JP2005315240A - 送液ポンプ、冷却システム、及び電気機器 - Google Patents

送液ポンプ、冷却システム、及び電気機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 リザーブタンクの機能を備えながら、リザーブタンクを別途必要とせず、しかも使い勝手を向上できる送液ポンプを提供する。
【解決手段】 送液ポンプ1のケース2におけるケース本体3に、ポンプ室5の外側に位置させてリザーブタンク部6を設ける。リザーブタンク部6内には、ポンプ室5と吐出口9とを連通させる吐出用流路13を有する流路形成部材10を配設する。吐出用流路13を形成する壁のうち上面13aと下面13bに、吐出用流路13内とリザーブタンク部6内とを連通させる連通孔16,17を形成する。吐出用流路13内を通る液体に気泡が混入していた場合、気泡は上側の連通孔16からリザーブタンク部6側へ逃げるようになり、その分、リザーブタンク部6内の液体が連通孔16,17を通して吐出用流路13内へ補充される。送液ポンプ1を上下逆にしても同様の作用効果が得られる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液体を吸入して送り出す機能を備えた送液ポンプ、この送液ポンプを備えた冷却システム、及びこの冷却システムを備えた電気機器に関する。
従来より、液体を扱う送液ポンプにおいては、インペラを回転駆動するモータのロータを、インペラと一体に回転するように設け、そのロータによりインペラを回転駆動させることに基づき、インペラが有するポンプ羽根の作用により、液体を吸入口からポンプ室内に吸入すると共に、ポンプ室内の流体を吐出口から吐出する構成のものがある。
そして、発熱部品を冷却する冷却システムとして、発熱部品の熱を液冷媒により受ける受熱部と、その液冷媒の熱を放出させる放熱部と、前記液冷媒を前記受熱部及び放熱部を通して循環させる手段として上記送液ポンプとを用いる構成としたものが知られている。この場合、液冷媒を循環させる流通経路を閉路で構成する際には、上記受熱部、放熱部、送液ポンプの他に、液冷媒の蒸発による減少を補うために、予備の液冷媒を貯留しておくリザーブタンクを設ける構成としたものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。リザーブタンクを設ける理由は、流通経路を循環する液冷媒が蒸発等により減少して少なくなると、冷却性能が低下してしまうため、その冷却性能の低下を防止するためである。
特開2003−172286号公報 特開2003−161284号公報 特開2003−124671号公報
しかしながら、従来構成のものでは、送液ポンプを利用した冷却システムにおいて、リザーブタンクを別途必要としている。このため、その分部品点数が増加すると共に、冷却システムの大型化を招き、さらには接続箇所も多くなるという欠点がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その第1の目的は、リザーブタンクの機能を備えながら、リザーブタンクを別途必要とせず、しかも、使い勝手を向上できる送液ポンプを提供することである。また、第2の目的は、リザーブタンクの機能を備えながら、リザーブタンクを別途必要とせず、しかも、注液時に空気を外部へ出しやすくできる送液ポンプを提供することである。他の目的として、リザーブタンクを別途必要としない冷却システム及び電気機器を提供することである。
上記した第1の目的を達成するために、請求項1の発明の送液ポンプは、内部に液体が収容されるポンプ室を有するケースと、このケースに設けられ、前記ポンプ室と連通される吸入口及び吐出口と、ポンプ羽根を有して前記ポンプ室内に回転可能に設けられ、回転に基づき前記吸入口から前記ポンプ室内に液体を吸入すると共に、ポンプ室内の液体を前記吐出口から吐出させるインペラと、前記ケースに設けられ、ステータ部を有すると共に、前記インペラと一体に回転するように設けられたロータ部を有するインペラ駆動用のモータと、前記ケースに前記ポンプ室の外側に位置させて形成され、予備の液体を貯留するリザーブタンク部と、前記吐出口と前記ポンプ室との間を連通させる吐出用流路を有して前記リザーブタンク部内に配設された流路形成部材と、この流路形成部材における前記吐出用流路を形成する壁の異なる複数の面に形成され、それぞれ前記吐出用流路と前記リザーブタンク部内とを連通させる複数の連通孔とを具備したことを特徴とする。
上記した送液ポンプにおいて、リザーブタンク部内に、吐出口とポンプ室内とを連通させる吐出用流路を有する流路形成部材を配設していて、この流路形成部材に、吐出用流路とリザーブタンク部とを連通させる連通孔を形成しているので、吐出用流路を通過する液体内に混入した気泡(空気)がその連通孔を通してリザーブタンク部側へ逃げるようになると共に、リザーブタンク部内の液体が、連通孔を通して吐出用流路内へ補充されるようになる。しかも、気液分離用の上記連通孔を、吐出用流路を形成する壁の異なる複数の面に形成しているので、液体に混入した気泡を連通孔から逃げ易くするのに、送液ポンプにおけるケースの向きを複数の向きに対応させることが可能になり、使い勝手を向上できる。
そして、上記した送液ポンプによれば、送液ポンプのケースにリザーブタンク部を内蔵しているので、リザーブタンクの機能を備えながら、リザーブタンクを別途必要としないようにできる。
上記した第2の目的を達成するために、請求項3の発明の送液ポンプは、内部に液体が収容されるポンプ室を有するケースと、このケースに設けられ、前記ポンプ室と連通される吸入口及び吐出口と、ポンプ羽根を有して前記ポンプ室内に回転可能に設けられ、回転に基づき前記吸入口から前記ポンプ室内に液体を吸入すると共に、ポンプ室内の液体を前記吐出口から吐出させるインペラと、前記ケースに設けられ、ステータ部を有すると共に、前記インペラと一体に回転するように設けられたロータ部を有するインペラ駆動用のモータと、前記ケースに前記ポンプ室の外側に位置させて形成され、予備の液体を貯留するリザーブタンク部と、前記吐出口と前記ポンプ室との間を連通させる吐出用流路を有して前記リザーブタンク部内に設けられた流路形成部と、この流路形成部に形成され、前記吐出用流路と前記リザーブタンク部内とを連通させる連通孔と、前記リザーブタンク部内と外部とを連通するように設けられた第1の注液口と、前記ポンプ室内と外部とを連通するように設けられた第2の注液口とを具備したことを特徴とする。
また、同様な目的を達成するために、請求項6の発明の送液ポンプは、内部に液体が収容されるポンプ室を有するケースと、このケースに設けられ、前記ポンプ室と連通される吸入口及び吐出口と、ポンプ羽根を有して前記ポンプ室内に回転可能に設けられ、回転に基づき前記吸入口から前記ポンプ室内に液体を吸入すると共に、ポンプ室内の液体を前記吐出口から吐出させるインペラと、前記ケースに設けられ、ステータ部を有すると共に、前記インペラと一体に回転するように設けられたロータ部を有するインペラ駆動用のモータと、前記ケースに前記ポンプ室の外側に位置させて形成され、予備の液体を貯留するリザーブタンク部と、前記吐出口と前記ポンプ室との間を連通させる吐出用流路を有して前記リザーブタンク部内に設けられた流路形成部と、この流路形成部に形成され、前記吐出用流路と前記リザーブタンク部内とを連通させる連通孔と、前記リザーブタンク部内と外部とを連通するように設けられた注液口とを具備し、前記ケースを前記注液口が上となるようにした状態で、前記リザーブタンク部の上部の内面が、前記注液口へ向かって上昇するように傾斜していることを特徴とする。
そして、本発明の冷却システムは、発熱部品の熱を液冷媒により受けるように設けられた受熱部と、前記液冷媒の熱を放出させるように設けられた放熱部と、前記液冷媒を循環させるように設けられた請求項1ないし6のいずれかに記載の送液ポンプとを備えたことを特徴とする。
また、本発明の電気機器は、請求項8または9記載の冷却システムを備えたことを特徴とする。
請求項1の送液ポンプによれば、ケースにリザーブタンク部を内蔵した構成となっているので、リザーブタンクの機能を備えながら、リザーブタンクを別途必要としないようにできる。また、リザーブタンク部内の吐出用流路の複数の面に連通孔を形成しているので、送液ポンプにおけるケースの向きを複数の向きに対応させることが可能になり、使い勝手を向上できる。
請求項3の送液ポンプによれば、請求項1の発明と同様に、ケースにリザーブタンク部を内蔵した構成となっているので、リザーブタンクの機能を備えながら、リザーブタンクを別途必要としないようにできる。そして、リザーブタンク部に対応する第1の注液口と、ポンプ室に対応する第2の注液口とを備えているので、例えば第1の注液口から液体を注入する際に、ポンプ室に連通する流通経路内に存在していた空気は第2の注液口から外部へ排出され易くなる。また、リザーブタンク部内に存在していた空気は第1の注液口から外部へ排出され易くなる。したがって、注液時に、ポンプ室に連通する流通経路内やリザーブタンク部内の空気を外部へ良好に排出することができ、液体を、極力、設定された容量分注入することができるようになる。
また、請求項6の送液ポンプによれば、請求項1の発明と同様に、ケースにリザーブタンク部を内蔵した構成となっているので、リザーブタンクの機能を備えながら、リザーブタンクを別途必要としないようにできる。そして、ケースを注液口が上となるようにした状態で、リザーブタンク部の上部の内面が、前記注液口へ向かって上昇するように傾斜しているので、注液口からリザーブタンク部内へ注液する際に、リザーブタンク部内に存在していた空気は、リザーブタンク部内を上昇した後、リザーブタンク部の上部の内面の傾斜に沿って注液口へ導かれ、その注液口から外部へ排出され易くなる。
請求項8の冷却システムによれば、リザーブタンク部を内蔵した送液ポンプを使用することで、リザーブタンクを別途必要とせず、その分部品点数の増加を抑えることができると共に、冷却システムが大型化することを防止でき、さらには接続箇所を少なくすることができる。
請求項10の電気機器によれば、リザーブタンク部を内蔵した送液ポンプを備えた冷却システムを利用することで、リザーブタンクを別途必要としない冷却システムを備えた電気機器を提供することができる。
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図8を参照して説明する。まず、図2には、本発明の送液ポンプ1の平面図を示し、図1は、図2のX1−X1線に沿う断面図を示し、図3は分解斜視図を示し、図4は、図3とは反対側から見た分解斜視図を示している。
これら図1ないし図4において、送液ポンプ1のケース2は、ほぼ矩形状をなしていて、ケース本体3とカバー4とを複数本のねじ2aにより連結することによって構成されている。このうち、ケース本体3には、カバー4側が開口した円形凹状のポンプ室5が形成されていると共に、このポンプ室5の外側に位置させて、同じくカバー4側が開口した凹状のリザーブタンク部6が形成されている。ポンプ室5及びリザーブタンク部6の開口部は、カバー4によって閉鎖されている。また、ケース本体3とカバー4との間には、ポンプ室5及びリザーブタンク部6を囲繞するように、Oリング等のシール部材7が介在されていて、気密にシールされている。ケース本体3の外周部には、それぞれ円筒状をなす吸入口8及び吐出口9が一体に設けられていて、これら吸入口8及び吐出口9は、ほぼ平行状態で側方へ突出していて、リザーブタンク部6側が開口している。
リザーブタンク部6の一部は、吸入口8及び吐出口9と、上記ポンプ室5との間に位置されていて、ここに、ケース本体3とは別部材の流路形成部材10(請求項3及び請求項6の流路形成部に相当)が配設されている。この流路形成部材10は、図5及び図6にも示すように、円弧状をなす仕切り部11と、吸入口8に対応する筒状の吸入用流路12と、吐出口9に対応するほぼ矩形筒状の吐出用流路13とを一体に有している。この流路形成部材10をリザーブタンク部6内に配設した状態で、仕切り部11がポンプ室5とリザーブタンク部6との間を仕切り、また、吸入用流路12が吸入口8とポンプ室5との間を連通させると共に、吐出用流路13が吐出口9とポンプ室5との間を連通させるようになっている。
吐出用流路13は、図1に示すように、リザーブタンク部6内においてポンプ室5側が高くなるように傾斜している(図7参照)。また、この吐出用流路13を形成する壁のうち、図1における上面13aとカバー4との間には隙間14が形成されていると共に、図1における下面13bとケース本体3におけるリザーブタンク部6の底面との間にも隙間15が形成されている。そして、その上面13aにおけるポンプ室5寄りの部位(図1における右側)には、吐出用流路13の内部と隙間14(リザーブタンク部6内)とを連通する連通孔16が形成され、また、下面13bにおけるポンプ室5寄りの部位にも、吐出用流路13の内部と隙間15(リザーブタンク部6内)とを連通する連通孔17が形成されている。従ってこの場合、吐出用流路13を形成する壁の異なる複数の面、この場合2面(上面13aと下面13b)に、それぞれ吐出用流路13の内部とリザーブタンク部6内とを連通する連通孔16,17を形成している。
上記流路形成部材10において、上記仕切り部11のポンプ室5側に臨む面で、かつ吸入用流路12と吐出用流路13との間に位置させて、第1の圧力発生用凸部18が形成されている。また、カバー4の内面には、ポンプ室5の中心に対応する部位から径方向に延びる第2の圧力発生用凸部19が形成されている。
上記ケース本体3において、ポンプ室5の中央部には、カバー4側へ突出し、かつカバー4とは反対側(図1の下側)が開口した円形凹状のステータ収容部20が形成されている。このステータ収容部20の中央部には、これの開口部側へ突出したステータ取付部21が設けられていて、モータ22のステータ部23が、このステータ取付部21に取り付けられた状態でステータ収容部20内に固定状態に配設されている。このステータ部23は、複数この場合12個のティースを有する固定子鉄心24と、各ティースに巻装されたコイル25とから構成されている。
上記ポンプ室5内には、円盤状をなすインペラ26が回転可能に配設されている。このインペラ26の中心に設けられた軸27が、上記ステータ収容部20の中心部に設けられた軸受部28に回転自在に支持されている。インペラ26において、カバー4側の面には、ポンプ羽根29が放射状に多数本設けられている。これら各ポンプ羽根29は、インペラ26の回転に伴い、カバー4側の面が上記第2の圧力発生用凸部19に対向するようになると共に、各ポンプ羽根29の外周部側の端面が、上記第1の圧力発生用凸部18に対向するようになる。
インペラ26のケース本体3側の面には短円筒状の筒部30が設けられていて、この筒部30の内周面に、モータ22のロータ部31が設けられている。このロータ部31は、短円筒状をなすロータヨーク32と、このロータヨーク32の内周面に設けられた短円筒状をなすロータマグネット33とから構成されていて、このロータマグネット33の内周面が、上記ステータ収容部20の周壁部20aを介して上記ステータ部23における各ティースの外周面と対向している。ロータマグネット33は、例えば8極に着磁されている。
ここで、ロータ部31と上記ステータ部23とにより、インペラ26を回転駆動するアウターロータ形のモータ22を構成していて、そのロータ部31が回転することに基づきインペラ26も当該ロータ部31と一体に回転する構成となっている。モータ22は、正逆回転の切り替えが可能な構成となっている。なお、ステータ収容部20の開口部は、図示しないカバーにより閉鎖される。
図5において、上記ケース本体3の側壁部には、上記リザーブタンク部6内と外部とを連通させる注液口35が形成されていて、この注液口35からリザーブタンク部6内へ液体を注入できる構成となっている。この注液口35は、円形凹状に形成されていて、シール手段を構成するOリング36を介してねじ37により密閉可能に構成されている。送液ポンプ1は、上記のように構成されている。
一方、図8には、上記送液ポンプ1を使用した冷却システム40を、電気機器としてパーソナルコンピュータ41に適用した例が概略的に示されている。まず、パーソナルコンピュータ41は、本体ケース42と、この本体ケース42に対して開閉回動可能に設けられた蓋ケース43とを備えていて、本体ケース42の上面部に、図示はしないがキーボードが設けられ、蓋ケース43の内面部に、これも図示はしないが液晶表示部が設けられている。
上記本体ケース42の内部には発熱部品としてCPU44が配設されていて、このCPU44を、送液ポンプ1のカバー4に接触させている。この場合、送液ポンプ1は、カバー4が上面側となるように配置されている。また、カバー4は、CPU44の熱を受ける受熱部を兼ねていて、送液ポンプ1は、受熱部を一体的に有した構成となっている。蓋ケース43の内部には放熱部45が設けられていて、この放熱部45に、冷却用の液体(液冷媒)が通る流通路(図示せず)が設けられていると共に、その流通路に連通する入口46と出口47が設けられている。そして、送液ポンプ1の吸入口8は、接続チューブ48を介して出口47と接続し、送液ポンプ1の吐出口9は、接続チューブ49を介して入口46と接続する。送液ポンプ1のポンプ室5内、リザーブタンク部6内および放熱部45の流通路内には、冷却用の液体を封入している。液体が流通する流通経路は、閉じた循環路構成となっている。
上記構成において、送液ポンプ1におけるモータ22のコイル25への通電を制御することにより、ロータ部31と一体にインペラ26が、図2中矢印A方向へ回転する。すると、インペラ26の各ポンプ羽根29のポンプ作用により、放熱部45側の液体が吸入口8からポンプ室5内に吸入されると共に、ポンプ室5内の液体が吐出口9から接続チューブ49側へ吐出される。接続チューブ49側へ吐出された液体は、放熱部45の流通路側へ送られる。
このとき、送液ポンプ1のポンプ室6内を通る液体は、カバー4を介してCPU44から発生する熱を奪うことにより、当該CPU44を冷却する。CPU44の熱を奪った液体は、放熱部45において放熱し、冷やされる。冷やされた液体は、再び送液ポンプ1のポンプ室5内に吸入され、CPU44から発生する熱を奪うようになる。このようにして、送液ポンプ1を流れる液体により、CPU44が高温になることが抑えられる。
ところで、このような構成の冷却システム40においては、循環路を流通する冷却用の液体は蒸発等により減少し、それに伴い液体中に気泡(空気)が入り込むことがある。ここで、流路形成部材10における吐出用流路13の上面13aに連通孔16を形成しているので、気泡を含んだ液体がその吐出用流路13を通過する際に、気泡はその連通孔16から上方の隙間14(リザーブタンク部6内)へ逃げるようになる。また、これに伴い、リザーブタンク部6内の液体が、連通孔16,17を通して吐出用流路13内へ補充されるようになる。このようにして、経路内を流通する液体の量を極力減少しないようにできる。
また、上記した実施形態において、冷却用の液体を注液口35から注入する場合に、インペラ26の回転駆動用のモータ22の回転方向を逆回転(矢印Aとは反対方向)させる。これにより、吐出用流路13における連通孔16,17が吸込口となり、リザーブタンク部6内の液体をそれら連通孔16,17を通してポンプ室5側へ注入することができるようになる。よって、注液作業が容易となる。
さらに、上記した実施形態においては、吐出用流路13の下面13bにも連通孔17を形成しているので、送液ポンプ1を、その下面13bが上面側となるように配置した場合(従ってカバー4が下向きとなるように配置した場合)には、その連通孔17が気液分利用の孔として作用するようになる。従って、送液ポンプ1としては、上下を逆にした場合でも、気液分離機能が得られるようになり、使い勝手を向上できる。
そして、上記した冷却システム40においては、送液ポンプ1がリザーブタンク部6を内蔵しているので、別途リザーブタンクを設ける必要がない。このため、その分部品点数の増加を抑えることができると共に、冷却システム40が大型化することを防止でき、さらには接続箇所を少なくすることができる。
図9は本発明の第2の実施形態を示したものであり、この第2の実施形態は上記した第1の実施形態とは次の点が異なっている。
すなわち、リザーブタンク部6内で傾斜状態に配置された吐出用流路13の連通孔16,17のうち、図9における上面13aの連通孔16は、吐出口9寄りの部位(図9において左側)に形成し、下面13bの連通孔17は、第1の実施形態と同様にポンプ室5寄りの部位(図9において右側)に形成している。従って、上下の連通孔16,17は、吐出用流路13の延び方向で異なる部位に形成している。
この場合、上下の連通孔16,17は、吐出用流路13の延び方向でずらしていて、対応する隙間14,15のそれぞれ高さ寸法が大きい側に連通するように形成しているので、どちらの連通孔16,17が上側になるように配置しても、吐出用流路13内の液体に含まれた気泡を対応する隙間14,15側へ一層逃げ易くできる。
図10は本発明の第3の実施形態を示したものであり、この第3の実施形態は上記した第1の実施形態とは次の点が異なっている。
すなわち、冷却システム50において、受熱部51は、上記送液ポンプ1とは別部材にて構成されている。そして、送液ポンプ1の吐出口9は、接続パイプ52を介して受熱部51の入口51aに接続し、受熱部51の出口51bは、接続パイプ53を介して放熱部54の入口54aに接続している。また、送液ポンプ1の吸入口8は、接続パイプ55を介して放熱部54の出口54bに接続している。従って、送液ポンプ1、受熱部51及び放熱部54は接続パイプ52,53,55を介して接続されていて、冷却用の液体が通る経路が閉ループによって構成されている。受熱部51には、発熱部品が接触状態に配置される。
上記構成において、送液ポンプ1が運転されると、放熱部54側の液体が接続パイプ55を介して送液ポンプ1のポンプ室5内に吸入されると共に、ポンプ室5内の液体が吐出口9から接続パイプ52側へ吐出される。接続パイプ52側へ吐出された液体は、受熱部51を通り、接続パイプ53を介して放熱部54側へ送られる。
このとき、受熱部51を通る液体により発熱部品の熱が奪われ、発熱部品が冷却される。発熱部品の熱を奪った液体は、放熱部54において放熱し、冷やされる。冷やされた液体は、再び送液ポンプ1のポンプ室5内に吸入された後、受熱部51に吐出され、受熱部51において再び発熱部品の熱を奪うようになる。このようにして、冷却用の液体が循環して、発熱部品が高温になることが抑えられる。なお、この場合も、送液ポンプ1を通過する液体に気泡が混入した場合には、気泡は送液ポンプ1における連通孔16,17を通してリザーブタンク部6側に逃がされると共に、その分、リザーブタンク部6内の液体が吐出用流路13側に補充されるようになる。
このような実施形態においても、冷却システム50において、送液ポンプ1がリザーブタンク部6を内蔵しているので、別途リザーブタンクを設ける必要がない。このため、その分部品点数の増加を抑えることができると共に、冷却システム50が大型化することを防止でき、さらには接続箇所を少なくすることができる。
一方、図11ないし図15は本発明の第4の実施形態を示したものであり、この第4の実施形態は、上記した第1の実施形態とは次の点が異なっている。
すなわち、送液ポンプ60は、第1の実施形態の送液ポンプ1とは、特に注液口の位置と数が異なっている。図11において、ケース2におけるケース本体3の上部の側壁に、リザーブタンク部6に対応する第1の注液口61と、ポンプ室5に対応する第2の注液口62とを形成している。
このうち、第1の注液口61は、リザーブタンク部6内と外部(ケース2の外部)とを連通させるように形成されていて、シール手段を構成するOリング63を介して、封止栓を構成するねじ64により密閉可能に構成されている。ここで、図11に示すように、ケース2を、上記第1の注液口61が上となるようにした状態で、リザーブタンク部6の上部の内面65(第1の注液口61を挟んだ左右両側の内面)が、第1の注液口61へ向かって上昇するように傾斜する傾斜面となっている(図13参照)。
第2の注液口62は、ポンプ5室内と外部(ケース2の外部)とを連通させるように形成されていて、シール手段を構成するOリング66を介して、封止栓を構成するねじ67により密閉可能に構成されている。ここで、図14に示すように、ねじ67の取付状態で、当該ねじ67のポンプ5室側の先端部67aは、ポンプ室5までは届いておらず、ねじ67の先端部67aとポンプ室5との間に液溜まり部68が形成されている。また、この液溜まり部68は、ポンプ室5側が広くなるようにラッパ状に拡開していて、ポンプ室5側の先端部68aの開口面積S1が、ねじ67側の基端部68bの開口面積S2よりも大きくなっている(S1>S2)。
さて、上記構成の送液ポンプ60を、第1の実施形態と同様な冷却システム40に用いる場合、図11に示すように、送液ポンプ60の吸入口8は、接続チューブ48を介して放熱部45の出口47に接続し、吐出口9は、接続チューブ49を介して放熱部45の入口46に接続する。そして、このような構成の冷却システム40においては、流通経路内に冷却用の液体(液冷媒)を注入する必要がある。
上記冷却システム40の流通経路内に冷却用の液体を注入する場合には、送液ポンプ60のケース2を、図11に示すように、第1及び第2の注液口61,62が上となる状態に配置すると共に、第1及び第2の注液口61,62の封止用のねじ64,67を外し、これら第1及び第2の注液口61,62を開放状態とする。この状態で、例えばリザーブタンク部6側の第1の注液口61から冷却用の液体を注入する。このとき、送液ポンプ60を、通常の回転方向とは逆方向(矢印Aとは反対方向)に適宜回転させる。これに伴い、リザーブタンク部6内に注入された液体が、連通孔16,17を通して冷却システム40の流通経路内に注入されるようになる。このとき、流通経路内の空気の多くは、ポンプ室5側の第2の注液口62を通してケース2の外部へ排出され、また、一部は、リザーブタンク部6内を上昇して第1の注液口61からもケース2の外部へ排出される。
ここで、ポンプ室5に対応する第2の注液口62部分には、ポンプ室5の上部側に位置させて液溜まり部68が形成されているので、インペラ26の回転時において、ポンプ室5内を流れる液体の流速に比べ、その液溜まり部68を流れる液体の流速が遅くなる。このため、ポンプ室5内を流れる液体中の空気(気泡)は、その液溜まり部68付近を通過する際に、第2の注液口62から外部へ排出され易くなる。また、リザーブタンク部6の上部の内面65が、第1の注液口61に向かって上昇するように傾斜した傾斜面となっているので、リザーブタンク部6内の空気は第1の注液口61へ導かれ易くなり、外部へ排出され易くる。
このようにして、冷却システム40の流通経路内に冷却用の液体を満たしたら、第1及び第2の注液口61,62を、それぞれ封止用のねじ64,67により密封する。そして、この冷却システム40は、図15に示すように、パーソナルコンピュータ41に組み込まれる。このとき、送液ポンプ60は、第1の実施形態の場合と同様に、受熱部を兼ねるカバー4が上向きとなるようにして設置され、そのカバー4に、発熱部品となるCPU44が接触する状態で配置される。
上記した第4の実施形態においては、特に次のような作用効果を得ることができる。すなわち、送液ポンプ60のケース2において、リザーブタンク部6内に連通する第1の注液口61と、ポンプ室5内に連通する第2の注液口62とを設ける構成としている。このため、例えば第1の注液口61から注液する際に、ポンプ室5及びこれに連通する流通経路内に残留する空気は、ポンプ室5内に連通する第2の注液口62から外部に排出され易くると共に、リザーブタンク部6内に存在していた空気は、第1の注液口61から外部へ排出され易くなる。
ちなみに、第1の注液口61のみで、第2の注液口62が設けられていない場合には、ポンプ室5及びこれに連通する流通経路内に残留する空気は、最終的に連通孔16,17を通してリザーブタンク部6内に導かれた後、第1の注液口61から排出されるまで、排出されないことになる。
この点、本実施形態によれば、注液時に、ポンプ室5及びこれに連通する流通経路内に残留する空気は、ポンプ室5内に連通する第2の注液口62から外部へ効率良く排出することができるため、冷却用の液体を、冷却システム40内の液体を収容する部分のほぼすべてに液体を満たすことができるようになる。この結果、補充用の液体を収容しておくためのリザーブタンク部6の内容積を極力小さくすることが可能となり、リザーブタンク部6、ひいてはリザーブタンク部6を含む冷却システム40の小型化を図ることが可能となる。
また、送液ポンプ60のケース2を第1の注液口61が上となるようにした状態で、リザーブタンク部6の上部の内面65が、その第1の注液口61へ向かって上昇するように傾斜しているので、注液する際に、リザーブタンク部6内に存在していた空気は、リザーブタンク部6内を上昇した後、リザーブタンク部6の上部の内面65の傾斜に沿って第1の注液口61へ導かれ、その第1の注液口61から外部へ排出され易くなる。このことから、リザーブタンク部6内に、当該リザーブタンク部6内の容積すべてに液体を満たすことが可能になり、これによっても、リザーブタンク部6、ひいてはリザーブタンク部6を含む冷却システム40の小型化を図ることが可能となる。
さらに、第2の注液口62部分には、これを外部から封止するように設けられたねじ67の先端部67aとポンプ室5との間に液溜まり部68を有する構成としているので、ポンプ室5内のインペラ26の回転時において、ポンプ室5内を流れる液体の流速に比べ、その液溜まり部68を流れる液体の流速が遅くなる。このため、ポンプ室5内を流れる液体中の空気(気泡)は、その液溜まり部68付近を通過する際に、第2の注液口62から外部へ排出され易くなる。しかも、その液溜まり部68は、ポンプ室5側の開口面積がねじ67側の開口面積より大きくなっているので、ポンプ室5内を流れる液体中の空気は、その液溜まり部68付近を通過する際に、第2の注液口62へ向かい易くなる。
上記した第4の実施形態においては、流路形成部材10における連通孔16,17は、1個のみでも良く、また、流路形成部材10に相当する部分を流路形成部として、ケース本体3に一体成形により設けることも可能である。さらに、リザーブタンク部6に対応する第1の注液口61、及びポンプ室5に対応する第2の注液口62は、それぞれ1個ずつに限られず、2個以上設けることも可能である。
図16は、リザーブタンク部6に対応する第1の注液口部分の第1の変形例を示している。この第1の変形例は、上記した第4の実施形態とは次の点が異なっている。すなわち、第1の注液口70は、ケース本体3の外面から外部へ突出する筒部71を有する構成となっていて、その筒部71に図示しないキャップを装着することで、封止されるようになっている。また、その第1の注液口70を上にした状態で、リザーブタンク部6の上部の内面72(第1の注液口70を挟んだ左右両側の内面)は、第1の注液口70へ向かって上昇するような傾斜面となっている。
図17(a)〜(c)は、リザーブタンク部6に対応する第1の注液口部分の第2〜4の変形例を示していて、上記した第1の変形例とは次の点が異なっている。すなわち(a)の第2の変形例は、第1の注液口70を上にした状態で、リザーブタンク部6の上部の内面73は、上側へ円弧状に窪む傾斜面となっている。
(b)の第3の変形例は、第1の注液口70を上にした状態で、リザーブタンク部6の上部の内面74は、リザーブタンク部6の内方側へ突出するような円弧状となる傾斜面となっている。
(c)の第4の変形例では、第1の注液口75は、ケース本体3の左角部に配置され、リザーブタンク部6の上部の内面のうち右側の内面76が、第1の注液口75へ向かって上昇するような傾斜面となっている。
これら第1〜第4の変形例においても、上記した第4の実施形態の場合と同様な作用効果を得ることができる。
本発明は、上記した各実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
インペラ26を回転駆動するモータ22のロータ部31は、ポンプ室5の外に設けることもできる。
吸入用流路12をケース本体3に一体に設け、流路形成部材10は、吐出用流路13のみを有する構成とすることもできる。
本発明の第1の実施形態の送液ポンプを示すもので、図2のX1−X1線に沿う縦断側面図 送液ポンプの平面図 送液ポンプの分解斜視図 図3とは反対側から見た送液ポンプの分解斜視図 カバーを外した状態で示す要部の斜視図 流路形成部材の平面図 図6のX7−X7線に沿う拡大断面図 冷却システムを組み込んだパーソナルコンピュータの概略的な斜視図 本発明の第2の実施形態を示す図1相当図 本発明の第3の実施形態を示す冷却システムの構成図 本発明の第4の実施形態を示す冷却システムの構成図 図5相当図 第1の注液口部分の拡大断面図 第2の注液口部分の拡大断面図 図8相当図 第1の注液口部分の第1の変形例を示すもので、(a)は平面図、(b)は(a)のY1−Y1線に沿う断面図、(c)は(a)のY2−Y2線に沿う断面図 第1の注液口部分の他の変形例を示すもので、(a)は第2の変形例を示す断面図、(b)は第3の変形例を示す断面図、(c)は第4の変形例を示す断面図
符号の説明
図面中、1は送液ポンプ、2はケース、3はケース本体、4はカバー(受熱部)、5はポンプ室、6はリザーブタンク部、8は吸入口、9は吐出口、10は流路形成部材(流路形成部)、12は吸入用流路、13は吐出用流路、13aは上面、13bは下面、14,15は隙間、16,17は連通孔、22はモータ、23はステータ部、26はインペラ、29はポンプ羽根、31はロータ部、35は注液口、40は冷却システム、41はパーソナルコンピュータ(電気機器)、44はCPU(発熱部品)、45は放熱部、50は冷却システム、51は受熱部、54は放熱部、60は送液ポンプ、61は第1の注液口、62は第2の注液口、65は内面(傾斜面)、67はねじ(封止栓)、67aは先端部、68は液溜まり部、70は第1の注液口、72は内面、73は内面、74は内面、75は第1の注液口、76は内面を示す。

Claims (10)

  1. 内部に液体が収容されるポンプ室を有するケースと、
    このケースに設けられ、前記ポンプ室と連通される吸入口及び吐出口と、
    ポンプ羽根を有して前記ポンプ室内に回転可能に設けられ、回転に基づき前記吸入口から前記ポンプ室内に液体を吸入すると共に、ポンプ室内の液体を前記吐出口から吐出させるインペラと、
    前記ケースに設けられ、ステータ部を有すると共に、前記インペラと一体に回転するように設けられたロータ部を有するインペラ駆動用のモータと、
    前記ケースに前記ポンプ室の外側に位置させて形成され、予備の液体を貯留するリザーブタンク部と、
    前記吐出口と前記ポンプ室との間を連通させる吐出用流路を有して前記リザーブタンク部内に配設された流路形成部材と、
    この流路形成部材における前記吐出用流路を形成する壁の異なる複数の面に形成され、それぞれ前記吐出用流路と前記リザーブタンク部内とを連通させる複数の連通孔とを具備したことを特徴とする送液ポンプ。
  2. 前記吐出用流路は前記リザーブタンク部内で傾斜していて、前記複数の連通孔は、前記吐出用流路の延び方向で異なる位置に形成されていることを特徴とする請求項1記載の送液ポンプ。
  3. 内部に液体が収容されるポンプ室を有するケースと、
    このケースに設けられ、前記ポンプ室と連通される吸入口及び吐出口と、
    ポンプ羽根を有して前記ポンプ室内に回転可能に設けられ、回転に基づき前記吸入口から前記ポンプ室内に液体を吸入すると共に、ポンプ室内の液体を前記吐出口から吐出させるインペラと、
    前記ケースに設けられ、ステータ部を有すると共に、前記インペラと一体に回転するように設けられたロータ部を有するインペラ駆動用のモータと、
    前記ケースに前記ポンプ室の外側に位置させて形成され、予備の液体を貯留するリザーブタンク部と、
    前記吐出口と前記ポンプ室との間を連通させる吐出用流路を有して前記リザーブタンク部内に設けられた流路形成部と、
    この流路形成部に形成され、前記吐出用流路と前記リザーブタンク部内とを連通させる連通孔と、
    前記リザーブタンク部内と外部とを連通するように設けられた第1の注液口と、
    前記ポンプ室内と外部とを連通するように設けられた第2の注液口とを具備したことを特徴とする送液ポンプ。
  4. 前記第2の注液口にこれを外部から封止するように設けられた封止栓の先端部と前記ポンプ室との間に液溜まり部を有することを特徴とする請求項3記載の送液ポンプ。
  5. 前記液溜まり部は、前記ポンプ室側の開口面積が前記封止栓側の開口面積より大きくなっていることを特徴とする請求項4記載の送液ポンプ。
  6. 内部に液体が収容されるポンプ室を有するケースと、
    このケースに設けられ、前記ポンプ室と連通される吸入口及び吐出口と、
    ポンプ羽根を有して前記ポンプ室内に回転可能に設けられ、回転に基づき前記吸入口から前記ポンプ室内に液体を吸入すると共に、ポンプ室内の液体を前記吐出口から吐出させるインペラと、
    前記ケースに設けられ、ステータ部を有すると共に、前記インペラと一体に回転するように設けられたロータ部を有するインペラ駆動用のモータと、
    前記ケースに前記ポンプ室の外側に位置させて形成され、予備の液体を貯留するリザーブタンク部と、
    前記吐出口と前記ポンプ室との間を連通させる吐出用流路を有して前記リザーブタンク部内に設けられた流路形成部と、
    この流路形成部に形成され、前記吐出用流路と前記リザーブタンク部内とを連通させる連通孔と、
    前記リザーブタンク部内と外部とを連通するように設けられた注液口とを具備し、
    前記ケースを前記注液口が上となるようにした状態で、前記リザーブタンク部の上部の内面が、前記注液口へ向かって上昇するように傾斜していることを特徴とする送液ポンプ。
  7. 前記インペラ駆動用のモータは正逆回転の切り替えが可能な構成であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の送液ポンプ。
  8. 発熱部品の熱を液冷媒により受けるように設けられた受熱部と、前記液冷媒の熱を放出させるように設けられた放熱部と、前記液冷媒を循環させるように設けられた請求項1ないし7のいずれかに記載の送液ポンプとを備えたことを特徴とする冷却システム。
  9. 前記送液ポンプは、前記受熱部を一体的に備えていることを特徴とする請求項8記載の冷却システム。
  10. 請求項8または9記載の冷却システムを備えたことを特徴とする電気機器。

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