JP2006070816A - 送液ポンプ、冷却システム、及び電気機器 - Google Patents

送液ポンプ、冷却システム、及び電気機器 Download PDF

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Kyoichi Okada
恭一 岡田
Tetsuya Ito
哲也 伊東
Kenichi Ito
賢一 伊藤
Yukihisa Hasegawa
幸久 長谷川
Tadahiro Nakayama
忠弘 中山
Katsuya Seko
克也 世古
Takanobu Kushihira
孝信 串平
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Abstract

【課題】 経時的に液体の量が減少した場合でも、液体を容易に補充することが可能となる送液ポンプを提供する。
【解決手段】 送液ポンプ1において、流通経路形成部材10により形成される冷媒液の流通経路と外部とを連通させる注液口35に対して着脱可能となるように、ゴム材で構成される封止栓36を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液体を吸入して送り出す機能を備えた送液ポンプ、この送液ポンプを備えた冷却システム、及びこの冷却システムを備えた電気機器に関する。
従来より、流通経路内に液体を循環させる送液ポンプにおいては、インペラを回転駆動するモータのロータをインペラと一体に回転するように設け、そのロータによってインペラを回転駆動させることに基づき、インペラが有するポンプ羽根の作用により、液体を吸入口からポンプ室内に吸入すると共に、ポンプ室内の流体を吐出口から吐出する構成のものがある。
そして、発熱体を冷却する冷却システムとして、発熱体の熱を冷媒液により受ける受熱部と、その冷媒液の熱を放出させる放熱部と、前記冷媒液を前記受熱部及び放熱部を通して循環させる手段として上記送液ポンプとを用いる構成としたものが知られている。この場合、冷媒液を循環させる流通経路を閉路で構成する際には、上記受熱部、放熱部、送液ポンプの他に、冷媒液の蒸発による減少を補うため予備の冷媒液を貯留しておくリザーブタンクを設ける構成としたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。リザーブタンクを設ける理由は、流通経路を循環する冷媒液が蒸発等により減少して少なくなると冷却性能が低下してしまうため、その冷却性能の低下を防止するためである。
特開2003−209210号公報
上記のような構成では、リザーブタンクを設けた分だけ冷媒液の量にマージンを持たせることができるが、そのマージン分を使い果たしてしまえば冷却性能の低下が避けられない。例えば、想定した製品寿命に応じてリザーブタンクの容量を設定したとしても、実際には、その寿命を超えてユーザに使用され続ける製品も少なからず存在する。また、必ずしも、リザーブタンクを設けることができるスペースが製品に確保されているとは限らない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、経時的に液体の量が減少した場合でも、液体を容易に補充することが可能となる送液ポンプ、冷却システム及び電気機器を提供することである。
上記目的を達成するため、請求項1記載の送液ポンプは、液体を流通経路中に循環させるために駆動する液体駆動部と、前記流通経路と外部とを連通させる注液口と、この注液口に対して着脱可能となるように、弾性を有する物質で構成される封止栓とを備えてなることを特徴とする。斯様に構成すれば、流通経路中を流れる液体が経時的に減少した場合でも、注液口を封止している封止栓は弾性を有する物質で構成されているため容易に取外すことができるので、注液口より液体を注入して容易に補充することが可能となる。
請求項3記載の冷却システムは、発熱体の熱を冷媒液により受けるように設けられた受熱部と、前記冷媒液の熱を放出させるように設けられた放熱部と、前記冷媒液を循環させるように設けられた請求項1または2記載の送液ポンプとを備えたことを特徴とする
また、請求項4記載の電気機器は、請求項3記載の冷却システムを備えたことを特徴とする。
請求項1記載の送液ポンプによれば、液体が経時的に減少しても液体を容易に補充することができるので、液体が流通経路中を循環することでなす作用が低下することを回避でき、寿命を長期化することができる。また、特にリザーブタンクを設けずとも寿命の長期化を図ることができるので、スペースが限られている場合でも配置が容易となる。
請求項3記載の冷却システムによれば、請求項1または2記載の送液ポンプを備えて構成することで、冷媒としての液体が減少して冷却性能が低下することを回避できる。
請求項4記載の電気機器によれば、請求項3記載の冷却システムを備えて構成することで、電気機器が動作することに伴って発熱する部分を、少ないスペースでも配置することが可能な冷却システムによって冷却することができ、機器全体を小型に構成することができる。
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について図1ないし図5を参照して説明する。まず、図1には、本発明の送液ポンプ1のカバーを外した状態の斜視図、図3は分解斜視図、図4は、図3とは反対側から見た分解斜視図を示している。送液ポンプ1のケース2は、ほぼ矩形状をなしていて、ケース本体3とカバー4とを複数本のねじ2aにより連結することによって構成されている。このうち、ケース本体3には、カバー4側が開口した円形凹状のポンプ室5が形成されていると共に、このポンプ室5の外側に位置させて、同じくカバー4側が開口した凹状のリザーブタンク部6が形成されている。
ポンプ室5及びリザーブタンク部6の開口部は、カバー4によって閉鎖されている。また、ケース本体3とカバー4との間には、ポンプ室5及びリザーブタンク部6を囲繞するように、Oリング等のシール部材7が介在されていて、気密にシールされている。ケース本体3の外周部には、それぞれ円筒状をなす吸入口8及び吐出口9が一体に設けられていて、これら吸入口8及び吐出口9は、ほぼ平行状態で側方へ突出していて、リザーブタンク部6側が開口している。
リザーブタンク部6の一部は、吸入口8及び吐出口9と、上記ポンプ室5との間に位置されていて、ここに、ケース本体3とは別部材の流通経路形成部材10が配設されている。この流通経路形成部材10は、円弧状をなす仕切り部11と、吸入口8に対応する筒状の吸入用流通経路12と、吐出口9に対応するほぼ矩形筒状の吐出用流通経路13とを一体に有している。この流通経路形成部材10をリザーブタンク部6内に配設した状態で、仕切り部11がポンプ室5とリザーブタンク部6との間を仕切り、また、吸入用流通経路12が吸入口8とポンプ室5との間を連通させると共に、吐出用流通経路13が吐出口9とポンプ室5との間を連通させるようになっている。
吐出用流通経路13は、図1に示すように、リザーブタンク部6内においてポンプ室5側が高くなるように傾斜している。また、この吐出用流通経路13を形成する壁の図1における上面とカバー4との間には隙間が形成されていると共に、図1における下面とケース本体3におけるリザーブタンク部6の底面との間にも隙間が形成されている。そして、その上面におけるポンプ室5寄りの部位には、吐出用流通経路13の内部と隙間(リザーブタンク部6内)とを連通する連通孔16が形成され、また、下面におけるポンプ室5寄りの部位にも、吐出用流通経路13の内部と隙間(リザーブタンク部6内)とを連通する連通孔17が形成されている。
上記流通経路形成部材10において、上記仕切り部11のポンプ室5側に臨む面で、かつ吸入用流通経路12と吐出用流通経路13との間に位置させて、第1の圧力発生用凸部18が形成されている。また、カバー4の内面には、ポンプ室5の中心に対応する部位から径方向に延びる第2の圧力発生用凸部19が形成されている。
上記ケース本体3において、ポンプ室5の中央部には、カバー4側へ突出し、かつカバー4とは反対側(図1の下側)が開口した円形凹状のステータ収容部20が形成されている。このステータ収容部20の中央部には、これの開口部側へ突出したステータ取付部21が設けられていて、モータ(液体駆動部)22のステータ部23が、このステータ取付部21に取り付けられた状態でステータ収容部20内に固定状態に配設されている。このステータ部23は、複数この場合12個のティースを有する固定子鉄心24と、各ティースに巻装されたコイル25とから構成されている。
上記ポンプ室5内には、円盤状をなすインペラ(液体駆動部)26が回転可能に配設されている。このインペラ26の中心に設けられた軸27が、上記ステータ収容部20の中心部に設けられた軸受部28に回転自在に支持されている。インペラ26において、カバー4側の面には、ポンプ羽根29が放射状に多数本設けられている。これら各ポンプ羽根29は、インペラ26の回転に伴い、カバー4側の面が上記第2の圧力発生用凸部19に対向するようになると共に、各ポンプ羽根29の外周部側の端面が、上記第1の圧力発生用凸部18に対向するようになる。
インペラ26のケース本体3側の面には短円筒状の筒部30が設けられていて、この筒部30の内周面に、モータ22のロータ部31が設けられている。このロータ部31は、短円筒状をなすロータヨーク32と、このロータヨーク32の内周面に設けられた短円筒状をなすロータマグネット33とから構成され、このロータマグネット33の内周面が、上記ステータ収容部20の周壁部20aを介して上記ステータ部23における各ティースの外周面と対向している。ロータマグネット33は、例えば8極に着磁されている。
ここで、ロータ部31と上記ステータ部23とにより、インペラ26を回転駆動するアウターロータ形のモータ22を構成していて、そのロータ部31が回転することに基づきインペラ26も当該ロータ部31と一体に回転する構成となっている。モータ22は、正逆回転の切り替えが可能な構成となっている。なお、ステータ収容部20の開口部は、図示しないカバーにより閉鎖される。
図1において、上記ケース本体3の側壁部には、上記リザーブタンク部6内と外部とを連通させる注液口35が形成されており、この注液口35からリザーブタンク部6内へ液体を注入できる構成となっている。この注液口35は、弾性を有する例えばゴムなどの材料で形成された封止栓36により密閉可能に構成されている。図2には、封止栓36の斜視図を示す。封止栓36は、径大な円筒形状をなす基端部36aと、その基端部36aよりも径小な円筒形状をなす先端部36bと、両者を連結する連結部36cとで構成されている。そして、基端部36,先端部36bの直径寸法は注液口35の内径寸法に合わせて形成されており、封止栓36は、注液口35に対して着脱可能となっている。以上のように送液ポンプ1が構成されている。
一方、図5には、上記送液ポンプ1を使用した冷却システム40を、電気機器としてラップトップ型のパーソナルコンピュータ(パソコン)41に適用した例が概略的に示されている。まず、パソコン41は、本体ケース42と、この本体ケース42に対して開閉回動可能に設けられた蓋ケース43とを備えていて、本体ケース42の上面部には図示しないキーボードが設けられ、蓋ケース43の内面部にはこれも図示はしない液晶表示部が設けられている。
上記本体ケース42の内部には発熱体としてCPU44が配設されていて、このCPU44を、送液ポンプ1のカバー4に接触させている。この場合、送液ポンプ1は、カバー4が上面側となるように配置されている。また、カバー4は、CPU44の熱を受ける受熱部を兼ねていて、送液ポンプ1は、受熱部を一体的に有した構成となっている。蓋ケース43の内部には放熱部45が設けられていて、この放熱部45に、冷却用の液体(冷媒液)が通る流通路(図示せず)が設けられていると共に、その流通路に連通する入口46と出口47が設けられている。
そして、送液ポンプ1の吸入口8は、接続チューブ48を介して出口47と接続し、送液ポンプ1の吐出口9は、接続チューブ49を介して入口46と接続する。送液ポンプ1のポンプ室5内、リザーブタンク部6内および放熱部45の流通路内には、冷却用の液体を封入している。液体が流通する流通経路は、閉じた循環路構成となっている。
上記構成において、送液ポンプ1におけるモータ22のコイル25への通電を制御することにより、ロータ部31と一体にインペラ26が図1中矢印A方向へ回転する。すると、インペラ26の各ポンプ羽根29のポンプ作用により、放熱部45側の液体が吸入口8からポンプ室5内に吸入されると共に、ポンプ室5内の液体が吐出口9から接続チューブ49側へ吐出される。接続チューブ49側へ吐出された液体は、放熱部45の流通路側へ送られる。
このとき、送液ポンプ1のポンプ室6内を通る液体は、カバー4を介してCPU44から発生する熱を奪うことにより、当該CPU44を冷却する。CPU44の熱を奪った液体は、放熱部45において放熱されて冷やされる。冷やされた液体は、再び送液ポンプ1のポンプ室5内に吸入され、CPU44が発生する熱を奪うようになる。このようにして、送液ポンプ1によって循環される液体によりCPU44が冷却され、高温になることが抑えられる。
また、図6は、パソコン41の背面図であるが、送液ポンプ1は、その封止栓36により注液口35が塞がれている部分が、ケース42を介して外部に露出するように配置されている。尚、必要に応じて、当該部分をカバーするようなスライドカバーをケース42に設けても良い。
ところで、このような構成の冷却システム40においては、循環路を流通する冷却用の液体は蒸発等により減少し、それに伴い液体中に気泡(空気)が入り込むことがある。ここで、流通経路形成部材10における吐出用流通経路13の上面に連通孔16を形成しているので、気泡を含んだ液体がその吐出用流通経路13を通過する際に、気泡はその連通孔16から上方の隙間(リザーブタンク部6内)へ逃げるようになる。また、これに伴い、リザーブタンク部6内の液体が、連通孔16,17を通して吐出用流通経路13内へ補充されるようになり、経路内を流通する液体の量を極力減少させないようにできる。
更に、上記のような冷媒液の蒸発が経時的に継続することで、リザーブタンク部6内の液体が減少した場合には、図7に示すように、パソコン41の背面側を上方に向けた状態で封止栓36を取外す。封止栓36はゴム製であるから、取り外しを極めて容易に行うことができる。そして、注液口35に液体補充用のボトル50のチューブ50aを差し込み、送液ポンプ1に液体を注入して補充する。
また、上記のように、冷却用の液体を注液口35から注入する場合は、インペラ26の回転駆動用のモータ22の回転方向を逆回転(矢印Aとは反対方向)させる。これにより、吐出用流通経路13における連通孔16,17が吸込口となり、リザーブタンク部6内の液体を連通孔16,17を通してポンプ室5側へ注入することができ、注液作業が容易となる。
以上のように本実施例によれば、送液ポンプ1において、流通経路形成部材10により形成される冷媒液の流通経路と外部とを連通させる注液口35に対して着脱可能となるように、ゴム材で構成される封止栓36を備えた。従って、流通経路中を流れる液体が経時的に減少した場合でも、封止栓36を容易に取外して注液口35より液体を注入し補充することが可能となる。
尚、従来においても、最初に液体を注液口から注入した後に、その注液口を、Oリングを介してねじ止めすることで封止する構成を採用したものは存在する。しかしながら、そのような従来構成は、後から液体を補充することを全く考慮していないため、補充が極めて行い難い構成となっている。
そして、送液ポンプ1を用いて液体を冷媒として接続チューブ48,49により循環させ、カバー4により受熱を行い、放熱部45により放熱を行う冷却システム40を構成したので、冷媒の減少によって冷却効率が低下することを防止でき、冷却システム40の寿命を長期化することができる。
更に、その冷却システム40をパソコン41に組み込んでCPU44を冷却するようにした。即ち、ラップトップ型のパソコン41はケース42内部の配置スペースが極めて限られているため、送液ポンプ1を利用した冷却システム40を極めて有効に適用することができる。また、送液ポンプ1の注液口35を、ケース42の外部に露出可能となるように構成したので、冷媒液の補充を極めて容易に行うことができる。
また、送液ポンプ1は、吐出用流通経路13の下面にも連通孔17を形成しているので、送液ポンプ1を、その下面が上面側となるように配置した場合(従ってカバー4が下向きとなるように配置した場合)には、その連通孔17が気液分離用の孔として作用するようになる。従って、上下を逆にした場合でも気液分離機能が得られるので使い勝手が向上する。
更に、冷却システム40においては、送液ポンプ1がリザーブタンク部6を内蔵しているので、特許文献1に開示されている技術のように別途リザーブタンクを設ける必要がない。このため、その分部品点数の増加を抑えて冷却システム40が大型化することを防止でき、さらには接続箇所を少なくすることができる。
尚、本発明によれば、冷媒液の補充を容易に行うことができるため、送液ポンプ1にリザーブタンク部6を備える必要性は低いと考えられる。しかし、リザーブタンク部6を備えることで冷媒液の総量は増加するので、補充の回数を減らすことができるというメリットはある。また、送液ポンプ1は、リザーブタンクをポンプ外部に設ける構成ではなく、自身の内部にリザーブタンク部6を一体的に設ける構成であるから、配置スペースの増加は極力抑制されている。
(第2実施例)
図8は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。図8は、図6の封止栓36周辺部分を拡大して示すものである。第2実施例の送液ポンプは、ケース本体3の注液口35の一部が透明な樹脂51で構成されており、送液ポンプ1内部の冷媒液のレベルLが外部より視認できるように構成されている。斯様に構成することで、ユーザは、送液ポンプ1内の冷媒の減少程度を知ることができ、冷媒液の補充を適切なタイミングで行なうことが可能となる。
(第3実施例)
図9及び図10は、本発明の第3実施例を示すものである。図9は、第1実施例の冷却システム40と略同様に構成される冷却システム52をブロック図として示すものである。冷却システム52は、接続チューブ49の途中部位に容積変化部53が配置されている点が冷却システム40と異なっている。
図10は、容積変化部53の具体的構成を示すものである。接続チューブ49の途中部位には分岐部49aが形成されており、その分岐部49aは、中継チューブ54を介して接続管55に接続されている。そして、接続管55は、例えばポリエチレンなどで袋状に構成される容積変化部53に接続されている。
このような容積変化部53を備えることで、冷媒液を補充する場合に接続チューブ49などの流通経路の圧力が上昇すると、容積変化部53の容積が膨張して冷媒液を吸収するようになる。従って、冷媒液の補充を容易に行うことができる。
(第4実施例)
図11及び図12は本発明の第4実施例であり、本発明を、リザーブタンク部6を備えていない構成の送液ポンプ61に適用した場合を示すものである。図11,図12は、第1実施例の図3,図4相当図である。ポンプ61のケーシング62は、ケース本体63とカバー64との組み合わせで構成される。これらケース本体63及びカバー64は、ともに矩形状を成している。
ケース本体63には、ポンプ室65をカバー64側に円形の凹陥部によって形成すると共に、そのポンプ室65に連通させて吸入口66及び吐出口67をともに外方へ突出するように形成している。又、ポンプ室65には、吸入口66と吐出口67との間を隔絶する凸部68を形成している。
ポンプ室65の内部には、第1実施例と同様のインペラ26を回転可能に配設している。また、インペラ26の凹陥部の内周部には、第1実施例と同様のロータ部31が配置されている。
カバー64には、ケース本体63側とは反対側に円形の凹陥部77を形成し、ケース本体63側に上記凹陥部77を囲繞するリング状の凹陥部78を形成している。更に、上記凹陥部77の外底部(ケース本体63側)の中心部には軸受部79を形成しており、この軸受部79によって前記インペラ26の軸27の残る片側(カバー64側の部位)を支承するようにしている。
カバー64の凹陥部77には、ステータ23を装着している。そして、カバー64をケース本体63に組み合わせることによって、前記ロータマグネット33がカバー64のケース本体63側の凹陥部78内に位置し、上記ステータ23の外周面が、カバー64のケース本体63側とは反対側の凹陥部77の周壁77aを間に挟んで、前記ロータマグネット33の内周面に径方向の内側より対向している。従って、モータ22の構成は第1実施例と同様である。そして、ケース本体63には、第1実施例と同様の注液口35が形成されており、その注液口35は、封止栓36によって封止されるようになっている。
なお、組み合わせたケース本体63とカバー64は、複数のねじ85によって結合固定している。送液ポンプ61は、以上の構成である。
以上のように構成された第4実施例によれば、リーザブタンク部6を備えていない構成の送液ポンプ61に本発明を適用したので、第1実施例の送液ポンプ1よりも一層小型に構成することができる。
(第5実施例)
図13は本発明の第5実施例を示すものである。図13は、第1実施例の図7相当図であり、冷却用の液体が減少した場合に送液ポンプ1に液体を注入して補充する場合の別の形態を示す。第1実施例では封止栓36を取外して、ボトル50のチューブ50aを差し込んで液体を注入していたが、第5実施例では、封止栓36を取外すことなく、液体注入用の注射器90を使用し、注射針90aを封止栓36に貫通させピストン90bを押し込むことでシリンダ内の液体を送液ポンプ1に注入する。この場合、第3実施例のように容積変化部53を設けておけば、液体注入時における流通経路の圧力上昇分を吸収することができるので、注入をスムーズに行うことが可能となる。
以上のように構成された第5実施例によれば、第1実施例などとは異なり封止栓36を取外す必要がないので、注液作業をより簡単に行うことができる。
本発明は、上記した各実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
インペラ26を回転駆動するモータ22のロータ部31は、ポンプ室5の外に設けることもできる。
吸入用流通経路12をケース本体3に一体に設け、流通経路形成部材10は、吐出用流通経路13のみを有する構成とすることもできる。
封止栓はゴム製に限らず、注液口に対して着脱可能となる程度の弾性を有している材料であれば、適宜選択して封止栓を構成すれば良い。
送液ポンプは、冷却システムに適用するものに限ることなく、経時的に蒸発して減少する可能性がある液体を使用する送液ポンプであれば、本発明を適用することができる。
電気機器は、パソコン41に限ることなく、動作に伴って発熱し、冷却する必要がある部品を備えてなる電気機器であれば適用することができる。
本発明の第1実施例の送液ポンプをカバーを外した状態で示す要部の斜視図 封止栓の斜視図 送液ポンプの分解斜視図 図3とは反対側から見た送液ポンプの分解斜視図 冷却システムを組み込んだパーソナルコンピュータの概略的な斜視図 パーソナルコンピュータの背面図 冷媒液を補充する状態を示すパーソナルコンピュータの底面図 本発明の第2実施例を示す図6の一部拡大図 本発明の第3実施例を示す冷却システムのブロック構成図 容積変化部の具体的構成を示す斜視図 本発明の第4実施例を示す図3相当図 図4相当図 本発明の第5実施例を示す図7相当図
符号の説明
図面中、1は送液ポンプ、4はカバー(受熱部)、22はモータ(液体駆動部)、23はステータ部、26はインペラ(液体駆動部)、29はポンプ羽根、31はロータ部、35は注液口、36は封止栓、40は冷却システム、41はパーソナルコンピュータ(電気機器)、44はCPU(発熱体)、45は放熱部、52は冷却システム、53は容積変化部、61は送液ポンプ、90は注射器を示す。

Claims (5)

  1. 液体を流通経路中に循環させるために駆動する液体駆動部と、
    前記流通経路と外部とを連通させる注液口と、
    この注液口に対して着脱可能となるように、弾性を有する物質で構成される封止栓とを備えてなることを特徴とする送液ポンプ。
  2. 前記流通経路の一部に、当該流通経路内の圧力が上昇した場合に応じて容積が膨張可能となるように構成される容積変化部を設けたことを特徴とする請求項1記載の送液ポンプ。
  3. 発熱体の熱を冷媒液により受けるように設けられた受熱部と、
    前記冷媒液の熱を放出させるように設けられた放熱部と、
    前記冷媒液を循環させるように設けられた請求項1または2記載の送液ポンプとを備えたことを特徴とする冷却システム。
  4. 請求項3記載の冷却システムを備えたことを特徴とする電気機器。
  5. 前記送液ポンプの注液口が、本体外部に露出可能となるように構成されていることを特徴とする請求項4記載の電気機器。

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