ケース3から完全に離脱させた状態にて使用する場合には、図4(a)に示すように、外側ケース3の上に載置して設定する場合、又は図4(b)に示すように、吊り下げ具6を介して吊設した状態等を典型例として採用することができる。
特に前記吊設による実施形態において、図4(b)に示すように、外枠4を吊り下げ具6を介して吊設し、かつ外枠4の左右両側及び又は上下両側において、概略等しい面積を有している板状の風受け部材8を突設した場合には、薬剤含浸体5を使用中常に風向きと直面させることが可能となり、効率的な薬剤の揮散を実現することができる(尚、図4(b)は、風受け部材8を外枠4の左右両側に設けた場合を示している。)。
通風状態を効率的に使用するために、図5の側面図に示すように、外側ケース3の外部に設けた風車71の回転を薬剤揮散装置1の風入口側に設けた押圧風発生用スクリュー72、又は風出口側に設けた吸引風発生用スクリュー72に伝達していることによって、揮散を更に一層助長する実施形態も採用することができる。
図2、図4(a)、(b)において採用している外枠4は、通常、方形のプラスチック製が使いやすく、その材質としては、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリルニトリル、ポリカーボネートなど非吸着性のものが適している。外枠4の高さは、筒状貫通孔2の奥行きに相応して20mm〜30mmの範囲が適当であり、またその大きさについては、使用場所やデザインによって適宜決定すればよいが、正方形による断面形状の場合には、縦横それぞれ50mm〜200mm程度のものが使いやすい。
尚、外側ケース3にデザイン性を付与することによって、リビングルームのサイドボードの上や玄関の下駄箱の上に置いた場合でも、十分インテリア性を発揮することもできる。
本発明において使用される常温揮散性薬剤としては、殺虫剤成分、害虫忌避成分、芳香成分、抗菌成分、消臭成分などがあげられる。このうち、殺虫剤成分として、一般式(I)
Figure 2005318801

(式中、Xは水素原子又はメチル基を表す。Xが水素原子の時、Yはビニル基、1−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、2,2−ジクロロビニル基、2,2−ジフルオロビニル基又は2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル基を表し、Xがメチル基の時、Yはメチル基を表す。また、Zは水素原子、フッ素原子、メチル基、メトキシメチル基又はプロパルギル基を表す)で表されるフッ素置換ベンジルアルコールエステル化合物から選ばれた1種又は2種以上に基づく構成が好適に用いられる。なお、化合物の酸成分において、不斉炭素や二重結合に基づく光学異性体や幾何異性体が存在する場合、それらの各々や任意の混合物も本発明に包含されることは勿論である。
一般式(I)で表される化合物の具体例としては、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−クリサンテマート(以後、化合物Aと称す)、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Bと称す)、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Cと称す)、4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−クリサンテマート(以後、化合物Dと称す)、4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Eと称す)、4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジフルオロビニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Fと称す)、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−クリサンテマート(以後、化合物Gと称す)、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Hと称す)、2,3,4,5,6−ペンタフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Iと称す)、4−プロパルギル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Jと称す)、4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−ビニルシクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Kと称す)、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Lと称す)、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Mと称す)、4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Nと称す)、又は4−プロパルギル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Pと称す)をあげることができる。
なかでも、Xが水素原子でYが1−プロペニル基、又はX及びYが共にメチル基であるフッ素置換ベンジルアルコールエステル化合物が揮散性や生物活性の点からより好ましく、上記化合物B、化合物E、化合物H、化合物J、化合物L、化合物M、化合物N及び化合物Pが該当する。
害虫忌避成分としては、ディート、ヒノキチオール、シトロネラール、シトラール、リナロール、テルピネオール、p−メンタン−3,8−ジオール、カルボン、天然精油(シトロネラ油、ユーカリ油、シナモン油、ヒバ油、ラベンダー油など)があげられ、その他、芳香成分、抗菌成分、消臭成分などは、揮散性能に支障をきたさない限りにおいて、一般に入手できるものを任意に使用できる。
以上の実施形態からも明らかなように、本発明の薬剤揮散装置1は、モーターやゼンマイ等の駆動装置を必要としない簡単な構造で、薬剤揮散具を外容器から取り出し、吊り下げ又は載置するだけで、外部から受ける空気の移動、例えばエアーコンディショナー、扇風機のエアーや、窓を通して入り込む風、あるいは自然蒸散を利用して、薬剤含浸体5から薬剤を揮散させる。
薬剤が害虫防除成分の場合、薬剤含浸体5からの薬剤揮散量は、使用場所や風力等にもよるが、1時間当たり0.01〜0.5mg程度とするような設計は十分可能であり、例えば通常の約10m2の居住部屋で十分な害虫防除効果を奏する。ここで、害虫防除効果とは致死に至る殺虫作用を必然とせず、蚊に対する刺咬阻止、忌避作用を含めた広義の防虫効果を意味する。
しかも、薬剤含浸体5を外側ケース3から出脱する程度を調整することによって、外部の通気状態、部屋の広さに対応して、適宜揮散量を調整することも可能であり、しかも、揮散していない不使用状態の場合には、薬剤含浸体5を外側ケース3内に収納することによって常温揮散薬剤の自然散逸を極力少なくすることができる。
このような本発明を採用した場合には、例えば本発明で好適に用いる常温揮散性殺虫剤成分として従来のエムペントリンに比べて蒸気圧が幾分低いような性状を有しているにも拘らず、空気が筒状貫通孔2を通過する際、薬剤含浸体5と接触する機会を大きく設定することによって、極めて高い基礎殺虫活性を有するように前記筒状貫通孔2の断面積、長さ、形状を適宜選択したうえで実現することが可能である。
いうまでもなく、本発明の薬剤揮散装置1によれば、屋内はもちろん屋外のペット小屋などで、蚊や蚋、ハエ、ユスリカなどの各種害虫に対する害虫防除等の効果が、簡便にしかも長期間にわたり得られるのでその実用性は極めて高い。
次に、実施例ならびに具体的試験例に基づいて、本発明の薬剤揮散装置1を更に具体的に説明する。
図1(a)、図2、図4(a)に示すような矩形状断面(実際には正方形状断面)を有する筒状貫通孔2を実現するために、縦78mm、横92mm、高さ30mmの方形の外枠4の内側に、幅25mmで長さが75mmの短冊状の紙製シート5枚と幅25mmで長さが90mmの短冊状の紙製シート4枚に切り込みを入れ、縦横交互に格子状に組み込むことによって幅(d)を15mmとし、筒状貫通孔2の長さ、即ち奥行(h)を25mmとし、総表面積を184cm2とする薬剤含浸体5を形成し、かつ外枠4に収納した。
当該薬剤含浸体5において、常温揮散性殺虫剤成分として化合物E[4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート]40mgを担持させて調製した。
薬剤含浸体5を外側ケース3から取り出し、図4(a)に示すように、外側ケース3の畝状凸部間に嵌め込むことによって使用した。1日あたりエアーコンディショナーをおよそ12時間作動させるリビングルームのサイドボードの上に置いて使用したところ、筒状貫通孔2の構造が薬剤の揮散を促し、1時間当たりの薬剤揮散量は平均で約0.14mgであった。約1ケ月間にわたり蚊に悩まされることはなく、また本薬剤揮散装置1はインテリアにもマッチしており、極めて実用的であった。
しかも、薬剤含浸体5を外側ケース3に収納した状態にて、2ヶ月経た後、改めて薬剤を揮散させたところ、1時間当たりの薬剤揮散量は変化しておらず、前記2ヶ月間の不使用期間中薬剤がさして散逸していないことが判明した。
図1(b)、図4(b)のような略山形状の断面による筒状貫通孔2を実現するために、実施例1と同一の設計による外枠4の内側において、平行な板状体の間に、段ボール片を並設することによって、貫通孔2の幅(d)を8mmとし、長さ、即ち奥行(h)を25mmとし、筒状貫通孔2の表面積を162cm2とすることによる薬剤含浸体5を形成し、かつ外枠4に収納した。
当該薬剤含浸体5において、常温揮散性殺虫剤成分として化合物L[2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート]60mgを担持させ、かつ調整した。
外枠4に収納された薬剤含浸体5を外側ケース3から取り出し、図4(b)に示すように、外枠4の側面に風受け部材8を装填した後、外枠4の吊り下げ具6を介して、風通しの良い窓際上方から吊設することによって、使用中、薬剤含浸体5を常に風向きと直面させたが、その結果1時間当たりの薬剤揮散量は平均で約0.08mgであった。本発明による薬剤揮散装置1は、電池や駆動装置を必要とせず簡便で使いやすく、およそ2ケ月間にわたり十分な害虫防除効果を示した。
しかも、薬剤含浸体5を外側ケース3に収納した状態にて、1ヶ月経た後、改めて薬剤を揮散させたところ、1時間当たりの薬剤揮散量は変化しておらず、前記1ヶ月間の不使用期間中薬剤が殆ど散逸していないことが判明した。
図1(c)に示すような網目状断面による筒状貫通孔2を形成するために、通気性を有するシートによって、各網目の中心位置間の距離を8mmとし、隣接し合う網目による貫通孔2の幅(d)を10mmとし、筒状貫通孔2の長さ(h)を20mmとし、筒状貫通孔2の総表面積を206cm2とする順次S字型に形成したことによる格子状構造体による薬剤含浸体5を形成し、かつ外枠4に収納した。
当該薬剤含浸体5に対し、シトロネラ油とラベンダー調の香料を含む薬剤30mgを担持させ、かつ調製した。
薬剤含浸体5を外側ケース3から取り出し、実施例1の場合と同様の載置状態で寝室の机の上に置いて使用した。およそ1ケ月にわたり芳香感を楽しむことができ、またシトロネラ油の効果で蚊の忌避にも効果的であった。
上記のような使用後、薬剤含浸体5を外側ケース3内に2ヶ月間収納した後、上記薬剤を再び揮散させたところ、収納前と同じような芳香感が得られており、不使用期間中において薬剤がさして散逸していないことが判明した。
[試験例]
実施例1と同様に、縦78mm、横92mm、高さ30mmの方形の外枠4の内側に、形状を変えた各種紙製格子状薬剤含浸体5を収納して供試薬剤揮散装置1を作製した。実施例1と同様に、エアーコンディショナーを備えた部屋で使用し、使用開始時と1ケ月後に下記の殺虫効力試験を行い、評価結果を併せて表1に示した。
[殺虫効力試験]:20m3の部屋で風速0.4m/秒の条件を設定し、アカイエカ成虫に対する殺虫効果を調べた。結果は、常温揮散性を有していないプラレトリンを使用した場合と比較することによって評価した結果は、以下のとおりである(プラレトリンを使用した場合に対し良好な場合を○印とし、やや良好な場合を△印とし、略同等の場合を×印とすることによって表現した。)。
Figure 2005318801
* 高さの大きい外枠を使用。
** 構造が複雑で使用時に人の指などが薬剤を含むセルに容易に接触。
上記表1の結果からも明らかなように、本発明の実施例中においても、筒状貫通孔2の1個あたりの断面積が60mm2〜250mm2の範囲である場合、及び長さが20mm〜30mmの範囲(本発明1、2、3の場合)が概略好ましいことが判明した。
比較例1は、殺虫剤成分として、常温揮散性を有していないプラレトリンを採用した場合には、本来の揮散効果を発揮できないことが判明した。
更には比較例2のように、市販品のハニカム構造体は、構造が複雑で風通しが悪いため薬剤の揮散性が劣ると共に、使用時に人の指などが薬剤含浸セルに接触しやすいという問題を避けることができなかった。
本発明による薬剤揮散装置は、一般家庭、事務所などの室内及び室外の広範な場所にて利用することができ、その簡便な構成を効率的な製造によって実現できる。
複数個並設された筒状貫通孔に関する斜視図であり、1個の筒状貫通孔の断面形状として、(a)は、略矩形状断面(実際には略正方形断面)の場合を示しており、(b)は、略山形状断面の場合を示しており、(c)は、略網目状断面の場合を示している。 外側ケースから挿脱自在とすることによる本発明の基本構成を示す斜視図である。 1個の筒状貫通孔の形状に関する実施態様を示す断面図であり、(a)は一方端から他方単にかけて順次先細り状態の場合を示しており、(b)は湾曲状態の場合を示している。 使用状態を示す斜視図であって、(a)は、外側ケースの上側に位置している畝状凸部間に嵌め込んだ場合を示しており、(b)は、吊り下げ具を介して吊設した場合を示す。 外部に設けた駆動源用風車の回転を風力増強用のスクリューに伝達することによって揮散を更に増強させる実施例を示す側面図である。
符号の説明
1 薬剤揮散装置
2 貫通孔
3 外側ケース
4 外枠
5 薬剤含浸体
6 吊り下げ具
71 風車
72 スクリュー
8 風受け部材

Claims (14)

  1. 複数個の筒状貫通孔を並設していることによる薬剤含浸体を、前記筒状貫通孔の両側をカバーすることができる外側ケースに対し、挿脱自在とした状態にて収納したことに基づく薬剤揮散装置。
  2. 含浸体を外側ケースに対し、出脱の程度を自在としたことを特徴とする請求項1記載の薬剤揮散装置。
  3. 筒状貫通孔の断面形状が略矩形であり、特に略正方形であることを特徴とする請求項1又は2に記載の薬剤揮散装置。
  4. 薬剤含浸体が筒状貫通孔の周囲を覆う外枠を有していることを特徴とする請求項1ないし3に記載の薬剤揮散装置。
  5. 外枠を吊設し、かつ外枠の左右両側及び又は上下両側において、概略等しい面積を有している板状の風受け部材を外枠の表面に対し概略等しい角度を以って突設していることを特徴とする請求項4記載の薬剤揮散装置。
  6. 薬剤含浸体が、通気性を有しているシート状の担持体であることを特徴とする請求項1ないし4に記載の薬剤揮散装置。
  7. 筒状貫通孔の面積が60mm2〜250mm2の範囲であることを特徴とする請求項1ないし6に記載の薬剤揮散装置。
  8. 筒状貫通孔の長さが20mm〜30mmの範囲であることを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載の薬剤揮散装置。
  9. 筒状貫通孔が一方端部から前方端部の全領域又は一部領域において順次先細り状態に形成されていることを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載の薬剤揮散装置。
  10. 筒状貫通孔が一方端部において、内側から外側に向けて順次径を拡大した状態に形成していることを特徴とする請求項1ないし9の何れかに記載の薬剤揮散装置。
  11. 筒状貫通孔が一方端部から前方端部の全領域又は一部領域において順次湾曲した状態であることを特徴とする請求項1ないし10の何れかに記載の薬剤揮散装置。
  12. 外側ケースの外部に設けた風車の回転を薬剤揮散装置の風入口側に設けた押圧風発生用スクリュー、又は風出口側に設けた吸引風発生用スクリューに伝達していることを特徴とする請求項1ないし11の何れかに記載の薬剤揮酸装置。
  13. 含浸された薬剤が殺虫剤であることを特徴とする請求項1ないし12の何れかに記載の薬剤揮散装置。
  14. 殺虫剤が、一般式(I)
    Figure 2005318801

    (式中、Xは水素原子又はメチル基を表す。Xが水素原子の時、Yはビニル基、1−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、2,2−ジクロロビニル基、2,2−ジフルオロビニル基又は2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル基を表し、Xがメチル基の時、Yはメチル基を表す。また、Zは水素原子、フッ素原子、メチル基、メトキシメチル基又はプロパルギル基を表す)で表されるフッ素置換ベンジルアルコールエステル化合物から選ばれた1種又は2種以上であることを特徴とする請求項13に記載の薬剤揮散装置。
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