JP2005202217A - 画像記録装置及び画像記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録媒体の記録画像の位置によらずに濃度再現性の良い画像が得られる画像記録装置及び画像記録方法を提供する。
【解決手段】 この画像記録方法は、規定の記録信号出力値に応じて記録媒体に濃度補正のための複数のパッチ部を形成する工程と、記録媒体を熱現像部で加熱し可視化する工程と、各パッチ部の各濃度情報を濃度計により読み取ることで複数の濃度情報を得る工程と、熱現像部の長手方向によって定まる記録媒体の幅手方向の異なる箇所で得た複数の濃度情報から記録媒体の幅手方向位置の補正情報を算出し記憶する工程と、補正情報に基づいて補正した記録信号により幅手方向位置において所望の記録濃度で画像を形成する工程と、を含む。
【選択図】 図5

Description

本発明は、銀塩フィルム等の感光材料に階調画像を記録する画像記録装置及び画像記録方法に関するものである。
医療分野における診断等の目的で例えば1000乃至4000階調といった極めて高階調の画像を形成するため画像データに基づいて熱現像フィルムにレーザ光を走査光学系から照射して潜像を形成した後、熱現像フィルムを加熱した熱現像ドラムの外周面に供給し加熱して熱現像することで潜像を可視画像に形成する熱現像装置が公知である(例えば、下記特許文献1,2参照)。
かかる熱現像装置においては、熱現像ドラムの温度分布不均一性や走査光学系の照射光量不均一性(シェーディング)によって記録画像の幅手方向に濃度分布が生じることがある。このような濃度分布を補正するために、下記特許文献1では、(1)予め熱現像ドラムの温度分布を求めておき、これに相当する(濃度分布が均一になるような)補正係数を乗じてフィルムへの照射光量を決めたり、(2)テストパターンを形成し、そのテストパターンの幅手方向で複数の箇所の濃度値を測定し、その濃度情報から、均一の濃度分布を得るための補正値を算出し、補正値を乗じてレーザ光の照射光量を決めている。
また、下記特許文献2では、記録材料に一様濃度の露光を行い、現像後の濃度を複数のセンサで読取り、この読取り結果により全画素の補正データを算出している。
下記特許文献1の(1)では、ドラムの温度分布と記録画像の濃度分布は必ずしも一致するわけではなく(光量分布など他の要因もあるため)、補正の結果濃度均一になるとは限らない。また、同じく(2)では、出力されたテストパターンに対して、人手を介して補正情報を入力することが必要であるため手間がかかる。また、テストパターンを出力した濃度近傍では、高い補正精度が得られるが、異なる濃度領域では補正精度が悪化し易い。
また、下記特許文献2では、濃度計の光源が一つであるため、光源の光量ムラが補正に影響する。また、走査光学系における照射光量のシェーディングに起因する濃度分布は補正できるが、熱現像温度分布や熱現像ドラムとフィルムとの密着性等に起因する濃度分布は正確に補正できない。
即ち、図10(a)のように画像中央で照射エネルギと濃度の関係が曲線aのようになり、画像端部で曲線bのようになるために、走査光学系の照射光量分布に起因して濃度分布が生じるが、この場合は、濃度情報を1点取得し、その濃度情報に基づいて例えば画像端部の曲線bが画像中央の曲線aに平行移動するようにして照射エネルギを補正することで、走査光学系の照射光量分布に起因する濃度分布を補正できる。
一方、図10(b)のように、熱現像温度分布や熱現像ドラムとフィルムとの密着性等に起因する濃度分布は、画像中央で照射エネルギと濃度の関係が曲線cのようになり、画像端部で曲線dのようになるなどの変化を生じるため、上述のように単に平行移動するようにして照射エネルギを補正するだけでは濃度分布補正を正確に行うことができない。
特開2000−292897公報 特開平11−38517号公報
本発明は、上述のような従来技術の問題に鑑み、記録媒体の記録画像の位置によらずに濃度再現性の良い画像が得られる画像記録装置及び画像記録方法を提供することを目的とする。また、かかる濃度補正を人手を介することなく自動的に実行できるようにした画像記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による第1の画像記録装置は、記録信号に基づいて記録媒体に画像を形成する画像記録部と、規定の記録信号出力値に応じて記録媒体に濃度補正のための複数のパッチ部を前記画像記録部で形成するためのパッチ形成部と、前記記録媒体を加熱し可視化する熱現像部と、前記各パッチ部の各濃度情報を濃度計により読み取ることで記録信号と記録濃度とを予め関連付け、所望の記録濃度に応じて記録信号を出力する濃度測定部と、を備える画像記録装置であって、前記熱現像部の長手方向によって定まる記録媒体の幅手方向の異なる箇所で前記各パッチ部から前記濃度測定部で複数の濃度情報を獲得し、それら複数の濃度情報から前記記録媒体の幅手方向位置の補正情報を算出し、前記補正情報に基づいて補正した記録信号により前記幅手方向位置において所望の記録濃度で画像を形成することを特徴とする。
この画像記録装置によれば、幅手方向で異なる階調特性を有する場合に各階調特性に応じて階調補正を行うことができるので、全濃度領域に渡って幅手方向に均一な濃度を得ることができ、濃度再現性に優れた画像を記録できる。
上記画像記録装置において前記複数のパッチ部に対応した複数の濃度情報獲得位置に複数の前記濃度計をそれぞれ配置することが好ましい。または、前記複数の濃度情報を獲得するに際し、前記濃度計が前記幅手方向に移動し、複数の個所の濃度情報を読み取るように構成するようにしてもよい。濃度計が自動的に濃度を読み取るように構成できるので、人手を介することなく自動的に濃度分布を補正できる。
また、前記濃度計が前記幅手方向に移動して複数の個所の濃度情報を読み取る際に、前記記録媒体の前記長手方向への搬送を停止することが好ましい。これにより、濃度計が移動しながら複数の個所の濃度情報を確実かつ正確に読み取ることができる。この場合、記録媒体の後端が熱現像部から抜け出た後に記録媒体の搬送を停止することが好ましい。
また、前記複数のパッチ部は、前記記録媒体に前記幅手方向に同一の濃度になるように複数形成されるとともに、前記長手方向に異なる濃度となるように複数形成されることが好ましい。
本発明による第2の画像記録装置は、記録信号に基づいて記録媒体に画像を形成する画像記録部と、規定の記録信号出力値に応じて記録媒体に濃度補正のための複数のパッチ部を前記画像記録部で形成するためのパッチ形成部と、前記記録媒体を加熱し可視化する熱現像部と、前記各パッチ部の各濃度情報を濃度計により読み取ることで記録信号と記録濃度とを予め関連付け、所望の記録濃度に応じて記録信号を出力する濃度測定部と、を備える画像記録装置であって、前記熱現像部の長手方向によって定まる記録媒体の長手方向に前記複数のパッチ部を形成し、前記複数のパッチ部が濃淡の順序を混在させた異なる濃度に形成されることを特徴とする。
この画像記録装置によれば、複数のパッチ部を長手方向に各濃度を単調増加・単調減少ではなく、濃淡を混在させて形成し、かかる複数のパッチ部から得た濃度情報に基づいて搬送方向の各位置における階調補正データを算出し、搬送方向における各位置で階調補正を行うことで、長手方向における濃度均一性を得ることができ、濃度再現性に優れた画像を記録できる。
この場合、前記熱現像部の長手方向によって定まる前記記録媒体の幅手方向に同一の濃度になるように前記複数のパッチ部を形成し、前記幅手方向の異なる箇所で前記各パッチ部から前記濃度測定部により複数の濃度情報を獲得し、それら複数の濃度情報から前記記録媒体の幅手方向位置の補正情報を算出し、前記長手方向の異なる箇所で前記各パッチ部から前記濃度測定部により複数の濃度情報を獲得し、それら複数の濃度情報から前記記録媒体の長手方向位置の補正情報を算出し、前記各補正情報に基づいて補正した前記記録信号により前記幅手方向位置及び前記長手方向位置において所望の記録濃度で画像を形成することで、幅手方向及び長手方向において濃度均一性を得ることができる。
また、前記複数のパッチ部に対応した前記幅手方向における複数の濃度情報獲得位置に複数の前記濃度計をそれぞれ配置することが好ましい。また、前記複数の濃度情報を獲得するに際し、前記濃度計が前記幅手方向に移動し、複数の個所の濃度情報を読み取るように構成してもよい。濃度計が自動的に濃度を読み取るように構成できるので、人手を介することなく自動的に濃度分布を補正できる。
また、前記濃度計が前記幅手方向に移動して複数の個所の濃度情報を読み取る際に、前記記録媒体の前記長手方向への搬送を停止することが好ましい。これにより、濃度計が移動しながら複数の個所の濃度情報を確実かつ正確に読み取ることができる。この場合、記録媒体の後端が熱現像部から抜け出た後に記録媒体の搬送を停止することが好ましい。
本発明による第3の画像記録装置は、記録信号に基づいて記録媒体に画像を形成する画像記録部と、規定の記録信号出力値に応じて記録媒体に濃度補正のための複数の濃度の異なるパッチ部を前記画像記録部で形成するためのパッチ形成部と、前記記録媒体を加熱し可視化する熱現像部と、前記各パッチ部の各濃度情報を濃度計により読み取ることで記録信号と記録濃度とを予め関連付け、所望の記録濃度に応じて記録信号を出力する濃度測定部と、を備える画像記録装置であって、前記熱現像部の長手方向によって定まる記録媒体の幅手方向の異なる位置に前記複数のパッチ部を各濃度が異なるように形成し、前記各パッチ部から前記濃度測定部により複数の濃度情報を獲得し、それら複数の濃度情報から前記記録媒体の幅手方向位置の補正情報を算出し、前記補正情報に基づいて補正した前記記録信号により前記幅手方向位置において所望の記録濃度で画像を形成することを特徴とする。
この画像記録装置によれば、幅手方向で異なる階調特性を有する場合に各階調特性に応じて階調補正を行うことができるので、全濃度領域に渡って幅手方向に均一な濃度を得ることができ、濃度再現性に優れた画像を記録できる。また、複数のパッチ部を記録媒体に部分的に形成できるので、実際の画像と合わせて形成可能である。
この場合、前記幅手方向に形成された複数のパッチ部の前記長手方向に近接した位置に前記幅手方向に所定幅で延びた一様な濃度部を形成することで、この濃度部から得た濃度補正データに基づいてシェーデング濃度補正が可能になる。
また、前記幅手方向に形成された複数のパッチ部を複数の前記濃度計で読み取ることが好ましく、また、前記幅手方向に形成された複数のパッチ部を一つの前記濃度計が前記幅手方向に移動して読み取るように構成してもよい。濃度計が自動的に濃度を読み取るように構成できるので、人手を介することなく自動的に濃度分布を補正できる。
また、前記濃度計が前記幅手方向に移動して複数の個所の濃度情報を読み取る際に、前記記録媒体の前記長手方向への搬送を停止することが好ましい。これにより、濃度計が移動しながら複数の個所の濃度情報を確実かつ正確に読み取ることができる。この場合、記録媒体の後端が熱現像部から抜け出た後に記録媒体の搬送を停止することが好ましい。
本発明による第1の画像記録方法は、規定の記録信号出力値に応じて記録媒体に濃度補正のための複数のパッチ部を形成する工程と、前記記録媒体を熱現像部で加熱し可視化する工程と、前記各パッチ部の各濃度情報を濃度計により読み取ることで複数の濃度情報を得る工程と、前記熱現像部の長手方向によって定まる記録媒体の幅手方向の異なる箇所で得た前記複数の濃度情報から前記記録媒体の幅手方向位置の補正情報を算出し記憶する工程と、前記補正情報に基づいて補正した記録信号により前記幅手方向位置において所望の記録濃度で画像を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
この画像記録方法によれば、幅手方向で異なる階調特性を有する場合に各階調特性に応じて階調補正を行うことができるので、全濃度領域に渡って幅手方向に均一な濃度を得ることができ、濃度再現性に優れた画像を記録できる。
本発明による第2の画像記録方法は、規定の記録信号出力値に応じて記録媒体に濃度補正のための複数のパッチ部を形成する工程と、前記記録媒体を熱現像部で加熱し可視化する工程と、前記各パッチ部の各濃度情報を濃度計により読み取ることで複数の濃度情報を得る工程と、前記熱現像部の長手方向によって定まる記録媒体の幅手方向の異なる箇所及び前記長手長手方向の異なる箇所で得た前記複数の濃度情報から前記記録媒体の幅手方向位置及び長手方向位置の各補正情報を算出し記憶する工程と、前記各補正情報に基づいて補正した記録信号により前記幅手方向位置及び長手方向位置において所望の記録濃度で画像を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
この画像記録方法によれば、幅手方向及び長手方向で異なる階調特性を有する場合に各階調特性に応じて階調補正を行うことができるので、全濃度領域に渡って幅手方向及び長手方向に均一な濃度を得ることができ、濃度再現性に優れた画像を記録できる。
本発明による第3の画像記録方法は、規定の記録信号出力値に応じて記録媒体に濃度補正のための複数のパッチ部及び一様濃度部を形成する工程と、前記記録媒体を熱現像部で加熱し可視化する工程と、前記各パッチ部の各濃度情報を濃度計により読み取ることで複数の濃度情報を得る工程と、前記熱現像部の長手方向によって定まる記録媒体の幅手方向の異なる位置に各濃度が異なるように形成された複数のパッチ部で得た前記複数の濃度情報から前記記録媒体の幅手方向位置の各補正情報を算出し記憶する工程と、前記複数のパッチ部の前記長手方向に近接した位置に前記幅手方向に所定幅で延びた一様な濃度部で得た前記複数の濃度情報から前記記録媒体の幅手方向位置の各補正情報を算出し記憶する工程と、前記各補正情報に基づいて補正した記録信号により前記幅手方向位置において所望の記録濃度で画像を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
この画像記録方法によれば、幅手方向で異なる階調特性を有する場合に各階調特性に応じて階調補正を行うことができるとともに一様濃度部から得た濃度補正データに基づいてシェーデング濃度補正が可能になるので、全濃度領域に渡って幅手方向に均一な濃度を得ることができ、濃度再現性に優れた画像を記録できる。
て、記録時の照射光量を制御することで、均一な濃度が得られる。
上記各画像記録方法において前記複数のパッチ部を一つの前記濃度計が前記幅手方向に移動して複数の個所の濃度情報を読み取る際に、前記記録媒体の前記長手方向への搬送を停止することが好ましい。これにより、濃度計が移動しながら複数の個所の濃度情報を確実かつ正確に読み取ることができる。この場合、記録媒体の後端が熱現像部から抜け出た後に記録媒体の搬送を停止することが好ましい。
本発明の画像記録装置及び画像記録方法によれば、記録媒体の記録画像の位置によらずに濃度再現性の良い画像を得ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。図1は本実施の形態による画像記録装置の要部を示す正面図である。図2は図1の画像記録装置の画像記録部を概略的に示す図である。
図1に示すように画像記録装置100は、シート状の銀塩感光材料である熱現像感光フィルム(以下、「フィルム」と表す場合もある。)を所定枚数でパッケージした包装体を装填する第1及び第2の装填部11,12と、フィルムを1枚づつ露光・現像のために搬送する搬送部5とを有する供給部110と、供給部110から給送されたフィルムを露光し潜像を形成する画像記録部120と、潜像が形成されたフィルムを熱現像する熱現像部130と、現像されたフィルムの濃度を測定し濃度情報を得る濃度計200と、搬送ローラ144等を含む冷却搬送部150と、を備える。
供給部110の第1及び第2の装填部11,12には、サイズの異なるフィルムをそれぞれ装填することができ、第1の装填部11または第2の装填部12からフィルムが1枚づつ搬送部5、搬送ローラ対139,141により図1の矢印方向(1)に搬送されるようになっている。第1及び第2の装填部11,12のフィルム搬送の切り替えは各搬送部5を制御することで行うことができる。
そして、フィルムは矢印方向(2)に搬送され画像記録部120で潜像が形成され、次に、搬送ローラ対142,143により矢印方向(3)へ搬送され熱現像部130で潜像が可視像化され、更に矢印方向(4)へ搬送され冷却搬送部150で冷却されてから集積部160へと排出される。このようにして、フィルムFは図1のように集積部160に集積されるようになっている。なお、搬送ローラ対139,141,142,143等はモータにより回転駆動される。
次に、画像記録部について図2を参照して説明する。図2のように、画像記録部120は、画像記録信号に基づき強度変調されたレーザ光Lを、回転多面鏡(ポリゴンミラー)113によって偏向して、フィルムF上を主走査すると共に、フィルムFをレーザ光Lに対して主走査の方向と略直角な方向に相対移動させることにより副走査し、レーザ光Lを用いてフィルムFに潜像を形成する。
図2の画像記録部120では、外部から送られてきた画像記録信号がドライバ124にてレーザ駆動信号に変換され、レーザ光源部110aを発光させ光量変調し、レーザ光源部110aから変調されたレーザ光Lが照射される。レーザ光Lは、レンズ112を通過し、シリンドリカルレンズ115により上下方向にのみ収束されてビーム径を変換されながら、図中矢印A方向に回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)113に対し、その駆動軸に垂直な線像として入射する。回転多面鏡113は、レーザ光Lを主走査方向に反射し偏向走査し、偏向走査されたレーザ光Lは、2枚のレンズを組み合わせてなるシリンドリカルレンズを含むfθレンズ114を通過した後、光路上に主走査方向に延在して設けられたミラー116で反射されて、副走査のための搬送ローラ対142により、矢印Y方向に搬送され副走査されているフィルムFの被走査面117に微小なスポットを形成しつつ、被走査面117を矢印X方向に繰り返し主走査する。すなわち、レーザ光Lを、フィルムF上の被走査面117の全面にわたって走査する。
レーザ光は、X方向への主走査を始めるとき、図2のように、一端側に配置された水平検出センサ125で検出され、その検出タイミングを基準にして所定位置から走査露光を開始する。
以上のようにして、露光時に、画像記録部120よりレーザ光Lが熱現像感光材料であるフィルムFに対して照射されると、レーザ光Lが照射された領域に、ハロゲン化銀粒子が感光し潜像が形成されることで、フィルムF上には画像記録信号に見合った光量の潜像が2次元的に形成される。
熱現像部130は、フィルムFを外周にほぼ密着して保持しつつ加熱可能な加熱部材としての加熱ドラム14を有している。加熱ドラム14は、フィルムFを所定の最低熱現像温度以上に、所定の熱現像時間維持することによって、フィルムFに、上述のようにして形成された潜像を可視画像として形成する機能を有する。ここで、最低熱現像温度とは、フィルムFに形成された潜像が熱現像され始める最低温度のことであり、例えば95℃以上である。一方、熱現像時間とは、フィルムFの潜像を所望の現像特性に現像するために、最低熱現像温度以上に維持するべき時間をいう。なお、フィルムFは、感光性ハロゲン化銀粒子と、有機銀塩と、銀イオン還元剤とを含有し、40℃以下の温度では実質的に熱現像されず、例えば95℃以上の温度で熱現像される。
図1に示すように、加熱ドラム14の外方には、案内部材かつ押圧部材として加熱ドラム14に比べて小径の回転自在の対向ローラ16が複数本設けられており、加熱ドラム14に対して平行に対向するように配置されている。フィルムFは、加熱ドラム14の外周と対向ローラ16との間に進入したときに、所定の力で加熱ドラム14の外周面に対して押圧され、それによりフィルムFを全面的に均一に加熱するようになっている。
図1の濃度計200は、後述の図4のように、加熱ドラム14の回転方向と直交するフィルムの幅手方向(図1の紙面垂直方向)に複数配置されており、各濃度計200L、200C、200R(図4)はそれぞれ、フィルムに濃度補正のために形成されたパッチ部に光を照射する発光部200aと、フィルムのパッチ部を透過した光が入射する受光部200bと、を有し、照射光量と受光光量との比から測定部分のフィルム濃度情報を得るようになっている。各濃度計200L、200C、200R(図4)は現像後のフィルムが搬送されてくると、自動的に各パッチ部の濃度を測定し読み取る。
次に、図1、図2の画像記録装置100の画像記録部の制御について図3、図4を参照して説明する。図3は、図1、図2の画像記録装置100の制御系のブロック図である。図4は図1、図2の画像記録装置100で濃度補正のためのパッチ部を所定パターンで形成したテストフィルムを模式的に示す平面図である。
図3のように、画像記録装置100の制御系は、図4のフィルム搬送方向に対し左端部側に配置された濃度計200L、フィルム搬送方向の中央に配置された濃度計200C、及びフィルム搬送方向に対し右端部側に配置された濃度計200Rにおいてそれぞれ得た各濃度情報に基づいて記録信号と記録濃度とを関連付けた階調特性データをそれぞれ生成する階調特性データ生成部201,202,203を備える。
更に、画像記録装置100の制御系は、外部から入力した画像信号を各階調特性データ生成部201〜203からの階調特性データに基づいて各階調特性の逆変換として幅手方向の各位置における階調補正データを算出しメモリに記憶し、フィルムに画像を記録するために外部から画像信号が入力すると、上記各階調補正データに基づいて補正し画像記録信号を生成し画像記録部120に送る画像記録信号生成部121と、濃度補正のためのパッチ部をフィルムに所定のパターンで形成するために規定の出力値で記録信号を出力するパッチ形成部122と、を備える。
次に、図1乃至図4の画像記録装置100の動作について図5のフローチャートを参照して説明する。
図5を参照して、まず、濃度補正のためのパッチ部をテストフィルムに形成するために、フィルムを搬送して画像記録部120においてパッチ形成部122からの規定の出力値での記録信号により図4のようなパターンで複数のパッチ部の潜像を露光により形成する(S01)。次に、潜像が形成されたフィルムを搬送し、熱現像部130の加熱ドラム14に送り込んで加熱し熱現像する(S02)。
上記熱現像により可視化されたテストフィルムF1には、図4のように、フィルム搬送方向(長手方向)mに図の縦に並んで複数の異なる濃度にかつ幅手方向nに図の横に並んで同じ濃度になるように複数列のパッチ部PL、PC、PRが搬送方向mに対し左側端部、中央、右側端部にそれぞれ形成される。各パッチ部PL、PC、PRでは各パッチ部濃度が搬送方向mの先頭から順に低い濃度から高い濃度に段階的に変化している。
図4のパッチ部の形成されたテストフィルムF1は、搬送方向mに搬送ローラ対144により搬送されながら、図4の各幅手方向の異なる位置に配置された各濃度計200L、200C、200Rにより各パッチ部PL、PC、PRの各濃度をそれぞれ測定する(S03)。この濃度測定で得た各パッチ部PL、PC、PRの幅手方向nの各位置での濃度情報に基いて記録信号と記録濃度とを関連付けた幅手方向nの各位置における階調特性データを求める(S04)。次に、上記階調特性の逆変換として各々の幅手方向位置での階調補正データを算出しメモリに記憶する(S05)。
次に、フィルムに実際の画像を記録するために外部から画像信号が入力すると(S06)、フィルムが搬送され、画像信号は上記メモリから読み出された階調補正データに基づいて補正され(S07)、この補正された画像記録信号に基づいて画像記録部120でフィルムに対する照射光量が制御されながら露光が行われる(S08)。上記露光で画像信号に基づく潜像が形成されたフィルムは、搬送されて熱現像部130で熱現像され潜像が可視像化され(S09)、冷却搬送部150で冷却されながら搬送され集積部160へと排出される(S10)。
以上のように、本実施の形態の画像記録装置100によれば、図4のようにテストフィルムF1の幅手方向nの異なる位置に形成したパッチ部PL、PC、PRについて各濃度を幅手方向nの異なる箇所に対応してそれぞれ配置された内蔵の濃度計200L、200C、200Rで自動的に読み取り、読み取った濃度情報に応じて幅手方向の各位置での階調補正データを得ておき、実際の画像を記録する際に画像記録信号を幅手方向の各位置で階調補正データにより補正するので、幅手方向で異なる階調特性を有する場合にも、各々の階調特性に応じて階調濃度補正を行うことができるので、全濃度領域に渡って幅手方向に均一な濃度を得ることができる。このため、図10(b)のように加熱ドラム14における熱現像温度分布や加熱ドラム14とフィルムとの密着性等に起因する濃度分布が生じる場合であっても、適宜補正することが可能であり、全ての濃度領域で幅手方向に均一な濃度を高い補正精度で得ることができ、濃度再現性に優れた画像を記録できる。
次に、図6により図4の変形例を説明する。図6の例は、一つの濃度計200でテストフィルムF1の各パッチ部PL、PC、PRの各濃度を異なる位置で測定できるように幅手方向nに往復動可能に構成したものである。具体的には、幅手方向にレールを設け、ベルト、チェーンまたはボールねじ等に濃度計を連結し、モータで駆動する等により構成できる。この場合、濃度計200の幅手方向の測定位置を検出するために、図3のように、幅手位置検出部123を設け、幅手方向測定位置と測定したパッチ部とを関連付ける。図6の構成によれば、濃度計200が幅手方向nに移動して異なる複数の位置で濃度測定を行うことができ、濃度計が1台で済むので、コスト的に有利である。
なお、濃度計200が幅手方向nに移動して複数の位置で濃度を測定する際には、長手方向(搬送方向m)への搬送を停止しておくことが好ましい。これにより、濃度計200が幅手方向nに移動しながら複数の位置で濃度を確実かつ正確に測定できる。フィルム搬送を停止する場合は、熱現像処理が完了している必要があるため、フィルム後端が加熱ドラム14から抜け出た後に濃度測定を行うことが好ましい。
次に、図7により図4の別の変形例を説明する。図7では、フィルム長手方向(搬送方向m)の濃度均一性を得るようにしたものである。即ち、テストフィルムF1に、複数のパッチ部を搬送方向mに1列に形成し、各パッチ部の各濃度を単調増加・単調減少ではなく、濃淡を混在させたものである。図7の数字は、濃度の低いものから1とした濃度順位を示す。上述した図3,図4の幅手方向nのパッチ部で得た濃度情報の場合と同様にして、複数のパッチ部の濃度を測定し、かかる濃度情報に基づいて搬送方向mの各位置における階調補正データを算出し、搬送方向mにおける各位置で階調濃度補正を行うことで、フィルム長手方向(搬送方向m)の濃度均一性を得ることができる。
この場合、更に図8のように、図7の複数のパッチ部の列を幅手方向nに複数列設けることで、幅手方向n及びフィルム長手方向(搬送方向m)において正しい階調補正を行うことができ、幅手方向nの濃度均一性及び搬送方向mの濃度均一性を得ることができる。なお、この場合、図6と同様に濃度計200を幅手方向nに移動可能に構成できるが、図4のように各列に応じて複数の濃度計を配置してもよい。
次に、図9により更に別の変形例について説明する。図9の例は、フィルムF2の搬送方向m(フィルム長手方向)の先端側に、幅手方向nの異なる位置に複数のパッチ部P1を各濃度が異なるように幅手方向nに沿って形成し、複数のパッチ部P1に近接した位置に幅手方向nに所定幅で延びた一様な濃度(1乃至2程度)の濃度部P2を形成し、更に濃度部P2の搬送方向mの反対側の主要部分に診断画像Fmを形成したものである。
熱現像の終了後、フィルムF2のパッチ部P1が内蔵の濃度計200の位置に到達すると、濃度計200を幅手方向nに移動させながら、複数のパッチ部P1の各濃度を読み取り、更にフィルムF2を少しだけ搬送して濃度部P2の幅手方向nの異なる位置で濃度を読み取る。このようにして読み取った濃度情報に基いて、階調補正データと幅手方向nの濃度補正データを算出する。
上記階調補正データとシェーディング補正データに基いて画像信号を補正することで、階調補正とシェーディング補正を同時に行うことができ、幅手方向nで濃度分布のない、濃度再現性に優れた画像を得ることができる。なお、図9では、フィルムの一部にしかテストパターン(P1,P2)を形成する必要がないので、階調補正・シェーディング補正のためだけに出力しなくてよい。また、通常の画像記録の出力の度に、次の画像記録のために階調補正やシェーディング補正を行うことも可能である。図9のテストパターンは、図6のように、搬送方向mに濃淡を混在させたもの、あるいは各段の間に一様濃度部を混在させたものも適用可能である。
以上のように本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、図4のテストフィルムでは、各パッチ部の濃度段数を6段としたが、本発明は、これに限定されずに、他の複数段であってよく、例えば10段以上とすることでより滑らかな階調補正が可能となる。また、各パッチ部の縦方向に並ぶ各列の数を増やしてもよく、この場合、図4の濃度計をそれに応じて増やすか、または、図5の濃度計200の移動位置を増やす。
本実施の形態による画像記録装置の要部を示す正面図である。 図1の画像記録装置の画像記録部を概略的に示す図である。 図1、図2の画像記録装置100の制御系のブロック図である。 図1、図2の画像記録装置100で濃度補正のためのパッチ部を所定パターンで形成したテストフィルムを模式的に示す平面図である。 図1乃至図4の画像記録装置100の動作を説明するためのフローチャートである。 図4の変形例を示す平面図である。 図4の別の変形例を示す図である。 図4の更に別の変形例を示す図である。 図4の更に別の変形例を示す図である。 従来技術において走査光学系の照射光量分布に起因して濃度分布が生じる理由を説明するための照射エネルギと濃度の関係を示す図(a)及び熱現像温度分布や熱現像ドラムとフィルムとの密着性等に起因する濃度分布が生じる理由を説明するための照射エネルギと濃度の関係を示す図(b)である。
符号の説明
14 加熱ドラム
100 画像記録装置
110a レーザ光源部
120 画像記録部
121 画像記録信号生成部
122 パッチ形成部
130 熱現像部
139,141,142,143 搬送ローラ対
200 濃度計(濃度測定部)
200C、200L、200R 濃度計(濃度測定部)
201,202,203 階調特性データ生成部(濃度測定部)
F、F2 フィルム(記録媒体)
F1 テストフィルム(記録媒体)
P1 パッチ部
P2 濃度部
PL,PC,PR パッチ部
m 搬送方向(長手方向)
n 幅手方向

Claims (19)

  1. 記録信号に基づいて記録媒体に画像を形成する画像記録部と、規定の記録信号出力値に応じて記録媒体に濃度補正のための複数のパッチ部を前記画像記録部で形成するためのパッチ形成部と、前記記録媒体を加熱し可視化する熱現像部と、前記各パッチ部の各濃度情報を濃度計により読み取ることで記録信号と記録濃度とを予め関連付け、所望の記録濃度に応じて記録信号を出力する濃度測定部と、を備える画像記録装置であって、
    前記熱現像部の長手方向によって定まる記録媒体の幅手方向の異なる箇所で前記各パッチ部から前記濃度測定部で複数の濃度情報を獲得し、それら複数の濃度情報から前記記録媒体の幅手方向位置の補正情報を算出し、前記補正情報に基づいて補正した記録信号により前記幅手方向位置において所望の記録濃度で画像を形成することを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記複数のパッチ部に対応した複数の濃度情報獲得位置に複数の前記濃度計をそれぞれ配置したことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記複数の濃度情報を獲得するに際し、前記濃度計が前記幅手方向に移動し、複数の個所の濃度情報を読み取るように構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の画像記録装置。
  4. 前記濃度計が前記幅手方向に移動して複数の個所の濃度情報を読み取る際に、前記記録媒体の前記長手方向への搬送を停止することを特徴とする請求項3に記載の画像記録装置。
  5. 前記複数のパッチ部は、前記記録媒体に前記幅手方向に同一の濃度になるように複数形成されるとともに、前記長手方向に異なる濃度となるように複数形成されることを特徴とする請求項1,2,3または4に記載の画像記録装置。
  6. 記録信号に基づいて記録媒体に画像を形成する画像記録部と、規定の記録信号出力値に応じて記録媒体に濃度補正のための複数のパッチ部を前記画像記録部で形成するためのパッチ形成部と、前記記録媒体を加熱し可視化する熱現像部と、前記各パッチ部の各濃度情報を濃度計により読み取ることで記録信号と記録濃度とを予め関連付け、所望の記録濃度に応じて記録信号を出力する濃度測定部と、を備える画像記録装置であって、
    前記熱現像部の長手方向によって定まる記録媒体の長手方向に前記複数のパッチ部を形成し、前記複数のパッチ部が濃淡の順序を混在させた異なる濃度に形成されることを特徴とする画像記録装置。
  7. 前記熱現像部の長手方向によって定まる前記記録媒体の幅手方向に同一の濃度になるように前記複数のパッチ部を形成し、前記幅手方向の異なる箇所で前記各パッチ部から前記濃度測定部により複数の濃度情報を獲得し、それら複数の濃度情報から前記記録媒体の幅手方向位置の補正情報を算出し、
    前記長手方向の異なる箇所で前記各パッチ部から前記濃度測定部により複数の濃度情報を獲得し、それら複数の濃度情報から前記記録媒体の長手方向位置の補正情報を算出し、
    前記各補正情報に基づいて補正した前記記録信号により前記幅手方向位置及び前記長手方向位置において所望の記録濃度で画像を形成することを特徴とする請求項6に記載の画像記録装置。
  8. 前記複数のパッチ部に対応した前記幅手方向における複数の濃度情報獲得位置に複数の前記濃度計をそれぞれ配置したことを特徴とする請求項7に記載の画像記録装置。
  9. 前記複数の濃度情報を獲得するに際し、前記濃度計が前記幅手方向に移動し、複数の個所の濃度情報を読み取るように構成したことを特徴とする請求項7または8に記載の画像記録装置。
  10. 前記濃度計が前記幅手方向に移動して複数の個所の濃度情報を読み取る際に、前記記録媒体の前記長手方向への搬送を停止することを特徴とする請求項9に記載の画像記録装置。
  11. 記録信号に基づいて記録媒体に画像を形成する画像記録部と、規定の記録信号出力値に応じて記録媒体に濃度補正のための複数の濃度の異なるパッチ部を前記画像記録部で形成するためのパッチ形成部と、前記記録媒体を加熱し可視化する熱現像部と、前記各パッチ部の各濃度情報を濃度計により読み取ることで記録信号と記録濃度とを予め関連付け、所望の記録濃度に応じて記録信号を出力する濃度測定部と、を備える画像記録装置であって、
    前記熱現像部の長手方向によって定まる記録媒体の幅手方向の異なる位置に前記複数のパッチ部を各濃度が異なるように形成し、前記各パッチ部から前記濃度測定部により複数の濃度情報を獲得し、それら複数の濃度情報から前記記録媒体の幅手方向位置の補正情報を算出し、前記補正情報に基づいて補正した前記記録信号により前記幅手方向位置において所望の記録濃度で画像を形成することを特徴とする画像記録装置。
  12. 前記幅手方向に形成された複数のパッチ部の前記長手方向に近接した位置に前記幅手方向に所定幅で延びた一様な濃度部を形成することを特徴とする請求項11に記載の画像記録装置。
  13. 前記幅手方向に形成された複数のパッチ部を複数の前記濃度計で読み取ることを特徴とする請求項11または12に記載の画像記録装置。
  14. 前記幅手方向に形成された複数のパッチ部を一つの前記濃度計が前記幅手方向に移動して読み取ることを特徴とする請求項11または12に記載の画像記録装置。
  15. 前記濃度計が前記幅手方向に移動して複数の個所の濃度情報を読み取る際に、前記記録媒体の前記長手方向への搬送を停止することを特徴とする請求項14に記載の画像記録装置。
  16. 規定の記録信号出力値に応じて記録媒体に濃度補正のための複数のパッチ部を形成する工程と、
    前記記録媒体を熱現像部で加熱し可視化する工程と、
    前記各パッチ部の各濃度情報を濃度計により読み取ることで複数の濃度情報を得る工程と、
    前記熱現像部の長手方向によって定まる記録媒体の幅手方向の異なる箇所で得た前記複数の濃度情報から前記記録媒体の幅手方向位置の補正情報を算出し記憶する工程と、
    前記補正情報に基づいて補正した記録信号により前記幅手方向位置において所望の記録濃度で画像を形成する工程と、を含むことを特徴とする画像記録方法。
  17. 規定の記録信号出力値に応じて記録媒体に濃度補正のための複数のパッチ部を形成する工程と、
    前記記録媒体を熱現像部で加熱し可視化する工程と、
    前記各パッチ部の各濃度情報を濃度計により読み取ることで複数の濃度情報を得る工程と、
    前記熱現像部の長手方向によって定まる記録媒体の幅手方向の異なる箇所及び前記長手長手方向の異なる箇所で得た前記複数の濃度情報から前記記録媒体の幅手方向位置及び長手方向位置の各補正情報を算出し記憶する工程と、
    前記各補正情報に基づいて補正した記録信号により前記幅手方向位置及び長手方向位置において所望の記録濃度で画像を形成する工程と、を含むことを特徴とする画像記録方法。
  18. 規定の記録信号出力値に応じて記録媒体に濃度補正のための複数のパッチ部及び一様濃度部を形成する工程と、
    前記記録媒体を熱現像部で加熱し可視化する工程と、
    前記各パッチ部の各濃度情報を濃度計により読み取ることで複数の濃度情報を得る工程と、
    前記熱現像部の長手方向によって定まる記録媒体の幅手方向の異なる位置に各濃度が異なるように形成された複数のパッチ部で得た前記複数の濃度情報から前記記録媒体の幅手方向位置の各補正情報を算出し記憶する工程と、
    前記複数のパッチ部の前記長手方向に近接した位置に前記幅手方向に所定幅で延びた一様な濃度部で得た前記複数の濃度情報から前記記録媒体の幅手方向位置の各補正情報を算出し記憶する工程と、
    前記各補正情報に基づいて補正した記録信号により前記幅手方向位置において所望の記録濃度で画像を形成する工程と、を含むことを特徴とする画像記録方法。
  19. 前記複数のパッチ部を一つの前記濃度計が前記幅手方向に移動して複数の個所の濃度情報を読み取る際に、前記記録媒体の前記長手方向への搬送を停止することを特徴とする請求項16,17または18に記載の画像記録方法。

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