JP2005227716A - 医用画像記録装置、医用画像補正方法及び記録媒体 - Google Patents

医用画像記録装置、医用画像補正方法及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】熱現像感光のフィルムの先端部及び/又は後端部の補正領域を決定して濃度補正を行うことである。
【解決手段】医用画像記録装置1αにおいて、露光手段2は、フィルム1の先端部及び/又は後端部の濃度特性との補正用のテスト用露光信号に基づいて、露光してフィルム1に潜像を形成し、熱現像手段3は、その潜像を熱現像してフィルム1に記録し、濃度測定手段7は、前記熱現像されたテスト用露光信号の濃度特性を測定し、制御手段111は、その濃度測定の結果に基づいて、フィルム1の先端部及び/又は後端部の補正領域を決定し、その補正領域に対して、診断用画像信号の記録時の、フィルム1の先端部及び/又は後端部の濃度特性を補正する。
【選択図】図3

Description

本発明は、医用画像記録装置、医用画像補正方法及び記録媒体に関する。
一般的に、CR(Computed Radiography)装置、FPD(Flat Panel Detector)、CT(Computed Tomography)、MRI(Magnetic Resonance Imaging)等の画像生成装置により得られた医用画像を診断する際には、透過記録媒体や反射記録媒体に医用画像情報を記録してハードコピーの形で観察する方法が多く用いられている。医用画像を記録媒体上に形成して記録する画像記録装置としては、銀塩記録材料を用いた透過記録媒体上にレーザ露光することによって画像を形成して記録する方式が多く用いられている。また、画像記録装置には、従来の湿式処理を必要とする銀塩記録材料を用いる画像記録装置の他、感光性熱現象記録材料や感光感熱記録材料を用いて感光熱発色画像記録を行うドライ処理方式の画像記録装置が知られている。以下、これらの記録材料を(熱現像感光の)フィルムと記す。
上述した画像記録装置においては、良好な階調性を有する画像を出力するため、フィルムの装填時又は一定時間ごとに、フィルム上に複数濃度のウェッジパターン(テストパターン)を露光し、得られたパターン画像の濃度を濃度計で測定した結果に基づいて、入力画像信号とレーザ露光量との関係を補正するキャリブレーションが行われている。例えば、熱現像感光フィルムの感光特性のばらつきと現像特性変動を自動的に補正する構成が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
また、フィルムの濃度は、ヒートローラによる露光後のフィルムのへの加熱量及び冷却のタイミングなどに影響される。特に、フィルムの先端部及び後端部は、加熱手段のフィルム搬送構造上、濃度が不安定となることが知られている。このため、フィルムの感光特性のばらつきを補正するため、単一濃度のパッチが中央部に記録されたフィルムを用い、フィルム毎のパッチの濃度測定結果に基づいてヒートローラの回転速度を調整する構成が考えられている(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−233134号公報 特開2003−136782号公報
本発明の課題は、熱現像感光のフィルムの先端部及び/又は後端部の補正領域を決定して濃度補正を行うことである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
熱現像感光のフィルムを、1枚宛て分離して、搬送するフィルム搬送手段と、
予め定められたテスト用露光信号又は診断用画像信号に基づいて前記フィルム上に潜像を形成する露光手段と、
前記潜像形成されたフィルムを熱現像して可視化する熱現像手段と、
前記熱現像された可視像の濃度を測定する濃度測定手段と、
前記フィルム搬送手段、前記露光手段、前記熱現像手段及び前記濃度測定手段を制御する制御手段と、を有する医用画像記録装置において、
前記テスト用露光信号は、フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度特性検出用の第1信号部を含み、
前記露光手段は、前記テスト用露光信号に基づいてフィルム上に潜像を形成し、
前記熱現像手段は、当該潜像を形成されたフィルムを可視化し、
前記濃度測定手段は、当該テスト用露光信号で画像形成されたフィルムの濃度を測定し、
前記制御手段は、前記濃度測定の結果に基づいて、前記フィルムの先端部及び/又は後端部の補正領域を決定し、当該補正領域に対して、診断用画像信号の記録時の、フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度特性を補正することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の医用画像記録装置において、
前記テスト用露光信号は、前記フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度変動測定用の所定濃度部と同一濃度部を有する第2信号部を含み、
前記第2信号部は、前記フィルムの中央部に位置し、
前記制御手段は、前記フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度測定の結果と、前記中央部の所定濃度部の濃度測定の結果と、の比較に基づいて、フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度特性を補正することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の医用画像記録装置において、
前記フィルムの先端部の濃度特性検出用の第1信号部は、先端側の第3信号部と、後端側の第4信号部と、を含み、
前記第3信号部の濃度は、前記第4信号部の濃度よりも低いことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の医用画像記録装置において、
前記フィルムの先端部及び/又は後端部の補正領域は、前記熱現像手段の熱現像特性に基づいて決定されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、
熱現像感光のフィルムを、1枚宛て分離して、搬送するフィルム搬送工程と、
予め定められたテスト用露光信号に基づいて前記フィルム上に潜像を形成する露光工程と、
前記潜像形成されたフィルムを熱現像して可視化する熱現像工程と、
前記熱現像された可視像の濃度を測定する濃度測定工程と、
前記濃度測定の結果に基づいて、前記フィルムの濃度特性を補正する制御工程と、を含む医用画像補正方法において、
前記テスト用露光信号は、フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度特性検出用の第1信号部を含み、
前記露光工程において、前記テスト用露光信号に基づいてフィルム上に潜像を形成し、
前記熱現像工程において、当該潜像を形成されたフィルムを可視化し、
前記濃度測定工程において、当該テスト用露光信号で画像形成されたフィルムの濃度を測定し、
前記制御工程において、前記濃度測定の結果に基づいて、前記フィルムの先端部及び/又は後端部の補正領域を決定し、当該補正領域に対して、診断用画像信号の記録時の、フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度特性を補正することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の医用画像補正方法において、
前記テスト用露光信号は、前記フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度変動測定用の所定濃度部と同一濃度部を有する第2信号部を含み、
前記第2信号部は、前記フィルムの中央部に位置し、
前記制御手段は、前記フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度測定の結果と、前記中央部の所定濃度部の濃度測定の結果と、の比較に基づいて、フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度特性を補正することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の医用画像補正方法において、
前記フィルムの先端部の濃度特性検出用の第1信号部は、先端側の第3信号部と、後端側の第4信号部と、を含み、
前記第3信号部の濃度は、前記第4信号部の濃度よりも低いことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項5から7のいずれか一項に記載の医用画像補正方法において、
前記フィルムの先端部及び/又は後端部の補正領域は、前記熱現像手段の熱現像特性に基づいて決定されることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、
熱現像感光のフィルムに記録するための、予め定められたテスト用露光信号のデータが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記テスト用露光信号は、フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度特性検出用の第1信号部と、フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度変動測定用の所定濃度部と同一濃度部を有する第2信号部と、を含み、
前記第2信号部は、前記フィルムの中央部に位置し、
前記フィルムの先端部の濃度特性検出用の第1信号部は、先端側の第3信号部と、後端側の第4信号部と、を含み、
前記第3信号部の濃度は、前記第4信号部の濃度よりも低いことを特徴とする。
請求項1又は5に記載の発明によれば、第1信号部を含むテスト用露光信号に基づいて、フィルムに露光及び熱現像して濃度測定し、その濃度測定の結果に基づいて、フィルムの先端部及び/又は後端部の補正領域に対して、診断用画像信号の記録時のフィルムの先端部及び/又は後端部の濃度特性を補正するので、熱現像感光のフィルムの先端部及び/又は後端部の補正領域を決定でき、その濃度補正を正確かつ効率的に行うことができる。
請求項2又は6に記載の発明によれば、フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度測定の結果と、中央部の同一濃度部の濃度測定の結果と、の比較に基づいて、フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度特性を補正するので、あるべき姿(再現されるべき濃度)との差分(濃度補正量)を検出可能となり、フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度補正をさらに正確に行うことができる。
請求項3、7又は9に記載の発明によれば、第3信号部の濃度は、第4信号部の濃度よりも低いので、フィルムの先端部の濃度補正をさらに正確に行うことができる。
請求項4又は8に記載の発明によれば、フィルムの先端部及び/又は後端部の補正領域は、熱現像手段の熱現像特性に基づいて決定されるので、フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度補正をさらに正確に行うことができる。
以下、図を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。先ず、図1〜図4を参照して、本実施の形態の医用画像記録装置1αの装置構成を説明する。図1に、本実施の形態に係る医用画像記録装置の概略構成を示す。
図1に示すように、医用画像記録装置1αは、感光層が表面に形成された熱現像感光式のフィルム1上にレーザを照射して露光して潜像を形成する露光手段2と、露光後のフィルム1を熱現像して潜像を可視化する熱現像手段3と、未露光のフィルム1を収容したフィルム収容部4と、現像後のフィルム1が排出されるフィルム排出部5と、フィルム収容部4、露光手段2、熱現像手段3、フィルム排出部5の順にフィルム1を搬送するフィルム搬送手段6とから成っている。
フィルム収容部4は、未露光のフィルム1を多数重ねて収容したトレーより成る構成であり、コピー機における用紙トレーとほぼ同様の構成である。本実施の形態では、フィルム収容部4は二つ設けられており、サイズの異なるフィルム1を収容することが可能となっている。フィルム収容部4内のフィルム1が無くなったら、トレーを引き出して新たに収容する。
露光手段2は、フィルム1上に照射するレーザ光を発振するレーザ発振器21と、レーザ光をフィルム1上で走査させる走査手段22と、フィルム1上で走査されるレーザ光の照度を可視化すべきイメージのデータに従って変更させる照度変更手段23とから主に構成されている。レーザ発振器21は、フィルム1の感光波長域のレーザ光を発振するものであり、例えば発振波長810nmの半導体レーザが使用できる。走査手段22は、本実施の形態において、ポリゴンミラーが使用されている。ポリゴンミラーが所定の速度で回転しながらレーザ光が照射されると、レーザ光はフィルム1の幅方向に所定の周期で走査される。
また、露光手段2は、露光中のフィルム1を長さ方向に精度良く移動させる精密送り機構を備えている。ポリゴンミラーによりレーザ光が幅方向に走査され、フィルム1が精密送り機構により長さ方向に少しずつ移動するので、フィルム1の所定のエリアにレーザ光が走査されることになる。
照度変更手段23は、本実施の形態において、光変調素子によって構成されている。光変調素子としては、例えば音響光学素子(AOM)が使用できる。音響光学素子は、超音波によって回折光を生じさせるものであり、超音波の強度を調節することで回折光の強度を変調するものである。出力される診断用画像信号のイメージのデータ(以下、画像データとする)は、インターフェース部160(図1中不図示)を介して外部から入力され、記憶部150(図1中不図示)に記憶されるようになっている。照度変更手段23には、記憶部150内の画像データが読み出されて送られる。照度変更手段23は、フィルム1上に走査される際のレーザ光を画像データに従ってレーザ光の照射を変更する。この結果、画像データ通りのイメージでフィルム1が露光される。
尚、レーザ光学系としては、照度変更手段23にレーザ光を集光させる集光レンズ241、照度変更手段23から出射したレーザ光を平行光に戻すコリメータレンズ242、フィルム1までの距離の違いにかかわらずポリゴンミラーに反射したレーザ光がフィルム1上で細いビームに集光するようにするfθレンズ243などから成っている。
また、精密送り機構は、フィルム1を挟んで送る一対の送りローラ251と、送りローラ251を駆動するサーボモータ252等から構成されている。サーボモータ252は、走査手段22に同期してフィルム1が所定の速度で前進するよう送りローラ251を駆動する。
熱現像手段3は、本実施の形態において、熱現像を行うものとなっている。具体的には、熱現像手段3は、ヒートローラ31と、ヒートローラ31にフィルム1を接触させる対向ローラ32とから成っている。ヒートローラ31は、図1に示すように、比較的径の大きな円柱状であり、内部にヒータが設けられている。対向ローラ32は、細長いものであり、ヒートローラ31の周面に沿って均等間隔(所定ピッチ)に多数設けられている。
ヒートローラ31には、駆動用(搬送用)モータ33が設けられている。露光されたフィルム1は、ヒートローラ31と対向ローラ32との間に挟み込まれる。そして、駆動用モータ33によってヒートローラ31が回転すると、フィルム1は、ヒートローラ31の周面に押し付けられながら、ヒートローラ31と各対向ローラ32によって送られる。この際、フィルム1は、ヒートローラ31からの熱によって現像される。
また、フィルム搬送手段6は、トレーからフィルム1をピックアップして送り出すピックアップ機構61、フィルム1を挟んで送る複数対のピンチローラ62、ピンチローラ62を駆動する不図示の搬送用モータ、フィルム1の搬送をガイドするガイド板63,63A,63B(63A,63Bは図1中不図示)、熱現像後のフィルム1をガイドするガイドローラ64、熱現像後のフィルム1をガイドする搬送ローラ65などから構成されている。なお、フィルム搬送手段6のうち、ピンチローラ62など、フィルム1に接触する部材は、フィルム1を傷つけたり汚損したりしないよう、特別の表面加工が施されたり、又は、材質が選定されたりしている。フィルム排出部5は、本実施の形態において、医用画像記録装置1αの上面に設けられたトレーとより成っている。現像済みのフィルム1は、フィルム搬送手段6によって搬送されてこのトレー上に排出されるようになっている。
医用画像記録装置1αでは、熱現像手段3とフィルム排出部5との間の搬送路上に、基準となる光量で露光されたフィルム1の所定箇所(以下、濃度測定箇所)の現像後の濃度を測定する濃度測定手段7(図1中不図示)が設けられている。そして、濃度測定手段7の測定結果に従って、キャリブレーション制御されるようになっている。
以下、この点について図2を使用して説明する。図2に、濃度測定手段7の概略構成を示す。濃度測定手段7は、現像後のフィルム1の濃度測定箇所に向けて光を照射する発光器71と、濃度測定箇所を透過した発光器71からの光を受光する受光器72とから構成されている。
濃度測定手段7は、図2に示す熱現像手段3の下流で、加熱されたフィルム1が冷却され、所定温度以下となり、現像進行が停止し、濃度が確定する位置よりも下流側に設けられている。また、熱現像手段3と濃度測定手段7との間には、フィルム通過検出センサが設けられ、フィルム1通過検出後、所定のタイムラグをおいて濃度測定が開始される。濃度測定結果(濃度検出透過センサ72出力)は、AD変換器などを経由してデジタル信号として制御手段111に送信される。
次に、図3を参照して、医用画像記録装置1αの制御構成を説明する。図3に、医用画像記録装置1αの内部構成を示す。医用画像記録装置1αは、CPU(Central Processing Unit)110と、操作部120と、RAM(Random Access Memory)130と、表示部140と、記憶部150と、インタフェース部160と、フィルム搬送手段6と、露光手段2と、熱現像手段3と、濃度測定手段7と、を備えて構成され、各部がバス170に接続される。
CPU110は、医用画像記録装置1α内の各部を中央制御する。CPU110は、記憶部150に格納されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムをRAM130に展開し、RAM130に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。この処理の実行主体を、制御手段111とする。
操作部120は、例えば、表示部140と一体的に構成されるタッチパネルの操作部であり、表示部140におけるユーザからのタッチ入力を受け付け、その入力信号をCPU11に送信する。また、操作部12が、各種キーを備え、表示部140と独立した操作部としてもよい。RAM130は、前記指定されたプログラム、入力指示、入力データ及び処理結果などを格納するワークエリアを有し、情報を一時的に格納する。
表示部140は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示画面部を備え、例えば、操作部12とともにタッチパネルディスプレイとして構成される。表示部140は、CPU110からの表示信号に従って画面表示を行う。
記憶部150は、各種プログラム、各種データなどが予め記憶され、また書込み可能であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスクなどにより構成される。インタフェース部160は、外部機器との通信を行うためのネットワークカードなどにより構成され、その外部機器との通信を介する。
次に、図4及び図5を参照して、同一露光量での、フィルム1の搬送方向の先端部及び後端部の濃度むらの発生要因について説明する。先ず、図4を参照して、濃度むらの第1の発生要因を説明する。図4に、濃度むらの第1の発生要因を説明するための図を示す。
露光手段2によりフィルム1が露光され、熱現像手段3によりそのフィルム1が熱現像されて画像記録されるにあたり、その露光量が同一である場合、フィルム1は、加熱量及び加熱時間が増加するにつれて濃度が濃くなり、また、早いタイミングで冷却されるほど及び冷却量が多いほど濃度が薄くなる。
図4に示すように、医用画像記録装置1αにおいて、ヒートローラ31は、駆動用モータ33により回転駆動し、露光後のフィルム1を加熱しながら搬送する。対向ローラ32及びヒートローラ31のニップ部を通過したフィルム1の先端は、ガイド板63Aに到達する。これ以降は、ガイド板63Aの抵抗を受け、徐々にフィルム1は軌跡1aの軌跡となる。即ち、フィルム1先端にくらべ、その他の部分は、ガイド63Aと、早く、長く接触することとなる。
フィルム1は、ヒートローラ31を離れると冷却される一方なので、この搬送軌跡及び搬送時間が一定ならば、フィルム1の濃度むらは発生しないが、ガイド板63A付近でのフィルム1の先端の挙動は一定でない。この時点では、サイズ(アスペクト比)による影響は少ないが、フィルム裁断時のバリ、カエリ、延展方向、裁断前のカール方向などの加工の影響があり、搬送軌跡が一定とならないおそれがある。
また、フィルム1の後端は、ヒートローラ31から離間後、重力作用下にガイド板63Aに急激に落下するので、これも搬送時間及び搬送軌跡が異なる原因となる。
このようなフィルム1の搬送方向の先端部及び後端部に濃度むらが発生する要因を第1の発生要因とする。特に、ガイドローラ64及び搬送ローラ65を有する引っ張り勝手構造(後述)でない場合において顕著となる。
次いで、図5を参照して、フィルム1の先端及び後端の濃度むらの第2の発生要因を説明する。図5に、濃度むらの第2の発生要因を説明するための図を説明する。
医用画像記録装置1αは、熱現像後のフィルム1を皺防止のために引っ張り勝手構造となっている。ヒートローラ31は、駆動用モータ33により回転駆動し、露光後のフィルム1を加熱しながら搬送する。対向ローラ32及びヒートローラ31のニップ部を通過したフィルム1は、ガイド板63A、ガイドローラ64、ガイド板63Bを介して、搬送ローラ65のニップ部に到達する。フィルム1の先端は、軌跡1aを描く。
また、ヒートローラ31の速度V2と、搬送ローラ65の速度V1とにおいて、V1>V2の関係を満たす。このため、フィルム1が引っ張られて、フィルム1の搬送方向の中央部は、ガイド板63A及び63Bとの接触圧が徐々に弱まり、ついには、フィルム1がガイド板63A及び63Bから浮き上がる。つまり、フィルム1は、ガイド板63A及び63Bとの接触による冷却から、雰囲気(空気)による冷却に移行する。そして、フィルム1の搬送方向の後端がヒートローラ31から離れると、フィルム1は速度V1で搬送され続ける。
このように、フィルム1の引張り起因の、フィルム1の先端部及び後端部に濃度むらが発生する要因を第2の発生要因とする。特に、フィルム1の先端部及び後端部の濃度は、中央部に比べて不安定となる。さらに、速度V1、速度V2、|V1−V2|も装置ごとにばらつきがあるため、さらに不安定となる。
また、ヒートローラ31が回転されてフィルム1が搬送される場合に、フィルム1の先端が、対向ローラ32の1つのから次の対向ローラに搬送される際に、当該次の対向ローラにぶつかって巻き込まれる。この巻き込まれるまでの時間中、フィルム1の先端部がヒートローラ31に接触していないので受ける加熱量も減少する。このため、フィルム1の先端部は、少なくとも対向ローラ32のピッチだけ濃度が薄い部分が現れる。この、対向ローラ32起因の、フィルム1の先端部及び後端部に濃度むらが発生する要因を第3の発生要因とする。
次に、図6を参照して、本実施の形態のキャリブレーションに用いるテスト用露光パターンを説明する。図6に、テスト用露光パターンPの一例を示す。
テスト用露光パターンPは、フィルム1にテスト記録する濃度パターンに対応する露光量のパターンであり、フィルム1の搬送方向の先端部用のパターンP1と、フィルム1の中央部用のパターンP2と、フィルム3の後端部用のパターンP3とを含む。パターンP2は、階調補正用のn段(nは任意の自然数)のステップウェッジである。パターンP2の濃度は、濃度D1〜Dnまであり、D1からDnに行くに従って濃くなる。
パターンP1は、単一濃度のベタ部であり、当該濃度は、パターンP2の濃度D1〜Dnのうちの1つである。ここでは、例えば、濃度D2としている。パターンP3は、単一濃度のベタ部であり、当該濃度は、パターンP2の濃度D1〜Dnのうちの1つである。ここでは、例えば、濃度D2としている。
パターンP2をフィルム1の中央部に対応させるのは、この中央部に医用画像の診断上の重要部分がくることが多く、且つ、フィルム1の先端部及び後端部にくらべ、熱現像特性が安定している為である。
また、第3の発生要因による濃度むらに対応するフィルム1の先端部の領域を領域AR1とし、第1〜第3の発生要因による濃度むらに対応する、フィルム1の先端部の領域から領域AR1を引いた領域を領域AR2とし、第1〜第3の発生要因による濃度むらに対応する、フィルム1の後端部の領域を領域AR3とする。また、領域AR1の搬送方向の長さをL1とし、(領域AR1+領域AR2)の搬送方向の長さをL2とし、第1の発生要因により濃度むらが発生する先端部の領域の搬送方向の長さをL3とし、領域AR3の搬送方向の長さをL4とする。
例えば、長さL1は、少なくとも、第3の発生要因による濃度むらに対するフィルム1の先端部の補正領域の搬送方向の長さがあればよい。長さL2は、少なくとも、第1〜第3の発生要因による濃度むらに対する先端部の補正領域の搬送方向の長さがあればよい。長さL4は、少なくとも、第1〜第3の発生要因による濃度むらに対する後端部の補正領域の搬送方向の長さがあればよい。先端部又は後端部の補正領域とは、診断用の画像データの画像記録時に、フィルム1の先端部又は後端部用の補正を行う領域である。また、例えば、長さL1又は長さ(L2−L1)>>長さL3≧対抗ローラ32ピッチを満たす構成となる。
また、領域AR1と領域AR2との濃度を異にする構成としてもよい。この構成では、領域AR1の濃度が領域AR2の濃度よりも低いものとし、領域AR2の濃度が領域AR3の濃度と同一とするのが好ましい。例えば、領域AR1の濃度が領域AR2の濃度に比べて、パターンP2における1段階低いステップの濃度としてもよい。例えば、領域AR1の濃度を濃度D1とし、領域AR2及びA3の濃度をD2としてもよい。また、領域AR2と領域AR3との濃度を異にする構成としてもよい。
次に、図7〜図11を参照して、医用画像記録装置1αの動作を説明する。図7に、キャリブレーション処理を示す。なお、この例ではパターンP1及びP3が同一濃度(D2)として説明する。
先ず、図7を参照して、医用画像の記録を行う前に、1枚のフィルムを用いて、医用画像記録装置1αの濃度記録特性を補正するためのキャリブレーション処理を説明する。医用画像記録装置1αにおいて、例えば、操作者により操作部120からキャリブレーションの実行指示が入力されたことをトリガとして、CPU110が、記憶部150から読み出され、RAM130に展開されたキャリブレーションプログラムとの協働で、キャリブレーション処理を実行する。
先ず、テスト用露光パターンPのデータが記憶部150から読み出されて、フィルム搬送手段6により搬送された未記録のフィルム1に、露光手段2によりテスト用露光パターンPが露光され、さらに、熱現像手段3により露光されたフィルム1が加熱されて熱現像される(ステップS11)。そして、濃度測定手段7により、テスト用露光パターンPが熱現像されたフィルム1の濃度が測定される(ステップS12)。フィルム1上のパターンP1、パターンP2、パターンP3が濃度測定される。
そして、パターンP2の濃度測定結果に基づいて、階調補正のため、診断用画像信号((画像データの)濃度信号)に対応する露光量(LD値)の関係であるLUT(ルックアップテーブル)が作成され、また、パターンP1の濃度測定結果に基づいて先端濃度プロファイルが作成され、パターンP3の濃度測定結果に基づいて後端濃度プロファイルが作成される(ステップS13)。図8に、フィルム1の先端部及び後端部の濃度測定の一例を示す。図8に示すように、パターンP1の濃度測定の結果により、パターンP1に対応して、フィルム1の先端からの位置に対応する濃度の関係としての先端濃度プロファイルが作成される。また、パターンP3の濃度測定の結果により、パターンP3に対応して、フィルム1の後端からの位置に対応する濃度の関係としての後端濃度プロファイルが作成される。
そして、ステップS13で作成された先端濃度プロファイル及び後端濃度プロファイルが、ステップS13で作成されたLUTを用いてLUT変換されて、フィルム1の搬送方向の位置に対する露光量の関係が算出される(ステップS14)。図9に、フィルム1の先端からの位置に対する露光量の関係の算出例を示す。例えば、図9に示すように、先端濃度プロファイルがLUT変換されて、フィルム1の先端からの位置に対する露光量の関係が算出される。
そして、ステップS14で算出されたフィルム1の搬送方向の位置に対する露光量の関係と、パターンP1及びP3の基準濃度とから、フィルム1の搬送方向の位置に対する露光量の補正量の関係としての先端補正テーブル及び後端補正テーブルが算出される(ステップS15)。図10に、先端補正テーブルの算出例を示す。例えば、図10に示すように、フィルム1の搬送方向の位置に対して一定な基準露光量LD0(図8の例では濃度D2に対応)を、フィルム1の先端からの位置に対する露光量の関係で割ることにより、先端補正テーブルが算出される。基準露光量LD0に対応する濃度D2は、パターンP2の複数の濃度D1〜Dnのうちの1つとして含まれるので、パターンP2の濃度D2の濃度測定結果から容易に基準露光量(基準濃度)を取得できる。
そして、パターンP1及びP3の濃度測定結果と、パターンP2の濃度測定結果と、に基づいて、フィルム1の先端部及び後端部の補正領域が決定される(ステップS16)。そして、ステップS13において算出されたLUTと、ステップS15において算出された先端補正テーブル及び後端補正テーブルと、ステップS16において算出されたフィルム1の先端及び後端の補正領域と、が記憶部150に記憶され(ステップS17)、キャリブレーション処理が終了される。
次いで、図11を参照して、医用画像記録装置1αにおいて、上述したキャリブレーション処理により生成されたLUTと、先端補正テーブルと、後端補正テーブルと、フィルム1の先端部及び後端部の補正領域と、を用いて医用画像記録する画像記録処理を説明する。図11に、画像記録処理を示す。
医用画像記録装置1αにおいて、例えば、操作者により操作部120から画像記録の実行指示が入力されたことや、外部機器からインタフェース部160を介して画像記録の実行指示を受信したことなどをトリガとして、CPU110が、記憶部150から読み出されてRAM130に展開された画像記録プログラムとの協働で、画像記録処理を実行する。
予め、図示しない撮影機器で患者の患部などが撮影されて医用画像の画像データが生成されている。そして、医用画像記録装置1αにおいて、制御手段111は、撮影機器やその管理装置などの外部機器から、撮影された画像データを受信して記憶部150に記憶する。
先ず、LUTと、先端補正テーブルと、後端補正テーブルと、フィルム1の先端部及び後端部の補正領域と、が記憶部150から読み出される(ステップS21)。そして、記憶部150から記録対象の画像データが読み出され、ステップS21で読み出されたLUTに基づいて、読み出された画像データの露光量が階調補正されるとともに、先端補正テーブル及び後端補正テーブルに基づいて、読み出された画像データのフィルム1の先端部及び後端部の補正領域に対して露光量が補正される(ステップS22)。
そして、ステップS22により補正された画像データの露光量に基づいて、フィルム搬送手段6により搬送された未記録のフィルム1に、露光手段2により露光され、さらに、熱現像手段3により露光されたフィルム1が加熱されて熱現像され、画像データが記録されたフィルム1が生成され(ステップS23)、画像形成処理が終了される。
以上、本実施の形態によれば、パターンP1,P3を含むテスト用露光パターンPに基づいて、フィルム1に露光及び熱現像して濃度測定し、その濃度測定の結果に基づいて、フィルム1の先端部及び後端部の補正領域に対して、診断用画像信号の記録時のフィルム1の先端部及び後端部の濃度特性を補正するので、熱現像感光のフィルム1の先端部及び後端部の補正領域を決定でき、その濃度補正を正確かつ効率的に行うことができる。従って、補正に使用するフィルムは1枚のみとすることが可能となる。
また、フィルム1の先端部及び後端部の濃度測定の結果と、中央部のパターンP2のステップウェッジ部中の同一濃度パターン部分の濃度測定の結果と、の比較に基づいて、フィルム1の先端部及び後端部の濃度特性を補正するので、あるべき姿(再現されるべき濃度)との差分(濃度補正量)を検出可能となり、フィルム1の先端部及び後端部の濃度補正をさらに正確に行うことができる。
また、フィルム1の先端部及び後端部の補正領域は、熱現像手段3の熱現像特性に基づいて決定されるので、フィルム1の先端部及び/又は後端部の濃度補正をさらに正確に行うことができる。
また、熱現像による画像記録の濃度特性は、露光多重度に関係するものであることが分かってきている。露光多重度は、例えば、露光の副走査方向の照射ビームの重なりの度合いなどに起因するパラメータである。この露光多重度の特性を用いて、1つの多重度によるキャリブレーションの補正値(LUT、先端補正テーブル及び後端補正テーブル)が生成された場合、その1つの多重度のキャリブレーションの補正値から、他の多重度のキャリブレーションの補正値を算出して生成する構成としてもよい。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る好適な医用画像記録装置の一例であり、これに限定されるものではない。上記各実施の形態における医用画像記録装置の各構成要素の細部構成、及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
また、医用画像記録装置1αのテスト用露光パターンPのデータは、フィルム1などの記録媒体に可視化して記録されるが、データの保存として、CD−Rなどの記録媒体にデジタルデータとして記録されてもよい。
また、LUT、先端補正テーブル又は後端補正テーブルは、全ての補正値を算出するものに限定されるものではない。例えば、少なくとも2つの補正値を算出して、その算出値に対して線形補間又は非線形補間により、その他の補正値を得ることとしてもよい。
また、フィルム1のサイズを考慮した場合に、テスト用露光パターンP内に、パターンP1,P2,P3の全てを収めることができない場合がある。この場合には、パターンP1に比べて濃度むら発生領域が小さいパターンP3を省略する構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、キャリブレーション処理と同時に、フィルム1の先端部及び後端部の補正領域が決定されているが、これに限定されるものではない。医用画像記録装置1αにおいて、例えば、キャリブレーション処理がフィルム1の先端部及び後端部の補正領域を決定しない構成とし、そのキャリブレーション処理実行後、所定濃度の全面或いは一部のベタ画像データに基づいてフィルム1が露光、熱現像及び濃度測定され、その濃度測定結果に基づいて、フィルム1の先端部及び後端部の補正領域が決定される構成としてもよい。この場合、フィルム1の先端部及び後端部の補正領域の決定は、キャリブレーション処理実行後、できるだけ早く行われるのが好ましい。
本発明に係る実施の形態の医用画像記録装置の概略構成を示す図である。 濃度測定手段7の概略構成を示す図である。 医用画像記録装置1αの内部構成を示す図である。 濃度むらの第1の発生要因を説明するための図である。 濃度むらの第2の発生要因を説明するための図である。 テスト用露光パターンPの一例を示す図である。 キャリブレーション処理を示すフローチャートである。 フィルム1の先端部及び後端部の濃度測定の一例を示す図である。 フィルム1の先端からの位置に対する露光量の関係の算出例を示す図である。 先端補正テーブルの算出例を示す図である。 画像記録処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 フィルム
1α 医用画像記録装置
110 CPU
111 制御手段
120 操作部
130 RAM
140 表示部
150 記憶部
160 インタフェース部
2 露光手段
21 レーザ発振器
22 走査手段
23 照度変更手段
241 集光レンズ
242 コリメータレンズ
243 fθレンズ
251 送りローラ
252 サーボモータ
3 熱現像手段
31 ヒートローラ
32 対向ローラ
33 駆動用モータ
4 フィルム収容部
5 フィルム排出部
6 フィルム搬送手段
61 ピックアップ機構
62 ピンチローラ
63,63A,63B ガイド板
64 ガイドローラ
65 搬送ローラ
7 濃度測定手段
71 発光器
72 濃度検出透過センサ
170 バス

Claims (9)

  1. 熱現像感光のフィルムを、1枚宛て分離して、搬送するフィルム搬送手段と、
    予め定められたテスト用露光信号又は診断用画像信号に基づいて前記フィルム上に潜像を形成する露光手段と、
    前記潜像形成されたフィルムを熱現像して可視化する熱現像手段と、
    前記熱現像された可視像の濃度を測定する濃度測定手段と、
    前記フィルム搬送手段、前記露光手段、前記熱現像手段及び前記濃度測定手段を制御する制御手段と、を有する医用画像記録装置において、
    前記テスト用露光信号は、フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度特性検出用の第1信号部を含み、
    前記露光手段は、前記テスト用露光信号に基づいてフィルム上に潜像を形成し、
    前記熱現像手段は、当該潜像を形成されたフィルムを可視化し、
    前記濃度測定手段は、当該テスト用露光信号で画像形成されたフィルムの濃度を測定し、
    前記制御手段は、前記濃度測定の結果に基づいて、前記フィルムの先端部及び/又は後端部の補正領域を決定し、当該補正領域に対して、診断用画像信号の記録時の、フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度特性を補正することを特徴とする医用画像記録装置。
  2. 前記テスト用露光信号は、前記フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度変動測定用の所定濃度部と同一濃度部を有する第2信号部を含み、
    前記第2信号部は、前記フィルムの中央部に位置し、
    前記制御手段は、前記フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度測定の結果と、前記中央部の所定濃度部の濃度測定の結果と、の比較に基づいて、フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度特性を補正することを特徴とする請求項1に記載の医用画像記録装置。
  3. 前記フィルムの先端部の濃度特性検出用の第1信号部は、先端側の第3信号部と、後端側の第4信号部と、を含み、
    前記第3信号部の濃度は、前記第4信号部の濃度よりも低いことを特徴とする請求項1又は2に記載の医用画像記録装置。
  4. 前記フィルムの先端部及び/又は後端部の補正領域は、前記熱現像手段の熱現像特性に基づいて決定されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の医用画像記録装置。
  5. 熱現像感光のフィルムを、1枚宛て分離して、搬送するフィルム搬送工程と、
    予め定められたテスト用露光信号に基づいて前記フィルム上に潜像を形成する露光工程と、
    前記潜像形成されたフィルムを熱現像して可視化する熱現像工程と、
    前記熱現像された可視像の濃度を測定する濃度測定工程と、
    前記濃度測定の結果に基づいて、前記フィルムの濃度特性を補正する制御工程と、を含む医用画像補正方法において、
    前記テスト用露光信号は、フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度特性検出用の第1信号部を含み、
    前記露光工程において、前記テスト用露光信号に基づいてフィルム上に潜像を形成し、
    前記熱現像工程において、当該潜像を形成されたフィルムを可視化し、
    前記濃度測定工程において、当該テスト用露光信号で画像形成されたフィルムの濃度を測定し、
    前記制御工程において、前記濃度測定の結果に基づいて、前記フィルムの先端部及び/又は後端部の補正領域を決定し、当該補正領域に対して、診断用画像信号の記録時の、フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度特性を補正することを特徴とする医用画像補正方法。
  6. 前記テスト用露光信号は、前記フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度変動測定用の所定濃度部と同一濃度部を有する第2信号部を含み、
    前記第2信号部は、前記フィルムの中央部に位置し、
    前記制御手段は、前記フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度測定の結果と、前記中央部の所定濃度部の濃度測定の結果と、の比較に基づいて、フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度特性を補正することを特徴とする請求項5に記載の医用画像補正方法。
  7. 前記フィルムの先端部の濃度特性検出用の第1信号部は、先端側の第3信号部と、後端側の第4信号部と、を含み、
    前記第3信号部の濃度は、前記第4信号部の濃度よりも低いことを特徴とする請求項5又は6に記載の医用画像補正方法。
  8. 前記フィルムの先端部及び/又は後端部の補正領域は、前記熱現像手段の熱現像特性に基づいて決定されることを特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載の医用画像補正方法。
  9. 熱現像感光のフィルムに記録するための、予め定められたテスト用露光信号のデータが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
    前記テスト用露光信号は、フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度特性検出用の第1信号部と、フィルムの先端部及び/又は後端部の濃度変動測定用の所定濃度部と同一濃度部を有する第2信号部と、を含み、
    前記第2信号部は、前記フィルムの中央部に位置し、
    前記フィルムの先端部の濃度特性検出用の第1信号部は、先端側の第3信号部と、後端側の第4信号部と、を含み、
    前記第3信号部の濃度は、前記第4信号部の濃度よりも低いことを特徴とする記録媒体。
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