JP2003232289A - ポンプ及びそのポンプを用いたタンク - Google Patents
ポンプ及びそのポンプを用いたタンクInfo
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Abstract
プ性能と高信頼性を有し、さらに騒音低減を図るポンプ
を低コストに提供し、そのポンプを用いた液体燃料等の
供給に適したタンクを提供する。 【解決手段】 リング状の固定子10の内周側にポンプ
室20が形成され、ポンプ室には固定子10の内周に沿
って配された磁性体24を有する回転子23が回転自在
に配され、回転子23には羽根車が一体に形成され、ポ
ンプ室20は流体の吸入口21と吐出口22を有し、吸
入口21から吐出口22に沿った回転子23の外周部と
ポンプ室20の内周壁45との間に流路30を形成し、
吐出口22から吸入口21に沿った流路31を閉塞し、
回転子23と共に羽根車が回転して吸入口21から吸入
した流体を吐出口22から吐出する。
Description
らに詳しくは、タンク等に貯留された流体を加圧状態で
ポンプ外部に送る、例えば自動車等のエンジンへのガソ
リン等の液体燃料の供給に用いるのに適したポンプ及び
そのポンプを用いたタンクに関する。
を供給する燃料ポンプは、燃料を加圧状態でエンジンに
圧送するために燃料タンク内に配置されたウエスコ型ポ
ンプが一般に使用されている。
示すポンプ100の縦断面図及び図9のポンプ室107
の横断面図に基づいて説明する。ポンプ100は、モー
タ部102とポンプ部103とが、防油性及び防水性を
有する仕切り板113を挟み、モータ軸方向に並列にネ
ジ等で締結され構成されている。
ング111内に設け、モータ105のシャフト106が
ケーシング111に配設された軸受114に支持され、
ポンプ部103との仕切り板113に設けられたオイル
シール115によりモータ部102を密閉してポンプ部
103に貫通している。
るケーシング112により吸入口121と吐出口122
を有するポンプ室107を形成し、シャフト106に接
続されたウエスコ型羽根を有する羽根車108をポンプ
室107に設けている。
1から吐出口122に沿った羽根車108外周部とケー
シング112の内周壁116との間に円周状の流路10
9を形成し、羽根車108の回転により吸入口121か
ら吸入した流体はウエスコ型羽根による渦流に加圧され
吐出口122に送られ、ポンプ100の外部に吐出する
ようになっている。
ポンプ部103から構成され、ポンプ100がモータ軸
方向に長くなってポンプが大形となり、かつポンプ重量
も重くなって、ポンプの装置への組み込み性や装置の大
形化、重量増の問題となる。
別のケーシング111、112からなるため、その間を
密閉して締結するための仕切り板113やオイルシール
115、ネジ等の締結部材を要して部品点数が多くな
り、かつポンプの組立にも工数がかかりコストアップの
要因となっている。
油性は、初期においては完全であっても、経年に伴い油
漏れの不安が生じ、耐久性の低下や寿命にも問題があ
る。
れる流体131が、吐出管123の開口部において吐出
管123に流れ込む吐出口122に向かう流れ133
と、ポンプ室107を循環する流路132に流れ込む流
れ134に分岐し、吐出効率が悪くポンプ性能が充分発
揮されない。また、羽根車108の回転騒音がケーシン
グ112の外部に漏れやすく、騒音発生の問題もある。
ク等に貯留された流体を加圧状態でポンプ外部に送る、
例えば自動車等のエンジンへの燃料の供給に用いるのに
適したポンプであって、ポンプの小形、軽量化を実現
し、優れたポンプ性能と高信頼性を有し、さらに騒音低
減を図るポンプを低コストに提供することにあり、また
そのポンプを用いた液体燃料等の貯蔵及びエンジン等へ
の燃料供給に適したタンクを提供することにある。
グ状の固定子の内周側にポンプ室が形成され、前記ポン
プ室には、前記固定子の内周に沿って配された磁性体を
有する回転子が前後方向に延びる回転軸を中心に回転自
在に配され、前記回転子には、羽根車が一体に形成さ
れ、前記ポンプ室の前面、または、後面には、流体の吸
入口と吐出口を有し、前記吸入口から前記吐出口に沿っ
た前記回転子の外周部と前記ポンプ室の内周壁との間に
流路を形成し、前記吐出口から前記吸入口に沿った前記
回転子の外周部と前記ポンプ室の内周壁との間は狭くし
て流路を閉塞し、前記固定子と前記回転子より構成され
るモータ部によって、前記回転子を回転させることによ
り前記羽根車が回転して前記吸入口から吸入した流体を
前記吐出口から吐出することを特徴とするポンプであ
る。
定子の内周側に形成されたポンプ室に、羽根車を一体に
形成した磁性体を有する回転子が回転自在に配されてモ
ータ部とポンプ室が一体化されるので、従来ポンプより
も大幅に薄形化のできる小形、軽量のポンプを得ること
ができる。また、ケーシング間の仕切り板や軸封装置、
締結部材等の部品が不要となり、ポンプの組立性も大幅
に改善され、コストダウンを図りつつポンプを製造する
ことができ、油漏れや漏水の問題も解消される。
の前面、または、後面に分割して配置してもよいし、い
ずれかの片面に並設してもよいので、流体の吸入及び吐
出方向が選択できるので用途が広がり、また装置への組
み込み性が向上する。
の外周部とポンプ室の内周壁との間は狭くして流路を閉
塞した構成により、吸入口から吸入され流路を流れる流
体は、流路の閉塞部において流れの方向を変えて大部分
の流体が吐出口に向かうので、流体は効率よく吐出口か
ら吐出されポンプ性能が向上し、余剰の流体は流路を再
び循環することができる。
羽根車であることを特徴とする請求項1記載のポンプで
ある。
に渦を発生させるウエスコ型羽根車を用いることで、ポ
ンプが小形化してポンプ効率をより向上することができ
る。
出口に沿った前記ポンプ室の内周壁と、前記吐出口から
前記吸入口に沿った前記ポンプ室の内周壁とに段差を設
けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のポンプで
ある。
に段差を設けることで、容易に前記の流路の閉塞部を形
成することができる。具体例としては、ポンプ室を形成
するケーシング壁内周側に肉厚部を設けることで、高さ
や形状を調整できる段差を容易に形成することができ
る。
により一体成形されたことを特徴とする請求項1〜3の
いずれかに記載のポンプである。
する部品点数が削減され、回転子部品の作成及びその組
立工数が省け、コストの低減が図られる。また、回転子
の部品間の接着部が無くなり、回転子自体の強度も得ら
れ、回転子の破損が減少しポンプの信頼性が向上する。
がモールド樹脂によってモールドされて、固定子ケーシ
ングを形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれ
かに記載のポンプである。
耐油性、絶縁性が向上し、電気系統の故障や漏電が防止
されるのでポンプの耐久性、安全性を向上することがで
きる。また、固定子ケーシング内に固定子の各部品が内
蔵され所定のリング状に形成されるので、ポンプ室との
一体化が容易となりポンプ組立性が向上する。
せる駆動回路の配線基板を前記固定子ケーシングに別体
に配したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
載のポンプ。
自由度が増し、ポンプの構造設計が容易となる。
せる駆動回路の配線基板を前記固定子ケーシングに一体
にモールドしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれ
かに記載のポンプである。
ケーシングに内蔵され、ポンプがコンパクトになると同
時に配線基板も耐水性、耐油性、絶縁性が向上し、耐久
性が良好となる。また、配線基板に別の防油、防水処理
を施す必要がないので、コストアップの抑制にもなる。
レス駆動型回路の制御により駆動することを特徴とする
請求項1〜7のいずれかに記載のポンプである。
出するためのホール素子などの回転子検出用センサが不
要となり低コスト化が図れる。また、その配線基板の配
置に制限を受けなくなり、冷却効果の良い位置に配置し
て基板の耐久性を向上することもできる。
入管と前記吐出口を有する吐出管とを同じ面に並設した
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のポン
プである。
がポンプ室の同じ面に並設されているので、配管スペー
スを小さくし、それに接続される配管の配置設計も行い
やすくなる。また、ポンプの一面に配管が設けられるの
でポンプの設置性が向上し、例えばタンク底部などにス
ペースを取らずに設置することができる。
に流体のタンク部を設けたことを特徴とする請求項1〜
9のいずれかに記載のポンプである。
が付与され、自吸式ポンプとしても使用できるようにな
り用途が拡大される。
ずれかに記載のポンプを用いて、タンク内に貯留された
流体をタンク外部に送ることを特徴とするタンクであ
る。
ポンプをタンクの内部あるいは外部に設置することで、
タンクの小形化、タンク周辺のコンパクト化を可能と
し、タンク内に貯蔵された流体を確実に供給先に送り、
タンク内の残液量を減らすことができる。
用の液体燃料であることを特徴とする請求項11に記載
のタンクである。
に用いられる燃料噴射装置に燃料を供給するタンクを始
め、各種内燃機関に燃料を供給する燃料タンクとして用
いることができ、ポンプをタンク内部に設置した場合に
もタンク内の残液量を減らして燃料を有効に使用するこ
とができるタンクを提供することができる。
に基づいて説明する。
のポンプ1の縦断面図であり、図2はその横断面図(固
定子内部の細部は省略している)である。
内周側に配されたケーシング41と底板42がパッキン
43を挟み形成したポンプ室20とで構成され、ポンプ
室20の前面にはケーシング41により形成された流体
の吸入口21を有する吸入管49と吐出口22を有する
吐出管48とが並設されている。
1とそれに巻回されたコイル12とからなり、また、モ
ータ部を駆動させる駆動回路の配線基板15が固定子コ
イル12の下方に円環状に配され、これらがモールド樹
脂13によってモールドされ、連続したリング状に固定
子ケーシング14を形成している。
ング14の内周に沿って配された磁性体24を有する回
転子23が、ケーシング41と底板42に挟持された固
定軸29に回転軸26を介してその両端部にワッシャー
27a、27bを備えて回転自在に支持されている。な
お、回転子23は、磁性体24と回転軸26とが接続部
材28を介して一体化され、回転軸26にはメタル軸受
や摺動性樹脂(例えば、ポリフェニレンサルファイド)
を使用したものが用いられる。
所定間隔を置いて溝部25を設けてウエスコ型羽根を形
成し、回転子23自体がウエスコ型羽根車を構成するも
のである。
口21から吐出口22に沿った回転子23の外周部とポ
ンプ室20を形成するケーシング41の内周壁45との
間に形成され、その流路30は吐出口22から吸入口2
1に至る回転子23の外周部とケーシング41の内周壁
46との間において流路幅を狭くして流路の閉塞部31
を形成している。
壁46をその内周側に増厚された肉厚部44を設けるこ
とにより形成されたもので、その流路の閉塞部31では
流水量が制限されるようになっている。なお、この肉厚
部44の増厚量はポンプの吐出量や流体の種類、粘度等
により適宜調整することができる。
14が円筒状のケーシング41の外周に嵌合し一体化さ
れてポンプを形成し、固定子ケーシング14とポンプ室
20に設けられた回転子23によりポンプ1のモータ部
を構成し、またポンプ室20の回転子23が羽根車を兼
備してポンプ機能を果たすものである。
に個別に設けられていたモータ部が不要となるので、モ
ータ軸方向の薄型化が大幅に可能となる。
配線基板15をモールド成形して得た固定子ケーシング
14と、回転子23を収納したポンプ室20とを一体化
することでポンプ1が得られ、その製造は従来のポンプ
に比べ非常に簡単なものとなり、ポンプの組立が非常に
簡略化され、生産性が向上する。
の設けた仕切り板や軸封装置が不要となり、仕切り部分
からの油漏れや漏水の可能性が無くなりポンプが長寿命
となり、またその部品や締結部材等の部品削減によりポ
ンプのコストダウンを図ることもできる。
通電により回転磁界が発生し、ポンプ室20の回転子2
3が駆動し、回転子23が備えるウエスコ型羽根車のポ
ンプ作用によって吸入口21から流体を吸入し、流体は
羽根車が発生する渦流により流路30を吐出口22方向
に流れる。
2に沿ったポンプ室20の内周壁45と、吐出口22か
ら吸入口21に沿ったポンプ室20の内周壁46とに段
差47が設けられ、吸入口21から吐出口22に至る流
路30の流路幅Aに対して、吐出口22から吸入口21
に至る流路の閉塞部31の流路幅Bが狭く形成され、そ
の間の流路を閉塞する構成になっている。
30を流れる流体32は、吐出口22近傍の流路閉塞の
開始部(段差47部分)において流れの方向を吐出口2
2に向かうように強制されるので、大部分の流体は吐出
管48に流れ込み、流体33の水圧を上昇させながら吐
出口22から吐出され、ポンプ1の吐出効率を向上する
ことができる。また、余剰の流体は幅の狭い流路の閉塞
部31を流れて、新たに吸入口21から吸入された流体
と共に流路30を循環する。
5がモールド成形され固定子ケーシング14に内蔵さ
れ、ポンプがコンパクトになると同時に電気部品や配線
の耐油性や耐水性、絶縁性が改善されポンプの耐久性を
向上し、長寿命とすることができる。
が、固定子ケーシングの内側に配置されているので、羽
根車の回転音がケーシングにより遮蔽され、騒音低減の
効果も得られる。
のポンプ2の縦断面図である。ポンプ2は、ポンプ室2
0に設けられた回転子50が磁性材料により一体成形さ
れたものである。ポンプ構造及び流体の吸入、吐出は第
1の実施形態で説明したポンプ1と同様であるので、そ
の詳しい説明は省略する。
4の内周に沿って配された回転子50が、ケーシング4
1と底板42に挟持された固定軸29に回転軸部52を
介して両側にワッシャー27a、27bを備えて回転自
在に支持されている。
と同一の形状、機能を有するもので、磁性体部51と回
転軸部52とその接続部53からなり、その全体が磁性
材料により一体成形されたもので、磁性体部51の周縁
部に所定間隔を置いて溝部55を設けてウエスコ型羽根
を形成し、回転子50自体がウエスコ型羽根車を構成し
ている。
はないが、磁性材粉体を含有するポリフェニレンサルフ
ァイド(PPS)、ナイロン、ポリエステルなどの熱可
塑性樹脂であれば、射出成形などの通常の樹脂成形方法
に従い、回転子50を容易に成形することができる。ま
た、ウエスコ型羽根の形成も一体成形時に同時に成形さ
れる。
と同様に、固定子10への通電によりポンプ室20の回
転子50が駆動し、回転子50が備えるウエスコ型羽根
車のポンプ作用によって吸入口21から流体を吸入し、
流体は流路30を流れて吐出口22から吐出される。
軽量化や吐出効率の向上、コスト低減などの利点に加え
て、回転子の一体成形化による部品数やその組立工数の
削減により低コスト化が可能となり、また回転子部品の
接続部の破壊などの破損が防止され信頼性が向上する。
のポンプ3の縦断面図である。
駆動型回路の制御により行うもので、その配線基板60
が固定子ケーシング14の外周側に配設されている。
ック図に示すように回転子検出用のホール素子が不用で
あるセンサレス駆動型駆動回路61が用いられている。
ルス幅変調回路)62と、論理回路63と、インバータ
回路64と、回転子の位置を検出する回転子位置検出回
路65とから構成され、ホール素子などの回転子検出手
段を用いずにモータ部66を駆動制御するものである。
子検出用センサが不要となり低コスト化が図れ、また配
線基板の配置に制約がなくなりその配置に自由度が増
し、例えば発熱源である固定子コイルから離れた冷却効
果の良い位置やポンプ内のデッドスペースを利用して配
置することができる。
にモールド成形して、固定子ケーシング14内に内蔵し
てもよい。この場合は、配線基板60に固定子とは別の
防油、防水処理を施す必要がないので、コストアップの
抑制になる。
であるポンプ4の縦断面図である。ポンプ4は、第1の
実施形態で説明したポンプ1を立形ポンプとして構成
し、その上方に流体の呼び水タンクとなるタンク部70
を設けたものである。
グ73によりポンプ室20の上方に隣接して形成され、
吸入口71から導入した流体をポンプの呼び水75とし
て蓄えている。
び水75は通水孔76からポンプ室20に吸入され、羽
根車を兼備する回転子23のポンプ作用により流路30
を経て吐出管74に送られ吐出口72から吐出する。な
お、固定子ケーシング14やポンプ室20、回転子23
等の構造はポンプ1の場合と同様であり、小形、軽量の
吐出効率の良いポンプとなっている。
呼び水75として蓄えることにより自吸式ポンプとして
成立し、小形、軽量で吐出効率の高い自吸時間の速いポ
ンプとして使用することができ、タンク内などの流体内
での使用を始め、流体外部での設置においても流体の循
環や揚水、排水等の用途に使用することができ、ポンプ
の用途が拡大する。
である、上記ポンプ1を燃料ポンプとして用いた自動車
用燃料タンク80および燃料供給を説明する構成図であ
る。
ンク80底部に設置され、車載バッテリーに接続されて
いる。ポンプ1は小形、軽量であり、特に薄形であるの
で、タンク80内の設置スペースが少なく、タンク80
をコンパクトにして燃料貯蔵量を多く確保することがで
きる。
吸入口21から吸入された燃料84が、吐出口22に接
続された供給管85内を圧送されエンジン83に送ら
れ、燃料噴射装置86において空気との混合気となり、
エンジン83内で燃焼される。
スペースを有効に利用して設置することができ、また吸
入口21や吐出口22の配置を変更して流体の吸入、吐
出方向を選択できるのでタンクへの組み込み性に優れ、
また優れたポンプ性能によって燃料を確実にエンジンに
供給し、かつタンク内の残液量を減らして燃料を有効に
使用することができる。
防油性に優れているので、タンク内部または外部に設置
され使用された場合にも十分な耐久力を有し、長期にわ
たりポンプ性能を維持してタンクの長寿命化を図ること
ができる。
めとして各種内燃機関用の燃料タンクとして最適に用い
ることができる。
以外にも、例えば、自動車用や電気製品用など、各種流
体の循環用や給水用、排水用ポンプとして装置内に組み
込み使用することも、装置外に用いて使用することもで
きる。
は、固定子ケーシングの内側にポンプ室が一体化され、
ポンプ室に設けられた回転子が羽根車の機能を有すると
いう簡単な構造のポンプであるので、従来のポンプより
も小形、軽量であってポンプ性能、低騒音に優れた薄形
ポンプを得ることができる。
置、締結部材等の部品数削減、さらに回転子の一体成形
化により、コスト低減が図れ、ポンプの組立性、生産性
が改善されると同時にポンプの信頼性が向上し、長寿命
なポンプとなる。
クの小形、軽量化を可能とし、タンク内に貯蔵された流
体を確実に供給先に送り、かつタンク内の残液量を減ら
すことができるので、自動車用などのタンク内にポンプ
を設置した燃料タンクとして最適に使用することができ
る。
る。
Claims (12)
- 【請求項1】リング状の固定子の内周側にポンプ室が形
成され、 前記ポンプ室には、前記固定子の内周に沿って配された
磁性体を有する回転子が前後方向に延びる回転軸を中心
に回転自在に配され、 前記回転子には、羽根車が一体に形成され、 前記ポンプ室の前面、または、後面には、流体の吸入口
と吐出口を有し、 前記吸入口から前記吐出口に沿った前記回転子の外周部
と前記ポンプ室の内周壁との間に流路を形成し、前記吐
出口から前記吸入口に沿った前記回転子の外周部と前記
ポンプ室の内周壁との間は狭くして流路を閉塞し、 前記固定子と前記回転子より構成されるモータ部によっ
て、前記回転子を回転させることにより前記羽根車が回
転して前記吸入口から吸入した流体を前記吐出口から吐
出することを特徴とするポンプ。 - 【請求項2】前記羽根車がウエスコ羽根車であることを
特徴とする請求項1記載のポンプ。 - 【請求項3】前記吸入口から前記吐出口に沿った前記ポ
ンプ室の内周壁と、前記吐出口から前記吸入口に沿った
前記ポンプ室の内周壁とに段差を設けたことを特徴とす
る請求項1又は2に記載のポンプ。 - 【請求項4】前記回転子が磁性材料により一体成形され
たことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポ
ンプ。 - 【請求項5】前記リング状の固定子がモールド樹脂によ
ってモールドされて、固定子ケーシングを形成したこと
を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のポンプ。 - 【請求項6】前記モータ部を駆動させる駆動回路の配線
基板を前記固定子ケーシングに別体に配したことを特徴
とする請求項1〜5のいずれかに記載のポンプ。 - 【請求項7】前記モータ部を駆動させる駆動回路の配線
基板を前記固定子ケーシングに一体にモールドしたこと
を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のポンプ。 - 【請求項8】前記モータ部がセンサレス駆動型回路の制
御により駆動することを特徴とする請求項1〜7のいず
れかに記載のポンプ。 - 【請求項9】前記吸入口を有する吸入管と前記吐出口を
有する吐出管とを同じ面に並設したことを特徴とする請
求項1〜8のいずれかに記載のポンプ。 - 【請求項10】前記ポンプ室の上方に流体のタンク部を
設けたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載
のポンプ。 - 【請求項11】請求項1〜10のいずれかに記載のポン
プを用いて、タンク内に貯留された流体をタンク外部に
送ることを特徴とするタンク。 - 【請求項12】前記流体が内燃機関用の液体燃料である
ことを特徴とする請求項11に記載のタンク。
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