JP2006242479A - 冷却装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】発熱体を簡単な構造で長期間効率良く冷却できる冷却装置40を提供する。
【解決手段】CPU31に熱的に接続されたポンプハウジング51と、CPU31の熱を放出する放熱部60,70と、ポンプハウジング51と放熱部60,70との間で液状冷媒Lを循環させるとともに、液状冷媒Lを蓄える貯溜部90を有した循環流路80とを備える。貯溜部90は、第1及び第2の開口端91a,91bを有する第1の管91と、第1の開口端91aに挿入された第2の管92と、第2の開口端91bに挿入された第3の管93とを備える。第2及び第3の管92,93は、第1の管91の軸A方向に沿う中間部分91dで第1の管91内に開口している。第1の管91の内面と第2の管92の外周面との間、及び、第1の管91の内面と第3の管93の外周面との間には、隙間S3,S4が設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、液体冷媒を循環してCPUのような発熱体を冷却する液冷式の冷却装置及び電子機器に関する。
電子機器、例えばポータブルコンピュータに用いられる主制御装置すなわちCPUは、処理速度の高速化や多機能化に伴って、動作中の発熱量が増加している。CPUの温度が高くなり過ぎると、CPUの処理速度が低下したり、CPUの誤動作の可能性があることが知られている。
CPUの放熱性能を高めるため、近年、不凍液あるいは水に代表される液状の冷却媒体(以下、液状冷媒という)を循環させて、CPUから回収した熱を電子機器の外部に放出する冷却装置が組み込まれた電子機器が実用化されている。
上述した冷却装置は、CPUのような発熱体に熱的に接続される受熱部と該発熱体の熱を放出する放熱部との間で液状冷媒を循環させ、この液状冷媒を介して該発熱体の熱を放熱部に移送する循環流路と、循環流路に介在されて液状冷媒を蓄えるリザーブタンクとを備えている。循環流路は、リザーブタンクに液状冷媒を戻す第1の管と、リザーブタンクから液状冷媒を送り出す第2の管とを備えている(例えば特許文献1参照。)。
特開2004−348649号公報
ところで、冷却装置にシール機構が多いほど、液状冷媒が蒸発し易い。液状冷媒が蒸発して減少すると、CPUのような発熱体を冷却する効率が低下する。
特許文献1に記載された冷却装置が備えるリザーブタンクでは、箱形のタンク部を構成する壁に2つの開口部を設け、これら開口部から該タンク部内に第1及び第2の管の先端部を夫々挿入させている。そのため、タンク部自体だけでなく、タンク部と第1の管との間や、タンク部と第2の管との間に、液状冷媒が漏れ出すのを抑止するためのシール機構を設ける必要がある。そのため、冷却装置が複雑な構造となり易い。また、シール機構が多いため、液状冷媒が蒸発し易く、これに伴い、発熱体の冷却効率が低下するおそれがある。
本発明の目的は、発熱体を簡単な構造で長期間効率良く冷却できる冷却装置及び電子機器を得ることにある。
本発明の一形態に係る冷却装置は、発熱体に熱的に接続された受熱部と、発熱体の熱を放出する放熱部と、受熱部と放熱部との間で液状冷媒を循環させるとともに、液状冷媒を蓄える貯溜部を有した循環流路と、循環流路の途中に設けられ、液状冷媒を蓄える貯溜部とを具備し、貯溜部は、第1の開口端とこの開口端の反対側に位置する第2の開口端とを有する第1の管と、第1の管が有する第1の開口端に挿入された第2の管と、第1の管が有する第2の開口端に挿入された第3の管とを備えており、第2及び第3の管は、夫々、第1の管の軸方向に沿う中間部分で第1の管内に開口しており、第1の管の内面と第2の管の外周面との間、及び、第1の管の内面と第3の管の外周面との間に夫々隙間が設けられている
また、本実施形態の一形態に係る電子機器は、発熱体を有する筐体と、発熱体に熱的に接続された受熱部と、発熱体の熱を放出する放熱部と、受熱部と放熱部との間で液状冷媒を循環させるるとともに、液状冷媒を蓄える貯溜部を有した循環流路と、を具備し、貯溜部は、第1の開口端とこの開口端の反対側に位置する第2の開口端とを有する第1の管と、第1の管が有する第1の開口端に挿入された第2の管と、第1の管が有する第2の開口端に挿入された第3の管とを備えており、第2及び第3の管は、夫々、第1の管の軸方向に沿う中間部分で第1の管内に開口しており、第1の管の内面と第2の管の外周面との間、及び、第1の管の内面と上記第3の管の外周面との間に夫々隙間が設けられている。
本発明によれば、発熱体を簡単な構造で長期間効率良く冷却できる冷却装置及び電子機器が得られる。
以下、図1乃至図12を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、この発明の実施の形態が適用される電子機器としてのポータブルコンピュータ1を示している。ポータブルコンピュータ1は、本体ユニット2と表示ユニット3とを有している。
本体ユニット2は、偏平な箱状に形成された第1の筐体10を有している。第1の筐体10は、底壁11a、上壁11b、前壁11c、左右の側壁11d,11e、及び、後壁11fを有している。上壁11bは、数字や文字等の入力に利用されるキーボード12を支持している。
第1の筐体10の少なくとも底壁11aは、例えばマグネシウム合金のような金属材料で作られている。図2に示すように、底壁11aは、膨出部13と凹部14とを有している。膨出部13は、底壁11aの後半部に位置するとともに、底壁11aの前半部よりも下向きに突出している。膨出部13は、凹部14との間に介在される仕切り壁16を有している。凹部14は、膨出部13の直前において第1の筐体10の内側に向けて凹んでいる。この凹部14は、第1の筐体10の幅方向に沿う中央部に位置している。
図2に示すように、底壁11aの膨出部13には、一対の第1の脚部17(図2及び図3では一方のみ図示)が形成されている。これら第1の脚部17は、第1の筐体10の幅方向に互いに離れている。底壁11aの前端部には、一対の第2の脚部18(図2では一方のみ図示)が形成されている。これら第2の脚部18は、第1の筐体10の幅方向に互いに離れている。
ポータブルコンピュータ1を例えば机の天板Bの上に置いた状態では、第1及び第2の脚部17,18が天板Bの上面に接触する。この結果、第1の筐体10は、前下がりの姿勢に傾斜する。また、膨出部13の外面と天板Bの上面との間には隙間S1が形成されるとともに、底壁11aと天板Bの上面との間には隙間S2が形成される。
図1に示すように、表示ユニット3は、第2の筐体20と液晶表示パネル21とを備えている。液晶表示パネル21は、第2の筐体20に収容されている。液晶表示パネル21は、画像を表示する画面21aを有している。画面21aは、第2の筐体20の前面に形成した開口部22を通じて第2の筐体20の外方に露出している。
第2の筐体20は、第1の筐体10の後端部に図示しないヒンジを介して支持されている。このため、表示ユニット3はキーボード12を上方から覆うように本体ユニット2の上に横たわる閉じ位置と、キーボード12や画面21aを露出させるように本体ユニット2に対して起立する開き位置との間で回動可能となっている。
図2及び図3に示すように、第1の筐体10はプリント回路板30を収容している。プリント回路板30の後端部の下面には、発熱体としてのCPU31が実装されている。CPU31は、ベース基板32と、ベース基板32の中央部に位置するICチップ33とを有している。ICチップ33は、処理速度の高速化や多機能化に伴って動作中の発熱量が非常に大きく、安定した動作を維持するために冷却を必要としている。したがって、ICチップ33の冷却の方法としては空冷も可能であるが、空気よりも遥かに高い比熱を有する液状冷媒Lを介して熱を放出させる(冷却する)ことが、高い冷却効果を得るために有益である。
このポータブルコンピュータ1は、不凍液のような液状冷媒Lを用いてCPU31を冷却する液冷式の冷却装置40を搭載している。図2及び図3に示すように、第1の筐体10内には、冷却装置40を収容する収容部19が設けられている。本実施形態では、収容部19は、膨出部13の内側に設けられている。
詳しくは、第1の筐体10は、収容部19を閉塞させるカバー10aを有している。このカバー10aは、底壁11aの一部、後壁11fの一部、仕切り壁16の一部をなす。このカバー10aには、第1乃至第4の排気部41a,41b,41c,41dが設けられている。第1及び第2の排気部41a,41bは、後述する2つの放熱部60,70と夫々対向するように設けられている。第1及び第2の排気部41a,41bは、上記隙間S1に向かって開口している。第3の排気部41cは、第1の筐体10の後壁11fとなる部分に、第1の筐体10の幅方向に一列に並んで設けられている。第4の排気部41dは、仕切り壁16となる部分に、第1の筐体10の幅方向に一列に並んで設けられているとともに、凹部14に開口している。すなわち、第4の排気部41dは、上記隙間S2に向かって開口している。
図2乃至6に示すように、冷却装置40は、発熱体としてのCPU31に熱的に接続される受熱部51を有するポンプユニット50と、CPU31の熱を放出する1つ以上例えば2つの放熱部60,70と、受熱部51と放熱部(以下、これを第1の放熱部という)60との間、及び、受熱部51と放熱部(以下、これを第2の放熱部という)70との間で液状冷媒Lを循環させる循環流路80と、液状冷媒Lを蓄える貯溜部90とを備えている。冷却装置40の主要な部分は、金属製の板状のマウントベース(支持部材)42によって支持されている。なお、図2は、冷却装置40を、受熱面51a側を上側(ポータブルコンピュータ1を使用する正位置)にして示しており、図3、図4、図6は、冷却装置40を、受熱面51a側とは反対側を上側(ポータブルコンピュータ1の天地を逆にした逆位置)にして示している。また、図5は、冷却装置40を受熱面51a側から見ている。
ポンプユニット50は、循環流路80の途中に設けられて、該循環流路80内に液状冷媒Lを強制循環させる。本実施形態では、ポンプユニット50は、循環流路80内に液状冷媒Lを強制循環させるポンプとしての機能と、CPU31と熱的に接続される受熱部としての機能とを兼ね備えている。
詳しくは、ポンプユニット50は、偏平な箱状のポンプハウジング51と、ポンプハウジング51内に設けられたインペラ52と、インペラ52を回転させるモータ(図示せず)とを備えている。
ポンプハウジング51は、例えばアルミニウム合金のような熱伝導の高い材料で作られている。ポンプハウジング51が有する一対の端面のうちの少なくとも一方の端面(以下、受熱面という)51aは平坦に形成されており、シリコーングリースや伝熱シート等を介して、ICチップ33と熱的に接続される。すなわち、ポンプハウジング51は、受熱部としても機能する。また、ポンプハウジング51は、液状冷媒Lを吸込む吸込部53と、液状冷媒Lを吐出する吐出部54とを備えている。
インペラ52を回転させるモータは、図示しないが、例えば、複数のN極と複数のS極とが交互に形成されたリング状のロータマグネットと、ステータと、モータを動作させるための駆動回路基板とによって構成することができる。駆動回路基板は、ステータに、所定の駆動電流を供給可能とされている。これにより、ステータには、例えばポータブルコンピュータ1の電源投入と同時に、所定の大きさの電流が供給される。ステータに電流が供給されることで、ステータの周方向に回転磁界が発生され、ロータマグネットとステータとの間で、吸引と反発が交互に繰り返される。この結果、ロータマグネットとステータとの間に、ロータマグネットの周方向に沿うトルクが発生し、インペラ52が所定方向に回転される。
駆動回路基板に、モータを動作させるための電流を供給する電源ライン55は、吸込部53及び吐出部54からオフセットした位置に設けられている。このようにすることにより、液状冷媒Lを循環させるポンプユニット50の絶縁性を高めることができる。
第1の放熱部60は、第1の冷却ファン61と、第1の冷却ファン61の回りに設けられた第1の放熱機構64とを備えている。第2の放熱部70は、第2の冷却ファン71と、第2の冷却ファン71の回りに設けられた第2の放熱機構74とを備えている。なお、第1の放熱部60と第2の放熱部70とは、鏡像の関係となるように形成されているため、図7及び図8では、第1の放熱部60のみを代表して示している。
第1の放熱機構64は、銅、アルミニウム等の熱伝導率の高い材質により円弧状または円環状に形成された放熱体65と、この放熱体65と熱的に接続された複数の放熱フィン66とを有している。同様に、第2の放熱機構74は、銅、アルミニウム等の熱伝導率の高い材質により円弧状または円環状に形成された放熱体75と、この放熱体75と熱的に接続された複数の放熱フィン76とを有している。
第1及び第2の冷却ファン61,71は、夫々、放熱機構64,74の円弧または円の概ね中心に位置されている。第1及び第2の冷却ファン61,71は、詳述しないモータにより、所定の方向に回転される。第1の放熱部60と第2の放熱部70には、液状冷媒Lが循環する循環流路80が近接又は接触して設けられている。
第1の放熱フィン66には、ポンプユニット50と接続され、内部に液状冷媒Lが循環される第1の導管部81が、効率よく熱伝導可能に設けられている。同様に、第2の放熱フィン76には、ポンプユニット50と接続され、内部に液状冷媒Lが循環される第2の導管部82が、効率よく熱伝導可能に設けられている。これら導管部81,82は、後に詳しく説明する循環流路80の一部をなす。
第1の放熱部60や第2の放熱部70と近接又は接触される領域においては、図8に示すように、循環流路80(第1及び第2の導管部81,82)は、断面が扁平な形状となるように形成されている。なお、循環流路80と第1の放熱部60との間、及び、循環流路80と第2の放熱部70との間は、好ましくは、夫々、半田付けやモールドにより熱的に接続されているとよい。
なお、第1の放熱部60と第2の放熱部70とは、対称の形状(鏡像の関係の形状)でなくてもよく、同一の形状であっても構わない。また、冷却装置40に複数の放熱部を備えさせる場合、これら放熱部は、ポンプユニット50を中心として概ね左右対称に配置するのが好ましい。このようにすることにより、個々の冷却ファンの回転により生じる振動を打ち消すことや、第1の筐体10に不所望な共振が生じることを抑止することが可能である。
ポンプユニット50は、ICチップ33の位置に依存して、所定量オフセットさせてもよいが、図5に示すように、平面から見た状態で、少なくともその外形の一部が第1及び第2の冷却ファン61,71の中心を結ぶ線分N上に位置するように設けるのが好ましい。
また、図6に示すように、ポンプユニット50は、マウントベース42と平行な面であって上記線分Nを含む仮想平面に対して、該仮想平面と平行に所定量オフセットさせてもよい。なお、図中符号M1は第1の冷却ファン61の回転軸、符号M2は第2の冷却ファン71の回転軸を示している。さらに、ポンプユニット50は、マウントベース42の一方の面に位置される放熱部60,70とは逆の他方の面に設けてもよい。
循環流路80は、ポンプユニット50の吐出部54と第1の放熱フィン66とを繋ぐ吐出管部84と、第1の放熱フィン66と熱的に接続されている上記第1の導管部81と、第2の放熱フィン76と熱的に接続されている上記第2の導管部82と、第1の導管部81と第2の導管部82とを繋ぐ第3の導管部83と、第2の放熱フィン76とポンプユニット50の吸込部53とを繋ぐ吸込管部85とを有している。
また、この冷却装置40は、液状冷媒Lが徐々に蒸発してもCPU31の冷却効率を良好に保つために、循環流路80の途中、例えば、第3の導管部83に、液状冷媒Lを貯めておく貯溜部90を備えている。この貯溜部90は、循環流路80の一部を構成している。なお、貯溜部90は、循環流路80の途中であればどこに設けてもよい。
循環流路80としては、例えば銅、真鍮、ステンレス鋼製で、断面形状が円筒状もしくは非円筒状に形成された熱伝導に優れたパイプ又はチューブを用いることができる。なお、循環流路80は、ゴム等の柔軟性を有したチューブであっても良いことはいうまでもない。液状冷媒Lとしては、不凍液だけでなく水等を用いてもよい。
本実施形態の冷却装置40では、循環流路80のうちポンプユニット50と接続される部分、すなわちマウントベース42から分離する吐出管部84及び吸込管部85は、例えばゴム製のあるチューブまたはゴム製のチューブの外周に帯状の金属により覆われ、任意の形状に変形可能なフレキシブル管を利用している。このようにすることにより、ポンプユニット50の位置決めの自由度が、2つの冷却ファンの位置決めの自由度と比べて自由度が高くなる。したがって、ポンプユニット50を発熱体(CPU31)に位置に応じた所定の位置に容易に固定可能となる。また、循環流路80のうちポンプユニット50と接続される吸込管部85及び吐出管部84を変形可能とすることで、CPU31とポンプユニット50とを接続或いは分離する際の作業性を向上させることができる。
放熱フィン66,66及び第1乃至第3の導管部81,82,83は、マウントベース42に、例えば半田付けやモールドにより支持されている。ところで、貯溜部90は、後述するように液状冷媒Lを貯溜する第1の管91の外径が、第2及び第3の管92,93の外径よりも大きくなるように形成されている。そのため、図3及び図4に示すように、マウントベース42のうちの第1の管91に対応する部分には、切り欠き42aが設けられている。
なお、放熱フィン66とマウントベース42、放熱フィン76とマウントベース42、循環流路80とマウントベース42との間には、必要に応じてシリコーングリース等の熱的に両者の接続効率を高める材質が設けられてもよいことはいうまでもない。なお、循環流路80がゴム等のチューブの場合は取付金具等で取り付ければ良い。
次に、上記貯溜部90について、図9乃至図12を参照して詳しく説明する。本実施形態の冷却装置40では、第3の導管部83が貯溜部90を有している。図9及び図10に示すように、貯溜部90(第3の導管部83)は、外形及び内形が円形状(断面円形状)の第1の管91、第2の管92、及び、第3の管93を有している。なお、第1乃至第3の管91,92,93の外形及び外径は円形に限定されるものではなく任意である。
第1の管91は、第1の開口端91aとこの開口端91aの反対側に位置する第2の開口端91bとを有している。第2の管92は、第1の管91が有する第1の開口端91aに挿入されている。第3の管93は、第1の管91が有する第2の開口端91bに挿入されている。第2の管92の先端部分92aと第3の管93の先端部分93aとは、第1の管91の軸A方向に沿う中央部分91cに対して対称に設けられている。第2及び第3の管92,93は、夫々、第1の管91の軸A方向に沿う中間部分91d(本実施形態では、略中央部分91c)で第1の管91内に開口している。
第2の管92は、上記第1の導管部81と一体に形成されている。第3の管93は、上記第2の導管部82と一体に形成されている。なお、第2の管92は、第1の導管部81と別体に形成してもよい。同様に、第3の管93は、第2の導管部82と別体に形成してもよい。
第2及び第3の管92,93は、夫々、第1の管91に挿入された先端部分92a,93aが第1の管91から延出している部分よりも外径が細くなるように形成されている。第1の管91の中間部分91dの外径及び内径は、第2及び第3の管92,93の先端部分92a,93aの外径及び内径よりも大きくなるように設定されている。したがって、第1の管91の中間部分91dの内面と第2の管92の外周面との間、及び、第1の管91の中間部分91dの内面と第3の管93の外周面との間には、夫々隙間S3,S4が形成される。
また、第1の管91は、その両端部に、第2及び第3の管92,93の外周面と夫々接触するように縊れた絞り部91e,91fを有している。これは、直管状の丸管(第1の管91)に一対の直管状の丸管(第2及び第3の管92,93)を差込み、第1の管91となる丸管の両端部に絞り加工を施すことで実現可能である。そして、第1の管91の内面(絞り部91eの内面)と第2の管92の外周面との間、及び、第1の管91の内面(絞り部91fの内面)と第3の管93の外周面との間は、夫々、ロウ付けにより液密に接着されている。
上述のように形成された貯溜部90は、図11及び図12に示すように、冷却装置40と水平面とのなす角度(マウントベース42と水平面とのなす角度)を任意の角度に傾けても、第2の管92と第3の管93との間を常に液状冷媒L中に浸漬させることができる。したがって、第2の管92と第3の管93との間から循環流路80内に空気が混入するのを抑制することができる。また、循環流路80中を循環している間に、液状冷媒L中に空気が混入しても、第2の管92と第3の管93との間で気液を分離することができる。
上述した冷却装置40を第1の筐体10に実装する際には、以下のようにすればよい(図2参照。)
冷却装置40を上記収容部19に収容し、ポンプユニット50をプリント回路板30とともに第1の筐体10にねじ止めする。詳しくは、ポンプハウジング51の4つの角部に、ねじ孔を有する張出部56を設けておく。一方、第1の筐体10には、ポンプハウジング51の張出部56に夫々対応する位置にねじ止め部15を形成しておく。ポンプハウジング51を、プリント回路板30とともに第1の筐体10にねじ止めする。このとき、ポンプユニット50は、CPU31のICチップ33に対してその平面部の全域を覆うように、プリント回路板30上に配置する。このようにすることにより、ポンプユニット50及びプリント回路板30が第1の筐体10の所定の位置に固定されるとともに、ポンプユニット50のポンプハウジング51の端面(受熱面51a)がCPU31のICチップ33と確実な熱伝導が可能に熱的に接続される。
マウントベース42をプリント回路板30とともに第1の筐体10にねじ止めする。その後、第1の筐体10の一部をなすカバー10aを第1の筐体10の本体部分にねじ止めする。以上により、冷却装置40を第1の筐体10に実装できる。なお、マウントベース42には、筐体10の剛性や強度を補完する機能が与えられてもよい。
上述した冷却装置40は、以下のようにしてCPU31のICチップ33を冷却する。ICチップ33から放出される熱は、上記受熱面51aを介してポンプユニット50のポンプハウジング51に伝達される。ポンプハウジング51に伝達された熱は、ポンプハウジング51内に満たされている液状冷媒Lに拡散され、吸収される。ポンプハウジング51に満たされている液状冷媒Lは、ポータブルコンピュータ1への通電開始(電源投入)と同時に稼働されるモータの動作により、循環流路80内に循環される。吐出管部84を介して第1の放熱部60に伝達された液状冷媒Lは、第1の導管部81を通過する間に第1の放熱フィン66の近傍で第1の冷却ファン61からの冷却風により冷却される。
第1の導管部81を通過した液状冷媒Lは、第3の導管部83に導かれる。貯溜部90が有する第2及び第3の管92,93は、夫々、貯溜部90が有する第1の管91の軸方向に沿う中間部分91dで該第1の管91内に開口している。そのため、循環流路80内において、液状冷媒Lに気体が混入した場合であっても、第2の管92と第3の管93との間で気液が分離される。
第3の導管部83を通過した液状冷媒Lは、第2の導管部82を通過する間に第2の放熱フィン76の近傍で第2の冷却ファン71からの冷却風により冷却される。第1の導管部81、第3の導管部83、第2の導管部82を通じて冷却された液状冷媒Lは、吸込管部85を介して、再びポンプユニット50のポンプハウジング51内に導入される。以下、ポンプユニット50に戻された液状冷媒Lは再び加圧されて、循環流路80に送り出される。
ところで、第1及び第2の排気部41a,41bは、上記隙間S1に開放している。第3の排気部41cは、第1の筐体10の後方に開放している。第4の排気部41dは、上記隙間S2に開放している。したがって、第1及び第2の冷却ファン71,72によって生じた風は、第1及び第2の放熱フィン76,76から熱を奪い、循環流路80を流れる冷媒の温度を低下させたのち、第1及び第2の放熱フィン76,76のほぼ全周から、第1乃至第4の排気部41a,41b,41c,41dを介して、第1の筐体10の外方に吹き抜ける。したがって、第1の筐体10内に、液状冷媒Lを冷却したことにより温度の上昇した不所望な気流(温度の高い冷却風)が残留し難い。
このようにして、ポンプユニット50の受熱面51aで受熱したICチップ33からの熱は、ポンプユニット50によって循環される液状冷媒Lにより、第1及び第2の放熱部60,70の第1及び第2の放熱フィン66,76の近傍において、対応して設けられる第1及び第2の冷却ファン61,71からの冷却風により、順次、排熱される。したがって、ICチップ33の温度は、温度上昇が許容されている所定の範囲内に維持される。なお、循環流路80は、放熱効果のある金属製のマウントベース42に熱的に接続されているので、循環流路80を流れる液状冷媒Lの温度は、循環流路80を循環されている間も所定割合で低下(冷却)される。
以上のように、本実施形態のポータブルコンピュータ1及び冷却装置40によれば、循環流路80が貯溜部90を有している。そして、この貯溜部90は、第1の管91と、第1の管91が有する第1の開口端91aに挿入された第2の管92と、第1の管91が有する第2の開口端91bに挿入された第3の管93とを備えている。そのため、従来のリザーブタンクと比べて簡単な構造で液状冷媒Lが漏れ出すのを抑制できる。しかも、この貯溜部90は、第1の管91の内面と第2の管92の外周面との間、及び、第1の管91の内面と第3の管93の外周面との間に夫々隙間S3,S4が設けられている。そのため、上記隙間S3,S4に良好に液状冷媒Lを貯めることができる。
さらに、この貯溜部90は、第2及び第3の管93が、夫々、第1の管91の軸A方向に沿う中間部分91dで第1の管91内に開口している。そのため、循環流路80を循環している間に液状冷媒Lに気泡が混入しても、第2の管92と第3の管93との間で気液を分離することができる。
したがって、本実施形態のポータブルコンピュータ1及び冷却装置40によれば、ICチップ33のような発熱体を簡単な構造で長期間効率良く冷却できる。また、ICチップ33のような発熱体を冷却効率の低下を抑止できる。すなわち、本実施形態のポータブルコンピュータ1及び冷却装置40によれば、発熱体であるICチップ33を確実に冷却可能で、ICチップ33の特性が不安定となったり、動作不良が生じることが抑止できる。
また、本実施形態の本実施形態のポータブルコンピュータ1及び冷却装置40によれば、第2及び第3の管92,93の先端部分92a,93aが第1の管91から延出している部分よりも外径が細くなるように形成されている。このようにすることにより、隙間S3,S4がより広くなるため、第1の管91内により多くの液状冷媒Lを貯めることができる。
さらに、本実施形態の本実施形態のポータブルコンピュータ1及び冷却装置40によれば、第2及び第3の管92,93は、上記第1の管91の軸A方向に沿う中央部分91cに対して対称に設けられている。このようにすることにより、ポータブルコンピュータ1或いは冷却装置40を任意の方向に傾けても、第2の管92と第3の管93との間を常に液状冷媒L中に浸漬させることができる。したがって、第2の管92と第3の管93との間から循環流路80内に不用意に空気が混入するのを抑制することができる。
しかも、本実施形態の本実施形態のポータブルコンピュータ1及び冷却装置40によれば、第1の管91が、その両端部に、第2及び第3の管92,93の外周面と夫々取り付けられる絞り部91e,91fを有している。このようにすることにより、第1の管91と第2の管92との間、及び、第1の管91と第3の管93との間のシール性を良好に保つことができる。
また、本実施形態の本実施形態のポータブルコンピュータ1及び冷却装置40によれば、第1の管91の内面と第2の管92の外周面との間、及び、第1の管91の内面と第3の管93の外周面との間を、夫々、ロウ付けにより液密に接着させている。そのため、第1の管91と第2の管92との間、及び、第1の管91と第3の管93との間のシール性をさらに良好に保つことができる。
以下、図13を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態では、第1の管91として直管状の丸管をそのまま用いている。そして、第1の管91の第1の開口端91a側の先端部分の外面と第2の管92の外面との間をロウ付けすることにより、第1の管91と第2の管92との間をシールしている。同様に、第1の管91の第2の開口端91b側の先端部分の外面と第3の管93の外面との間をロウ付けすることにより、第1の管91と第3の管93との間をシールしている。図中符号95は、ロウ付け部を示している。なお、他の構成は、図示しない部分を含めて上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。
本実施形態のポータブルコンピュータ1及び冷却装置40によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
以下、図14を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。
本実施形態では、第2及び第3の管92,93として直管状の丸管をそのまま用いている。そして、第1の管91の第1の開口端91a側の先端部分の内面と第2の管92の外面との間をロウ付けすることにより、第1の管91と第2の管92との間をシールしている。同様に、第1の管91の第2の開口端91b側の先端部分の内面と第3の管93の外面との間をロウ付けすることにより、第1の管91と第3の管93との間をシールしている。図中符号95は、ロウ付け部を示している。なお、他の構成は、図示しない部分を含めて上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。
本実施形態のポータブルコンピュータ1及び冷却装置40によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は上記第1乃至第3の実施の形態に特定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施可能である。例えば、第1乃至第3の実施形態では、ポンプユニットの両側に2つの放熱部を設けているが、放熱部の数は任意である。法冷部を3つ設ける場合、3つ目の放熱部は、例えば、ポンプユニットと一体に設けてもよい。
また、放熱フィンに接触又は近接される循環流路は、放熱フィンの内径側にあっても外径側にあってもよい。放熱フィンに接触又は近接される循環流路は、放熱フィンの内周囲又は外周囲を2周以上するように配置してもよい。循環流路は、任意の位置で繋ぎ目が設けられるものであってもよい。発熱体は、CPUに限定されるものではなく、熱を発生させるものであればよい。
本発明の第1の実施形態にかかるポータブルコンピュータを示す斜視図。 図1のポータブルコンピュータを一部切り欠いて示す側面図。 図1のポータブルコンピュータの一部を下壁側から見た分解斜視図。 本発明の第1の形態にかかる冷却装置を受熱面側とは反対側から見た斜視図。 図2の冷却装置を受熱面側から見た平面図。 図5中VI-VI線に沿って切断して示す断面図。 図2の冷却装置が備える放熱部を示す斜視図。 図2の冷却装置が備える放熱部をマウントベースと直交する方向に切断して示す断面図。 図2の冷却装置が備える貯溜部近傍を第1の管の軸方向に沿って切断して示す断面図。 図9中X-X線に沿って切断して示す断面図。 図2の冷却装置を、マウントベースとともに水平面に対して左回りに45°傾けた状態で、貯溜部近傍を示す断面図。 図2の冷却装置を、マウントベースとともに水平面に対して左回りに90°傾けた状態で、貯溜部近傍を示す断面図。 本発明の第2の実施形態にかかる冷却装置の貯溜部近傍を第1の管の軸方向に沿って切断して示す断面図。 本発明の第3の実施形態にかかる冷却装置の貯溜部近傍を第1の管の軸線方向に沿って切断して示す断面図。
符号の説明
1…ポータブルコンピュータ(電子機器)、 10…筐体、 31…CPU(発熱体)、 51…ポンプハウジング(受熱部)、 60,70…放熱部、 80…循環流路、 90…貯溜部、 91…第1の管、 91a…第1の開口端、 91b…第2の開口端、 91c…第1の管の中央部分、 91d…第1の管の中間部分、 91e,91f…絞り部、 92…第2の管、92a…第1の管の先端部分、 93…第3の管、 93a…第3の管の先端部分

Claims (7)

  1. 発熱体に熱的に接続された受熱部と、
    上記発熱体の熱を放出する放熱部と、
    上記受熱部と上記放熱部との間で液状冷媒を循環させるとともに、上記液状冷媒を蓄える貯留部を有した循環流路と、を具備し、
    上記貯溜部は、
    第1の開口端とこの開口端の反対側に位置する第2の開口端とを有する第1の管と、
    上記第1の管が有する第1の開口端に挿入された第2の管と、
    上記第1の管が有する第2の開口端に挿入された第3の管とを備えており、
    上記第2及び第3の管は、夫々、上記第1の管の軸方向に沿う中間部分で上記第1の管内に開口しており、
    上記第1の管の内面と上記第2の管の外周面との間、及び、上記第1の管の内面と上記第3の管の外周面との間に夫々隙間が設けられていることを特徴とする冷却装置。
  2. 上記第2及び第3の管は、夫々、上記第1の管に挿入された先端部分が上記第1の管から延出している部分よりも外径が細くなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  3. 上記第2の管の先端部分と上記第3の管の先端部分とは、上記第1の管の軸方向に沿う中央部分に対して対称に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  4. 上記第1の管は、その両端部に、上記第2及び第3の管の外周面と夫々取り付けられる絞り部を有していることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  5. 上記第1の管の内面と上記第2の管の外周面との間、及び、上記第1の管の内面と上記第3の管の外周面との間は、夫々、ロウ付けにより液密に接着されていることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  6. 発熱体を有する筐体と、
    上記発熱体に熱的に接続された受熱部と、
    上記発熱体の熱を放出する放熱部と、
    上記受熱部と上記放熱部との間で液状冷媒を循環させるとともに、上記液状冷媒を蓄える貯溜部を有した循環流路と、を具備し、
    上記貯溜部は、
    第1の開口端とこの開口端の反対側に位置する第2の開口端とを有する第1の管と、
    上記第1の管が有する第1の開口端に挿入された第2の管と、
    上記第1の管が有する第2の開口端に挿入された第3の管とを備えており、
    上記第2及び第3の管は、夫々、上記第1の管の軸方向に沿う中間部分で上記第1の管内に開口しており、
    上記第1の管の内面と上記第2の管の外周面との間、及び、上記第1の管の内面と上記第3の管の外周面との間に夫々隙間が設けられていることを特徴とする電子機器。
  7. 上記受熱部を有し、上記循環流路の途中に設けられて上記循環流路内に液状冷媒を強制循環させるポンプをさらに具備していることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
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