JP4157451B2 - 気液分離機構、リザーブタンク、及び電子機器 - Google Patents

気液分離機構、リザーブタンク、及び電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、気液分離機構、気液分離機構を備えるリザーブタンク、及びリザーブタンクを備える電子機器に関する。
電子機器に用いられるCPU(Central Processing Unit)は、処理速度の高速化や多機能化に伴い、動作中の発熱量が増加する傾向にある。この熱対策として、近年、空気よりも遥かに高い比熱を有する冷却液を用いてCPUを冷却する、いわゆる液冷式の冷却システムを採用した電子機器が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−99356号公報(段落0036〜段落0107、図2)
ところで、電子機器の分野では、CPUのような発熱体をより効率良く冷却できる冷却システムが求められている。
本発明の目的は、液体中に気泡が混入していても、単純な構成で液体中の気泡を分離除去できる気液分離機構を得ることにある。
本発明の他の目的は、上記気液分離機構を備えるリザーブタンクを得ることにある。
本発明のさらに他の目的は、液体中に気泡が混入していても、単純な構成で液体中の気泡を分離除去することができ、発熱体を効率良く冷却できる電子機器を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る気液分離機構は、
発熱体の熱を吸収して移送するための液体を貯溜する貯溜部と、
上記液体を吐出する吐出口を有し、この吐出口が上記貯溜部内に開口する第1の管と、
上記液体が流入する流入口を有し、この流入口が上記貯溜部内に開口する第2の管と、を備えている。
上記吐出口と上記流入口とは、上記貯溜部に貯溜されている液体中で互いに対向し合うとともに、上記流入口の開口端が上記第1の管に向かって拡開していることを特徴としている。
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係るリザーブタンクは、
発熱体の熱を吸収して移送するための液体を貯溜するタンク本体と、
上記液体を吐出する吐出口を有し、この吐出口が上記タンク本体の内部に位置する第1の管と、
上記液体が流入する流入口を有し、この流入口が上記タンク本体の内部に位置する第2の管と、を備えている。
上記吐出口と上記流入口とは、上記タンク本体内に貯溜されている液体中で互いに対向し合うとともに、上記流入口の開口端が上記第1の管に向かって拡開していることを特徴としている。
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る電子機器は、
発熱体を有する筐体と、
上記発熱体に熱的に接続された受熱部と、上記発熱体の熱を放出する放熱部との間で液体を循環させ、この液体を介して上記発熱体の熱を上記放熱部に移送する循環経路と、
上記循環経路に介在されて上記液体を蓄えるリザーブタンクと、を具備している。
上記リザーブタンクは、(1)液体を貯溜するタンク本体と、(2)上記液体を吐出する吐出口を有し、この吐出口が上記タンク本体の内部に位置する第1の管と、(3)上記液体が流入する流入口を有し、この流入口が上記タンク本体の内部に位置する第2の管と、を備えている。上記吐出口と上記流入口とは、上記タンク本体内に貯溜されている液体中で互いに対向し合うとともに、上記流入口の開口端が上記第1の管に向かって拡開していることを特徴としている。
本発明によれば、単純な構成で液体中の気泡を分離除去することができ、発熱体を効率良く冷却できる。
以下、本発明の第1の実施形態を、図1乃至図9を参照して説明する。
図1は、電子機器としてのポータブルコンピュータ1を開示している。ポータブルコンピュータ1は、機器本体2と、ディスプレイユニット3とを備えている。
図1及び図2に示すように、機器本体2は、偏平な箱形の筐体10を備えている。筐体10は、底壁11a、上壁11b、前壁11c、左右の側壁11d,11e、及び、後壁11fを備えている。上壁11bは、パームレスト12とキーボード取付け部13とを有している。キーボード取付け部13は、パームレスト12の後方に設けられている。キーボード14は、このキーボード取付け部13に取付けられている。
また、上壁11bは、キーボード14の背後にディスプレイ支持部15を有している。ディスプレイ支持部15は、上壁11bの後端部から上向きに張出すとともに、筐体10の幅方向に延びている。ディスプレイ支持部15は、一対の連結凹部16a,16bを有している。連結凹部16a,16bは、筐体10の幅方向に互いに離間している。
図1及び図2に示すように、ディスプレイユニット3は、表示パネルとしての液晶表示パネル20と、この液晶表示パネル20を収容する偏平な箱形のディスプレイハウジング21とを備えている。
液晶表示パネル20は、その前面に画像を表示する画面20aを有している。ディスプレイハウジング21は、マスク22及びカバー23等を備えている。マスク22は、ディスプレイハウジング21の前壁24をなしている。前壁24は、開口部24aを有している。カバー23は、ディスプレイハウジング21の後壁25及び4つの側壁26a〜26dをなしている。マスク22とカバー23とは、その前壁24と後壁25とを向かい合わせるようにして配設されて、液晶表示パネル20を取り囲んでいる。
液晶表示パネル20は、図示しないゴム枠で周囲を保持された状態で、ディスプレイハウジング21内に収容されている。液晶表示パネル20の画面20aは、前壁24の開口部24aを通じてディスプレイハウジング21の外方に露出している。
ディスプレイハウジング21は、その一端部から突出する一対の脚部27a,27bを有している。脚部27a,27bは、中空をなしており、ディスプレイハウジング21の幅方向に互いに離間している。これら脚部27a,27bは、筐体10の連結凹部16a,16bに挿入されるとともに、図示しないヒンジ装置を介して筐体10に連結されている。
そのため、ディスプレイユニット3は、キーボード14を上方から覆うように倒される閉じ位置と、キーボード14や画面20aを露出させるように起立する開き位置とにわたって回動自在となっている。
図2に示すように、筐体10内には、プリント配線板30、ハードディスク駆動装置31、及び、バッテリーパック32等が収容されている。プリント配線板30、ハードディスク駆動装置31、及びバッテリーパック32は、筐体10の底壁11a上に並べて配置されている。
プリント配線板30の上面には、発熱体としてのCPU33が実装されている。CPU33は、ポータブルコンピュータ1の中枢となるマイクロプロセッサを構成するものであり、プリント配線板30の後部に配置されている。CPU33は、ベース基板34と、このベース基板34の上面の中央部に配置された平面正方形状のICチップ35とを有している(図5参照)。ICチップ35は、処理速度の高速化や多機能化に伴って動作中の発熱量が非常に大きく、安定した動作を維持するために冷却を必要としている。
このポータブルコンピュータ1は、CPU33を冷却する液冷式の冷却システムを搭載している。図2に示すように、冷却システムは、放熱部40と、循環経路50と、受熱部及び熱交換器を兼ねるポンプユニット60とを備えている。
図2に示すように、放熱部40は、ディスプレイハウジング21の内部、すなわち、ディスプレイハウジング21の後壁25と液晶表示パネル20との間に収容されている。放熱部40は、液晶表示パネル20と略同等の大きさを有する長方形の板状をなしている。
詳しくは、放熱部40は、図3に示すように、第1の放熱板41と第2の放熱板42とを備えている。第1及び第2の放熱板41,42は、夫々熱伝導性に優れた金属材料にて構成され、互いに重ね合わされている。第1の放熱板41は、第2の放熱板42の反対側に張出す膨出部43を有している。図2に示すように、膨出部43は、第1の放熱板41の略全面にわたって蛇行状に形成されている。この膨出部43の開口端は、第2の放熱板42によって閉じられている。そのため、第1の放熱板41の膨出部43は、第2の放熱板42との間に冷媒流路44を構成している。
図2に示すように、CPU33から生じた熱を放熱させるための放熱部40は、冷媒入口45と冷媒出口46とを有している。冷媒入口45は、放熱部40の左端部(図2において向かって左側)に位置されて、冷媒流路44の上流端44aに連なるとともに、ディスプレイハウジング21の左側の脚部27aに隣接している。冷媒出口46は、放熱部40の右端部(図2において向かって右側)に位置されて、冷媒流路44の下流端44bに連なるとともに、ディスプレイハウジング21の右側の脚部27bに隣接している。このため、冷媒入口45と冷媒出口46とは、ディスプレイハウジング21の幅方向に互いに離れている。
循環経路50は、後述するポンプユニット60と放熱部40の冷媒流路44との間で液状の冷媒(以下、冷却液Lと称する)を循環させ、この冷却液Lを介してCPU33の熱を放熱部40に移送するためのものである。図2に示すように、循環経路50は、第1の連結管51と第2の連結管52とを有している。
第1の連結管51は、機器本体2とディスプレイユニット3との間に跨って設けられ、後述するポンプハウジング70の冷媒出口95bと上記放熱部40の冷媒入口45との間を接続している。この第1の連結管51は、筐体10の内部からディスプレイ支持部15の内部及び左側の脚部27aの内部を通してディスプレイハウジング21の内部に導かれている。
第2の連結管52は、機器本体2とディスプレイユニット3との間に跨って設けられ、後述するポンプハウジング70の冷媒入口93aと上記放熱部40の冷媒出口46との間を接続している。この第2の連結管52は、筐体10の内部からディスプレイ支持部15の内部及び右側の脚部27bの内部を通してディスプレイハウジング21の内部に導かれている。
図4〜図7に示すように、ポンプユニット60は、受熱部を兼ねるポンプハウジング70と、タンク本体91及び気液分離機構92を有するリザーブタンク90と、羽根車101aを有するロータ100と、Oリング110と、第1のカバー111と、ステータ120と、PC板121とを備えている。
ポンプハウジング70は、熱伝導率が30W/mK以上の材料、例えば鉄やアルミニウム等の材料により、偏平な直方体状に形成されている。このポンプハウジング70は、上方に開口する収容凹部71を有している。収容凹部71は、底壁72の内面と、4つの側壁73a〜73dの内面と、略直角三角柱状の4つの角部74a〜74dの内面とにより規定されて、平面八角形状に形成されている。
底壁72の外面は、CPU33からの熱を受ける受熱面72aとなる。ポンプハウジング70は、その受熱面72aがICチップ35よりも大きくなるように形成されている。ポンプハウジング70の上端面、すなわち、側壁73a〜73d及び角部74a〜74dの上端面には、収容凹部71の上部開口71aの外周囲に沿って溝部75が形成されている。Oリング110は、この溝部75に沿って設けられている。
4つの角部74a〜74dには、夫々凹部78が形成されている。これら凹部78は、プリント配線板30上にポンプユニット60を固定するための取付け機構をなす。凹部78を規定する底壁78aには、取付け機構をなす筒状のインサート80を貫通させるための貫通孔79が形成されている。なお、取付け機構については後述する。また、凹部78の両側には、ねじ受け部86が設けられている(図6参照)。
収容凹部71を規定する底壁72の内面からは、収容凹部71から平面円形状の空間を4つの角部74a〜74dのうちの1つの角部、例えば角部74d側に寄せて隔離する隔壁部材76が立ち上がっている。この隔壁部材76により、収容凹部71は、平面円形状のポンプ室77と、3つの角部74a〜74c側からポンプ室77を取巻くように形成される残りの空間とに分割される。前記残りの空間は、後述するタンク本体91となる。
図7に示すように、隔壁部材76には、タンク本体91の内部とポンプ室77の内部とを連通させる第1及び第2の連通孔82,83が形成されている。また、タンク本体91を規定するポンプハウジングの側壁73a〜73d、例えば側壁73aには、タンク本体91の内部とポンプハウジング70の外部とを連通させる第3及び第4の連通孔84,85が形成されている。なお、第3及び第4の連通孔84,85を形成する側壁は、側壁73aに限定されるものではない。第3及び第4の連通孔84,85は、ポンプハウジング70の側壁のうちタンク本体91を規定する領域に設ければよい。また、第3及び第4の連通孔84,85は、互いに異なる側壁に設けてもよい。
リザーブタンク90は、液体を貯溜する貯溜部としての上記タンク本体91、第1の管93、第2の管94、及び第3の管95等を備えている。第1の管93及び第2の管94は、気液分離機構92を構成する。
第1の管93の一端部は、ポンプユニット60内に冷却液Lを供給する上記冷媒入口93aを有しており、その他端部は、タンク本体91内に冷却液Lを吐出する吐出口93bを有している。この第1の管93は、ポンプハウジング70の外方から第3の連通孔84を介して、タンク本体91内に挿入されている。側壁73aからポンプハウジング70の外方(筐体10の後方)に向けて突出する第1の管93の冷媒入口93a側の他端部は、上記循環経路50の第2の連結管52と連結されている(図2参照)。吐出口93bは、タンク本体91の内部に位置して、このタンク本体91内に開口している。このリザーブタンク90では、吐出口93bは、タンク本体91の重心或いはその近傍(以下、重心部分Gという)に位置している。
第2の管94の一端部は、タンク本体91内に蓄えられた冷却液Lが流入する流入口94aを有している。流入口94aは、タンク本体91の内部に位置して、タンク本体91内に開口している。流入口94aは、吐出口93bと同様に、タンク本体91内の重心部分Gに位置している。すなわち、流入口94aと吐出口93bとは、タンク本体91内の重心部分Gにおいて互いに対向し合っている。吐出口93b及び流入口94aは、タンク本体91に冷却液Lが蓄えられた状態において上記冷却液Lの初期液面Fよりも下方に位置し、常に冷却液Lに漬かった状態に保たれる(図8及び図9参照)。
第2の管94の他端部は、第1の連通孔82と連続している。すなわち、ポンプ室77の内部とタンク本体91の内部とは、第2の管94により連通されている。これにより、タンク本体91から移送された冷却液Lは、この連通孔82を介してポンプ室77に流入する。
第3の管95の一端部は、第2の連通孔83と連続している。また、第3の管95の他端部は、ポンプユニット60内の冷却液Lを外部に流出させる上記冷媒出口95bを有している。この第3の管95は、第2の連通孔83及び第4の連通孔85を介して、ポンプ室77の内部とポンプハウジング70の外部とを連通させている。側壁73aからポンプハウジング70の外方(筐体10の後方)に向けて突出する第3の管95の冷媒出口95b側の他端部は、上記循環経路50の第1の連結管51と連結されている。
以上のように構成することで、冷却液Lを蓄えるリザーブタンク90をポンプユニット60に組み込むことができる。また、このリザーブタンク90は、第1の管93と第2の連結管52とを連結させるとともに、第3の管95と第1の連結管51とを連結させることで、循環経路50に介在させることができる。
ロータ100は、ポンプ室77内に収容されている。ロータ100は、ロータ組立101とシャフト102等を備えて形成されている。ロータ組立101は、羽根車101a、マグネット(図示せず)、及び、両端が一対の突極となるロータヨーク(図示せず)等を備えている。金属製のシャフト102は、ロータヨーク、マグネット、および羽根車の中心部を夫々貫通して、これらヨーク、マグネット、及び羽根車101aを固定している。このシャフト102は、ポンプハウジング70に回転自在に軸支されている。
図4〜図6に示すように、樹脂製の第1のカバー111は、正方形の板状に形成されている。第1のカバー111の角部には、上記凹部78と略同径の孔部112が形成されている。この孔部112の両側には、ねじ通孔113が設けられている。第1のカバー111は、収容凹部71の上端開口71aを覆うように、ポンプハウジング70の上方に設けられている。ポンプハウジング70の上端縁には、Oリング110が設けられているため、ポンプハウジング70の上端開口71aを第1のカバー111で閉塞することにより、収容凹部71及びタンク本体91は液密となる。
なお、上端開口71aを覆うように第1のカバー111をポンプハウジング70に積層させると、孔部112の内周面は、ポンプハウジング70の凹部78の内周面と連続する。
第1のカバー111の上面には、ステータ120を収容するステータ収容凹部114と、PC板121を収容するPC板収容凹部115とが設けられている。ステータ120は、その中心をロータ100の中心(シャフト102の軸線)と一致させるようにして、ステータ収容凹部114内に収容されている。
ところで、第1のカバー111でポンプハウジング70を覆っても、冷却液Lがポンプハウジング70の外部に滲み出てしまうことがある。第1のカバー111が樹脂製である場合には、冷却液Lがポンプハウジング70の外部に特に滲み出易い。そのため、このポータブルコンピュータ1では、金属製の第2のカバー130で、第1のカバー111側からポンプユニット60をさらに覆っている。
詳しくは、第2のカバー130は、角部が切り欠かれた略四角形状に形成されている(図6参照)。角部の切り欠き部132の両側には、ねじ通孔131が設けられている。第2のカバー130は、第2のカバー130のねじ通孔131及び第1のカバー111のねじ通孔113を介して、ポンプハウジング70のねじ受け部86にねじ133をねじ込むことによって、ポンプハウジング70に固定されている。
上記構成のポンプユニット60では、ステータ120に通電することによりロータ100が回転駆動されて冷却液Lを移送する。すなわち、ステータ120への通電は、順次励磁相を切換えて行なわれるため、これに伴い、ステータ120の周方向に回転磁界が発生する。この磁界とロータ100のマグネットとが磁気結合し、それにより、ステータ120とマグネットとの間で回転トルクが発生する。
よって、ロータ100は羽根車101aを伴って、図7に矢印Yで示す方向に回転する。このロータ100の回転駆動は、例えば、ポータブルコンピュータ1の電源投入時或いはCPU33の温度が予め決められた値に達した時に行われる。ステータ120への通電は、PC板121により制御される。
このポンプユニット60は、筐体10に収容されているとともに、プリント配線板30の上面に配置されている。プリント配線板30上には、ポンプハウジング70の角部74a〜74dに対応する位置に、4つのボス部30aが設けられている(図5では、1つのボス部30aのみ図示)。
上記取付け機構は、筒状のインサート80と、ねじ81と、コイルばね87と、Cリング88とを備えて構成されている。インサート80は、上端部から周方向に沿って水平方向外側に張り出す張り出し部80aを有している。また、インサート80の外周面には、周方向に沿う溝部80bが形成されている。
ポンプユニット60は、この取付け機構により以下のようにしてCPU33に押付けられている(図5参照)。まず、コイルばね87の内部にインサート80を貫通させる。このインサート80を第1のカバー111の孔部112の開口端から挿入し、貫通孔79に貫通させる。溝部80bをポンプユニット60の受熱面72aよりも下側に位置させ、この溝部80bにCリング88を嵌め込む。これにより、インサート80は、コイルばね87により張り出し部80aが底壁78aから離れる方向に付勢された状態で、ポンプユニット60に取付けられる。
ICチップ35の上面に導電性グリース(図示せず)を塗布し、ポンプハウジング70の受熱面72aをICチップ35と対向させる。インサート80内を貫通させたねじ82をプリント配線板30上のボス部30aにねじ込む。これにより、インサート80がボス部30aに固定される。このようにすることによって、コイルばね87の弾性でポンプユニット60がICチップ35に押付けられる。したがって、CPU33のICチップ35は、導電性グリースを介してポンプハウジング70の受熱面72aに熱的に接続される。
このポータブルコンピュータ1では、ポンプユニット60の中心(受熱面の中心)がICチップ35の中心O2と一致するように、ポンプユニット60をプリント配線板30上に固定している。一方、ポンプユニット60中においては、羽根車101aの中心O1は、ポンプユニットの中心から偏心している。そのため、ICチップ35の中心O2は、このICチップ35に対しポンプハウジング70を挟んで向かい合う羽根車101aの中心O1から偏心している(図7参照)。
ポンプユニット60のポンプ室77、リザーブタンク90のタンク本体91、放熱部40の冷媒流路44、及び、循環経路50には、液状冷媒としての冷却液Lが充填されている。この冷却液Lとしては、例えばエチレングリコール水溶液に必要に応じて腐蝕防止剤を添加した不凍液を用いることができる。
このような構成においては、CPU33のICチップ35は、ポータブルコンピュータ1の使用中に発熱する。ICチップ35は、ポンプハウジング70の受熱面72aに熱的に接続されているので、このICチップ35の熱がポンプハウジング70に伝わる。ポンプハウジング70のポンプ室77は冷却液Lで満たされているので、この冷却液Lがポンプハウジング70に伝わるICチップ35の熱を多く吸収する。
ICチップ35の温度が予め決められた値に達すると、ステータ120に順次励磁相を切換えた通電がなされる。これにより、ステータ120とロータ100のマグネットとの間で回転トルクが発生し、ロータ100は羽根車101aを伴って回転する。ロータ100が回転すると、冷却液Lはポンプ室77を回転するように流れ、第2の連通孔83及び第3の管95を介して放熱部40に送り出される。よって、ポンプユニット60と放熱部40との間で冷却液Lが強制的に循環される。
詳しく述べると、ポンプ室77での熱交換により加熱された冷却液Lは、第3の管95を介して循環経路50の第1の連結管51に送られる。第1の連結管51に送られた冷却液Lは、放熱部40に運ばれて、放熱部40からポータブルコンピュータ1の外部に放出される。放熱部40の熱交換により冷やされた冷却液Lは、循環経路50の第2の連結管52を介してポンプユニット60に戻される。ポンプユニット60に戻された冷却液Lは、第1の管93を流通し、その吐出口93bからタンク本体91の内部に吐出される。
ところで、リザーブタンク90は、気液分離機構92を備えている。すなわち、第1の管93を流れる冷却液Lに気泡X(図9参照)が含まれていた場合、この気泡Xは、タンク本体91内の冷却液L中を上昇し、タンク本体91の上部の空気層Aに集められる。これにより冷却液L中に気泡Xが混在していても、この気液分離機構92により、第1の管93の吐出口93bから吐出させて上記気泡Xを分離除去することができる。
また、第2の管94の流入口94aは、タンク本体91に蓄えられた冷却液L中に漬かっているので、このタンク本体91内の冷却液は、第2の管94を介してポンプ室77内に流入される。このように、この気液分離機構92(第1の及び第2の管93,94)は、冷却液L中に含まれる気泡を分離できるとともに、受熱部としてのポンプハウジング70と放熱部40との間で冷却液Lを循環させる経路の一部を構成することができる。
ポンプ室77に導かれた冷却液Lは、再びICチップ35の熱を吸収し、第3の管95及び第1の連結管51を介して、放熱部40に送液される。この結果、ICチップ35で生じる熱を、循環する冷却液Lを介して順次放熱部40に移送するとともに、放熱部40からポータブルコンピュータ1の外部に放出することができる。
ところで、このようなポータブルコンピュータ1では、携帯したり運搬したりした場合、リザーブタンク90を内蔵する筐体10の姿勢が変化する。このため、図8や図9に示すように、リザーブタンク90の姿勢が色々な向きに変化し、これに伴って冷却液Lの液面Fが変動する。
このような場合であっても、本実施形態では、第1の管93の吐出口93bと第2の管94の流入口94aとをタンク本体91の重心部分Gで対向させているため、第2の管94の流入口94aを常に冷却液Lの初期液面Lの下方に配置させることができる。よって、冷却液L中に浸漬された状態に保つことができる。
また、第2の管94の流入口94aは、タンク本体91の重心部分Gに設けられているので、タンク本体91内に蓄えられた冷却液Lが減少して液面Fが下がっても、タンク本体91の略半分以下となるまではタンク本体91の空気層Aに開口することはない。よって、空気が流入口94aからポンプ室77内や循環経路50内に入り込むのを抑止することができる。したがって、冷却液Lを利用して、CPU33の熱を効率良く吸収することができる。
また、上記構成のように、羽根車101aの中心O1をICチップ35の中心O2から偏心させることで、ICチップ35の熱をより多く冷却液Lに吸収させることができる。すなわち、ICチップ35の熱をより多く冷却液Lに吸収させるためには、ICチップ35は、受熱部であるポンプハウジング70を挟んで冷却液Lの流れの速い位置に対向させるのが好ましい。既知のように、ロータ100が回転することにより生じる冷却液Lの流れは、羽根車101aの中心O1から離れるほど速くなる。したがって、上記構成のようにすることで、ICチップ35の熱をより多く冷却液Lに吸収させることができる。
以上のように、本実施形態の気液分離機構92によれば、吐出口93bと流入口94aとがタンク本体91の冷却液L中で互いに対向し合うように構成している。また、本実施形態では、上記気液分離機構92をリザーブタンク90内に設けている。すなわち、吐出口93bと流入口94aとがタンク本体91内で互いに対向し合うように構成している。このため、単純な構成で、放熱部40内や循環経路50内の冷却液L中の気泡Xを冷却液Lから分離してタンク本体91の上部の空気層Aに集めることができる。よって、このような気液分離機構92やリザーブタンク90をポータブルコンピュータ1に適用することで、CPU33を効率良く冷却することができる。
しかも、吐出口93bと流入口94aとをタンク本体91の重心部分Gで互いに対向し合わせるといった単純な構成で、空気が流入口94aからポンプ室77内や循環経路50内に入り込むのを抑止することができる。したがって、リザーブタンク90に複雑な気液分離機構を付設する必要がなく、冷却システムの構造を簡略化して製造コストを低減させることができる。
また、本実施形態のポータブルコンピュータ1では、羽根車101aの中心位置をCPU33の中心位置から偏心させて、ポンプユニット60を配置している。そのため、CPU33は、ポンプハウジング70を挟んで冷却液Lの流れの速い位置に対向することとなるため、CPU33の熱をより多く冷却液Lに吸収させることができる。よって、CPU33を効率良く冷却することができる。
さらに、本実施形態のポータブルコンピュータでは、金属製の第2のカバー130により、第1のカバー111側からポンプユニット60を覆っている。そのため、冷却液Lがポンプユニット60から滲み出すのを金属製の第2のカバー130によって抑制することができる。よって、冷却液Lにより、CPU33を効率良く冷却することができる。しかも、冷却システム中の冷却液Lが長期間保たれるので、CPU33の冷却効果が長期持続し、しかも、冷却液Lを補充するといった手間を省くことができる。
また、本実施形態のポータブルコンピュータでは、ポンプユニット60が、循環経路50に介在されて冷却液Lを蓄えるリザーブタンク90を有している。よって、このようなポンプユニット60を適用することにより、CPU33のような発熱体を簡単な構成で効率良く冷却することができる。しかも、冷却システムを構築する際の組立てを簡略化できるので、製造コストを低減させることができる。
以下、本発明の第2の実施形態を、図10を参照して説明する。
このポータブルコンピュータ1は、図10に示すようなリザーブタンク90を備えている。すなわち、このリザーブタンク90では、第1の管93及び第2の管94とに置換して、管96を備えている。管96の一端部は、第1の連通孔82と連続している。管96の他端部は、ポンプユニット60内の冷却液Lを外部に流出させる上記冷媒出口95bを有している。そして、管96は、第3の連通孔84を介して、ポンプ室77の内部とポンプハウジング70の外部とを連通させている。側壁73aからポンプハウジング70の外方(筐体10の後方)に向けて突出する管96の冷媒出口95b側の他端部は、上記循環経路50の第2の連結管52と連結されている。
管96は、中間部に液体を流通させる流通口96aを有している。流通口96aは、例えば、この管96をなす壁に複数のスリットを形成することで実現できる。この管96は、流通口96aがタンク本体91の内部に位置するように配設されている。本実施形態では、流通口96aは、タンク本体91の重心部分Gに位置している。タンク本体91内に冷却液Lを蓄えた状態では、この流通口96aはタンク本体91に貯溜されている冷却液L中に位置する。なお、他の構成は、図示しない部分を含めて上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。
本実施形態では、管96が気液分離機構92を構成している。すなわち、管96を流れる冷却液Lに気泡Xが含まれていた場合、この気泡Xは、流通口96aからタンク本体91内に排出されて、タンク本体91内の冷却液L中を上昇し、タンク本体91の上部の空気層Aに集められる。これにより。冷却液L中に気泡Xが混在していても、この気液分離機構92により、管96の流通口96aから吐出させて上記気泡Xを分離除去することができる。
以上のように、本実施形態の気液分離機構92によれば、流通口96aを有する管96を、この流通口96aがタンク本体91の内部に位置するように配設しているため、単純な構成で、単純な構成で、放熱部40内や循環経路50内の冷却液L中の気泡Xを冷却液Lから分離してタンク本体91の上部の空気層Aに集めることができる。よって、このような気液分離機構92やリザーブタンク90をポータブルコンピュータ1に適用することで、CPU33を効率良く冷却することができる。
しかも、流通口96aを重心部分Gに設けるといった単純な構成で、空気が流入口94aからポンプ室77内や循環経路50内に入り込むのを抑止することができる。したがって、リザーブタンク90に複雑な気液分離機構を付設する必要がなく、冷却システムの構造を簡略化して製造コストを低減させることができる。
なお、本実施形態では、流通口96aとして、複数の細長形状孔(スリット)を設けたが、流通口96aの形状は及び数は、これに限定されない。
以下、本発明の第3の実施形態を、図11を参照して説明する。
このポータブルコンピュータ1では、図11に示すようなリザーブタンク90を備えている。すなわち、第2の管94の流入口94aの開口端が第1の管93に向かって拡開している。なお、他の構成は、図示しない部分を含めて上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。
本実施形態によれば、流入口94aの開口端が第1の管93に向かって拡開しているので、タンク本体91内の冷却液Lを効率良く取り込んで、ポンプ室77に送ることができる。
以下、本発明の第4の実施形態を、図12を参照して説明する。
第4の実施形態では、図12に示すようなリザーブタンク90を備えている。すなわち、第1の管93の吐出口93bの開口端が第2の管94に向かって拡開している。なお、他の構成は、図示しない部分を含めて上述した第1実施形態と同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。
本実施形態によれば、吐出口93bの開口端が第2の管94に向かって拡開しているので、第1の管93内を流通してきた冷却液Lを効率良くタンク本体91内に吐出することができる。しかも、第1の管93内の気泡を効率良くタンク本体91内に吐出することができるので、気液分離機構92の気液分離能力を高めることができる。
以下、本発明の第5の実施形態を、図13を参照して説明する。
第5の実施形態では、図13に示すようなリザーブタンク90を備えている。すなわち、第1の管93の吐出口93bの開口端が第2の管94に向かって拡開している。また、第2の管94の流入口94aの開口端が第1の管93に向かって拡開している。なお、他の構成は、図示しない部分を含めて上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。
本実施形態によれば、吐出口93bの開口端が第2の管94に向かって拡開しているので、第1の管93内を流通してきた冷却液Lを効率良くタンク本体91内に吐出することができるとともに、気液分離機構の気液分離能力を高めることができる。しかも、流入口94aの開口端が第1の管93に向かって拡開しているので、タンク本体91内の冷却液Lを効率良く取り込んで、ポンプ室77に送ることができる。
なお、本発明の気液分離機構は、リザーブタンクだけでなく、液体を貯溜する貯溜部を有するものに広く適用することができる。また、気液分離機構を有するリザーブタンクは、ポンプユニットと別体に設けてもよい。
さらに、本発明に係る電子機器は、ポータブルコンピュータに制約されるものではなく、発熱量の大きい回路部品等の発熱体を搭載する種々の電子機器に適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係るポータブルコンピュータを示す斜視図。 機器本体に設けられたポンプユニットと、ディスプレイユニットに設けられた循環経路との位置関係を示すポータブルコンピュータの横断面図。 ディスプレイユニットに設けられた放熱部の一部分の断面図。 ポータブルコンピュータが備えるポンプユニットを第2のカバーを省略した状態で示す斜視図。 ポンプユニットの固定構造を示す機器本体の一部分の縦断面図。 ポンプユニットを示す分解斜視図。 ポンプユニットを第1及び第2のカバーを省略した状態で示す上面図。 ポンプユニットが有するリザーブタンクの一部を示す断面図。 リザーブタンクの姿勢が変化したときの気液分離機構と液面との関係を示す断面図。 本発明の第2の実施形態のポータブルコンピュータが備えるポンプユニットのリザーブタンクの一部を示す断面図。 本発明の第3の実施形態のポータブルコンピュータが備えるポンプユニットのリザーブタンクの一部を示す断面図。 本発明の第4の実施形態のポータブルコンピュータが備えるポンプユニットのリザーブタンクの一部を示す断面図。 本発明の第5の実施形態のポータブルコンピュータが備えるポンプユニットのリザーブタンクの一部を示す断面図。
符号の説明
1…電子機器(ポータブルコンピュータ)、 10…筐体、 33…発熱体(CPU)、 40…放熱部、 50…循環経路、 60…ポンプユニット、 70…受熱部(ポンプハウジング)、 71a…ハウジングの開口(ポンプハウジングの上部開口)、 90…リザーブタンク、 91…貯溜部(タンク本体)、 92…気液分離機構、 93…第1の管、 93b…吐出口、 94…第2の管、 94a…流入口、 96…管、 96a…流通口、 101a…羽根車、 G…重心部分、 L…液体(冷却液)、 O1…羽根車の中心、 O2…発熱体(CPU)の中心

Claims (7)

  1. 発熱体の熱を吸収して移送するための液体を貯溜する貯溜部と、
    上記液体を吐出する吐出口を有し、この吐出口が上記貯溜部内に開口する第1の管と、
    上記液体が流入する流入口を有し、この流入口が上記貯溜部内に開口する第2の管とを具備し、
    上記吐出口と上記流入口とは、上記貯溜部に貯溜されている液体中で互いに対向し合うとともに、上記流入口の開口端が上記第1の管に向かって拡開していることを特徴とする気液分離機構。
  2. 発熱体の熱を吸収して移送するための液体を貯溜する貯溜部と、
    上記液体を吐出する吐出口を有し、この吐出口が上記貯溜部内に開口する第1の管と、
    上記液体が流入する流入口を有し、この流入口が上記貯溜部内に開口する第2の管と、を具備し、
    上記吐出口と上記流入口とは、上記貯溜部に貯溜されている液体中で互いに対向し合うとともに、上記吐出口の開口端が上記第2の管に向かって拡開していることを特徴とする気液分離機構。
  3. 発熱体の熱を吸収して移送するための液体を貯溜する貯溜部と、
    上記液体を吐出する吐出口を有し、この吐出口が上記貯溜部内に開口する第1の管と、
    上記液体が流入する流入口を有し、この流入口が上記貯溜部内に開口する第2の管と、を具備し、
    上記吐出口と上記流入口とは、上記貯溜部に貯溜されている液体中で互いに対向し合い、上記吐出口の開口端は上記第2の管に向かって拡開するとともに、上記流入口の開口端は上記第1の管に向かって拡開することを特徴とする気液分離機構。
  4. 発熱体の熱を吸収して移送するための液体を貯溜するタンク本体と、
    上記液体を吐出する吐出口を有し、この吐出口が上記タンク本体の内部に位置する第1の管と、
    上記液体が流入する流入口を有し、この流入口が上記タンク本体の内部に位置する第2の管と、を具備し、
    上記吐出口と上記流入口とは、上記タンク本体内に貯溜されている液体中で互いに対向し合うとともに、上記流入口の開口端が上記第1の管に向かって拡開していることを特徴とするリザーブタンク
  5. 発熱体の熱を吸収して移送するための液体を貯溜するタンク本体と、
    上記液体を吐出する吐出口を有し、この吐出口が上記タンク本体の内部に位置する第1の管と、
    上記液体が流入する流入口を有し、この流入口が上記タンク本体の内部に位置する第2の管と、を具備し、
    上記吐出口と上記流入口とは、上記タンク本体内に貯溜されている液体中で互いに対向し合うとともに、上記吐出口の開口端が上記第2の管に向かって拡開していることを特徴とするリザーブタンク。
  6. 発熱体の熱を吸収して移送するための液体を貯溜するタンク本体と、
    上記液体を吐出する吐出口を有し、この吐出口が上記タンク本体の内部に位置する第1の管と、
    上記液体が流入する流入口を有し、この流入口が上記タンク本体の内部に位置する第2の管と、を具備し、
    上記吐出口と上記流入口とは、上記タンク本体内に貯溜されている液体中で互いに対向し合い、上記吐出口の開口端は上記第2の管に向かって拡開するとともに、上記流入口の開口端は上記第1の管に向かって拡開することを特徴とするリザーブタンク。
  7. 発熱体を有する筐体と、
    上記発熱体に熱的に接続された受熱部と、上記発熱体の熱を放出する放熱部との間で液体を循環させ、この液体を介して上記発熱体の熱を上記放熱部に移送する循環経路と、
    上記循環経路に介在されて上記液体を蓄える請求項4ないし請求項6のいずれか1項に記載のリザーブタンクと、を具備することを特徴とする電子機器。
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