JP4458910B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4458910B2
JP4458910B2 JP2004124290A JP2004124290A JP4458910B2 JP 4458910 B2 JP4458910 B2 JP 4458910B2 JP 2004124290 A JP2004124290 A JP 2004124290A JP 2004124290 A JP2004124290 A JP 2004124290A JP 4458910 B2 JP4458910 B2 JP 4458910B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
spot position
light spot
unit
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004124290A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005305760A (ja
Inventor
伸一 鈴木
穣 森川
征史 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2004124290A priority Critical patent/JP4458910B2/ja
Publication of JP2005305760A publication Critical patent/JP2005305760A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4458910B2 publication Critical patent/JP4458910B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)

Description

本発明は、記録媒体に光ビームを照射して画像を記録する画像形成装置に関する。
従来、プリント基板や印刷分野における版下用フィルム又はCTP等の刷版作成用イメージセッターや電子写真装置などの画像形成装置では、記録媒体に対して記録光である光ビームを照射して記録媒体に画像を記録している。このような画像形成装置の一例を図11に示す。
画像形成装置300は、回転駆動され記録媒体301を外周面で保持するドラム302、ドラム302に保持された記録媒体301に対して光源によって光ビームを照射する記録部303等から構成されている。記録部303は、ドラム302の回転軸方向に直線状に複数設けられ、ドラム302の軸方向に移動自在な図示しない台上に配置されている。
このような構造では、記録部303が照射する光ビームは、ドラム302の回転によりドラム302に貼られた記録媒体301の縦方向(主走査方向)への移動が可能となり、台のドラム302の軸方向への移動により記録媒体301の横方向(副走査方向)への移動が可能となる。このようなドラム302の回転と台の移動とにより記録部303の光ビームを記録媒体301の任意の位置に位置させることができる。そして、記録したい画像原稿データの描画点配置と記録媒体301の位置を対応させ、画像原稿データの描画点の濃度情報と光ビームを関連づけ、記録媒体301上を記録部303により走査すると画像原稿データが記録媒体301面の変化として記録される。
なお、記録媒体301に画像が記録される速度は、ドラム302の回転速度、記録媒体301の光に対する感度、光ビームの強さ、画像の記録密度などの項目で決定される。通常、画像が形成される記録媒体301が目的物であるから、記録媒体301の感度により、他の項目が調整される。記録媒体301の感度は、記録媒体301の変化の度合いとその時与えた光密度とをあらわす。ドラム302の回転速度と記録部303の光ビームは記録媒体301への光密度として決定される。光ビームの照射光量を一定にしてドラム302の回転速度を上げると、その分記録媒体301への光密度は下がる。ドラム302の回転数を一定にして光ビームを上げると記録媒体301への光密度は上がる。
ここで、画像の記録速度を上げる場合には、照射光量を大きくしドラム302の回転数を上げる必要がある。照射光量を大きくするためには、光源の最大出力を上げる手段や複数の照射光源を設ける手段等がある。例えば、図11に示すように、記録部303を複数個台に載せる。各々の記録部303の光束が記録媒体301に照射される。記録部303は記録媒体301のドラム軸方向を分担する形で画像を記録する。複数の記録部303の光束は直線状に配置される。
このとき、記録部303を台に固定する際の誤差などにより記録部303の配置を完全に直線状に載せることは難しい。また、記録部303を台に固定する際の誤差、光束を収束させる位置の誤差、光の発生位置の誤差等により、複数の記録部303から射出された複数の光束が正確に直線状に載らないという問題がある。
このような誤差が要因で記録媒体301に記録した画像が画像原稿データを反映したものとならなくなる。各記録部303が分担した画像原稿データの位置と実際に記録媒体301上に記録される画像の位置にずれが生じるためである。このずれは記録部303間の画像の重なりや記録部303間の画像の境界に間隙が生じる、水平な1本の線が記録部303の境界で段をもつ2本の水平な線となるなどの形で認知される。
このような画像のずれを回避するためには、あるひとつの記録部303を基準としてずれ量に応じて各記録部303の描画開始時間を進めるあるいは遅らす等することにより、同じ水平位置を示す線が記録媒体301上でも一直線上に記録されるよう調整される。また、重複して画像が記録される場合は、重複した一方の記録部303による画像記録開始を重複した分だけスキップする。このような手段は例えば特許文献1に開示されている。
また、ドラム(回転ドラム)302の外周面のうち、記録媒体保持に使用しない空き領域に、記録部(記録ヘッド)303から照射される光ビームを検知するヘッド位置検知センサを取り付け、記録開始の際の各記録部303の基準位置検知をこのヘッド位置検知センサで行うように構成することにより、位置検知の際に他の記録部303を待機させるために要するスペースをドラム302の領域に一部オーバーラップさせ、ドラム302の端部よりも外側に必要とするスペースを小さくして、装置全体の幅を小さくする。このような手段は例えば特許文献2に開示されている。ここでは、ドラム軸方向の記録部303の位置を測定している。
さらに、無駄なトナー消費を伴ったり、高精度なトナーマーク検出器を必要としたりすることなく、カラー画像の画像重ね合せずれを高精度に検出して補正し、簡単な構成で高品質なカラー画像を高速に形成できるカラー画像形成装置も提供されている。このような手段は例えば特許文献3に開示されている。ここでは、複数の書き込み光ビームの書き込みタイミングを変えている。
特許第03067942号公報 特開平8−230228号公報 特開2000−158715公報
光を走査し画像を記録する方式の場合、光の照射位置が記録する画像の品質に大きく影響する。装置の製造時のずれは、製造時に測定することでその場で補正することが可能であるが、出荷後もいろいろな要因で光ビームの位置はずれてしまう。例えば記録部303に設けられた光学素子のずれ、機械部品の磨耗による各部の設置位置ずれ、材料の内部応力の経時的変化による各部の位置関係の変化、温度変化による膨張・収縮などで起こり得る。
出荷された画像形成装置300が顧客の下に渡るとこのような光ビームの位置変動を知ることが難しく、記録画像品質の悪化による顧客からの苦情という形で判明することが多い。
このようなことを防ぐため光ビームの位置ずれを検出する手段を実現するには、高品質な画像を記録する光ビームの位置精度はとても高いために、位置ずれ検出のためのコストも高くなり、画像形成装置300の価格が上昇してしまうという問題がある。
本発明の目的は、光ビームの位置ずれを低コストで精度良く検出できるようにすることである。
請求項1記載の発明の画像形成装置は、記録媒体を保持して所定方向に移動させる回転ドラムと、移動する前記記録媒体に対して光ビームをそれぞれ照射し、前記記録媒体の移動方向に対して略直交する副走査方向に並び原画像を構成する複数の分割画像を前記記録媒体上にそれぞれ記録する複数の記録部と、隣接する前記記録部のそれぞれの記録範囲の境界でそれぞれの前記光ビームの光点位置を検出する光点位置検出部と、前記光点位置検出部により検出された前記光ビームの光点位置を記憶するための記憶部と、前記記憶部に記憶されたそれぞれの前記光ビームの光点位置から位置ずれ量を求める手段と、を備え、複数の前記記録部のうちある1つの記録部は、前記副走査方向に並んだ複数の前記分割画像のうちの1つに対応しており、前記回転ドラムが1回転する毎に複数の前記記録部がそれぞれ前記副走査方向へ1走査分移動して、前記分割画像の幅分だけ移動することで各分割画像が記録されるとともに、前記位置ずれ量を求める手段は、隣接する前記記録部のそれぞれの記録範囲の境界において、複数の前記記録部のうちある1つの記録部が記録する分割画像の最初の光点位置と、該ある1つの記録部に隣接する記録部が記録する分割画像の最後の光点位置と、を比較することにより、位置ずれ量を算出することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、さらに、前記光点位置検出部を前記記録媒体の移動方向に対して略直交する方向に移動自在に支持して、該光点位置検出部を前記記録媒体の移動方向に対して略直交する方向に移動させる第1移動部と、複数の前記記録部を前記記録媒体の移動方向に対して略直交する方向に移動自在に支持し、該記録部を前記記録媒体の移動方向に対して略直交する方向に移動させる第2移動部と、を備え、前記第1移動部を駆動制御して、前記光点位置検出部を、隣接する前記記録部のそれぞれの記録範囲の境界でそれぞれの光ビームの光点位置を検出する検出位置に移動させた後、前記第2移動部を駆動制御して、複数の前記記録部を、前記分割画像を記録する最初の位置に移動させて、前記光ビームの光点位置を前記光点位置検出部に検出させて前記記憶部に記憶するとともに、前記第2移動部を駆動制御して、複数の前記記録部を、前記分割画像を記録する最後の位置に移動させて、前記光ビームの光点位置を前記光点位置検出部に検出させて前記記憶部に記憶することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記回転ドラムに設けられ前記光ビームを反射させるための光反射部を備え、前記光点位置検出部は、前記光反射部により反射した前記光ビームの光点位置を検出する。
請求項4記載の発明は、請求項記載の画像形成装置において、前記光反射部は、前記記録媒体が保持されない部分に設けられている。
請求項5記載の発明は、請求項又は4記載の画像形成装置において、前記光反射部は、前記光点位置検出部により検出可能な目盛を有している。
請求項6記載の発明は、請求項3、4、又は5記載の画像形成装置において、前記光反射部は、前記光ビームに反応する蛍光材料で形成された蛍光層を有している。
請求項7記載の発明は、請求項1ないしのいずれか一記載の画像形成装置において、前記位置ずれ量に基づいて前記分割画像の位置補正を行う補正手段を備える。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか一記載の画像形成装置において、前記位置ずれ量の情報を送信する送信手段を備える。
請求項9記載の発明は、請求項記載の画像形成装置において、送信した前記位置ずれ量の情報に基づいて位置補正が行われた前記分割画像の情報を受信する受信手段を備え、複数の前記記録部は、受信した前記分割画像の情報に基づいて前記記録媒体上に前記分割画像をそれぞれ記録する。
請求項10記載の発明は、記録媒体を保持して所定方向に移動させる回転ドラムと、移動する前記記録媒体に対して光ビームをそれぞれ照射し、前記記録媒体の移動方向に対して略直交する副走査方向に並び原画像を構成する複数の分割画像を前記記録媒体上にそれぞれ記録する複数の記録部と、隣接する前記記録部のそれぞれの記録範囲の境界でそれぞれの前記光ビームの光点位置を検出する光点位置検出部と、前記光点位置検出部により検出された前記光ビームの光点位置を記憶するための記憶部と、前記光点位置検出部を前記記録媒体の移動方向に対して略直交する方向に移動自在に支持して、該光点位置検出部を前記記録媒体の移動方向に対して略直交する方向に移動させる第1移動部と、複数の前記記録部を前記記録媒体の移動方向に対して略直交する方向に移動自在に支持し、該記録部を前記記録媒体の移動方向に対して略直交する方向に移動させる第2移動部と、を備え、複数の前記記録部のうちある1つの記録部は、前記副走査方向に並んだ複数の前記分割画像のうちの1つに対応しており、前記回転ドラムが1回転する毎に複数の前記記録部がそれぞれ前記副走査方向へ1走査分移動して、前記分割画像の幅分だけ移動することで各分割画像が記録される画像形成装置における、光ビームの位置ずれ量算出方法であって、前記第1移動部を駆動制御して、前記光点位置検出部を、隣接する前記記録部のそれぞれの記録範囲の境界でそれぞれの光ビームの光点位置を検出する検出位置に移動させる第1ステップと、前記第2移動部を駆動制御して、複数の前記記録部を、前記分割画像を記録する最初の位置に移動させる第2ステップと、前記光ビームの光点位置を前記光点位置検出部に検出させて前記記憶部に記憶する第3ステップと、前記第2移動部を駆動制御して、複数の前記記録部を、前記分割画像を記録する最後の位置に移動させる第4ステップと、前記光ビームの光点位置を前記光点位置検出部に検出させて前記記憶部に記憶する第5ステップと、前記第3ステップで前記記憶部に記憶した前記光ビームの光点位置と、前記第5ステップで前記記憶部に記憶した前記光ビームの光点位置と、を比較することにより、位置ずれ量を算出する第6ステップと、を有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、隣接する記録部のそれぞれの光ビームの光点位置がそれぞれの記録範囲の境界で検出されるため、光ビームの位置ずれを低コストで精度良く検出することができる。
請求項2記載の発明によれば、光点位置検出部が移動することによって、一つの光点位置検出部で複数の記録部の光ビームの光点位置を各記録範囲の境界で検出することができる。又、隣接する記録部の光ビームの光点位置を検出する際に光点位置検出部を移動させないで済むため、光点位置検出部の移動に伴う位置再現性の精度を高める必要性は少なく済み、光ビームの位置ずれを低コストで精度良く検出することができる。
請求項3記載の発明によれば、光ビームが光反射部で確実に反射するため、光ビームの光点位置を精度良く検出することができる。
請求項4記載の発明によれば、記録媒体が記録媒体保持部に保持された状態でも、光ビームが光反射部で確実に反射するため、光ビームの光点位置を精度良く検出することができる。
請求項5記載の発明によれば、光点位置検出部の投影縮尺の誤差を目盛から補正することが可能となり、容易に正確な光点位置を求めることができる。
請求項6記載の発明によれば、光ビームの波長に対する光点位置検出部の感度が悪い場合、蛍光材料を用いることは有効である。また、光ビームが人間の可視波長以外である時に、蛍光材料の使用により光ビームを可視化することで目視可能とすると、光ビームの不点灯の故障診断や光ビームの光点位置の大きなずれ等を迅速に確認することができる。
請求項7記載の発明によれば、長期間安定した品質の画像記録を行うことができる。
請求項8記載の発明によれば、光ビームの位置ずれの状態を知ることが可能となり、装置の品質の管理や維持が容易となる。特に、電話回線や情報ネットワーク等を介して位置ずれ量の情報を送信することで、遠隔地において記録部の品質管理や画像品質を保つための補正情報として利用することができる。
請求項9記載の発明によれば、位置ずれ量の情報を送信し、その位置ずれ量の情報に基づいて位置補正が行われた分割画像の情報を受信することで、分割画像の位置ずれがない原画像を記録することが可能になるため、長期間安定した品質の画像記録を行うことができる。
請求項10記載の発明によれば、光点位置検出部が移動することによって、一つの光点位置検出部で複数の記録部の光ビームの光点位置を各記録範囲の境界で検出することができる。又、隣接する記録部の光ビームの光点位置を検出する際に光点位置検出部を移動させないで済むため、光点位置検出部の移動に伴う位置再現性の精度を高める必要性は少なく済み、光ビームの位置ずれを低コストで精度良く検出することができる。
本発明を実施するための最良の一形態を図1ないし図10に基づいて説明する。図1は本実施の形態の画像形成装置1を示す側面図、図2は画像形成装置1を示す斜視図、図3は画像形成装置1が備える各部の電気的接続を示すブロック図である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態の画像形成装置1は、記録媒体2を保持するための記録媒体保持部であるドラム3、ドラム3に担持された記録媒体2に対して記録光である光ビームをそれぞれ照射し記録媒体2に画像記録を行う複数の記録部4、ドラム3上に設けられ光ビームを反射させる光反射部5、光ビームの光点位置を検出する光点位置検出部6、及び、記録媒体2をドラム3に供給する記録媒体供給部7等を具備する。
ドラム3は円筒状のドラムであり、回転軸8を中心として駆動源であるモータ9(図3参照)により回転駆動される。ドラム3には、記録媒体2を着脱自在に保持するための周知のクランプ機構(図示せず)が設けられている。記録媒体2は、クランプ機構によりドラム3に巻き付けられて固定される。このようなドラム3は、記録媒体2を保持して所定方向、ここでは回転方向に移動させる。
記録部4は、光ビームを出射する光源であるレーザ発振器10(図3参照)及び収束光学系としてのレンズ(図示せず)等を有している。この記録部4は、レンズで光ビームを集光し、記録媒体2の記録面での光エネルギー密度を向上させる。このような複数の記録部4は、回転軸8の軸方向に等間隔に一列に設けられており、その軸方向に移動自在にガイド部材11で支持されている。これらの記録部4は、駆動源であるモータ12(図3参照)によりガイド部材11に沿って往復移動する。複数の記録部4は同時に移動する。なお、ガイド部材11及びモータ12が第2移動部を構成している。ここで、図2では、記録部4が3個設けられている画像形成装置1を例示している。
光反射部5は光ビームを反射・散乱させる部材であり、照射された光ビームの光点を映し出す。この光反射部5はドラム3上に固定され設けられている。光反射部5は、その表面が、ドラム3に担持された記録媒体2の記録面と略同一面上に位置するように固定されている。このような光反射部5は光ビームを乱反射させることで、光点位置検出部6が光ビームの光点位置を確実に捉えることを可能にする。
光点位置検出部6は、回転軸8の軸方向に移動自在にガイド部材13により支持されている。この光点位置検出部6は、駆動源であるモータ14(図3参照)によりガイド部材13に沿って往復移動する。なお、ガイド部材13及びモータ14が第1移動部を構成している。光点位置検出部6としては、例えば2次元イメージセンサであるCCD(チャージ・カップルド・デバイス)やフォトダイオード等を2次元配列したC−MOSイメージセンサが用いられる。このような光点位置検出部6は、光ビームの光点位置を2次元映像として検出する。なお、光点位置検出部6としてCCDイメージセンサを用いることで、小型化を実現し、さらに電力消費を抑えることができる。また、光点位置検出部6としてC−MOSイメージセンサを用いることで、CCDイメージセンサを用いた場合に比べ、強い光ビームに対しても正確に光点位置を検出することができる。
ここで、ドラム3の回転方向が主走査方向であり、その回転軸8の軸方向、すなわち記録部4と光点位置検出部6との移動方向が副走査方向である。
記録媒体供給部7は、記録媒体トレイ15に積層された記録媒体2を、上層に位置する記録媒体2から順次、給紙ローラ16により引き出して搬送ローラ17を介してドラム3に受け渡すように構成されている。これらの給紙ローラ16及び搬送ローラ17は、駆動源であるモータ9により回転駆動される。
記録媒体2は、光モードで書き込める媒体でも、熱モードで書き込める媒体でも良く、すなわち、銀塩拡散転写方式の版や銀塩方式の媒体、銀塩ハイブリッド版、電子写真用感光/感熱媒体、高感度フォトポリマーを用いた印刷版等の光モード媒体の他、サーマルCTPやサーマルアブレーション方式印刷版、ロイコ染料を用いた感熱発色材料による媒体といった種々熱モードの媒体等、光ビームで画像が記録できる媒体であれば、どのような媒体でも良い。
光反射部5は、記録部4の光ビームにより蛍光する蛍光材料や光ビームの波長を光点位置検出部6に適した波長に変換する波長変換材料等を用いることで構成されている。光ビームの波長に対する光点位置検出部6の感度が悪い場合には、蛍光材料や波長変換材料を用いることは有効である。また、光ビームが人間の可視波長以外である場合には、蛍光材料や波長変換材料の使用により光ビームを可視化することで目視可能とすると、光ビームの不点灯の故障診断、光ビームの照射位置の大きなずれを迅速に確認することができる。なお、光反射部5は、反射層・蛍光層・波長変換層の2つ以上の材料層を有していても良い。
図3に示すように、画像形成装置1はマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)20を備えており、このマイコン20が各部を駆動制御する。マイコン20は、各部を集中的に制御するCPU(Central Processing Unit)21にバスライン22を介して、コンピュータプログラム等の固定的データを予め記憶するROM(Read Only Memory)23と各種データを書き換え自在に記憶するワークエリア等として機能するRAM(Random Access Memory)24と、日付や時刻を計時するタイマ25とが接続されて構成されている。
また、CPU21に接続されたバスライン22には、レーザ発振器10、光点位置検出部6、モータ9,12,14等が接続されている。これにより、CPU21による各部の制御が可能となる。さらに、バスライン22には、データを書き換え自在に記憶する記憶部である不揮発性メモリ26、外部装置とのデータ通信を行う通信インタフェース27(図中では通信I/Fと記載する)が接続されている。不揮発性メモリ26には、各種データ等が記憶される。なお、記録部4及び光点位置検出部6では、高精度の位置制御が必要とされるため、モータ9,12,14の回転位置を制御する必要がある。したがって、モータ9,12,14としては、ステッピングモータやサーボモータ等が用いられる。
次に、このような画像形成装置1が行う光ビーム走査を簡単に説明する。画像形成装置1は、1つの原画像を分割(分担)して、複数の記録部4により各分割画像を形成する。原画像は記録媒体2の移動方向に略直交する方向、すなわち副走査方向(回転軸8の軸方向)に分割されている。したがって、複数の分割画像は副走査方向に並んでいる。画像形成装置1は、ドラム3を1回転させる毎に複数の記録部4をそれぞれ副走査方向へ1走査分、すなわち1画素分移動させる。ドラム3の1回転で主走査方向の1画素幅の画像が、記録媒体2に順次記録される。各記録部4が分割画像の幅分だけ副走査方向に移動すると、各分割画像が完成し、各分割画像で構成される原画像が記録媒体2上に完成する。なお、各記録部4は副走査方向に移動して分割画像をそれぞれ記録する。
このとき、記録部4又は光点位置検出部6が主走査方向のどの位置に位置しているかは、ドラム3を回転駆動するモータ9の制御値で把握可能である。制御値とは、例えば、モータ9としてステッピングモータを用いる場合には、ステッピングモータへ送るパルス数とドラム3の回転基準位置とから取得するドラム3の回転角度で表される値である。または、ドラム3の回転を検出するロータリエンコーダを設けた場合には、ロータリエンコーダの出力するドラム3の回転角度である。または、ドラム3の回転速度を一定としたときのドラム3の基準位置通過時からの経過時間である。なお、ドラム3の回転には、ホームポジションが設定されており、ホームポジションが回転角度の基準位置となる。また、ホームポジションと光反射部5との位置は予め関連付けて設定されており、光ビームが光反射部5に照射される位置にドラム3を停止させることができる。
一方、記録部4又は光点位置検出部6が副走査方向のどの位置に位置しているかは、記録部4又は光点位置検出部6を駆動するモータ12,14の制御値で把握可能である。制御値とは、モータ12,14の回転角度である。このモータ12,14の回転角度は、モータ12,14への回転信号や、モータ12,14の回転を検出するロータリエンコーダを設けることにより取得可能である。また、制御値としては、記録部4又は光点位置検出部6の移動を検出するリニアエンコーダを設けこのリニアエンコーダの出力値を採用しても良い。
ここで、光ビームの光点位置と光点位置検出部6の検出範囲A,Bとの関係について図4及び図5を参照して説明する。
図4は記録媒体2の記録面での光ビームの理想的な光点位置を示す模式図である。図4では、走査範囲A、走査範囲B及び走査範囲Cがそれぞれ3つの記録部4の走査範囲、すなわち記録範囲である。また、図4では、上下方向が主走査方向を示し、左右方向は副走査方向を示す。走査範囲A、走査範囲B及び走査範囲Cの副走査方向の幅は同じである。●(丸)は一回目の副走査位置(分割画像を記録する最初の位置)での光ビームの光点を示している。3つの記録部4は、1つの画像を分担して、すなわち分割画像をそれぞれ記録する。光ビームの走査線の間隔は各記録部4にわたって同じである。
図4に示すように、●は副走査方向の同一直線状に位置しており、隣り合う記録部4における光ビームの走査線も等間隔に並んでいる。しかしながら、実際には、記録部4の間隔の誤差や光ビームの照射方向の誤差等があり、図4に示すような理想的な状態で光ビームを走査することは困難である。
この誤差がある場合の模式図を図5に示す。図5は記録媒体2の記録面での光ビームの実際の光点位置を示す模式図である。図5では、■(四角)が各記録部4の画像最後の副走査位置(分割画像を記録する最後の位置)での光点を示している。
図5に示すように、両端の記録部4に比べ中央の記録部4の光点位置が右下方向へずれている。隣接する記録部4において、●と■との位置は、副走査方向に均等では無く、主走査方向にもずれている。このような状態で画像記録を行うと、走査範囲Aと走査範囲Bとの境界(分割画像の境界)、すなわち画像の繋ぎ目では、間隙が発生してしまい、走査範囲Bと走査範囲Cとの境界(分割画像の境界)、すなわち画像の繋ぎ目では、重なりが発生してしまう。また、走査範囲Bでは、走査範囲Aと走査範囲Bとに比べ、画像の水平方向に段差が生じている。
このような光ビームの位置ずれは、光ビームの光点位置を検出しその位置ずれ量を求めることで補正される。本実施の形態では、光点位置検出部6により光ビームの光点位置を検出する。光点位置検出部6は、走査範囲Aと走査範囲Bとの境界(分割画像の境界)及び走査範囲Bと走査範囲Cとの境界(分割画像の境界)を映し出すように移動して停止する。光点位置検出部6は、図5に示すように、検出範囲A及び検出範囲Bを映し出すように光学的に設計されている。ここでは、イメージセンサの解像度が記録走査分解能を識別可能な光学系が用いられている。なお、量子化のサンプリング定理を考慮し、記録走査分解能の2倍以上のイメージ解像度があることが望ましい。
ここで、図6は光反射部5を示す平面図である。図6に示すように、光点位置検出部6の検出範囲A,B内に位置する光反射部5の一部分には、光点位置検出部6により検出可能な目盛30が設けられている。この目盛30は、例えば、図6に示すような検出範囲A,Bの端部に設けられる。これにより、光点位置検出部6のイメージにこの目盛30が映し出されることで、光点位置検出部6の投影縮尺の誤差を目盛30から補正することが可能となり、正確な光点位置を求めることができる。
次に、CPU21がコンピュータプログラムに基づいて実行する光ビームの位置ずれ補正の処理を各部の動作とともに図7を参照して説明する。この処理により各種の手段が実行される。図7は光ビームの位置ずれ補正の処理の流れを示すフローチャートである。
図7に示すように、まず、ドラム3を光ビームが光反射部5に照射される位置、すなわち複数の記録部4が光反射部5に対向する位置まで回転させる(ステップS1)。次いで、分割画像の境界を写すように光点位置検出部6を移動させる(ステップS2)。例えば、光点位置検出部6は、図5に示すような検出範囲Aを映し出す。
分割画像を記録する最初の副走査位置に複数の記録部4を移動させる(ステップS3)。例えば、光ビームの光点位置が図5の●の位置になるように記録部4を移動させる。次いで、光ビームを照射し、そのときの光点位置検出部6のイメージ1を不揮発性メモリ26に記憶する(ステップS4)。これにより、イメージ1には走査範囲Bの●の光点が記録される。
次に、分割画像を記録する最後の副走査位置に複数の記録部4を移動させる(ステップS5)。例えば、光ビームの光点位置が図5の■の位置になるように記録部4を移動させる。次いで、光ビームを照射し、そのときの光点位置検出部6のイメージ2を不揮発性メモリ26に記憶する(ステップS6)。これにより、イメージ2には走査範囲Aの■の光点が記録される。
このとき、光点位置検出部6はイメージ1とイメージ2で移動していないので、それぞれの光点位置を比較することで分割画像の位置ずれ量を算出することができる。すなわち、イメージ1とイメージ2から光点位置の位置ずれ量を算出し、位置ずれ情報(位置誤差)として不揮発性メモリ26に記憶する(ステップS7)。
その後、次の分割画像の境界を測定するか否かを判断し(ステップS8)、測定する場合には(ステップS8のY)、次の分割画像の境界に対向する位置に光点位置検出部6を移動させる(ステップS9)。例えば、光点位置検出部6は、図5に示すような検出範囲Bを映し出す。そして、前述と同様に、走査範囲Cの●の光点位置と走査範囲Bの■の光点位置を検出し、光点位置の位置ずれ量を算出する(ステップS3〜ステップS8)。他の分割画像の境界を測定しない場合には(ステップS8のN)、処理を終了させる。
このようにして光ビームの位置ずれ量を求めた後に、その位置ずれ量に基づいて分割画像の位置補正を行う(補正手段)。なお、図8に示すように、画像形成装置1には、前述したようなビーム位置検出手段50と、位置ずれ量に基づいて分割画像の補正を行う画像補正手段51とが搭載されている。画像形成装置1は、求めた位置ずれ量の情報に基づいて位置補正を行ってから画像記録を行う。すなわち、複数の記録部4は、位置ずれ量に基づいて光ビームを位置補正して出射させることになる。これにより、温度変化、振動や経時劣化等による光ビームの光点位置の変化による画像劣化に対応することができる。なお、画像補正手段は、位置ずれ量に基づいて分割画像の補正を行う手段であれば、どのような手段でも良い。
以上説明したように、本実施の形態では、隣接する記録部4のそれぞれの光ビームの光点位置がそれぞれの走査範囲A,B,Cの境界で検出されるため、光ビームの位置ずれを低コストで精度良く検出することができる。特に、隣接する記録部4の光ビームの光点位置を検出する際に光点位置検出部6を移動させないため、光点位置検出部6の移動に伴う位置再現性の精度を高める必要性は少なく済み、光ビームの位置ずれを低コストで精度良く検出することができる。
また、光ビームが光反射部5で確実に反射するため、光ビームの光点位置を精度良く検出することができる。さらに、記録媒体2がドラム3に保持された状態でも、光ビームが光反射部5で確実に反射するため、光ビームの光点位置を精度良く検出することができる。また、光点位置検出部6の投影縮尺の誤差を目盛30から補正することが可能となり、容易に正確な光点位置を求めることができる。さらに、光点位置検出部6が移動することによって、一つの光点位置検出部6で複数の記録部4の光ビームの光点位置を各走査範囲A,B,Cの境界で検出することができる。
なお、ここでは、最初の画像走査位置で測定した後、最後の画像走査位置の測定を行っているが、この順番は逆でも良い。また、繰返し測定毎に順番を変えても良い。このようにすると前回の測定での副走査位置を引き継ぐことができ、記録部4の副走査方向への移動距離を短くできる。これにより、測定時間が短縮される。
ここで、本実施の形態の変形例1として、図9に示すように、光点位置検出部6は複数設けられても良い。光点位置検出部6を複数設けた場合には、それぞれが境界を分担して測定することで、図7のループ回数(ステップS3〜ステップS8)を減らし、検出時間を短くすることができる。なお、光点位置検出部6の数で副走査方向を等分することによって、担当境界が設定される。記録部4が等間隔に配置される場合には、境界も略等間隔になるので、複数の光点位置検出部6は副走査方向へ同時に同じように動かすことで、それぞれの境界位置へ移動することができる。境界1箇所に一つの光点位置検出部6を設ければ、図7でのループを行うことなく1回で測定が完了する。なお、光点位置検出部6は、原画像の分割数、すなわち分割画像の数に対応させて設けられている。このように複数の光点位置検出部6を設けることで、複数の記録部4の光ビームの光点位置を各走査範囲A,B,Cの境界で同時に検出することが可能になり、光ビームの位置ずれを検出する検出時間を短くすることができる。
また、本実施の形態の変形例2として、光ビームの位置ずれ情報を管理する外部装置に位置ずれ情報を送信するようにしても良い(送信手段)。これは、通信インタフェース27に外部装置を接続してその外部装置に位置ずれ情報を出力することにより実現される。これにより、光ビームの位置ずれ状態を知ることができ、装置の品質の管理や維持を容易にすることができる。すなわち、位置ずれ情報は、外部装置に電話回線や情報ネットワークを介して送信されることで、遠隔地において記録部4の品質管理や画像品質を保つための補正情報として利用される。電話回線や情報ネットワークを介して位置ずれ情報を送信することで、遠隔地において記録部4の品質管理や画像品質を保つための補正情報として利用することができる。
さらに、本実施の形態の変形例3として、図10に示すように、画像補正手段51を有する外部装置53に位置ずれ情報を送信し、その位置ずれ情報に基づいて外部装置53により位置補正が行われた分割画像の情報を受信するようにしても良い(送信手段、受信手段)。画像形成装置1には、外部装置53が通信インタフェース27を介して接続されている。外部装置53は、位置ずれ量に基づいて分割画像の補正を行う画像補正手段51を有している。この外部装置53は、画像形成装置1が送信した位置ずれ情報を受信し、その位置ずれ情報に基づいて分割画像の位置を補正し、補正した分割画像の情報を画像形成装置1に送信する。画像形成装置1は、その分割画像の情報を受信し、受信した分割画像の情報に基づいて複数の記録部4により記録媒体2上に画像を形成する。なお、外部装置53は、例えばRIP(ラスターイメージプロセッサ)であり、光ビームの位置ずれ量に対応するラスタデータを生成することで、品質の高い画像記録を実現することができる。このようにして分割画像の位置ずれがない原画像を記録することが可能になるため、長期間安定した品質の画像記録を行うことができる。
本発明の実施の一形態の画像形成装置を示す側面図である。 画像形成装置を示す斜視図である。 画像形成装置が備える各部の電気的接続を示すブロック図である。 記録媒体の記録面での光ビームの理想的な光点位置を示す模式図である。 記録媒体の記録面での光ビームの実際の光点位置を示す模式図である。 光反射部を示す平面図である。 光ビームの位置ずれ補正の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の一形態の画像形成装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の変形例1の画像形成装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態の変形例3の画像形成装置を示すブロック図である。 従来の画像形成装置を示す斜視図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 記録媒体
3 記録媒体保持部(ドラム)
4 記録部
5 光反射部
6 光点位置検出部
11,12 第2移動部(ガイド部材、モータ)
13,14 第1移動部(ガイド部材、モータ)
26 記憶部(不揮発性メモリ)
30 目盛
A,B,C 記録範囲(走査範囲)

Claims (10)

  1. 記録媒体を保持して所定方向に移動させる回転ドラムと、
    移動する前記記録媒体に対して光ビームをそれぞれ照射し、前記記録媒体の移動方向に対して略直交する副走査方向に並び原画像を構成する複数の分割画像を前記記録媒体上にそれぞれ記録する複数の記録部と、
    隣接する前記記録部のそれぞれの記録範囲の境界でそれぞれの前記光ビームの光点位置を検出する光点位置検出部と、
    前記光点位置検出部により検出された前記光ビームの光点位置を記憶するための記憶部と、
    前記記憶部に記憶されたそれぞれの前記光ビームの光点位置から位置ずれ量を求める手段と、を備え、
    複数の前記記録部のうちある1つの記録部は、前記副走査方向に並んだ複数の前記分割画像のうちの1つに対応しており、前記回転ドラムが1回転する毎に複数の前記記録部がそれぞれ前記副走査方向へ1走査分移動して、前記分割画像の幅分だけ移動することで各分割画像が記録されるとともに、
    前記位置ずれ量を求める手段は、隣接する前記記録部のそれぞれの記録範囲の境界において、複数の前記記録部のうちある1つの記録部が記録する分割画像の最初の光点位置と、該ある1つの記録部に隣接する記録部が記録する分割画像の最後の光点位置と、を比較することにより、位置ずれ量を算出することを特徴とする画像形成装置。
  2. さらに、前記光点位置検出部を前記記録媒体の移動方向に対して略直交する方向に移動自在に支持して、該光点位置検出部を前記記録媒体の移動方向に対して略直交する方向に移動させる第1移動部と、
    複数の前記記録部を前記記録媒体の移動方向に対して略直交する方向に移動自在に支持し、該記録部を前記記録媒体の移動方向に対して略直交する方向に移動させる第2移動部と、を備え、
    前記第1移動部を駆動制御して、前記光点位置検出部を、隣接する前記記録部のそれぞれの記録範囲の境界でそれぞれの光ビームの光点位置を検出する検出位置に移動させた後、前記第2移動部を駆動制御して、複数の前記記録部を、前記分割画像を記録する最初の位置に移動させて、前記光ビームの光点位置を前記光点位置検出部に検出させて前記記憶部に記憶するとともに、前記第2移動部を駆動制御して、複数の前記記録部を、前記分割画像を記録する最後の位置に移動させて、前記光ビームの光点位置を前記光点位置検出部に検出させて前記記憶部に記憶することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記回転ドラムに設けられ前記光ビームを反射させるための光反射部を備え、
    前記光点位置検出部は、前記光反射部により反射した前記光ビームの光点位置を検出する、請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記光反射部は、前記記録媒体が保持されない部分に設けられている、請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記光反射部は、前記光点位置検出部により検出可能な目盛を有している、請求項3又は4記載の画像形成装置。
  6. 前記光反射部は、前記光ビームに反応する蛍光材料で形成された蛍光層を有している、請求項3、4又は5記載の画像形成装置。
  7. 前記位置ずれ量に基づいて前記分割画像の位置補正を行う補正手段を備える、請求項1ないし6のいずれか一記載の画像形成装置。
  8. 前記位置ずれ量の情報を送信する送信手段を備える、請求項1ないし7のいずれか一記載の画像形成装置。
  9. 送信した前記位置ずれ量の情報に基づいて位置補正が行われた前記分割画像の情報を受信する受信手段を備え、
    複数の前記記録部は、受信した前記分割画像の情報に基づいて前記記録媒体上に前記分割画像をそれぞれ記録する、請求項8記載の画像形成装置。
  10. 記録媒体を保持して所定方向に移動させる回転ドラムと、
    移動する前記記録媒体に対して光ビームをそれぞれ照射し、前記記録媒体の移動方向に対して略直交する副走査方向に並び原画像を構成する複数の分割画像を前記記録媒体上にそれぞれ記録する複数の記録部と、
    隣接する前記記録部のそれぞれの記録範囲の境界でそれぞれの前記光ビームの光点位置を検出する光点位置検出部と、
    前記光点位置検出部により検出された前記光ビームの光点位置を記憶するための記憶部と、
    前記光点位置検出部を前記記録媒体の移動方向に対して略直交する方向に移動自在に支持して、該光点位置検出部を前記記録媒体の移動方向に対して略直交する方向に移動させる第1移動部と、
    複数の前記記録部を前記記録媒体の移動方向に対して略直交する方向に移動自在に支持し、該記録部を前記記録媒体の移動方向に対して略直交する方向に移動させる第2移動部と、を備え
    複数の前記記録部のうちある1つの記録部は、前記副走査方向に並んだ複数の前記分割画像のうちの1つに対応しており、前記回転ドラムが1回転する毎に複数の前記記録部がそれぞれ前記副走査方向へ1走査分移動して、前記分割画像の幅分だけ移動することで各分割画像が記録される画像形成装置における、光ビームの位置ずれ量算出方法であって、
    前記第1移動部を駆動制御して、前記光点位置検出部を、隣接する前記記録部のそれぞれの記録範囲の境界でそれぞれの光ビームの光点位置を検出する検出位置に移動させる第1ステップと、
    前記第2移動部を駆動制御して、複数の前記記録部を、前記分割画像を記録する最初の位置に移動させる第2ステップと、
    前記光ビームの光点位置を前記光点位置検出部に検出させて前記記憶部に記憶する第3ステップと、
    前記第2移動部を駆動制御して、複数の前記記録部を、前記分割画像を記録する最後の位置に移動させる第4ステップと、
    前記光ビームの光点位置を前記光点位置検出部に検出させて前記記憶部に記憶する第5ステップと、
    前記第3ステップで前記記憶部に記憶した前記光ビームの光点位置と、前記第5ステップで前記記憶部に記憶した前記光ビームの光点位置と、を比較することにより、位置ずれ量を算出する第6ステップと、を有することを特徴とする光ビームの位置ずれ量算出方法。
JP2004124290A 2004-04-20 2004-04-20 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4458910B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004124290A JP4458910B2 (ja) 2004-04-20 2004-04-20 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004124290A JP4458910B2 (ja) 2004-04-20 2004-04-20 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005305760A JP2005305760A (ja) 2005-11-04
JP4458910B2 true JP4458910B2 (ja) 2010-04-28

Family

ID=35435069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004124290A Expired - Fee Related JP4458910B2 (ja) 2004-04-20 2004-04-20 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4458910B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8259354B2 (en) * 2009-05-07 2012-09-04 Eastman Kodak Company Calibration of a recording apparatus
JP6361273B2 (ja) * 2014-05-13 2018-07-25 株式会社ニコン 基板処理装置及びデバイス製造方法
JP6343255B2 (ja) * 2015-05-26 2018-06-13 ローランドディー.ジー.株式会社 箔押し装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005305760A (ja) 2005-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100846379B1 (ko) 화상 형성 장치 및 방법
JP2000089148A (ja) 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置
US7484827B2 (en) Image forming method and apparatus, and a recording medium storing a program for performing an image forming method
JP2012083559A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置制御方法
JP4458910B2 (ja) 画像形成装置
JP3769895B2 (ja) 画像形成装置
JP4370110B2 (ja) 画像形成装置
JP4202864B2 (ja) 画像形成装置、画像処理装置及び光ビーム位置検出方法
JP2676167B2 (ja) 画像走査装置
US8400488B2 (en) Optical scanning apparatus and control method therefor
JP6547609B2 (ja) デバイス形成装置およびパターン形成装置
JP2005202217A (ja) 画像記録装置及び画像記録方法
KR100243157B1 (ko) 광주사유니트모듈
JP2012137658A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置制御方法
JPH09185196A (ja) 画像記録装置
JP5112600B2 (ja) 版の表面上の投影点間の距離を求める方法
US7348548B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP4083935B2 (ja) 画像形成装置
US5302972A (en) Method of setting density for image recording apparatus
JPH1134388A (ja) 画像形成装置
JPH04148948A (ja) 電子写真プリンタ
JP2005291855A (ja) 光ビーム特性評価装置
JP2000238356A (ja) シート材搬送方法及び装置
JP2005313361A (ja) 医用画像記録装置及び医用画像記録方法
JP2008195020A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041014

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060821

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070222

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070423

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070921

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20080523

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090317

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090508

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090811

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4458910

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140219

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees