JP2005313361A - 医用画像記録装置及び医用画像記録方法 - Google Patents

医用画像記録装置及び医用画像記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像ムラを簡便かつ高精度に補正可能とすることである。
【解決手段】異なる複数のシェーディング補正パラメータに基づく補正量により補正された複数領域のベタ画像と、前記シェーディング補正パラメータを表す識別符号とをテストパターンとして医用画像記録手段としての画像出力部10に記録媒体へ記録させ、前記画像記録されたベタ画像の主走査方向の濃度の差が最も小さくなるシェーディング補正パラメータを補正パラメータ入力部4を介して設定入力し、前記入力されたシェーディング補正パラメータに基づいて、シェーディング補正するためのシェーディング補正テーブルを作成し、当該シェーディング補正テーブルを用いて医用画像に補正を施して画像出力部10に記録媒体へ画像記録させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、医用画像を記録媒体に記録する医用画像記録装置及び医用画像記録方法に関する。
近年、銀塩感光材料からなる放射線写真フィルムを使用しないで医用放射線画像情報を得る方法が工夫されるようになった。例えば、輝尽性蛍光体を主体とするイメージングプレートを用い、放射線画像を一旦蓄積後、励起光を用いて輝尽発光光として取り出し、この光を光電変換することによって画像信号を得る放射線画像読取装置(Computed Radiography、以後CRと略す)が普及してきている。
また、最近では放射線蛍光体や放射線光導電体とTFTスイッチング素子などの2次元半導体検出器を組み合わせて放射線画像情報を読み取る装置(Flat Panel Detector、以下FPDと略す)も提案されている。
これらの医用画像を診断するに際には、透過記録媒体及び反射記録媒体のうちの少なくとも1つに画像情報を記録してハードコピーの形で観察する方法が多く用いられている。医用画像情報を記録媒体に記録する医用画像記録装置としては、銀塩記録材料を用いた透過記録媒体上にレーザ露光することによって画像を記録する方式が良く用いられている。この方式によれば、モノクロ多階調の画像を優れた階調性で描写できるとともに、透過媒体に記録して透過光で観察することによって高い診断能が得られる。
医用画像記録装置に関しても、種々の方式が開発されてきており、従来の湿式処理を必要とする銀塩記録材料を用いる以外に、サーマルヘッドやヒートモードレーザを用いる感熱記録装置、感光性熱現像記録材料や感光感熱記録材料を用いて感光熱発色画像記録を行う装置も知られている。
また、画像表示や画像記録における不具合を検査する方法が考えられている。例えば、ディスプレイシステムにおいて、視覚構成テストパターンからデジタルテスト画像を作成して表示し、デジタルテスト画像を観察することでコントラストの較正を検査する(例えば、特許文献1参照)。
また、熱現像装置において、テストパターンを記憶媒体上に記録し、当該テストパターンの平均濃度を濃度計で測定し、測定結果に基づいて、光学系のずれに起因する鮮鋭性の低下を補正する較正が考えられている(例えば、特許文献2参照)。
また、インクジェットプリンタにおいて、複数のテストパターンを記録媒体に記録し、観察者により最も平滑に見えると選択されたテストパターンに応じて適切なγ補正テーブルが選択され、そのγ補正テーブルを用いて階調補正を行うことで、インクジェットプリンタの製造時の発熱ヒータや吐出口のばらつき、記録媒体の搬送量、記録時間の差によるインク濃度の変化、記録媒体上のインク濃度の変化に起因する画像ムラの発生を補正する構成が考えられている(例えば、特許文献3参照)。
特開平11−327501号公報 特開2003−162008号公報 特開2000−307864号公報
とりわけ医用画像記録装置においては、きわめて高解像度で画像を記録することが好ましい。また、レーザ方式の画像記録装置において、光学系の位置ずれなどに起因して、主走査方向に発生する画像ムラと、副走査方向に発生する周期的ムラ(バンディング)とを修正する必要がある。これらの画像ムラにより画質が低下し、誤診を招くおそれがあるためである。
図21に、X軸(主走査方向)に対する露光量のムラの例を示す。画像記録装置において、記録媒体を露光するためのレーザは、回転する回転多面鏡の各面で反射されて、fθレンズ及びシリンドリカルレンズを介して記録媒体に露光される。回転多面鏡の各面は、記録媒体上の一走査線に値する。しかし、fθレンズの集光位置(記録媒体巾手位置)によって、図21に示すように、一走査線上に露光量のムラが発生して主走査方向の画像ムラとなる。
図22に、Y軸(副走査方向)に対する露光量のムラの例を示す。画像記録装置において、レーザを反射させるための回転多面鏡の各面の光反射率のばらつき(個体差)や、各面の面倒れによる周期的ばらつきにより、回転多面鏡の全面数を1周期とする副走査方向に対して主走査方向の筋ムラが発生して副走査方向の画像ムラとなる。図22においては、ベタ画像の記録において、回転多面鏡の全面数を6とし、全ラスタ中の2つのラスタA,Bに筋ムラが発生する場合を示す。
しかし、特許文献1に記載の構成においては、コントラストの較正結果を検査するものである。このため、例えば、観察者が検査結果に基づいてコントラストの調整作業を行わなくてはならず、作業負担が軽減されないおそれがあった。
また、特許文献2に記載の構成においては、レーザ方式の画像記録装置における光学系の位置ずれに起因する画像ムラを検出する構成であるが、光学系のずれを検査する構成であるため、例えば、観察者が光学系のずれの旨を業者などに連絡せねばならず、補正して画像記録することができなかった。加えて、近年の医用画像記録は、副走査に係る記録ピッチが極めて小さく、濃度測定が極めて困難であり、特許文献2に記載の構成のように、マイクロデンシトメータの如き特殊な光学濃度計を用いて測定すると、測定負担が大きいという問題があった。
また、特許文献3に記載の構成においては、選択されたテストパターンに基づいて、補正用のγテーブルを選択して当該γテーブルにより画像補正する構成であるが、依然、画像ムラを簡便かつ高精度に補正する要請がある。
本発明の課題は、画像ムラを簡便かつ高精度に補正可能とすることである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、記録媒体に医用画像を記録する医用画像記録装置において、
前記記録媒体を露光走査して画像を記録する画像記録手段と、
異なる複数のシェーディング補正パラメータに基づく補正量により補正された複数領域のベタ画像と、前記シェーディング補正パラメータを表す識別符号とをテストパターンとして前記画像記録手段に前記記録媒体へ画像記録させるテストパターン記録制御手段と、
前記テストパターン記録制御手段により画像記録されたベタ画像の主走査方向の濃度を測定した結果に基づいて決定された、前記主走査方向のベタ画像の濃度の差が最も小さくなるシェーディング補正パラメータを選択入力する入力手段と、
前記入力手段により入力されたシェーディング補正パラメータに基づいて、シェーディング補正するためのシェーディング補正テーブルを作成するシェーディング補正テーブル作成手段と、
前記シェーディング補正テーブル作成手段により作成されたシェーディング補正テーブルを用いて医用画像にシェーディング補正を施して前記画像記録手段に記録媒体へ画像記録させる医用画像記録制御手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、記録媒体に医用画像を記録する医用画像記録方法において、
異なる複数のシェーディング補正パラメータに基づく補正量により補正された、記録媒体の複数領域のベタ画像と、前記シェーディング補正パラメータを表す識別符号とをテストパターンとして前記記録媒体へ画像記録する工程と、
前記画像記録されたベタ画像の主走査方向の濃度を測定した結果に基づいて決定された、前記主走査方向のベタ画像の濃度の差が最も小さくなるシェーディング補正パラメータを選択入力する工程と、
前記入力されたシェーディング補正パラメータに基づいて、シェーディング補正するためのシェーディング補正テーブルを作成する工程と、
前記作成されたシェーディング補正テーブルを用いて医用画像にシェーディング補正を施して記録媒体へ画像記録する工程と、
を含むことを特徴とする。
請求項1又は7に記載の発明によれば、ユーザがテストパターンを目視して容易に最適なシェーディング補正パラメータを選択入力でき、当該最適なシェーディング補正パラメータに基づいてシェーディング補正テーブルを自動的に作成及び記憶するので、ユーザの簡便な操作入力により作成される最適なシェーディング補正テーブルを用いて医用画像を高精度にシェーディング補正して記録媒体に画像記録することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の医用画像記録装置において、
前記テストパターン記録制御手段は、前記画像記録手段に、前記濃度を測定すべき領域を示すための目印を前記記録媒体へ記録させることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の医用画像記録方法において、
前記テストパターンを記録する工程において、前記濃度を測定すべき領域を示すための目印を前記記録媒体へ記録することを特徴とする。
請求項2又は8に記載の発明によれば、記録媒体に濃度を測定すべき領域を示す目印が記録されるので、目印に基づいて最適な領域の補正パラメータをユーザが容易に選択でき、最適な補正パラメータの選択入力により、シェーディング補正の補正精度をより向上することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の医用画像記録装置において、
前記主走査方向のベタ画像の数は、奇数であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の医用画像記録方法において、
前記主走査方向のベタ画像の数は、奇数であることを特徴とする。
請求項3又は9に記載の発明によれば、テストパターンが主走査方向に奇数のベタ画像を含むので、補正量の最も少ない中央領域を基準として、ユーザがより容易且つ高精度に最適な補正パラメータを選択できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の医用画像記録装置において、
前記シェーディング補正テーブル作成手段は、前記シェーディング補正パラメータに基づいて、主走査方向に複数の画素ごとの位置を示すサブアドレスに対応する仮のシェーディング補正テーブルを作成し、当該仮のシェーディング補正テーブルのサブアドレスを補間してシェーディング補正テーブルを作成することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項7から9のいずれか一項に記載の医用画像記録方法において、
前記シェーディング補正テーブルの作成工程において、前記シェーディング補正パラメータに基づいて、主走査方向に複数の画素ごとの位置を示すサブアドレスに対応する仮のシェーディング補正テーブルを作成し、当該仮のシェーディング補正テーブルのサブアドレスを補間してシェーディング補正テーブルを作成することを特徴とする。
請求項4又は10に記載の発明によれば、先ず、主走査方向の所定画素数ごとのサブアドレスに対応するシェーディング補正テーブルを作成し、サブアドレスに対応するシェーディング補正テーブルを補間してシェーディング補正テーブルを作成するので、サブアドレスの周期性を利用してシェーディング補正テーブルの作成を高速に行うことができる。
請求項5に記載の発明は、記録媒体に医用画像を記録する医用画像記録装置において、
前記記録媒体を露光走査して画像を記録する画像記録手段と
異なる複数のピッチムラ補正パラメータに基づく補正量により補正された複数領域のベタ画像と、前記ピッチムラ補正パラメータを表す識別符号とをテストパターンとして前記画像記録手段に前記記録媒体へ画像記録させるテストパターン記録制御手段と、
前記テストパターン記録制御手段により画像記録されたベタ画像を目視評価した結果に基づいて決定された、ピッチムラが最も小さいピッチムラ補正パラメータを選択入力する入力手段と、
前記入力手段により入力されたピッチムラ補正パラメータに基づいて、ピッチムラ補正するためのピッチムラ補正テーブルを作成するピッチムラ補正テーブル作成手段と、
前記ピッチムラ補正テーブル作成手段により作成されたピッチムラ補正テーブルを用いて医用画像にピッチムラ補正を施して前記画像記録手段に記録媒体へ画像記録させる医用画像記録制御手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、記録媒体に医用画像を記録する医用画像記録方法において、
異なる複数のピッチムラ補正パラメータに基づく補正量により補正された複数領域のベタ画像と、前記ピッチムラ補正パラメータを表す識別符号とをテストパターンとして前記記録媒体へ画像記録する工程と、
前記画像記録されたベタ画像を目視評価した結果に基づいて決定された、ピッチムラが最も小さいピッチムラ補正パラメータを選択入力する工程と、
前記入力されたピッチムラ補正パラメータに基づいて、ピッチムラ補正するためのピッチムラ補正テーブルを作成する工程と、
前記作成されたピッチムラ補正テーブルを用いて医用画像にピッチムラ補正を施して記録媒体へ画像記録する工程と、
を含むことを特徴とする。
請求項5又は11に記載の発明によれば、ユーザがテストパターンを目視して容易に最適なピッチムラ補正パラメータを選択入力でき、当該最適なピッチムラ補正パラメータに基づいて最適なピッチムラ補正テーブルを自動的に作成及び記憶するので、ユーザの簡便な操作入力により最適なピッチムラ補正テーブルを用いて医用画像を高精度にピッチムラ補正して記録媒体に画像記録することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の医用画像記録装置において、
前記テストパターン記録制御手段は、前記画像記録手段に、前記目視評価すべき領域を示すための目印を前記記録媒体へ記録させることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の医用画像記録方法において、
前記テストパターンの記録工程において、前記目視評価すべき領域を示すための目印を前記記録媒体へ記録することを特徴とする。
請求項6又は12に記載の発明によれば、記録媒体に目視評価すべき領域を示す目印が記録されるので、目印に基づいて最適な領域の補正パラメータをユーザが容易に選択でき、ピッチムラ補正の補正精度をより向上することができる。
請求項1又は7に記載の発明によれば、ユーザがテストパターンを目視して容易に最適なシェーディング補正パラメータを選択入力でき、当該最適なシェーディング補正パラメータに基づいてシェーディング補正テーブルを自動的に作成及び記憶するので、ユーザの簡便な操作入力により作成される最適なシェーディング補正テーブルを用いて医用画像を高精度にシェーディング補正して記録媒体に画像記録することができる。
請求項2又は8に記載の発明によれば、記録媒体に濃度を測定すべき領域を示す目印が記録されるので、目印に基づいて最適な領域の補正パラメータをユーザが容易に選択でき、最適な補正パラメータの選択入力により、シェーディング補正の補正精度をより向上することができる。
請求項3又は9に記載の発明によれば、テストパターンが主走査方向に奇数のベタ画像を含むので、補正量の最も少ない中央領域を基準として、ユーザがより容易且つ高精度に最適な補正パラメータを選択できる。
請求項4又は10に記載の発明によれば、先ず、主走査方向の所定画素数ごとのサブアドレスに対応するシェーディング補正テーブルを作成し、サブアドレスに対応するシェーディング補正テーブルを補間してシェーディング補正テーブルを作成するので、サブアドレスの周期性を利用してシェーディング補正テーブルの作成を高速に行うことができる。
請求項5又は11に記載の発明によれば、ユーザがテストパターンを目視して容易に最適なピッチムラ補正パラメータを選択入力でき、当該最適なピッチムラ補正パラメータに基づいて最適なピッチムラ補正テーブルを自動的に作成及び記憶するので、ユーザの簡便な操作入力により最適なピッチムラ補正テーブルを用いて医用画像を高精度にピッチムラ補正して記録媒体に画像記録することができる。
請求項6又は12に記載の発明によれば、記録媒体に目視評価すべき領域を示す目印が記録されるので、目印に基づいて最適な領域の補正パラメータをユーザが容易に選択でき、ピッチムラ補正の補正精度をより向上することができる。
以下、図を参照して本発明の実施の第1及び第2の実施の形態とその変形例とを順に詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
(第1の実施の形態)
図1〜図10を参照して、本発明に係る第1の実施の形態を説明する。本実施の形態においては、記録媒体の主走査方向の画像ムラを補正するシェーディング補正を行う。先ず、図1及び図2を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図1に、本実施の形態の医用画像記録装置1の内部構成を示す。図2に、露光部13の内部構成を示す。
図1に示すように、本実施の形態の医用画像記録装置1は、I/F(インタフェース)2と、制御部3と、補正パラメータ入力部4と、補正テーブル算出部5と、データ記憶部6と、フィルム搬送部7と、画像出力部10と、を備えて構成される。また、画像出力部10は、画像処理部11と、D/A変換部12と、露光部13と、熱現像部14と、を有する。
I/F2は、医用画像記録装置1とモダリティ20とを通信接続する。モダリティ20は、患者の患部の医用画像を撮影又は読み取りデジタルの画像データを出力する装置であり、例えば、CR装置、CT(Computerized Tomography:コンピュータ断層撮影)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging:核磁気共鳴映像)装置などである。モダリティ20から出力されるデジタルの画像データは、I/F2を介して医用画像記録装置1に入力される。また、I/F2は、画像データが入力されたことをトリガとして、制御部3に画像出力指示を入力する。
制御部3は、CPU、RAM及びROMを含み、医用画像記録装置1内の各部を制御する。制御部3は、I/F2からの画像出力指示に基づいて画像出力部10に画像出力指示を入力する。補正パラメータ入力部4は、各種操作キーなどを備えて、ユーザからの補正パラメータの選択入力を受け付けて制御部3に出力する。補正テーブル算出部5は、制御部3の指示により補正テーブルを算出して制御部3に出力する。データ記憶部6は、補正テーブル算出部5により算出された補正テーブルを記憶し、制御部3の指示により補正テーブルを画像処理部11に出力する。フィルム搬送部7は、搬送ローラ71などを備え、制御部3の指示により医用画像の記録媒体としてのフィルムFを搬送する。
画像処理部11は、制御部3の指示により、I/F2を介して医用画像記録装置1に入力される画像データに各種処理を施し、データ記憶部6から読み出された補正テーブルを用いて画像データを補正処理する。D/A変換部12は、制御部3の指示により、画像処理部11から入力された画像処理後のデジタルの画像データをアナログ信号に変換する。露光部13は、制御部3の指示により、D/A変換部12から入力された画像処理後のアナログの画像データを用いて、フィルム搬送部7の搬送ローラ71により搬送されるフィルムFにレーザの照射により医用画像の潜像を結像する。熱現像部14は、制御部3の指示により、加熱可能な回転ローラを備え、露光部13により露光されたフィルムFを、加熱された回転ローラの外周上に密着させてフィルムFを加熱することにより、フィルムF上の潜像を可視化して医用画像を現像する。
ここで、図2を参照して、露光部13を詳細に説明する。図2に示すように、露光部13は、変調部131と、レーザ光源部132と、集光レンズ133と、シリンドリカルレンズ134と、回転多面鏡135と、fθレンズ136と、ミラー137と、を備えて構成される。
変調部131は、D/A変換部12から入力された画像データのアナログ信号に基づいて、レーザ光Lの強度変調を行い発光強度制御信号を生成する。レーザ光源部132は、変調部131から入力された発光強度制御信号に基づいて、レーザ光Lを発光する。集光レンズ133は、レーザ光Lの通過によりレーザ光Lを平行化する。シリンドリカルレンズ134は、レーザ光Lの通過によりレーザ光Lを一方向に収束する。つまり、シリンドリカルレンズ134は、レーザ光Lを回転多面鏡135の各面に主走査方向に結像する。
回転多面鏡135は、6の鏡面を有し、軸中心に回転方向Aに回転して、レーザ光Lを各面で反射する。本実施の形態において鏡面の数を6とするが、その他の数としてもよい。回転多面鏡135の各面は、反射されたレーザ光Lが出射される仮想光源とみなすことができる。fθレンズ136は、レーザ光Lの通過により回転多面鏡135の各面で反射されたレーザ光Lの走査速度補正をする。つまり、仮想光源としての回転多面鏡135の各面からフィルムFの記録面までの距離が、回転多面鏡135の向きによって異なり、その距離の変化による主走査速度への影響が補正される。また、fθレンズ136は、回転多面鏡135の各面で反射されたレーザ光Lをミラー137上に主走査方向に結像する機能も有する。ミラー137は、fθレンズ136を通過したレーザ光Lを反射してフィルムFの記録面に照射する。
回転多面鏡135の1面が1走査に対応する。fθレンズ136から出射されたレーザ光Lの集光位置によって、フィルムFに照射される光量差が主走査方向(X軸方向)に発生して主走査方向に画像ムラが発生する。つまり、図21に示すように、フィルムFの主走査方向の中央部の露光量が多いため記録画像も濃くなり、端部に向かって露光量が少なくなるため記録画像も薄くなる。
図3に、シェーディング補正に用いるシェーディング補正テーブルの一例を示す。図3に示すシェーディング補正テーブルのように、X軸方向に、フィルムFの中央部の露光量(濃度)の補正量が小さくなり、端部にいくに従って大きくなる補正が必要となる。
次に、図4〜図10を参照して、医用画像記録装置1の動作を説明する。図4を参照して、シェーディング補正のための最適な補正パラメータを選択するためのテストパターンをフィルムFに記録する第1のテストパターン記録処理を説明する。図4に、第1のテストパターン記録処理を示す。例えば、補正パラメータ入力部4を介してテストパターン記録指示が入力されたことをトリガとして、制御部3内のROMに記憶された第1のテストパターン記録プログラムが読み出されて制御部3内のRAMに適宜展開されて、制御部3内のCPUと第1のテストパターン記録プログラムとの協働により第1のテストパターン記録処理が実行される。
先ず、データ記憶部6に記憶された、補正パラメータと、露光量の補正量との関係のグラフに基づいてシェーディング補正のテストパターンが作成される(ステップS11)。ここで、図5及び図6を参照して、ステップS11のテストパターンの作成を詳述する。図5に、補正パラメータに対する補正量の関係の一例を示す。図6に、シェーディング補正のテストパターンの出力例を示す。
主走査方向の画像ムラに対するシェーディング補正において、複数の補正パラメータを有する分割領域からなるテストパターンを作成する。観察者がテストパターン中の各補正パラメータの分割領域を観察し、画像ムラがない最適な分割領域の補正パラメータを観察者が選択する。この選択された最適な補正パラメータを用いて、最適なシェーディング補正テーブルを生成するためである。
例えば、補正量が0の場合を基準(0)とした場合の補正パラメータを、図5に示すように作成する。補正パラメータは、−7〜0〜+7までの15点に対応する露光量の補正量(%)のパターンである。図5の関係によれば、補正パラメータが大きくなるほど補正量が増加され、補正パラメータが0の場合に補正量が0となり、補正パラメータが正の値の場合に補正量も正の値となり、補正パラメータが負の値の場合に補正量も負の値となっている。つまり、補正パラメータが正の値でかつ大きくなるほど露光量が増加するように画像データが補正され、画像の出力濃度も高くなる。また、補正パラメータが0の場合に補正がなされず、画像の出力濃度は変化しない。また、補正パラメータが負の値でかつ小さくなればなるほど露光量が減少するように画像データが補正され、画像の出力濃度も低くなる。
そして、図6に示すように、テストパターン30は、フィルムFの記録面が主走査方向に3等分されて、中央領域、右領域及び左領域に区切られ、副走査方向に補正パラメータの個数で等分割される。このようにして、3×15の分割領域31が形成される。中央領域の分割領域31に、補正パラメータ0が対応付けられる。そして、左領域及び右領域の分割領域31に、上から下へ補正パラメータの高い値から低い値へ順に対応付けられる。
分割領域31内は、一色の濃度のベタ塗り画像が、それぞれの補正パラメータに対応する補正量で補正された濃度となり、略均一濃度画像となる。また、分割領域31内に補正パラメータ(の値)32が入れられる。さらに、分割領域31は、濃度の観察領域を示す目印としての枠33で区切られる。観察者は、フィルムFに記憶されたテストパターン30を参照して、主走査方向に画像ムラのない濃度が最も平滑な分割領域31を目視により判別することが可能となる。
そして、ステップS11において作成されたテストパターンが画像処理部11に入力され、画像出力部10によりフィルムFに画像記録され(ステップS12)、第1のテストパターン記録処理が終了される。
次いで、図7を参照して、シェーディング補正に使用するシェーディング補正テーブルを作成及び記憶するシェーディング補正テーブル記憶処理を説明する。図7に、シェーディング補正テーブル記憶処理を示す。例えば、補正パラメータ入力部4を介してシェーディング補正テーブル作成指示が入力されたことをトリガとして、制御部3内のROMに記憶されたシェーディング補正テーブル記憶プログラムが読み出されて制御部3内のRAMに展開されて、制御部3内のCPUとシェーディング補正テーブル記憶プログラムとの協働によりシェーディング補正テーブル記憶処理が実行される。
先ず、補正テーブル算出部5により、主走査方向のアドレスと、サブアドレスとが算出される(ステップS21)。ここで、図8を参照して、フィルムF上に記録する画素のアドレス及びサブアドレスを説明する。図8に、フィルムF上に記録する画素のサブアドレスを示し、(a)にフィルムF上に記録するサブアドレスごとの画素を示し、(b)に画素のアドレスとサブアドレスとの対応を示す。
フィルムFの主走査(X軸)方向の1走査線上に複数の画素が記録される。この全画素のX軸方向の通番を画素のアドレスとする。アドレスは、周期的なものとしてもよい。そして、図8(b)に示すように、例えば、X軸に画素256個ごとに+1されるサブアドレスを設定する。すると、図8(a)に示すように、X軸方向にサブアドレスの画素が算出される。
そして、ユーザは、第1のテストパターン記録処理により記録されたテストパターン30の記録されたフィルムFを参照して、目視により最も平滑な濃度の分割領域31の補正パラメータ32を選択する。そして、ユーザにより選択入力される、最も平滑な濃度の補正パラメータが補正パラメータ入力部4を介して受け付けられる(ステップS22)。
そして、補正テーブル算出部5により、ステップS22において入力された補正パラメータに基づいて、サブアドレスの補正量が算出され、アドレスの補正量が算出される(ステップS23)。ここで、図9を参照して、サブアドレス、アドレスの補正量算出を説明する。図9は、X軸に対する補正量の関係を示し、(a)に補正パラメータに対応する補正量を示し、(b)にサブアドレスに対応する補正量を示し、(c)にアドレスに対応する補正量を示す。
例えば、ステップS22において、最適な補正パラメータとして+4が入力された場合を考える。先ず、図5のグラフにおける補正パラメータ+4の補正量と、図6の左領域及び右領域のX軸位置とから、図9(a)に示すように、点41,42がプロットされ、さらに、図5のグラフにおける中央領域のX軸位置の補正パラメータ0の補正量(=0)から、点43がプロットされる。
そして、図9(b)に示すように、点41,42,43の間の点を補間するように、ステップS21において算出されたサブアドレスにおける補正量が算出されてプロットされる。そして、図9(c)に示すように、サブアドレスにおける補正量の点を補完するように、1画素づつのアドレスにおける補正量が算出されてプロットされ、シェーディング補正テーブルが完成される。
ここで、図10を参照して、サブアドレスにおける補正量の算出の高速化について説明する。図10は、アドレス及びサブアドレスの対応関係の一例を示す。図10に示すように、アドレスは、主走査方向に沿って、10進数において0から255までを周期的に繰り返す。同様に、アドレスは16進数で0からFFまでを周期的に繰り返す。また、アドレスに対応して、サブアドレスは、アドレスの256ごとに、10進数で0から+1ずつされていく。同様に、サブアドレスは16進数で0から+1ずつされていく。
ここで、アドレスが通算で5000番目の点を考える。10進数の5000は、16進数で1388となる。つまり、16進数の上位2桁が13(10進数では19)となり、下位2桁が88(10進数では136)となる。サブアドレスの1つに相当する画素数(アドレス数)が常に256で一定であるので、アドレスの16進数の上位2桁を10進数に変換したものは、サブアドレスの10進数に対応し、アドレスの16進数の下位2桁を10進数に変換したものは、アドレスの10進数に対応する。
通算アドレスのN番目の補正量をE[N]と表現すると、上記アドレスとサブアドレスの関係を用いて、
E[5000]=((256−136)×E[19(サブアドレス)]+136×E[20(サブアドレス)])/256
のように、直線補間できる。つまり、図9(b)に示すようにサブアドレスの補正値の計算後、アドレスの補正量の計算を容易且つ高速に行うことができ、また容易に省メモリ化を図ることができる。
そして、ステップS23において算出された補正量によるシェーディング補正テーブルがデータ記憶部6に記憶され(ステップS24)、シェーディング補正テーブル記憶処理が終了される。
シェーディング補正テーブル記憶処理の終了後、データ記憶部6に記憶されたシェーディング補正テーブルは、医用画像記録装置1における医用画像出力の際に読み出されて、画像処理部11において、シェーディング補正テーブルを用いて、I/F2から入力された画像データにシェーディング補正が施され、画像出力部10により、シェーディング補正された画像データがフィルムFに記録されて画像出力される。
以上、本実施の形態によれば、ユーザがテストパターンを目視して容易に最適な補正パラメータを選択入力でき、当該最適な補正パラメータに基づいてシェーディング補正テーブルを自動的に作成及び記憶するので、ユーザの簡便な操作入力により作成された最適なシェーディング補正テーブルを用いて医用画像を高精度にシェーディング補正してフィルムFに画像記録することができる。
また、フィルムF上のテストパターン30に分割領域31を区切る枠33が記録されるので、枠33で区切られた最適な分割領域の補正パラメータをユーザが容易に選択でき、シェーディング補正の補正精度をより向上することができる。
また、テストパターンが主走査方向に3つの分割領域に区切られるので、補正量の最も少ない中央領域を基準として、ユーザがより容易且つ高精度に最適な補正パラメータを選択できる。
また、先ず、主走査方向の所定画素数ごとのサブアドレスに対応するシェーディング補正テーブルを作成し、サブアドレスに対応するシェーディング補正テーブルを補間してアドレスに対応するシェーディング補正テーブルを作成するので、サブアドレスの周期性を利用してシェーディング補正テーブルの作成を高速に行うことができる。
(第2の実施の形態)
図11〜図19を参照して、本発明に係る第2の実施の形態を説明する。本実施の形態の装置構成は、第1の実施の形態と同様であるので、重複を避けるため説明を省略する。
医用画像記録装置1において、露光部13の回転多面鏡135の鏡面に光反射率のばらつきや面倒れなどが発生している場合、図22に示すように、フィルムFの副走査方向(Y軸方向)に、光反射率のばらつきや面倒れの面に対応する露光量にばらつきが生じ、Y軸方向におけるX軸方向の筋ムラの原因となる。この筋ムラをピッチムラ補正する。
図11に示すように、Y軸アドレスを定義する。図11に、Y軸アドレスを示す。フィルムF上に、各走査線に対応する位置を示すラスタがあり、各走査線に対応して回転多面鏡135が6つの面を有するので、Y軸アドレスは、各ラスタごとに0〜5までの値が周期的に現れることとなる。つまり、筋ムラが周期的に現れるので、露光量の補正量も周期的となる補正関数を用いることが好ましい。
図12に、ピッチムラ補正に用いるピッチムラ補正テーブルの一例を示す。本実施の形態においては、例えば、図12に示すように、Y軸に対して補正量が周期的となる関数としての正弦波をピッチムラ補正テーブルとして用いる。
次に、図13〜図19を参照して、医用画像記録装置1の動作を説明する。図13を参照して、ピッチムラ補正のための最適な補正パラメータを選択するためのテストパターンをフィルムFに記録する第2のテストパターン記録処理を説明する。図13に、第2のテストパターン記録処理を示す。例えば、補正パラメータ入力部4を介してテストパターン記録指示が入力されたことをトリガとして、制御部3内のROMに記憶された第2のテストパターン記録プログラムが読み出されて制御部3内のRAMに適宜展開されて、制御部3内のCPUと第2のテストパターン記録プログラムとの協働により第2のテストパターン記録処理が実行される。
先ず、データ記憶部6に記憶された、位相補正パラメータと、位相との関係のグラフに基づいて補正関数が用意され、各補正関数を用いて位相のテストパターンが作成される(ステップS31)。ここで、図14及び図15を参照して、ステップS31の位相のテストパターンの作成を詳述する。図14に、位相補正パラメータに対する位相の関係の一例を示す。図15に、ピッチムラ補正のテストパターンの出力例を示す。
副走査方向の画像ムラに対するピッチムラ補正において、複数の位相補正パラメータを有する分割領域からなるテストパターンを作成する。観察者がテストパターン中の各位相補正パラメータの分割領域を観察し、画像ムラがない最適な分割領域の位相補正パラメータを観察者が選択する。この選択された最適な位相補正パラメータを用いて、最適なピッチムラ補正テーブルを生成するためである。
例えば、位相(rad)が0の場合を基準(位相のずれなし)とした場合の位相補正パラメータを、図14に示すように作成する。位相補正パラメータは、−7〜0〜+7までの15点に対応する位相のパターンである。図14の関係によれば、位相補正パラメータが大きくなるほど位相が増加され、位相補正パラメータが0の場合に位相が0となり、位相補正パラメータが正の値の場合に位相も正の値となり、位相補正パラメータが負の値の場合に位相も負の値となっている。つまり、位相補正パラメータが正の値でかつ大きくなるほど位相のずれが増加するように画像データが補正される。また、位相補正パラメータが0の場合に位相のずれが0となる。また、位相補正パラメータが負の値でかつ小さくなればなるほど位相のずれが増加するように画像データが補正される。
そして、図15に示すように、テストパターン50は、フィルムFの記録面が副走査方向に位相補正パラメータの個数として15等分されて、かつ中央領域、右領域及び左領域に区切られる。このようにして、3×15の分割領域51が形成される。分割領域51に、下から上へ位相補正パラメータの高い値から低い値へ順に対応付けられる。
分割領域51内は、1色の濃度のベタ塗り画像が、それぞれの位相補正パラメータに対応する補正関数で補正された濃度となり、略均一濃度画像となる。また、分割領域51内に位相補正パラメータ(の値)52が入れられる。さらに、分割領域51は、濃度の観察領域を示す目印としての枠53で区切られる。観察者は、フィルムFに記録されたテストパターン50を参照して、副走査方向に画像ムラのない濃度が最も平滑な分割領域51を目視により判別することが可能となる。
図16を参照して、位相補正パラメータと補正関数との関係を説明する。位相補正パラメータに対応する補正関数は、振幅が固定され、補正対象の位相が変化される。図16に、位相補正パラメータごとの補正関数を示し、(a)に位相補正パラメータ0の補正関数を示し、(b)に位相補正パラメータ−1の補正関数を示し、(c)に位相補正パラメータ−2の補正関数を示す。図16(a)に示すように、位相が0で補正量が0となる正弦波の補正関数に対応する位相補正パラメータを0とする。補正関数上の点は、副走査方向の各走査線のラスタを示す。
すると、図16(b)に示すように、図16(a)の補正関数の位相を負にずらした補正関数の位相補正パラメータを−1とし、図16(c)に示すように、図16(b)の補正関数の位相をさらに負にずらした補正関数の位相補正パラメータを−2とする。このようにして、位相補正パラメータが−7〜0〜+7の補正関数が用意される。この各補正関数を用いてベタ画像が補正されてテストパターン50の各分割領域51に対応付けられる。
そして、データ記憶部6に記憶された、振幅補正パラメータと、補正量との関係のグラフに基づいて振幅のテストパターンが作成される(ステップS32)。ここで、図17を参照して、ステップS32の振幅のテストパターンの作成を詳述する。図17に、振幅補正パラメータに対する補正量の関係の一例を示す。
ピッチムラ補正において、複数の振幅補正パラメータを有する分割領域からなるテストパターンを作成する。観察者がテストパターン中の各振幅補正パラメータの分割領域を観察し、画像ムラがない最適な分割領域の振幅補正パラメータを観察者が選択する。この選択された最適な振幅補正パラメータを用いて、最適なピッチムラ補正テーブルを生成するためである。
例えば、補正量(%)が0の場合を基準(0)とした場合の振幅補正パラメータを、図17に示すように作成する。振幅補正パラメータは、−7〜0〜+7までの15点に対応する露光量の補正量の識別パラメータである。図17の関係によれば、振幅補正パラメータが大きくなるほど補正量が増加され、振幅補正パラメータが0の場合に補正量が0となり、振幅補正パラメータが正の値の場合に補正量も正の値となり、振幅補正パラメータが負の値の場合に補正量も負の値となっている。つまり、振幅補正パラメータが正の値でかつ大きくなるほど補正量が増加するように画像データが補正され、出力濃度が高くなる。また、振幅補正パラメータが0の場合に補正量が0となる。また、振幅補正パラメータが負の値でかつ小さくなればなるほど補正量が減少するように画像データが補正され、出力濃度が低くなる。
そして、図示しないが、図15に示すテストパターン50と同様に、テストパターン60は、フィルムFの記録面が副走査方向に振幅補正パラメータの個数として15等分され、かつ中央領域、右領域及び左領域に区切られる。このようにして、3×15の分割領域61が形成される。分割領域61に、下から上へ振幅補正パラメータの高い値から低い値へ順に対応付けられる。
分割領域61内は、1色の濃度のベタ塗り画像が、それぞれの振幅補正パラメータに対応する補正関数で補正された濃度となり、略均一濃度画像となる。また、分割領域61内に振幅補正パラメータ(の値)62が入れられる。さらに、分割領域61は、濃度の観察領域を示す目印としての枠63で区切られる。観察者は、フィルムFに記憶されたテストパターン60を参照して、副走査方向に画像ムラのない濃度が最も平滑な分割領域61を目視により判別することが可能となる。
図18を参照して、振幅補正パラメータと補正関数との関係を説明する。振幅補正パラメータに対応する補正関数は、位相が固定され、補正対象の振幅が変化される。図18に、振幅補正パラメータごとの補正関数を示し、(a)に振幅補正パラメータ0の補正関数を示し、(b)に振幅補正パラメータ+1の補正関数を示し、(c)に振幅補正パラメータ+2の補正関数を示す。図18(a)に示すように、Y軸の値が0で補正量が0となる正弦波の補正関数に対応する振幅補正パラメータを0とする。補正関数上の点は、副走査方向の各走査線のラスタを示す。
すると、図18(b)に示すように、図18(a)の補正関数の振幅を増加した補正関数の振幅補正パラメータを+1とし、図18(c)に示すように、図18(b)の補正関数の振幅をさらに正に増加した補正関数の振幅補正パラメータを+2とする。このようにして、振幅補正パラメータが−7〜0〜+7の補正関数が用意される。この各補正関数を用いてベタ画像が補正されてテストパターン60の各分割領域61に対応付けられる。
そして、ステップS31及びS32において作成された位相及び振幅の2つのテストパターンが画像処理部11に入力され、画像出力部10によりフィルムFに画像記録され(ステップS33)、第2のテストパターン記録処理が終了される。
次いで、図19を参照して、ピッチムラ補正に使用するピッチムラ補正テーブルを作成及び記憶するピッチムラ補正テーブル記憶処理を説明する。図19に、ピッチムラ補正テーブル記憶処理を示す。例えば、補正パラメータ入力部4を介してピッチムラ補正テーブル作成指示が入力されたことをトリガとして、制御部3内のROMに記憶されたピッチムラ補正テーブル記憶プログラムが読み出されて制御部3内のRAMに適宜展開されて、制御部3内のCPUとピッチムラ補正テーブル記憶プログラムとの協働によりピッチムラ補正テーブル記憶処理が実行される。
先ず、ユーザは、第2のテストパターン記録処理により記録された位相及び振幅のテストパターン50及び60のフィルムを参照して、目視により最も平滑な濃度の分割領域51及び61の補正パラメータ52及び62を選択する。そして、ユーザにより選択入力される、最も平滑な濃度の位相及び振幅の補正パラメータが補正パラメータ入力部4を介して受け付けられる(ステップS41)。最も平滑な濃度の位相及び振幅の補正パラメータは、左領域、中央領域、右領域ごとに入力されてもよい。この場合、左領域、中央領域、右領域ごとにピッチムラ補正テーブルが作成され、領域ごとにより正確な補正が可能となる。
そして、補正テーブル算出部5により、ステップS41において入力された位相及び振幅の補正パラメータに基づいて、補正関数が選択されて設定される(ステップS42)。そして、ステップS42において設定された補正関数がピッチムラ補正テーブルとしてデータ記憶部6に記憶され(ステップS43)、ピッチムラ補正テーブル記憶処理が終了される。
ピッチムラ補正テーブル記憶処理の終了後、データ記憶部6に記憶されたピッチムラ補正テーブルは、医用画像記録装置1における医用画像出力の際に読み出されて、画像処理部11において、ピッチムラ補正テーブルを用いて、I/F2から入力された画像データにピッチムラ補正が施され、画像出力部10により、ピッチムラ補正された画像データがフィルムFに記録されて画像出力される。
以上、本実施の形態によれば、ユーザがテストパターン50,60を目視して容易に最適な補正パラメータを選択入力でき、当該最適な補正パラメータに基づいて最適な位相及び振幅の補正関数を自動的に選択してピッチムラ補正テーブルを自動的に作成及び記憶するので、ユーザの簡便な操作入力により最適なピッチムラ補正テーブルを用いて医用画像を高精度にピッチムラ補正してフィルムFに画像記録することができる。
また、フィルムF上のテストパターン50,60に分割領域51,61を区切る枠53,63が記録されるので、枠53,63で区切られた最適な分割領域の補正パラメータをユーザが容易に選択でき、ピッチムラ補正の補正精度をより向上することができる。
(変形例)
図20を参照して、第1及び第2の実施の形態の変形例を説明する。図20に、補正テーブル記憶処理を示す。上記第1及び第2の実施の形態では、シェーディング補正用又はピッチムラ補正用の補正テーブルを作成及び記憶する構成であったが、本変形例においては、シェーディング補正及びピッチムラ補正用の補正テーブルを作成及び記憶する構成である。また、本変形例の装置構成は、第1の実施の形態と同様である。
次に、図20を参照して、医用画像記録装置1の動作を説明する。図20を参照して、シェーディング補正及びピッチムラ補正に使用する補正テーブルを作成及び記憶する補正テーブル記憶処理を説明する。予め、第1の実施の形態の第1のテストパターン記録処理と、第2の実施の形態の第2のテストパターン記録処理とが実行されているものとする。
例えば、補正パラメータ入力部4を介して補正テーブル作成指示が入力されたことをトリガとして、制御部3内のROMに記憶された補正テーブル記憶プログラムが読み出されて制御部3内のRAMに適宜展開されて、制御部3内のCPUと補正テーブル記憶プログラムとの協働により補正テーブル記憶処理が実行される。
先ず、シェーディング補正テーブル記憶処理のステップS21と同様に、補正テーブル算出部5により、主走査方向のアドレスと、サブアドレスとが算出される(ステップS51)。そして、ユーザは、第1のテストパターン記録処理により記録されたテストパターン30のフィルムFを参照して、目視により最も平滑な濃度の分割領域31の補正パラメータ32を選択する。そして、シェーディング補正テーブル記憶処理のステップS22と同様に、ユーザにより選択入力される、最も平滑な濃度の補正パラメータが、シェーディング補正の補正パラメータとして、補正パラメータ入力部4を介して受け付けられる(ステップS52)。
そして、ユーザは、第2のテストパターン記録処理により記録された位相及び振幅のテストパターン50及び60のフィルムを参照して、目視により最も平滑な濃度の分割領域51及び61の補正パラメータ52及び62を選択する。そして、ピッチムラ補正テーブル記憶処理のステップS41と同様に、ユーザにより選択入力される、最も平滑な濃度の位相及び振幅の補正パラメータが、ピッチムラ補正用の補正パラメータとして、補正パラメータ入力部4を介して受け付けられる(ステップS53)。
そして、ピッチムラ補正テーブル記憶処理のステップS42と同様に、補正テーブル算出部5により、ステップS53において入力された位相及び振幅の補正パラメータに基づいて、補正関数が選択されて設定される(ステップS54)。そして、全走査線の補正テーブルが完成されたか否かが判別される(ステップS55)。
全走査線の補正テーブルが完成されていない場合(ステップS55;NO)、シェーディング補正テーブル記憶処理のステップS23と同様に、補正テーブル算出部5により、ステップS52において入力されたシェーディング補正の補正パラメータと、ステップS54において入力された補正関数とに基づいて、未選択の1走査線のサブアドレスの補正量が算出され、アドレスの補正量が算出される(ステップS56)。そして、シェーディング補正テーブル記憶処理のステップS24と同様に、ステップS56において算出された補正量による1走査線の補正テーブルがデータ記憶部6に記憶され(ステップS57)、ステップS55に移行される。
全走査線の補正テーブルが完成された場合(ステップS55;YES)、ステップS57において記憶された各走査線の補正テーブルがまとめられて、全走査線の補正テーブルとしてデータ記憶部6に記憶され(ステップS58)、補正テーブル記憶処理が終了される。
以上、本変形例によれば、ユーザがテストパターン30,50,60を目視して容易に最適な補正パラメータを選択入力でき、当該最適な補正パラメータに基づいて最適なシェーディング補正及びピッチムラ補正の補正テーブルを自動的に作成及び記憶するので、ユーザの簡便な操作入力により最適な補正テーブルを用いて医用画像を高精度にシェーディング補正及びピッチムラ補正してフィルムFに画像記録することができる。
なお、上記各実施の形態及び変形例において、データ記憶部6に記憶されているシェーディング補正テーブル、ピッチムラ補正テーブルを画像処理部11に出力して、画像処理部11において、当該補正テーブルを用いて画像データをソフトウェア的に補正する構成としたが、これに限るものではない。例えば、データ記憶部6に記憶されているシェーディング補正テーブル、ピッチムラ補正テーブルを露光部13に出力し、当該補正テーブルを変調部131におけるレーザ光の発光強度制御信号に反映させる構成としてもよい。この場合、画像データの全画素に対する補正処理演算を行うことなく、ソフトウェア的な演算処理負担が軽減される。
また、上記各実施の形態及び変形例において、テストパターン30,50,60は、略均一濃度の各分割領域31,51,61が枠33,53,63により区切られて記録する構成としたが、これに限るものではない。分割領域を特定する目印として、形状は問わず、例えば、文字、印なども用いることができる。
また、上記各実施の形態及び変形例においては、レーザを用いて熱現像処理が必要な光熱銀塩方式の医用画像記録装置1を用いたが、これに限るものではない。例えば、サーマルヘッド方式などの医用画像記録装置に適用することも可能である。また、医用画像記録装置として、湿式処理を必要とする銀塩記録方式の画像記録装置や、ヒートモードレーザを用いる感熱記録装置や、感光感熱記録材料を用いて画像記録する画像記録装置を用いる構成としてもよい。
また、上記各実施の形態及び変形例において、略均一濃度画像としての分割領域、いわゆる「ベタ画像」の記録サイズの大小は問わない。また、上記各実施の形態及び変形例において、フィルムFに記録するテストパターン30,50,60の分割領域を、主走査方向に、左領域、中央領域、右端部の3つに分割したが、この主走査方向の分割数に限るものではない。主走査方向の分割数は、多くすればするほどより正確に補正をすることができるが、各種処理が複雑になるので、これらの平衡をとることが好ましい。また、シェーディング補正においては、中央領域が補正量が最も少なくなり補正量の基準とすることが容易であるので、主走査方向の分割数を奇数にすることが好ましい。
また、第1の実施の形態において、図9(b)に示すように、サブアドレスに対応するシェーディング補正テーブルを作成したが、これに限るものではない。例えば、サブアドレスに対応するシェーディング補正テーブルの作成工程を省略し、図9(a)から図9(c)に移行される構成としてもよい。
また、第2の実施の形態において、振幅補正パラメータ及び位相補正パラメータのうちの少なくとも1つに基づいて、ピッチムラ補正テーブルの作成及び記憶を行い、振幅及び位相のうちの少なくとも1つに対応してピッチムラ補正を行う構成としてもよい。また、上記各実施の形態及び変形例において、補正テーブルは、記録媒体サイズ及び記録ピッチサイズのうちの少なくとも1つごとに作成及び記憶される構成としてもよい。
その他、上記各実施の形態及び変形例における医用画像記録装置1の各構成要素の細部構成、及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明に係る第1の実施の形態の医用画像記録装置1の内部構成を示すブロック図である。 露光部13の内部構成を示す図である。 シェーディング補正テーブルの一例を示す図である。 第1のテストパターン記録処理を示すフローチャートである。 補正パラメータに対する補正量の関係の一例を示す図である。 シェーディング補正のテストパターンの出力例を示す図である。 シェーディング補正テーブル記憶処理を示すフローチャートである。 フィルムF上に記録する画素のサブアドレスを示す図である。(a)はフィルムF上に記録するサブアドレスごとの画素を示す図である。(b)は画素のアドレスとサブアドレスとの対応を示す図である。 X軸に対する補正量の関係を示す図である。(a)は補正パラメータに対応する補正量を示す図である。(b)はサブアドレスに対応する補正量を示す図である。(c)はアドレスに対応する補正量を示す図である。 アドレス及びサブアドレスの対応関係の一例を示す図である。 Y軸アドレスを示す図である。 ピッチムラ補正テーブルの一例を示す図である。 第2のテストパターン記録処理を示すフローチャートである。 位相補正パラメータに対する位相の関係の一例を示す図である。 ピッチムラ補正のテストパターンの出力例を示す図である。 位相補正パラメータごとの補正関数を示す図である。(a)は位相補正パラメータ0の補正関数を示す図である。(b)は位相補正パラメータ−1の補正関数を示す図である。(c)は位相補正パラメータ−2の補正関数を示す図である。 振幅補正パラメータに対する補正量の関係の一例を示す図である。 振幅補正パラメータごとの補正関数を示す図である。(a)は振幅補正パラメータ0の補正関数を示す図である。(b)は振幅補正パラメータ+1の補正関数を示す図である。(c)は振幅補正パラメータ+2の補正関数を示す図である。 ピッチムラ補正テーブル記憶処理を示すフローチャートである。 補正テーブル記憶処理を示すフローチャートである。 X軸に対する露光量のムラの例を示す図である。 Y軸に対する露光量のムラの例を示す図である。
符号の説明
1 医用画像記録装置
2 I/F
3 制御部
4 補正パラメータ入力部
5 補正テーブル算出部
6 データ記憶部
7 フィルム搬送部
10 画像出力部
11 画像処理部
12 D/A変換部
13 露光部
131 変調部
132 レーザ光源部
133 集光レンズ
134 シリンドリカルレンズ
135 回転多面鏡
136 fθレンズ
137 ミラー
14 熱現像部
20 モダリティ
L レーザ光
F フィルム

Claims (12)

  1. 記録媒体に医用画像を記録する医用画像記録装置において、
    前記記録媒体を露光走査して画像を記録する画像記録手段と、
    異なる複数のシェーディング補正パラメータに基づく補正量により補正された複数領域のベタ画像と、前記シェーディング補正パラメータを表す識別符号とをテストパターンとして前記画像記録手段に前記記録媒体へ画像記録させるテストパターン記録制御手段と、
    前記テストパターン記録制御手段により画像記録されたベタ画像の主走査方向の濃度を測定した結果に基づいて決定された、前記主走査方向のベタ画像の濃度の差が最も小さくなるシェーディング補正パラメータを選択入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力されたシェーディング補正パラメータに基づいて、シェーディング補正するためのシェーディング補正テーブルを作成するシェーディング補正テーブル作成手段と、
    前記シェーディング補正テーブル作成手段により作成されたシェーディング補正テーブルを用いて医用画像にシェーディング補正を施して前記画像記録手段に記録媒体へ画像記録させる医用画像記録制御手段と、
    を備えることを特徴とする医用画像記録装置。
  2. 前記テストパターン記録制御手段は、前記画像記録手段に、前記濃度を測定すべき領域を示すための目印を前記記録媒体へ記録させることを特徴とする請求項1に記載の医用画像記録装置。
  3. 前記主走査方向のベタ画像の数は、奇数であることを特徴とする請求項1又は2に記載の医用画像記録装置。
  4. 前記シェーディング補正テーブル作成手段は、前記シェーディング補正パラメータに基づいて、主走査方向に複数の画素ごとの位置を示すサブアドレスに対応する仮のシェーディング補正テーブルを作成し、当該仮のシェーディング補正テーブルのサブアドレスを補間してシェーディング補正テーブルを作成することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の医用画像記録装置。
  5. 記録媒体に医用画像を記録する医用画像記録装置において、
    前記記録媒体を露光走査して画像を記録する画像記録手段と
    異なる複数のピッチムラ補正パラメータに基づく補正量により補正された複数領域のベタ画像と、前記ピッチムラ補正パラメータを表す識別符号とをテストパターンとして前記画像記録手段に前記記録媒体へ画像記録させるテストパターン記録制御手段と、
    前記テストパターン記録制御手段により画像記録されたベタ画像を目視評価した結果に基づいて決定された、ピッチムラが最も小さいピッチムラ補正パラメータを選択入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力されたピッチムラ補正パラメータに基づいて、ピッチムラ補正するためのピッチムラ補正テーブルを作成するピッチムラ補正テーブル作成手段と、
    前記ピッチムラ補正テーブル作成手段により作成されたピッチムラ補正テーブルを用いて医用画像にピッチムラ補正を施して前記画像記録手段に記録媒体へ画像記録させる医用画像記録制御手段と、
    を備えることを特徴とする医用画像記録装置。
  6. 前記テストパターン記録制御手段は、前記画像記録手段に、前記目視評価すべき領域を示すための目印を前記記録媒体へ記録させることを特徴とする請求項5に記載の医用画像記録装置。
  7. 記録媒体に医用画像を記録する医用画像記録方法において、
    異なる複数のシェーディング補正パラメータに基づく補正量により補正された、記録媒体の複数領域のベタ画像と、前記シェーディング補正パラメータを表す識別符号とをテストパターンとして前記記録媒体へ画像記録する工程と、
    前記画像記録されたベタ画像の主走査方向の濃度を測定した結果に基づいて決定された、前記主走査方向のベタ画像の濃度の差が最も小さくなるシェーディング補正パラメータを選択入力する工程と、
    前記入力されたシェーディング補正パラメータに基づいて、シェーディング補正するためのシェーディング補正テーブルを作成する工程と、
    前記作成されたシェーディング補正テーブルを用いて医用画像にシェーディング補正を施して記録媒体へ画像記録する工程と、
    を含むことを特徴とする医用画像記録方法。
  8. 前記テストパターンを記録する工程において、前記濃度を測定すべき領域を示すための目印を前記記録媒体へ記録することを特徴とする請求項7に記載の医用画像記録方法。
  9. 前記主走査方向のベタ画像の数は、奇数であることを特徴とする請求項7又は8に記載の医用画像記録方法。
  10. 前記シェーディング補正テーブルの作成工程において、前記シェーディング補正パラメータに基づいて、主走査方向に複数の画素ごとの位置を示すサブアドレスに対応する仮のシェーディング補正テーブルを作成し、当該仮のシェーディング補正テーブルのサブアドレスを補間してシェーディング補正テーブルを作成することを特徴とする請求項7から9のいずれか一項に記載の医用画像記録方法。
  11. 記録媒体に医用画像を記録する医用画像記録方法において、
    異なる複数のピッチムラ補正パラメータに基づく補正量により補正された複数領域のベタ画像と、前記ピッチムラ補正パラメータを表す識別符号とをテストパターンとして前記記録媒体へ画像記録する工程と、
    前記画像記録されたベタ画像を目視評価した結果に基づいて決定された、ピッチムラが最も小さいピッチムラ補正パラメータを選択入力する工程と、
    前記入力されたピッチムラ補正パラメータに基づいて、ピッチムラ補正するためのピッチムラ補正テーブルを作成する工程と、
    前記作成されたピッチムラ補正テーブルを用いて医用画像にピッチムラ補正を施して記録媒体へ画像記録する工程と、
    を含むことを特徴とする医用画像記録方法。
  12. 前記テストパターンの記録工程において、前記目視評価すべき領域を示すための目印を前記記録媒体へ記録することを特徴とする請求項11に記載の医用画像記録方法。
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