JP2005313350A - シェーディング補正方法及び画像記録装置 - Google Patents

シェーディング補正方法及び画像記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の出力画素サイズでの記録が可能な画像記録装置において、高速なシェーディング補正を可能とする。
【解決手段】異なる複数のシェーディング補正パラメータに基づく補正量により補正された複数領域のベタ画像と、前記シェーディング補正パラメータを表す識別符号とをテストパターンとして画像出力部10に記録媒体へ記録させ、前記画像記録されたベタ画像の主走査方向の濃度の差が最も小さくなるシェーディング補正パラメータを入力部4を介して設定入力し、前記入力されたシェーディング補正パラメータに基づいて、出力画素サイズ毎にシェーディング補正するためのシェーディング補正テーブルを作成し、画像を記録する出力画素サイズに応じたシェーディング補正テーブルを用いて医用画像に補正を施して画像出力部10に記録媒体へ画像記録させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像記録装置における主走査方向の画像ムラを補正するシェーディング補正方法及び画像記録装置に関する。
一般的に、CR(Computed Radiography)装置、FPD(Flat Panel Detector)、CT(Computed Tomography)、MRI(Magnetic Resonance Imaging)等の画像生成装置により得られた医用画像を診断する際には、透過記録媒体や反射記録媒体に医用画像情報を記録してハードコピーの形で観察する方法が多く用いられている。
医用画像を記録媒体上に形成して記録する画像記録装置としては、銀塩記録材料を用いた透過記録媒体上にレーザ露光することによって画像を形成して記録する方式が多く用いられている。この方式によれば、モノクロ多階調の画像を優れた階調性で描写できるとともに、透過媒体に記録して透過光で観察することによって高い診断能が得られる。
また、従来の湿式処理を必要とする銀塩記録材料を用いる画像記録装置の他、サーマルヘッドやヒートモードレーザを用いる感熱記録装置、感光性熱現象記録材料や感光感熱記録材料を用いて感光熱発色画像記録を行う画像記録装置が知られている。
上述のような画像記録装置では、レーザ光の照射ムラ、熱現像の温度ムラ、サーマルヘッドを構成する感熱素子のばらつき等により、記録媒体に記録される画像の主走査方向における部分的な濃度の低下(シェーディング)が生じ、記録媒体に記録される画像にシェーディングに起因する濃淡ムラが生じてしまう。このため、従来、記録媒体にシェーディング補正用の濃度パターンを記録し、この濃度パターンを測定することによりシェーディング補正用データを取得し、このシェーディング補正用データにより画像データを補正しつつ、画像データにより表される画像の記録媒体への記録を行うようにしている(例えば、特許文献1参照)。
シェーディング補正用データ、即ち、シェーディング補正テーブルは、主走査方向の全ての画素の補正量を取得し、メモリ等に保存しておくことができるが、処理の高速化や省メモリ化を図るために、下記の方法を用いることができる。
まず、濃度パターン(テストパターン)の主走査方向の数点の測定点を測定する。これを基に、主走査方向の等間隔毎の画素の補正量を算出してテーブル化しシェーディング補正テーブルを作成する。このシェーディング補正テーブルをメモリに記憶しておき、実際に画像を記録媒体上に記録する際に、メモリからシェーディング補正テーブルを読み出してハードウエアにより直線補間することにより各画素の補正量を求め、画像データを補正する。
特開平11−38517号公報
ところで、近年、病院内/病院間ネットワークの進展に伴い、病院等の医療機関においては、画像記録装置に対して複数種類の画像生成装置(例えば、CR装置、CT、MRI)が接続可能となっている。即ち、画像記録装置に対して、読取画素サイズ(読取ピッチ)が異なる複数の画像生成装置が接続可能となっている。そこで、画像記録装置において、異なる複数の読取画素サイズの画像を画質の劣化なしに出力するためには、異なる複数の出力画素サイズ(書込み(記録)ピッチ)での画像記録が可能で、読取画素サイズに応じて出力画素サイズを切り替える構成が有効である。
しかしながら、画像記録装置において、複数の出力画素サイズの画像記録が可能である場合、出力画素サイズ毎にシェーディング補正テーブルを構成する画素の1間隔に相当する画素数が異なる。そのため、同一のハード構成で直線補間することが不可能となり、高速にシェーディング補正を行うことができないという問題が生じる。
本発明の課題は、複数の出力画素サイズでの記録が可能な画像記録装置において、高速なシェーディング補正を可能とすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
異なる複数の出力画素サイズを切り替えて、記録媒体上に入力画像信号に基づく画像を形成し記録する画像記録装置におけるシェーディング補正方法であって、
異なる複数の濃度領域からなるテストパターン画像を記録媒体上に記録するテストパターン記録工程と、
前記記録されたテストパターン画像の主走査方向の濃度を測定した結果に基づいて、前記画像記録装置で記録可能な複数の出力画素サイズのそれぞれに対応するシェーディング補正テーブルを作成する補正テーブル作成工程と、
入力画像信号を記録媒体上に記録する際の出力画素サイズに応じた前記シェーディング補正テーブルを用いて入力画像信号にシェーディング補正を施す補正工程と、
を含むことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記テストパターン記録工程は、略均一濃度の画像信号を異なる複数のシェーディング補正パラメータに対応する補正量により補正して複数の画像信号を生成し、前記生成された複数の画像信号に基づいて、一の記録媒体上に複数の濃度領域を形成するとともに、前記各濃度領域に対応する前記シェーディング補正パラメータを表す識別情報をそれぞれ個別的に付加することにより前記テストパターン画像を記録する工程を含み、
前記補正テーブル作成工程は、前記記録されたテストパターン画像の各濃度領域を測定した結果に基づいて、前記主走査方向の各濃度領域間の濃度の差が最も小さくなるシェーディング補正パラメータを選択入力し、前記入力されたシェーディング補正パラメータに基づいて、前記画像記録装置で記録可能な複数の出力画素サイズのそれぞれに対応するシェーディング補正テーブルを作成する工程を含むことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記画像記録装置は、複数の異なるサイズの記録媒体上に画像を記録可能であり、
前記補正テーブル作成工程は、前記画像記録装置で記録可能な複数の記録媒体サイズ毎に複数のシェーディング補正テーブルを作成する工程を含み、
前記補正工程は、入力画像信号の記録に用いる記録媒体サイズに応じたシェーディング補正テーブルを用いてシェーディング補正を施す工程を含むことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、
前記テストパターン記録工程は、前記画像記録装置で記録可能な複数の記録媒体サイズ毎に前記テストパターン画像における複数の濃度領域の数を変更することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、
前記画像記録装置は、医用画像記録装置であることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明において、
前記補正テーブル作成工程において、前記複数のシェーディング補正テーブルは、主走査方向に配列された複数の画素単位の位置を示すサブアドレスに対して作成され、
前記補正工程は、前記サブアドレスに対して作成されたシェーディング補正テーブルを補間して、入力画像信号にシェーディング補正を施す工程を含むことを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、
異なる複数の出力画素サイズを切り替えて、記録媒体上に入力画像信号に基づく画像を形成し記録する画像記録装置において、
異なる複数の濃度領域からなるテストパターン画像を記録媒体上に記録するテストパターン記録処理手段と、
前記記録されたテストパターン画像の主走査方向の濃度を測定した結果に基づいて、前記画像記録装置で記録可能な複数の出力画素サイズのそれぞれに対応するシェーディング補正テーブルを作成する補正テーブル作成処理手段と、
入力画像信号を記録媒体上に記録する際の出力画素サイズに応じた前記シェーディング補正テーブルを用いて入力画像信号にシェーディング補正を施すシェーディング補正手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、
前記テストパターン記録処理手段は、略均一濃度の画像信号を異なる複数のシェーディング補正パラメータに対応する補正量により補正して複数の画像信号を生成し、前記生成された複数の画像信号に基づいて、一の記録媒体上に複数の濃度領域を形成するとともに、前記各濃度領域に対応する前記シェーディング補正パラメータを表す識別情報をそれぞれ個別的に付加することにより前記テストパターン画像を記録し、
前記記録されたテストパターン画像の各濃度領域を測定した結果に基づいて、前記主走査方向の各濃度領域間の濃度の差が最も小さくなるシェーディング補正パラメータを選択入力するための入力手段を備え、
前記補正テーブル作成処理手段は、前記入力されたシェーディング補正パラメータに基づいて、前記画像記録装置で記録可能な複数の出力画素サイズのそれぞれに対応するシェーディング補正テーブルを作成することを特徴としている。
請求項1、7に記載の発明によれば、異なる複数の出力画素サイズを切り替えて、記録媒体上に入力画像信号に基づく画像を形成し記録する画像記録装置において、複数の出力画素サイズのそれぞれに対応するシェーディング補正テーブルを作成し、入力画像信号を記録媒体上に記録する際の出力画素サイズに応じたシェーディング補正テーブルを用いて入力画像信号にシェーディング補正を施すので、シェーディング補正を高速に行うことができる。
請求項2、8に記載の発明によれば、ユーザがテストパターン画像を目視し、最適なシェーディング補正パラメータを選択入力することにより、この選択されたシェーディング補正パラメータを用いて画像記録装置で記録可能な複数の出力画素サイズのそれぞれに対応するシェーディング補正テーブルを作成するので、画像記録装置に濃度計等を備える必要がなく、簡単な構成でシェーディング補正を行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、記録媒体サイズ毎に複数のシェーディング補正テーブルを作成し、入力画像信号の記録に用いる記録媒体サイズに応じたシェーディング補正テーブルを用いてシェーディング補正を施すので、複数の異なるサイズの記録媒体上に画像を記録可能な画像記録装置においても、高速にシェーディング補正を高速に行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、記録媒体サイズ毎にテストパターン画像における複数の濃度領域の数を変更するので、記録媒体サイズに応じた高精度なシェーディング補正を施すことができる。
請求項5に記載によれば、医用画像記録装置において、シェーディング補正を高速に行うことができる。
請求項6に記載によれば、複数のシェーディング補正テーブルは、主走査方向に配列された複数の画素単位の位置を示すサブアドレスに対して作成されるので、シェーディング補正テーブルのデータ数を少なくすることができ、メモリに記憶する際に省メモリ化を図ることができる。また、サブアドレスの周期性を利用してハードウエアによりシェーディング補正テーブルを補間することができるので、より高速なシェーディング補正を施すことができる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を順に詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1に、本実施の形態の医用画像記録装置1の内部構成を示す。図2に、露光部13の内部構成を示す。
図1に示すように、本実施の形態の医用画像記録装置1は、I/F(インタフェース)2と、制御部3と、入力部4と、補正テーブル算出部5と、データ記憶部6と、フィルム搬送部7と、データ補間部8と、画像出力部10と、を備えて構成される。また、画像出力部10は、画像処理部11と、D/A変換部12と、露光部13と、熱現像部14と、を有する。
I/F2は、医用画像記録装置1とモダリティ(画像生成装置)20とを通信接続する。モダリティ20は、患者の患部の医用画像を撮影又は読み取りデジタルの画像信号(画像データ)を出力する装置であり、例えば、CR装置、CT装置、MRI装置などである。モダリティ20から出力されるデジタルの画像データは、I/F2を介して医用画像記録装置1に入力される。また、I/F2は、画像データが入力されたことをトリガとして、制御部3に画像出力指示を入力する。
制御部3は、CPU、RAM及びROMを含み、医用画像記録装置1内の各部を制御する。制御部3は、I/F2からの画像出力指示に基づいて画像出力部10に画像出力指示を入力する。入力部4は、各種操作キーなどを備えて、ユーザからのシェーディング補正パラメータ(以下、補正パラメータと称する)等の選択入力を受け付けて制御部3に出力する。補正テーブル算出部5は、制御部3の指示によりシェーディング補正テーブルを算出して制御部3に出力する。データ記憶部6は、補正テーブル算出部5により算出されたシェーディング補正テーブルを記憶し、制御部3の指示によりシェーディング補正テーブルをデータ補間部8に出力する。フィルム搬送部7は、搬送ローラ71などを備え、制御部3の指示により医用画像の記録媒体としてのフィルムFを搬送する。データ補間部8は、データ記憶部6から出力されたシェーディング補正テーブルを直線補間して主走査方向の各画素の補正量を算出し、画像処理部11に出力するハードウエアである。
画像処理部11は、制御部3の指示により、I/F2を介して医用画像記録装置1に入力される画像データに各種処理を施し、データ補間部8から読み出されたシェーディング補正テーブルを用いて画像データを補正処理する。D/A変換部12は、制御部3の指示により、画像処理部11から入力された画像処理後のデジタルの画像データをアナログ信号に変換する。露光部13は、制御部3の指示により、D/A変換部12から入力された画像処理後のアナログの画像信号を用いて、フィルム搬送部7の搬送ローラ71により搬送されるフィルムFにレーザの照射により医用画像の潜像を結像する。本実施の形態において、露光部13は、40μm、25μmの2種類の出力画素サイズで露光することが可能であり、制御部3からの指示に応じて出力画素サイズを切り替えて潜像を形成する。熱現像部14は、制御部3の指示により、加熱可能な回転ローラを備え、露光部13により露光されたフィルムFを、加熱された回転ローラの外周上に密着させてフィルムFを加熱することにより、フィルムF上の潜像を可視化して医用画像を現像する。
ここで、図2を参照して、露光部13を詳細に説明する。図2に示すように、露光部13は、変調部131と、レーザ光源部132と、集光レンズ133と、シリンドリカルレンズ134と、回転多面鏡135と、fθレンズ136と、ミラー137と、を備えて構成される。
変調部131は、D/A変換部12から入力された画像データのアナログ信号に基づいて、レーザ光Lの強度変調を行い発光強度制御信号を生成する。レーザ光源部132は、変調部131から入力された発光強度制御信号に基づいて、レーザ光Lを発光する。集光レンズ133は、レーザ光Lの通過によりレーザ光Lを平行化する。シリンドリカルレンズ134は、レーザ光Lの通過によりレーザ光Lを一方向に収束する。つまり、シリンドリカルレンズ134は、レーザ光Lを回転多面鏡135の各面に主走査方向に結像する。
回転多面鏡135は、6の鏡面を有し、軸中心に回転方向Aに回転して、レーザ光Lを各面で反射する。本実施の形態において鏡面の数を6とするが、その他の数としてもよい。回転多面鏡135の各面は、反射されたレーザ光Lが出射される仮想光源とみなすことができる。fθレンズ136は、レーザ光Lの通過により回転多面鏡135の各面で反射されたレーザ光Lの走査速度補正をする。つまり、仮想光源としての回転多面鏡135の各面からフィルムFの記録面までの距離が、回転多面鏡135の向きによって異なり、その距離の変化による主走査速度への影響が補正される。また、fθレンズ136は、回転多面鏡135の各面で反射されたレーザ光Lをミラー137上に主走査方向に結像する機能も有する。ミラー137は、fθレンズ136を通過したレーザ光Lを反射してフィルムFの記録面に照射する。
ここで、回転多面鏡135の1面は1走査に対応するが、fθレンズ136から出射されたレーザ光Lの集光位置(フィルムF幅手位置)によって、フィルムFに照射される光量差が主走査方向(X軸方向)に発生して、図3に示すように、主走査方向に画像ムラが発生する。つまり、フィルムFの主走査方向の中央部の露光量が多いため記録画像も濃くなり、端部に向かって露光量が少なくなるため記録画像も薄くなる。
図4に、上述の主走査方向の画像ムラを補正するためのシェーディング補正に用いられるシェーディング補正テーブルの一例を示す。図4に示すシェーディング補正テーブルのように、主走査方向(X軸方向)に、フィルムFの中央部の露光量(濃度)の補正量が小さくなり、端部にいくに従って大きくなる補正が必要となる。
次に、医用画像記録装置1の動作を説明する。
まず、図5を参照して、シェーディング補正のための最適な補正パラメータを選択するためのテストパターンをフィルムFに記録するテストパターン記録処理を説明する。図5に、テストパターン記録処理を示す。例えば、入力部4を介してテストパターン記録指示が入力されたことをトリガとして、制御部3内のROMに記憶されたテストパターン記録処理プログラムが読み出されて制御部3内のRAMに適宜展開されて、制御部3内のCPUとテストパターン記録処理プログラムとの協働によりテストパターン記録処理が実行される。
まず、データ記憶部6に記憶された、補正パラメータと露光量の補正量との関係のグラフに基づいてシェーディング補正のテストパターン画像(以下、テストパターンと称する)が作成される(ステップS11)。ここで、図6及び図7を参照して、ステップS11のテストパターンの作成を詳述する。図6に、補正パラメータに対する露光量の補正量の関係の一例を示す。図7に、シェーディング補正のテストパターン30の出力例を示す。
ステップS11において、略均一濃度の画像信号(画像データ)を複数の補正パラメータを用いて補正した複数の分割領域からなるテストパターンを作成する。観察者がテストパターン中の各補正パラメータの分割領域(濃度領域)を観察し、主走査方向に画像ムラがない最適な分割領域の補正パラメータを観察者が選択し、この選択された最適な補正パラメータを用いて、最適なシェーディング補正テーブルを生成するためである。
例えば、補正量が0の場合を基準(0)とした場合の補正パラメータを、図6に示すように予め設定しておく。補正パラメータは、−7〜0〜+7までの15点に対応する露光量の補正量(%)のパターンである。図6の関係によれば、補正パラメータが大きくなるほど補正量が増加され、補正パラメータが0の場合に補正量が0となり、補正パラメータが正の値の場合に補正量も正の値となり、補正パラメータが負の値の場合に補正量も負の値となっている。つまり、補正パラメータが正の値でかつ大きくなるほど露光量が増加するように画像データが補正され、画像の出力濃度も高くなる。また、補正パラメータが0の場合に補正がなされず、画像の出力濃度は変化しない。また、補正パラメータが負の値でかつ小さくなればなるほど露光量が減少するように画像データが補正され、画像の出力濃度も低くなる。
そして、図7に示すように、テストパターン30は、フィルムFの記録面が主走査方向に3等分されて、中央領域、右領域及び左領域に区切られ、副走査方向に補正パラメータの個数の行に等分割される。このようにして、3×15の分割領域31が形成される。中央領域の分割領域31に、補正パラメータ0が対応付けられる。そして、左領域及び右領域の分割領域31に、上から下の行へ補正パラメータの高い値から低い値へ順に対応付けられる。
分割領域31内は、一色の濃度のベタ塗り画像が、それぞれの補正パラメータに対応する補正量で補正された濃度となり、略均一濃度画像となる。また、分割領域31内にそれぞれ個別的に補正パラメータ(補正パラメータを表す識別情報)32が付加される。さらに、分割領域31は、濃度の観察領域を示す目印としての枠33で区切られる。観察者は、フィルムFに記憶されたテストパターン30を参照して、主走査方向に画像ムラのない濃度が最も平滑な分割領域31を目視により判別することが可能となる。
そして、ステップS11において作成されたテストパターンが画像処理部11に入力され、画像出力部10によりフィルムFに画像記録され(ステップS12)、テストパターン記録処理が終了される。
次いで、図8を参照して、シェーディング補正に使用するシェーディング補正テーブルを作成及び記憶する補正テーブル作成処理を説明する。図8に、補正テーブル作成処理を示す。例えば、入力部4を介してシェーディング補正テーブル作成指示が入力されたことをトリガとして、制御部3内のROMに記憶された補正テーブル作成処理プログラムが読み出されて制御部3内のRAMに展開されて、制御部3内のCPUと補正テーブル作成処理プログラムとの協働により補正テーブル作成処理が実行される。
先ず、補正テーブル算出部5により、出力画素サイズ毎に主走査方向のアドレスと、サブアドレスとが算出される(ステップS21)。ここで、図9を参照して、フィルムF上に記録する画素のアドレス及びサブアドレスを説明する。
図9(a)に、出力画素サイズ40μmにおいて、フィルムF上に記録するサブアドレスごとの画素を示し、(b)に、出力画素サイズ40μmにおける画素のアドレスとサブアドレスとの対応を示す。また、図9(c)に、出力画素サイズ25μmにおいて、フィルムF上に記録するサブアドレスごとの画素を示し、(d)に、出力画素サイズ25μmにおける画素のアドレスとサブアドレスとの対応を示す。
フィルムFの主走査(X軸)方向の1走査線上には複数の画素が記録される。この全画素のX軸方向の通番を画素のアドレスとする。アドレスは、周期的なものとしてもよい。このアドレスに対して、図9(b)(d)に示すように、X軸に配列されたN画素(Nは2以上の整数)単位に、例えば、画素256個単位に+1されるサブアドレスを設定することにより、X軸方向にサブアドレスの画素を算出する。フィルムF上のサブアドレスの間隔及び個数は、図9(a)(c)に示すように、出力画素サイズ毎に異なるものとなる。
次いで、ユーザにより、テストパターン記録処理によりフィルムFに記録されたテストパターン30が参照され、目視により各分割領域の濃度が測定され、主走査方向の濃度、即ち、同一行の左領域、中央領域、右領域の濃度差が最も小さくなる分割領域31が選択され、この分割領域31に対応する補正パラメータ32が選択され、パラメータ32の選択結果が入力部4を介して入力される。(ステップS22)。
そして、補正テーブル算出部5により、ステップS22において入力された補正パラメータに基づいて、出力画素サイズ毎に各サブアドレスの補正量が算出され(ステップS23)、算出された補正量によるシェーディング補正テーブルが出力画素サイズと対応付けてデータ記憶部6に記憶され(ステップS24)、補正テーブル作成処理が終了される。
ここで、データ補間部8において、図10を参照して、各サブアドレスの補正量算出を説明する。図10は、X軸に対する補正量の関係を示し、(a)に補正パラメータに対応する補正量を示し、(b)に各サブアドレスに対応する補正量を示す。
例えば、ステップS22において、最適な補正パラメータとして+4が入力された場合を考える。先ず、図6のグラフにおける補正パラメータ+4の補正量と、図7の左領域及び右領域のX軸位置とから、図10(a)に示すように、点41,42がプロットされ、さらに、図7のグラフにおける中央領域のX軸位置の補正パラメータ0の補正量(=0)から、点43がプロットされる。
そして、図10(b)に示すように、点41,42,43の間の点を補間するように、ステップS21において算出されたサブアドレスにおける補正量が算出されてプロットされ、シェーディング補正テーブルが完成される。
補正テーブル作成処理の終了後、医用画像記録装置1における医用画像出力の際には、制御部3内のCPUとROMに記憶されたシェーディング補正処理プログラムとの協働により、下記のシェーディング補正処理が行われる。
まず、データ記憶部6から、実際に画像を記録する出力画素サイズに対応するシェーディング補正テーブルが読み出され、データ補間部8により、このシェーディング補正テーブルの各サブアドレスの補正量を直線補間することにより各アドレスの補正量が算出される(図10(b)(c)参照)。そして、画像処理部11において、算出された補正量を用いて、I/F2から入力された画像データにシェーディング補正が施される。
このシェーディング補正された画像データは、画像出力部10によりフィルムFに記録されて画像出力される。
ここで、各サブアドレスの補正量を用いて各アドレスにおける補正量を高速に算出する例について説明する。図11は、アドレス及びサブアドレスの対応関係の一例を示す。図11に示すように、アドレスは、主走査方向に沿って、10進数において0から255までを周期的に繰り返す。同様に、アドレスは16進数で0からFFまでを周期的に繰り返す。また、アドレスに対応して、サブアドレスは、アドレスの256ごとに、10進数で0から+1ずつされていく。同様に、サブアドレスは16進数で0から+1ずつされていく。
ここで、アドレスが通算で5000番目の点を考える。10進数の5000は、16進数で1388となる。つまり、16進数の上位2桁が13(10進数では19)となり、下位2桁が88(10進数では136)となる。サブアドレスの1つに相当する画素数(アドレス数)が常に256で一定であるので、アドレスの16進数の上位2桁を10進数に変換したものは、サブアドレスの10進数に対応し、アドレスの16進数の下位2桁を10進数に変換したものは、アドレスの10進数に対応する。
通算アドレスのN番目の補正量をE[N]と表現すると、上記アドレスとサブアドレスの関係を用いて、
E[5000]=((256−136)×E[19(サブアドレス)]+136×E[20(サブアドレス)])/256
のように、直線補間できる。つまり、図10(b)に示すように、サブアドレスの補正量に基づいて、アドレスの補正量の計算を容易且つ高速に行うことができ、また容易に省メモリ化を図ることができる。
なお、医用画像記録装置1が複数のサイズのフィルムを装填、記録可能な構成である場合、フィルムサイズ毎に主走査方向幅が異なるため、主走査方向のアドレス数も異なる。そのため、上述したテストパターン記録処理及び補正テーブル作成処理を、医用画像記録装置1で記録可能な全てのフィルムサイズ対して行い、フィルムサイズ及び出力画素サイズ毎のシェーディング補正テーブルを作成、記憶することが望ましい。
テストパターンは、フィルムサイズに拘わらず、図7に示すように、主走査方向に右領域、中央領域、左側域の3つに分割するものとしてもよいが、フィルムサイズの大小に拘わらず同じ分割領域数とすると、補正の精度がフィルムサイズの大小によって異なってしまう。そこで、テストパターン記録処理においては、フィルムサイズに応じて、最適なテストパターンの分割数を予め設定しておき、フィルムサイズに応じて主走査方向の分割数が異なるテストパターンを記録することが望ましい。また、出力されたフィルムサイズをユーザが認識可能とするために、フィルムサイズを識別するための識別情報等をテストパターンと合わせて記録しておくことが望ましい。
また、フィルムサイズ毎に上述した補正テーブル作成処理を行う際には、何れのフィルムサイズについてのシェーディング補正テーブルを記憶するかをユーザが指示入力する必要がある。即ち、図8のステップS21を行う前に、ユーザが入力部を介してフィルムサイズを入力するステップが必要となる。入力部4からフィルムサイズが入力されると、ステップS21において、そのフィルムサイズの主走査方向幅に応じて出力画素サイズ毎にサブアドレスが算出され、ステップS22で入力された補正パラメータに応じて、ステップS23で出力画素サイズ毎に各サブアドレスの補正量が算出され、ステップS24においてそのフィルムサイズに対応付けて出力画素サイズ毎のシェーディング補正テーブルとして記憶される。
フィルムサイズ毎のシェーディング補正テーブルを作成、記憶する方法としては、その他、下記の方法を用いることができる。
例えば、1つのフィルムサイズについて上述したテストパターン記録処理及び補正テーブル作成処理を行うことにより、主走査方向の画像ムラの特性を凡そ推定することができるので、1つのフィルムサイズについてのシェーディング補正テーブルに基づいて各フィルムサイズのシェーディング補正テーブルを演算により求めるようにしてもよい。
以上、本実施の形態に係る医用画像記録装置1によれば、出力画素サイズ毎に、主走査方向の所定画素数ごとのサブアドレスに対応するシェーディング補正テーブルを作成して記憶するので、シェーディング補正を行う際に、同一のハードウエア構成で、サブアドレスの周期性を利用した直線補間が可能となり、高速なシェーディング補正を行うことができる。
また、医用画像記録装置1が複数のフィルムサイズのフィルムに記録を行うことができる構成の場合には、各フィルムサイズにおいて、出力画素サイズ毎に、主走査方向の所定画素数ごとのサブアドレスに対応するシェーディング補正テーブルを作成して記憶することにより、複数のフィルムサイズに対応した高速なシェーディング補正を行うことが可能となる。
また、ユーザがテストパターンを目視して容易に最適な補正パラメータを選択入力でき、当該最適な補正パラメータに基づいてシェーディング補正テーブルを自動的に作成及び記憶するので、ユーザの簡便な操作入力により作成された最適なシェーディング補正テーブルを用いて医用画像を高精度にシェーディング補正してフィルムFに画像記録することができる。また、画像記録装置にテストパターンを測定するための濃度計等を備える必要がなくなり、装置構成を簡素にすることができる。
また、フィルムF上のテストパターン30に分割領域31を区切る枠33が記録されるので、枠33で区切られた最適な分割領域の補正パラメータをユーザが容易に選択でき、シェーディング補正の補正精度をより向上することができる。
また、テストパターンが主走査方向に3つの分割領域に区切られるので、補正量の最も少ない中央領域を基準として、ユーザがより容易且つ高精度に最適な補正パラメータを選択できる。
なお、上記実施の形態における記述内容は、本発明に係る医用画像記録装置1の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、シェーディング補正テーブルをデータ補間部8において直線補間して得られた主走査方向のアドレス毎の補正量を画像処理部11に出力して、画像処理部11において、当該補正量を用いて画像データをソフトウェア的に補正する構成としたが、これに限るものではない。例えば、データ補間部8において算出された補正量を露光部13に出力し、当該補正量を変調部131におけるレーザ光の発光強度制御信号に反映させる構成としてもよい。この場合、画像データの全画素に対する補正処理演算を行うことなく、ソフトウェア的な演算処理負担が軽減される。
また、上記各実施の形態において、テストパターン30は、各分割領域31が枠33により区切られて記録する構成としたが、これに限るものではない。分割領域を特定する目印として、形状は問わず、例えば、文字、印なども用いることができる。
また、上記各実施の形態においては、レーザを用いて熱現像処理が必要な光熱銀塩方式の医用画像記録装置1を用いたが、これに限るものではない。例えば、サーマルヘッド方式などの医用画像記録装置に適用することも可能である。また、医用画像記録装置として、湿式処理を必要とする銀塩記録方式の画像記録装置や、ヒートモードレーザを用いる感熱記録装置や、感光感熱記録材料を用いて画像記録する画像記録装置を用いる構成としてもよい。
また、露光部13の回転多面鏡135の鏡面に光反射率のばらつきや面倒れなどが発生している場合、フィルムFの副走査方向(Y軸方向)に、光反射率のばらつきや面倒れの面に対応する露光量にばらつきが生じ、筋ムラが発生する。上述した補正テーブル作成処理は、シェーディング補正するための補正テーブルのみを作成する場合について説明したが、筋ムラについての補正パラメータを別途求めて入力し、シェーディング補正と筋ムラ補正の双方の加味した補正テーブルを作成、記憶し、画像を記録する際にシェーディング補正と筋ムラ補正を同時に行うようにすることとしてもよい。
また、テストパターンの濃度の測定は、目視により行うこととしたが、医用画像記録装置内部に濃度計を備え、濃度計によりテストパターンの濃度を測定した結果に基づいて、シェーディング補正テーブルを作成する場合においても、本発明を適用し、出力画素サイズ毎、記録媒体サイズ毎のシェーディング補正テーブルを作成することが望ましい。
その他、上記各実施の形態及び変形例における医用画像記録装置1の各構成要素の細部構成、及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明に係る医用画像記録装置1の内部構成を示すブロック図である。 露光部13の内部構成を示す図である。 主走査方向に対する露光量のムラの例を示す図である。 シェーディング補正テーブルの一例を示す図である。 テストパターン記録処理を示すフローチャートである。 補正パラメータに対する補正量の関係の一例を示す図である。 シェーディング補正のテストパターンの出力例を示す図である。 補正テーブル作成処理を示すフローチャートである。 フィルムF上に記録する画素のサブアドレスを示す図である。(a)は出力画素サイズ40μmにおいて、フィルムF上に記録するサブアドレスごとの画素を示す図である。(b)は出力画素サイズ40μmにおいて、画素のアドレスとサブアドレスとの対応を示す図である。(c)は出力画素サイズ25μmにおいて、フィルムF上に記録するサブアドレスごとの画素を示す図である。(d)は出力画素サイズ25μmにおいて、画素のアドレスとサブアドレスとの対応を示す図である。 X軸に対する補正量の関係を示す図である。(a)は補正パラメータに対応する補正量を示す図である。(b)はサブアドレスに対応する補正量を示す図である。(c)はアドレスに対応する補正量を示す図である。 アドレス及びサブアドレスの対応関係の一例を示す図である。
符号の説明
1 医用画像記録装置
2 I/F
3 制御部
4 入力部
5 補正テーブル算出部
6 データ記憶部
7 フィルム搬送部
71 搬送ローラ
8 データ補間部
10 画像出力部
11 画像処理部
12 D/A変換部
13 露光部
131 変調部
132 レーザ光源部
133 集光レンズ
134 シリンドリカルレンズ
135 回転多面鏡
136 fθレンズ
137 ミラー
14 熱現像部
20 モダリティ
L レーザ光
F フィルム

Claims (8)

  1. 異なる複数の出力画素サイズを切り替えて、記録媒体上に入力画像信号に基づく画像を形成し記録する画像記録装置におけるシェーディング補正方法であって、
    異なる複数の濃度領域からなるテストパターン画像を記録媒体上に記録するテストパターン記録工程と、
    前記記録されたテストパターン画像の主走査方向の濃度を測定した結果に基づいて、前記画像記録装置で記録可能な複数の出力画素サイズのそれぞれに対応するシェーディング補正テーブルを作成する補正テーブル作成工程と、
    入力画像信号を記録媒体上に記録する際の出力画素サイズに応じた前記シェーディング補正テーブルを用いて入力画像信号にシェーディング補正を施す補正工程と、
    を含むことを特徴とするシェーディング補正方法。
  2. 前記テストパターン記録工程は、略均一濃度の画像信号を異なる複数のシェーディング補正パラメータに対応する補正量により補正して複数の画像信号を生成し、前記生成された複数の画像信号に基づいて、一の記録媒体上に複数の濃度領域を形成するとともに、前記各濃度領域に対応する前記シェーディング補正パラメータを表す識別情報をそれぞれ個別的に付加することにより前記テストパターン画像を記録する工程を含み、
    前記補正テーブル作成工程は、前記記録されたテストパターン画像の各濃度領域を測定した結果に基づいて、前記主走査方向の各濃度領域間の濃度の差が最も小さくなるシェーディング補正パラメータを選択入力し、前記入力されたシェーディング補正パラメータに基づいて、前記画像記録装置で記録可能な複数の出力画素サイズのそれぞれに対応するシェーディング補正テーブルを作成する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のシェーディング補正方法。
  3. 前記画像記録装置は、複数の異なるサイズの記録媒体上に画像を記録可能であり、
    前記補正テーブル作成工程は、前記画像記録装置で記録可能な複数の記録媒体サイズ毎に複数のシェーディング補正テーブルを作成する工程を含み、
    前記補正工程は、入力画像信号の記録に用いる記録媒体サイズに応じたシェーディング補正テーブルを用いてシェーディング補正を施す工程を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のシェーディング補正方法。
  4. 前記テストパターン記録工程は、前記画像記録装置で記録可能な複数の記録媒体サイズ毎に前記テストパターン画像における複数の濃度領域の数を変更することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のシェーディング補正方法。
  5. 前記画像記録装置は、医用画像記録装置であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のシェーディング補正方法。
  6. 前記補正テーブル作成工程において、前記複数のシェーディング補正テーブルは、主走査方向に配列された複数の画素単位の位置を示すサブアドレスに対して作成され、
    前記補正工程は、前記サブアドレスに対して作成されたシェーディング補正テーブルを補間して、入力画像信号にシェーディング補正を施す工程を含むことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のシェーディング補正方法。
  7. 異なる複数の出力画素サイズを切り替えて、記録媒体上に入力画像信号に基づく画像を形成し記録する画像記録装置において、
    異なる複数の濃度領域からなるテストパターン画像を記録媒体上に記録するテストパターン記録処理手段と、
    前記記録されたテストパターン画像の主走査方向の濃度を測定した結果に基づいて、前記画像記録装置で記録可能な複数の出力画素サイズのそれぞれに対応するシェーディング補正テーブルを作成する補正テーブル作成処理手段と、
    入力画像信号を記録媒体上に記録する際の出力画素サイズに応じた前記シェーディング補正テーブルを用いて入力画像信号にシェーディング補正を施すシェーディング補正手段と、
    を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  8. 前記テストパターン記録処理手段は、略均一濃度の画像信号を異なる複数のシェーディング補正パラメータに対応する補正量により補正して複数の画像信号を生成し、前記生成された複数の画像信号に基づいて、一の記録媒体上に複数の濃度領域を形成するとともに、前記各濃度領域に対応する前記シェーディング補正パラメータを表す識別情報をそれぞれ個別的に付加することにより前記テストパターン画像を記録し、
    前記記録されたテストパターン画像の各濃度領域を測定した結果に基づいて、前記主走査方向の各濃度領域間の濃度の差が最も小さくなるシェーディング補正パラメータを選択入力するための入力手段を備え、
    前記補正テーブル作成処理手段は、前記入力されたシェーディング補正パラメータに基づいて、前記画像記録装置で記録可能な複数の出力画素サイズのそれぞれに対応するシェーディング補正テーブルを作成することを特徴とする請求項7に記載の画像記録装置。
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