JP2005316787A - ゲート装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 通路と平行な方向に開閉する通路開閉部材を用いて、確実に一人づつ通過させて共連れを防止するゲート装置を提供する。
【解決手段】 通路2と平行方向に開閉する通常開位置にある第1フラップ4と通常閉位置にある第2フラップ5を設け、利用者の通行時に、第2フラップ5の開動作に追従させて第1フラップ4を閉動作させ、第1フラップ4が次の利用者の進入阻止可能な閉位置に到達するまで第1フラップ4と第2フラップ5の間隔が一人分のスペースで維持するよう、第1フラップ4と第2フラップ5を連係駆動する構成とした。
【選択図】 図6
【解決手段】 通路2と平行方向に開閉する通常開位置にある第1フラップ4と通常閉位置にある第2フラップ5を設け、利用者の通行時に、第2フラップ5の開動作に追従させて第1フラップ4を閉動作させ、第1フラップ4が次の利用者の進入阻止可能な閉位置に到達するまで第1フラップ4と第2フラップ5の間隔が一人分のスペースで維持するよう、第1フラップ4と第2フラップ5を連係駆動する構成とした。
【選択図】 図6
Description
本発明は、通路開閉部材を開閉して利用者の通行を制御するゲート装置に関し、特に、確実に一人づつ通過させることが可能なゲート装置に関する。
従来のゲート装置として、例えば駅の自動改札機等に適用されるフラップ式ゲート装置がある。フラップ式ゲート装置では、光センサを用いて通行人の通過位置を検知することにより、通路と平行な方向に開閉するフラップの開閉動作を制御して一人一人の通行を制御して共連れ等を防止するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−208041号公報
しかしながら、従来のフラップ式ゲート装置では、複数の通行人がくっついた状態で進入した場合、光センサは1つの物体と見なして通過できてしまう。また、光センサの検知出力に基づいてフラップを開閉制御するので、通行を阻止する際のフラップを閉じるタイミングによっては、フラップで通行人を叩いてしまう虞れがあるので、従来の自動改札機等では、切符の挿入口にシャッターを設け、前の人が通過するまで次の人が切符を挿入できないようにして、一人づつ通行させるようにして共連れを防止している。しかし、近年の非接触ICカードをリーダーライタのアンテナにかざすだけの自動改札機では、シャッターによる共連れ防止策を採用することができない。従って、従来のフラップ式ゲート装置では、一人づつ確実に通行させ共連れを防止することは難しい。
一人づつ確実に通行させることができるゲート装置としては、複数のバーのいずれか1本が常時通路を遮断する位置にあり、人が通過する毎に別のバーが通路を遮断する位置まで回動して通行を制御する構成のターンスタイル式ゲート装置があるが、通路を開放状態にできないため、緊急時の避難対策のため、緊急避難用通路を別途設けておく必要があり、そのためのスペースを必要とする。また、車椅子利用者が通過できない等の問題がある。更には、3本のバーを用いる方式では、後部から上がるバーで女性のスカートを捲し上げてしまう場合もある。
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、通路と平行な方向に開閉する通路開閉部材を用いて、確実に一人づつ通過させることが可能なゲート装置を提供することを目的とする。
このため、請求項1の発明では、通路開閉部材により通路を開閉して利用者の通行を制御するゲート装置において、前記通路と平行な方向に開閉する入口側通路開閉部材と出口側通路開閉部材を前記利用者の通行方向に沿って配置する一方、利用者の通行時に、閉位置の出口側通路開閉部材の開動作に追従させて開位置の入口側通路開閉部材を閉動作させ、前記入口側通路開閉部材が次の利用者の進入阻止可能な閉位置に到達するまで両通路開閉部材の間隔が一人分のスペースで維持するよう、出口側通路開閉部材と入口側通路開閉部材を連係駆動する駆動手段を備える構成とした。
かかる構成では、利用者がゲート装置に進入すると、駆動手段により、閉位置にある出口側通路開閉部材を開動作させて利用者の通行を可能にさせる。この際、出口側通路開閉部材の開動作に追従して開位置にある入口側通路開閉部材が、次の利用者の進入阻止可能な閉位置に到達するまで出口側通路開閉部材との間隔が一人分のスペースで維持して閉動作するよう、駆動手段は両通路開閉部材を連係駆動する。
具体的には、請求項2のように、通常時は、前記出口側通路開閉部材は通路と略直角な閉位置にあり、前記入口側通路開閉部材は通路と略平行で前記出口側通路開閉部材と略Lの字状をなす開位置にあり、前記入口側通路開閉部材が、次の利用者の進入阻止可能な閉位置に到達するまで前記Lの字状を維持して出口側通路開閉部材に追従する構成とするとよい。
請求項3のように、次の利用者の進入阻止可能な入口側通路開閉部材の閉位置を、通路と略直角な位置より手前の位置に設定し、前記駆動手段は、前記設定閉位置に入口側通路開閉部材が到達した後は、出口側通路開閉部材のみを通路と略平行な開位置まで駆動する構成とするとよい。
かかる構成では、利用者の通過後に両通路開閉部材を元の状態に復帰させる場合に、入口側通路開閉部材を短時間で元の開位置に復帰させることができ、次の利用者が早く進入でき、利用者間の通行間隔時間を短くできるようになる。
かかる構成では、利用者の通過後に両通路開閉部材を元の状態に復帰させる場合に、入口側通路開閉部材を短時間で元の開位置に復帰させることができ、次の利用者が早く進入でき、利用者間の通行間隔時間を短くできるようになる。
請求項4のように、前記入口側通路開閉部材と前記出口側通路開閉部材の回動軸中心を同一に構成するとよい。
請求項5のように、前記入口側通路開閉部材を、ゲート装置本体の通路に沿った両側にそれぞれ設け、利用者の双方向通行を制御可能な構成とするとよい。
かかる構成では、ゲート装置の一方側から進入する利用者に対してはその方向において入口側に位置する入口側通路開閉部材と出口側開閉部材により利用者の通行を制御し、ゲート装置の他方側から進入する利用者に対してはその方向において入口側に位置する入口側通路開閉部材と出口側開閉部材により利用者の通行を制御することにより、常時双方向通行を制御することができるようになる。
かかる構成では、ゲート装置の一方側から進入する利用者に対してはその方向において入口側に位置する入口側通路開閉部材と出口側開閉部材により利用者の通行を制御し、ゲート装置の他方側から進入する利用者に対してはその方向において入口側に位置する入口側通路開閉部材と出口側開閉部材により利用者の通行を制御することにより、常時双方向通行を制御することができるようになる。
請求項6のように、前記ゲート装置本体が、少なくとも入口側と出口側に利用者の通過を検知する検知センサを有し、出口寄りに利用者認証部を配置する構成である場合、前記入口側検知センサから検知出力が発生した後に前記利用者認証部で通行許可が認証されたときに、入口側検知センサが次の利用者を検知していないことを条件として、両通路開閉部材を連係駆動する構成とするとよい。
請求項7のように、前記ゲート装置本体が、少なくとも入口側、中央部材及び出口側に利用者の通過を検知する検知センサを有し、入口寄りに利用者認証部を配置する構成である場合、前記利用者認証部で通行許可が認証された後に前記入口側検知センサと前記中央部材の検知センサから順次検知出力が発生したときに、入口側検知センサが次の利用者を検知していないことを条件として、両通路開閉部材を連係駆動する構成とするとよい。
以上説明したように本発明のゲート装置によれば、出口側通路開閉部材の開動作に追従して入口側通路開閉部材を閉動作させ、両通路開閉部材間の間隔を一人分だけのスペースで維持させつつ出口側通路開閉部材で次の利用者の進入を阻止する構成としたので、確実に一人づつ通行させることが可能となり共連れを防止できる。また、通路開閉部材が通路と平行な方向に開閉する構成であるため、緊急時に通路を全開放することが可能であり、緊急避難用通路を別途設けるためのスペースが不要である。また、通路開閉部材を全開閉状態にすることで、車椅子利用者の通行も可能である。
また、請求項3のように、次の利用者の進入阻止可能な入口側通路開閉部材の閉位置を、通路と略直角な位置より手前の位置に設定する構成にすれば、利用者の通過後に入口側通路開閉部材を元の開位置に復帰させるまでの時間を短くでき、次の利用者が素早く進入できるので、利用者間の通行間隔時間を短くできる。
また、請求項5のように、ゲート装置本体の両側に入口側通路開閉部材を設けることにより、常時双方向の通行制御も可能である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本発明に係るゲート装置の第1実施形態を示す図で、図1は平面図、図2は正面図である。
図1及び図2は、本発明に係るゲート装置の第1実施形態を示す図で、図1は平面図、図2は正面図である。
図において、本実施形態のゲート装置1は、図1に示すように通路2を挟んで互いに向き合って設けた一対のゲート装置本体3A,3Bからなる。ゲート装置本体3Aの略中央部には、図中の矢印方向に通行するものとした場合に、入口側通路開閉部材としての第1フラップ4と出口側通路開閉部材としての第2フラップ5の2つのフラップが、回転軸中心を同一にして回動可能に取付けられている。本実施形態では、通常時は図に示すように、入口側の第1フラップ4は、通路2と略平行な開位置にあり、出口側の第2フラップ4は通路2と略直角な閉位置にある。そして、利用者の通行時には、第2フラップ5の開動作に追従して第1フラップ4を閉動作し、第2フラップ4が次の利用者の進入阻止可能な閉位置に到達するまで第1及び第2フラップ4,5間の間隔が一人分のスペースで維持するよう両フラップ4,5を連係駆動し、その後、第2フラップ5を通路2と略平行な開位置まで独立に駆動するよう第1及び第2フラップ4,5を駆動制御する。また、利用者が通過した後は、第1フラップ4が元の開位置になるまで第1及び第2フラップ4,5を連係駆動し、その後は、第2フラップ5を独立に元の閉位置まで駆動するよう第1及び第2フラップ4,5を駆動制御する。
ゲート装置本体3Aの上面の中央部より出口側寄りに、後述するリーダーライタ11が設けられている。また、ゲート装置本体1Aの通路側側面の入口近傍と出口近傍には、通過する利用者を検知する検知センサとして例えば透過型の光センサ6,7が設けられている。これら光センサ6,7は、ゲート装置本体3A側に設けた発光素子6a,7aと他方のゲート装置本体3B側に設けた受光素子6b,7bとで構成される。尚、検知センサは、透過型に限らず反射型でもよく、物体が通過したことを検知できるセンサであればどのような構成でもよい。
図3は、本実施形態に係るゲート装置1のフラップ4,5の駆動制御部のブロック図である。
図3において、本実施形態のフラップ駆動制御部は、入口側光センサ6と、出口側光センサ7と、リーダーライタ11と、モータ12と、電磁クラッチ13と、回転位置検出センサ14と、制御部15とを備えて構成される。
図3において、本実施形態のフラップ駆動制御部は、入口側光センサ6と、出口側光センサ7と、リーダーライタ11と、モータ12と、電磁クラッチ13と、回転位置検出センサ14と、制御部15とを備えて構成される。
リーダーライタ11は、利用者の提示する非接触ICカードのデータをアンテナを介して読取り、制御部15に送信する。
モータ12は、出口側の第2フラップ5の回動軸に連結されて第2フラップ5を回動駆動する。
モータ12は、出口側の第2フラップ5の回動軸に連結されて第2フラップ5を回動駆動する。
電磁クラッチ13は、第2フラップ5の回動軸と入口側の第1フラップ4の回動軸とを断接するもので、ON時に第1フラップ4と第2フラップ5の各回動軸を接続して両フラップ4,5が連係駆動し、OFF時に第1フラップ4と第2フラップ5の各回動軸を断にして第2フラップ5が独立して回動するようになる。
回転位置検出センサ14は、第2フラップ5の回動位置及び回動方向を検出するもので、例えばロータリエンコーダである。ロータリエンコーダは、従来公知のもので、回動軸の回動量に比例し互いに位相が所定量ずれるよう調整された2相のパルス信号を発生する。回動軸の回動方向が反転すると位相が反転することにより、回動量だけでなく回動方向も判別できる。
制御部15は、入口側光センサ6、出口側光センサ7、リーダーライタ11及び回転位置検出センサ14の各検出信号を入力し、リーダーライタ11からのデータに基づいて利用者の通行可否を判定し通行許可と認証した場合に、入口側光センサ6、出口側光センサ7及び回転位置検出センサ14の各検出信号の出力状態に基づいてモータ12及び電磁クラッチ13のON/OFFを制御し、第1及び第2フラップ4,5を前述したような開閉動作となるよう制御する。従って、リーダーライタ11と制御部15で利用者認証部が構成され、モータ12、電磁クラッチ13、回転位置検出センサ14及び制御部15で駆動手段が構成される。
次に、本実施形態のフラップ4,5の開閉制御動作を図4及び図5のフローチャートを参照して説明する。尚、利用者は図1の矢印方向からゲート装置1に進入するものとする。
ステップ(図中Sとし、以下同様とする)1では、入口側光センサ6が利用者9の通過を検知したか否かを判定し、YESであればステップ2に進む。進入した利用者9はリーダーライタ11に非接触ICカードをかざして通行許可の認証を受ける。
ステップ2では、リーダーライタ11が読込んだデータに基づいて通行を許可するか否かを判定する。データが有効で通行許可であればステップ3に進む。無効データの場合は判定がNOとなり、音声や表示等により通行できないことを利用者9に通知して制御を終了する。
ステップ2では、リーダーライタ11が読込んだデータに基づいて通行を許可するか否かを判定する。データが有効で通行許可であればステップ3に進む。無効データの場合は判定がNOとなり、音声や表示等により通行できないことを利用者9に通知して制御を終了する。
ステップ3では、入口側光センサ6が次の利用者を検知したか否かを判定し、検知していなければ判定がYESとなりステップ4に進む。検知した場合は、音声等によりゲート装置1外に戻ることを促し、入口側光センサ6の検知出力が消滅すると判定がYESとなってステップ4に進む。
ステップ4では、電磁クラッチ13をONして第1フラップ4と第2フラップ5を一体に連結し、モータ12をONにして両フラップ4,5を駆動する。これにより、図6(a)に示すように、開位置にある第1フラップ4と閉位置にある第2フラップ5が、略L字状のままその間隔、即ち、利用者一人分のスペースを維持して一体に回動を開始する。
ステップ5では、回転位置検出センサ14の検出出力に基づいて第2フラップ5が図6(a)の閉位置を基準(角度0°)として設定した角度(例えば45°)回動したか否かを判定する。即ち、第1フラップ4と第2フラップ5が利用者一人分のスペースを維持したまま、第1フラップ4が図6(b)に示す次の利用者の進入を阻止できる閉位置まで回動したか否かを判定する。判定がYESになるとステップ6に進む。
ステップ6では、電磁クラッチ13をOFFして第1フラップ4と第2フラップ5の連係を切り離し、図6(c)に示す全開位置まで第2フラップ5だけ回動駆動する。
ステップ7では、回転位置検出センサ14の検出出力に基づいて第2フラップ5が全開位置まで駆動したか否かを判定し、判定がYESになるとステップ8に進む。かかる第2フラップ5の開動作により利用者9はゲート装置1を通過できるようなる。
ステップ7では、回転位置検出センサ14の検出出力に基づいて第2フラップ5が全開位置まで駆動したか否かを判定し、判定がYESになるとステップ8に進む。かかる第2フラップ5の開動作により利用者9はゲート装置1を通過できるようなる。
ステップ8では、モータ12をOFFして第2フラップ5を全開位置に停止保持する。
ステップ9では、出口側光センサ7が利用者9の通過を検知したか否かを判定し、YESであればステップ10に進む。
ステップ10では、ステップ4と同様に、電磁クラッチ13をONして第1フラップ4と第2フラップ5を一体に連結し、モータ12をONにして逆転駆動し、両フラップ4,5を駆動する。これにより、図6(c)に示す状態から第1フラップ4と第2フラップ5がその間隔を維持して一体に回動を開始する。
ステップ9では、出口側光センサ7が利用者9の通過を検知したか否かを判定し、YESであればステップ10に進む。
ステップ10では、ステップ4と同様に、電磁クラッチ13をONして第1フラップ4と第2フラップ5を一体に連結し、モータ12をONにして逆転駆動し、両フラップ4,5を駆動する。これにより、図6(c)に示す状態から第1フラップ4と第2フラップ5がその間隔を維持して一体に回動を開始する。
ステップ11では、回転位置検出センサ14の検出出力に基づいて第2フラップ5が図6(d)の角度位置まで回動したか否かを判定し、判定がYESになるとステップ12に進む。
ステップ12では、電磁クラッチ13をOFFして第1フラップ4と第2フラップ5の連係を切り離し、第2フラップ5だけ回動駆動する。
ステップ13では、回転位置検出センサ14の検出出力に基づいて第2フラップ5が図6(a)に示す元の閉位置まで回動したか否かを判定し、判定がYESになるとステップ14に進む。
ステップ14では、モータ12をOFFする。これにより制御を終了し、次の利用者の通行制御に備える。
ステップ12では、電磁クラッチ13をOFFして第1フラップ4と第2フラップ5の連係を切り離し、第2フラップ5だけ回動駆動する。
ステップ13では、回転位置検出センサ14の検出出力に基づいて第2フラップ5が図6(a)に示す元の閉位置まで回動したか否かを判定し、判定がYESになるとステップ14に進む。
ステップ14では、モータ12をOFFする。これにより制御を終了し、次の利用者の通行制御に備える。
かかる第1実施形態の構成によれば、利用者がゲート装置1に進入したときに、2つのフラップ4,5を、両フラップ間の間隔が利用者一人分のスペースだけとなるよう互いに連係して駆動し、入口側の第1フラップ4で次の利用者の進入を阻止するようにしたので、確実に一人一人通過させることができ、共連れを防止できる。また、フラップ式であるため、緊急時にはフラップ4,5を全開位置に駆動させることが可能であり、緊急避難用の通路を別途設けるためのスペースを確保する必要がない。また、リーダーライタ11を中央より出口寄りに配置したので、前に人がいる時には、次の人はリーダーライタまで手が届かず認証を受けることができないようにしたので、一人一人確実に認証しながら利用者の通行を制御できる。また、入口側の第1フラップ4の閉位置を、図6(c)のように通路2と略直角になる位置より手前に設定することにより、利用者の通過後に第1フラップ4を元の開位置に復帰する時間を短くでき、次の利用者の待ち時間を短くできる。
尚、本実施形態では、第1フラップ4と第2フラップ5を、電磁クラッチ3で連結する構成としたが、両フラップを連動させるための連動手段は、電磁クラッチに限らず、クラッチばね等を用いた機械的な連動機構でもよい。また、第1フラップ4と第2フラップの連動動作形態は、本実施形態の動作形態に限定されるものではなく、利用者を通過させるときに、両フラップ間の間隔が一人分のスペースに維持でき、且つ、第1フラップによって次の利用者の進入が阻止できるような連動動作形態であればよい。また、両フラップを元の位置に復帰させる場合の連動動作形態も本実施形態の動作形態に限るものではない。また、本実施形態は非接触式ICカード利用のゲート装置を示したが、カード挿入口を備える磁気カード利用のゲート装置でもよいことは言うまでもない。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
図7は、第2実施形態のゲート装置の平面図である。尚、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
図7は、第2実施形態のゲート装置の平面図である。尚、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
図7において、第2実施形態のゲート装置1は、リーダーライタ11がゲート装置本体3Aの入口側端部に配置されている以外は、第1実施形態と同様の構成である。
フラップ4,5の開閉制御動作は、図4のフローチャートにおいて、ステップ1とステップ2の順序が逆になる。即ち、ゲート装置1に進入する利用者はリーダーライタ11に非接触ICカードをかざして通行許可の認証を受ける。これにより、リーダーライタ11が読込んだデータに基づいて通行を許可するか否かを判定し、その後、入口側光センサ6による利用者の通過検知が行われる。以後は、第1実施形態と同様の制御となるので、説明を省略する。
フラップ4,5の開閉制御動作は、図4のフローチャートにおいて、ステップ1とステップ2の順序が逆になる。即ち、ゲート装置1に進入する利用者はリーダーライタ11に非接触ICカードをかざして通行許可の認証を受ける。これにより、リーダーライタ11が読込んだデータに基づいて通行を許可するか否かを判定し、その後、入口側光センサ6による利用者の通過検知が行われる。以後は、第1実施形態と同様の制御となるので、説明を省略する。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。
図8及び図9は、本発明に係るゲート装置の第3実施形態の要部を示す図で、図8は平面図、図9は正面図である。尚、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
図8及び図9は、本発明に係るゲート装置の第3実施形態の要部を示す図で、図8は平面図、図9は正面図である。尚、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
図において、第3実施形態のゲート装置20は、常時双方向の通行制御を可能にしたものであり、2つの入口側通路開閉部材としてバー部材21A,21Bと1つの出口側通路開閉部材としてバー部材22を有する。本実施形態の場合、リーダーライタ11に関しては、図示しないがゲート装置3Aの両側に配置することが望ましい。また、光センサ6,7に関しては、図示しないがゲート装置3Aの両側にそれぞれ配置し、図中の2つの矢印A,Bそれぞれの方向からゲート装置20に進入する利用者の通過検知が可能な構成とする。
バー部材22とバー部材21A,21Bは、回動軸中心が同一となるようにゲート装置本体3Aに軸支されており、バー部材22は図9に示すようにバー部材21A,21Bより下側に位置している。
第3実施形態による通行制御の動作は、利用者が図8の矢印A方向から進入する場合、バー部材21Aが入口側通路開閉部材となり、出口側通路開閉部材であるバー部材22とバー部材21Aが、図10(a)〜(d)に示すように第1実施形態と同様に連係動作して利用者9の通行を制御する。図示しないが、利用者が図8の矢印B方向から進入する場合は、バー部材21Bが入口側通路開閉部材となり、出口側通路開閉部材であるバー部材22とバー部材21Bが、矢印A方向から進入する場合と同様に連係動作して利用者の通行を制御する。
かかる第3実施形態の構成によれば、常時双方向の通行制御ができる。また、制御モードの切換えにより、矢印Aの方向だけの通行制御や矢印Bの方向だけの通行制御が可能である。
そして、本発明のゲート装置によれば、図11に示すように、ゲート装置本体3A上面に例えば車椅子ボタン31を設け、車椅子利用者32が車椅子ボタン31を押すことにより、車椅子通行モードとして、閉位置にある第2フラップ5を全開位置に回動駆動して車椅子利用者32とその介護者33の通行を可能にすることができる。尚、リーダーライタ11から読込んだデータに基づいて車椅子利用者であることを識別し車椅子通行モードに切換えるような構成としてもよい。この場合は車椅子ボタン31は不用である。
また、図12に示すように、通過優先制御として第2フラップ5を通常時全開位置に設定するノーマルオープンモードにすることも可能である。9は利用者である
以上のように、本発明のゲート装置は、共連れを防止でき、また、動作モードを切換えることにより、車椅子利用者の通行等も可能であり、本発明のゲート装置は、自動改札機、遊園地等の入出場ゲート、セキュリティゲート等に好適である。
尚、上述した各実施形態では、一方のゲート装置本体側に通路開閉部材を配置する構成を示したが、両方のゲート装置本体にそれぞれ通路開閉部材を配置し、一対のゲート装置で協働して利用者の通行を制御する構成としてもよい。また、一方のゲート装置本体に出口側通路開閉部材を配置し、他方のゲート装置本体に入口側通路開閉部材を配置し、両通路開閉部材を連係動作させる構成も考えられる。
また、上述した各実施形態では、入口側通路開閉部材と出口側通路開閉部材を同軸に設ける構成としたが、それぞれ別個の軸に取付けて2軸構成としてもよい。この場合、それぞれの軸を各モータで独立に駆動制御して両通路開閉部材を連係駆動する構成としてもよく、1つのモータで2つの軸を連係駆動するようにしてもよい。
1,20 ゲート装置
2 通路
3A,3B ゲート装置本体
4 第1フラップ
5 第2フラップ
6 入口側光センサ
7 出口側光センサ
9 利用者
11 リーダーライタ
12 モータ
13 電磁クラッチ
14 回転位置検出センサ
15 制御部
21A,21B,22 バー部材
2 通路
3A,3B ゲート装置本体
4 第1フラップ
5 第2フラップ
6 入口側光センサ
7 出口側光センサ
9 利用者
11 リーダーライタ
12 モータ
13 電磁クラッチ
14 回転位置検出センサ
15 制御部
21A,21B,22 バー部材
Claims (7)
- 通路開閉部材により通路を開閉して利用者の通行を制御するゲート装置において、
前記通路と平行な方向に開閉する入口側通路開閉部材と出口側通路開閉部材を前記利用者の通行方向に沿って配置する一方、
利用者の通行時に、閉位置の出口側通路開閉部材の開動作に追従させて開位置の入口側通路開閉部材を閉動作させ、前記入口側通路開閉部材が次の利用者の進入阻止可能な閉位置に到達するまで両通路開閉部材の間隔が一人分のスペースで維持するよう、出口側通路開閉部材と入口側通路開閉部材を連係駆動する駆動手段を備える構成としたことを特徴とするゲート装置。 - 通常時は、前記出口側通路開閉部材は通路と略直角な閉位置にあり、前記入口側通路開閉部材は通路と略平行で前記出口側通路開閉部材と略Lの字状をなす開位置にあり、前記入口側通路開閉部材が、次の利用者の進入阻止可能な閉位置に到達するまで前記Lの字状を維持して出口側通路開閉部材に追従する構成とした請求項1に記載のゲート装置。
- 次の利用者の進入阻止可能な入口側通路開閉部材の閉位置を、通路と略直角な位置より手前の位置に設定し、前記駆動手段は、前記設定閉位置に入口側通路開閉部材が到達した後は、出口側通路開閉部材のみを通路と略平行な開位置まで駆動する構成である請求項2に記載のゲート装置。
- 前記入口側通路開閉部材と前記出口側通路開閉部材の回動軸中心を同一に構成した請求項1〜3のいずれか1つに記載のゲート装置。
- 前記入口側通路開閉部材を、ゲート装置本体の通路に沿った両側にそれぞれ設け、利用者の双方向通行を制御可能な構成とした請求項1〜4のいずれか1つに記載のゲート装置
- 前記ゲート装置本体が、少なくとも入口側と出口側に利用者の通過を検知する検知センサを有し、出口寄りに利用者認証部を配置する構成である場合、前記入口側検知センサから検知出力が発生した後に前記利用者認証部で通行許可が認証されたときに、入口側検知センサが次の利用者を検知していないことを条件として、両通路開閉部材を連係駆動する構成である請求項1〜5のいずれか1つに記載のゲート装置。
- 前記ゲート装置本体が、少なくとも入口側、中央部材及び出口側に利用者の通過を検知する検知センサを有し、入口寄りに利用者認証部を配置する構成である場合、前記利用者認証部で通行許可が認証された後に前記入口側検知センサと前記中央部材の検知センサから順次検知出力が発生したときに、入口側検知センサが次の利用者を検知していないことを条件として、両通路開閉部材を連係駆動する構成である請求項1〜5のいずれか1つに記載のゲート装置。
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