JP2005314095A - ヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置 - Google Patents

ヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 バックレストの変形の防止、組立の容易化、部品点数の削減を図るヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置を提供する。
【解決手段】 ヒンジドフォーク用バックレスト装置は、ヒンジドフォークのマスト装置に取着された昇降自在のヒンジフレームに、車体の左右方向に所定間隔離間して支持ピンを取着し、支持ピンを支点としてダンプシリンダにより回転自在としたフィンガーバーの上方で、かつ、ヒンジフレームの前方にバックレストを配設している。このヒンジドフォーク用バックレスト装置は、側面視で支持ピンと同芯の位置に、ヒンジフレームとバックレストの下方とを回動自在に連結するバックレスト用ピンを設け、当該バックレスト用ピンがバックレストのピン軸芯方向への移動を規制する突起を有して変形防止を図る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、バックレストの変形を防止したヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置に関する。
従来、フォーリフトに装着されるフォークあるいはバケット等のアタッチメントは、マスト装置のチルト作動を伴わずにヒンジドフォーク装置の回動により、大きく前、後傾動するようにして作業効率を高めることが知られている。このヒンジドフォーク装置は、図11と図12に示すものが特許文献1の図2と図3に提案されている。
図11、図12において、ヒンジドフォーク装置61は、ヒンジフレーム63がローラ64を介してマスト装置65に昇降自在に装着されており、このヒンジフレーム63にフィンガーバー67が回動自在に取着されている。
ヒンジフレーム63は、マスト装置65の内側に配設されるとともに、左右方向に所定間隔離間した一対のヒンジプレート63aと、一対のヒンジプレート63aにそれぞれ付設されたフレーム用プレート63bと、左右の一対のヒンジプレート63aを連結する連結用プレート63cにより形成されている。フレーム用プレート63bは、ヒンジプレート63aの外側に固設されるとともに、フィンガーバー67を回転自在に支持している。
それぞれ一対のヒンジプレート63aの外側には複数個のローラ64が回動自在に取着されており、ローラ64はマスト装置65の車体内方側でマスト65aに係合してマスト装置65に対してヒンジドフォーク装置61を昇降自在にしている。また、ヒンジプレート63aには、前方の端面に後述するバックレスト77を装着する長方形のバックレスト用プレート68が固定されている。ヒンジドフォーク装置61は、ヒンジフレーム63の前方で、かつ、フィンガーバー67の上方にバックレスト77が取着されている。
フィンガーバー67は、車体の左右方向に所定間隔離間して配設されているヒンジフレーム63のフレーム用プレート63bを貫通した支持ピン69により回動自在に支持されている。支持ピン69は、フィンガーバー67のフィンガ用プレート67bとヒンジフレーム63のフレーム用プレート63bとを連結している。
また、フィンガーバー67は、車体の中心位置CLに配設され、ヒンジフレーム63に取着されたダンプシリンダ71にロッド用ピン73、シリンダ用プレート75を介して連結されている。このフィンガーバー67は、ダンプシリンダ71の伸縮によりヒンジフレーム63に対して支持ピン69を支点として回動自在にされている。フィンガーバー67には、アタッチメントの一例のフォーク76が取着されている。
バックレスト77は、左右両側部に補助プレート77aが固設されており、この補助プレート77aは、フィンガーバー67のボス用孔67cに回動自在に挿入され、かつ、支持ピン69の軸芯と同一位置に配設されたバックレスト用ピン79にて枢支されている。バックレスト用ピン79は、補助プレート77aのボス用孔67cに横方向から挿入された後に取着用ボルト80により、補助プレート77aに取着されている。
バックレスト77には、ヒンジプレート63aの上方に固設されたバックレスト用プレート68に対向する位置に、側面視でコ字形状のブラケット77bが形成されている。バックレスト77は、バックレスト用プレート68に対してブラケット77bがレスト用ボルト81により取着されている。
ダンプシリンダ71は、そのロッドヘッド71aがフィンガーバー67の一対のシリンダ用プレート75で挟んで配設されるとともに、ロッドヘッド71aとシリンダ用プレート75とを挿通したロッド用ピン73により連結されている。
実願昭60−162014号(実開昭62−71195号)のマイクロフイルム
しかしながら、特許文献1のヒンジドフォーク装置を搭載したフォークリフトにおいては、バックレスト用ピンが補助プレートのボス用孔に挿入されているだけであり、補助プレートが横方向に移動自在に変形する構造となっている。このため、バックレストとフォークとの間に木材等の棒状あるいは柱状の荷物を挟み込み、この荷物が横方向に移動すると補助プレートを横方向に押圧し、補助プレートを変形する。例えば、特許文献1の第1図に示すように、フォークを後傾して原木を巻き込んだ状態で原木を運搬しているとき、原木が補助プレートを横方向に押圧し、補助プレートが外側に向けて変形することが生じ、補助プレートを損傷すると共にバックレスト用ピンとボス用孔との間にこじりを生じさせるという問題が生ずる。
また、バックレスト用ピンが補助プレートに取着用ボルトにより芯を調整しながら取着しているため、組立工数および部品点数が増加している。
本発明は上記の問題点に着目してなされたもので、ヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置に係り、特に、バックレストの変形の防止、組立の容易化、部品点数の削減を図るヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1発明は、ヒンジドフォークのマスト装置に取着された昇降自在のヒンジフレームに、車体の左右方向に所定間隔離間して支持ピンを取着し、支持ピンを支点としてダンプシリンダにより回転自在としたフィンガーバーの上方で、かつ、ヒンジフレームの前方にバックレストを配設したヒンジドフォーク用バックレスト装置であって、側面視で支持ピンと同芯の位置にヒンジフレームとバックレストの下方とを回動自在に連結するバックレスト用ピンを設け、当該バックレスト用ピンがバックレストのピン軸芯方向への移動を規制する突起を有することを特徴としている。
上記目的を達成するために、第1発明を主体とする第2の発明は、突起がバックレスト用ピンを枢支するヒンジフレームの孔の内径より外方に突出していることを特徴としている。
上記目的を達成するために、第1発明、又は第2の発明を主体とする第3の発明は、バックレストに固設されたバックレスト用ピンを枢支するヒンジフレームの孔に突起を通過させる溝を設けることを特徴としている。
上記目的を達成するために、第1発明、又は第2の発明を主体とする第4の発明は、バックレストに固設されたバックレスト用ピンを枢支するヒンジフレームの孔に突起を通過させる溝を設けることを特徴とバックレストに固設されたバックレスト用ピンを枢支するヒンジフレームの孔を車体前方あるいは後方の端部から切欠により設け、かつ、該孔が切欠端部でバックレスト用ピンの突起に当接するよう半円形に形成していることを特徴とする。
第1発明によると、バックレスト用ピンがバックレストのピン軸芯方向への変形を規制する突起を有しているため、バックレストとフォークとの間に挟みこまれた荷物がバックレストを横方向に押圧してもバックレストの変形、および、バックレスト用ピンと孔との間のバックレストの変形を伴うこじりを防止できる。また、バックレストの変形がないため、原木等の荷物を降ろすときに引っかかることがなくなり容易に降ろすことが出来る。
第2発明によると、バックレスト用ピンの突起がヒンジフレームに引っ掛けることによりバックレスト用ピンの横方向への移動を規制することができるため、バックレスト用ピンが取着されているバックレストの変形を防止できる。
第3発明によると、バックレスト用ピンがヒンジフレームに固設されているため部品点数を低減できる。また、組立は、バックレスト用ピンを孔に挿入することにより突起も孔に設けた溝を通過させることが可能となり、組立工数を低減できる。
第4発明によると、第3と同様にバックレスト用ピンがヒンジフレームに固設されているため部品点数を低減できる。また、組立は、バックレスト用ピンを挿入する孔が車体前方あるいは後方の端部から切欠によりヒンジフレームに設けているため、車体に直交して前方からバックレストをヒンジフレームに容易に組付けることができ、組立工数を低減できる。
以下、本発明の実施例1、2に係るヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置の最良の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施例1に係るヒンジドフォーク用バックレスト装置の正面図である。
図2は本発明の実施例1に係る図1の側面図である。
図3から図5は本発明の実施例1に係るヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置10の詳細図で、図3は正面断面図、図4は側面図で図3のYa矢視図、図5は平面図で図3のWa−Wa断面図である。
図6は本発明に係る第1実施例のヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置のフィンガーバーにバックレストを組立る説明図で、(a)はセット状態を示す図、(b)は挿入時の状態を示す図、また、(c)は挿入完了状態を示す図である。
なお、従来例と同一部品には同一符号を付して説明は省略する。
図1、図2において、フォークリフトの前方にはマスト装置65が前後方向傾動自在に装着されており、このマスト装置65にはヒンジドフォーク装置1がローラ64により昇降自在に取着されている。
ヒンジドフォーク装置1は、ローラ64を付設したヒンジフレーム3がマスト装置65に昇降自在に装着されており、このヒンジフレーム3にはフィンガーバー4が回動自在に取着されている。ヒンジフレーム3は、車体の左右方向に所定間隔離間して一対のヒンジプレート3aと、一対のヒンジプレート3aにそれぞれ付設されたフレーム用プレート3bと、左右一対のヒンジプレート3aを接続する連結用プレート3cにより形成されている。
フレーム用プレート3bは、ヒンジプレート3aの車体外側方向に固設されており、フィンガーバー4を回転自在に支持している。
それぞれ一対のヒンジプレート3aの車体外側方向には複数個のローラ64が回動自在に取着されており、ローラ64はマスト装置65の車体内側方向でマスト65aに係合し、マスト装置65を昇降自在にしている。また、ヒンジプレート3aには、車体前方側の端面に後述するバックレスト7をブラケット9により装着するバックレスト用プレート3dが固設されている。
ヒンジドフォーク装置1は、ヒンジフレーム3の前方で、かつ、フィンガーバー4の上方にバックレスト7が取着されている。
ヒンジフレーム3のフレーム用プレート3bには孔3eがあけられており、この孔3eには支持ピン69が貫通されている。支持ピン69はフィンガーバー4を回動自在に支持している。
フィンガーバー4は、上下方向に離間して配設された一対の溝付バー4aと、一対の溝付バー4aを連結するとともに、フレーム用プレート3bを挟んだ一対のフィンガ用プレート4bおよび左右両側部に配設された第1フィンガ用プレート4c等により板金製の枠組みで形成されている。
バックレスト7は、山形鋼および平鋼等の材料により形成される補助プレート7a、外側プレート7b、上側プレート7c、中央プレート7d、下側プレート7e、縦用第1プレート7f、および、縦用第2プレート7g等により板金製の枠組みで形成されており、この枠組みの隙間より前方を見ることができる。
外側プレート7bは、下方で補助プレート7aに接続されるとともに、バックレスト7の両側端に配設されている。上側プレート7cおよび中央プレート7dは、両側端の外側プレート7bを接続するとともに、上側プレート7cが上方端に、また、中央プレート7dが中央部に配設されている。下側プレート7eは補助プレート7aおよび外側プレート7bを接続するとともにバックレスト7の下方に配設されている。縦用第1プレート7fは上側プレート7cと中央プレート7dとを、また、縦用第2プレート7gは中央プレート7dと下側プレート7cとを接続し、バックレスト7の剛性を増している。また、バックレスト7にはブラケット9が固設されており、ブラケット9は側面視でコ字形状に形成され、バックレスト7をヒンジフレーム3に取着している。
第1フィンガー用プレート4cと補助プレート7aとは、ヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置10により回動自在に連結されている。実施例1のヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置10は、バックレスト7の補助プレート7aを枢支するバックレスト用ピン11によりバックレスト7の車体左右方向の移動を規制している。
第1フィンガー用プレート4cは、バックレスト用ピン11を車体の左右側方から挿入するための切欠部13が設けられている。切欠部13は、車体の側面視で支持ピン69と同芯位置にバックレスト用ピン11を枢支する円形の孔15と、孔15の内径Dから外側に円形の一部を削除し、バックレスト用ピン11の突起11bを通過する溝17とにより形成されている。溝17は、例えば、孔15の横方向位置に幅Baで設けられている。
バックレスト用ピン11は、円柱部11aと、その先端に設けられた突起11bとにより形成されている。円柱部11aは、挿入する第1フィンガー用プレート4cの孔15の内径Dに対して隙間を有する外径dで形成している。突起11bは幅Saで形成し、その幅Saが第1フィンガー用プレート4cの溝17の幅Baに対して隙間を有する小さい値で形成している。同様に溝17の深さは、突起11bの高さよりも大きい値に形成している。これにより、バックレスト用ピン11は、孔15に傾斜して挿入できると共に、円柱部11aを孔15に挿入することにより、突起11bも溝17を通過できる。突起11bは、例えば、組立後に、孔15の上方向位置に幅Saが来るように、バックレスト用ピン11が補助プレート7aに固設されている。
ヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置10の組立は次のように行う。{図6(a)、(b)、(c)を参照}
先ず、フィンガーバー4の溝17の位置に対してバックレスト7の突起11bの位置が一致するようバックレスト7を調整してセットする。次に、フィンガーバー4に対して補助プレート7aを傾斜させた後、例えば、図6(a)において左側の補助プレート7aがフィンガーバー4の左側の端部に当接するように接近させると共に、フィンガーバー4の右側の溝17および孔15に対して補助プレート7aの右側のバックレスト用ピン11の先端を一致させる。
次に、フィンガーバー4に対して補助プレート7aを傾斜させたままの状態で、フィンガーバー4に対して補助プレート7aを左側に移行(矢印N)して右側の孔15に対して右側のバックレスト用ピン11を挿入していく。これにより、同時に右側の溝17に対して右側の突起11bも挿入される。図6(b)に示すように、右側の補助プレート7aがフィンガーバー4の右側の端部に当接するように移行させたら、フィンガーバー4の長手方向に対して補助プレート7aの面が直交するように、左側の補助プレート7aを回転(矢印U)させる。回転しながら、フィンガーバー4の左側の孔15に対して補助プレート7aの左側のバックレスト用ピン11の先端を一致させる。
次に、フィンガーバー4の長手方向に対して補助プレート7aを直交させたままの状態で、フィンガーバー4に対して補助プレート7aを図6(a)に示す矢印Nの反対方向の左側に移行して右側に移行して左側の孔15に対して左側のバックレスト用ピン11を挿入していく。これにより、同時に左側の溝17に対して左側の突起11bも挿入される。左側のバックレスト用ピン11が挿入され、フィンガーバー4に対して補助プレート7aが、図6(c)に示すように、左右対称の位置に来たらフィンガーバー4の長手方向に直交して補助プレート7aを回転(矢印R)し、図4に示すように、フィンガーバー4の突起11bが溝17に対して角度90度となるようにする。即ち、フィンガーバー4の突起11bが溝17の位置と一致しないようにして、補助プレート7aが横方向に移動しても突起11bがフィンガーバー4の車体内側の端面に当接し、移動を規制するようにしている。これにより、補助プレート7aが車体左右方向の荷重を受けても変形することなく、補助プレート7aの左右方向の移動を規制している。
上記構成において、次に作動について説明する。オペレータは、フォーク76に原木等の長尺物を積載する場合に、バックレスト7の隙間から前方のアタッチメントのフォーク76を見て積込作業を行い、その後、フォーク76を後方に傾斜し運搬作業を行っている。
このとき、原木等の長尺物はバックレスト7に当接して運搬されるが、長尺物が車体左右方向にずれて補助プレート7aに当接し、補助プレート7aを押圧することが生ずる。この荷重を受けた補助プレート7aはバックレスト用ピン11を軸芯方向へ移動させようとするが、バックレスト用ピン11の突起11bが第1フィンガー用プレート4cに当接して規制を受けるため、補助プレート7aの左右方向の移動が防止され、補助プレート7aの変形、破損が防止される。
次に、図7から図11を用いて、本発明の実施例2に係る第1ヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置10Aについて説明する。
図7は本発明の実施例2に係る第1ヒンジドフォーク用バックレスト装置1Aの正面図である。
図8は本発明の実施例2に係る図7の側面図である。
図9から図11は第1ヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置10Aの詳細図で、図9は正面断面図、図10は側面図で図9のYb矢視図、図11は平面図で図9のWb−Wb断面図である。
なお、従来例、実施例1と同一部品には同一符号を付して説明は省略する。
図7、図8において、第1フィンガー用プレート24cと第1補助プレート27aとは、第1ヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置10Aにより回動自在に連結されている。実施例2の第1ヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置10Aは、第1バックレスト7Aの第1補助プレート27aを枢支する第1バックレスト用ピン21により第1バックレスト7Aの車体左右方向の移動を規制している。
第1フィンガーバー24は、上下方向に離間して配設された一対の溝付バー4aと、一対の溝付バー4aを連結するとともに、フレーム用プレート3bを挟んだ一対のフィンガ用プレート4bおよび左右両側部に配設された第2フィンガ用プレート24c等により板金製の枠組みで形成されている。
図9から図11において、第2フィンガー用プレート24cは、第1バックレスト用ピン21を車体の前方から挿入するための第1切欠部23が設けられている。第1切欠部23は、第2フィンガー用プレート24cの車体前方側の端部から車体の側面視で支持ピン69と同芯位置に配設される第1バックレスト用ピン21の位置まであけられており、その幅Bbは第1バックレスト用ピン21に対して隙間を有して挿入できるように第1バックレスト用ピン21の直径daより大きく、かつ、後方端部で第1バックレスト用ピン21を枢支できるように半円形で形成されている。または、幅Bbは第1バックレスト用ピン21を挿入し易くするため、車体前方側の端部を大きくし、入口側から順次狭める台形形状にした後に、第1バックレスト用ピン21を枢支する半円形にしても良い。
第1バックレスト用ピン21は、段付形状に形成され、その小径部21aの端部が第1補助プレート27aに固設されるとともに、小径部21aが第2フィンガー用プレート24cにより枢支されている。また、第1バックレスト用ピン21は、大径部21bが直径dbの円盤の突起により形成され、大径部21bが第2フィンガー用プレート24cの車体内側の面部に近接している。左右に配設された第1バックレスト用ピン21の大径部21bの間隔は、左右の第2フィンガー用プレート24cの対向する面に対して小さい隙間を有して配設されている。
大径部21bは、第2フィンガー用プレート24cの半円形状部に当接して第1補助プレート27aの車体左右方向、即ち第1バックレスト用ピン21の軸芯方向への移動を規制している。これにより、第1補助プレート27aが車体左右方向の荷重を受けても変形することなく、第1補助プレート27aの左右方向の移動を規制している。
上記構成において、原木等の長尺物は第1バックレスト7Aに当接して運搬されるが、長尺物が車体左右方向にずれて第1補助プレート27aに当接し、第1補助プレート27aを押圧することが生ずる。この荷重を受けた第1補助プレート27aは第1バックレスト用ピン21を軸芯方向へ移動させようとするが、第1バックレスト用ピン21の大径部21bが第2フィンガー用プレート24cに当接して規制を受けるため、第1補助プレート27aの左右方向の移動が防止され、第1補助プレート27aの変形、破損が防止される。また、第1補助プレート27aを後方に押圧する荷重は、第2フィンガー用プレート24cの半円形部により受けることができ、第1バックレスト7Aを確実に保持できる。また、第1バックレスト用ピン21は第2フィンガー用プレート24cに対して隙間を有しているため、こじることがなくなっている。
なお、実施例2では、第1切欠部23は、側面視で第2フィンガー用プレート24cの車体前方側の端部から車体の後方に向けて切欠を設けたが、反対に車体後方側の端部から車体の前方に向けて設けても良い。
本発明の実施例1に係るヒンジドフォーク用バックレスト装置の正面図である。 本発明の実施例1に係る図1の側面図である。 本発明の実施例1に係るヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置の詳細の正面断面図である。 本発明の実施例1に係るヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置の詳細の側面図であり、図3のYa矢視図である。 本発明の実施例1に係るヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置の詳細の平面図であり、図3のWa−Wa断面図である。 本発明に係る第1実施例のヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置のフィンガーバーにバックレストを組立る説明図で、(a)はセット状態を示す図、(b)は挿入時の状態を示す図、また、(c)は挿入完了状態を示す図である。 本発明の実施例2に係る第1ヒンジドフォーク用バックレスト装置の正面図である。 本発明の実施例2に係る図7の側面図である。 本発明の実施例2に係るヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置の詳細の正面断面図である。 本発明の実施例2に係るヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置の詳細の側面図であり、図9のYb矢視図である。 本発明の実施例2に係るヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置の詳細の平面図であり、図9のWb−Wb断面図である。 従来のヒンジドフォーク装置の正面図である。 従来のヒンジドフォーク装置の平面図である。
符号の説明
1、1A・・・・・ヒンジドフォーク装置
3・・・・・・・・ヒンジフレーム
3a・・・・・・・ヒンジプレート
4、24・・・・・フィンガーバー
4c、24c・・・フィンガ用プレート
7、7A・・・・・バックレスト
7a、27a・・・補助プレート
7b・・・・・・・外側プレート
7c・・・・・・・上側プレート
7d・・・・・・・中央プレート
7e・・・・・・・下側プレート
7f・・・・・・・縦用第1プレート
7g・・・・・・・縦用第2プレート
10、10A・・・ヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置
11、21・・・・バックレスト用ピン
11b、21b・・突起
13、23・・・・切欠部
15・・・・・・・孔
17・・・・・・・溝
65・・・・・・・マスト装置
69・・・・・・・支持ピン
71・・・・・・・ダンプシリンダ
76・・・・・・・フォーク

Claims (4)

  1. ヒンジドフォークのマスト装置に取着された昇降自在のヒンジフレームに、車体の左右方向に所定間隔離間して支持ピンを取着し、支持ピンを支点としてダンプシリンダにより回転自在としたフィンガーバーの上方で、かつ、ヒンジフレームの前方にバックレストを配設したヒンジドフォーク用バックレスト装置であって、
    側面視で支持ピンと同芯の位置にヒンジフレームとバックレストの下方とを回動自在に連結するバックレスト用ピンを設け、当該バックレスト用ピンがバックレストのピン軸芯方向への移動を規制する突起を有することを特徴とするヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置。
  2. 突起がバックレスト用ピンを枢支するヒンジフレームの孔の内径より外方に突出していることを特徴とする請求項1記載のヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置。
  3. バックレストに固設されたバックレスト用ピンを枢支するヒンジフレームの孔に突起を通過させる溝を設けることを特徴とする請求項1、又は請求項2記載のヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置。
  4. バックレストに固設されたバックレスト用ピンを枢支するヒンジフレームの孔を車体前方あるいは後方の端部から切欠により設け、かつ、該孔が切欠端部でバックレスト用ピンの突起に当接するよう半円形に形成していることを特徴とする請求項1、又は請求項2記載のヒンジドフォーク用バックレスト変形防止装置。
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