JP4635533B2 - 自動改札機 - Google Patents

自動改札機 Download PDF

Info

Publication number
JP4635533B2
JP4635533B2 JP2004267548A JP2004267548A JP4635533B2 JP 4635533 B2 JP4635533 B2 JP 4635533B2 JP 2004267548 A JP2004267548 A JP 2004267548A JP 2004267548 A JP2004267548 A JP 2004267548A JP 4635533 B2 JP4635533 B2 JP 4635533B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
closing
closed
door opening
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004267548A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006085304A (ja
Inventor
多寿夫 一居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP2004267548A priority Critical patent/JP4635533B2/ja
Publication of JP2006085304A publication Critical patent/JP2006085304A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4635533B2 publication Critical patent/JP4635533B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Description

この発明は、駅やテーマパークなどの入出場通路における、利用者の通行の可否を判定し、この通路に設けた扉の開閉を制御する自動改札機に関する。
従来、駅やテーマパーク等の有料施設では、利用者の入出場を管理するために自動改札機が入出場の通路に設置されている。自動改札機はこの通路の通行を制限するために、自動改札機に備えられた扉を開閉する。
また、駅やテーマパークなどの終業後にその施設内へ不審者が進入することを防ぐため、電源を落とした状態で扉に力を加えても扉が動かないように、扉を閉じて固定した状態(以下、閉固定状態と称する。)にでき、始業前に容易にこの状態を解除できる構成の自動改札機が、特許文献1や2に記載されている。
特許文献1には、作業者が扉を通路閉鎖位置まで動かしロックバーを押し込むことにより扉の開閉機構をロックバーに係止させ、扉を閉固定状態にし、また、リリースレバーを操作することでロックバーによる開閉機構の係止を解除し、扉の閉固定状態を解除する構成の自動改札機が記載されている。
特許文献2には、作業者が扉を通路閉鎖位置まで動かすと、ロックバーが扉の開閉機構を係止して扉を閉固定状態にする構成が記載されている。この構成では、特許文献1と同様にリリースレバーを操作することで、ロックバーによる開閉機構の係止を解除し、扉の閉固定状態を解除する。
特許第2687069号公報 特開2001−283266号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載されている構成は、扉を閉固定状態にするためのロックバーや、閉固定状態を解除するためのソレノイドなどの機構を必要とし、その構成が複雑で装置が大型化するという問題があった。
また、特許文献2に記載されている構成では、扉を閉じると常に閉固定状態となるため、扉を開けるには閉固定状態を解除する操作を必要とする。そのため、停電などで扉が閉じたまま電源が落ちると、利用者が扉の閉固定状態を解除する方法を知らない場合には、扉を開けて施設外に出ることができないという問題があった。
そこで本発明の目的は、扉を閉固定状態にするためのロックバーや、閉固定状態を解除するためのソレノイドなどの機構を必要としない簡易な構造で扉を閉固定状態にすることができるとともに、扉が閉じていても固定されていない状態(以下、単に閉状態と称する。)と閉固定状態とが異なり、閉状態で電源が落ちても利用者が容易に扉を開けることができる構成の自動改札機を提案することにある。
この発明の自動改札機は、上記課題を解決するために以下の構成を備えている。
(1)扉開閉機構部に取り付けた扉を回動して、該扉を開閉する扉開閉駆動手段と、
前記扉開閉駆動手段に対して、前記扉の開閉を指示する扉開閉指示手段と、を備え、
前記扉開閉機構部は、
前記扉の回動軸に回動自在に取り付け、当該扉と締結した従動節部材、
前記扉開閉駆動手段が制御する動力源により、回転駆動される駆動軸と締結した主動節部材、および、
第一の連結点で前記主動節部材に連結し、第二の連結点で前記従動節部材に連結した連結節部材、を有し、
前記扉開閉指示手段は、開状態、閉状態、または閉固定状態を、前記扉開閉駆動手段に選択的に指示する手段であり、
前記扉開閉駆動手段は、
開状態が指示されたとき、前記動力源を制御し、前記駆動軸を回転して前記扉の位置開位置にし、
また、閉状態が指示されたとき、前記動力源を制御し、前記駆動軸を回転して前記扉の位置第1の閉位置にするとともに、前記第一の連結点の位置を前記第二の連結点に対する死点からずれた位置にし、
さらに、閉固定状態が指示されたとき、前記動力源を制御し、前記駆動軸を回転して前記扉の位置第2の閉位置にすとともに、前記第一の連結点の位置を前記第二の連結点に対する死点位置にする。
この構成では、扉開閉指示手段が、開状態、閉状態、または閉固定状態を、前記扉開閉駆動手段に選択的に指示する。
扉開閉駆動手段は、
(a)開状態が指示されたとき、動力源を制御し、駆動軸を回転して扉の位置を開位置にする。
(b)閉状態が指示されたとき、動力源を制御し、駆動軸を回転して扉の位置第1の閉位置にするとともに、第一の連結点の位置を第二の連結点に対する死点からずれた位置にする。
(c)閉固定状態が指示されたとき、動力源を制御し、駆動軸を回転して扉の位置第2の閉位置にするとともに、第一の連結点の位置を第二の連結点に対する死点位置にする。
上述の閉固定状態であるときには、たとえば不審者等が扉に外力をかけて扉を開けようとしても、第一の連結点が第二の連結点に対する死点の位置にあるため、第一の連結点には、回動の回転中心方向の外力成分のみが存在し、回転接線方向の外力成分が存在しない。このため、扉に外力が加えられても、その外力は扉開閉機構の動力とならず、扉は閉固定状態から移行しない。したがって、不審者等に対して通路を閉鎖することができる。
また、上述の閉状態であるときには、第一の連結点が第二の連結点に対する死点の位置からずれているので、扉に外力が加えることによって、この扉を開できる。したがって、停電などで扉が閉じたまま電源が落ちても、利用者は扉を開けて通路から出られる。
なお、扉が開している状態であれば、停電等で電源が落ちても、特に問題はない。
死点位置をもちいて扉を固定することから、駆動軸の回転のみによって、第一の連結点が第二の連結点に対する死点の位置に達するまで駆動軸を回転させることで扉を閉固定状態にでき、また前記死点位置から第一の連結点がずれるように駆動軸を回転させることで扉の閉固定状態を解除することができる。これにより、扉を閉固定状態にするためのロックバーも、扉の閉固定状態を解除するためのソレノイドも必要としない簡易な構造で小型の自動改札機を得ることができる。
なお、動力源は、電磁ブレーキを有するモータを利用するのが好ましい。また、閉状態であるときには、このモータの電磁ブレーキをオンにすることで、利用者が無断で扉を動かし通路を通行することを抑制することができる。
(2)部装置から送信されてきた要求を受け付ける受付手段を備え、
前記扉開閉指示手段は、前記受付手段で受信した要求が前記扉の開閉状態にかかる指示であれば、当該指示を前記扉開閉駆動手段に伝達する
この構成では、自動改札機から離れた場所に設置している外部装置において、扉の状態(開状態、閉状態、または閉固定状態)が指示でき、作業が省力化できる。
(3)記扉開閉指示手段に対して前記閉固定状態を指示するタイミング、および前記閉固定状態の解除を指示するタイミングを記憶する記憶手段を備え、
前記扉開閉指示手段は、前記記憶手段がタイミングを記憶している各指示を、そのタイミングで前記扉開閉駆動手段に指示する。
この構成では、あらかじめ設定したタイミングで、扉を閉固定状態にしたり、その状態を解除したりでき、作業が省力化できる。
この発明によれば、扉を閉固定状態にするためのロックバーや、閉固定状態を解除するためのソレノイドなどの機構を必要としない簡易な構造で扉を閉固定状態にすることができる。さらに、遠隔や自動で扉を閉固定状態にしたり、閉固定状態を解除したりでき、作業が省力化できる。
以下、この発明の実施形態について、駅の改札口に設置された自動改札機を例にして説明する。図1は駅に設置される自動改札機の概観図であり、図2はその構成を示すブロック図である。
自動改札機1の複数の構成部位を制御する中央制御部24には、扉2cを閉固定状態にする扉固定指示をする閉固定制御部6と、扉2cの開閉を制御する扉開閉制御部2bと、乗車券のデータを処理するデータ制御部4と、利用者の通行の可否を利用者に通知する情報表示制御部5と、自動改札機1の筐体101内部において乗車券の運搬を制御する運搬制御部3とが接続されている。閉固定制御部6は、扉固定指示と扉固定解除指示とを行うタイミングを記憶しておく記憶部6aと、外部からの扉固定要求または扉固定解除要求を受け取る要求受信部6bと、押下されることにより扉固定指示または扉固定解除指示を行うスイッチ部6cとを備える。扉開閉制御部2bは扉を動かす扉開閉機構部2aを備える。データ制御部4は、乗車券のデータを読み取るデータ読み取り部4bと、読み取ったデータから通路の通行可否を判定するデータ判定部4aと、データを乗車券に書き込むデータ書き込み部4cとを備える。情報表示制御部5は、自動改札機1の筐体表面で点灯することでデータ判定の結果を利用者に通知する灯火表示部5aと、自動改札機の筐体表面の画面に情報を表示する画面表示部5bとを備える。運搬制御部3は、乗車券を返却する乗車券返却部3bと、乗車券を受け取る乗車券投入部3aとを備える。
図3は、扉開閉機構部2aであり図1上面からの自動改札機1の一部透過図となっている。
扉開閉機構部2aは、扉2cの回転の軸となる扉軸部13と、扉2cと締結した従動節部材12と、従節部材12と第二の連結点11で連結した連結節部材9と、連結節部材9と第一の連結点10で連結した主動節部材8と、主動節部材8の回転の軸となる駆動軸7とを備えている。また、扉2cの開閉状態を検知するために、センサ遮蔽板23とセンサ21とセンサ22とを設置している。
また、扉開閉機構部2aの開状態と閉状態と閉固定状態の場合を示す。図4(a)に扉を開状態にした場合の扉開閉機構部の一部透過図を、図4(b)に扉を閉状態にした場合の扉開閉機構部の一部透過図を、図4(c)に終業時などに扉を閉固定状態にした場合の扉開閉機構部の一部透過図を示している。扉開閉制御部2bは、この三つの状態の制御を行う。
扉開閉機構部2aでは、筐体101に回転自由に結合された駆動軸7がモータ等と連動し回転する。駆動軸7の回転に伴い、キーにより駆動軸7と締結した主動節部材8が、駆動軸7を中心に回動する。連結節部材9は、一方端で第一の連結点10を他方端に第二の連結点11を形成し、第一の連結点10で主動節部材8と連結し第二の連結点11で従動節部材12と連結しているため、第二の連結点11が扉軸部13を、第一の連結点10が駆動軸7を、それぞれ回転中心とした円軌道上を主動節部材8に連動して回転する。従動節部材12は扉軸部13に回転自由に結合され、連結節部材9に伴い回動する。扉3は、従動節部材12と締結しているため、従節部材12に伴って扉軸部13を中心に回動する。この扉開閉機構部2aによって、駆動軸7のトルクは扉2cへと伝達される。駆動軸7に取り付けられ扉開閉機構部2aの動力源となるモータには、回転を制止するための電磁ブレーキが取り付けられており、モータと電磁ブレーキとを扉開閉制御部2bが制御することで、自動改札機の扉2cが開閉する。
また、扉2cの開閉の状態を、モータの回転に伴って出力されるパルス信号と、センサ21、22の検知範囲からのセンサ遮蔽板23の抜けとから判別する。センサ22が入っていてセンサ21が抜けている図4(a)の状態が扉2cの開状態での位置であり、センサ22の抜けを感知してから一定パルスだけモータが回転した図4(b)の位置が扉2cの閉状態での位置である。また、センサ22とセンサ21がともに抜けている図4(c)の状態が扉2cの閉固定状態である。
2cを閉める必要があるときにはすばやく扉2cを動かし、扉開閉機構部2aに負担のかからない速度で停止させるため、上記センサ21、22を用いて扉2cの状態を判別し、扉2cの開閉速度を2段階に設定する。その際の、開閉速度の切り替え位置は、駆動軸の動力源の回転パルスと、センサ22の検知範囲へのセンサ遮蔽板23の入りとから検知できる。扉2cを閉じる場合に、モータに取り付けられた電磁ブレーキをオフにするとともに、モータを高速回転させる。次に、センサ21の入りを感知して、パルス制御でモータ回転速度を低速に落とす。次にセンサ22の抜けを感知して、パルス制御してモータを停止させるとともに、電磁ブレーキをオンにする。これにより、扉2cの開閉速度を2段階に設定できる。
また、扉軸部13にトーションバネ(図示せず)を装荷し、常に扉開状態になるような負荷を扉2cにかけ、トーションバネの力により、常に扉2cを開く方向に負荷をかけておくと、通常の扉開閉動作中に停電等によって電源が落ちても、この時の扉2cは下死点位置ではないために扉2cが自動的に開き、利用者等のとじこめを防ぐことができる。
次に、扉開閉機構部2aの開状態と閉状態と閉固定状態の場合を示す。図4(a)では、駆動軸7を回転させてあり、主動節部材8と連結節部材9との第一の連結点10を扉軸部13に接近させ、第二の連結点11と扉軸部13とを結ぶ線が筐体101の通路側壁面14と略平行になるように配置しているため、通路が通過可能となる。また、この時には、電磁ブレーキをオンにすることで、扉2cが予定外に閉じることが無いように制御している。
また図4(b)では、図4(a)の状態から駆動軸7を時計方向に回転させてあり、第一の連結点10が扉軸部13から離れるように回転し、第二の連結点11と扉軸部13とを結ぶ直線が前記筐体101の通路側壁面14と交わるような角度になるように配置しているため、この筐体101が設置された通路の逆側の壁または自動改札機とともなって、扉2cが人の通行をさえぎるような配置となるため、通路が閉鎖される。
2cがこの閉状態の場合には、利用者が扉2cに外力をかけて扉2cを開けようとした場合には、第一の連結点10が第二の連結点11に対する下死点の位置からずれているため、第一の連結点10には、回動の回転中心方向の外力成分と、回転接線方向の外力成分とがともに存在する。したがって、前記回転接線方向の外力成分が扉開閉機構部2aの動力として働く。このとき、電磁ブレーキを働かせておくことで、たとえば利用者等が扉2cに軽く力をかけても扉2cを動かないようにし、利用者が無断で扉2cを動かし通路を通行することを抑制することができる。また、扉2cの閉状態と閉固定状態とが異なるために、たとえば閉状態で電源が落ちた場合には、電磁ブレーキの電源も自動改札機の電源と同様に落ちるために、利用者が容易に扉2cを開けることができ、突然の停電等によって利用者が駅構内に閉じ込められる事を防ぐことができる。
また図4(c)では、第一の連結点10の第二の連結点11に対する下死点位置と、第一の連結点10の位置とが重なるような駆動軸7の回転角度をあらかじめ設定しておき、その角度まで駆動軸7を回転させてある。この状態においては、第一の連結点10に矢印51のような回転接線方向の力を加えることができれば第一の連結点10は下死点位置から抜け出し、扉2cの閉固定状態を解除することができる。
2cがこの閉固定状態の場合には、第一の連結点10の回転中心方向に矢印52のようないかなる負荷をかけても、駆動軸7が筐体101に固定されているために第一の連結点10は回転することがない。そのため、扉2cにいかなる外力を加えても扉開閉機構部2aは動くことはない。
また、この図4(c)の例においては第二の連結点11と扉軸部13とを結ぶ直線が前記筐体101の通路側壁面14と交わるように配置しているため、扉2cが人の通行をさえぎるような配置のときに扉2c固定状態となる。扉2cが閉固定状態のときの扉2cと筐体101の通路側壁面14との角度は、主動節部材や、従動節部材12、連結節部材などの長さを変えることで、自由に設定できる。
以上の構成での、自動改札機の通常時の扉開閉動作を図5の自動改札機の作動フローチャートをもとに説明する。
乗車券が乗車券投入部3aに投入される(S1)と、データ読み取り部4bが乗車券に書き込まれていたデータを読み取り(S2)、データ判定部4aが自動改札機1の通路の通行可否を判定する(S3)。判定が通行可である場合、データ書き込み部4cで今回の利用にかかる情報が乗車券に書き込まれ(S4)、判定結果を情報表示制御部5を介して灯火表示部5aと画面表示部5bに表示し(S5)、扉開閉制御部2bが扉2cを開状態にし(S6)、投入された乗車券を乗車券返却部3bから返却(S7)する。この場合における自動改札機1は、扉2cを通常状態で開状態(ノーマルオープン)にした例であるので、上記S6における処理で、見た目上、扉2cは動作しない。また、定期券の期限切れなどでS3で通行不可と判定された場合には、判定結果を情報表示制御部5を介して灯火表示部5aと画面表示部5bに表示し(S8)、扉開閉制御部2bが扉2cを閉状態にし(S9)、投入された乗車券を乗車券返却部3bから返却(S10)する。この場合、自動改札機1は、扉2cを通常状態である開状態(図4(a))から駆動軸7を時計方向に回転させ、図4(b)の状態で停止して電磁ブレーキをオンして扉2cを閉状態にして、通路を閉鎖する。
次に、要求受信部6bが外部から送信されてきた要求を受付ける要求受付手段である場合の、要求受信部6bの動作を示すフローチャートを図6に示す。
遠隔地に設けられ、扉固定要求および扉固定解除要求を送信してくる遠隔制御センタと、駅に設置された自動改札機1とは電気通信回線を介して接続される。自動改札機1は前記遠隔制御センタからの扉固定要求もしくは扉固定解除要求を受信すると割り込み制御を行う。
動改札機は、受信した要求が扉固定要求である場合(S21)には、固定指示を扉開閉制御部2bにつたえる(S22)。これにより、自動改札機1は駆動軸7を時計方向に回転させ、図4(c)の状態で停止することで扉2cを閉固定状態にする。
また、自動改札機1は、受信した要求が扉固定解除要求である場合(S23)には、固定解除指示を扉開閉制御部2bにつたえる(S24)。これにより、自動改札機1は駆動軸7を回転させ、図4(a)の状態で停止して電磁ブレーキをオンすることで扉2cを開状態にして、扉固定を解除する。
このように遠隔制御センタからの要求によって、駅の始業時や終業時に自動改札機との対面での操作を必要とせずに、扉固定もしくは扉固定解除動作を実施できる。そのために無人駅等において人員を必要とせずに始業、終業を行うことができる。
また、遠隔制御センタと駅の各自動改札機とは必ずしも直接つながらずに、各駅に備えられた制御端末を介してもよく、その際には、扉固定要求または扉固定解除要求は、遠隔制御センタから各駅に設置された制御端末に送信され、制御端末を介して自動改札機に配信さる。また、遠隔制御センタでなく、駅に設置された制御端末から扉固定および扉固定解除の要求を行えるようにしてもよい。また、前記遠隔制御センタにおける要求を係員等の操作により行うのでなく、制御端末に組み込まれたタイムテーブルにしたがって自動で行えるようにしてもよい。
次に、記憶部6aが内部にもつタイムテーブルに扉固定指示、扉固定解除指示を行う時間を記憶している場合の動作を示すフローチャートを図7に示す。
自動改札機は時間照会処理を行う。時間と記憶部6aに記憶されたタイムテーブルを照会し(S31)、扉固定をする時間かどうか判定し(S32)、時間であれば扉固定指示(S33)を行う。そうでない場合には扉固定解除をする時間であるかを判定し(S34)、時間であれば扉固定解除指示(S35)を行う。
これにより、無人駅であろうと、有人の駅であろうと自動で扉2cを閉固定状態にしたり、その状態を解除したりでき、駅業務の省力化ができる。
以上のように自動改札機は動作する。この自動改札機において、扉2cの閉固定状態の解除は扉開閉制御部2bが駆動軸7を回転させることで行うが、この状態の時に停電など突然の電源断が起きた場合には、扉開閉制御部2bも電源が落ちてしまい、駆動軸を回転することができなくなり、この状態を解除することができない。
そこで、次に上記実施形態の構成に加えて、図8で示すような手動で閉固定状態を解除できる手動閉固定解除部を備え、突然の電源断等が起きた場合でも閉固定状態を解除することができるように構成してもよい。
手動閉固定解除部は、操作バー15とノックバー17とトーションバネ19を備えた構造である。操作バー15は、固定点16において筐体に固定されている。また、ノックバー17は固定点18において筐体101と結合するとともに、トーションバネ19によって操作バー15の短端を固定点16を中心とした反時計回りに回動する負荷を発生している。
ここで手動操作により閉固定状態の解除を行う。まず、前記操作バー15を図下向きに押下する。これにより、固定点16を支点として操作バー15の短端が図上向きに回動する。これにより、操作バー15の前記短端と接するノックバー17一方端も前記短端にともなって図上向きに回動する。このノックバー17は固定点18を支点として、ノック部20を図下向きに回動させるため、このノック部20は、主動節部材8と接し、主動節部材8の回転の接線方向への負荷を与え、主動節部材8を回動させる。これにより、第一の連結点10が第二の連結点11に対する下死点位置から移動し、主動節部材8は閉固定状態から解除される。
次に、始業終業時には扉固定指示と扉固定解除指示のみを行うのではなく、自動改札機自体の電源管理を同時に行う実施形態を示す。
この実施形態の自動改札機1においては、電源が入ると駆動軸と連結した動力源が一定量の回転をする。それにより、終業時における閉固定状態において、電源を入れることで駆動軸に前記一定量の回転が起こり扉固定が解除される。また、終業時に扉固定指示を行った後、自動改札機の電源を落とすように設定しておき、扉固定指示を行うと扉2cを閉固定状態にした後、電源断操作が自動で行われる。
この時、要求受信部6aと記憶部6bとを自動改札機とは別電源化して常時通電させておく、これにより自動改札機の電源を落とした状態からの復旧が速やかに自動で行うことができる。
本発明の実施例に基づく自動改札機の概観図 本発明の実施例に基づく自動改札機の構成のブロック図 本発明の実施例の扉開閉機構部を表す一部透過図 (a)本発明の実施例の扉開閉機構部の扉が開状態の一部透過図 (b)本発明の実施例の扉開閉機構部の扉が閉状態の一部透過図 (c)本発明の実施例の扉開閉機構部の扉が閉固定状態の一部透過図 本発明の実施例の動作を表すフローチャート 本発明の実施例の要求受信部の動作を表すフローチャート 本発明の実施例の記憶部の動作を表すフローチャート 本発明の実施例の手動閉固定解除部の概観図
符号の説明
1 自動改札機
2a 扉開閉機構部
2b 扉開閉制御部
2c 扉
3 乗車券運搬部
3a 乗車券投入部
3b 乗車券返却部
4 データ制御部
4a データ判定部
4b データ読み取り部
4c データ書き込み部
5 情報表示制御部
5a 灯火表示部
5b 画面表示部
6 閉固定制御部
6a 記憶部
6b 要求受信部
7 駆動軸
8 主動節部材
9 連結節部材
10 第一の連結点
11 第二の連結点
12 従動節部材
13 扉軸部
14 自動改札機の通路側壁面
15 操作バー
16、18 固定点
17 ノックバー
19 トーションバネ
20 ノック部
21、22 センサ
23 センサ遮蔽板
24 中央制御部
25 手動閉固定解除部
51、52 第一の連結点にかかる外力成分のベクトル
101 自動改札機筐体

Claims (5)

  1. 扉開閉機構部に取り付けた扉を回動して、該扉を開閉する扉開閉駆動手段と、
    前記扉開閉駆動手段に対して、前記扉の開閉を指示する扉開閉指示手段と、を備え、
    前記扉開閉機構部は、
    前記扉の回動軸に回動自在に取り付け、当該扉と締結した従動節部材、
    前記扉開閉駆動手段が制御する動力源により、回転駆動される駆動軸と締結した主動節部材、および、
    第一の連結点で前記主動節部材に連結し、第二の連結点で前記従動節部材に連結した連結節部材、を有し、
    前記扉開閉指示手段は、開状態、閉状態、または閉固定状態を、前記扉開閉駆動手段に選択的に指示する手段であり、
    前記扉開閉駆動手段は、
    開状態が指示されたとき、前記動力源を制御し、前記駆動軸を回転して前記扉の位置開位置にし、
    また、閉状態が指示されたとき、前記動力源を制御し、前記駆動軸を回転して前記扉の位置第1の閉位置にするとともに、前記第一の連結点の位置を前記第二の連結点に対する死点からずれた位置にし、
    さらに、閉固定状態が指示されたとき、前記動力源を制御し、前記駆動軸を回転して前記扉の位置第2の閉位置にすとともに、前記第一の連結点の位置を前記第二の連結点に対する死点位置にする、自動改札機。
  2. 前記動力源は、電磁ブレーキを有するモータである、請求項1に記載の自動改札機。
  3. 前記扉開閉指示手段は、前記閉状態であるとき、前記動力源であるモータの電磁ブレーキをオンにする、請求項2に記載の自動改札機。
  4. 外部装置から送信されてきた要求を受け付ける受付手段を備え、
    前記扉開閉指示手段は、前記受付手段で受信した要求が前記扉の開閉状態にかかる指示であれば、当該指示を前記扉開閉駆動手段に伝達する、請求項1〜3のいずれかに記載の自動改札機。
  5. 前記扉開閉指示手段に対して前記閉固定状態を指示するタイミング、および前記閉固定状態の解除を指示するタイミングを記憶する記憶手段を備え、
    前記扉開閉指示手段は、前記記憶手段がタイミングを記憶している各指示を、そのタイミングで前記扉開閉駆動手段に指示する、請求項1〜4のいずれかに記載の自動改札機。
JP2004267548A 2004-09-14 2004-09-14 自動改札機 Expired - Lifetime JP4635533B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004267548A JP4635533B2 (ja) 2004-09-14 2004-09-14 自動改札機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004267548A JP4635533B2 (ja) 2004-09-14 2004-09-14 自動改札機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006085304A JP2006085304A (ja) 2006-03-30
JP4635533B2 true JP4635533B2 (ja) 2011-02-23

Family

ID=36163783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004267548A Expired - Lifetime JP4635533B2 (ja) 2004-09-14 2004-09-14 自動改札機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4635533B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09326055A (ja) * 1996-06-06 1997-12-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 入退出装置
JPH11167650A (ja) * 1997-12-05 1999-06-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd ゲート装置
JP2000322613A (ja) * 1999-05-11 2000-11-24 Toshiba Corp 自動改札装置および自動改札システム
JP2004240485A (ja) * 2003-02-03 2004-08-26 Nippon Signal Co Ltd:The 自動改札機用ドア駆動装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09326055A (ja) * 1996-06-06 1997-12-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 入退出装置
JPH11167650A (ja) * 1997-12-05 1999-06-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd ゲート装置
JP2000322613A (ja) * 1999-05-11 2000-11-24 Toshiba Corp 自動改札装置および自動改札システム
JP2004240485A (ja) * 2003-02-03 2004-08-26 Nippon Signal Co Ltd:The 自動改札機用ドア駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006085304A (ja) 2006-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2326800C2 (ru) Система и способ предотвращения несанкционированного доступа в шахту лифта
JP2006194075A (ja) 門駆動法及び該方法を実施するための門駆動装置
US20040212197A1 (en) Overhead door locking apparatus and method of operation
JP4635533B2 (ja) 自動改札機
KR200422612Y1 (ko) 문자동개폐장치
WO1993001386A1 (en) Electrical operator for doors and windows
JP2006328636A (ja) 扉の自動閉鎖装置、及びそれを備える自動ドア装置
JP2944252B2 (ja) 冷蔵庫装置
JP2005324669A (ja) 駐輪ロック装置及び駐輪管理システム
JP2005316787A (ja) ゲート装置
JP4453913B2 (ja) 自動扉の施錠装置
JP4182893B2 (ja) 施錠装置
JP2009281004A (ja) 扉装置
JP5067686B2 (ja) 電動錠前システム
JP4731872B2 (ja) 自動ドアの開閉装置
JP2640043B2 (ja) 冷蔵庫装置
TR201703480U (tr) Akilli kapi ki̇li̇t si̇stemi̇
JP5644963B2 (ja) タグ装置及び管理システム
JP2008086485A (ja) 遊技機用施錠装置
JP2000207690A (ja) 駐車場の車両出入制御システム
KR200395297Y1 (ko) 자동 개방되는 도어록 장치
JP3154317B2 (ja) ロック制御装置
JP2004027556A (ja) ドア連結装置
JP4156895B2 (ja) バリア機構、及び撮像装置
JP2006328783A (ja) 扉の自動閉鎖/開放装置、及びそれを備える自動ドア装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100216

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101026

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101108

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4635533

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250