JP2002089478A - 自吸式ポンプ - Google Patents

自吸式ポンプ

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JP2002089478A
JP2002089478A JP2000273632A JP2000273632A JP2002089478A JP 2002089478 A JP2002089478 A JP 2002089478A JP 2000273632 A JP2000273632 A JP 2000273632A JP 2000273632 A JP2000273632 A JP 2000273632A JP 2002089478 A JP2002089478 A JP 2002089478A
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JP
Japan
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pump chamber
self
pump
priming
water
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Application number
JP2000273632A
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English (en)
Inventor
Koichi Kishimoto
浩一 岸本
Atsuo Tanifuji
敦夫 谷藤
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Nidec Shibaura Corp
Original Assignee
Nidec Shibaura Corp
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造を簡略にして部品数を減少することがで
き、さらに低騒音化を図る自吸式ポンプを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 駆動用モータによりインペラを回転させ
ポンプ室の液体を循環させる自吸式ポンプにおいて、イ
ンペラとポンプ室外周壁の間に隔壁を形成してポンプ室
外周壁と隔壁の間に自吸用環流水が循環できる水路を設
け、さらに前記隔壁に環流口を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造を簡単にして
部品数を削減することができ、さらに騒音や振動を低減
することができる、水などの液体の給排水に用いられる
自吸式ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のセントリヒューガル型自吸式ポン
プは図4の要部側断面概略図に示すように、電動モータ
1のシャフトに接続された駆動マグネット2と、この駆
動マグネット2に対向して回転自在に配設されたインペ
ラ4を備えた従動マグネット3を収納したポンプ室5か
らなる第2ケーシング52と、吸入口53と吐出口54
を有して吸水通路31と送水通路32に区分された水路
部30とタンク部55からなる第1ケーシング51とで
構成され、第1ケーシング51と第2ケーシング52の
間には水の給排水のための複数の通水孔を設けたステン
レス製などの仕切板57とゴム製などのパッキン58が
配され、ネジにより締結され組み立てられていた。
【0003】この自吸式ポンプでは、自吸時に必要な呼
び水56が前記タンク部55に蓄えられ、自吸運転時の
環流水として呼び水56をタンク部55からポンプ室5
9に戻し自吸力を発生させて運転を開始する。
【0004】前記ポンプ室59は図5に示すように、吸
入口53から吸引された液体が吸水通路31を経てポン
プ室59に流入し、インペラ4の回転によって環流水6
0となりポンプ室59内を循環し、環流水60は第1ケ
ーシング51に通じる送水孔を経て再び第1ケーシング
51内の送水通路32へ送られ、吐出口54から排出さ
れる給排水経路をとり、このためポンプの構造が複雑に
なるだけでなく、広いスペースを必要としていた。
【0005】また、前記ポンプ室59の外周壁61の外
側は直接外気に露出しているため、インペラ4の回転に
よる騒音や振動が外部に伝達しやすい構造になってい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の自吸式ポ
ンプでは、自吸運転時の呼び水56をタンク部55から
ポンプ室59に戻す必要があり、また第1ケーシングと
第2ケーシングが仕切板とパッキンを介して組み立てら
れる複雑な構造であり、部品点数を多く必要としコスト
高や組み立てが容易でないといった問題があった。
【0007】また、インペラ4の回転による騒音や振動
の発生がポンプの騒音問題となっていた。
【0008】本発明は、ポンプの構造を簡略化して部品
点数を削減して低コスト化を図ると共に組み立てを容易
にし、インペラの回転による騒音や振動の外部への伝達
を低減して低騒音化を図り、さらにスペースを有効に利
用できる自吸式ポンプを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、駆動
用モータによりインペラを回転させポンプ室の液体を循
環させる自吸式ポンプにおいて、インペラとポンプ室外
周壁の間に隔壁を形成し前記ポンプ室外周壁と前記隔壁
の間に自吸用環流水が循環できる水路を設け、さらに前
記隔壁に環流口を設けたことを特徴とした自吸式ポンプ
である。
【0010】請求項2の発明は、前記ポンプ室外周壁と
前記隔壁が一体物で形成されたことを特徴とした請求項
1に記載した自吸式ポンプである。
【0011】請求項3の発明は、前記ポンプ室を形成す
る第2ケーシングに連続して吐出口を有すタンク部を設
け、前記ポンプ室の液体が前記タンク部の吐出口から排
出されることを特徴とした請求項1または請求項2に記
載した自吸式ポンプである。
【0012】
【作用】本発明の自吸式ポンプでは、自吸運転時にポン
プ室内の水が環流水として循環するので、従来のタンク
部の呼び水をポンプ室に戻す必要がなくなり、さらに排
水口を備えたタンク部を第2ケーシングに連続して設け
てポンプの構造を簡略化することができるので、仕切板
やパッキンの部品を削減することができる。
【0013】また、ポンプ室を形成する外周壁と隔壁は
一体物で成形することができる。
【0014】ポンプ室のインペラの回転により発生する
騒音や振動は、ポンプ室外周壁と隔壁の間を循環する環
流水により外部への伝達が遮断される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について、図1〜
図3を参照にして説明する。
【0016】図1は本実施例の自吸式ポンプの要部側断
面概略図を示したもので、インペラ4の回転により水を
給排水する機構は従来と同様である。
【0017】図1において、第1ケーシング6は吸入口
8と吸水通路9を有し、吸水通路9は第2ケーシング7
のポンプ室5に水を供給する吸水孔10に続いている。
【0018】図2はポンプ室5の構造を示し、その流水
通路を説明したものであり、インペラ4とポンプ室外周
壁11の間に隔壁12が設けられている。
【0019】この隔壁12には、ポンプ室外周壁11と
隔壁12の間に設けられた水路20を流れる環流水21
がインペラ4の周囲の環流水22に流入する環流口1
3,14が開設されている。
【0020】図2のポンプ室5では、インペラ4を中心
にした略円形部分5Aと送水孔15に続く突出部分5B
からなるが、ポンプ室、ポンプ室外周壁および隔壁の形
状はこの実施例に限定されるものではない。
【0021】上記の隔壁12の形成により、インペラ4
の周囲の環流水路22に加えて、二重の環流水路21が
ポンプ室外周壁11と隔壁12の間に新たに形成され、
環流水路21の環流水はインペラ4の吸引作用により環
流口13,14を通して環流水路22に流入しながら、
ポンプ室5内を循環するようになる。
【0022】自吸運転時にはインペラ4の回転により、
吸水孔10から吸引された水がポンプ室5に新たに設け
られた水路20から環流水となってポンプ室5内を循環
し始め、ポンプ室5内の空気が吐出されると水の送水が
開始される。
【0023】ポンプ室5内を循環する環流水は、ポンプ
室5に連続して設けられたタンク部18に送水孔15を
経て送られ、タンク部18の吐出口19から排水され
る。
【0024】従来の吐出口が第1ケーシングにあり、第
2ケーシングのポンプ室の水を第1ケーシングに戻す必
要のある構造に比べ通水経路が簡略化され、ポンプの構
造を簡単にすることができるだけでなく、タンク部18
を第2ケーシングに組み込み一体物として形成すること
ができるので、自吸式ポンプのスペースを有効に活用し
たコンパクトな設計が可能となる。
【0025】また、従来のように第1ケーシングと第2
ケーシングの間に吸水孔と送水孔を開設した仕切板やパ
ッキンを設けて水漏れを防止する必要がなく、第1ケー
シング6と第2ケーシング7の間はO−リング17を配
してネジで締結することで水漏れを防止することができ
部品数を削減してコストを低減し、またポンプを容易に
組み立ることができるようになる。
【0026】インペラ4の回転により発生した騒音や振
動は、ポンプ室外周壁11と隔壁12の間を循環する環
流水21により外気と遮断され、騒音や振動の外部への
伝達を低減することができ、自吸式ポンプの低騒音化が
可能となる。
【0027】このポンプ室外周壁11と隔壁12は一体
物として形成することができ、従来のポンプ室外周壁の
みからなるポンプ室の構造とその製作工数は同等にあ
る。
【0028】図3は隔壁16の形状の変形例であり、ポ
ンプ室外周壁11と隔壁16の間の環流水の流水路2
3、24を複雑にして変化を持たせることで、インペラ
の騒音や振動の外部への遮断効果をさらに向上すること
ができる。
【0029】なお、図1ではマグネット2と3の磁気力
を利用しインペラ4を回転させる型式の自吸式ポンプを
示したが、電動モータ1の駆動シャフトに直接インペラ
を装着し回転させる型式の自吸式ポンプにも本発明は適
用できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自吸式ポ
ンプでは、自吸運転時にポンプ室内の水が環流水として
循環する水路が設けられ、従来のタンク部の呼び水をポ
ンプ室に戻す必要がなく、さらに、排水口を備えたタン
ク部を第2ケーシングに連続して設け、ポンプの構造を
簡略化することができるので、仕切板やパッキンの部品
を削減しコストの低減や組み立てを容易にすることがで
き、スペースを有効に活用することができる。
【0031】ポンプ室のインペラの回転により発生する
騒音や振動がポンプ室外周壁と隔壁の間を循環する環流
水により外気と遮断され、自吸式ポンプの低騒音化を可
能とすることができる。
【0032】また、ポンプ室を形成するポンプ室外周壁
と隔壁は一体物で形成すること、また第2ケーシングと
タンク部を一体物で形成することもできるのでポンプを
コンパクト化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例の自吸式ポンプの要部側断面概
略図である。
【図2】 本発明実施例のポンプ室流水通路を説明した
概略図である。
【図3】 本発明の別の実施例のポンプ室流水通路を説
明した概略図である。
【図4】 従来例の自吸式ポンプの要部側断面概略図で
ある。
【図5】 従来例のポンプ室の流水通路を説明した概略
図である。
【符号の説明】
1……駆動モータ 2,3……マグネット 4……インペラ 5……ポンプ室 6……第1ケーシング 7……第2ケーシング 11……ポンプ室外周壁 12,16……隔壁 13,14……環流口 18……タンク部 19……吐出口 20……水路 21,22,23,24……流水路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動用モータによりインペラを回転させ
    ポンプ室の液体を循環させる自吸式ポンプにおいて、イ
    ンペラとポンプ室外周壁の間に隔壁を形成し前記ポンプ
    室外周壁と前記隔壁の間に自吸用環流水が循環できる水
    路を設け、さらに前記隔壁に環流口を設けたことを特徴
    とした自吸式ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記ポンプ室外周壁と前記隔壁が一体物
    で形成されたことを特徴とした請求項1に記載した自吸
    式ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記ポンプ室を形成する第2ケーシング
    に連続して吐出口を有すタンク部を設け、前記ポンプ室
    の液体が前記タンク部の吐出口から排出されることを特
    徴とした請求項1または請求項2に記載した自吸式ポン
    プ。
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